JP3403032B2 - 液晶表示パネルの駆動装置と駆動方法 - Google Patents
液晶表示パネルの駆動装置と駆動方法Info
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号を表示する
液晶表示パネルの駆動装置および駆動方法に関するもの
である。特に、本発明は液晶表示パネルにおけるヒステ
リシス特性の改善を図った駆動装置および駆動方法に関
するものである。
液晶表示パネルの駆動装置および駆動方法に関するもの
である。特に、本発明は液晶表示パネルにおけるヒステ
リシス特性の改善を図った駆動装置および駆動方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、液晶表示パネルの表示特性を改善
する装置としては、特公平７−５２３３１号広報に記載
の装置やＵＳＰ５１１９０８４に記載の装置のように応
答速度の改善を目的とするものがあった。
する装置としては、特公平７−５２３３１号広報に記載
の装置やＵＳＰ５１１９０８４に記載の装置のように応
答速度の改善を目的とするものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例では、応答速度を改善し、動画の表示特性を良
くするためのものであり、ヒステリシス特性を改善する
ことはできなかった。従って、液晶表示パネルのヒステ
リシス特性により静止画および動画の階調特性の劣化が
生じるという問題があった。そのため、ヒステリシス特
性を改善するための新しい手法が求められていた。
の従来例では、応答速度を改善し、動画の表示特性を良
くするためのものであり、ヒステリシス特性を改善する
ことはできなかった。従って、液晶表示パネルのヒステ
リシス特性により静止画および動画の階調特性の劣化が
生じるという問題があった。そのため、ヒステリシス特
性を改善するための新しい手法が求められていた。
【０００４】そこで本発明は、液晶表示パネルのヒステ
リシス特性の改善を図った駆動装置および駆動方法を提
供することを目的とする。
リシス特性の改善を図った駆動装置および駆動方法を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶パネル
駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを
駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力映
像信号のレベルに応じて係数を発生する係数発生手段
と、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生
レベルを更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベル
と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正値を発生す
る手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、
前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信号に加算し
て前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、を
備えることを特徴とする。また、本発明による液晶パネ
ル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力
映像信号のレベルに応じて係数を発生する係数発生手段
と、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生
レベルとヒステレシス発生レベルを印加していた時間を
更新する手段と、前記ヒステレシス発生レベルを印加し
ていた時間と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正
値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗
算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信
号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算
手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明によ
る液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶
表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置におい
て、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生する
係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒス
テリシス発生レベルとヒステレシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手
段と、前記ヒステレシス発生レベルを印加した後中間レ
ベルに遷移してからの経過時間と前記入力映像信号のレ
ベルに基づいて補正値を発生する手段と、前記補正量に
前記係数を乗ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前
記現在の入力映像信号に加算して前記液晶表示パネルの
駆動信号とする加算手段と、を備えることを特徴とす
る。 また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入力映
像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パ
ネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベルに応
じて係数を発生する係数発生手段と、前記入力映像信号
のレベルとメモリが保持しているヒステリシス発生レベ
ルに基づいて該ヒステリシス発生レベルとヒステレシス
発生レベルを印加していた時間を更新する手段と、前記
ヒステリシス発生レベルと前記ヒステレシス発生レベル
を印加していた時間と前記入力映像信号のレベルに基づ
いて補正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を
乗ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入
力映像信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号と
する加算手段と、を備えることを特徴とする。また、本
発明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づ
いて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置
において、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発
生する係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメ
モリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて
該ヒステリシス発生レベルとヒステレシス発生レベルを
印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新
する手段と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステ
レシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してか
らの経過時間と前記入力映像信号のレベルに基づいて補
正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる
乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像
信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とする加
算手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明に
よる液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液
晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置におい
て、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生する
係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒス
テリシス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加し
ていた時間とヒステレシス発生レベルを印加した後中間
レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段と、前
記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前記ヒ
ステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移し
てからの経過時間と前記入力映像信号のレベルに基づい
て補正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗
ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力
映像信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とす
る加 算手段と、を備えることを特徴とする。また、本発
明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づい
て液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置に
おいて、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生
する係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモ
リが保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該
ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印
加していた時間とヒステレシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス発
生レベルを印加していた時間と前記ヒステレシス発生レ
ベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間
と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正値を発生す
