JP3401368B2 - 歩行型田植機の安全装置 - Google Patents

歩行型田植機の安全装置

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JP3401368B2 JP17642195A JP17642195A JP3401368B2 JP 3401368 B2 JP3401368 B2 JP 3401368B2 JP 17642195 A JP17642195 A JP 17642195A JP 17642195 A JP17642195 A JP 17642195A JP 3401368 B2 JP3401368 B2 JP 3401368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、歩行型田植機の安全装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、歩行型田植機の一形態として、機
体の前部にエンジンを配設し、機体の後部に植付部を配
設して、同植付部の後方にハンドルを配設し、同ハンド
ルの近傍に変速レバーを配設し、機体の中途部左右側方
に左右一対の車輪を昇降リンク機構を介して配設し、機
体の下方にセンサーフロートを配設して、同センサーフ
ロートの昇降動作に連動して左右一対の車輪を昇降動作
させることにより、植付深さを一定に保持可能とすると
共に、変速レバーにより機体を前後進切換操作可能とし
た歩行型田植機がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した歩
行型田植機では、変速レバーを後進切換操作して左右側
車輪を逆回転させた際に、両車輪を中心に、機体の前端
側が下降すると共に機体の後端側が上昇する回転モーメ
ントが発生して、ハンドルが上昇するために、オペレー
タはハンドルを下方へ押えつけておく必要性があり、そ
のために、ハンドル操作がしずらい上に、押えきれずに
手をはなした場合には、機体がオペレータ側に後進し続
けるために人身事故につながる虞れがあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機
体の前部にエンジンを配設し、機体の後部に植付部を配
設して、同植付部の後方にハンドルを配設し、同ハンド
ルの近傍に変速レバーを配設し、機体の中途部左右側方
に左右一対の車輪を昇降リンク機構を介して配設し、機
体の下方にセンサーフロートを配設して、同センサーフ
ロートの昇降動作に連動して左右一対の車輪を昇降動作
させることにより、植付深さを一定に保持可能とすると
共に、変速レバーにより機体を前後進切換操作可能とし
た歩行型田植機において、センサーフロートの上昇動作
を検出するフロートセンサと、左右側車輪の最下降姿勢
を検出する車輪センサと、変速レバーの後進切換操作を
検出する変速レバーセンサと、これらセンサの検出結果
にもとづいて上記エンジンを停止させる制御部とを具備
する歩行型田植機の安全装置を提供せんとするものであ
る。 【0005】 【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 【0006】図1に示すAは、本発明に係る安全装置M
を具備する歩行型田植機であり、同歩行型田植機Aは、
機体フレーム1上にエンジン2を搭載し、機体フレーム
1の後端にミッション部3を取付けて、同ミッション部
3をエンジン2に伝動機構4を介して連動連結し、ミッ
ション部3より後方へ向けて筒状の伝動ケース5を伸延
させ、同伝動シャフト5の後端に植付ミッションケース
6を連動連設し、同植付ミッションケース6より植付部
支持フレーム7を後方へ伸延させて、同フレーム7上に
植付部8を設けると共に、同フレーム7の後端部よりハ
ンドル支持フレーム9を後上方へ向けて立上げて、同フ
レーム9の上端にハンドル10を取付ける一方、ミッショ
ン部3の左右側部に、前後方向に伸延する左右一対の車
輪昇降支持兼伝動ケース11,11 の前端部を上下回動自在
に連動連結し、各伝動ケース11,11 の後端部にそれぞれ
車輪12,12 を連動連結し、上記機体フレーム1と植付部
支持フレーム7との間には、前後方向に伸延するセンサ
ーフロート13を前後昇降リンク14,15 を介して昇降自在
に垂下している。16はボンネット、17は予備苗載台、18
はクラッチレバーである。 【0007】しかも、ミッション部3には、図1に示す
