JP3402285B2 - ナビゲーション情報提供装置、通信ナビゲーション装置およびそのシステム - Google Patents
ナビゲーション情報提供装置、通信ナビゲーション装置およびそのシステムInfo
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Description
データをセンタ側から移動側に分割して提供する場合に
好適なナビゲーション情報提供装置、通信ナビゲーショ
ン装置およびそのシステムに関するものである。
をセンタ側から移動側に提供するシステムとして、例え
ば特開平10−19588号公報に開示される「ナビゲ
ーションシステム」がある。このナビゲーションシステ
ムでは、目的地まで車両(利用者)を案内するために必
要な地図画像や経路データを、ナビゲーション情報送信
システム(センタ側)から車両側(移動側)に送信する
ように構成している。
れば、ナビゲーション情報送信システムでは、車両側の
ナビゲーション装置から出される各要求に基づいて各種
データベースから必要なデータを読み出しナビゲーショ
ン装置に送信、あるいは車両側のナビゲーション装置か
ら出される経路探索要求に基づいて行った経路探索結果
をナビゲーション装置に送信する。一方、ナビゲーショ
ン装置では、受信した所定のデータから作成した地図画
像や探索した最適な経路を、CRT等の表示部に表示し
て利用者を目的地まで案内する。
道路のように、経路案内の対象となる道路が単一の道筋
によるものである場合には、特にナビゲーションによっ
て経路案内されなくても利用者は道なりに車両を運転す
れば目的地に近づくことができる。そのため、現実に
は、高速道路等の単一の道筋、即ちいわゆる「一本道」
を走行している車両にとっては、ナビゲーションによる
経路案内は詳細なものである必要はない。
ビゲーションシステム」によると、車両側の要求によ
り、センタ側のナビゲーション情報送信システムから送
信される各データや経路探索結果等は、車両側のナビゲ
ーション装置による処理の流れからその全てが車両側に
送信されてくるように設定されている。そのため、探索
した経路途中に高速道路等の一本道が存在する場合に
は、この一本道が続く間については、いわば不必要な詳
細情報をも含んだデータや経路探索結果をナビゲーショ
ン情報送信システムから車両が受け取っていることにな
る。つまり、車両側は、センタ側のナビゲーション情報
送信システムから不要なデータをも含めて経路案内デー
タとして一括受信する場合もあり得ることになる。そし
て、このような不要なデータのやりとりは、利用者にと
っては通信コストを増大させるという問題に直結し、ま
たナビゲーションシステムにとっては通信トラフィック
の増加による通信障害の発生原因にもなり得るという問
題につながる。
なされたものであり、その目的とするところは、通信コ
ストを削減し得るナビゲーション情報提供装置、通信ナ
ビゲーション装置およびそのシステムを提供することに
ある。また、本発明の別の目的は、センタ側と移動側と
の間の通信トラフィックを低減し得るナビゲーション情
報提供装置、通信ナビゲーション装置およびそのシステ
ムを提供することにある。
め、請求項1のナビゲーション情報提供装置では、ナビ
ゲーションの開始位置から終了位置に至る経路探索の経
路・案内データを分割し、分割データとして移動側に送
信するナビゲーション情報提供装置であって、移動側が
次に受信すべき分割データに対応した次区間内の経路接
続を判定する経路接続判定手段と、前記経路接続判定手
段により、前記次区間内の経路接続が単一の道筋である
と判定したとき、前記次の分割データを送信しない送信
中止手段と、を備えることを技術的特徴とする。ここ
で、単一の道筋とは、一義的に進路を決定することので
きる、いわゆる「一本道」のことであり、その代表例と
して分岐のない高速道路が挙げられる。
では、ナビゲーションの開始位置から終了位置に至る探
索経路の経路・案内データをセンタ側で生成し、これを
分割して分割データとして移動側に送信することによ
り、受信した分割データに基づいて移動側が経路案内を
行うナビゲーションシステムであって、センタ側は、移
動側が次に受信すべき分割データに対応した次区間内の
経路接続を判定する経路接続判定手段、および、この経
路接続判定手段により前記次区間内の経路接続が単一の
道筋であると判定したとき、前記次の分割データを送信
しない送信中止手段、を有し、移動側は、ラスター地図
またはベクトル地図を記憶する簡略地図記憶手段、分割
データを取得したか否かを判断するデータ取得判断手
段、および、前記データ取得判断手段により前記分割デ
ータを取得できていないと判断したときに前記簡易地図
記憶手段によるラスター地図またはベクトル地図上に移
動側の現在位置を示す現在位置明示手段、を技術的特徴
とする。
では、ナビゲーションの開始位置から終了位置に至る探
索経路の経路・案内データをセンタ側で生成し、これを
分割して分割データとして移動側に送信することによ
り、受信した分割データに基づいて移動側が経路案内を
行うナビゲーションシステムであって、センタ側は、移
動側が次に受信すべき分割データに対応した次区間内の
経路接続を判定する経路接続判定手段、および、この経
路接続判定手段により前記次区間内の経路接続が単一の
道筋であると判定したとき、前記次の分割データを送信
しない送信中止手段、を有し、移動側は、前記ナビゲー
ション終了位置を座標情報として記憶する座標情報記憶
手段、分割データを取得したか否かを判断するデータ取
得判断手段、および、前記データ取得判断手段により前
記分割データを取得できていないと判断したときに前記
座標情報記憶手段による座標情報と移動側の現在位置と
の位置関係を示す現在位置明示手段、を有することを技
