JP2004032895A - モータのステータケースの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ローターRを回転自在に内蔵させているモータのステータケースの製造方法である。平板1の両端に平板1を円筒状に丸めた際に係合連結する係合凹凸縁2a、2bを打ち抜き形成して平面状の平板1を所定長さに打抜く。両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合連結させて平板1を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケース3を形成する。アウターケース3内に円筒状のインナーケース4を圧入し、インナーケース4の内部にマグネット5を固定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータのステータケースの製造方法に関し、詳しくは、コストを低減し、精度を高め、かつ、ファン径を小に抑えることがなく、冷却機能を低減させないようにしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータM’のステータケースC’の製造方法は、図18に示すように、パイプを切削し削り出した後、パイプの軸芯(ローターRの軸芯)に略直交する方向に横孔14等をプレスで打抜いて加工する方法や、図19に示すように、絞り加工されたインナーケース4’にケースカバーC’’を取り付ける方法や、又、図20に示すように、絞り加工したアウターケース3’に絞り加工したインナーケース4’を圧入する方向がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図18に示す切削加工によるものでは、内径切削に加えて横孔14をプレス加工で形成するのであり、コストが高くなる。図19に示すインナーケース4’にケースカバーC’’を取り付けるものでは、インナーケース4’に内蔵するファン15’の径D’が小になり、ファン15’による冷却機能が低下し、温度上昇が生じる等という問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、コストを低減し、精度を高め、かつ、ファン径を小に抑えることがなく、冷却機能を低減させることがないモータのステータケースの製造方法を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明においては、ローターRを回転自在に内蔵させているモータのステータケースの製造方法であって、平板1の両端に平板1を円筒状に丸めた際に係合連結する係合凹凸縁2a、2bを打ち抜き形成して平面状の平板1を所定長さに打ち抜き、両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合連結させて平板1を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケース3を形成し、アウターケース3内に円筒状のインナーケース4を圧入し、インナーケース4の内部にマグネット5を固定することを特徴とするものである。
【0006】
このような構成によれば、両端部に係合凹凸縁2a、2bを形成して所定長さに打抜いた平板1を丸め加工をおこない、両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合させて円筒状にアウターケース3を形成するのであり、パイプの内径を切削し、横孔をプレス加工で形成する従来の方法に比べてコストを低減し、かつ、アウターケース3の内径は係合凹凸縁2a、2bの係合において微調整が可能となり、内径寸法の精度を高めやすく、充分な精度のものを容易に得ることができ、しかも、ファン15の外径を大きくとれることから、冷却効果を充分に得ることができる。
請求項2の発明においては、平板1の係合凹凸縁2a、2bに隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部6、6を形成し、両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合連結させて平板1を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケース3を形成し、アウターケース3内に円筒状のインナーケース4を圧入し、インナーケース4の内部にマグネット5を固定した後、凹段部6に円盤状のローター軸受け台7を係合し、その後、凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工をおこなってローター軸受け台7を保持していることを特徴とするものである。