る手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、
前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信号に加算し
て前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、を
備えることを特徴とする。
駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを
駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力映
像信号のレベルに応じて係数を発生する係数発生手段
と、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生
レベルを更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベル
と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正値を発生す
る手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、
前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信号に加算し
て前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、を
備えることを特徴とする。また、本発明による液晶パネ
ル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力
映像信号のレベルに応じて係数を発生する係数発生手段
と、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生
レベルとヒステレシス発生レベルを印加していた時間を
更新する手段と、前記ヒステレシス発生レベルを印加し
ていた時間と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正
値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗
算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信
号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算
手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明によ
る液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶
表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置におい
て、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生する
係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒス
テリシス発生レベルとヒステレシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手
段と、前記ヒステレシス発生レベルを印加した後中間レ
ベルに遷移してからの経過時間と前記入力映像信号のレ
ベルに基づいて補正値を発生する手段と、前記補正量に
前記係数を乗ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前
記現在の入力映像信号に加算して前記液晶表示パネルの
駆動信号とする加算手段と、を備えることを特徴とす
る。 また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入力映
像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パ
ネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベルに応
じて係数を発生する係数発生手段と、前記入力映像信号
のレベルとメモリが保持しているヒステリシス発生レベ
ルに基づいて該ヒステリシス発生レベルとヒステレシス
発生レベルを印加していた時間を更新する手段と、前記
ヒステリシス発生レベルと前記ヒステレシス発生レベル
を印加していた時間と前記入力映像信号のレベルに基づ
いて補正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を
乗ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入
力映像信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号と
する加算手段と、を備えることを特徴とする。また、本
発明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づ
いて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置
において、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発
生する係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメ
モリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて
該ヒステリシス発生レベルとヒステレシス発生レベルを
印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新
する手段と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステ
レシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してか
らの経過時間と前記入力映像信号のレベルに基づいて補
正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる
乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像
信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とする加
算手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明に
よる液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液
晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置におい
て、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生する
係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒス
テリシス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加し
ていた時間とヒステレシス発生レベルを印加した後中間
レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段と、前
記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前記ヒ
ステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移し
てからの経過時間と前記入力映像信号のレベルに基づい
て補正値を発生する手段と、前記補正量に前記係数を乗
ずる乗算手段と、前記乗算手段の出力を前記現在の入力
映像信号に加算して前記液晶表示パネルの駆動信号とす
る加 算手段と、を備えることを特徴とする。また、本発
明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づい
て液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置に
おいて、前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生
する係数発生手段と、前記入力映像信号のレベルとメモ
リが保持しているヒステリシス発生レベルに基づいて該
ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印
加していた時間とヒステレシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス発
生レベルを印加していた時間と前記ヒステレシス発生レ
ベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間
と前記入力映像信号のレベルに基づいて補正値を発生す
る手段と、前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、
前記乗算手段の出力を前記現在の入力映像信号に加算し
て前記液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、を
備えることを特徴とする。
【０００６】また、本発明による液晶パネル駆動装置
は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する
液晶表示パネル駆動装置において、前記入力映像信号の
レベルとメモリが保持しているヒステリシス発生レベル
に基づいて該ヒステリシス発生レベルを更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記入力映像信号の
レベルとに基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発
生する手段と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パ
ネルを駆動することを特徴とする。また、本発明による
液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置において、
前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステリシス発生レベルを印加していた時間を更新
する手段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加してい
た時間と前記入力映像信号のレベルとに基づいて前記液
晶表示パネルの駆動信号を発生する手段と、を備え、前
記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動することを特徴
とする。また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入
力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表
示パネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベル
とメモリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づ