術的特徴とする。
よび送信中止手段を備えることから、移動側の次に受信
すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単一
の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接続
判定手段により当該次区間内における経路接続が単一の
道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デー
タの送信をしない。これにより、経路案内の対象が単一
の道筋の経路であるため、経路案内しなくても利用者は
道なりに進めば目的地に近づくことができるにも拘わら
ず、その分割データを移動側に送信するという無駄な送
信を防止することができる。
続判定手段および送信中止手段を有し、移動側は、簡略
地図記憶手段、データ取得判断手段および現在位置明示
手段を有することから、センタ側では、移動側の次に受
信すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単
一の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接
続判定手段により当該次区間内における経路接続が単一
の道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デ
ータの送信をしない。その一方で、移動側では、センタ
側による分割データの送信中止があっても、データ取得
判断手段により分割データの全部を取得できないと判断
し、現在位置明示手段により簡易地図記憶手段によるラ
スター地図またはベクトル地図上に移動側の現在位置を
示す。これにより、センタ側では、当該次区間において
は、経路案内の対象が単一の道筋によるもので、経路案
内しなくても利用者は道なりに進めば目的地に近づくこ
とができるにも拘わらず、その分割データを移動側に送
信するという無駄な送信を防止することができ、また移
動側では、経路取得を要求した区間が単一の道筋の経路
であるため、その分割データの送信を中止されても、移
動側ではラスター地図またはベクトル地図上に示された
単一の道筋と現在位置により道なりに進めば経路案内し
なくても目的地に近づくことができる。
続判定手段および送信中止手段を有し、移動側は、座標
情報記憶手段、データ取得判断手段および現在位置明示
手段を有することから、センタ側では、移動側の次に受
信すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単
一の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接
続判定手段により当該次区間内における経路接続が単一
の道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デ
ータの送信をしない。その一方で、移動側では、センタ
側による分割データの送信中止があっても、データ取得
判断手段により分割データの全部を取得できないと判断
し、現在位置明示手段により座標情報記憶手段によるナ
ビゲーション終了位置の座標情報と移動側の現在位置と
の位置関係を示す。これにより、センタ側では、当該次
区間においては、経路案内の対象が単一の道筋によるも
ので、経路案内しなくても利用者は道なりに進めば目的
地に近づくことができるにも拘わらず、その分割データ
を移動側に送信するという無駄な送信を防止することが
でき、また移動側では、経路取得を要求した区間が単一
の道筋の経路であるため、その分割データの送信を中止
されても、移動側では現在位置からナビゲーション終了
位置までの位置関係より道なりに進めば経路案内しなく
ても目的地に近づくことができる。
報提供装置、通信ナビゲーション装置およびそのシステ
ムの実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
本発明の一実施態様に係るナビゲーションシステムは、
ナビゲーションの開始位置から終了位置に至る経路探索
の経路・案内データを分割して送信する情報センタ(セ
ンタ側)と、この送信された分割データを受信し、その
分割データに基づいて利用者に経路案内を行う車載装置
(移動側)と、から構成される。
に、送受信部12、演算処理部14、データベース30
および外部情報収集部40から構成される。送受信部1
2は、送信装置、受信装置を含む無線通信機器であり、
車載装置100との間で無線回線によるデータの送受信
を行うためのものである。例えば自動車電話機、携帯電
話機、PHS等の無線通信システムを利用し、その通信
形態は例えばパケット通信方式を採る。
U16、各種のプログラムやデータが格納されるメモリ
18が含まれている。メモリ18には、車両の現在位置
(ナビゲーションの開始位置あるいは出発地)から目的
地(ナビゲーションの終了位置)までの経路を探索する
経路探索プログラム20、探索された経路のセグメント
分割や車両側に送信する道路長を設定するセグメント処
理プログラム22、これによって設定された道路長に対
応する案内データを検索して抽出し編集する案内データ
抽出プログラム24、データ送信の適否を判定する通信
判定プログラム25、全体の動作を制御管理するシステ
ム制御プログラム26等、情報センタ10で実行される
各種のプログラムが格納されている。またメモリ18に
は、それらのプログラムの実行に使用される所定の作業
領域も確保されている。
ための経路探索用データ32、経路案内のデータを蓄積
した案内用データ34、通信エリアに関するデータを蓄
積した通信エリアデータ36、目的地を設定する電話番
号や住所等の目的地設定用データ38等の経路探索およ
び経路案内に必要なデータを格納している。経路探索用
