JP3403888B2 - パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム - Google Patents

パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム

Info

Publication number
JP3403888B2
JP3403888B2 JP07279196A JP7279196A JP3403888B2 JP 3403888 B2 JP3403888 B2 JP 3403888B2 JP 07279196 A JP07279196 A JP 07279196A JP 7279196 A JP7279196 A JP 7279196A JP 3403888 B2 JP3403888 B2 JP 3403888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modem
signal
digital
unit
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07279196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09261283A (ja
Inventor
博康 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP07279196A priority Critical patent/JP3403888B2/ja
Publication of JPH09261283A publication Critical patent/JPH09261283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3403888B2 publication Critical patent/JP3403888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図13〜図15) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図12) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にメタリック回
線を使用した超高速データ伝送を行なう際において用い
て好適な、パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム
送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システ
ムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、データを伝送する際に使用す
るモデム(変復調装置)として、各種の伝送速度に対応
したものが提供されているが、近年、特にメタリック回
線を使用することにより、例えば1.5Mbps程度の
高速データ伝送を行なうためのモデムが開発されてい
る。
【0004】図13は一般的なモデムの構成を示すブロ
ック図であり、このモデム100は、例えば、伝送方式
としてナイキスト伝送方式を採用することにより、デー
タ信号を回線を介して送受信するようになっている。即
ち、この図13に示すモデム100は、A/D変換部
(A/D)101,復調部102,ロールオフフィルタ
(ROF)103,自動利得制御部(AGC)104,
自動等化部(EQL)105,キャリア位相補正部(C
APC)106,論理処理部107,キャリア検出部
(CD)108,タイミング抽出部109,クロック信
号発生部110等の機能を有する受信部111と、論理
処理部112,ロールオフフィルタ(ROF)113,
変調部114,D/A変換部(D/A)115等の機能
を有する送信部116とにより構成されている。
【0005】ここで、これらの送信部116及び受信部
111は、ハードウェア的にはA/D変換器,D/A変
換器,MPU(Microprocessor Unit)及びDSP(Digi
talSignal Processor)により構成されている。また、
送信部116の論理処理部112は、送信データについ
て、グレイ/ナチュラル変換,和分,信号点発生等の信
号処理を施すものであり、ロールオフフィルタ113
は、所定周波数の信号のみを透過する特性を有するもの
である。
【0006】さらに、受信部111の論理処理部107
は、受信データについて信号点判定,差分等の処理を施
してデータを再生するものである。また、タイミング抽
出部109は、復調後の受信信号から変調周波数成分を
タイミング情報として抽出するものであり、例えばフィ
ルタ等により構成されるようになっている。特に、ナイ
キスト伝送方式を採用したモデム100においては、タ
イミング抽出部109としては例えば図14に示すよう
な構成を有することができる。
【0007】即ち、変調したデータ信号そのものが、タ
イミング成分(変調速度周波数)を持っており、受信部
111においては、受信したデータを復調した後に、タ
イミング抽出部109としてのバンドパスフィルタ10
9a〜109cを用いて受信信号中のタイミング成分
(変調速度周波数)を抽出できるようになっている。具
体的には、バンドパスフィルタ109a,109bは、
それぞれ、復調された受信信号のリアル成分,イマジナ
ル成分を入力され、変調速度の1/2周波数を抽出する
ようになっている。
【0008】さらに、乗算器109dはバンドパスフィ
ルタ109aからの復調後のリアル成分の2乗を演算す
るものであり、乗算器109eはバンドパスフィルタ1
09bからの復調後のイマジナル成分の2乗成分を演算
するものである。また、加算器109fは、乗算器10
9d,109eからの2乗成分の和を演算するものであ
る。
【0009】バンドパスフィルタ109cは、加算器1
09fからの受信信号のリアル成分,イマジナル成分の
二乗和を入力されて、変調速度の周波数成分を抽出する
ようになっている。また、クロック信号発生部110
は、タイミング抽出部109からのタイミング情報に基