いて該ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベ
ルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間を
更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間と前記入力映
像信号のレベルとに基づいて前記液晶表示パネルの駆動
信号を発生する手段と、を備え、前記駆動信号で前記液
晶表示パネルを駆動することを特徴とする。また、本発
明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づい
て液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置に
おいて、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持して
いるヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス
発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加していた時
間を更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベルと前
記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前記入
力映像信号のレベルとに基づいて前記液晶表示パネルの
駆動信号を発生する手段と、を備え、前記駆動信号で前
記液晶表示パネルを駆動することを特徴とする 。また、
本発明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基
づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装
置において、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持
しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリ
シス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス発
生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過
時間と前記入力映像信号のレベルとに基づいて前記液晶
表示パネルの駆動信号を発生する手段と、を備え、前記
駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動することを特徴と
する。また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入力
映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示
パネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベルと
メモリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づい
て該ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベル
を印加していた時間とヒステリシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手
段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間
と前記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベル
に遷移してからの経過時間前記入力映像信号のレベルと
に基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生する手
段と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆
動することを特徴とする。また、本発明による液晶パネ
ル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力
映像信号のレベルとメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベルとヒス
テリシス発生レベルを印加していた時間とヒステリシス
発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経
過時間を更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベル
と前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前
記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷
移してからの経過時間前記入力映像信号のレベルとに基
づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生する手段
と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動
することを特徴とする。
は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する
液晶表示パネル駆動装置において、前記入力映像信号の
レベルとメモリが保持しているヒステリシス発生レベル
に基づいて該ヒステリシス発生レベルを更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記入力映像信号の
レベルとに基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発
生する手段と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パ
ネルを駆動することを特徴とする。また、本発明による
液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置において、
前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステリシス発生レベルを印加していた時間を更新
する手段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加してい
た時間と前記入力映像信号のレベルとに基づいて前記液
晶表示パネルの駆動信号を発生する手段と、を備え、前
記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動することを特徴
とする。また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入
力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表
示パネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベル
とメモリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づ
いて該ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベ
ルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間を
更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間と前記入力映
像信号のレベルとに基づいて前記液晶表示パネルの駆動
信号を発生する手段と、を備え、前記駆動信号で前記液
晶表示パネルを駆動することを特徴とする。また、本発
明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基づい
て液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装置に
おいて、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持して
いるヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス
発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加していた時
間を更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベルと前
記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前記入
力映像信号のレベルとに基づいて前記液晶表示パネルの
駆動信号を発生する手段と、を備え、前記駆動信号で前
記液晶表示パネルを駆動することを特徴とする 。また、
本発明による液晶パネル駆動装置は、入力映像信号に基
づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動装
置において、前記入力映像信号のレベルとメモリが保持
しているヒステリシス発生レベルに基づいて該ヒステリ
シス発生レベルとヒステリシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手段
と、前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス発
生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過
時間と前記入力映像信号のレベルとに基づいて前記液晶
表示パネルの駆動信号を発生する手段と、を備え、前記
駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動することを特徴と
する。また、本発明による液晶パネル駆動装置は、入力
映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示
パネル駆動装置において、前記入力映像信号のレベルと
メモリが保持しているヒステリシス発生レベルに基づい
て該ヒステリシス発生レベルとヒステリシス発生レベル
を印加していた時間とヒステリシス発生レベルを印加し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を更新する手
段と、前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間
と前記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベル
に遷移してからの経過時間前記入力映像信号のレベルと
に基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生する手
段と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆
動することを特徴とする。また、本発明による液晶パネ
ル駆動装置は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、前記入力
