JP3401671B2 - 管状体の接続構造 - Google Patents
管状体の接続構造Info
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Description
体等を配置する三方弁において、その管状のハウジング
の端部と管状のノズルの端部同士を接続するような場合
に、ワンタッチで接続できる管状体の接続構造に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種接続構造として、特開平8
−75038号公報に示すものが存する。該従来の接続
構造は、内部に弁体と形状記憶合金ばねとバイアスばね
を配置して原水導入口と熱水排出口を有するハウジング
と、冷水排出口を画成するノズルとから成る冷熱水の切
替バルブに対して応用したもので、ハウジングの端部フ
ランジにネジ孔を形成し、ノズルの端部フランジにネジ
の挿通孔を形成して、ハウジングの端部フランジにノズ
ルの端部フランジを宛がって、その挿通孔とネジ孔を介
して、ノズルの端部フランジをハウジングの端部フラン
ジにネジ止めすることにより、ハウジングとノズルの端
部同士を接続して、切替バルブを組み立てる構成となっ
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の接続
構造において、ハウジングとノズルの端部フランジ同士
をネジ止めにより接続することは、煩雑なネジ回し作業
が要求されることとなるので、接続作業が徒に大変とな
ることは言うまでもないが、特に、ネジの締付状態にバ
ラツキが生じると、端部フランジ同士がガタついたり、
ノズル側の端部フランジが反りあがって、ハウジングの
端部フランジとの間の水密性が損なわれ、水漏れを引き
起こす恐れを十分に有していた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
接続構造が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、請求項1記載の発明は、一方の管状体の端部
を他方の管状体の端部内側に嵌め込んで、各管状体の端
部同士を接続する接続構造であって、一方の管状体の端
部外周面に半径方向に延びる複数の突起を一定の間隔を
おいて設けて、当該各突起の間に空間を画成すると共
に、各突起の表面周方向にワイヤーリングを引っ掛ける
引掛溝を形成し、且つ、該引掛溝から突起の後端縁にか
けてテーパー面を形成し、他方の管状体の端部に軸方向
に延びる複数の切欠部を一定の間隔をおいて設けて、該
各切欠部の間に存在する突出壁部の表面周方向にワイヤ
ーリングを引っ掛ける引掛溝を形成すると共に、該引掛
溝から突出壁部の先端縁にかけてテーパー面を形成する
一方、他方の管状体側のテーパー面の最大径をD1と
し、一方の管状体側のテーパー面の最大径をD2とし、
一方の管状体側の突起先端部の径をD3とした場合に
は、D1≦D2<D3との関係が成立するように設定し
て、他方の管状体側の突出壁部を一方の管状体側の空間
と嵌合すると同時に、一方の管状体側の突起を他方の管
状体側の切欠部と嵌合することにより、一方の管状体側
の引掛溝に引っ掛けられたワイヤーリングを他方の管状
体側の引掛溝にも連続して引っ掛ける構成を採用した。 【0005】 【0006】 【0007】依って、請求項1記載の発明にあっては、
一方の管状体側の各突起に形成されている引掛溝にワイ
ヤーリングをその周方向に沿って引っ掛ける状態を得
て、一対の管状体の端部同士を位置決めしながら嵌合す
ると、この直線的な嵌合だけで、一方の管状体側の引掛
溝に引っ掛けられているワイヤーリングが他方の管状体
側の突出壁部に形成されている引掛溝にも連続して引っ
掛けられるので、これにより、一対の管状体の端部同士
がワンタッチで確実に接続されることとなる。しかも、
斯かる接続状態にあっては、ワイヤーリングのばね力
で、周方向において連続することとなる各引掛溝を略そ
の全長に亘って締め付けることとなるので、接続状態が
簡単に解除される心配はないばかりか、流体漏れの心配
も全くない。 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る接
続構造は、従来と同様に、浄水器等の水処理装置に使用
される冷熱水の切替バルブに応用したものである。 【0010】そこで、まず、切替バルブ自体の内容から
