JP3401176B2 - 生活習慣病予防健康飲食品 - Google Patents

生活習慣病予防健康飲食品

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最近いわれている食生
活の偏りによる生活習慣病(成人病)を予防、緩和する
ための健康飲食品、具体的には醤油粕の有機溶媒抽出物
あるいは醤油あぶらのアルカリ水抽出物を有効成分とす
る生活習慣病予防健康飲食品に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、食生活の多様化によ
り、高脂肪、高蛋白質など高カロリー食を摂るようにな
る一方で、カルシウム、野菜や繊維質の摂取量の不足が
指摘されている。このような食生活のアンバランス、あ
るいは運動不足等の生活習慣が動脈硬化、高血圧、糖尿
病、さらにはがんや骨粗鬆症、更年期障害等の疾病の発
症や進行に関係しており、これらを予防する上で食生活
の重要性が再認識されている。
【0003】また、高齢化に伴い骨粗鬆症は大きな問題
であり、日本同様アメリカでも、毎年150万人の閉経
後骨折患者があると報告されている(Cooper, C.らAme
r. J.Epidem., 1001,1993; Riggd, B. L., West. J. Me
d., 154巻、63, 1991)。この治療費は、膨大な額であり
骨粗鬆症にならないように予防することが重要な課題と
なっている。
【0004】このような中で、食品や食物等の有効成分
を用いて、健康の維持や、疾病の予防を試みることが提
案されるようになってきた。肥満抑制、美肌、過酸化脂
質抑制効果を示す米酢醸造におけるモロミ搾汁粕を含有
する健康食品(特公平3−32347)、ラクトフェリ
ン含有老化防止食品(特開平4−58871)、キチン
質、カルシウムを構成成分とする健康食品(特開平5−
255094)などの提案がなされている。しかし、よ
り有効な骨粗鬆症、がん、更年期障害、動脈硬化など多
くの生活習慣病を予防できる健康飲食品が求められてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】大豆、特にその成分であ
るイソフラボノイドやサポニンが骨粗鬆症やがんに対し
て有用であるという認識が高まっている中で、従来家畜
などの飼料にしか利用されておらず、薬理学的検討や生
活習慣病の予防効果等の検討は全くされていなかった醤
油粕や醤油あぶらに着目し、検討を進めた結果、醤油粕
の有機溶媒抽出物あるいは醤油あぶらのアルカリ水抽出
物が骨粗鬆症、更年期障害、動脈硬化等に効果のあるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は醤油粕の有機溶媒抽出物や醤油あぶらのアルカリ
水抽出物を有効成分とする健康飲食品である。
【0006】以下本発明を具体的に説明する。本発明の
生活習慣病予防健康飲食品は、醤油製造工程で得られる
醤油粕、醤油あぶらを原料とし、これらの有機溶媒抽出
物やアルカリ水抽出物を有効成分とするものである。
【0007】原料となる醤油粕、醤油あぶらは丸大豆、
脱脂大豆、脱皮大豆、小麦などを原料として製造され
る、通常の醤油製造工程(本醸造方式、新式醸造方式)
で副産物として得られるものである。醤油粕を原料とす
る場合は、有機溶媒、例えば酢酸、エタノール、メタノ
ール、酢酸エチル等、好ましくは粕に対して2−20倍
量の、50−100%の含水アルコ−ルで抽出し、それ
を濃縮してアルコールを除去して抽出物とする。
【0008】抽出温度は通常5℃〜使用溶媒の沸点以下
の間で行うが、10〜80℃が好ましい。なお抽出は1
回目の抽出液をさらに2回目の抽出に用いれば、少ない
溶媒量で抽出ができ、また抽出効率を上げるには連続的
な向流抽出機などを用いればよい。