づいて、A/D変換部101にてA/D変換を行なうた
めのクロック信号を発生するものであり、例えば図15
に示すように、位相比較部110a及び分周回路110
bにより構成されるようになっている。
【0010】即ち、分周回路110bは、タイミング抽
出部109からのタイミング情報としての変調速度の周
波数成分について分周しうるものであり、位相比較部1
10aは、タイミング抽出部109からのタイミング情
報と、モデム100を構成するDSPの内部クロック1
00aとを比較し、この比較結果に基づいて分周回路1
10bに対する制御信号を出力するものである。
【0011】具体的には、タイミング情報と内部クロッ
ク100aとの比較の結果、基準位相よりも進んでいる
場合には歯入れして(パルスを挿入して)位相を遅らせ
る一方、基準位相よりも遅れている場合には歯抜けして
(パルスを削除して)位相を進ませるように、上述の分
周回路110bを制御するようになっている。従って、
上述の内部クロック100a及びクロック信号発生部1
10により、PLL(Phase Locked Loop)制御が行なわ
れている。
【0012】このような構成を有する、ナイキスト伝送
方式を採用するモデム100では、送信部116では、
論理処理部112による処理を通じて、時間軸上でナイ
キスト間隔(ナイキスト周波数)に配置された信号点を
ナイキスト間隔で発生し、他の信号点との符号間干渉な
しで信号点を伝送している。即ち、論理処理部112に
て発生された信号点は、ロールオフフィルタ113にて
波形成形処理が施された後、変調部114にて変調され
る。その後、D/A変換部115にてクロック信号発生
部110からのクロック信号に基づいてアナログ信号に
変換されて、データ信号として送信される。
【0013】また、受信部111にて変調アナログ信号
を受信した際には、クロック信号発生部110におい
て、タイミング抽出部109にて抽出されたタイミング
情報からクロック信号を発生する。A/D変換部101
においては上述のクロック信号発生部110からのクロ
ック信号に基づいて、受信アナログ信号をディジタル信
号に変換する。
【0014】その後、受信信号(ディジタル信号)は復
調部102にて復調され、ロールオフフィルタ103,
自動利得制御部104,自動等化部105,キャリア位
相補正部106及び論理処理部107における信号処理
を通じてデータが再生されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図13に示すようなモデム100においては、伝送方式
としてナイキスト伝送方式を採用する場合には、帯域を
広帯域化する必要があるが、帯域を広げるには送受信信
号の特性上限界がある。従って、ナイキスト伝送方式に
おいては、伝送帯域としてのナイキスト間隔は限定され
た狭帯域な特性となる。
【0016】また、このような狭帯域で高速なデータ伝
送を行なう場合には、上述のナイキスト伝送方式より
も、符号間干渉を有効利用したパーシャルレスポンス伝
送方式を採用した場合の方が、S/N比等の特性が向上
する。しかしながら、伝送方式として上述のパーシャル
レスポンス伝送方式を用いる場合には、帯域幅が変調速
度の周波数の半分となるため、上述のタイミング抽出部
109によるタイミング成分(変調速度の周波数)の抽
出が困難であるという課題がある。
【0017】また、クロック信号発生部110の位相比
較部110aにおいて上述の歯入れ/歯抜け制御を行な
うと、クロック信号発生部110から出力されるクロッ
クの幅が大きくなるため、超高速データ伝送を行なう場
合においては、欠けたクロック分のジッタが非常に大き
くなり、特性劣化に大きな影響を与え、回線劣化が無く
ともエラーが生じる場合があるという課題もある。
【0018】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、タイミング成分の抽出を容易なものとし、さ
らに、クロックのジッタを抑圧することができるように
した、パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信
装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システムを
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1はモデム送受信シ
ステムであり、このモデム送受信システム1は、パーシ
ャルレスポンス伝送方式にて変調データを送信するモデ
ム送信装置2と、モデム送信装置2から伝送ライン3を
介して受信した変調データを復調するモデム受信装置4
とを有している。
【0020】ここで、モデム送信装置2は論理処理部
5,波形成形処理部6,ナイキスト周波数信号発生部
7,加算部8,モデム変調部9及びディジタル/アナロ
グ変換部10をそなえている。ここで、論理処理部5
は、ディジタル送信データについて論理処理を施すもの
であり、波形成形処理部6は、論理処理部5での論理処
理後のディジタル送信データについて波形成形処理を施
すものであり、ナイキスト周波数信号発生部7は、タイ
ミング抽出用のディジタルナイキスト周波数信号を発生
するものである。
【0021】また、加算部8は、波形成形処理部6によ
る波形成形処理後の信号に、ディジタルナイキスト周波
数信号発生部7からのナイキスト周波数信号を加算する
ものであり、モデム変調部9は、加算部8からのディジ
タル出力についてモデム変調処理を施すものであり、デ
ィジタル/アナログ変換部10は、モデム変調部9から
のディジタル出力をアナログ信号に変換するものである
(請求項1)。
【0022】これにより、モデム送信装置2において
は、送信データについての波形成形処理後の信号に、タ
イミング抽出用のナイキスト周波数信号を加算して送信
することにより、パーシャルレスポンス伝送方式にて変
調データを送信している(請求項2)。さらに、モデム
受信装置4は、アナログ/ディジタル変換部11,モデ
ム復調部12,タイミング抽出部13,クロックジッタ
制御信号生成部14,ディジタル/アナログ変換部15