このような構成によれば、凹段部6にローター軸受け台7を係合して薄肉となった凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工によって、ローター軸受け台7を精度良く保持することができる。請求項3の発明においては、凹段部6を形成した際の薄肉部8とインナーケース4の内面を連ねる段部側壁面9にインナーケース4の内面側程インナーケース4の内方に向かう傾斜θを形成してことを特徴とするものである。このような構成によれば、凹段部6にローター軸受け台7を係合して薄肉となった凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工に際して、インナーケース4の内方に向かって傾斜している段部側壁面9によってローター軸受け台7の中心をインナーケース4の中心、つまり、ローターRの回転軸心Xに自動的に一致させることができ、組立て精度を容易に高めることができる。
【0007】
請求項4の発明においては、マグネット5の固定相当箇所を除く平板部分に曲げることで爪10となる曲げ用片11を形成し、インナーケース部分には係入孔12を形成し、アウターケース3にインナーケース4を圧入した後、曲げ用片11を曲げて爪10として係入孔12に係入していることを特徴とするものである。このような構成によれば、マグネット5の固定に邪魔にならない箇所においてアウターケース3の爪10をインナーケース4の係入孔12に係入させることができ、アウターケース3とインナーケース4のラジアル及びスラスト方向の保持強度及び組立て精度を高めることができる。
【0008】
請求項5の発明においては、平板1の係合凹凸縁2a、2bに隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部6、6を形成した後、凹段部6を形成した側辺端部を焼鈍加工することを特徴とするものである。このような構成によれば、凹段部6における薄肉部8のかしめ加工のかしめ力を低減でき、強くかしめる場合のローター軸受け台7の不測の変形を回避することができる。
【0009】
請求項6の発明においては、平板1の内面にローターRの回転軸芯Xに略平行となる曲げ用の溝13を複数本形成していることを特徴とするものである。このような構成によれば、平板1の丸め加工及びスエージング加工を容易におこなうことができ、アウターケース3の寸法精度を向上させることができる。
【0010】
請求項7の発明においては、マグネット5の背部にアウターケース3における係合凹凸縁2a、2bを位置させることを特徴とするものである。このような構成によれば、マグネット5の磁気流れを阻害することがなく、モータの特性を低下させることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は製造工程を示し、同図(a)はフープ状電磁軟鉄の斜視図、同図(b)は両端部に係合凹凸縁を形成した平板の平面図、同図(c)は係合凹凸縁を係合連結して平板を円筒状に形成したアウターケースの側断面図である。図2(a)は係合凹凸縁を係合連結した箇所を示し、図1(c)のA矢視図、同図(b)はアウターケースの一部破断した平面図である。図6は得られたモータの断面図である。
【0012】
モータMはマグネット5を備えて一定の磁界をつくるステータSの内部にコイル16を備えて回転磁石をつくるローターRを回転自在に保持している、例えば、直流モータである。本発明は、モータMのステータケースCの製造方法であり、以下、詳述する。
圧延等によって作成されたフープ状の電磁軟鉄板17が繰り出され、両端に互いに係合連結する係合凹凸縁2a、2bを形成して平面状の平板1を所定長さにプレスにて打ち抜く(図1(b)参照)。一方の係合凹凸縁2aは円弧状で細首部を形成した凸部20aを備え、他方の係合凹凸縁2bは小径入口部を形成した凹部20bを備えているが、凹凸形状は種々設計変更することができる。係合凹凸縁2a、2bを係合連結して丸め加工をおこない、内部に芯金を入れてスエージング加工をおこない内外径を所定寸法に精度を高めて円筒状に仕上げてアウターケース3を得る(図1(c)参照)。
図3に示すように、インナーケース4は電磁軟鉄製であり、引き抜き加工したパイプを切断、又は電磁軟鉄板を深絞り、底抜き加工により円筒形に仕上げたものである。
図4に示すように、アウターケース3の内部にインナーケース4を圧入し、この場合のアウターケース3の外径のばらつき、及び、インナーケース4の内径のばらつきを係合凹凸縁2a、2bの係合において吸収するのである。インナーケース4の内側にはマグネット5を適宜間隔を隔てて接着剤等にて固定するのであるが、これらマグネット5…の内径はインナーケース4の内径で精度を確保できるのである。