【0009】得られた抽出物は、そのまま濃縮乾固し
て、これを粉剤、錠剤、カプセル剤等に成形して健康食
品としたり、あるいは各種飲料や食品に添加して生活習
慣病予防健康飲食品とする。
【0010】なお上記のような有機溶媒抽出物は油分を
多量に含むので、これを除くため以下の方法で抽出物と
することができる。醤油粕の有機溶媒抽出液を濃縮し、
得られた濃縮液にアルカリ水を添加してpH9以上、好ま
しくはpH9〜12になるように1〜8Mのアルカリ水を
加え、混合する。
【0011】使用するアルカリ水はアンモニア水、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等が好ましい。アルカリ水を添加、混合すると
油層とアルカリ水層に分離するので、アルカリ水層を分
取する。なおこの際、分離をよくするために加温した
り、食塩、アルコ−ル、市販の分離促進剤などを加える
こともできる。
【0012】分取したアルカリ水層に酸性溶液を加えて
pH5以下、好ましくはpH3〜5に調整し、酸沈殿物を生
成させる。使用される酸性溶液は食品添加物として使用
されるものが好ましく、例えば塩酸、酢酸、リン酸、コ
ハク酸、硫酸等である。
【0013】生成する沈殿物は水洗や活性炭処理によ
り、脱色、脱臭することが好ましく、こうして得られた
沈殿物を、凍結乾燥、真空乾燥等、常法により乾燥し、
これを粉剤、錠剤、カプセル剤等に成形して健康食品と
したり、あるいは各種飲料や食品に添加して生活習慣病
予防健康飲食品とする。
【0014】また醤油あぶらを原料とする場合には、醤
油あぶらにアルカリ水を添加してpH9以上、好ましくは
pH9〜12になるように1〜8Mのアルカリ水を加え、
混合する。使用するアルカリ水はアンモニア水、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等が好ましい。アルカリ水を添加、混合すると油
層とアルカリ水層に分離するので、アルカリ水層を分取
する。なおこの際、分離をよくするために加温したり、
食塩、アルコ−ル、市販の分離促進剤などを加えること
もできる。
【0015】分取したアルカリ水層に酸性溶液を加えて
pH5以下、好ましくはpH3〜5に調整し、酸沈殿物を生
成させる。使用される酸性溶液は食品添加物として使用
されるものが好ましく、例えば塩酸、酢酸、リン酸、コ
ハク酸、硫酸等である。
【0016】生成する沈殿物は水洗や活性炭処理によ
り、脱色、脱臭することが好ましく、こうして得られた
沈殿物を、凍結乾燥、真空乾燥等、常法により乾燥し、
これを粉剤、錠剤、カプセル剤等に成形して健康食品と
したり、あるいは各種飲料や食品に添加して生活習慣病
予防健康飲食品とする。
【0017】上記の様にして得られた醤油粕や醤油あぶ
らの抽出物を健康食品として利用する場合、常法に従っ
て該抽出物の摂取量が成人一日当たり0.001〜10
g、好ましくは0.01〜4gとなるような割合で、公
知の賦形剤、その他の添加物と混合し、通常の健康食品
の形態、例えば粉末、錠剤、カプセル、顆粒剤、シロッ
プ、懸濁液等の健康食品とすることが出来る。
【0018】また、この抽出物を飲食物に添加する場
合、成人一日当たり0.001〜10g、好ましくは
0.01〜4g摂取できるような割合で添加すればよ
く、例えば飲食品中に0.001〜20%、好ましくは
0.05〜10%添加する。
【0019】
【発明の効果】こうして得られた生活習慣病予防健康飲
食品は、これを摂取することにより骨粗鬆症、動脈硬化
症、更年期障害等の生活習慣病の予防、緩和に効果があ
る。
【0020】この効果は以下の試験例でも明らかであ
る。尚、以下の試験例、実施例で原料として用いた醤油
粕、醤油あぶらは、蛋白質原料として加工脱脂大豆を原
料とし本醸造方式で製造した醤油の製造工程で得られた