及びクロック信号発生部16をそなえている。
【0023】ここで、アナログ/ディジタル変換部11
は、モデム送信装置2から伝送ライン3を介して受信し
た変調データをディジタル信号に変換するものであり、
モデム復調部12は、アナログ/ディジタル変換部11
で変換されたディジタル変調データを復調するものであ
り、タイミング抽出部13は、モデム復調部12からの
ディジタル信号よりタイミング成分を抽出するものであ
る。
【0024】さらに、クロックジッタ制御信号生成部1
4は、タイミング抽出部13で抽出されたタイミング成
分情報からディジタルクロックジッタ制御信号を生成す
るものであり、ディジタル/アナログ変換部15は、ク
ロックジッタ制御信号生成部14からのディジタルクロ
ックジッタ制御信号をアナログ信号に変換するものであ
る。
【0025】また、クロック信号発生部16は、ディジ
タル/アナログ変換部15でアナログ信号に変換された
クロックジッタ制御信号を受けて所定周波数のクロック
信号をアナログ式で発生するものである(請求項3)。
さらに、上述のクロックジッタ制御信号生成部14が、
タイミング抽出部13で抽出されたタイミング成分情報
又はモデム受信装置4に接続される端末で使用されるク
ロック情報のいずれかを選択しうる選択部14aをそな
えてもよく(請求項4)、クロック信号発生部16が、
複数種類の周波数を有するクロックを発生しうる分周回
路16aをそなえてもよい(請求項5)。
【0026】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態にかか
るモデム送受信システムが適用されたデータ通信システ
ムを示すブロック図であり、この図2に示すデータ通信
システム1は、ホスト装置21がモデム(変復調装置)
22,23及び伝送ラインとしてのメタル回線25を介
して端末24に接続されて構成されている。
【0027】ここで、メタル回線25は、銅線等の金属
線により構成された回線であって、例えば1.5Mbp
s程度の超高速でデータを伝送しうるものであり、この
メタル回線25に接続されるホスト装置21及び端末2
4としては、例えば画像情報等の大容量データを処理し
送受信するようなものを用いることができる。特に、上
述の端末24としてテレビ画像を送受信しうるテレビ端
末を接続することにより、ホスト装置21からメタル回
線25を介してテレビジョン情報を伝送するケーブルテ
レビジョンシステムを構築することができる。
【0028】ここで、モデム22,23は、それぞれ、
ホスト装置21,端末24とメタル回線25とをインタ
フェースするものであり、モデム22は、ハードウェア
的には、MPU22a,DSP22b,D/A変換器2
2c,ローパスフィルタ22d及びA/D変換器22e
をそなえており、同様に、モデム23は、MPU23
a,DSP23b,A/D変換器23c及びD/A変換
器23d及びローパスフィルタ23eをそなえている。
【0029】また、ホスト装置21側のモデム(モデム
送信装置)22は、機能的には図3に示すような送信部
30をそなえるとともに、端末24側のモデム(モデム
受信装置)23は、図4に示すような受信部40をそな
えており、これらの送信部30及び受信部40により、
メタル回線25を介してパーシャルレスポンス伝送方式
でデータ伝送を行なうようになっている。
【0030】ここで、パーシャルレスポンス伝送方式で
は、例えば図5に示すように、f0Hzの周波数帯域に
おいて、2f0 Hzの周波数のコサイン特性を有するパ
ルスを用いることにより、データ伝送するようになって
いる。即ち、図6に示すように、前後のパルスの符号間
干渉(パルスが重なる部分)の値aが一定となることを
利用して、本来の干渉を受けない場合のパルスの値b,
b′を算出することができるようになっており、これに
より、同じ周波数帯域ではナイキスト伝送方式よりも多
くのデータ量を伝送することができる。
【0031】この場合においては、数十〜数百kHzの
周波数帯において、6〜8ビットのパルスを用いること
により、1.5Mbps程度の伝送速度のデータ伝送を
行なうことができるようになっている。ここで、上述の
図3に示す送信部30は、論理処理部31,波形成形部
32,ナイキスト周波数発生部33,加算器34,変調
部35,D/A変換器22c及びローパスフィルタ22
dをそなえているが、例えば論理処理部31をMPU2
2aにより構成する一方、波形成形部32,ナイキスト
周波数発生部33,加算器34及び変調部35をDSP
22bにより構成することができる。
【0032】論理処理部31は、グレイ/ナチュラル変
換,和分,信号点発生等の処理等、ディジタル送信デー
タについて論理処理を施すものであり、波形成形処理部
としての波形成形部32は、論理処理部31での論理処
理後のディジタル送信データについて波形成形処理を施
すものであり、例えばロールオフフィルタにより構成さ
れている。
【0033】さらに、ナイキスト周波数発生部33は、
タイミング抽出用のディジタルナイキスト周波数信号を
発生するナイキスト周波数信号発生部としての機能を有
するものであり、このナイキスト周波数発生部33にて
発生されるナイキスト周波数信号は、波形成形部32か
らのディジタル送信データと加算器34にて加算される
ようになっている。
【0034】即ち、ナイキスト周波数発生部33では、
例えば図7(a)に示す信号点a1,a2 間を推移す
る、例えば以下に示す式(1)のような離散的な信号F
を発生させ、ナイキスト周波数信号として出力されるよ
うになっている。なお、この式(1)に示すfはナイキ
スト周波数を示す。 F=cos2π(f/2)t+j0 ・・・(1) ところで、上述の式(1)は、自然対数eを用いて式
(2)に示すように変形することができるので、この信
号Fは図7(b)に示すように、−f/2〔Hz〕の周
波数成分とf/2〔Hz〕の周波数成分とを有してい
る。
【0035】 F=cos2π(f/2)t+j0 =exp〔j2π(f/2)t〕+exp〔j・2π(−f/2)t〕 ・・・(2) 換言すれば、加算部34において、波形成形部32から