説明すると、当該切替バルブは、図1に示す如く、内部
に弁体3と形状記憶合金ばね4とバイアスばね5を直列
状態に配置して原水導入口6と熱水排出口7を有する管
状のハウジング1と、冷水排出口を画成する管状のノズ
ル2とから成り、混合水栓と水処理装置間に介装され
て、原水導入口6から原水として冷水が供給されると、
形状記憶合金ばね4が収縮してバイアスばね5のばね圧
が打ち勝つので、弁体3でノズル2で画成される冷水排
出口を開けて、冷水を水処理装置側に送り、逆に、原水
導入口6から原水として熱水が供給されると、今度は、
形状記憶合金ばね4が伸長してバイアスばね5のばね圧
に打ち勝つので、弁体3でハウジング1側の熱水排出口
7を開けて、熱水を外部に流出できる構成となってい
る。 【0011】そして、本実施の形態にあって、斯かる切
替バルブのハウジング1とノズル2の管状端部同士を接
続する場合には、一方の管状体となるノズル2の端部に
対しては、図2にも示す如く、その端部外周面に半径方
向に延びる複数の突起8を一定の間隔をおいて突設し
て、当該各突起8の間に後述するハウジング1側の突出
壁部を嵌合する複数の空間9を画成すると共に、各突起
8の表面周方向にワイヤーリング17を引っ掛ける引掛
溝10を形成し、且つ、該引掛溝10から各突起8の後
端縁にかけてテーパー面11を形成する構成となしてい
る。尚、図中、12はハウジング1の端部とのシール性
を確保するためのOリングである。 【0012】他方の管状体となるハウジング1の端部に
対しては、図3にも示す如く、その開口縁に軸方向へ延
びる複数の切欠部13を一定の間隔をおいて開設して、
該各切欠部13の間に存在する複数の突出壁部14の表
面周方向にワイヤーリング17を引っ掛ける引掛溝15
を形成すると共に、該引掛溝15から各突出壁部14の
先端縁にかけてテーパー面16を形成する構成となして
いる。尚、ハウジング1側の引掛溝15とノズル2側の
引掛溝10とは、いずれも、同一径の断面U字状に成形
されているが、ワイヤーリング17の外径よりは若干大
径に設定することが好ましい。 【0013】更に、ハウジング1側のテーパー面16の
最大径をD1とし、ノズル2側のテーパー面11の最大
径をD2とし、ノズル2側の突起8先端部の径をD3と
した場合には、D1≦D2<D3の関係が成立するよう
に設定するものとする。 【0014】この為、ノズル2の端部をハウジング1の
端部の内側に嵌め込みながら、ノズル2の端部をハウジ
ング1内に押し込むと、ハウジング1側の各突出壁部1
4がノズル2側の上記空間9と嵌合すると同時に、ノズ
ル2側の突起8がハウジング1側の切欠部13と嵌合し
て、両者1・2が位置決め状態をもって連結されること
となる。 【0015】依って、斯かる構成の接続構造を用いて、
ハウジング1とノズル2とを接続する場合には、図4に
示す如く、ハウジング1内に弁体3と形状記憶合金ばね
4とバイアスばね5を直列状態に配置する一方、ノズル
2の突起8に形成された引掛溝10内に両端部が切り離
されたワイヤーリング17をその周方向に沿って引っ掛
けながら、ノズル2の端部をハウジング1の端部内側に
嵌め込むと、ハウジング1側の各突出壁部14がノズル
2側の各突起8の間に画成される空間9と嵌合すると同
時に、ノズル2側の各突起8がハウジング1側の切欠部
13と嵌合する。尚、ワイヤーリング17を引掛溝10
に引っ掛ける場合には、突起8の後端縁にかけてテーパ
ー面11が形成されている関係で、このテーパー面11
を利用することにより、ワイヤーリング17を変形する
ことなく、上記引掛溝10にスムーズに引っ掛けること
が可能となる。 【0016】すると、この過程で、ハウジング1側の引
掛溝15から各突出壁部14の先端縁にかけて形成され
ているテーパー面16で、ノズル2の引掛溝10内に引
っ掛かっているワイヤーリング17を徐々に拡径して、
既述したD1≦D2の関係をもって、ワイヤーリング1
7を、ノズル2側の引掛溝10に加えてハウジング1側
の引掛溝15にも連続して引っ掛けることが可能となる
ので、これにより、図5・図6に示す如く、ハウジング
1の端部とノズル2側の端部とが内外側の連結状態をも
ってワンタッチで確実に接続されることとなる。更に、
前述のバルブ構造が直列状態に配置されていることと相
俟って、全ての組み付けを一方向からの直線作業で行な
うことが可能となる。 【0017】しかも、ハウジング1とノズル2の接続状