データ32は、交差点に関するデータ、道路に関するデ
ータ(例えば高速道路等)、ノード点に関するデータ等
を含んでいる。また案内用データ34には、各交差点や
道路の地図データ、主要な施設を示すランドマークデー
タ、音声案内データ等の各種案内データが含まれる。通
信エリアデータ36には、電波が届かない地域、電波が
届いても電波が弱い通信不適切な地域等の通信状況に関
するデータが含まれる。
収集部40が接続されている。この外部情報収集部40
は、道路工事、交通規制、道路や施設の新設、通信エリ
アの変更等、最新の道路・交通情報や通信情報を電話回
線等を利用して収集し、データベース30に格納された
データを随時更新するためのものである。
車載装置100は、演算処理部101はCPUを中心
に、主に、メモリ102、位置計測部104、入力部1
05、表示部106、音声出力部107および送受信部
108から構成されており、さらにメモリ102は、プ
ログラム格納領域102A(例えばROM)と、データ
記憶領域102B(例えばRAM)とから構成されてい
る。
Aは、情報センタ10から送信される経路データや案内
データに基づいて、経路やランドマークを表示部106
に表示したり、経路案内の音声を音声出力部107から
出力する経路案内プログラム150、車両現在位置と受
信した経路・案内データを比較して次の経路に対する経
路・案内データを要求するデータリクエストプログラム
152、全体の動作を制御する制御プログラム154
等、演算処理部101で実行されるプログラムを格納す
る。
2Bは、プログラムの実行に際して作業領域として使用
される他、例えば、情報センタ10から送信される経路
・案内データ(経路データおよび案内データ)160、
車両固有のIDデータ162、位置計測部104により
計測される車両位置データ(経度・緯度)164、ある
いはラスター地図等の簡略地図データベース166等を
格納する。
測部104によって所定時間間隔で測定した現在位置デ
ータの他に、過去の複数の位置データも含まれている。
例えば、一定距離に含まれる測定点の位置データ、また
は一定数の測定点の位置データが記憶される。新たに位
置計測部104で計測が行われると、その最新の位置デ
ータが記憶されるとともに、最も古く記憶された位置デ
ータは消去される。これら複数の位置データを結ぶこと
で、車両の走行軌跡を得ることができる。この走行軌跡
は、車両が走行している道路を特定するためのいわゆる
マップマッチングに利用される。
道路や河川等の地形情報を簡略化した線図として描き、
それをイメージデータ(ビットマップデータ)として取
り込んだラスター地図や、道路や河川等の地形情報を簡
略化した線図としての地形情報をベクトルデータとして
取り込んだベクトル地図等が記録されている。これによ
り、道幅、通行方向や速度規制等の詳細な各種道路情報
を盛り込んだ詳細地図データベースに較べて最小限の情
報量で地図情報を構築することができる。また後述する
ようにこれらのデータは、通信障害等によって情報セン
タ10側から送られてくる分割データの一部または全部
を受信できない事態が生じたときに利用するので、デー
タベース上では所定のアルゴリズムによりデータ圧縮し
た状態で格納しておき、当該事態が生じたときに必要な
地区の地図情報をデータ解凍して利用しても良い。これ
により、データベースとして格納するデータのサイズを
さらに縮小することができる。なお、この簡略地図デー
タベース166は、メモリ102に格納する場合の他、
磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶媒
体に格納しても良い。
りに、目的地(ナビゲーションの終了位置)の座標を経
度・緯度(例えば東経北緯)により表した座標情報デー
タとしてメモリ102に格納したものを座標情報記憶手
段として使用しても良い。これにより、次述する位置計
測部104による現在の車両位置データとこの目的地の
座標情報データとによって、目的地に対する自車位置の
位置関係を知ることができる。
利用して車両の位置を計測し、経度・緯度により現在の
車両位置データを出力するためのもので、複数のGPS
衛星からの信号を受信して車両の絶対位置を計測するG
PS受信機、車両の相対位置を計測するための速度セン
サや方位センサ等を備えている。速度センサや方位セン
サは、自律航法に使用される。それらセンサによって計
測される相対位置は、GPS受信機が衛星からの電波を
受信できないトンネル内等において位置を得たり、GP
S受信機によって計測された絶対位置の測位誤差を補正
する等に利用される。
106の表示面に取り付けられたタッチパネル、リモコ
ン、音声認識を利用したデータ入力装置等が含まれる。
タッチパネルでは、表示部106に表示されたアイコン
等を利用者が指でタッチすることによって、対応するデ
ータや命令が入力される。音声認識を利用したデータ入
力装置では、利用者が音声を発することによってそれに
対応するデータや命令が入力される。
ィスプレイで、前述したタッチパネルを備えている。送
受信部108は、情報センタ10側とデータの送受信を
行うための通信装置で、送信装置、受信装置を含む通信
機器によって構成されている。これも、情報センタ10
側と同様に、例えば自動車電話機、携帯電話機、PHS
等の無線通信システムを利用する。
に基づいて説明する。図2には、情報センタ10による
経路探索処理の流れが示されている。この処理は、車載
装置100側からの経路取得要求を受信したか否かを判
断する処理(S10)から始まるので、まず車載装置1
00による経路取得要求の送信について説明する。な
お、この経路取得要求の送信は、図3に示すステップ5
2に該当する。
は、メモリ102に格納されている制御プログラム15
