JP2641811B2 - 流動式粉体塗料タンク - Google Patents
流動式粉体塗料タンクInfo
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- JP2641811B2 JP2641811B2 JP3145802A JP14580291A JP2641811B2 JP 2641811 B2 JP2641811 B2 JP 2641811B2 JP 3145802 A JP3145802 A JP 3145802A JP 14580291 A JP14580291 A JP 14580291A JP 2641811 B2 JP2641811 B2 JP 2641811B2
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- Japan
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- powder coating
- tank
- chamber
- powder
- stationary
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電粉体塗装装置に
おける流動式粉体塗料タンクに関するものである。
おける流動式粉体塗料タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】流動式粉体塗料タンクは、タンク内の底
面に多孔質樹脂板を設置し、この多孔質樹脂板を通して
タンク内に圧縮空気を供給することによって、タンク内
の粉体塗料を撹拌、除湿している。
面に多孔質樹脂板を設置し、この多孔質樹脂板を通して
タンク内に圧縮空気を供給することによって、タンク内
の粉体塗料を撹拌、除湿している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
流動式粉体塗料タンクでは、タンク内に収容されている
粉体塗料の量が変化すると、タンク内における粉体塗料
の密度が変化する。
流動式粉体塗料タンクでは、タンク内に収容されている
粉体塗料の量が変化すると、タンク内における粉体塗料
の密度が変化する。
【0004】例えば、タンク内に収容されている粉体塗
料が少なくなると、即ち、タンク内の粉体塗料レベルが
低下すると、それだけタンク内における粉体塗料の密度
が小さくなる。
料が少なくなると、即ち、タンク内の粉体塗料レベルが
低下すると、それだけタンク内における粉体塗料の密度
が小さくなる。
【0005】したがって、流動式粉体タンク内の粉体塗
料をインジェクター等の吐出装置によって引き出した場
合、吐出量が、図6のa線に示すように、タンク内の粉
体塗料レベルによって変化する。
料をインジェクター等の吐出装置によって引き出した場
合、吐出量が、図6のa線に示すように、タンク内の粉
体塗料レベルによって変化する。
【0006】このように、従来の流動式粉体塗料タンク
においては、粉体塗料の吐出量を一定に保持することが
できなかった。
においては、粉体塗料の吐出量を一定に保持することが
できなかった。
【0007】そこで、この発明は、タンク内の粉体塗料
レベルが変化しても一定の吐出量が得られる構造の流動
式粉体塗料タンクを提供しようとするものである。
レベルが変化しても一定の吐出量が得られる構造の流動
式粉体塗料タンクを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明では、タンク内を、粉体塗料を流動させ
るエアを下部から供給する流動室と、流動室内の粉体塗
料を引き入れて静置させる、下部からのエアの供給が遮
断された静置室とに区分し、上記静置室に粉体塗料の吐
出設置を設けるようにしたのである。
めに、この発明では、タンク内を、粉体塗料を流動させ
るエアを下部から供給する流動室と、流動室内の粉体塗
料を引き入れて静置させる、下部からのエアの供給が遮
断された静置室とに区分し、上記静置室に粉体塗料の吐
出設置を設けるようにしたのである。
【0009】
【作用】流動室内における粉体塗料を、静置室内に引き
入れて静置させると、粉体塗料間に混入する空気が自然
に抜け出し、単位体積当りの粉体塗料の量が一定化す
る。
入れて静置させると、粉体塗料間に混入する空気が自然
に抜け出し、単位体積当りの粉体塗料の量が一定化す
る。
【0010】これにより、静置室から粉体塗料を吐出装
置によって引き出すと、一定の吐出量が得られる。
置によって引き出すと、一定の吐出量が得られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0012】この発明に係る流動式粉体塗料タンクは、
タンク1内が、粉体塗料Aを流動させる流動室2と、流
動室2内の粉体塗料Aを引き入れて静置させる静置室3
とに区分されている。
タンク1内が、粉体塗料Aを流動させる流動室2と、流
動室2内の粉体塗料Aを引き入れて静置させる静置室3
とに区分されている。
【0013】そして、上記静置室3には、粉体塗料Aを
タンク1外に引き出す吐出装置4が設けられている。
タンク1外に引き出す吐出装置4が設けられている。
【0014】図1及び図2に示す実施例の粉体塗料タン
クは、タンク1内の右側寄りに仕切壁5を設けて、仕切
壁5の左側が流動室2、右側が静置室3になっている。
クは、タンク1内の右側寄りに仕切壁5を設けて、仕切
壁5の左側が流動室2、右側が静置室3になっている。
【0015】流動室2の下部には、タンク1の底部と所
定の間隔をあけて多孔質板6が設置され、この多孔質板