映像信号のレベルとメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベルとヒス
テリシス発生レベルを印加していた時間とヒステリシス
発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経
過時間を更新する手段と、前記ヒステリシス発生レベル
と前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間と前
記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷
移してからの経過時間前記入力映像信号のレベルとに基
づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生する手段
と、を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動
することを特徴とする。
【０００７】本発明による液晶パネル駆動方法は、入力
映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示
パネル駆動方法において、前記入力映像信号のメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに応じて切り替え
る前記液晶表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記
入力映像信号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で
前記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧
と前記現在保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒ
ステリシス発生レベルを逐次更新することを特徴とする
ことを特徴とする。また、本発明による液晶パネル駆動
方法は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動
する液晶表示パネル駆動方法において、前記入力映像信
号のメモリが保持しているヒステリシス発生レベルを印
加していた時間に応じて切り替える前記液晶表示パネル
の電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信号の電圧と
に基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表示パネルを
駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在保持してい
るピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レベル
と前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間を逐
次更新することを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。
また、本発明による液晶パネル駆動方法は、入力映像信
号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル
駆動方法において、前記入力映像信号のメモリが保持し
ているヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベル
に遷移してからの経過時間に応じて切り替える前記液晶
表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信
号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表
示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在
保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス
発生レベルと前記ヒステリシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を逐次更新するこ
とを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明
による液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて
液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法にお
いて、前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステ
リシス発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保持し
ているヒステリシス発生レベルを印加していた時間に応
じて切り替える前記液晶表 示パネルの電圧輝度補正特性
と現在の前記入力映像信号の電圧とに基づいて決定され
る駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映
像信号の電圧と前記現在保持しているピーク電圧とに基
づいて前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス
発生レベルを印加していた時間を逐次更新することを特
徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明による
液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、
前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移
してからの経過時間に応じて切り替える前記液晶表示パ
ネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信号の電
圧とに基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表示パネ
ルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在保持し
ているピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レ
ベルと前記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レ
ベルに遷移してからの経過時間を逐次更新することを特
徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明による
液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、
前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルを印加していた時間と前記入力信号のメモリ
が保持しているヒステリシス発生レベルを表示した後中
間レベルに遷移してからの経過時間に応じて切り替える
前記液晶表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入
力映像信号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で前
記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と
前記現在保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒス
テリシス発生レベルと前記ヒステリシス発生レベルを印
加していた時間と前記ヒステリシス発生レベルを表示し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を逐次更新す
ることを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本
発明による液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づ
いて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法
において、前記入力映像信号のメモリが保持しているヒ
ステリシス発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保
持しているヒステリシス発生レベルを印加していた時間
と前記入力信号のメモリが保持 しているヒステリシス発
生レベルを表示した後中間レベルに遷移してからの経過
時間に応じて切り替える前記液晶表示パネルの電圧輝度
補正特性と現在の前記入力映像信号の電圧とに基づいて
決定される駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前
記入力映像信号の電圧と前記現在保持しているピーク電
圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒス
テリシス発生レベルを印加していた時間と前記ヒステリ
シス発生レベルを表示した後中間レベルに遷移してから
の経過時間を逐次更新することを特徴とする液晶表示パ
ネル駆動方法。
映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示
パネル駆動方法において、前記入力映像信号のメモリが
保持しているヒステリシス発生レベルに応じて切り替え
る前記液晶表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記
入力映像信号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で
前記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧
と前記現在保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒ
ステリシス発生レベルを逐次更新することを特徴とする
ことを特徴とする。また、本発明による液晶パネル駆動
方法は、入力映像信号に基づいて液晶表示パネルを駆動
する液晶表示パネル駆動方法において、前記入力映像信
号のメモリが保持しているヒステリシス発生レベルを印
加していた時間に応じて切り替える前記液晶表示パネル
の電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信号の電圧と
に基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表示パネルを
駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在保持してい
るピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レベル
と前記ヒステリシス発生レベルを印加していた時間を逐
次更新することを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。
また、本発明による液晶パネル駆動方法は、入力映像信
号に基づいて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル
駆動方法において、前記入力映像信号のメモリが保持し
ているヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベル
に遷移してからの経過時間に応じて切り替える前記液晶
表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信
号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表
示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在
保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス
発生レベルと前記ヒステリシス発生レベルを印加した後
中間レベルに遷移してからの経過時間を逐次更新するこ
とを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明
による液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて
液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法にお
いて、前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステ
リシス発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保持し
ているヒステリシス発生レベルを印加していた時間に応
じて切り替える前記液晶表 示パネルの電圧輝度補正特性
と現在の前記入力映像信号の電圧とに基づいて決定され
る駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映
像信号の電圧と前記現在保持しているピーク電圧とに基
づいて前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステリシス
発生レベルを印加していた時間を逐次更新することを特
徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明による
液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、
前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保持している
ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移
してからの経過時間に応じて切り替える前記液晶表示パ
ネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入力映像信号の電
圧とに基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表示パネ
ルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記現在保持し
ているピーク電圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レ
ベルと前記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レ
ベルに遷移してからの経過時間を逐次更新することを特
徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本発明による
液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、
前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルを印加していた時間と前記入力信号のメモリ
が保持しているヒステリシス発生レベルを表示した後中
間レベルに遷移してからの経過時間に応じて切り替える
前記液晶表示パネルの電圧輝度補正特性と現在の前記入
力映像信号の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で前
記液晶表示パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と
前記現在保持しているピーク電圧とに基づいて前記ヒス
テリシス発生レベルと前記ヒステリシス発生レベルを印
加していた時間と前記ヒステリシス発生レベルを表示し
た後中間レベルに遷移してからの経過時間を逐次更新す
ることを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。また、本
発明による液晶パネル駆動方法は、入力映像信号に基づ
いて液晶表示パネルを駆動する液晶表示パネル駆動方法
において、前記入力映像信号のメモリが保持しているヒ
ステリシス発生レベルと前記入力映像信号のメモリが保
持しているヒステリシス発生レベルを印加していた時間
と前記入力信号のメモリが保持 しているヒステリシス発
生レベルを表示した後中間レベルに遷移してからの経過
時間に応じて切り替える前記液晶表示パネルの電圧輝度
補正特性と現在の前記入力映像信号の電圧とに基づいて
決定される駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前
記入力映像信号の電圧と前記現在保持しているピーク電
圧とに基づいて前記ヒステリシス発生レベルと前記ヒス
テリシス発生レベルを印加していた時間と前記ヒステリ
シス発生レベルを表示した後中間レベルに遷移してから
の経過時間を逐次更新することを特徴とする液晶表示パ
ネル駆動方法。
【０００８】
【発明の実施の形態】図３は本発明の実施形態を説明す
るための図である。図３（ａ）において、入力映像信号
Ｓi1〜Ｓi4は、１フレームおきの同一画素の信号であ
る。Ｓi1は白レベルであり、Ｓi2はグレーレベルであ
り、Ｓi3は黒レベルであり、Ｓi4はグレーレベルであ
る。Ｓi2のレベルとＳi4のレベルは同一である。入力映
像信号Ｓi1〜Ｓi4の各々に対応した表示輝度がＳo1〜Ｓ
o4である。図に示すように、表示輝度Ｓo2のレベルに比
較して表示輝度Ｓo4のレベルが低く、両者間にヒステレ
シス量が発生している。これは、液晶にヒステレシス特
性があるからである。
るための図である。図３（ａ）において、入力映像信号
Ｓi1〜Ｓi4は、１フレームおきの同一画素の信号であ
る。Ｓi1は白レベルであり、Ｓi2はグレーレベルであ
り、Ｓi3は黒レベルであり、Ｓi4はグレーレベルであ
る。Ｓi2のレベルとＳi4のレベルは同一である。入力映
像信号Ｓi1〜Ｓi4の各々に対応した表示輝度がＳo1〜Ｓ
o4である。図に示すように、表示輝度Ｓo2のレベルに比
較して表示輝度Ｓo4のレベルが低く、両者間にヒステレ
シス量が発生している。これは、液晶にヒステレシス特
性があるからである。
【０００９】本実施形態では、図３（ｂ）に示すよう
に、補正表示信号演算により、入力信号を補正信号に変
換して、これにより液晶表示パネルを駆動して、表示輝
度においてヒステレシス量が発生しないようにようにす
る。図３（ｂ）において、入力映像信号Ｓi4を補正して
補正信号ＳC4に変換することにより、表示輝度Ｓo4’の
レベルを表示輝度Ｓo2’のレベルと同一にすることがで
きる。
に、補正表示信号演算により、入力信号を補正信号に変
換して、これにより液晶表示パネルを駆動して、表示輝
度においてヒステレシス量が発生しないようにようにす
る。図３（ｂ）において、入力映像信号Ｓi4を補正して
補正信号ＳC4に変換することにより、表示輝度Ｓo4’の
レベルを表示輝度Ｓo2’のレベルと同一にすることがで
きる。
【００１０】実施形態の詳細について説明する前に、明
らかになった液晶表示パネルの性質について説明する。
らかになった液晶表示パネルの性質について説明する。
【００１１】図４は黒レベルから白レベルまでに対応し
た電圧を印加した場合の液晶表示パネルの表示輝度のヒ
ステレシス特性を示す図である。ａは白レベルを印加し
たのちの特性曲線であり、ｂは黒レベルを印加したのち
の特性曲線である。図１において、ΔＲは、白レベルを
印加してから映像信号の階調３０に対応した電圧を印加
した場合の表示輝度と、黒レベルを印加してから映像信
号の階調３０に対応した同一の電圧を印加した場合の表
示輝度との間のヒステレシス量を表している。ヒステレ
シス特性は、起点となるヒステリシス発生レベル（白レ
ベル又は黒レベル）にも依存する。図７は、このヒステ
リシス発生レベル依存性を示すグラフである。図７に
は、白レベル印加後、０％の黒レベル印加後、及び５％
の黒レベル印加後の印加電圧対表示輝度の特性を示して
いる。図４は、白レベル印加後及び０％の黒レベル印加
後のものだけであった。図７から明らかなように、例え
ば、ヒステリシス発生レベルが０％の黒レベルに対応し
た特性曲線とヒステリシス発生レベルが５％の黒レベル
に対応した特性曲線は異なり、ヒステリシス発生レベル
が近くてもこのように特性曲線が異なる。図８は図７の
グラフの特性曲線の立ち上がり付近を拡大したものであ
る。これを、ヒステリシス発生レベル依存性と呼ぶこと
にする。
た電圧を印加した場合の液晶表示パネルの表示輝度のヒ
ステレシス特性を示す図である。ａは白レベルを印加し
たのちの特性曲線であり、ｂは黒レベルを印加したのち
の特性曲線である。図１において、ΔＲは、白レベルを
印加してから映像信号の階調３０に対応した電圧を印加
した場合の表示輝度と、黒レベルを印加してから映像信
号の階調３０に対応した同一の電圧を印加した場合の表
示輝度との間のヒステレシス量を表している。ヒステレ
シス特性は、起点となるヒステリシス発生レベル（白レ
ベル又は黒レベル）にも依存する。図７は、このヒステ
リシス発生レベル依存性を示すグラフである。図７に
は、白レベル印加後、０％の黒レベル印加後、及び５％
の黒レベル印加後の印加電圧対表示輝度の特性を示して
いる。図４は、白レベル印加後及び０％の黒レベル印加
後のものだけであった。図７から明らかなように、例え
ば、ヒステリシス発生レベルが０％の黒レベルに対応し
た特性曲線とヒステリシス発生レベルが５％の黒レベル
に対応した特性曲線は異なり、ヒステリシス発生レベル
が近くてもこのように特性曲線が異なる。図８は図７の
グラフの特性曲線の立ち上がり付近を拡大したものであ
る。これを、ヒステリシス発生レベル依存性と呼ぶこと
にする。
【００１２】また、ヒステレシス特性はヒステリシス発
生レベルに依存するが、特性曲線は相似を示す。すなわ
ち、例えば、ヒステリシス発生レベルが０％の黒レベル
に対応した特性曲線のヒステリシス発生レベルが１００
％の白レベルに対応した特性曲線からの各印加電圧にお
けるずれ量、すなわちヒステレシス量、はグレーレベル
付近で大きく黒レベルと白レベルに近づくに従い０に収
束する。これは、ヒステリシス発生レベルが５％の黒レ
ベルに対応した特性曲線についても同様である。従っ
て、現在の映像信号のレベルにこの特性を示す代表的な
値（係数）をマッピングして、これをヒステリシス発生
レベルに対応したヒステレシス量の絶対値を表す量に乗
ずれば、ヒステレシス量を算出することができる。ま
た、このようにして求めたヒステレシス量を補正した電
圧を印加する事により表示輝度のヒステレシスを補正す
ることができる。
生レベルに依存するが、特性曲線は相似を示す。すなわ