4が演算処理部101で実行されている。この状態で、
ユーザの入力操作に基づいてメモリ102に格納されて
いるデータリクエストプログラム152が実行される
と、位置計測部104で計測した車両現在位置および目
的地等の各情報を情報センタ10側に送受信部108に
よって送信する。このとき自車と他車を識別するための
IDも同時に送信する。これにより情報センタ10で
は、車両から送信した経路取得要求および各情報を送受
信部12で受信する。
路取得要求等を送受信部12で受信すると、これらの情
報を送受信部12から演算処理部14に送る。これらの
情報を取得した演算処理部14では、前述したようにメ
モリ18に格納されている経路探索プログラム20によ
る経路探索処理が行われているので、図2に戻り引き続
きその処理の流れを説明する。
ップ10により経路取得要求を受信したと判断すると
(S10でYes)、ステップ12に処理を移行し、目
的地の入力があるか否かを判断する。即ち、経路取得要
求とともに得た各情報から目的地情報を抽出することに
より、目的地入力の有無を判断する。これにより、目的
地入力があると判断すれば(S12でYes)、この目
的地情報から目的地を決定し、次のステップ14で目的
地までの経路を探索する。例えば目的地情報として電話
番号や住所等の情報を受信した場合には、データベース
30の目的地設定用データ38を利用して目的地を決定
する。一方、目的地入力があると判断できなければ(S
12でNo)、目的地なしくして経路探索を行うことが
できないので、この経路探索処理を終了して制御プログ
ラム26に処理を移す。
在位置から目的地までの経路を探索する。この経路探索
は、メモリ18に格納された経路探索プログラム20に
よってデータベース30の経路探索用データ32、即ち
交差点データ、道路データ、ノードデータを参照して行
われる。この経路探索のアルゴリズムは公知であり、例
えば特開平1−173297号公報、特開平1−173
298号公報に開示された方法で行われ、経路全体の距
離が最も短いものを最適経路とする等の条件で推奨経路
を設定する。なお、この経路探索は車両側、即ち車載装
置100から経路取得要求を受信する度に、車両現在位
置から目的地までの経路が探索される。またこのステッ
プ14により探索された推奨経路には、当該経路途中に
高速道路等の一本道(単一な道筋)が含まれるか否かの
情報も付加される。さらに情報センタ10では、外部情
報収集部40によって外部から道路情報や交通情報等を
取得し、データベース30から最新の情報が引き出せる
ように例えば所定時間ごとに更新している。これによ
り、車両側からの経路取得要求毎に経路検索を行うの
で、工事や事故による渋滞等を避ける等の常に最新のデ
ータに基づく推奨経路とその案内データを車両側に提供
することができる。
は、次にステップ16により分割経路に分割される。即
ち、メモリ18に格納されたセグメント処理プログラム
22によって実行され、探索された経路をナビゲーショ
ンの単位である所定長(例えば2000メートル)のセ
グメントに分割される。図4に示す経路例において探索
された経路を分割した場合、例えば7セグメント、即ち
第1区から第7区の分割経路に分割される。なお、これ
らの分割経路にはデータヘッド、交差点情報、道路情
報、ノード情報、目印情報等が含まれ、さらに道路情報
には、ステップ14により付加した高速道路等の一本道
(単一な道筋)か否かの情報も付加される。
経路に分割すると、次のステップ17に処理を移行す
る。このステップ17は、ステップ10により判断した
経路取得要求が当該経路の探索に対する最初のものであ
るか否かを判断する。つまり、最初の経路取得要求であ
れば(S17でYes)、次のステップ18により高速
道路等の一本道であるか否かを判断することなくステッ
プ20以降で分割経路情報を作成しそれを車両側に送信
する。一方、最初の経路取得要求でなければ(S17で
No)、ステップ18に処理を移す。このような判断処
理をすることによって、最初の経路取得要求であれば最
初の分割経路情報を車載装置100に送信し、ナビゲー
ションシステムの起動当初から車両側に何も送信されな
いという事態を回避している。
された経路探索プログラム20によってステップ16に
より分割された分割経路に付加されている道路情報を参
照し、車両側、即ち車載装置100が次に受信すべき分
割経路情報に対応した次区間内の経路接続を判定する。
つまり、前述したステップ10による経路取得要求とと
もに得た各情報から車両現在位置情報を抽出することに
より、当該車両が分割経路情報を次に受信する予定の分
割経路情報に対応する区間を予測し、その予定区間内に
おける経路接続が単一の道筋、即ち一本道であるか否か
を判定する。例えば次区間内の経路が、インターチェン
ジとインターチェンジと間の高速道路の場合や降りる予
定のないインターチェンジを含む高速道路の場合、交差
点や分岐路のない一般道路の場合等を、ステップ18で
は高速道路等の一本道であると判断して(S18でYe
s)、経路探索処理を終了し、車両側からの次の経路取
得要求を待つ。一方、高速道路等の一本道であると判断
しなければ(S18でNo)、次のステップ20による
分割経路情報の作成に処理を移行する。なお、このステ
ップ18による経路接続を判定する処理は、特許請求の
範囲に記載の「経路接続判定手段」に相当する。
情報に対応した次区間内の経路接続が高速道路等の一本
道であると判定したときに、後述する分割経路情報の送
信(S24)を行うことなく経路探索処理を終了するこ
とによって、車両側、即ち車載装置100による経路案
内がなくても、利用者は道なりに進めば目的地に近づく
ことができるにも拘わらず、その分割経路情報を車両側
に送信するという無駄な送信を防止する。したがって、