ものである。 試験例1 <動脈硬化予防効果確認試験>ニュ−ジ−ランドホワイ
ト系家兎(雄、2〜2.5kg、6羽/群)を用いて、
家兎用粉末飼料(RM-4, 船橋農場社製)を与えたノー
マル食投与群(A群)、RM-4にコレステロ ールを1重
量%添加した飼料を与えた対照群(B群)、RM-4にコレ
ステロールを1重量%、更に後記実施例2で得られた醤
油粕抽出物を3.8重量%添加した飼料を与えた本発明
試験群(C群)を、コレステロール添加飼料に抗動脈硬
化作用が知られている食品成分であるカテキン1%重量
部添加した飼料を与えたカテキン投与群(D群)、陽性
対照として抗動脈硬化作用が知られている医薬品成分で
あるプロブコール1%重量部を添加した飼料を与えたプ
ロブコ−ル投与群(E群)と比較検討した。
【0021】上記飼料を90g/羽/日の制限給餌で各
群とも2ヶ月間連日与えた。途中で、耳動脈から採血
し、血清中の過酸化脂質を測定した。また試験終了後に
家兎をネンブタール麻酔下で解剖し、大動脈を摘出し
て、ホルマリン固定後、SudanIVで染色し、大動脈内腔
総面積に対する動脈硬化巣面積の割合をオリンパス社製
画像解析装置(SP 500F)で測定した。表1に第6週、
第8週の血清過酸化脂質値を、表2に大動脈の動脈硬化
巣面積の割合を示した。
【0022】表1に示す結果から明らかなように、D
群、E群は血清中の過酸化脂質含量を低下させないが、
本発明試験群であるC群は有意に低下させた。このこと
から醤油粕抽出物は、動脈硬化の発症に関係しているLD
Lの酸化を抑制することが推定される。
【0023】また、表2に示すように本発明試験群(C
群)は、有意に大動脈弓での動脈硬化巣を減少させ、そ
の効果はD群、E群よりも強いことが分かる。また胸大
動脈でも動脈硬化巣を減少させる傾向を示しており、醤
油粕抽出物を摂取することが動脈硬化の予防、緩和に効
果のあることがわかる。
【0024】
【表1】血清過酸化脂質 *** 危険率1%で有意差あり
【0025】
【表2】抗動脈硬化作用
【0026】試験例2 <更年期障害予防効果試験> 6週齢のSD系ラット(体重約150g、6匹/群)に卵
巣摘出手術を施し、閉経状態にした。翌日より一般飼料
(MF粉末飼料、オリエンタル酵母社製)に後記実施例
3の方法で得られた醤油あぶら抽出物を10mg/ラッ
ト、20mg/ラットになるように混ぜて一日当たり1
5gの制限給餌した本発明群(A−10群及びA−20
群)と一般飼料のみを同様に与えて飼育した対照群(B
群)の各ラットの尾の皮膚温を毎週測定した。
【0027】なおラットに卵巣摘出手術を施し閉経状態
にすると、早期から体温が上昇し、ほてり様の変化が生
じることが分かっている。(T. Kobayashiら、J. Endoc
rinology, 146巻, 431,1995 )。結果を表3に示す。
なお数値は6匹の平均値である。
【0028】
【表3】皮膚温度
【0029】表3に示すように卵巣摘出後、2、3週か
ら皮膚温の上昇がみられ、6週位まで持続した。醤油あ
ぶら抽出物投与群(A−10、A−20群)ではB群に
比べ皮膚温の上昇が抑えられていた。このことより醤油
あぶら抽出物の摂取は、ほてりなどの更年期障害の予
防、緩和に有効であることがわかる。
【0030】試験例3 <骨粗鬆症に対する効果の確認試験> 6週齢のSD系雌ラット(体重約150g)を用い、一群
8匹で試験を行った。偽手術を行った群(SHAM:A群)
と卵巣摘出手術を施した対照群(OVX:B群)には低Ca
食(0.01%Ca,0.3%P)を投与した。後記実
施例2の醤油粕抽出物の投与は、低Ca食に醤油粕抽出
物を40mg/kg、80mg/kg、320mg/k
gになるように混合し、卵巣摘出手術を施したラット
(C群)に、手術翌日より投与した。これらをC−40