ち、例えば、ヒステリシス発生レベルが０％の黒レベル
に対応した特性曲線のヒステリシス発生レベルが１００
％の白レベルに対応した特性曲線からの各印加電圧にお
けるずれ量、すなわちヒステレシス量、はグレーレベル
付近で大きく黒レベルと白レベルに近づくに従い０に収
束する。これは、ヒステリシス発生レベルが５％の黒レ
ベルに対応した特性曲線についても同様である。従っ
て、現在の映像信号のレベルにこの特性を示す代表的な
値（係数）をマッピングして、これをヒステリシス発生
レベルに対応したヒステレシス量の絶対値を表す量に乗
ずれば、ヒステレシス量を算出することができる。ま
た、このようにして求めたヒステレシス量を補正した電
圧を印加する事により表示輝度のヒステレシスを補正す
ることができる。
【００１３】図４及び図７のヒステレシス特性は、白レ
ベル又は黒レベルを印加してから１秒後に映像信号のそ
れぞれの階調を印加した場合の表示輝度をグラフ化した
ものである。１秒が他の時間に変われば、ヒステレシス
特性も変わる。すなわち、ヒステレシス特性には時間依
存性もある。
ベル又は黒レベルを印加してから１秒後に映像信号のそ
れぞれの階調を印加した場合の表示輝度をグラフ化した
ものである。１秒が他の時間に変われば、ヒステレシス
特性も変わる。すなわち、ヒステレシス特性には時間依
存性もある。
【００１４】図５は、ヒステレシス特性の時間依存性の
１つを表す図である。すなわち、図５は黒レベルを印加
してからステップ状に階調３０の信号を印加した場合の
表示輝度の過渡特性と、白レベルを印加してからステッ
プ状に階調３０の信号を印加した場合の表示輝度を表し
ている。図５から明らかなように、表示輝度の応答はＬ
ＰＦの特性を示し、液晶表示パネルにより異なるが、例
えば、約３０秒後にほとんど同一の値に収束する。
１つを表す図である。すなわち、図５は黒レベルを印加
してからステップ状に階調３０の信号を印加した場合の
表示輝度の過渡特性と、白レベルを印加してからステッ
プ状に階調３０の信号を印加した場合の表示輝度を表し
ている。図５から明らかなように、表示輝度の応答はＬ
ＰＦの特性を示し、液晶表示パネルにより異なるが、例
えば、約３０秒後にほとんど同一の値に収束する。
【００１５】ヒステレシス特性のもう１つの時間依存性
は、ヒステレシス量が、ヒステレシス発生レベルを印加
していた時間にも依存することである。図６はヒステリ
シス発生レベルを印加していた時間にヒステレシス量Δ
Ｒが依存していることを示すグラフである。
は、ヒステレシス量が、ヒステレシス発生レベルを印加
していた時間にも依存することである。図６はヒステリ
シス発生レベルを印加していた時間にヒステレシス量Δ
Ｒが依存していることを示すグラフである。
【００１６】本実施形態は、以上明らかにした、ヒステ
レシス特性のヒステリシス発生レベル依存性と２種類の
時間依存性をもとにして、これを補正するものである。
更に、ヒステレシス特性の相似性も利用する。なお、本
実施形態では、ヒステリシス発生レベルが黒レベルであ
るときの映像信号とヒステリシス発生レベルが白レベル
であるときの映像信号を補正する。
レシス特性のヒステリシス発生レベル依存性と２種類の
時間依存性をもとにして、これを補正するものである。
更に、ヒステレシス特性の相似性も利用する。なお、本
実施形態では、ヒステリシス発生レベルが黒レベルであ
るときの映像信号とヒステリシス発生レベルが白レベル
であるときの映像信号を補正する。
【００１７】図１は本実施形態による液晶表示パネルの
駆動装置の１例の構成を示すブロック図である。
駆動装置の１例の構成を示すブロック図である。
【００１８】図１において、２０１は映像信号入力端子
であり映像信号g(l,j,k)を入力する。なお、lは、映像
信号の画面上の水平方向の位置、jは、映像信号の画面
上の垂直方向の位置、kはフレーム番号を示す。２０２
は、映像信号g(l,j,k)のレベルを１６区分して４ビット
にエンコードするエンコーダ１、２０３は、エンコーダ
１（符号２０２）の出力を基に係数を発生する係数発生
回路、２０４は、映像信号g(l,j,k)のレベルを８区分し
て３ビットにエンコードしてエンコード値nrbを出力す
るエンコーダ２，２０５は演算器であり、例えば、ＣＰ
Ｕなどで構成される。２０６は演算器２０５の出力を１
フレーム遅延させるフレームメモリである。演算器２０
５は、エンコーダ２（符号２０４）の出力nrbと、フレ
ームメモリ２０６の出力rb(l,j,k-1),tbw(l,j,k-1),tbp
(l,j,k-1)を入力し、演算結果であるrb(l,j,k),tbw(l,
j,k),tbp(l,j,k)を出力する。信号rb(l,j,k)は、保持し
ているヒステリシス発生レベルである。前述の通り、本
実施形態ではピーク方向を黒レベル方向としている。信
号tbw(l,j,k)は、映像信号がヒステリシス発生レベルで
あった時間（フレーム数）である。信号tbp(l,j,k)は、
映像信号がヒステリシス発生レベルであった後に、映像
信号のレベルがピーク値よりも高いレベルである継続時
間（フレーム数）である。２０７は、ルックアップテー
ブル（以下、ＬＵＴと称する）であり、演算器２０５の
出力rb(l,j,k),tbw(l,j,k),tbp(l,j,k)を入力し、それ
に応じて例えば４ビットの補正量を出力する。２０８は
乗算器であり、ＬＵＴ２０７が出力する補正量に係数発
生回路２０３が出力する係数を乗ずる。２０９は加減算
器であり、映像信号g(l,k,k)に、乗算器２０８の出力す
る補正量と係数の積を加算して、液晶表示パネル駆動信
号output(l,j,k)として出力する。
であり映像信号g(l,j,k)を入力する。なお、lは、映像
信号の画面上の水平方向の位置、jは、映像信号の画面
上の垂直方向の位置、kはフレーム番号を示す。２０２
は、映像信号g(l,j,k)のレベルを１６区分して４ビット
にエンコードするエンコーダ１、２０３は、エンコーダ
１（符号２０２）の出力を基に係数を発生する係数発生
回路、２０４は、映像信号g(l,j,k)のレベルを８区分し
て３ビットにエンコードしてエンコード値nrbを出力す
るエンコーダ２，２０５は演算器であり、例えば、ＣＰ
Ｕなどで構成される。２０６は演算器２０５の出力を１
フレーム遅延させるフレームメモリである。演算器２０
５は、エンコーダ２（符号２０４）の出力nrbと、フレ
ームメモリ２０６の出力rb(l,j,k-1),tbw(l,j,k-1),tbp
(l,j,k-1)を入力し、演算結果であるrb(l,j,k),tbw(l,
j,k),tbp(l,j,k)を出力する。信号rb(l,j,k)は、保持し
ているヒステリシス発生レベルである。前述の通り、本
実施形態ではピーク方向を黒レベル方向としている。信
号tbw(l,j,k)は、映像信号がヒステリシス発生レベルで
あった時間（フレーム数）である。信号tbp(l,j,k)は、
映像信号がヒステリシス発生レベルであった後に、映像
信号のレベルがピーク値よりも高いレベルである継続時
間（フレーム数）である。２０７は、ルックアップテー
ブル（以下、ＬＵＴと称する）であり、演算器２０５の
出力rb(l,j,k),tbw(l,j,k),tbp(l,j,k)を入力し、それ
に応じて例えば４ビットの補正量を出力する。２０８は
乗算器であり、ＬＵＴ２０７が出力する補正量に係数発
生回路２０３が出力する係数を乗ずる。２０９は加減算
器であり、映像信号g(l,k,k)に、乗算器２０８の出力す
る補正量と係数の積を加算して、液晶表示パネル駆動信
号output(l,j,k)として出力する。
【００１９】図２は、エンコーダ１（符号２０２）の構
成の一例を示すブロック図である。エンコーダ１（符号
２０２）は、入力される映像信号をそれぞれ比較レベル
１〜１５（符号３２２〜３３６）と比較する１５個の比
較器１〜１５（符号３０２〜３１６）比較器と、比較器
１〜１５（符号３０２〜３１６）の１５ビットの出力を
４ビットにエンコードするエンコーダ３１７とから構成
される。比較レベルの設定により、非線形にエンコード
することができる。従って、ヒステレシス量の変化量が
大きい領域で、より細かく比較レベルを設置することに
より、係数誤差を少ないエンコードビット数で一定に抑
えることができる。
成の一例を示すブロック図である。エンコーダ１（符号
２０２）は、入力される映像信号をそれぞれ比較レベル
１〜１５（符号３２２〜３３６）と比較する１５個の比
較器１〜１５（符号３０２〜３１６）比較器と、比較器
１〜１５（符号３０２〜３１６）の１５ビットの出力を
４ビットにエンコードするエンコーダ３１７とから構成
される。比較レベルの設定により、非線形にエンコード
することができる。従って、ヒステレシス量の変化量が
大きい領域で、より細かく比較レベルを設置することに
より、係数誤差を少ないエンコードビット数で一定に抑
えることができる。
【００２０】エンコーダ２（符号２０４）は、エンコー
ダ１（符号２０２）と同様な構成をとる。エンコーダ２
（符号２０４）の出力nrbは"000b"から"111b"の範囲の
値をとる。出力nrbの"000b"から"101b"は６段階の黒レ
ベルであり、"000b"から"101b"に近づくに従って、より
白レベルに近づく。本例では、"000b"から"101b"までを
黒側ヒステレシス発生レベルとしている。"111b"は白側
ヒステレシス発生レベルである。"110b"は中間レベルで
あり、本領域では、液晶表示パネルの表示特性（印加電
圧対輝度特性）は変化せず、中間レベルを表示する前
に、黒側ヒステレシス発生レベル（"000b"〜"101b"）を
表示した場合は、黒側ヒステレシスによる表示特性を示
し、中間レベルを表示する前に、白側ヒステレシス発生
レベル"111b"を表示した場合は、白側ヒステレシスによ
る表示特性を示す。前述の説明と重複するが、tbwは、
ヒステレシス発生レベル（黒レベル（"000b"〜"101b"）
または白レベル"111b"）を表示した期間を示す。tbp
は、ヒステレシス発生レベル（黒レベル（"000b"〜"101
b"）または白レベル"111b"）を印加した後、中間レベ
ル"110b"に遷移してからの経過時間を示す。
ダ１（符号２０２）と同様な構成をとる。エンコーダ２
（符号２０４）の出力nrbは"000b"から"111b"の範囲の
値をとる。出力nrbの"000b"から"101b"は６段階の黒レ
ベルであり、"000b"から"101b"に近づくに従って、より
白レベルに近づく。本例では、"000b"から"101b"までを
黒側ヒステレシス発生レベルとしている。"111b"は白側
ヒステレシス発生レベルである。"110b"は中間レベルで
あり、本領域では、液晶表示パネルの表示特性（印加電
圧対輝度特性）は変化せず、中間レベルを表示する前
に、黒側ヒステレシス発生レベル（"000b"〜"101b"）を
表示した場合は、黒側ヒステレシスによる表示特性を示
し、中間レベルを表示する前に、白側ヒステレシス発生
レベル"111b"を表示した場合は、白側ヒステレシスによ
る表示特性を示す。前述の説明と重複するが、tbwは、
ヒステレシス発生レベル（黒レベル（"000b"〜"101b"）
または白レベル"111b"）を表示した期間を示す。tbp
は、ヒステレシス発生レベル（黒レベル（"000b"〜"101
b"）または白レベル"111b"）を印加した後、中間レベ
ル"110b"に遷移してからの経過時間を示す。
【００２１】出力nrbの値"110b"と値"111b"との境界
は、例えば、映像信号の６０％レベルに設定する。ま