のベースバンド帯域のデータ系の信号点に、ナイキスト
周波数信号発生部33からの、180度位相反転の信号
点(ナイキスト周波数の発生,タイミング成分用トー
ン)を加算するようになっている。
【0036】即ち、波形成形部32からの送信ディジタ
ルデータをそのまま変調周波数f0により変調すると、
変調データの使用帯域は図8に示すような使用帯域70
となるが、さらに、上述のナイキスト周波数発生部33
からのナイキスト周波数信号Fを加算した後に変調周波
数f0 で変調することにより、図9に示すような、変調
データの使用帯域の信号にタイミング成分用トーン信号
71が加えられるようになっている。
【0037】なお、後述するように、受信側のモデム2
3においては、このタイミング成分用トーン信号71を
用いることにより変調周波数のタイミング成分を抽出す
ることができるようになっている。ところで、変調部3
5は、加算部34にてナイキスト周波数信号Fが加算さ
れたディジタル送信データについて、前述の図13にお
けるもの(符号114参照)と同様の変調処理を施すも
のであり、加算部34からのディジタル出力についてモ
デム変調処理を施すモデム変調部としての機能を有して
いる。
【0038】さらに、ディジタル/アナログ変換部とし
てのD/A変換器22cは、変調部35からのディジタ
ル出力をアナログ信号に変換するものであり、ローパス
フィルタ22dは、D/A変換器22cからのアナログ
信号に含まれるノイズ等の高周波成分を除去するもので
あり、このノイズ成分の除去されたアナログ送信信号
は、メタル回線25を介して相手側モデム23に送信さ
れるようになっている。
【0039】また、前述の図4に示す受信部40は、A
/D変換器23c,復調部42,ロールオフフィルタ
(ROF)43,データ処理系44及びタイミング信号
処理系45をそなえているが、復調部42,ロールオフ
フィルタ(ROF)43,データ処理系44及びタイミ
ング信号処理系45については、ハードウェア的にはM
PU23a又はDSP23bにより構成されるようにな
っている。
【0040】ここで、アナログ/ディジタル変換部とし
てのA/D変換器23cは、後述するタイミング信号処
理系45からのクロック信号をタイミング情報として、
メタル回線25を介して受信した変調データとしてのア
ナログ受信信号をディジタル信号に変換するものであ
る。さらに、復調部42は、A/D変換器23cで変換
されたディジタル変調データを復調するモデム復調部と
しての機能を有するものであり、ロールオフフィルタ
(ROF)43は、復調部42にて復調されたディジタ
ル復調信号について波形成形処理を施すものである。
【0041】また、上述のロールオフフィルタ43から
の出力は、データ処理系44及びクロック信号処理系4
5に入力され、データ処理系44にて受信信号における
実データに関する再生処理が行なわれる一方、クロック
信号処理系45において受信信号における変調周波数成
分を用いてクロック信号に関する処理が行なわれるよう
になっている。
【0042】なお、上述のデータ処理系44としては、
基本的に前述の図13におけるものと同様の、自動利得
制御部104,自動等化部105,キャリア位相補正部
106,論理処理部107をそなえて構成されている。
また、クロック信号処理系45は、受信信号における変
調周波数成分,自身のモデム23におけるクロック情報
あるいは端末24からのクロック情報に基づいて、上述
のA/D変換器23cにおけるA/D変換を行なうため
のタイミング信号等として用いるクロック信号を各種生
成するものであり、詳細には図10に示すような構成を
有することができる。
【0043】ここで、この図10に示すクロック信号処
理系45は、位相比較部51,タイミング(TIM)抽
出部53,位相比較部54,選択部55,PLL(Phase
Locked Loop)回路56,D/A変換部57,電圧制御
発振器(VCO)58,ST2用発振器59,選択部6
0及び分周器61により構成されている。ここで、位相
比較部51は、モデム23に接続されている端末24か
らのクロック情報(ST1)と、モデム23自身の内部
クロック情報(ST2)とを位相比較するものであり、
詳細には図11に示すような構成を有している。
【0044】即ち、この図11に位相比較部51は、入
力信号について1/8分周する分周器51a及びDフリ
ップフロップ51bをそなえ、分周器51aにおいて端
末24のクロック信号を1/8分周し、Dフリップフロ
ップ51bから内部クロック信号ST2の入力タイミン
グで1/8分周された端末24のクロック信号を出力す
るようになっている。なお、Dフリップフロップ51b
からの出力信号は、端末24からのクロック情報ST1
の位相比較結果信号として選択部55に入力されるよう
になっている。
【0045】これにより、位相比較部51では容易に位
相比較情報を抽出することができる。さらに、タイミン
グ抽出部53は、A/D変換器23c,復調部42及び
ロールオフフィルタ43(復調部42及びロールオフフ
ィルタ43については図10では図示せず)を介して復
調後の受信信号(ディジタル信号)を入力され、この受
信信号により変調周波数成分をタイミング成分として抽
出するものであり、前述の図13,図14におけるもの
と同様の構成を有することができる。
【0046】また、位相比較部54は、タイミング抽出
部53にて抽出されたタイミング成分とモデム23自身
の内部クロック(ST2)とを位相比較するものであ
り、位相比較結果は相手側モデム22のタイミング成分
RTの位相比較結果信号として選択部55に出力される
ようになっている。選択部55は、位相比較部51から
の端末24からのクロック情報ST1の位相比較結果信
号と相手側モデム22のタイミング成分RTの位相比較
結果信号のいずれかを、装置の制御モードに応じて選択
するものであり、選択された位相比較結果信号は位相補
正量としてPLL回路56に出力されるようになってい
る。
【0047】換言すれば、選択部55は、タイミング抽
出部53で抽出されたタイミング成分情報又はモデム受
信装置としてのモデム23を構成する受信部40に接続