このような無駄な通信による通信コストを削減すること
ができ、また情報センタ10側−車載装置100側間の
通信量を減少させるため、情報センタ10と車載装置1
00との間の通信トラフィックを低減させることができ
る。なお、この「分割経路情報の送信(S24)を行う
ことなく経路探索処理を終了すること」は、特許請求の
範囲に記載の「送信中止手段」に相当する。
は、前述したステップ18による経路の分割によって分
割された分割経路とそれに伴う案内データをメモリ18
に格納された案内データ抽出プログラム24により案内
用データ34から抽出し、案内データを付加した分割経
路情報(分割データ)を作成、編集する。これにより、
車両側、即ち車載装置100に送信すべき分割経路情報
の作成が完了するので、次のステップ22により分割経
路情報の受信指示を車載装置100側に送信する。続い
てステップ24により分割経路情報を車載装置100側
に送信する。これら送信処理は送受信部12を介して行
われ、所定の無線回線によって車載装置100側に分割
経路情報が無線伝送される。
次に受信すべき分割経路情報に対応した次区間内の経路
接続が高速道路等の一本道であるか否かを判定し、一本
道であると判定した場合には(S18でYes)、経路
探索処理を終了したが、このように判定しても(S18
でYes)、経路探索処理を終了することなく、ステッ
プ14に処理を移行して次の分割区間以降の経路につい
て、経路の探索(S14)、経路の分割(S16)、分
割経路情報の作成(S20)の各処理を行い、当該一本
道である経路を車両が通過する時期を予測して情報セン
タ10から車載装置100に、分割経路情報の受信指示
(S22)、分割経路情報の送信(S24)の処理を行
っても良い。これにより、車両側の次の経路取得要求を
待つまでもなく、情報センタ10側から車載装置100
に次の分割経路情報を送信するところ、車載装置100
の通信量を減少させることができるため、情報センタ1
0と車載装置100との間の通信トラフィックをさらに
低減させることができる。
4に基づいて説明する。図3には、車載装置100によ
る分割経路受信処理の流れが示されている。この処理
は、移動中の車両が現在位置している分割区間の次の区
間の分割経路情報を取得するためのものであるので、演
算処理部101による制御プログラム154が、位置計
測部104における車両現在位置によって、図4に示す
経路例であれば区間の境界であるそれぞれの分割経路切
替地点P12、P23、P34、P45、P56、P67の手前から
所定の距離地点(例えば200メートル)に車両が到達
したと判断したときに起動される。
4における車両現在位置を確認し、車両の現在位置が目
的地周辺に位置するか否かを判断する。そして、車両の
現在位置が目的地(終了位置)の周辺に位置していると
判断すれば(S50でYes)、これ以上分割経路情報
を要求する必要がないので、分割経路受信処理を終了し
て制御プログラム26に処理を移す。図4に示す経路例
であればナビゲーションの終了位置に最も近い第7区内
に車両が位置するときである。一方、目的地の周辺に位
置していると判断しなければ(S50でNo)、処理を
ステップ52に移し、情報センタ10に対して経路取得
要求の送信を行う。
れたデータリクエストプログラム152を実行すること
により、情報センタ10に経路取得要求を送信する(図
4に示すR1〜R7)。このステップ52による処理の
説明は、前述した情報センタ10のステップ10による
処理を説明する際にその前提として既述しているので省
略する。ステップ52による経路取得要求の送信が完了
すると、次にステップ54に処理を移行する。
割経路情報の受信指示があったか否か、即ち前述した情
報センタ10の経路探索処理によって行われる分割経路
情報の受信指示(S22)を車載装置100側が受信し
たか否かを判断する。受信指示を受けていれば(S54
でYes)、情報センタ10側から分割経路情報が追っ
て送信されてくるので、それを受信すべく次のステップ
56に処理を移行し、分割経路情報の受信に移る。一
方、受信指示を受けていなければ(S54でNo)、情
報センタ10側が意図的に分割経路情報の送信を中止し
た場合、あるいは情報センタ10が分割経路情報の受信
指示を送信したにも拘わらず車両側、即ち車載装置10
0側が通信障害等によりそれを受信できなかった場合で
あるので、処理をステップ64に移してメモリ102に
格納される簡略地図データベース166から現在位置周
辺を読み出して表示する(図4に示す第3区〜第5区の
M3〜M5)。
経路情報の送信を中止した場合とは、図4に示す分割経
路切替地点P23、P34、P45を含む区間のように、前述
した情報センタ10側の経路探索処理によって、車両の
次に受信すべき分割経路情報に対応した次区間内の経路
接続が高速道路等の一本道であると判定したときであり
(S18でYes)、情報センタ10と車載装置100
との間の通信トラフィックを低減させるため、車載装置
100による経路案内がなくても、利用者は道なりに進
めば目的地に近づくことができるような、いわば不要な
分割経路情報の送信を中止した場合のことである。
されてくる分割経路情報を受信し、その受信が分割経路
切替地点に到達するまでに完了したか否かをステップ5
8、60において判断する。この判断は、図2に示すス
テップ18により情報センタ10側が次区間内の経路は
高速道路等の一本道であると判定せず、分割経路情報を
送信した場合であっても、経時的な通信トラフィックの
増加や人為的・自然現象的な電波伝搬の障害等の突発的
に生ずる通信障害によって、車両側に分割経路情報の一
部または全部が届かない場合が生じうることを想定した
ものである。つまり、ステップ58により次の分割経路
切替地点に到達するまでは次の分割経路情報の受信に備