ように、前後方向に伸延する変速シャフト20の前端を連
動連結し、同変速シャフト20の後端部に変速レバー21の
下端を取付けて、同変速レバー21の上端を後上方へ向け
て伸延させて、ハンドル10を把持して操向操作するオペ
レータが、変速レバー21の上端を把持して前後進切換操
作を行うことができるようにしている。 【0008】さらに、車輪昇降支持兼伝動ケース11,11
には、図1に示すように、昇降機構22を連動連結してお
り、同昇降機構22に設けた昇降用シリンダ23の前後進退
作動に連動して、上記伝動ケース11,11 を上下回動作動
させて、各伝動ケース11,11の後端に連動連結した車輪1
2,12 を昇降させることができるようにしている。 【0009】ここで、機体フレーム1には、センサーフ
ロート13の昇降動作を検出するフロートセンサ24を設け
ており、同フロートセンサ24の検出結果にもとづいて昇
降用シリンダ23に接続した油圧回路(図示せず)中の油
圧切替弁を切替作動させて、センサーフロート13の上昇
動作に連動して、車輪12,12 を下降動作させる一方、セ
ンサーフロート13の下降動作に連動して、車輪12,12 を
上昇動作させて、植付部8による苗の植付深さを一定に
保持することができるようにしている。 【0010】上記のような構成において、本発明の要旨
は、安全装置Mの構成にあり、同安全装置Mについて、
以下に図1〜図3を参照しながら説明する。 【0011】すなわち、安全装置Mは、図2に示すよう
に、センサーフロート13の上昇動作を検出するフロート
センサ24と、左右側車輪12,12 の最下降姿勢を検出する
車輪センサ25と、変速レバー21の後進切換操作を検出す
る変速レバーセンサ26と、これらセンサ24,25,26の検出
結果にもとづいて上記エンジン2を停止させる制御部27
とを具備している。 【0012】車輪センサー25は、図1に示すように、昇
降用シリンダ23に取付けて、同昇降用シリンダ23が最後
退位置に移動して車輪昇降支持兼伝動ケース11,11 が下
降回動し、左右側車輪12,12 が最下降位置にあることを
検出するようにしている。 【0013】変速レバーセンサ26は、図1に示すよう
に、変速レバー21の中途部近傍に配設して、同変速レバ
ー21の後進切換動作を検出するようにしている。 【0014】制御部27は、図1に示すように、ボンネッ
ト16内に配設して、図2に示すように、同制御部27の入
力側にフロートセンサ24と車輪センサ25と変速レバーセ
ンサ26とを接続する一方、出力側にエンジン2を接続し
ている。 【0015】このようにして、図3(イ)に示すよう
に、変速レバー21を後進切換操作をすると、同変速レバ
ー21の後進切換操作を変速レバーセンサ26が検出し、図
3(ロ)(ハ)に示すように、左右側車輪12,12 の逆回
転により、両車輪12,12 を中心に、機体前端側が下降す
ると共に、機体の後端側、すなわちハンドル10側が上昇
する回転モーメントが発生すると、センサーフロート13
が相対的に上昇動作したものとしてフロートセンサ24が
検出し、同フロートセンサ24の検出結果にもとづいて昇
降用シリンダ23が左右側車輪12,12 を下降させ、図3
(ニ)に示すように、両車輪12,12 の最下降姿勢を車輪
センサ25が検出すると、制御部27がエンジン2を強制的
に停止させるようにしている。 【0016】従って、後進切換操作時に、ハンドル10が
上方へ押上げられるような状況では、強制的にエンジン
2を停止させて、機体の後進を停止させるために、オペ
レータの安全性を確保することができる。 【0017】図4は、伝動機構4を示しており、同伝動
機構4は、エンジン2の出力軸2aとミッション部3の入
力軸3aとの間に伝動ベルト30をプーリー31,32 を介して
巻回し、同伝動ベルト30をテンションクラッチ機構33に
より緊張・弛緩させて、エンジン2からミッション部3
への動力伝達を接続・切断可能としている。 【0018】そして、テンションクラッチ機構33は、ア
ーム支軸34にテンションアーム35の基端をボス部35a を
介して回動自在に取付け、同テンションアーム35の先端
にテンションローラ36を取付けて、同テンションローラ
36を、テンションアーム35とスプリング支持部材37との
間に介設した引張スプリング38により伝動ベルト30の下
側回動側部30a に押圧させる一方、ボス部35a に作動レ
バー39を突設し、同作動レバー39の先端とクラッチレバ
