JP3404082B2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、パネル工法の住宅等
の建物における外壁構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、2階建て住宅の外観デザインとし
て、1階と2階の外壁の色柄を変え、そのジョイント部
を2階床レベルよりも上げて1階外壁の色柄を高い位置
まで延ばしたものがある。このような外観は、腰高デザ
イン等と呼ばれ、重量感あふれる外観として好まれてい
る。前記外観デザインをパネル工法住宅に採用する方法
として、次の2つの方法がある。一つは、仕上げ用の外
装面材を貼っていない外壁パネルを建込んだ後に、現場
で外装面材を貼る方法である。他の一つは、2階外壁パ
ネルを、下部の外装面材を貼控えた状態で建込み、その
後に1階外壁パネルとの間に外装面材を現場で貼り、上
下の横目地を現場でシーリングする方法である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記の外装面材を全て
現場貼りする方法は、現場施工に手間がかかり、工期が
長くなるという問題点がある。また、前記の貼り控え部
分を現場貼りする方法は、現場貼り部分の上下の横目地
にシーリングを施しているため、1階外壁の色柄部分
で、現場貼り部分の下端の横目地がシーリングのために
目立ち、そのため重量感あふれる腰高のデザインの外観
が損われるという問題点がある。 【0004】この発明の目的は、下階外壁の色柄を高い
位置まで延ばした外観の外壁を、パネル工法において簡
単に実現でき、かつ同じ色柄の部分で横目地が目立た
ず、防水性にも優れた外壁構造を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、上下に並べ
て配置される上階外壁パネルと下階外壁パネルとにつ
き、外装面材の色柄を異ならせた外壁に適用される。両
外装面材は、色だけ、または柄だけが異なるものであっ
ても、色と柄の両方が異なるものであっても良い。ここ
でいう柄とは立体的模様を含み、また色柄とは材質感も
含む意味である。上階外壁パネルの下部および下階外壁
パネルの上端には、前記外装面材を貼控えて下地材を露
出させた貼り控え部を各々設ける。また、色柄が1階外
壁パネルの外装面材と同じであって、上部および下端部
分が前記上下階の外壁パネルの前記貼り控え部を各々覆
う現場貼付け外装面材を設ける。この現場貼付け外装面
材の下端裏面と前記貼り控え部の下地材との間には防水
テープを介在させる。現場貼付け外装面材の下端と下階
外壁パネルの外装面材の上端とは、横幅方向に沿う凹部
と突条とで互いに噛み合わせ、その噛み合わせ面に防水
材を介在させる。上階外壁パネルと下階外壁パネルと
は、いずれも軽量形鋼からなるパネルフレームに、下地
材を介して外装面材を貼付けて構成され、これら上下の
外壁パネルは、胴差の上下フランジに、上記パネルフレ
ームが各々取付けられる。上階外壁パネルの下部の貼り
控え部は、下階外壁パネルの上端の貼り控え部よりも広
い上下幅に設ける。上階外壁パネルは、下部の貼り控え
部に露出する下地材の裏面上端に木製の中桟を設ける。
下階外壁パネルの上記下地材の上縁をパネルフレームよ
りも上方に突出させる。 【0006】 【作用】この外壁構造によると、現場貼付け外装面材と
下階外壁パネルの外装面材との接合を、横幅方向に沿う
凹部と突条との噛み合わせで行っており、湿式シールを
設けないため、横目地が目立たない。このため、下階外
壁パネルの外装面材が現場貼付け外装面材まで連続して
延びた所謂腰高の外観デザインが良好に得られる。ま
た、この現場貼付け外装面材の下端の接合部分におい
て、前記噛み合わせの部分にシール材を介在させると共
に、外装面材と下地材との間に防水テープを介在させて
いるので、二重防水構造となり、確実な雨仕舞いが行え
る。 【0007】 【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。この実施例は、2階建てのパネル工法住
宅に適用したものである。上下に並べて配置される1,
2階の外壁パネル、すなわち上階外壁パネル1および下
階外壁パネル2は、いずれも軽量形鋼からなるパネルフ
レーム3,4に、耐水合板からなる下地材5,6を介し
て外装面材7,8を貼付けて構成される。これら外壁パ
ネル1,2は、H形鋼等からなる胴差9の上下フランジ
に、パネルフレーム3,4がボルト・ナット10で各々
取付けられる。 【0008】上階外壁パネル1の下部には、外装面材7
を貼り控えて下地材5を露出させた貼り控え部12を比
較的広い所定の上下幅に設け、かつ下階外壁パネル2の
上端には外装面材8を貼り控えて下地材6を露出させた
貼り控え部13を狭い所定の上下幅に設けてある。これ
ら上下階の外壁パネル1,2の貼り控え部12,13間
に渡り、現場貼付け外装面材11が設けられる。上階外
壁パネル7の下地材5の裏面上端には木製の中桟20が
設けてある。 【0009】各外装面材7,8,11は各々セメント防
火板等からなる。下階の外装面材8と現場貼付け外装面
材11とは同じ色柄とし、上階の外装面材7は下階外壁
パネル2の外装面材8と異なる色柄としてある。例え
ば、下階の外装面材7と現場貼付け外装面材11とは、
図3に示すような煉瓦壁状の凹凸のある比較的濃色の色
柄とし、上階の外装面材7は比較的淡い色の無地の平坦
な色柄としてある。現場貼付け外装面材11の下端と下
階外壁パネル2の外装面材8の上端とは、相じゃくりの
接合部25に加工して噛み合わせ、その噛み合わせ面2
5cに防水材14を介在させてある。この接合部25
は、現場貼付け外装面材11の裏面側が切欠凹部25a
となり、下階の外装面材8の表面側を突条25bとして
ある。なお、接合部25は、相じゃくりに限らず、横幅
方向に沿う凹部と突条とで互いに噛み合わせる構造であ
れば良く、例えば実継ぎ構造であっても良い。防水材1
4には合成ゴム系定形シール材等が用いられる。 【0010】下階外壁パネル2の貼り控え部13にはそ
の少し下方に渡る幅の防水テープ15を貼付け、この防
水テープ15を介して現場貼付け外装面材11を貼付け
ると共に、木ねじやタッピンねじ等のビス17で両者1
1,13を固定する。防水テープ15は、ゴムアス系や
合成ゴム系で両面又は片面粘着層のあるもの等を使用す
る。両面粘着層のあるものの場合は、現場貼付け外装面
材11の貼付け前において、防水テープ15の外装面材
8から露出した部分は容易に剥がすことのできる剥離紙
16を貼った状態とする。防水テープ15の下階外壁パ
ネル2への貼付けは予め工場で行う。 【0011】現場貼付け外装面材11の上端と上階の外
装面材7との間には横目地18を設け、その間にシリコ
ンシーリング等のシーリング材19を充填する。また、
この横目地18を覆って化粧胴差21を設ける。化粧胴
差21は、化粧胴差下地桟22等を介して取付けられ
る。 【0012】上記構成の施工方法を説明する。図3
(A)に示すように、上下階の外壁パネル1,2を胴差
9に取付け、建方終了後に現場貼付け外装面材11を貼
付ける。この場合に、下階外壁パネル2の貼り控え部1
3の防水テープ15が両面粘着層のあるテープの場合に
は養生のための剥離紙16が貼ったままであるため、こ
れを剥がしてから面材11の貼付けを行う。同図(B)
のように、上階外壁パネル1の貼り控え部12には、ウ
レタン系等の接着材23を例えばビート幅を数mm程度と
して線状に塗布する。ついで、現場貼付け外装面材11
を、下階の外壁面材8と相じゃくり接合部25を合わせ
て仮置きし、所定のビス17で現場貼付け外装面材11
を固定する。この際に、左右に並ぶ現場貼付け外装面材
11,11間の縦目地部(図示せず)にはシーリング下
地を貼り付ける。このように現場貼付け外装面材11を
ビス固定した後、その上端の横目地18や化粧胴差21
の施工を行う。 【0013】この構成の外壁構造によると、前記のよう
にビス17で現場貼付け外装面材11を固定するが、ま
ずビス17による圧縮力により相じゃくりの噛み合わせ
面25cに塗布された防水材14も圧縮され、まず一次
の防水層が形成される。さらに、貼り控え部13に貼ら
れた防水テープ15を圧縮されることになり、ここに二
次防水層が形成される。したがって2重防水となり、確
実な雨仕舞い性能が得られる。このように、現場貼付け
外装面材11の下端に湿式シールを打つことなく水密性
か確保でき、そのため下階外壁パネル2と現場貼付け外
装面材11とが連続して立ち上がっているように見え、
重量感のあふれる腰高の外観デザインが実現できる。ま
た、現場貼付け外装面材11は、貼り控え部12,13
に接着剤23で接着すると共に、ビス17を打つだけで
固定でき、またこれにより下端の防水施工も完了するた
め、現場施工が簡単である。 【0014】 【発明の効果】この発明の外壁構造は、上階外壁パネル
の下部および下階外壁パネルの上端に貼り控え部を各々
設け、色柄が1階外壁パネルの外装面材と同じ現場貼付
け外装面材を上下階の外壁パネルの貼り控え部を覆って
設けるため、下階外壁の色柄を高い位置まで延ばした外
観の外壁とできる。この場合に、現場貼付け外装面材の
下端裏面と貼り控え部の下地材との間に防水テープを介
在させ、かつ現場貼付け外装面材の下端と下階外壁パネ
ルの外装面材の上端とを、横幅方向に沿う凹部と突条と
で互いに噛み合わせ、この噛み合わせ面に防水材を介在
させたため、現場貼付け外装面材の下端で横目地が目立
たず、しかもこの下端における防水が二次防水構造とな
って優れた防水性が得られる。したがって、下階外壁パ
ネルの外装面材が現場貼付け外装面材まで連続して延び
て見える重量感のある腰高デザインが、パネル工法の外
壁において簡単に実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例の施工途中の状態を示す部
分省略断面図である。 【図2】その縦断面図である。 【図3】施工過程を示す斜視図である。 【符号の説明】 1…上階外壁パネル、2…下階外壁パネル、5,6…下
地材、7,8…外装面材、9…胴差、11…現場貼付け
外装面材、12,13…貼り控え部、14…防水材、1
5…防水テープ、16…剥離紙、25…接合部、25c
…噛み合わせ面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/56 E04F 13/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上下に並べて配置される上階外壁パネル
    と下階外壁パネルとが、いずれも軽量形鋼からなるパネ
    ルフレームに、下地材を介して外装面材を貼付けて構成
    され、これら上下の外壁パネルは、胴差の上下フランジ
    に、上記パネルフレームが各々取付けられるものであ
    り、上記上階外壁パネルと下階外壁パネルとにつき、外
    装面材の色柄を異ならせた外壁において、下階外壁パネ
    ルの上記下地材の上縁をパネルフレームよりも上方に突
    出させ、上階外壁パネルの下部および下階外壁パネルの
    上端に、前記外装面材を貼控えて下地材を露出させた貼
    り控え部を各々設け、上階外壁パネルの下部の貼り控え
    部は、下階外壁パネルの上端の貼り控え部よりも広い上
    下幅に設け、上階外壁パネルは下部の貼り控え部に露出
    する下地材の裏面上端に木製の中桟を設け、色柄が1階
    外壁パネルの外装面材と同じであって、上部および下端
    部分が前記上下階の外壁パネルの前記貼り控え部を各々
    覆う現場貼付け外装面材を設け、この現場貼付け外装面
    材の下端裏面と前記貼り控え部の下地材との間に防水テ
    ープを介在させ、前記現場貼付け外装面材の下端と下階
    外壁パネルの外装面材の上端とを、横幅方向に沿う凹部
    と突条とで互いに噛み合わせ、その噛み合わせ面に防水
    材を介在させた外壁構造。
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