される端末24で使用されるクロック情報のいずれかを
選択しうるものである。PLL回路56は、選択部55
から入力された位相比較結果信号について積分演算を施
すことにより平滑化するものである。平滑化された位相
比較結果信号はディジタルクロック制御信号としてD/
A変換部57に出力されるようになっている。
【0048】従って、上述の位相比較部54,選択部5
5及びPLL回路56により、タイミング抽出部53で
抽出されたタイミング成分情報からディジタルクロック
ジッタ制御信号を生成し出力するクロックジッタ制御信
号生成部としての機能を有している。また、ディジタル
/アナログ変換部としてのD/A変換部57は、PLL
回路56からのディジタルクロックジッタ制御信号をア
ナログ信号に変換するものである。
【0049】なお、図10に示すクロック信号処理系4
5においては、タイミング抽出部53,位相比較部5
4,選択部55,PLL回路56及びD/A変換部57
としての機能をDSP23bにより実現するようになっ
ているが、これ以外の機能についても適宜DSP23b
で実現することにより、信号処理速度の向上に対応する
ことができる。
【0050】さらに、電圧制御発振器58は、D/A変
換部57においてアナログ信号に変換されたクロックジ
ッタ制御信号を受けて所定周波数のクロック信号を発生
するものである。また、選択器60は、電圧制御発振器
58からのアナログ信号のクロックジッタ制御信号又は
ST2用発振器59からのモデム23内部のクロック信
号ST2のいずれかを選択し出力するものであり、これ
により、装置の動作モードに応じて、上述の電圧制御発
振器58からのクロックジッタ制御信号か又はモデム2
3内部のクロック信号ST2のいずれかを選択してクロ
ック信号を生成できるようになっている。
【0051】さらに、分周器61は、電圧制御発振器5
8からの所定周波数のクロック信号か又はST2用発振
器59からのモデム23内部のクロック信号ST2のい
ずれかのクロック信号を分周することにより、装置を動
作させるための各種クロックを生成するものであり、詳
細には図12に示すように、複数種類の周波数を有する
クロックを発生しうる分周回路61a〜61cをそなえ
て構成されている。
【0052】ここで、分周回路61aは入力される信号
を1/6分周して出力するものであり、分周回路61b
は分周回路61bからの出力信号について1/2分周し
た信号,1/4分周した信号及び1/16分周した信号
をそれぞれ出力するものであり、分周回路61cは分周
回路61bにて1/16分周された信号について更に1
/16分周するものである。
【0053】例えば、入力信号として18.528MH
zの周波数信号が入力された場合には、分周回路61b
において1.544MHz,772kHz及び193k
Hzのクロック信号を生成するとともに、分周回路61
cにおいて12.0625kHzのクロック信号を生成
することができる。この場合においては、分周回路61
bからの772kHzのクロック信号を上述のA/D変
換器23cのクロック信号として用いることができる。
【0054】同様に、入力信号として18.432MH
zの周波数信号が入力された場合には、分周回路61b
において1.536MHz,768kHz及び192k
Hzのクロック信号を生成するとともに、分周回路61
cにおいて12kHzのクロック信号を生成することが
できる。この場合においては、分周回路61bからの7
68kHzのクロック信号を上述のA/D変換器23c
のクロック信号として用いることができる。
【0055】なお、分周回路61cからの出力信号の先
頭パルスのタイミングが分周回路61aに出力されるよ
うになっており、これにより、各分周結果の信号の位相
の同期を取ることができるようになっている(キャリー
のロード)。従って、上述の電圧制御発振器58,選択
器60及び分周器61により、D/A変換部57におい
てアナログ信号に変換されたクロックジッタ制御信号を
受けて所定周波数のクロック信号を発生するアナログ式
のクロック信号発生部としての機能を有している。
【0056】また、上述のモデム送信装置としてのモデ
ム22及びモデム受信装置としてのモデム23は、上述
の送信部30及び受信部40としての機能の双方を共有
することにより、双方向通信を超高速で行なうようなモ
デム送受信システム1を構成するようになっている。即
ち、モデム22がモデム受信装置として機能する場合に
は、MPU22a,DSP22b及びA/D変換器22
eにより、モデム23と同様の受信部40が構成され、
モデム23がモデム送信装置として機能する場合には、
MPU23a,DSP23b,D/A変換器23d及び
ローパスフィルタ23eにより、モデム22と同様の送
信部30が構成されるようになっている。
【0057】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかるパーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送受
信システムが適用されたデータ通信システムでは、ホス
ト装置21からデータを端末24に対して送信する際に
は、モデム22にて変調された送信データを、回線25
を介してモデム23にて受信し、このモデム23におい
て受信データを復調することにより端末24へ出力して
いる。
【0058】即ち、モデム22の送信部30では、送信
データについて論理処理部31にてグレイ/ナチュラル
変換,和分,信号点発生等の処理を施し、波形成形部3
2では論理処理部31からの送信データについて波形成
形処理を施す。続いて、加算部34では、送信データに
ついて波形成形処理を施した信号に、ナイキスト周波数
発生部33にて発生されたタイミング抽出用のナイキス
ト周波数信号を加算する。
【0059】これにより、パーシャルレスポンス方式で
データ成分を送信しながら、タイミング抽出用のナイキ
スト周波数信号についても、データ成分との干渉を起こ
すことなく送信データとして送信することができる。な
お、送信データとしては、変調部35,D/A変換器2
2c及びローパスフィルタ22dにおける変調,D/A