態にあっては、ワイヤーリング17のばね力で、周方向
に連続することとなった各引掛溝10・15を略その全
長に亘って締め付けることとなるので、接続状態が簡単
に解除される心配がないばかりか、水漏れの心配も完全
になくなる。 【0018】従って、最終的には、図7に示す如く、切
替バルブ自体が組み立てられることとなるが、この場合
には、形状記憶合金ばね4は、ハウジング1側の弁口1
8近傍のばね座19と弁体3の外周段部20間に装着さ
れ、バイアスばね5は、ノズル2の内側に形成されたガ
イド壁21のばね座22とガイド壁21の弁口23を開
閉する弁体3の先端部間に装着されて、各自のばね圧の
変化で、既述したノズル2で画成される冷水排出口と熱
水排出口7を開閉することとなる。 【0019】尚、上記実施の形態にあっては、冷熱水の
切替バルブのハウジング1とノズル2との接続に応用し
たものであるが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、液体や気体等を通すその他の管状体同士を接続す
ることも十分に可能である。 【0020】 【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、一方の管状体側の各突起に
形成されている引掛溝にワイヤーリングをその周方向に
沿って引っ掛ける状態を得て、一対の管状体の端部同士
を位置決めしながら嵌合すると、この直線的な嵌合だけ
で、一方の管状体側の引掛溝に引っ掛けられているワイ
ヤーリングが他方の管状体側の突出壁部に形成されてい
る引掛溝にも連続して引っ掛けられるので、これによ
り、一対の管状体の端部同士がワンタッチで確実に接続
されることとなる。しかも、斯かる接続状態にあって
は、ワイヤーリングのばね力で、周方向において連続す
ることとなる各引掛溝を略その全長に亘って締め付ける
こととなるので、接続状態が簡単に解除される心配はな
いばかりか、流体漏れの心配も全くない。 【0021】
切替バルブを分解して示す斜視図である。 【図2】ノズル側の端部形状を示す断面図である。 【図3】ハウジング側の端部形状を示す要部断面図であ
る。 【図4】ノズルとハウジングとを接続する直前の状態を
示す斜視図である。 【図5】ノズルとハウジングとを接続した状態を示す斜
視図である。 【図6】ノズルとハウジングとを接続した状態を示す断
面図である。 【図7】切替バルブを組み立てた状態を示す断面図であ
る。 【符号の説明】 1 ハウジング(他方の管状体) 2 ノズル(一方の管状体) 8 突起 9 空間 10 引掛溝 11 テーパー面 13 切欠部 14 突出壁部 15 引掛溝 16 テーパー面 17 ワイヤーリング
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方の管状体の端部を他方の管状体の端
部内側に嵌め込んで、各管状体の端部同士を接続する接
続構造であって、一方の管状体の端部外周面に半径方向
に延びる複数の突起を一定の間隔をおいて設けて、当該
各突起の間に空間を画成すると共に、各突起の表面周方
向にワイヤーリングを引っ掛ける引掛溝を形成し、且
つ、該引掛溝から突起の後端縁にかけてテーパー面を形
成し、他方の管状体の端部に軸方向に延びる複数の切欠
部を一定の間隔をおいて設けて、該各切欠部の間に存在
する突出壁部の表面周方向にワイヤーリングを引っ掛け
る引掛溝を形成すると共に、該引掛溝から突出壁部の先
端縁にかけてテーパー面を形成する一方、他方の管状体
側のテーパー面の最大径をD1とし、一方の管状体側の
テーパー面の最大径をD2とし、一方の管状体側の突起
先端部の径をD3とした場合には、D1≦D2<D3と
の関係が成立するように設定して、他方の管状体側の突
出壁部を一方の管状体側の空間と嵌合すると同時に、一
方の管状体側の突起を他方の管状体側の切欠部と嵌合す
ることにより、一方の管状体側の引掛溝に引っ掛けられ
たワイヤーリングを他方の管状体側の引掛溝にも連続し
て引っ掛けることを特徴とする管状体の接続構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36649598A JP3401671B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 管状体の接続構造 |
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