JP3400544B2 - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JP3400544B2 JP13972794A JP13972794A JP3400544B2 JP 3400544 B2 JP3400544 B2 JP 3400544B2 JP 13972794 A JP13972794 A JP 13972794A JP 13972794 A JP13972794 A JP 13972794A JP 3400544 B2 JP3400544 B2 JP 3400544B2
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禎 助川
信 中島
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憲二郎 沼澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂を掘削するシール
ド掘進機に関し、より詳細には、地中の土砂のみならず
パイルなどの障害物も併せて切削・破砕し、かつ立坑の
側壁も穿孔することのできるシールド掘進機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地下鉄を建設するトンネル工事に
おいては、地中に掘り込んだ立坑から発進し、地中深く
を水平に掘り進むシールド工法が採用されている。発進
地点となる立坑付近を除き、地表面への影響がほとんど
ない点、地中深度の大きい箇所においても工事のできる
点、上下水道、ガスなどの埋設物に対する影響が比較的
小さい点、などがシールド工法による工事の利点とされ
ている。
【0003】ところが、最近の建造物の高層化に伴い、
建造物の土台となる鉄骨や鋼鉄製の円筒内にコンクリー
トを流入させた鋼管杭あるいは鉄筋が配筋された円柱上
の鉄筋コンクリート杭など(以下パイルなどという)が
地中深く打ち込まれており、建造物はこのパイルなどの
上に築き上げられている。従来のシールド工法では、掘
削箇所にパイルなどが打ち込まれている地中を通過する
ときは、アンダーピニング工法と呼ばれる方法が用いら
れている。
【0004】図7はアンダーピニング工法の説明図であ
る。図では簡略化して説明するため、建造物31が地下
で例えば4本のパイルなど32により支持されている場
合を示している。これらのうち中央の2本のパイルなど
がシールドルート33を遮る場合、これらを取り除くと
安全性に支障をきたすため、あらかじめ建造物の重量を
支えるための梁34と杭35をシールドルート33外の
地中に建造し、建造物31の荷重を受け替える。この状
態で、トンネル掘削の障害となるシールドルート33上
のパイルなど32を深礎工法等により取り壊して撤去
し、その空間に土砂を充填した後、シールド工法により
トンネル工事を行っている。
【0005】すなわち、パイルなど32の撤去に際して
は、パイルなど32を抜出撤去するか、あるいはパイル
など32の周面を掘削して人間の作業スペース36を確
保した後、パイルなど32を建造物31の下面から人為
的に順次取り壊し、これを地上へ搬出する作業をトンネ
ルを施工する地下深度まで続けて行う。パイルなど32
の撤去が終了したらこのパイルなど32の撤去穴と作業
穴とを土砂等で充填し、シールド掘進機が掘進できるよ
うな工事をする方法が採られている。また、シールド掘
進機の発進時および到達時における立坑の側壁も人為的
に取り壊している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアンダーピニング工法では建造物31の荷重の受け
替え後、パイルなど32の周面に人間の作業スペース3
6を確保しなければならないこと、パイルなど32を人
為的に破砕し、これを地上へ搬出しなければならないこ
と、パイルなど32の撤去後の作業穴に土砂を充填する
工事が必要であること、立坑の側壁を人為的に取り壊さ
ねばならないこと、立坑やパイルなど32の数が多くな
れば多くなる程上記作業に関する工費および工期が長く
なること、作業の機械化に限度があることなどから、こ
のようなアンダーピニング工法では建造物下の狭隘な作
業環境での深礎掘削および立坑の側壁やパイルなどの取
り壊し、ならびにパイルなどの撤去穴の埋戻しに多大な
時間と労力を要し、かつ作業上の安全性にも問題がある
ばかりでなくこれらの作業のために多大な経費を必要と
する問題点があった。
【0007】この問題点を解決する方法としては、シー
ルド掘進機は多数のカッタービットの取り付けられたカ
ッターヘッドを回転させて、地中の土砂を掘削する装置
であるから、カッタービットにより、土砂同様に立坑の
側壁やパイルなどの障害物も除去しうる可能性がある。
これが実現されれば、従来法における立坑の側壁やパイ
ルなどを部分的かつ人為的に取り壊し、搬出する作業が
省かれ、工期の短縮、作業人員および工費の削減、なら
びに工事の安全性が確保できるという多くの利点をもた
らすことになる。
【0008】ところが、立坑の側壁やパイルなどは本質
的に土砂とは性質を異にするため、掘削条件が土砂とは
異なる。このため、立坑の側壁やパイルなどのうち、特
に鉄筋などの鋼製類は回転するカッタービットによりね
じ曲げられ、シールド掘進機のカッターヘッドに巻きつ
き、完全切削には至らないことが確認されている。本発
明は上記問題点を解決するためなされたもので、土砂を
掘削するカッターヘッドにより立坑の側壁の穿孔が可能
で、パイルなどを切削し破砕することもできるシールド