変換及びフィルタ処理が施された後にメタル回線25を
介してモデム23に送信されている。
【0060】モデム23では、メタル回線25を介して
ホスト装置21からの送信データを受信すると、受信デ
ータについて、クロック信号処理系45にて発生された
タイミングに基づいてA/D変換処理を施した後に復調
部42にて復調し、ロールオフフィルタ43におけるフ
ィルタ処理を施す。その後、ロールオフフィルタ43を
通過した受信信号は、データ処理系44及びクロック信
号処理系45に入力され、データ処理系44では前述の
図13におけるもの(符号104〜108参照)と同様
の、実データに関する再生処理を行なう一方、クロック
信号処理系45ではクロック信号に関する処理を行な
う。
【0061】即ち、クロック信号処理系45では、受信
信号における変調周波数成分,自身のモデム23におけ
る内部クロック情報あるいは端末24からのクロック情
報に基づいて、装置の動作モード等に応じて適切な各種
クロック信号を生成している。特に、受信信号における
変調周波数成分を用いてクロック信号を抽出する場合に
は、タイミング抽出部53において、前述の図14に示
すタイミング抽出部109と同様の手法により、送信側
のモデム22において加算されたナイキスト周波数成分
を有する信号としてのタイミング成分用トーン71を用
いてタイミング情報を抽出している。
【0062】また、タイミング抽出部53にてタイミン
グが抽出されると、位相比較部54及びPLL回路56
においてディジタルクロックジッタ制御信号を生成す
る。また、PLL回路56からのディジタルクロックジ
ッタ制御信号は、D/A変換部57にてアナログ信号の
クロックジッタ制御信号に変換される。これにより、電
圧制御発振器58では、ディジタルクロック信号よりも
分解能の高いアナログ信号でクロック信号を発生させる
ことができる。
【0063】なお、電圧制御発信器58からのアナログ
クロック信号については、分周器61にて所定の分周が
施された後、例えばA/D変換器23c等にて用いられ
る各種クロック信号を生成している。このように、本発
明の一実施形態にかかるパーシャルレスポンス伝送方式
によるモデム送受信システムが適用されたデータ通信シ
ステムによれば、モデム22の送信部30における加算
部34により、波形成形処理部32による波形成形処理
後の信号に、ナイキスト周波数信号発生部33からのナ
イキスト周波数信号を加算して送信することができるの
で、受信側モデム23におけるタイミング成分の抽出を
容易なものとすることができる利点がある。
【0064】さらに、D/A変換部57において、PL
L回路56からのディジタルクロックジッタ制御信号を
アナログ信号に変換し、電圧制御発振器58において、
アナログ信号に変換されたクロックジッタ制御信号を受
けて所定周波数のクロック信号を発生することができる
ので、受信クロックのジッタを効果的に抑圧することが
できる利点もある。
【0065】また、選択部55,60により、タイミン
グ抽出部53で抽出されたタイミング成分情報,端末2
4からのクロック情報又はモデム23自身のクロック情
報のいずれかを用いてクロック信号を生成することがで
きるので、装置の動作モード等に応じて適切な各種クロ
ック信号を生成することができる利点がある。さらに、
分周器61が、複数種類の周波数を有するクロックを発
生しうる分周回路61a〜61cをそなえているので、
装置を動作させるための同期した各種クロックを一括し
て生成することができ、クロック信号の非同期による装
置の誤動作を防止することができる利点もある。
【0066】なお、上述の本実施形態にかかるモデム送
受信システムにおいては、モデム22,モデム23との
間をメタル回線25により接続しているが、これに限定
されず、電話回線あるいは無線回線等、任意の回線を伝
送ラインとして用いることもできる。
【0067】
【発明の効果】このように、請求項1〜3記載の本発明
によれば、モデム送信装置における加算部により、波形
成形処理部による波形成形処理後の信号に、ディジタル
ナイキスト周波数信号発生部からのナイキスト周波数信
号を加算して送信することができるので、受信側のモデ
ムとしてのモデム受信装置におけるタイミング成分の抽
出を容易なものとすることができる利点がある。
【0068】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
ディジタル/アナログ変換部において、クロックジッタ
制御信号生成部からのディジタルクロックジッタ制御信
号をアナログ信号に変換し、アナログ式のクロック信号
発生部において、アナログ信号に変換されたクロックジ
ッタ制御信号を受けて所定周波数のクロック信号を発生
することができるので、受信クロックのジッタを効果的
に抑圧することができる利点もある。
【0069】また、請求項4記載の本発明によれば、選
択部により、タイミング抽出部で抽出されたタイミング
成分情報又はモデム受信装置に接続される端末で使用さ
れるクロック情報のいずれかを選択することができるの
で、装置の動作モード等に応じて適切な各種クロック信
号を生成することができる利点がある。さらに、請求項
5記載の本発明によれば、分周回路により、複数種類の
周波数を有するクロックを発生することができるので、
装置を動作させるための同期した各種クロックを一括し
て生成することができ、クロック信号の非同期による装
置の誤動作を防止することができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるモデム送受信シス
テムが適用されたデータ通信システムを示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるホスト装置側のモ
デムを示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる端末側のモデムを
示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるパーシャルレスポ
ンス伝送方式におけるデータ伝送手法を説明するための