ー18に連結したリンク40との間に押引きワイヤ41を介設
している。 【0019】このようにして、クラッチレバー18をクラ
ッチ切断すべく回動操作すると、リンク40→押引きワイ
ヤ41→作動レバー39→ボス部35a →テンションアーム35
→テンションローラ36に回動力が伝達されて、同テンシ
ョンローラ36が伝動ベルト30の下側回動側部30a より離
隔する方向に回動し、伝動ベルト30が弛緩してクラッチ
切断状態にすることができる。 【0020】また、上記とは反対方向にクラッチレバー
18を回動操作すると、引張スプリング38によりテンショ
ンローラ36が伝動ベルト30の下側回動側部30a を押圧す
るクラッチ接続状態に復元される。 【0021】かかる構成において、作動レバー39の近傍
に、クラッチ接続状態を検出してスイッチONとなる第
1スイッチ42を配設すると共に、クラッチレバー18の近
傍に、同クラッチレバー18のクラッチ切断操作を検出し
てスイッチONとなる第2スイッチ43を配設して、図2
に示すように、両スイッチ42,43 を制御部27の入力側に
接続し、両スイッチ42,43 がスイッチONの場合は、制
御部27が押引きワイヤ41に切断等の故障が発生したもの
と判断して、エンジン2を停止させることにより、安全
性を確保することができるようにしている。 【0022】また、図5に示す他の実施例では、前記実
施例の伝動機構4及びテンションクラッチ機構33と基本
的構成を同じくしているが、作動レバー39の近傍に警報
スイッチ44を配設し、同警報スイッチ44に警報ブザー45
と警報ランプ46と電源47とを接続している。 【0023】このようにして、例えば、伝動ベルト30が
長期間の使用により交換の必要性がある程に伸長した場
合には、作動レバー39が警報スイッチ44をスイッチON
させて、並列的に接続している警報ブザー45を鳴動させ
ると共に、警報ランプ46を点灯させて、オペレータに伝
動ベルト30が交換時期にあることを報知することができ
るようにしている。 【0024】また、伝動ベルト30が切断等した場合に
も、同様にオペレータに異常を報知することができる。 【0025】なお、警報スイッチ44の配設位置は、作動
アーム39の近傍に限らず、押引きワイヤ41やクラッチレ
バー18の近傍でもよく、これらの動作を検出してスイッ
チONするようにしてもよい。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 【0027】すなわち、フロートセンサがセンサーフロ
ートの上昇動作を検出し、かつ、車輪センサが左右側車
輪の最下降姿勢を検出し、かつ、変速レバーセンサが変
速レバーの後進切換操作を検出した場合には、制御部が
エンジンを停止させて、機体の後進を停止させるため
に、オペレータの安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る安全装置を具備する歩行型田植機
の側面図。 【図2】安全装置の制御ブロック図。 【図3】安全装置の動作説明図。 【図4】伝動機構の説明図。 【図5】他の実施例としての伝動機構の説明図。 【符号の説明】 A 歩行型田植機 M 安全装置 1 機体フレーム 2 エンジン 3 ミッション部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体の前部にエンジンを配設し、機体の
    後部に植付部を配設して、同植付部の後方にハンドルを
    配設し、同ハンドルの近傍に変速レバーを配設し、機体
    の中途部左右側方に左右一対の車輪を昇降リンク機構を
    介して配設し、機体の下方にセンサーフロートを配設し
    て、同センサーフロートの昇降動作に連動して左右一対
    の車輪を昇降動作させることにより、植付深さを一定に
    保持可能とすると共に、変速レバーにより機体を前後進
    切換操作可能とした歩行型田植機において、 センサーフロートの上昇動作を検出するフロートセンサ
    と、左右側車輪の最下降姿勢を検出する車輪センサと、
    変速レバーの後進切換操作を検出する変速レバーセンサ
    と、これらセンサの検出結果にもとづいて上記エンジン
    を停止させる制御部とを具備する歩行型田植機の安全装
    置。
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