JP3287022B2 - 固定子鉄心の製造方法 - Google Patents

固定子鉄心の製造方法

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JP3287022B2
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茂 間川
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Yaskawa Electric Corp
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の固定子鉄心
の製造方法に関し、とくに、積層した薄板鋼板を相互に
カシメることにより固定子鉄心を構成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、回転電機の固定子鉄心を、図3に
示すように、リング状の外コア1と、外コア1の内径に
嵌合する放射状に配列した磁極部2を内周側で連結した
歯車状で中空の内コア3とから構成する場合、リング状
の外コア片11と内コア片31を別々に薄板鋼板からプ
レス機械によって打ち抜く。外コア片11と内コア片3
1にはそれぞれ一方の面に突出するカシメ用の突起部1
2、32を設け、その突起部12、32と隣接するコア
片に形成される突起部の裏側の凹部とを係合させ、所定
の枚数だけ外コア片と内コア片をそれぞれ積層して、両
面からプレスにより圧力を加え、突起部をカシメてブロ
ック状態に一体化された外コアおよび内コアを形成す
る。内コアおよび外コアを薄板鋼板から打ち抜く時、薄
板鋼板の圧延方向によって僅かに板厚にバラツキがある
ため、積層する時に所定角度回しながら積層している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、積層する時
に内コアおよび外コアを所定角度回すため、図4に示す
ように、隣接するコア片との間にズレが生じることがあ
った。しかし、内コアを外コアの内径に嵌合するため、
およびコギングトルクを低減するためには、内コアの外
径および外コアの内径はズレのないように揃えておく必
要がある。外コアはリング状であるので、外径を揃える
のは容易であるが、内コアは磁極部が放射状に突出して
いるので、外径を揃えるのが容易でなく、突起部をカシ
メた後に、精度を維持するために内コアの外径を切削す
るなどの加工時間と加工工程が増えるという欠点があっ
た。本発明は、突起部のカシメ工程の途中で内コアの外
径を揃え、加工時間を低減することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、放射状に配列
した磁極部を内周側で連結した歯車状で中空の内コアを
形成する薄板鋼板からなる内コア片の一方の面に突出す
るカシメ用の突起部と、前記内コア片に隣接する内コア
片に形成される突起部の裏側の凹部とを係合させ、所定
の枚数だけ内コア片を積層して内コアを形成し、前記内
コアの両端面をプレスにより押圧し、前記突起部をカシ
メてブロック状態に一体化する固定子鉄心の製造方法に
おいて、前記内コアの両端面をプレスにより押圧する前
に、前記突起部と凹部とを係合させて積層した状態の内
コアの両端面をベアリングを介してプレスで押圧すると
同時に、前記内コアの前記磁極部の外周を歯車の歯と歯
の間の谷底部によって前記内コアの中心方向に押圧しな
がら前記歯車を回転するようにしたものである。
【0005】
【作用】上マンドレルのガイド部を内コアの内径に挿入
し、内コアを下マンドレルと上マンドレルの間に挟み込
む。この状態で、エアシリンダにより歯車を内ヨークの
中心方向に移動し、内コアの磁極部を歯車の歯の間に挟
んで谷底部を磁極部の先端に押し付けるとともに、歯車
を回転させる。そうすると、内コア3外周に飛び出した
内コア片は押し付けられて揃うので、内コアの外周のズ
レは全周にわたってなくなる。
【0006】
【実施例】本発明を図に示す実施例について説明する。
図1は本発明の実施例を示す側断面図、図2は平面図
で、ベース4の上面にベアリング41を介して下マンド
レル5を回転自在に支持してある。下マンドレル5には
内コア3の中心とベアリング41の中心が一致するよう
に位置決めするガイド部51を設けてある。下マンドレ
ル5の上方には、昇降し得るプレス6を設けてあり、プ
レス6の下面にはベアリング61を介してガイド部71
を有する上マンドレル7を設けて、下マンドレル5と中
心を一致させてある。下マンドレル5と上マンドレル7
の側方には歯車8を図示しない回転装置により回転駆動
するように支持し、かつ下マンドレル5と上マンドレル
7に挟まれた内コア3の側方から、コの字状の支持部8
1を介してエアシリンダ82により歯車8を内コア3の
磁極の先端面に押し付けるようにしてある。歯車8は、
内コア3と同じ外径で、磁極部の数と同じ歯数を持ち、
隣り合う歯83の間の谷底部84の幅が磁極部2の円周
方向の幅より広くなるように歯元円の直径を決めてあ
る。また、歯車8の軸方向長さはカシメ工程前の内コア
3の長さより僅かに長くしてあり、下マンドレル5、上
マンドレル7には歯車の歯が突き当たらないように逃げ
部52、72を設けてある。カシメ前の内コア3をプレ
ス6によってカシメる場合、プレス6を上昇させておい
て、カシメ前の内コア3を下マンドレル5の上に載せ、
内コア3の内径をガイド部51に嵌合させる。次にプレ
ス6を下降させ、上マンドレル7のガイド部を内コア3
の内径に挿入し、内コア3を下マンドレル5と上マンド
レル7の間に挟み込む。この状態で、エアシリンダ82
により歯車8を内コア3の中心方向に移動し、磁極部2
を歯車8の歯83の間に挟んで谷底部84を磁極部2の
先端に押し付け、内コア3の中心に向かって押圧すると
ともに、歯車8を回転させる。そうすると、内コア3の
外周に飛び出した内コア片は歯車の谷底部84によって
押圧されて磁極部2の先端面が揃う。歯車8を回転する
ことにより、磁極部2が次々に歯83によって送られ、
全周の歯83の先端面が押圧され、内コア3の外周のズ
レは全周にわたってなくなる。次に、プレス6によって
上マンドレル7を介して内コア3を押圧し、突起部のカ
シメ動作を行う。したがって、カシメ動作の前に内コア
3の外周のズレを取り除くので、精度を維持するための
カシメ後の外径切削は必要がなくなる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
シメ用のプレスに内コアを装着した状態で、内コアの外
周面を歯車の谷底部で押圧して、ズレを取り除くので、
カシメ加工後に外径切削を行う必要がなく、加工時間を
低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の平断面図である。
【図3】固定子鉄心の平面図である。
【図4】従来例の固定子鉄心の加工途中の側断面図であ
る。
【符号の説明】
2 磁極部 3 内コア 4 ベース 41 ベアリング 5 下マンドレル 51 ガイド部 6 プレス 61 ベアリング 7 上マンドレル 71 ガイド部 8 歯車 81 支持部 82 エアシリンダ 83 歯 84 谷底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/02 H02K 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に配列した磁極部を内周側で連結
    した歯車状で中空の内コアを形成する薄板鋼板からなる
    内コア片の一方の面に突出するカシメ用の突起部と、前
    記内コア片に隣接する内コア片に形成される突起部の裏
    側の凹部とを係合させ、所定の枚数だけ内コア片を積層
    して内コアを形成し、前記内コアの両端面をプレスによ
    り押圧し、前記突起部をカシメてブロック状態に一体化
    する固定子鉄心の製造方法において、前記内コアの両端
    面をプレスにより押圧する前に、前記突起部と凹部とを
    係合させて積層した状態の内コアの両端面をベアリング
    を介してプレスで押圧すると同時に、前記内コアの前記
    磁極部の外周を歯車の歯と歯の間の谷底部によって前記
    内コアの中心方向に押圧しながら前記歯車を回転するよ
    うにしたことを特徴とする固定子鉄心の製造方法。
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