た、"101b"と"110b"との境界は、例えば映像信号の１０
％レベルに設定する。
は、例えば、映像信号の６０％レベルに設定する。ま
た、"101b"と"110b"との境界は、例えば映像信号の１０
％レベルに設定する。
【００２２】演算器２０５は、表示画素が白レベルによ
るヒステレシス又は黒レベルによるヒステレシスのどの
表示特性（印加電圧対輝度特性）を保持しているかを演
算する。つまり、以前に表示したヒステレシス発生領域
のレベルrbとそのヒステレシス発生領域を表示した期間
tbwと、そのヒステレシス発生領域を表示してからの経
過時間tbpを算出し、その結果を基に、ＬＵＴ２０８で
補正量を算出する。
るヒステレシス又は黒レベルによるヒステレシスのどの
表示特性（印加電圧対輝度特性）を保持しているかを演
算する。つまり、以前に表示したヒステレシス発生領域
のレベルrbとそのヒステレシス発生領域を表示した期間
tbwと、そのヒステレシス発生領域を表示してからの経
過時間tbpを算出し、その結果を基に、ＬＵＴ２０８で
補正量を算出する。
【００２３】次に、演算器２０５の動作について、演算
器２０５の入出力関係を示す表１を参照して説明する。
器２０５の入出力関係を示す表１を参照して説明する。
【００２４】
【表１】
まず最初に、演算器２０５は、nrb,rb,tbpをもとに、現
在表示しようとしている画素がどのようなヒステレシス
による表示特性の履歴を持っているかを判断する。そし
て、その結果を基にＬＵＴ２０８及びフレームメモリ２
０６へ出力するためのrb,tbw,tbpを演算する。
在表示しようとしている画素がどのようなヒステレシス
による表示特性の履歴を持っているかを判断する。そし
て、その結果を基にＬＵＴ２０８及びフレームメモリ２
０６へ出力するためのrb,tbw,tbpを演算する。
【００２５】演算は、表１の〜の６種類に分類でき
るため、以下、各々について説明する。
るため、以下、各々について説明する。
【００２６】現フレームの映像信号の信号レベルnrb
が"000b"〜"101b"の場合は、黒側のヒステレシス領域で
あるため、前フレームの値rb（=rb(l,j,k-1）と比較す
る。nrbが"101b"以下の場合は、黒側ヒステレシスが発
生したことがわかる。次に、tbpにより、黒レベルが連
続しているのか、前画素が中間レベルであったのかを判
断する。tbp=0であれば、前フレームの画素が黒レベル
であることがわかるため、保持している黒レベルrbを更
新する。更新する黒レベルとしては、より強いヒステレ
シス量をを保持するため、nrbとrbの小さい方をフレー
ムメモリ２０６のに書き込む黒レベルrbとする。また、
tbp=0の時は、黒レベルが連続して表示されるため、tbw
に１を加算する。tbpはこれまでの値を保持する。
が"000b"〜"101b"の場合は、黒側のヒステレシス領域で
あるため、前フレームの値rb（=rb(l,j,k-1）と比較す
る。nrbが"101b"以下の場合は、黒側ヒステレシスが発
生したことがわかる。次に、tbpにより、黒レベルが連
続しているのか、前画素が中間レベルであったのかを判
断する。tbp=0であれば、前フレームの画素が黒レベル
であることがわかるため、保持している黒レベルrbを更
新する。更新する黒レベルとしては、より強いヒステレ
シス量をを保持するため、nrbとrbの小さい方をフレー
ムメモリ２０６のに書き込む黒レベルrbとする。また、
tbp=0の時は、黒レベルが連続して表示されるため、tbw
に１を加算する。tbpはこれまでの値を保持する。
【００２７】また、tbp≠0の場合は、前フレームの画
素が中間レベルであるため、新たにヒステレシス発生レ
ベルを更新するため、rb=nrbとして、tbwとtbpは０にリ
セットする。
素が中間レベルであるため、新たにヒステレシス発生レ
ベルを更新するため、rb=nrbとして、tbwとtbpは０にリ
セットする。
【００２８】次に、以前のヒステレシス発生レベル値
rb="111b"の場合は、前フレームの画素が白レベルであ
るため、新たにヒステレシス発生レベルを更新するた
め、rb=nrbとし、tbwとtbpは０にリセットする。
rb="111b"の場合は、前フレームの画素が白レベルであ
るため、新たにヒステレシス発生レベルを更新するた
め、rb=nrbとし、tbwとtbpは０にリセットする。
【００２９】現画素信号レベルnrb="110b"の場合は、
これまでのヒステレシス履歴による表示特性を保持する
ため、rb及びtbwはこれまでの値を保持し、ヒステレシ
ス発生領域を抜けてからの経過時間であるtbpに１を加
算する。
これまでのヒステレシス履歴による表示特性を保持する
ため、rb及びtbwはこれまでの値を保持し、ヒステレシ
ス発生領域を抜けてからの経過時間であるtbpに１を加
算する。
【００３０】次に、現画素信号が"111b"の場合におい
て、以前のヒステレシス発生レベル値rbが"111b"であれ
ば、前フレームで表示した値が白レベルであることがわ
かるため、ヒステレシス発生レベル書き込み期間tbwに
１を加算する。
て、以前のヒステレシス発生レベル値rbが"111b"であれ
ば、前フレームで表示した値が白レベルであることがわ
かるため、ヒステレシス発生レベル書き込み期間tbwに
１を加算する。
【００３１】また、現画素信号が"111b"の場合におい
て、以前のヒステリシス発生レベル値ｒｂが"111b"でな
ければ、前フレームで表示した値が白レベルでないこと
がわかるため、新たにヒステレシス発生レベルを白に更
新するため、rb=nrbとし、tbwとtbpを０にリセットす
る。
て、以前のヒステリシス発生レベル値ｒｂが"111b"でな
ければ、前フレームで表示した値が白レベルでないこと
がわかるため、新たにヒステレシス発生レベルを白に更
新するため、rb=nrbとし、tbwとtbpを０にリセットす
る。
【００３２】参考のために、この表を実現するプログラ
ム例を図９に示す。
ム例を図９に示す。
【００３３】ヒステレシス発生レベル表示時間tbwおよ
び中間調表示時間tbpは、フレームをカウントするカウ
ンタからの基準信号を用いたり、ＣＰＵなどから任意の
一定周期毎に基準信号を入力するなどの方法により、１
フレーム毎のみならず、任意のフレーム毎に更新するこ
とも可能である。これにより、ヒステレシス発生レベル
表示時間tbwおよび中間調表示時間tbpのビット数と更新
周期の関係を必要とされる演算精度とハードウェア量と
の関係から適宜選択することが可能となる。
び中間調表示時間tbpは、フレームをカウントするカウ
ンタからの基準信号を用いたり、ＣＰＵなどから任意の
一定周期毎に基準信号を入力するなどの方法により、１
フレーム毎のみならず、任意のフレーム毎に更新するこ
とも可能である。これにより、ヒステレシス発生レベル
表示時間tbwおよび中間調表示時間tbpのビット数と更新
周期の関係を必要とされる演算精度とハードウェア量と
の関係から適宜選択することが可能となる。
【００３４】また、エンコーダ１（符号２０２）と係数
発生回路２０３と、ＬＵＴ２０７と、乗算器２０８と加
算器２０９とを１つのＬＵＴで構成することも可能であ
る。
発生回路２０３と、ＬＵＴ２０７と、乗算器２０８と加
算器２０９とを１つのＬＵＴで構成することも可能であ
る。
【００３５】更に、本実施形態は、ヒステレシス発生レ
ベルと、ヒステレシス発生レベル表示時間と、中間調表
示時間と、現在の映像信号レベルにより液晶表示パネル
のヒステレシス量が決定されることに基づくものである
が、液晶表示パネルの特性が改善されるなどして、これ
らの要因のうち考慮しなくてもよい要因があれば、それ
に対応して一部を省略した実施形態に変形できる。
ベルと、ヒステレシス発生レベル表示時間と、中間調表
示時間と、現在の映像信号レベルにより液晶表示パネル
のヒステレシス量が決定されることに基づくものである
が、液晶表示パネルの特性が改善されるなどして、これ
らの要因のうち考慮しなくてもよい要因があれば、それ
に対応して一部を省略した実施形態に変形できる。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶表示パネルのヒステリシス特性による静止画および動
画の階調特性を改善することが可能となるため、ヒステ
リシス特性などを持つ液晶表示パネルであっても、高画
質、高品位の映像を表示することが可能となる。
晶表示パネルのヒステリシス特性による静止画および動
画の階調特性を改善することが可能となるため、ヒステ
リシス特性などを持つ液晶表示パネルであっても、高画
質、高品位の映像を表示することが可能となる。
【図１】本発明の実施形態による液晶パネル駆動装置の
構成の１例を示すブロック図である。
構成の１例を示すブロック図である。
【図２】エンコーダ回路の構成の１例を示すブロック図
である。
である。
【図３】液晶表示パネルのヒステリシス補正の原理を説
明する図である。
明する図である。
【図４】液晶表示パネルのヒステリシス特性（印加電圧
依存）を示す図である。
依存）を示す図である。
【図５】液晶表示パネルのヒステリシス特性（経過時間
依存）を示す図である。
依存）を示す図である。
【図６】液晶表示パネルのヒステレシス特性（ヒステレ
シス発生レベル表示時間依存性）を示す図である。
シス発生レベル表示時間依存性）を示す図である。
【図７】液晶表示パネルのヒステリシス特性（印加電圧
依存）を示す第２の図である。
依存）を示す第２の図である。
【図８】液晶表示パネルのヒステリシス特性（印加電圧
依存）を示す第３の図である。
依存）を示す第３の図である。
【図９】演算器の実行するプログラム例のリストであ
る。
る。
２０１ 映像信号入力端子
２０２ 第１のデコーダ回路
２０３ 係数発生回路
２０４ 第２のデコーダ回路
２０５ 演算器
２０６ フレームメモリ
２０７ ルックアップテーブル（ＬＵＴ）
２０８ 乗算器
２０９ 加減算器
２１０ 出力端子
Claims (19)
- 【請求項１】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルに応じて係数を発生する係数
発生手段と、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルを更新する手段と、 前記ヒステリシス発生レベルと前記入力映像信号のレベ
ルに基づいて補正値を発生する手段と、 前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、 前記乗算手段の出力を前記入力映像信号に加算して前記
液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、 を備えることを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項２】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルに基づいて係数を発生する係
数発生手段と、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステレシス発生レベルを印加していた時間を更新
する手段と、 前記ヒステレシス発生レベルを印加していた時間と前記
入力映像信号のレベルに基づいて補正量を発生する補正
量発生手段と、 前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、 前記乗算手段の出力を前記入力映像信号に加算して前記