図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるパーシャルレスポ
ンス伝送方式におけるデータ伝送手法を説明するための
図である。
【図7】(a),(b)はいずれも本発明の一実施形態
における送信側モデムにて加算されるナイキスト周波数
信号を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態の動作を説明するための図
である。
【図9】本発明の一実施形態の動作を説明するための図
である。
【図10】本発明の一実施形態にかかる受信側モデムの
タイミング信号処理系を示すブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態にかかる受信側モデムの
タイミング信号処理系の要部を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態にかかる受信側モデムの
タイミング信号処理系の要部を示すブロック図である。
【図13】一般的なモデムの構成を示すブロック図であ
る。
【図14】ナイキスト伝送方式を採用した一般的なモデ
ムにおけるタイミング抽出部の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】一般的なモデムにおけるクロック信号発生部
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 モデム送受信システム 2 モデム送信装置 3 回線 4 モデム受信装置 5 論理処理部 6 波形成形処理部 7 ナイキスト周波数信号発生部 8 加算部 9 モデム変調部 10 ディジタル/アナログ変換部 11 アナログ/ディジタル変換部 12 モデム復調部 13 タイミング抽出部 14 クロックジッタ制御信号生成部 14a 選択部 15 ディジタル/アナログ変換部 16 クロック信号発生部 16a 分周回路 21 ホスト装置 22 モデム(モデム送信装置) 22a MPU 22b DSP 22c D/A変換器(ディジタル/アナログ変換部) 22d ローパスフィルタ 23 モデム(モデム受信装置) 23a MPU 23b DSP 23c A/D変換器(アナログ/ディジタル変換部) 24 端末 25 メタル回線(伝送ライン) 30 送信部 31 論理処理部 32 波形成形部(波形成形処理部) 33 ナイキスト周波数発生部 34 加算部 35 変調部(モデム変調部) 40 受信部 42 復調部(モデム復調部) 43 ロールオフフィルタ 44 データ処理系 45 クロック信号処理系 51 位相比較部 51a 1/8分周器 51b Dフリップフロップ 53 タイミング抽出部 54 位相比較部 55 選択部 56 PLL回路 57 D/A変換部(ディジタル/アナログ変換部) 58 電圧制御発振器(アナログ式のクロック信号発生
部) 59 ST2用発振器 60 選択部 61 分周器 61a〜61c 分周回路 70 変調データの使用帯域 71 タイミング成分用トーン 100 モデム 100a 内部クロック 101 A/D変換部 102 復調部 103 ロールオフフィルタ 104 自動利得制御部 105 自動等化部 106 キャリア位相補正部 107 論理処理部 108 キャリア検出部 109 タイミング抽出部 109a〜109c バンドパスフィルタ 109d,109e 乗算器 109f 加算器 110 クロック信号発生部 110a 位相比較部 110b 分周回路 111 受信部 112 論理処理部 113 ロールオフフィルタ 114 変調部 115 D/A変換部 116 送信部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーシャルレスポンス伝送方式にて変調
    データを送信するモデム送信装置において、 ディジタル送信データについて論理処理を施す論理処理
    部と、 該論理処理部での論理処理後のディジタル送信データに
    ついて波形成形処理を施す波形成形処理部と、 タイミング抽出用のディジタルナイキスト周波数信号を
    発生するナイキスト周波数信号発生部と、 該波形成形処理部による波形成形処理後の信号に、該デ
    ィジタルナイキスト周波数信号発生部からの該ナイキス
    ト周波数信号を加算する加算部と、 該加算部からのディジタル出力についてモデム変調処理
    を施すモデム変調部と、 該モデム変調部からのディジタル出力をアナログ信号に
    変換するディジタル/アナログ変換部とをそなえて構成
    されたことを特徴とする、パーシャルレスポンス伝送方
    式によるモデム送信装置。
  2. 【請求項2】 パーシャルレスポンス伝送方式にて変調
    データを送信するモデム送信方法において、 送信データについての波形成形処理後の信号に、タイミ
    ング抽出用のナイキスト周波数信号を加算して送信する
    ことを特徴とする、パーシャルレスポンス伝送方式によ
    るモデム送信方法。
  3. 【請求項3】 パーシャルレスポンス伝送方式にて変調
    データを送信するモデム送信装置と、該モデム送信装置
    から伝送ラインを介して受信した該変調データを復調す
    るモデム受信装置とを有するモデム送受信システムにお
    いて、 該モデム送信装置が、 ディジタル送信データについて論理処理を施す論理処理
    部と、 該論理処理部での論理処理後のディジタル送信データに
    ついて波形成形処理を施す波形成形処理部と、 タイミング抽出用のディジタルナイキスト周波数信号を
    発生するナイキスト周波数信号発生部と、 該波形成形処理部による波形成形処理後の信号に、該デ
    ィジタルナイキスト周波数信号発生部からの該ナイキス
    ト周波数信号を加算する加算部と、 該加算部からのディジタル出力についてモデム変調処理
    を施すモデム変調部と、 該モデム変調部からのディジタル出力をアナログ信号に
    変換するディジタル/アナログ変換部とをそなえて構成
    されるとともに、 該モデム受信装置が、 該モデム送信装置から該伝送ラインを介して受信した該