群、C−80群、C−320群とする。なお各群とも1
日15gの制限給餌で飼育した。
【0031】投与開始6週間後、大腿骨を採取し、破断
特性測定装置(飯尾電気製 DYN-1255)を用いて、大腿
骨中央部を破断し、破断力(Breaking for
ce)を測定した。結果を図1に示す。
【0032】図1から明らかなように、卵巣摘出手術を
施したOVX:B群では、偽手術のSHAM:A群に比べ破断
力の低下が見られた。醤油粕抽出物投与のC群では、い
ずれの群でもB群に対して有意に破断力増強効果を示し
た。このことから、醤油粕抽出物は閉経後の骨粗鬆症誘
発に際し骨塩量減少を抑制し、閉経後の骨粗鬆症の予
防、又は緩和に有効であるということができる。
【0033】
【実施例】以下実施例をあげて本発明を説明するが、こ
れらは本発明を限定するものではない。 実施例1 醤油粕抽出物の製造−1 醤油粕500gを80%エタノール(2L)で抽出し、
フィルター濾過後、減圧下濃縮乾固した。得られた乾固
物をヘキサン(150ml)で脱脂し、その残査を含水
エタノールで洗浄し、乾燥することにより醤油粕抽出物
粉末5gを得た。
【0034】実施例2 醤油粕抽出物の製造−2 醤油粕20kgを90%エタノール40リットルで循環抽
出して得られた抽出液を減圧下、濃縮して6リットルの
濃縮液を得た。これに、4Mの水酸化ナトリウム溶液約
1リットルを添加して、pHを10に調整し、一晩放置
し、油層とアルカリ水層に分離した。得られたアルカリ
水層部を濃塩酸にてpH4に調整して沈殿物を生成さ
せ、濾過、洗浄後、凍結乾燥し、醤油粕抽出物粉末10
0gを得た。
【0035】実施例3 醤油あぶら抽出物の製造 醤油製造工程で得られる醤油あぶら2Kgに水酸化ナト
リウム溶液を添加して、pH10に調整した混合液8リ
ットルを得た。これを一晩放置し、油層とアルカリ水層
に分離した。得られたアルカリ水層部を濃塩酸にてpH
4に調整して沈殿物を得た。この沈殿物を再度、水に懸
濁後、4M水酸化ナトリウム溶液にてpH10に調整
し、続いて濃塩酸にてpH4に調整して再沈殿させた。
沈殿物を濾過、洗浄、凍結乾燥して醤油あぶら抽出物粉
末2.0gを得た。
【0036】上記の様にして得られた抽出物の組成は、
例えば実施例2で得られたものは、繊維質0.7%、蛋
白質13.9%、灰分10.3%、脂質2.6%、水分
5.0%、糖質67.5%であった。(尚、糖質は10
0からその他の成分を差し引いた値で示した。)
【0037】実施例4 硬質カプセルタイプ健康食品の製造 醤油粕抽出物 300g バレイショ澱粉 150g 軽質無水ケイ酸 50g ステアリン酸カルシウム 10g 乳糖 490g 上記成分を均一に混合し、硬質カプセルに250mgづ
つ充填して健康食品を得た。なお使用した醤油粕抽出物
は実施例2に記載の方法で製造したものである。
【0038】実施例5 錠剤タイプ健康食品の製造 醤油あぶら抽出物 50g 乳糖 545g 馬鈴薯デンプン 250g 結晶セルロース 60g 軽質無水ケイ酸 50g ヒドロキシプロピルセルロース 30g ステアリン酸マグネシウム 15g
【0039】醤油あぶら抽出物、乳糖、馬鈴薯デンプ
ン、結晶セルロース及び軽質無水ケイ酸を混合後、ヒド
ロキシプロピルセルロースの10%エタノール溶液を加
えて練合造粒して、径0.8mmのスクリーンで押し出して
顆粒を調製し、乾燥した後、ステアリン酸マグネシウム
を加えて圧縮成型し、250mg/錠の錠剤とした。な
お使用した醤油あぶら抽出物は実施例3と同様にして得
られたものである。
【0040】実施例6 錠剤タイプ健康食品 醤油粕抽出物 100g 炭酸カルシウム 700g 乳糖 100g 結晶セルロース 55g ヒドロキシプロピルセルロース 30g ステアリン酸カルシウム 10g ビタミンD3(50,000IU/g) 5g
【0041】醤油粕抽出物、炭酸カルシウム、乳糖、結
晶セルロース及びビタミンDを混合し、ヒドロキシプロ
ピルセルロースの10%エタノール溶液を加えて練合造
粒して、径0.8mmのスクリーンで押し出して顆粒を調製
し、乾燥した後、ステアリン酸カルシウムを加えて圧縮
成型し、500mgの錠剤とした。なお使用した醤油粕
抽出物は実施例2に記載の方法で製造したものである。
【0042】下記に本発明物を含んだ健康食品の製造例
を示す。 実施例7 下記の配合で、常法によりポタージュスープを作成し
た。なお使用した醤油粕抽出物は実施例2に記載の方法
で製造したものである。 乾燥小麦粉 389.5g 脱脂粉乳 245g 精製牛脂 100g 澱粉 50g オニオンパウダー 50g アミフレックスA1 30g 無水ブドウ糖 30g 砂糖 30g チキンブイヨン 30g 食塩 20g バター 20g ホワイトペッパー 1.5g 醤油粕抽出物 2.5g ビタミンE 1g ターメリック 0.5g
【0043】実施例8 下記の配合でキャンディを製造した。なお使用した醤油
あぶら抽出物は実施例3と同様にして得られたものであ
る。 砂糖 470g 水飴 420g 水 50g 果汁 26g 増粘剤 20g アスコルビン酸 10.5g 醤油あぶら抽出物 2g 香料 1g βーカロチン 0.5g
【0044】実施例9 下記の配合で、常法によりキャラメルを製造した。なお
使用した醤油粕抽出物は実施例2に記載の方法で製造し
たものである。 砂糖 350g 水飴 350g 練乳 250g バター 40g 食塩 6g 醤油粕抽出物 2g 香料 1g ビタミンE 1g
【0045】実施例10 下記の配合で、常法によりチョコレートを製造した。な
お使用した醤油粕抽出物は実施例2に記載の方法で製造
したものである。 カカオマス 484.5g カカオバター 130g 砂糖 190g 全脂粉乳 190g 醤油粕抽出物 3g レシチン 2g 香料 0.5g
【図面の簡単な説明】
図1はラットの大腿骨中央部の破断力を示す。
フロントページの続き (72)発明者 間中 達雄 千葉県野田市野田339番地キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 和泉 亨 千葉県野田市野田339番地キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 戸邉 光一朗 千葉県野田市野田339番地キッコーマン 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−170756(JP,A) 特開 平5−279263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/30 - 1/308 A23L 1/238 A61K 35/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】醤油粕のアルコール抽出物にアルカリ水を
    添加混合してアルカリ水層を分取し、このアルカリ水層
    を酸性にして生ずる沈殿物を有効成分とする生活習慣病
    予防健康飲食品。
  2. 【請求項2】下記の工程により製造される生活習慣病予
    防健康飲食品。 (1) 醤油粕をアルコール又は含水アルコールで抽出する
    工程 (2) 抽出液からアルコールを除去、濃縮する工程 (3) 濃縮物にpH9以上になるようにアルカリ水を添加
    混合し、油層とアルカリ水層に分離する工程 (4) アルカリ水層を分取しpH5以下に調整する工程 (5)生ずる沈殿物を粉剤、錠剤、カプセル剤等に成形す
    るか、又は飲食品に添加する工程
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