JP2000320748A - パイプの継手構造 - Google Patents

パイプの継手構造

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JP2000320748A
JP2000320748A JP11131404A JP13140499A JP2000320748A JP 2000320748 A JP2000320748 A JP 2000320748A JP 11131404 A JP11131404 A JP 11131404A JP 13140499 A JP13140499 A JP 13140499A JP 2000320748 A JP2000320748 A JP 2000320748A
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JP
Japan
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pipe
socket hole
ring
annular
annular projection
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JP11131404A
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English (en)
Inventor
Shunichi Sakamoto
俊一 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイプをソケット穴に接続する構造において、
高いシール性と、パイプの姿勢安定性とを損なうことな
く、構造を簡単化する。 【手段】パイプ2のうちソケット穴4に入り込む部位に
2条の環状突起6,7を形成して、両者の間に形成され
た環状溝にOリング5を被嵌する。ソケット穴4の奥側
に位置した第1環状突起6を偏平に形成する一方、ソケ
ット穴4の外側寄りに位置した第2環状突起7を半径内
向きに開口した幅広に形成し、以って、Oリング5をず
れ不能に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、器具等に設けたソ
ケット穴に、Oリングを介してパイプを接続する構造に
関するものであり、例えば、ガスコンロ(ガスレンジ)
やガスストーブ、ガス給湯器等のガス器具において、ガ
スが供給される金属パイプを、バルブ等の器具類に対し
て、シール性を確保すると共に容易に着脱できる状態で
接続するのに好適な接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の接続構造として、本願発明者
は、実公昭60−6713号公報に開示され、かつ、図
4に示すような構造を提案した。
【0003】すなわちこの先行技術は、一方の金属パイ
プ11内に他方の金属パイプ12を回転自在でかつシー
ル性を確保した状態に接続するにおいて、一方の金属パ
イプ12に、段部が形成されたソケット穴13を設ける
一方、他方の金属パイプ12に、ソケット穴13よりも
僅かに小径で且つ偏平なフランジ状の第1及び第2の2
条の膨出瘤部(環状突起)14,15を、第1膨出瘤部
14がソケット穴13の奥に位置し、第2膨出瘤部15
がソケット穴13の入り口近傍に位置するようにして設
け、更に、他方の金属パイプ2のうち両膨出瘤部14,
15で挟まれた部位に、Oリング14とリング体15と
を、リング体15が外側に位置するようにして嵌め込
み、一方の金属パイプ11に、リング体15を移動不能
に保持する止めねじ16をねじ込んだものであった。
【0004】この先願発明によると、膨出瘤部14,1
5が存在していることと、他方の金属パイプ2がソケッ
ト穴14に挿入される長さを長くできることとが相俟っ
て、両パイプ11,12を略同心状に保持することがで
き、また、Oリング14を紛失することなく両金属パイ
プ11,12を分離することができ、更に、Oリング1
4がリング体15によって他方のパイプ2の先端部に保
持されていることと、止めねじ16がOリング14より
も外側に位置していることとが相俟って、高いシール性
(機密性)を確保することができると言った利点を有し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、この先
願発明は、それ以前の技術に比べて優れてはいるが、リ
ング体15を必要とする分だけ部材点数が嵩み、また、
止めねじ16を必要とするため、図4に一点鎖線で示す
ように、フラットな広い表面にソケット穴13を形成し
たタイプの非パイプ状の器具類17への接続には適用し
難いという問題があった。
【0006】他方、本願出願人の他の先願である特開平
10−332059号には、金属パイプのうちソケット
穴に嵌まる部位に、当該金属パイプを軸方向に潰すこと
によって偏平なフランジ状に形成された第1及び第2の
2条の膨出瘤部(環状突起)を、それら両膨出瘤部の間
にOリングがずれ不能に保持されるような狭い間隔で設
け、更に、金属パイプに、ソケット穴を備えた器具等の
表面に当接する大径の第3膨出瘤部を形成することが記
載されている。この構成では、広い表面を備えた器具に
接続することはできるが、ソケット穴への金属パイプの
挿入深さをある程度以上に深くできないという問題があ
った。
【0007】本発明は、パイプに形成した環状突起(膨
出瘤部)の間にOリングを介在させることによってシー
ル性を確保するという点では上記両先願発明の考え方を
踏襲しつつ、より改善された接続構造を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、器具等に設けたソケット穴にパイプの先端部
を挿入し、これらパイプの外周とソケット穴の内周とに
Oリングを介在させた継手構造において、前記パイプの
うちソケット穴に嵌まった部位に、半径外側に膨出した
少なくとも2条の環状突起を、隣合った環状突起の間に
前記Oリングの嵌まる環状溝が形成されるように軸方向
に離間して一体に形成し、更に、これら各環状突起のう
ち少なくともいずれか一方または両方を、パイプの軸方
向に広がった広巾状に形成することにより、前記Oリン
グをパイプの軸方向にずれ不能に保持していることを特
徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】このように構成すると、パイプを
器具等のソケット穴に深く挿入することができるため、
パイプをソケット穴と同心状に保持する機能を向上する
ことができ、しかも、環状突起の幅寸法を軸方向に広げ
ることによってOリングがずれ不能に保持されているた