6の下方には圧縮エアー7が供給されるようになってい
る。また、流動室2の上面には、エアー抜き8が設けら
れている。
定の間隔をあけて多孔質板6が設置され、この多孔質板
6の下方には圧縮エアー7が供給されるようになってい
る。また、流動室2の上面には、エアー抜き8が設けら
れている。
【0016】流動室2と静置室3とは、流動室2の下部
部分で連通している。そして、流動室2内の下方には、
静置室3に向けて間欠的にエアーを供給して、流動室2
内の粉体塗料Aを静置室3に送り出すエアーパージ用ノ
ズル9が設置されている。このエアーパージ用ノズル9
に代えて、流動室2の多孔質板6上を静置室3に向けて
移動するスクレーパを設けて、流動室2内の粉体塗料A
を静置室3に送り出すようにしてもよい。
部分で連通している。そして、流動室2内の下方には、
静置室3に向けて間欠的にエアーを供給して、流動室2
内の粉体塗料Aを静置室3に送り出すエアーパージ用ノ
ズル9が設置されている。このエアーパージ用ノズル9
に代えて、流動室2の多孔質板6上を静置室3に向けて
移動するスクレーパを設けて、流動室2内の粉体塗料A
を静置室3に送り出すようにしてもよい。
【0017】上記静置室3の底部は、多孔質板6及びタ
ンク1の底部よりも下方に位置するようになっている。
ンク1の底部よりも下方に位置するようになっている。
【0018】上記静置室3の下方には、インジェクター
が吐出装置4として設置され、このインジェクターには
粉体供給ホース10を介して塗装ガン11が接続されて
いる。
が吐出装置4として設置され、このインジェクターには
粉体供給ホース10を介して塗装ガン11が接続されて
いる。
【0019】図3に示す実施例は、図1及び図2に示す
実施例と吐出装置4が相違するのみで、その他の構成は
図1及び図2に示す実施例の構成と同一になっている。
実施例と吐出装置4が相違するのみで、その他の構成は
図1及び図2に示す実施例の構成と同一になっている。
【0020】この図3の実施例における吐出装置4は、
次のような構成になっている。
次のような構成になっている。
【0021】即ち、静置室3の底部には、モーター12
によって回転駆動されるスクリュー13が設けられ、こ
のスクリュー13の先端側の底部側方には排出口14が
設けられている。この排出口14の側方には、下方に落
下口を有する円筒形の整流部15が設けられ、この整流
部15の側方にスプリング収容室16が設けられてい
る。上記スクリュー13の軸の先端には、上記スプリン
グ収容室16に収容されたスプリング17によって排出
口14に押し付けられる蓋板18が設けられている。
によって回転駆動されるスクリュー13が設けられ、こ
のスクリュー13の先端側の底部側方には排出口14が
設けられている。この排出口14の側方には、下方に落
下口を有する円筒形の整流部15が設けられ、この整流
部15の側方にスプリング収容室16が設けられてい
る。上記スクリュー13の軸の先端には、上記スプリン
グ収容室16に収容されたスプリング17によって排出
口14に押し付けられる蓋板18が設けられている。
【0022】上記スクリュー13をモーター12によっ
て回転させると、静置室3内の下方の粉体Aが排出口1
4に向かって押し出される。この押し出し力によってス
プリング17が縮み、蓋板18が開かれ、蓋板18と排
出口14の隙間から押し出された粉体Aが吹き出す。こ
の後、蓋板18と排出口14から吹き出した粉体Aは、
整流部15の内面に当たって、整流部15の内周面を移
動しながら、落下口から定量的に下方のホッパー19に
払い出される。そして、ホッパー19の下方には、イン
ジェクター20が取付けられ、粉体供給ホース10を介
して塗装ガン11に粉体Aが送られる。
て回転させると、静置室3内の下方の粉体Aが排出口1
4に向かって押し出される。この押し出し力によってス
プリング17が縮み、蓋板18が開かれ、蓋板18と排
出口14の隙間から押し出された粉体Aが吹き出す。こ
の後、蓋板18と排出口14から吹き出した粉体Aは、
整流部15の内面に当たって、整流部15の内周面を移
動しながら、落下口から定量的に下方のホッパー19に
払い出される。そして、ホッパー19の下方には、イン
ジェクター20が取付けられ、粉体供給ホース10を介
して塗装ガン11に粉体Aが送られる。
【0023】次に、図4に示す実施例は、タンク1の底
部の上方全面に多孔質板6を設け、この多孔質板6の上
方を、仕切壁5によって流動室2と静置室3とに区分
し、静置室3の底部の多孔質板6上に遮蔽板21を設置
して、多孔質板6から静置室3内にエアーが供給されな
いようになっている。図4に示す実施例のその他の構成
は、図1に示す実施例と同じである。
部の上方全面に多孔質板6を設け、この多孔質板6の上
方を、仕切壁5によって流動室2と静置室3とに区分
し、静置室3の底部の多孔質板6上に遮蔽板21を設置
して、多孔質板6から静置室3内にエアーが供給されな
いようになっている。図4に示す実施例のその他の構成
は、図1に示す実施例と同じである。
【0024】また、図5に示す実施例は、タンク1自体
の構成は図4に示す実施例と同じであり、吐出装置4が
図3に示す実施例と同様の構成になっている。なお、図
5に示す実施例では、スクリュー13のモーター12が
スクリュー13の先端に設置されている。
の構成は図4に示す実施例と同じであり、吐出装置4が
図3に示す実施例と同様の構成になっている。なお、図
5に示す実施例では、スクリュー13のモーター12が
スクリュー13の先端に設置されている。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、図6
のb線に示すように、タンク内の粉体塗料レベルが変化
しても、一定の吐出量が得られるので、塗装厚の安定し
た塗装が行えるという効果がある。
のb線に示すように、タンク内の粉体塗料レベルが変化
しても、一定の吐出量が得られるので、塗装厚の安定し
た塗装が行えるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示す概略側面図
【図2】同上の平面図
【図3】他の実施例の概略側面図
【図4】他の実施例の概略側面図
【図5】他の実施例の概略側面図
【図6】タンク内の塗料レベルと吐出量との関係を示す
グラフ
グラフ
【符号の説明】 1 タンク 2 流動室 3 静置室 4 吐出装置 5 仕切板 6 多孔質板
Claims (1)
- 【請求項1】 タンク内を、粉体塗料を流動させるエア
を下部から供給する流動室と、流動室内の粉体塗料を引
き入れて静置させる、下部からのエアの供給が遮断され
た静置室とに区分し、上記静置室に粉体塗料の吐出装置
を設けることを特徴とする流動式粉体塗料タンク。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145802A JP2641811B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 流動式粉体塗料タンク |
EP95112383A EP0695583B1 (en) | 1990-12-27 | 1991-12-20 | Powder paint supply device |
DE69117275T DE69117275T2 (de) | 1990-12-27 | 1991-12-20 | Vorrichtung zur Förderung von Pulverfarben |
DE69132062T DE69132062T2 (de) | 1990-12-27 | 1991-12-20 | Vorrichtung zur Zuführung von Pulverfarben |
ES91311877T ES2083537T3 (es) | 1990-12-27 | 1991-12-20 | Dispositivo para suministrar pintura en polvo. |
EP91311877A EP0496165B1 (en) | 1990-12-27 | 1991-12-20 | Powder paint supply device |
US07/813,013 US5240185A (en) | 1990-12-27 | 1991-12-24 | Powder paint supply device |
US08/014,467 US5335828A (en) | 1990-12-27 | 1993-02-05 | Paint powder supply device |
US08/014,466 US5323547A (en) | 1990-12-27 | 1993-02-05 | Powder paint supply device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145802A JP2641811B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 流動式粉体塗料タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371249A JPH04371249A (ja) | 1992-12-24 |
JP2641811B2 true JP2641811B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=15393494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3145802A Expired - Fee Related JP2641811B2 (ja) | 1990-12-27 | 1991-06-18 | 流動式粉体塗料タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641811B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07265782A (ja) * | 1994-04-01 | 1995-10-17 | Ransburg Ind Kk | 粉体供給用貯蔵タンク及びこれを備えた粉体塗装装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884076A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-20 | Kubokou Paint Kk | 粉体静電塗装機 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP3145802A patent/JP2641811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04371249A (ja) | 1992-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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