JP2902218B2 - 粉体塗料の搬送装置 - Google Patents
粉体塗料の搬送装置Info
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- JP2902218B2 JP2902218B2 JP4189376A JP18937692A JP2902218B2 JP 2902218 B2 JP2902218 B2 JP 2902218B2 JP 4189376 A JP4189376 A JP 4189376A JP 18937692 A JP18937692 A JP 18937692A JP 2902218 B2 JP2902218 B2 JP 2902218B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、インジェクターによ
って粉体塗料を塗装ガンへ搬送する粉体塗料の搬送装置
に関するものである。
って粉体塗料を塗装ガンへ搬送する粉体塗料の搬送装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】静電粉体塗装装置において
は、粉体塗料の収納容器や塗料ホッパー等の塗料供給源
から供給される粉体塗料を、インジェクターを使用して
圧縮エアーによって塗装ガンへ搬送している。
は、粉体塗料の収納容器や塗料ホッパー等の塗料供給源
から供給される粉体塗料を、インジェクターを使用して
圧縮エアーによって塗装ガンへ搬送している。
【０００３】ところで、粉体塗料の収納容器や塗料ホッ
パー等の塗料供給源から供給される粉体塗料は、分散し
ないで固まっていることが多い。
パー等の塗料供給源から供給される粉体塗料は、分散し
ないで固まっていることが多い。
【０００４】特に、微粉のものや安息角が大きい粉体塗
料の場合には、固まりになっていることが多い。
料の場合には、固まりになっていることが多い。
【０００５】また、塗料供給源から粉体塗料をインジェ
クターに、定量的に供給する場合、インジェクターに供
給する前に、粉体塗料を定量のために整流させるので、
整流によって粉体塗料が固まりやすい。
クターに、定量的に供給する場合、インジェクターに供
給する前に、粉体塗料を定量のために整流させるので、
整流によって粉体塗料が固まりやすい。
【０００６】ところが、インジェクターの塗料吸引口
に、粉体塗料が固まったままで供給されると、塗料吸引
口が詰まったり、塗装ガンまでのホース内が詰まったり
して、粉体塗料が塗装ガンへ均一に搬送されにくくな
る。これにより、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量が変
化して塗膜が不均一になるという問題が起る。
に、粉体塗料が固まったままで供給されると、塗料吸引
口が詰まったり、塗装ガンまでのホース内が詰まったり
して、粉体塗料が塗装ガンへ均一に搬送されにくくな
る。これにより、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量が変
化して塗膜が不均一になるという問題が起る。
【０００７】そこで、この発明は、インジェクターの塗
料吸引口に、粉体塗料が分散状態で供給されるようにし
て、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量を均一化しようと
するものである。
料吸引口に、粉体塗料が分散状態で供給されるようにし
て、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量を均一化しようと
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、インジェクターの塗料吸引口に接続
される引入管に、エアーを吹入れたのである。
を解決するために、インジェクターの塗料吸引口に接続
される引入管に、エアーを吹入れたのである。
【０００９】
【作用】これにより、粉体塗料の供給源から供給される
粉体塗料が固まっていても、粉体塗料はインジェクター
の塗料吸引口に吸引される前に、吹入れられたエアーに
よって引入管内において分散される。
粉体塗料が固まっていても、粉体塗料はインジェクター
の塗料吸引口に吸引される前に、吹入れられたエアーに
よって引入管内において分散される。
【００１０】したがって、インジェクターの塗料吸引口
に、粉体塗料が分散状態で供給される。
に、粉体塗料が分散状態で供給される。
【００１１】
【実施例】この発明の第１の実施例を図１に基づいて説
明する。
明する。
【００１２】この実施例は、粉体塗料の供給源として、
粉体塗料の収納容器１の底部に、モーター２によって回
転駆動されるスクリュー３を設け、このスクリュー３の