ローターRはモータ軸19に固定しているコア21にコイル16を巻き、整流子23、ファン15を備えている。図6に示すように、ローターR側に取り付けられているファン15はインナーケース4に制約を受けることがなくてファン15の外径Dを大きくでき、充分な冷却機能を得ることができるものである。
【0013】
このように、両端部に係合凹凸縁2a、2bを形成して所定長さに打抜いた平板1を丸め加工をおこない、両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合させて円筒状にアウターケース3を形成するのであり、パイプの内径を切削し、横孔をプレス加工で形成する従来の方法に比べてコストを低減し、かつ、アウターケース3の内径は係合凹凸縁2a、2bの係合において微調整が可能となり、内径寸法の精度を高めやすく、充分な精度のものを容易に得ることができるのである。しかも、ファン15の外径Dを大きくとれることから、冷却効果を充分に得ることができるのである。
【0014】
ところで、マグネット5の背部にアウターケース3における係合凹凸縁2a、2bを位置させているのであり、マグネット5の磁気流れを阻害することがなく、モータの特性を低下させることがないものである。
【0015】
図7及び図8は他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本的な構成は上記の実施の形態と同じであり、同一のものには同じ符号を付して説明は省略する。
【0016】
本実施の形態においては、平板1の係合凹凸縁2a、2bに隣接する各側辺18、18に端縁側が薄くなる凹段部6、6を形成している。
【0017】
しかして、上記の実施の形態のように、両端部の係合凹凸縁2a、2bを係合連結させて平板1を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケース3を形成し、アウターケース3内に円筒状のインナーケース4を圧入し、インナーケース4の内部にマグネット5を固定した後、本実施の形態においては、凹段部6に円盤状のローター軸受け台7を係合し、その後、凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工をおこなってローター軸受け台7を保持するのであり、凹段部6にローター軸受け台7を係合して薄肉となった凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工によって、ローター軸受け台7を精度良く保持することができるのである。
【0018】
図9及び図10は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本的な構成は上記の実施の形態と同じであり、同一のものには同じ符号を付して説明は省略する。
【0019】
本実施の形態においては、凹段部6を形成した際の薄肉部8とインナーケース4の内面を連ねる段部側壁面9にインナーケース4の内面側程インナーケース4の内方に向かう傾斜θを形成している。このことから、凹段部6にローター軸受け台7を係合して薄肉となった凹段部6を中心側に曲げるかしめ加工に際して、インナーケース4の内方に向かって傾斜している段部側壁面9によってローター軸受け台7の中心をインナーケース4の中心、つまり、ローターRの回転軸心Xに自動的に一致させることができ、組立て精度を容易に高めることができる。
【0020】
図12乃至図15は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本的な構成は上記の実施の形態と同じであり、同一のものには同じ符号を付して説明は省略する。
【0021】
本実施の形態においては、マグネット5の固定相当箇所を除き、かつ、マグネット5の固定箇所間の中央部における平板部分に曲げることで爪10となる曲げ用片11を形成している(図12参照)。インナーケース部分には係入孔12を形成している(図13参照)。しかして、アウターケース3にインナーケース4を圧入した後、曲げ用片11を曲げて爪10として係入孔12に係入するのであり(図14及び図15参照)、このように、アウターケース3の爪10をインナーケース4の係入孔12に係入させることから、アウターケース3とインナーケース4のラジアル及びスラスト方向の保持強度及び組立て精度を高めることができる。又、曲げ用片11を曲げる爪10はマグネット5の固定に邪魔になることがない。
【0022】
図16は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本的な構成は上記の実施の形態と同じであり、同一のものには同じ符号を付して説明は省略する。
【0023】