えて待機するが(S58でNo)、車両の移動によって
次の分割経路切替地点を到達した場合には(S58でY
es)、その直後から車両が次の区間に進入する可能性
が高いのでそれまでに次の分割経路情報が受信完了して
いなければ(S60でNo)、当該分割経路情報の取得
を断念してステップ64によりメモリ102に格納され
る簡略地図データベース166から現在位置周辺を読み
出して表示する。なお、このステップ64による簡略地
図データから現在位置周辺を読み出して表示する処理
は、特許請求の範囲に記載の「現在位置明示手段」に相
当する。
点に到達するまでに次の分割経路情報をすべて受信でき
ると、演算処理部101は受信した分割経路情報を経路
案内データ160としてメモリ102に格納し受信が完
了する(S60でYes)。これにより、ステップ62
に処理を移行し、メモリ102に格納された経路案内プ
ログラム150を実行すると、受信した経路案内データ
160を利用した案内表示が表示部106、音声出力部
107によって行われる。即ち分割された経路の地図や
ランドマークが表示部106に表示されるとともに、交
差点の右左折等では該当する音声案内が音声出力部10
7から出力される。なお、このステップ60による分割
経路情報の受信を完了したか否かの判断する処理は、特
許請求の範囲に記載の「データ取得判断手段」に相当す
る。
置100の各処理を図4に示す経路例に基づいて通信手
順として図示すると図5に示すように表される。ここ
で、図4および図5について説明する。なお、括弧内の
S**(**は数字)は前述した図2および図3に示す
各処理ステップを表す。まず、ナビゲーションの開始位
置に位置する車載装置100側の分割経路情報受信処理
が起動されることによって、経路取得要求R1を情報セ
ンタ10に送信する(S52)。すると、情報センタ1
0側では、経路取得要求R1を受信することで(S10
でYes)、経路の探索(S14)、経路の分割(S1
6)をそれぞれ行う。そして、ナビゲーションの開始直
後の経路取得要求は、最初の経路取得要求R1に該当す
るので、情報センタ10側ではそれを判断して(S17
でYes)、直ちに分割経路情報D1を作成し(S2
0)、分割経路情報の受信指示(S22)の後に分割経
路情報D1を送信する(S24)。この分割経路情報の
受信指示を受信した車載装置100側では、分割経路情
報の受信指示により(S54)、分割経路情報D1の受
信に移り(S56)、第1区の分割経路切替地点P01、
即ちナビゲーションの開始位置で分割経路情報D1を受
信し(S58、S60)、分割経路情報D1による経路
案内S1を表示部106に表示する(S62)。
と、走行する車両(車載装置100)の現在位置が、や
がて走行中の第1区と次に走行予定の第2区との境界、
即ち分割経路切替地点P12から200メートル手前に到
達する。すると、再び車載装置100側の分割経路情報
受信処理が起動されることによって、経路取得要求R2
を情報センタ10に送信する(S52)。今度の情報セ
ンタ10側では、経路取得要求R1を受信したときとは
異なり、経路の探索(S14)、経路の分割(S16)
の後、最初の経路取得要求でないので(S17でN
o)、高速道路等の一本道であるか否かの判断を行う。
ここでは、図4に示す如く次区間、即ち第2区は高速道
路等の一本道ではないので(S18でNo)、分割経路
情報D2の作成(S20)を行い、さらに分割経路情報
の受信指示(S22)の後に分割経路情報D2を送信す
る(S24)。この分割経路情報の受信指示を受信した
車載装置100側では、第1区と第2区の分割経路切替
地点P12に到達するまでに次の分割経路情報D2を受信
し(S56、S58、S60)、分割経路情報D2によ
る経路案内S2を表示部106に表示する(S62)。
に車両が走行を続けると、やがて走行中の第2区と次に
走行予定の第3区との分割経路切替地点P34から200
メートル手前に到達する。ここで再び車載装置100側
の分割経路情報受信処理が起動し、次の分割経路情報D
3を取得するために経路取得要求R3を情報センタ10
に送信する(S52)。すると、情報センタ10側で
は、経路取得要求R3を受信することで(S10でYe
s)、経路の探索(S14)、経路の分割(S16)を
それぞれ行い、分割経路情報D3に対応する次区間内、
即ち第3区内の経路接続が高速道路等の一本道であるか
否かを判定する(S18)。しかしここでは第3区内は
高速道路等の一本道であることを情報センタ10が経路
探索用データ32から認識するので(S18でYe
s)、分割経路情報D3を作成することなく、経路探索
処理を終了して制御プログラム26に処理を移す。
3区が高速道路等の一本道に該当するとして、経路取得
要求R3を送信しても情報センタ10から分割経路情報
D3を送信してもらえなかった車載装置100は、その
受信指示の受信もできないため(S54)、メモリ10
2に格納された簡略地図データベース166から現在位
置周辺の第3区に対応するラスター地図またはベクトル
地図を読み出して簡略地図M3による現在位置を表示部
106に表示する(S64)。これにより、情報センタ
10側から送られてくるべき分割経路情報D3が取得で
きないために経路案内を行うことができなくても、ラス
ター地図またはベクトル地図上に示された現在位置から
ナビゲーションの終了位置方向を把握することができ
る。したがって、経路案内に必要な分割経路情報(ここ
ではD3)を車載装置100側が取得できなくても、車
両側は高速道路等の一本道を道なりに走行すれば経路案
内しなくても目的地に近づくことができる。
第5区においても、高速道路等の一本道が続くため、道
なりに走行している車両側が、それぞれの分割経路切替
地点P34、P45から200メートル手前に到達し、経路