回転によって、スクリュー３の先端側の収納容器１の底
部側方に設けた排出口４から、収納容器１内の粉体塗料
を定量的に排出する定量供給装置を使用している。
粉体塗料の収納容器１の底部に、モーター２によって回
転駆動されるスクリュー３を設け、このスクリュー３の
回転によって、スクリュー３の先端側の収納容器１の底
部側方に設けた排出口４から、収納容器１内の粉体塗料
を定量的に排出する定量供給装置を使用している。
【００１３】上記スクリュー３の軸の後端は、収納容器
１の外側に引き出され、ジョイント５を介してモーター
２に連結されている。
１の外側に引き出され、ジョイント５を介してモーター
２に連結されている。
【００１４】上記収納容器１の上面には、蓋６が設けら
れている。また、収納容器１内の下層部には、撹拌用回
転輪７が回転自在に支持されている。この撹拌用回転輪
７の周面には、スクリュー３のピッチ間隙内に入り込む
突起８が所定の間隔で設けられ、スクリュー３の回転に
連動して撹拌用回転輪７が回転するようになっている。
れている。また、収納容器１内の下層部には、撹拌用回
転輪７が回転自在に支持されている。この撹拌用回転輪
７の周面には、スクリュー３のピッチ間隙内に入り込む
突起８が所定の間隔で設けられ、スクリュー３の回転に
連動して撹拌用回転輪７が回転するようになっている。
【００１５】上記排出口４の側方には、インジェクター
９の塗料吸引口１０に接続される引入管１１が設けられ
ている。この引入管１１の上方は、上記排出口４の上方
に延設されて開口されている。上記排出口４に対向する
引入管１１の側方には、スプリング収容室１２が設けら
れている。上記スクリュー３の軸の先端には、上記引入
管１１とスプリング収容室１２とを貫通するように支持
軸１３が連結されている。上記引入管１１内の支持軸１
３には、排出口４の端面を閉塞する整流板１４が支持軸
１３に沿って移動自在に嵌められている。この整流板１
４の背面側の支持軸１３には、先端がスプリング収容室
１２内に引き入れられたパイプ１５が被せられ、このパ
イプ１５の後端は整流板１４の背面に固定されている。
上記スプリング収容室１２内の支持軸１３には、整流板
１４を排出口４に対して押し付けるスプリング１６が嵌
められている。上記支持軸１３の先端には、スプリング
１６の先端を受ける受板１７が支持軸１３に対して移動
可能に設けられ、この受板１７を、スプリング収容室１
２の端部のねじ式のキャップ１８を回転させて移動させ
ることによってスプリング１６の強さを調節することが
できるようになっている。
９の塗料吸引口１０に接続される引入管１１が設けられ
ている。この引入管１１の上方は、上記排出口４の上方
に延設されて開口されている。上記排出口４に対向する
引入管１１の側方には、スプリング収容室１２が設けら
れている。上記スクリュー３の軸の先端には、上記引入
管１１とスプリング収容室１２とを貫通するように支持
軸１３が連結されている。上記引入管１１内の支持軸１
３には、排出口４の端面を閉塞する整流板１４が支持軸
１３に沿って移動自在に嵌められている。この整流板１
４の背面側の支持軸１３には、先端がスプリング収容室
１２内に引き入れられたパイプ１５が被せられ、このパ
イプ１５の後端は整流板１４の背面に固定されている。
上記スプリング収容室１２内の支持軸１３には、整流板
１４を排出口４に対して押し付けるスプリング１６が嵌
められている。上記支持軸１３の先端には、スプリング
１６の先端を受ける受板１７が支持軸１３に対して移動
可能に設けられ、この受板１７を、スプリング収容室１
２の端部のねじ式のキャップ１８を回転させて移動させ
ることによってスプリング１６の強さを調節することが
できるようになっている。
【００１６】上記スプリング収容室１２には、エアー導
入口１９が接続され、その内部が陽圧状態に保持されて
いる。これによって、スプリング収容室１２内への粉体
の流入が防止されている。
入口１９が接続され、その内部が陽圧状態に保持されて
いる。これによって、スプリング収容室１２内への粉体
の流入が防止されている。
【００１７】上記引入管１１には、排出口４に対向する
内壁面と、排出口４とインジェクター９の塗料吸引口１
０との間の内壁面とに、エアー吹入口２０が形成され、
このエアー吹入口２０から引入管１１内にエアー２１が
吹き入れられている。エアー吹入口２０は、排出口４に
対向する引入管１１の内壁面に、図３に示すように、４
個形成されている。また、排出口４とインジェクター９
の塗料吸引口１０との間の引入管１１の内壁面に形成さ
れたエアー吹入口２０は、図４に示すように、引入管１
１の中心ではなく、壁面側に向けられ、エアー吹入口２
０から吹き入れられたエアー２１が引入管１１内におい
て渦を巻いて回るようになっている。
内壁面と、排出口４とインジェクター９の塗料吸引口１
０との間の内壁面とに、エアー吹入口２０が形成され、
このエアー吹入口２０から引入管１１内にエアー２１が
吹き入れられている。エアー吹入口２０は、排出口４に
対向する引入管１１の内壁面に、図３に示すように、４
個形成されている。また、排出口４とインジェクター９
の塗料吸引口１０との間の引入管１１の内壁面に形成さ
れたエアー吹入口２０は、図４に示すように、引入管１
１の中心ではなく、壁面側に向けられ、エアー吹入口２
０から吹き入れられたエアー２１が引入管１１内におい
て渦を巻いて回るようになっている。
【００１８】上記インジェクター９は、内部にベンチュ
リーが設けられたインジェクター本体２２の後方に、圧
縮エアー２３の供給ホースが接続され、前方に搬送ホー
ス２４が接続され、上面に塗料吸入口１０が形成されて
いる。上記搬送ホース２４の先端には、塗装ガン２５が
接続されている。
リーが設けられたインジェクター本体２２の後方に、圧
縮エアー２３の供給ホースが接続され、前方に搬送ホー
ス２４が接続され、上面に塗料吸入口１０が形成されて
いる。上記搬送ホース２４の先端には、塗装ガン２５が
接続されている。
【００１９】上記のように構成された粉体塗料の搬送装
置においては、引入管１１に、エアー吹入口２０からエ
アー２１を吹き入れた状態で、インジェクター９に圧縮
エアー２３を供給すると、スクリュー３の回転によっ
て、整流板１４を押して排出された収納容器１内の粉体
塗料が引入管１１内で吹き入れられたエアー２１によっ
て分散されながら、インジェクター９の塗料吸引口１０
に引き入れられ、搬送ホース２４を通って塗装ガン２５
へ搬送される。
置においては、引入管１１に、エアー吹入口２０からエ
アー２１を吹き入れた状態で、インジェクター９に圧縮
エアー２３を供給すると、スクリュー３の回転によっ
て、整流板１４を押して排出された収納容器１内の粉体
塗料が引入管１１内で吹き入れられたエアー２１によっ
て分散されながら、インジェクター９の塗料吸引口１０
に引き入れられ、搬送ホース２４を通って塗装ガン２５
へ搬送される。
【００２０】次に、図５に示すこの発明の第２の実施例
は、引入管１１の上方と下方にそれぞれ、多孔質パイプ
２６を嵌め入れ、エアー吹入口２０から吹き入れられた
エアーを、多孔質パイプ２６を通して引入管１１内に吹
き入れるようになっており、その他の構成は第１の実施
例と同一である。
は、引入管１１の上方と下方にそれぞれ、多孔質パイプ
２６を嵌め入れ、エアー吹入口２０から吹き入れられた
エアーを、多孔質パイプ２６を通して引入管１１内に吹
き入れるようになっており、その他の構成は第１の実施
例と同一である。
【００２１】また、図６に示すこの発明の第３の実施例
は、第１の実施例と粉体塗料の供給源が異なり、この実
施例では、回転するテーブルフィーダー２７の上方に、
塗料ホッパー２８を設け、この塗料ホッパー２８からテ
ーブルフィーダー２７の上面に排出される粉体塗料をス
クレーパー２９によって定量的に引入管１１にかき落す
ようになっている。その他の構成は、第１の実施例と同
一である。
は、第１の実施例と粉体塗料の供給源が異なり、この実
施例では、回転するテーブルフィーダー２７の上方に、
塗料ホッパー２８を設け、この塗料ホッパー２８からテ
ーブルフィーダー２７の上面に排出される粉体塗料をス
クレーパー２９によって定量的に引入管１１にかき落す
ようになっている。その他の構成は、第１の実施例と同
一である。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イン
ジェクターの塗料吸引口に、粉体塗料が分散状態で供給
されるので、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量が均一化
し、均一な塗膜が得られるという効果がある。
ジェクターの塗料吸引口に、粉体塗料が分散状態で供給
されるので、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量が均一化
し、均一な塗膜が得られるという効果がある。
【図１】この発明の第１の実施例を示す概略全体図
【図２】同上の実施例の部分拡大図
【図３】排出口に対向する引入管の内面図
【図４】引入管のエアー吹入口部分の横断面図
【図５】この発明の第２の実施例の一部分を示す概略図
【図６】この発明の第３の実施例の一部分を示す概略図
１ 収納容器 ２ モーター ３ スクリュー ４ 排出口 ５ ジョイント ６ 蓋 ７ 撹拌用回転輪 ８ 突起 ９ インジェクター １０ 塗料吸引口 １１ 引入管 １２ スプリング収容室 １３ 支持軸 １４ 整流板 １５ パイプ １６ スプリング １７ 受板 １８ キャップ １９ エアー導入口 ２０ エアー吹入口 ２１ エアー ２２ インジェクター本体 ２４ 搬送ホース ２５ 塗装ガン
Claims (2)
- 【請求項１】 粉体塗料の供給源とインジェクターの塗
料吸引口とを吸入管を介して接続し、吸入管を経てイン
ジェクターの塗料吸引口に供給された粉体塗料を、イン
ジェクターに供給される圧縮エアーによって塗装ガンへ
搬送する粉体塗料の搬送装置において、上記吸入管に、
吸入管を通過する粉体塗料を分散させるエアーを吹き入
れることを特徴とする粉体塗料の搬送装置。 - 【請求項２】 上記吸入管の内側に多孔質パイプを嵌め
入れ、吸入管を通過する粉体塗料を分散させるエアーを
上記多孔質パイプを通して吹き入れることを特徴とする
請求項１記載の粉体塗料の搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189376A JP2902218B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 粉体塗料の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189376A JP2902218B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 粉体塗料の搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631210A JPH0631210A (ja) | 1994-02-08 |
| JP2902218B2 true JP2902218B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16240287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4189376A Expired - Fee Related JP2902218B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 粉体塗料の搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2902218B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005224708A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Takubo Engineering Co Ltd | 粉体塗料供給装置 |
| JP4743857B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-08-10 | 株式会社リコー | 現像剤搬送装置及び画像形成装置 |
| CN101879497B (zh) * | 2010-06-22 | 2011-12-28 | 李寿山 | 螺旋给粉喷涂机 |
| JP6877715B2 (ja) * | 2017-07-31 | 2021-05-26 | 旭サナック株式会社 | 粉体塗料供給装置 |
| JP2022049585A (ja) | 2020-09-16 | 2022-03-29 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 粉体層複合体、塗膜、粉体塗工方法、及び粉体塗工装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5243846A (en) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | Senichi Masuda | Device for electrostatic powder coating |
| ZA836020B (en) * | 1982-08-30 | 1984-04-25 | Ball Corp | Method and apparatus for providing sheet metal stock with finely divided powder |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP4189376A patent/JP2902218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0631210A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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