液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、 を備えることを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項３】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルに基づいて係数を発生する係
数発生手段と、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステレシス発生レベルを印加した後中間レ ベルに
遷移してからの経過時間を更新する手段と、 前記ヒステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに
遷移してからの経過時間と前記入力映像信号のレベルに
基づいて補正量を発生する補正量発生手段と、 前記補正量に前記係数を乗ずる乗算手段と、 前記乗算手段の出力を前記入力映像信号に加算して前記
液晶表示パネルの駆動信号とする加算手段と、 を備えることを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項４】 前記補正量発生手段は、更に、ヒステリ
シス発生レベルにも基づいて前記補正量を発生すること
を特徴とする請求項２又は３に記載の液晶パネル駆動装
置。 - 【請求項５】 前記更新する手段は、更に、ヒステレシ
ス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの
経過時間も更新し、 前記補正量発生手段は、更に、ヒステレシス発生レベル
を印加した後中間レベルに遷移してからの経過時間にも
基づいて前記補正量を発生することを特徴とする請求項
２記載の 液晶パネル駆動装置。 - 【請求項６】 前記補正量発生手段は、更に、ヒステリ
シス発生レベルにも基づいて前記補正量を発生すること
を特徴とする請求項５に記載の液晶パネル駆動装置。 - 【請求項７】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルを更新する手段と、 前記ヒステリシス発生レベルと前記入力映像信号のレベ
ルとに基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生す
る駆動信号発生手段と、 を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動する
ことを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項８】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステレシス発生レベルを印加していた時間とを更
新する手段と、 前記ヒステレシス発生レベルを印加していた時間と前記
入力映像信号のレベルとに基づいて前記液晶表示パネル
の駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、 を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動する
ことを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項９】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネル
を駆動する液晶表示パネル駆動装置において、 前記入力映像信号のレベルとメモリが保持しているヒス
テリシス発生レベルに基づいて該ヒステリシス発生レベ
ルとヒステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに
遷移してからの経過時間とを更新する手段と、 前記ヒステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに
遷移してからの経過時間と前記入力映像信号のレベルと
に基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生する駆
動信号発生手段と、 を備え、前記駆動信号で前記液晶表示パネルを駆動する
ことを特徴とする液晶パネル駆動装置。 - 【請求項１０】 前記駆動信号発生手段は、更に、前記
ヒステリシス発生レベルにも基づいて前記液晶表示パネ
ルの駆動信号を発生することを特徴とする請求項８又は
９に記載の液晶パネル駆動装置。 - 【請求項１１】 前記更新する手段は、更に、ヒステレ
シス発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してから
の経過時間も更新し、 前記駆動信号発生手段は、更に、前記ヒステレシス発生
レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経過時
間にも基づいて前記液晶表示パネルの駆動信号を発生す
ることを特徴とする請求項８に記載の 液晶パネル駆動装
置。 - 【請求項１２】 前記駆動信号発生手段は、更に、前記
ヒステリシス発生レベルにも基づいて前記液晶表示パネ
ルの駆動信号を発生することを特徴とする請求項１１に
記載の液晶パネル駆動装置。 - 【請求項１３】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネ
ルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、 前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステリシス
発生レベルに応じて切り替える前記液晶表示パネルの電
圧輝度補正特性と前記入力映像信号の電圧とに基づいて
決定される駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前
記入力映像信号の電圧と前記現在保持しているヒステリ
シス発生レベルとに基づいて前記ヒステリシス発生レベ
ルを逐次更新することを特徴とする液晶表示パネル駆動
方法。 - 【請求項１４】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネ
ルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、 前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステレシス
発生レベルを印加していた時間に応じて切り替える前記
液晶表示パネルの電圧輝度補正特性と前記入力映像信号
の電圧とに基づいて決定される駆動電圧で前記液晶表示
パネルを駆動し、前記入力映像信号の電圧と前記メモリ
が保持しているヒステレシス発生レベルとに基づいて前
記ヒステリシス発生レベルと前記ヒステレシス発生レベ
ルを印加していた時間を逐次更新することを特徴とする
液晶表示パネル駆動方法。 - 【請求項１５】 入力映像信号に基づいて液晶表示パネ
ルを駆動する液晶表示パネル駆動方法において、 前記入力映像信号のメモリが保持しているヒステレシス
発生レベルを印加した後中間レベルに遷移してからの経
過時間に応じて切り替える前記液晶表示パネルの電圧輝
度補正特性と前記入力映像信号の電圧とに基づいて決定
される駆動電圧で前記液晶表示パネルを駆動し、前記入
力映像信号の電圧とメモリが保持しているヒステレシス
発生レベルとに基づいて前記ヒステリシス発生レベルと
前記ヒステリシス発生レベルを印加した後中間レベルに
遷移してからの経過時間を逐次更新することを特徴とす
る液晶表示パネル駆動方法。 - 【請求項１６】 前記電圧輝度補正特性を更に前記メモ
リが保持しているヒステリシス発生レベルにも応じて切
り替えることを特徴とする請求項１４又は１５に記載の
液晶表示パネル駆動方法。 - 【請求項１７】 前記電圧輝度補正特性を更に前記メモ
リが保持しているヒステリシス発生レベルにも応じて切
り替え、 前記ヒステレシス発生レベルを印加した後中間レベルに
遷移してからの経過時間も逐次更新することを特徴とす
る請求項１４ に記載の液晶表示パネル駆動方法。 - 【請求項１８】 前記電圧輝度補正特性を更に前記メモ
リが保持しているヒステリシス発生レベルにも応じて切
り替えることを特徴とする請求項１７に記載の液晶表示
パネル駆動方法。 - 【請求項１９】 請求項１３乃至１８のいずれか１項に
記載の液晶表示パネル駆動方法において、前記電圧輝度
補正特性に応じて決定される補正値と前記現在の入力映
像信号の電圧に応じて決定される係数との積を前記現在
の入力映像信号に加算することにより前記駆動電圧を決
定することを特徴とする液晶表示パネル駆動方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247297A JP3403032B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 液晶表示パネルの駆動装置と駆動方法 |
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| EP98308701A EP0911798A3 (en) | 1997-10-24 | 1998-10-23 | Liquid crystal panel apparatus and method for driving the same with reduction of hysteresis effect |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247297A JP3403032B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 液晶表示パネルの駆動装置と駆動方法 |
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|---|---|
| JPH11126052A JPH11126052A (ja) | 1999-05-11 |
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ID=17782262
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|---|---|---|---|
| JP29247297A Expired - Fee Related JP3403032B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 液晶表示パネルの駆動装置と駆動方法 |
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| EP (1) | EP0911798A3 (ja) |
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| JP3520863B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2004-04-19 | セイコーエプソン株式会社 | 画像信号補正回路、その補正方法、液晶表示装置及び電子機器 |
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1998
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