    変調データをディジタル信号に変換するアナログ/ディ
    ジタル変換部と、 該アナログ/ディジタル変換部で変換されたディジタル
    変調データを復調するモデム復調部と、 該モデム復調部からのディジタル信号よりタイミング成
    分を抽出するタイミング抽出部と、 該タイミング抽出部で抽出されたタイミング成分情報か
    らディジタルクロックジッタ制御信号を生成するクロッ
    クジッタ制御信号生成部と、 該クロックジッタ制御信号生成部からのディジタルクロ
    ックジッタ制御信号をアナログ信号に変換するディジタ
    ル/アナログ変換部と、 該ディジタル/アナログ変換部でアナログ信号に変換さ
    れたクロックジッタ制御信号を受けて所定周波数のクロ
    ック信号を発生するアナログ式のクロック信号発生部と
    をそなえて構成されているたことを特徴とする、パーシ
    ャルレスポンス伝送方式によるモデム送受信システム。
  4. 【請求項4】 該モデム受信装置における該クロックジ
    ッタ制御信号生成部が、該タイミング抽出部で抽出され
    たタイミング成分情報又は該モデム受信装置に接続され
    る端末で使用されるクロック情報のいずれかを選択しう
    る選択部をそなえていることを特徴とする請求項3記載
    のパーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送受信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 該モデム受信装置における該クロック信
    号発生部が、複数種類の周波数を有するクロックを発生
    しうる分周回路をそなえていることを特徴とする請求項
    3記載のパーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送
    受信システム。
JP07279196A 1996-03-27 1996-03-27 パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム Expired - Fee Related JP3403888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07279196A JP3403888B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07279196A JP3403888B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09261283A JPH09261283A (ja) 1997-10-03
JP3403888B2 true JP3403888B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=13499576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07279196A Expired - Fee Related JP3403888B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3403888B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09261283A (ja) 1997-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3074103B2 (ja) Ofdm同期復調回路
JP3797397B2 (ja) 受信装置および受信方法
JPH0746218A (ja) ディジタル復調装置
JPH09130362A (ja) 受信装置および受信方法
US5793821A (en) Timing Recovery using group delay compensation
US4606045A (en) Method and apparatus for detecting an equalizer training period in a receiving-end modem
JP3517056B2 (ja) Vsb変調信号におけるサンプリングタイミング位相誤差検出器
US4462108A (en) Modem signal acquisition technique
JPS6157755B2 (ja)
JP3403888B2 (ja) パーシャルレスポンス伝送方式によるモデム送信装置及びモデム送信方法並びにモデム送受信システム
US4250456A (en) Device for demodulating PSK-FM double modulated carrier signals
JP2003037576A (ja) 送信装置および伝送装置および受信装置および信号構成
JPH08102769A (ja) Ofdm同期復調回路
EP0134860B1 (en) Improved modem signal acquisition technique
JP2002532974A (ja) 直角振幅変調を用いたテレビジョン信号中でのデータ伝送
JP2695777B2 (ja) 多重伝送信号再生装置
JPS6145908B2 (ja)
JPS62277828A (ja) 光伝送装置
JPH09261285A (ja) 多値vsb復調器
JP2006254296A (ja) シンボル位置検出装置
JPWO2004062223A1 (ja) シンボル位置検出装置およびシンボル位置検出方法
JPH0746221A (ja) ディジタル復調装置
JP2650572B2 (ja) スペクトル拡散方式における復調装置
JP2689922B2 (ja) 復調装置
JPH11163825A (ja) Ofdm復調装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030218

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees