JP3400598B2 - リコイルスタータのケース構造 - Google Patents

リコイルスタータのケース構造

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JP3400598B2
JP3400598B2 JP07071595A JP7071595A JP3400598B2 JP 3400598 B2 JP3400598 B2 JP 3400598B2 JP 07071595 A JP07071595 A JP 07071595A JP 7071595 A JP7071595 A JP 7071595A JP 3400598 B2 JP3400598 B2 JP 3400598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の始動用のリ
コイルスタータのケース構造に関する。 【0002】 【従来の技術】このようなリコイルスタータの従来例は
実公平2−31576号公報で紹介されているが、これ
を図2に基づいて説明すると、図2(a)で1はスター
タケースで、スタータケース1の軸芯位置には軸2が固
着され、軸2にリール3が回転自在に取り付けられてお
り、リール3の外周部に設けた凹部3aに、ロープ4
が、ゼンマイ5の復元力によって巻装されている。リー
ル3にはラチェットが設けられ、このラチェットの中間
位置にはピンが固定され、ラチェットは、リール3の周
縁近傍に形成された傾斜面と突出面間に移動自在に位置
して、リール3に取り付けられている。また、軸2にフ
リクションプレート9が取り付けられ、フリクションプ
レート9にはピンを案内して、ラチェットを半径方向に
出入させるガイド部が形成されている。一方、エンジン
側には、エンジンと連結するプーリ13が設けられ、そ
の外周先端には凹部が形成されている。そして、従来の
リコイルスタータでは、スタータケース1の周側面部の
全面にわたって、空冷用の導風孔15(図2(b)参
照)が多数形成され、このスタータケース1が、ボルト
16でファンカバーに固定されている。 【0003】このような構成の従来のリコイルスタータ
では、停止状態からロープ4を、ゼンマイ5の復元力に
抗して引き出すと、フリクションプレート9は、軸2と
のフリクションによって停止状態に維持され、リール3
とラチェットとが回転する。このために、ラチェットの
ピンが、フリクションプレート9のガイド部に案内され
て、リール3の傾斜面と突出面間を移動し、ラチェット
の端部が半径方向に突出して、プーリ13の凹部に係合
して回転し、エンジンが始動する。そして、エンジンが
始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼンマイ5の復元
力によって、リール3が逆方向に回転し、ロープが巻き
戻されると共に、ラチェットは原位置に復帰する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来のリコイル
スタータのスタータケースを製造するには、円板状の原
材板に対して、プレスで1乃至2回の絞り加工を施して
周側面部を形成して、キャップ状の原ケースを形成し、
次いで、原ケースの周側面部に孔あけ加工によって、多
数の導風孔15を形成していた(通常20乃至40回の
加工回数)。この場合、予め多数の導風孔15を形成し
た後に、原材板を絞り加工して、スタータケースを製造
しようとすると、絞り加工の際にスタータケースの肉厚
部が均一に伸縮しないため、スタータケースの周側面
部、特に導風孔15の下縁部分において、著しく変形し
たり、亀裂を生じたり、あるいは引き千切られたりする
ので、絞り加工によりキャップ状の原ケースを形成した
後、その周側面部に導風孔15を形成せざるを得なかっ
た。このために、従来のリコイルスタータのスタータケ
ースの製造は、加工工程が多く加工作業が煩雑であり、
また、ファンカバーは、スタータケースが取り付けられ
る部分では、材料が切り抜き破棄され、製造コストの面
でも問題があった。 【0005】本発明は、前述したようなリコイルスター
タのスタータケース製造の現状に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、簡単な加工工程で、材料を有効に使
用し、製造コストを削減して製造が可能なリコイルスタ
ータのケース構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ファンカバーに取り付けられたスタータ
ケースにリールが回転自在に取り付けられ、ゼンマイの
復元力によって巻き取られているロープを引き出すこと
によって、前記リールが回転して内燃機関を始動するリ
コイルスタータのケース構造において、前記ファンカバ
ーの前記スタータケースに対応する部分に一体の円筒部
を形成し、前記スタータケースの下縁部が前記円筒部の
上縁部に外嵌するよう配設し、該円筒部の周側面部に形
成した櫛歯状の凹凸部を、導風孔としていることを特徴
とするものである。 【0007】 【作用】本発明では、ファンカバーに取り付けられたス
タータケースにリールが回転自在に取り付けられ、ゼン
マイの復元力によって巻き取られているロープを引き出
すことによって、前記リールが回転して内燃機関を始動
するリコイルスタータのケース構造において、前記ファ
ンカバーの前記スタータケースに対応する部分に一体の
円筒部を形成し、前記スタータケースの下縁部が前記円
筒部の上縁部に外嵌するよう配設し、該円筒部の周側面
部形成した櫛歯状の凹凸部を、導風孔としている。この
ために、ファンカバーのスタータケースの取付位置に対
応する部分の材料を破棄せずに利用し、この部分を、ス
タータケースの周側面部に対向するようにプレス等で円
筒状に立上がらせて円筒部を一体に形成し、該円筒部に
導風孔となる櫛歯状の凹凸部を形成し、一方スタータケ
ースを短寸にして簡単な構造に形成し、リコイルスター
タのケースが、簡単な工程で形成される。 【0008】 【実施例】以下に本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。図1は本実施例のケース構造を有するリコイ
ルスタータの構成を示す説明図である。 【0009】本実施例では、図1に示すように、従来打
抜き破棄していたスタータケース1Aの取付位置に対応
するファンカバー10部分の中心を僅かに円形に打抜い
てプレス等による1乃至2回の絞り加工により円筒状に
一体に立上がらせて円筒部10Aを形成し、該円筒部1
0Aの自由端から軸方向に平行な多数の櫛歯状の凹凸部
20を形成する。なお、このような形成方法のみなら
ず、スタータケース1Aの取付位置に対応するファンカ
バー10部分の中心を僅かに円形に打抜くとともに、該
円形部分から内径方向にほぼ平行な多数の櫛歯状の凹凸
部20をも打抜いた後に、プレス等による同じく1乃至
2回の絞り加工により円筒状に一体に立上がらせて円筒
部10Aを形成することもできる。このように多数の櫛
歯状の凹凸部20を形成された円筒部10Aがプレス等
の絞り加工で形成できる理由は、絞り加工によりスター
タケースの肉厚部に不均一な伸縮が生じても前記した導
風孔の下縁部のような接続部が存在しないため、均一な
伸縮が行われるからである。一方キャップ状のスタータ
ケース1Aの側面部は短寸に形成するとともに、その下
縁部が、この円筒部10Aの上縁部に外嵌されるように
配設して、前記凹凸部20が外部に露出するよう位置せ
しめるように、スタータケース1Aが、ボルト16でフ
ァンカバー10に固定されている。このように構成され
る本実施例では、ファンカバー10の円筒部10Aの周
側面部に位置するよう形成された凹凸部20が、空冷用
の導風孔を形成している。 【0010】本実施例では、製造に際しては、ファンカ
バー10の円筒部10Aに形成された多数の櫛歯状の凹
凸部20を、ファンカバー10に固定したスタータケー
ス1Aに対して凹凸部20が導風孔となるように組み付
けて、リコイルスタータのカバーが形成される。本実施
例のその他の部分の構成及び動作は、すでに図2を参照
して説明した従来のリコイルスタータと同一なので、説
明を省略する。 【0011】このように、本実施例によると、ファンカ
バー10よりプレス等により円筒状に一体に立上がらせ
て形成した円筒部10Aの周側面部に軸方向に平行な多
数の櫛歯状の凹凸部20を形成し、一方キャップ状のス
タータケース1Aの短寸の側面部の下縁部が、この円筒
部10Aの上縁部に外嵌されるように配設して、前記下
縁部と上縁部との間に凹凸部20を位置せしめるように
構成したため、簡単な工程により製造でき、さらに従来
破棄していた材料部分を有効に利用して、製造コストを
大幅に削減することが可能になる。 【0012】 【発明の効果】本発明によると、前記ファンカバーの前
記スタータケースに対応する部分に一体の円筒部を形成
し、前記スタータケースの下縁部が前記円筒部の上縁部
に外嵌するよう配設し、該円筒部の周側面部に形成した
櫛歯状の凹凸部を、導風孔としているので、ファンカバ
ーのスタータケースの取付位置に対応する部分の材料
が、無駄に破棄されずに利用され、かつ簡単な製造工程
によって、リコイルスタータのケースが、製造コストを
削減して製造可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例のケース構造を有するリコイ
ルスタータの構成を示す側面説明図である。 【図2】従来のリコイルスタータの構成を示す説明図
で、(a)は側面説面図、(b)は(a)の矢印方向か
ら見た導風孔を示す図である。 【符号の説明】 1A スタータケース 2 軸 3 リール 10 ファンカバー 10A 円筒部 20 凹凸部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−97233(JP,U) 実開 昭50−85640(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 3/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ファンカバーに取り付けられたスタータ
    ケースにリールが回転自在に取り付けられ、ゼンマイの
    復元力によって巻き取られているロープを引き出すこと
    によって、前記リールが回転して内燃機関を始動するリ
    コイルスタータのケース構造において、 前記ファンカバーの前記スタータケースに対応する部分
    に一体の円筒部を形成し、前記スタータケースの下縁部
    が前記円筒部の上縁部に外嵌するよう配設し、該円筒部
    の周側面部に形成された櫛歯状の凹凸部を、導風孔とし
    ていることを特徴とするリコイルスタータのケース構
    造。
JP07071595A 1995-03-03 1995-03-03 リコイルスタータのケース構造 Expired - Fee Related JP3400598B2 (ja)

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