本実施の形態においては、平板1の内面にローターRの回転軸芯Xに略平行となる曲げ用の溝13を複数本形成している(図16(b)(c)参照)。このことから、平板1を丸め加工及びスエージング加工を容易におこなうことができ、アウターケース3の寸法精度を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、ローターを回転自在に内蔵させているモータのステータケースの製造方法であって、平板の両端に平板を円筒状に丸めた際に係合連結する係合凹凸縁を打ち抜き形成して平面状の平板を所定長さに打ち抜き、両端部の係合凹凸縁を係合連結させて平板を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケースを形成し、アウターケース内に円筒状のインナーケースを圧入し、インナーケースの内部にマグネットを固定するから、両端部に係合凹凸縁を形成して所定長さに打抜いた平板を丸め加工をおこない、両端部の係合凹凸縁を係合させて円筒状にアウターケースを形成するのであり、パイプの内径を切削し、横孔をプレス加工で形成する従来の方法に比べてコストを低減し、かつ、アウターケースの内径は係合凹凸縁の係合において微調整が可能となり、内径寸法の精度を高めやすく、充分な精度のものを容易に得ることができ、しかも、ファンの外径を大きくとれることから、冷却効果を充分に得ることができるという利点がある。請求項2の発明においては、請求項1の効果に加えて、平板の係合凹凸縁に隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部を形成し、両端部の係合凹凸縁を係合連結させて平板を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケースを形成し、アウターケース内に円筒状のインナーケースを圧入し、インナーケースの内部にマグネットを固定した後、凹段部に円盤状のローター軸受け台を係合し、その後、凹段部を中心側に曲げるかしめ加工をおこなってローター軸受け台を保持しているから、凹段部にローター軸受け台を係合して薄肉となった凹段部を中心側に曲げるかしめ加工によって、ローター軸受け台を精度良く保持することができるという利点がある。
請求項3の発明においては、請求項2の効果に加えて、凹段部を形成した際の薄肉部とインナーケースの内面を連ねる段部側壁面にインナーケースの内面側程インナーケースの内方に向かう傾斜を形成しているから、凹段部にローター軸受け台を係合して薄肉となった凹段部を中心側に曲げるかしめ加工に際して、インナーケースの内方に向かって傾斜している段部側壁面によってローター軸受け台の中心をインナーケースの中心、つまり、ローターの回転軸心に自動的に一致させることができ、組立て精度を容易に高めることができるという利点がある。
【0025】
請求項4の発明においては、請求項1の効果に加えて、マグネットの固定相当箇所を除く平板部分に曲げることで爪となる曲げ用片を形成し、インナーケース部分には係入孔を形成し、アウターケースにインナーケースを圧入した後、曲げ用片を曲げて爪として係入孔に係入しているから、マグネットの固定に邪魔になることがなく、アウターケースとインナーケースのラジアル及びスラスト方向の保持強度及び組立て精度を高めることができるという利点がある。
【0026】
請求項5の発明においては、請求項2の効果に加えて、平板の係合凹凸縁に隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部を形成した後、凹段部を形成した側辺端部を焼鈍加工するから、凹段部における薄肉部のかしめ加工のかしめ力を低減でき、強くかしめる場合のローター軸受け台の不測の変形を回避することができるという利点がある。
【0027】
請求項6の発明においては、請求項1の効果に加えて、平板の内面にローターの回転軸芯に略平行となる曲げ用の溝を複数本形成しているから、平板の丸め加工及びスエージング加工を容易におこなうことができ、アウターケースの寸法精度を向上させることができるという利点がある。
【0028】
請求項7の発明においては、請求項1の効果に加えて、マグネットの背部にアウターケースにおける係合凹凸縁を位置させるから、マグネットの磁気流れを阻害することがなく、モータの特性を低下させることがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の製造工程を示し、(a)はフープ状電磁軟鉄の斜視図、(b)は両端部に係合凹凸縁を形成した平板の平面図、(c)は係合凹凸縁を係合連結して平板を円筒状に形成したアウターケースの側断面図である。
【図2】(a)は係合凹凸縁を係合連結した箇所を示し、図1(c)のA矢視図、(b)はアウターケースの一部破断した平面図である。
【図3】同上のインナーケースを示し、(a)は平断面図、(b)は側断面図、(c)は平面図である。