取得要求R4、R5を順次送信しても(S52)、情報
センタ10は分割経路情報D4、D5を送信することな
く(S18でYes)、次の経路取得要求を待つ。その
ため、車両側では、それぞれの第4区、第5区において
簡略地図データベース166から現在位置周辺に対応す
るラスター地図またはベクトル地図を順次読み出して簡
略地図M4、M5による現在位置を表示部106に適宜
表示し(S64)、それに従って道なりにさらに走行を
続ける。
6、200メートル手前に達すると、前述同様、車載装
置100は経路取得要求R6を情報センタ10に送信す
る(S52)。すると、情報センタ10側の経路探索処
理の結果、次の第6区内の経路には分岐路が存在するこ
とから(S18でNo)、第6区に対応する分割経路情
報D6の作成(S20)を行い、さらに分割経路情報の
受信指示(S22)の後に分割経路情報D6を送信する
(S24)。これにより、車載装置100側では、第5
区と第6区の分割経路切替地点P56に到達するまでに第
6区の分割経路情報D6を受信し(S56、S58、S
60)、分割経路情報D6による経路案内S2を表示部
106に表示する(S62)。
0メートル手前で送信する経路取得要求R7によって車
両側は分割経路情報D7を取得し、それによる経路案内
S7に従って走行を続けると、ナビゲーションの終了位
置である目的地周辺に到達するので(S50でYe
s)、車載装置100は分割経路情報の受信処理を終了
し、情報センタ10との通信を終了する。
度・緯度により表した座標情報データをメモリ102に
格納している場合には、簡略地図データベース166が
なくても、位置計測部104による現在の車両位置デー
タと目的地の座標情報データとにより、目的地に対する
自車位置の位置関係を表示部106に表示すれば、ナビ
ゲーション終了位置の方向を把握することができる。し
たがって、このような目的地の座標情報データをメモリ
102に格納する座標情報記憶手段によってもラスター
地図等による場合と同様、経路案内に必要な分割経路情
報を車載装置100側が取得できなくても、車両側は道
なりに進めば経路案内しなくても目的地に近づくことが
できる。
ゲーションシステムによると、情報センタ10側では、
経路探索用データ32を参照することにより、車載装置
100側が次に受信すべき分割経路情報に対応した次区
間内の経路接続が高速道路等の一本道であることを予め
判っていれば、ステップ18により当該次区間内の経路
接続を単一の道筋であると判定し、ステップ24を実行
することなく経路探索処理を終了することにより次の分
割経路情報の送信を中止する。一方、車載装置100側
では、情報センタ10による分割経路情報の送信中止が
あっても、ステップ60により分割経路情報の全部を取
得できないと判断し、ステップ62により簡略地図デー
タベース166からラスター地図またはベクトル地図上
に車載装置100側の現在位置を示す。
区間においては、経路案内の対象が単一の道筋によるた
め、経路案内しなくても利用者は道なりに進めば目的地
に近づくことができるにも拘わらず、その分割経路情報
を車載装置100側に送信するという無駄な送信を防止
することができる。また、車載装置100側では、経路
取得要求を要求した区間が単一の道筋の経路であるた
め、その分割経路情報の送信を中止されても、移動側で
はラスター地図またはベクトル地図上に示された単一の
道筋と現在位置により道なりに進めば経路案内しなくて
も目的地に近づくことができる。したがって、このよう
な無駄な通信による通信コストを削減し得る効果があ
り、また情報センタ10側−車載装置100間の通信量
を減少させることができるため、情報センタ10側と車
載装置100側との間の通信トラフィックを低減し得る
効果がある。
情報センタ10では車載装置100からの経路取得要求
を受信(S10でYes)してから経路の検索(S1
4)、経路の分割(S16)を順次行って車載装置10
0側に分割経路情報を送信したが、本発明では、これに
限られることなく、移動側の要求を待つことなく、適
宜、次の分割データ、その次の分割データ、…、最後の
分割データというようにセンタ側から送信するナビゲー
ションシステムに適用しても良い。
および送信中止手段を備えることから、移動側の次に受
信すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単
一の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接
続判定手段により当該次区間内における経路接続が単一
の道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デ
ータの送信をしない。これにより、経路案内の対象が単
一の道筋の経路であるため、経路案内しなくても利用者
は道なりに進めば目的地に近づくことができるにも拘わ
らず、その分割データを移動側に送信するという無駄な
送信を防止することができる。したがって、このような
無駄な通信による通信コストを削減し得る効果がある。
また、センタ側−移動側間の通信量を減少させることが
できるため、センタ側と移動側との間の通信トラフィッ
クを低減し得る効果がある。
続判定手段および送信中止手段を有し、移動側は、簡略
地図記憶手段、データ取得判断手段および現在位置明示
手段を有することから、センタ側では、移動側の次に受
信すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単
一の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接
続判定手段により当該次区間内における経路接続が単一