め、実公昭60−6713号公報のようなリング体は必
要とせず、その結果、ソケット穴内にパイプを深く挿入
できるものでありながら、部材点数を低減することがで
きるのであり、しかも、リング体を必要としないため、
ソケット穴の開口縁の表面が広く広がっている非パイプ
状の器具等へもパイプを支障なく接続することができ
る。
【0010】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1及び図2は第1実施形態を示して
おり、このうち図1は、器具(例えばガス器具のバル
ブ)1とパイプ(金属パイプ)2とを分離した状態での
正断面図、図2はパイプ2を器具1に接続した状態での
断面図である。
【0011】器具1には、段部3を備えた断面円形のソ
ケット穴4が空いている。他方、パイプ2は、ソケット
穴4との間にOリング5が弾性変形した状態で介在し得
る外径であり、その最先端には、当該パイプ2を半径外
向きに膨出させて偏平に潰したフランジ状の第1環状突
起6が形成されている。更に、パイプ2の先端部には、
当該パイプ2を半径外側に膨出させて成る中空状で幅広
の第2環状突起7を一体に形成している。
【0012】両環状突起6,7の間に形成された環状溝
にOリング5が被嵌しているが、第2環状突起7を断面
コ字状の幅広に形成することにより、両環状突起6,7
の間に、Oリング5が全く又は殆どずれることのない幅
寸法L1の環状溝が形成されるように設定している。第
2環状突起7の幅寸法L2は、Oリング5の直径とソケ
ット穴4の深さとに応じて適宜設定したら良いことは言
うまでもない。パイプ2のうち第2環状突起7の外側に
は押さえ部材8が被嵌しており、この押さえ部材8をね
じ9で器具1に締結することにより、パイプ2をソケッ
ト穴4から抜け不能に保持している。
【0013】なお、本実施形態では、パイプ2の第2環
状突起7が全体的にソケット穴4に入り込んでいるが、
第2環状突起7を僅かの寸法だけ器具1の外側に露出さ
せて、押さえ部材8によって第2環状突起7を押圧する
構造にしても良い。また、実公昭60−6713号公報
のように、パイプ2のうちソケット穴4に嵌まる部分を
大径に拡大して、この拡大部に両環状突起6,7を形成
しても良い。
【0014】以上の説明から容易に理解できるように、
ソケット穴4の深さが深くても、Oリング5は全く又は
殆どずれない状態に保持されているため、簡単な構成で
ありながら高いシール性を確保することができ、また、
パイプ2をソケット穴4に深く挿入できるため、パイプ
2をソケット穴4と同心状に保持する姿勢安定性も高
い。
【0015】なお、本実施形態のように、第1環状突起
6を偏平に形成し、第2環状突起7を幅広に形成する
と、加工が容易である利点がある(第2環状突起7は、
その両側に治具による掴み代があるため容易に加工で
き、また、第1環状突起6は、特開平10−33250
9号の図7,8に示した方法で容易に加工できる)。
【0016】ソケット穴4の深さがより深い場合は、図
3に第2実施形態として示すように第3環状突起10を
形成しても良い。この場合、Oリング5は、隣合った環
状突起6,7の間に形成された2つの環状溝のうちいず
れか一方だけに嵌め込んでも良いし、両方に嵌め込んで
も良い。
【0017】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は図示の形態以外にも様々に具体化できる。例え
ば、フランジ状の偏平な環状突起と幅広の環状突起との
組み合わせには限らず、複数の環状突起をいずれも幅広
に形成しても良い。また、本願発明は金属製以外のパイ
プにも適用できる。
【0018】更に、前記実公昭60−6713号のよう
に、ソケット穴を備えたパイプに接続することも可能で
ある(この場合のパイプ同士の固定手段としては、例え
ば、環状突起を備えたパイプにキャップを被嵌して、こ
のキャップを、ソケット穴が形成されたパイプにねじ込
んだり、或いは、ソケット穴が形成されたパイプに、環
状突起に対する止めねじを設けたりすれば良い)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分離した状態での正断面図であ
る。
【図2】接続した状態での断面図である。
【図3】第2実施形態の分離した状態での正断面図であ
る。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 器具 2 パイプ 4 ソケット穴 5 Oリング 6 第1環状突起 7 第2環状突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】器具等に設けたソケット穴にパイプの先端
    部を挿入し、これらパイプの外周とソケット穴の内周と
    にOリングを介在させた継手構造であって、前記パイプ
    のうちソケット穴に嵌まった部位に、半径外側に膨出し
    た少なくとも2条の環状突起を、隣合った環状突起の間
    に前記Oリングの嵌まる環状溝が形成されるように軸方
    向に離間して一体に形成し、更に、これら各環状突起の
    うち少なくともいずれか一方または両方を、パイプの軸
    方向に広がった広巾状に形成することにより、前記Oリ
    ングをパイプの軸方向にずれ不能に保持していることを
    特徴とするパイプの継手構造。
JP11131404A 1999-05-12 1999-05-12 パイプの継手構造 Pending JP2000320748A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003172491A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Rinnai Corp 二重ビード付の配管
JP2004271109A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Rinnai Corp 熱交換器
JP2008256028A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Taiji Nakamoto 配管およびその製造方法
KR101410783B1 (ko) * 2012-12-20 2014-06-24 국방과학연구소 배관피팅장치 및 이의 조립방법
JP2018173151A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社ガスター 管路接続構造

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