【図4】(a)はアウターケースにインナーケースを圧入した側断面図、(b)は一部破断した平面図、(c)は(a)の A矢視図である。
【図5】(a)はアウターケースにインナーケースを圧入しマグネットを固定した側断面図、(b)は同上の一部破断した平面図、(c)は(a)のA矢視図である。
【図6】同上の製造方法により得られたモータの断面図である。
【図7】同上の他の実施の形態を示し、(a)はフープ状電磁軟鉄の斜視図、(b)は凹段部を形成した平板の部分斜視図、(c)は両端部に係合凹凸縁を形成した平板の平面部である。
【図8】同上の製造方法により得られたモータの断面図である。
【図9】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)はフープ状電磁軟鉄の斜視図、(b)は凹段部を形成した平板の部分斜視図、(c)は両端部に係合凹凸縁を形成した平板の平面部である。
【図10】(a)は平板の側面図、(b)は段部側壁面の拡大側面図である。
【図11】同上の製造方法により得られたモータの断面図である。
【図12】同上の更に他の実施の形態を示す平板の平面図である。
【図13】同上のインナーケースを示し、(a)は平面図、(b)は側断面図、(c)は平断面図である。
【図14】(a)はアウターケースにインナーケースを圧入し、爪を係入孔に係入した側断面図、(b)(c)は爪を係入孔に係入した拡大側断面図である。
【図15】(a)は一部破断した平面図、(b)は部分拡大平面図である。
【図16】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)はフープ状電磁軟鉄の斜視図、(b)は溝を形成した平板の平面図、(c)は溝を示す部分拡大側面図である。
【図17】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)はアウターケースにインナーケースを圧入した側断面図、(b)は一部破断した平面図、(c)は(a)の A矢視図である。
【図18】従来例のモータの断面図である。
【図19】他の従来例のモータの断面図である。
【図20】更に他の従来例のモータの断面図である。
【符号の説明】
1 平板
2a 係合凹凸縁
2b 係合凹凸縁
3 アウターケース
4 インナーケース
5 マグネット
6 凹段部
7 ローター軸受け台
8 薄肉部
9 段部側壁面
10 爪
11 曲げ用片
12 係入孔
13 溝
Claims (7)
- ローターを回転自在に内蔵させているモータのステータケースの製造方法であって、平板の両端に平板を円筒状に丸めた際に係合連結する係合凹凸縁を打ち抜き形成して平面状の平板を所定長さに打ち抜き、両端部の係合凹凸縁を係合連結させて平板を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケースを形成し、アウターケース内に円筒状のインナーケースを圧入し、インナーケースの内部にマグネットを固定することを特徴とするモータのステータケースの製造方法。
- 平板の係合凹凸縁に隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部を形成し、両端部の係合凹凸縁を係合連結させて平板を丸め加工をおこなって円筒状のアウターケースを形成し、アウターケース内に円筒状のインナーケースを圧入し、インナーケースの内部にマグネットを固定した後、凹段部に円盤状のローター軸受け台を係合し、その後、凹段部を中心側に曲げるかしめ加工をおこなってローター軸受け台を保持して成ることを特徴とする請求項1記載のモータのステータケースの製造方法。
- 凹段部を形成した際の薄肉部とインナーケースの内面を連ねる段部側壁面にインナーケースの内面側程インナーケースの内方に向かう傾斜を形成して成ることを特徴とする請求項2記載のモータのステータケースの製造方法。
- マグネットの固定相当箇所を除く平板部分に曲げることで爪となる曲げ用片を形成し、インナーケース部分には係入孔を形成し、アウターケースにインナーケースを圧入した後、曲げ用片を曲げて爪として係入孔に係入して成ることを特徴とする請求項1記載のモータのステータケースの製造方法。
- 平板の係合凹凸縁に隣接する各側辺に端縁側が薄くなる凹段部を形成した後、凹段部を形成した側辺端部を焼鈍加工することを特徴とする請求項2記載のモータのステータケースの製造方法。
- 平板の内面にローターの回転軸芯に略平行となる曲げ用の溝を複数本形成して成ることを特徴する請求項1記載のモータのステータケースの製造方法。
- マグネットの背部にアウターケースにおける係合凹凸縁を位置させることを特徴とする請求項1記載のモータのステータケースの製造方法。
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