の道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デ
ータの送信をしない。その一方で、移動側では、センタ
側による分割データの送信中止があっても、データ取得
判断手段により分割データの全部を取得できないと判断
し、現在位置明示手段により簡易地図記憶手段によるラ
スター地図またはベクトル地図上に移動側の現在位置を
示す。これにより、センタ側では、当該次区間において
は、経路案内の対象が単一の道筋によるもので、経路案
内しなくても利用者は道なりに進めば目的地に近づくこ
とができるにも拘わらず、その分割データを移動側に送
信するという無駄な送信を防止することができ、また移
動側では、経路取得を要求した区間が単一の道筋の経路
であるため、その分割データの送信を中止されても、移
動側ではラスター地図またはベクトル地図上に示された
単一の道筋と現在位置により道なりに進めば経路案内し
なくても目的地に近づくことができる。したがって、こ
のような無駄な通信による通信コストを削減し得る効果
があり、またセンタ側−移動側間の通信量を減少させる
ことができるため、センタ側と移動側との間の通信トラ
フィックを低減し得る効果がある。
続判定手段および送信中止手段を有し、移動側は、座標
情報記憶手段、データ取得判断手段および現在位置明示
手段を有することから、センタ側では、移動側の次に受
信すべき分割データに対応した次区間内の経路接続が単
一の道筋であると予めセンタ側で判っていれば、経路接
続判定手段により当該次区間内における経路接続が単一
の道筋であると判定し、送信中止手段により次の分割デ
ータの送信をしない。その一方で、移動側では、センタ
側による分割データの送信中止があっても、データ取得
判断手段により分割データの全部を取得できないと判断
し、現在位置明示手段により座標情報記憶手段によるナ
ビゲーション終了位置の座標情報と移動側の現在位置と
の位置関係を示す。これにより、センタ側では、当該次
区間においては、経路案内の対象が単一の道筋によるも
ので、経路案内しなくても利用者は道なりに進めば目的
地に近づくことができるにも拘わらず、その分割データ
を移動側に送信するという無駄な送信を防止することが
でき、また移動側では、経路取得を要求した区間が単一
の道筋の経路であるため、その分割データの送信を中止
されても、移動側では現在位置からナビゲーション終了
位置までの位置関係より道なりに進めば経路案内しなく
ても目的地に近づくことができる。したがって、このよ
うな無駄な通信による通信コストを削減し得る効果があ
り、またセンタ側−移動側間の通信量を減少させること
ができるため、センタ側と移動側との間の通信トラフィ
ックを低減し得る効果がある。
テムの構成を示すブロック図である。
処理のフローチャートである。
報受信処理のフローチャートである。
経路情報と、高速道路等の一本道において参照される簡
略地図との補完関係を示す説明図である。
ける情報センタと車載装置との間の通信手順の流れを示
す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ナビゲーションの開始位置から終了位置
に至る経路探索の経路・案内データを分割し、分割デー
タとして移動側に送信するナビゲーション情報提供装置
であって、 移動側が次に受信すべき分割データに対応した次区間内
の経路接続を判定する経路接続判定手段と、 前記経路接続判定手段により、前記次区間内の経路接続
が単一の道筋であると判定したとき、前記次の分割デー
タを送信しない送信中止手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション情報提供装
置。 - 【請求項2】 ナビゲーションの開始位置から終了位置
に至る探索経路の経路・案内データをセンタ側で生成
し、これを分割して分割データとして移動側に送信する
ことにより、受信した分割データに基づいて移動側が経
路案内を行うナビゲーションシステムであって、 センタ側は、移動側が次に受信すべき分割データに対応
した次区間内の経路接続を判定する経路接続判定手段、
および、この経路接続判定手段により前記次区間内の経
路接続が単一の道筋であると判定したとき、前記次の分
割データを送信しない送信中止手段、を有し、 移動側は、ラスター地図またはベクトル地図を記憶する
簡略地図記憶手段、分割データを取得したか否かを判断
するデータ取得判断手段、および、前記データ取得判断
手段により前記分割データを取得できていないと判断し
たときに前記簡易地図記憶手段によるラスター地図また
はベクトル地図上に移動側の現在位置を示す現在位置明
示手段、を有することを特徴とするナビゲーションシス
テム。 - 【請求項3】 ナビゲーションの開始位置から終了位置
に至る探索経路の経路・案内データをセンタ側で生成
し、これを分割して分割データとして移動側に送信する
ことにより、受信した分割データに基づいて移動側が経
路案内を行うナビゲーションシステムであって、 センタ側は、移動側が次に受信すべき分割データに対応
した次区間内の経路接続を判定する経路接続判定手段、
および、この経路接続判定手段により前記次区間内の経
路接続が単一の道筋であると判定したとき、前記次の分
割データを送信しない送信中止手段、を有し、 移動側は、前記ナビゲーション終了位置を座標情報とし
て記憶する座標情報記憶手段、分割データを取得したか
否かを判断するデータ取得判断手段、および、前記デー
タ取得判断手段により前記分割データを取得できていな
いと判断したときに前記座標情報記憶手段による座標情
報と移動側の現在位置との位置関係を示す現在位置明示
手段、を有することを特徴とするナビゲーションシステ
ム。
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