掘進機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明のシールド掘進機では、カッ
ターヘッドの外周の上周側および下周側の少なくとも一
方に設けられ、かつその前方最先端部にカッタービット
が取り付けられたスライドフードと、このスライドフー
ドの先端が、カッターヘッドの先端より前方および後方
へ移動自在としたスライドフード移動手段と、スライド
フードをカッターヘッドの円周方向へ揺動させるスライ
ドフード揺動手段とを備えた障害物縁部切断手段と、カ
ッターヘッドに取り付けられ、障害物を挟んで切削・破
砕する固定ビットおよび可動ビットを備えた障害物切削
・破砕手段とからなることを特徴としている。
【0010】また請求項2に係る本発明のシールド掘進
機では、上記に加え、スライドフード揺動手段が、スラ
イドフードに穿設されたコピーカッターホールに、カッ
ターヘッドの周面に取り付けられたコピーカッターを貫
通させることにより、スライドフードをカッターヘッド
に固定させ、該カッターヘッドの正転・逆転運動と同調
させて揺動させるようになっている。さらに請求項3に
係る本発明のシールド掘進機では、上記のいずれかに加
え、障害物切削・破砕手段がカッターヘッドの中心から
円周方向へ並設された複数の固定ビットとこの各固定ビ
ットと対向して近接・離反自在に設けられた可動ビット
からなり、かつ各固定ビットを可動ビットによりカッタ
ーヘッドの前方に位置させて設置している。
【0011】そして、請求項4に係る本発明のシールド
掘進機では、上記請求項1および請求項2のいずれかに
加え、障害物切削・破砕手段がカッターヘッドの中心か
ら円周方向へ並設された複数の固定ビットとこの各固定
ビットと対向して近接・離反自在に設けられた可動ビッ
トからなり、かつ可動ビットが固定ビットを中心として
カッターヘッドの前方へ揺動自在に設置したものであ
る。また、固定ビットは可動ビットの移動範囲の前方お
よび後方に配設されるようにしても良い。
【0012】
【作用】上記構成からなる本発明のシールド掘進機で
は、カッターヘッドが障害物に接近した際に、カッター
ヘッドは回転を停止し、スライドフードがせり出し、カ
ッターヘッドの小角度の正転・逆転運動により、または
専用の駆動機構により、スライドフードを揺動させ、そ
の先端に取り付けられたカッタービットにより障害物の
縁が切断される。請求項1乃至3に記載のシールド掘進
機では、カッターヘッドを小角度に回転させ、これに取
り付けられた固定ビットを障害物に食い込ませた後、カ
ッターヘッドの回転を停止させる。この状態で、可動ビ
ットを駆動し固定ビットの食い込み部分をはさみ切る。
可動ビットを元の位置に戻し、カッターヘッドを小角度
逆転させ、この一連の作業を繰り返し、障害物を切削ま
たは破砕する。また、請求項1および2ならびに4に記
載のシールド掘進機では、カッターヘッドを停止させた
まま、可動ビットを駆動し、障害物を切削または破砕す
る。さらに、可動ビットを前方に移動させ、より深く障
害物に切り込み、切削または破砕する。上記いずれかの
方法で切削または破砕された障害物の破片は、シールド
掘進機のチャンバー内に取り込まれ、さらに細かく破砕
されて土砂と同様に排出される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面により本発明に係るシールド
掘進機の実施例を説明する。図1の(1)(2)(3)
は、シールド掘進機におけるヘッド部分の構成を示す図
である。この装置は、通常はカッターヘッドが正転して
土砂を掘削し、障害物に突き当たると、カッターヘッド
が正転・逆転を繰り返し、障害物を切削または破砕す
る。すなわち、装置本体Aの先端にカッターヘッド1が
取り付けられており、このカッターヘッド1を含む装置
本体Aの上部周面に、先端にカッタービット2aの取り
付けられたスライドフード2が取り付けられている。ス
ライドフード2はスライドジャッキ3で前方へ押し出さ
れる。スライドジャッキ3の運動に対応してフード前後
スライドホール4およびフード揺動ホール5が装置本体
Aに穿設されている。
【0014】カッターヘッド1の周面には、その回転に
より掘削されるトンネルの径を広げ本体の通過を容易に
する目的で取り付けられたコピーカッター6が備えられ
ている。通常はカッターヘッドから突き出しており、必
要に応じて格納されるように設計されている。スライド
フード2には、コピーカッターホール7が開けられてい
る。これはコピーカッター6をコピーカッターホール7
に貫通させ、これを支点としてカッターヘッド1とスラ
イドフード2が一緒に動くようにしてスライドフード2
を揺動させることを目的としている。また、この方法を
用いいない場合は、フード揺動シリンダ8によりスライ
ドフード2を揺動させる。また、カッターヘッド1に
は、カッタービット9と、中央の斜面状の部分には可動
ビット10と固定ビット11とが設けられている。
【0015】図2には、可動ビット10の駆動機構を示
している。可動ビット10はスライドジャッキ12を推
進源として揺動レール13を案内機構として直進運動す
る。可動ビット10の停止点で固定ビット11と交差
し、切削・破砕対象物14を切断する。図には1台のス
ライドジャッキ12により1組の可動ビット10が直進
運動すように描かれているが、実際には2,3または
4,5個毎に可動ビット10が同時に直進運動するよう
にしても良い。
【0016】図3は切削または破砕の過程を示す説明図
である。カッターヘッド1は回転し、固定ビット11が
切削・破砕対象物14に食い込む。この状態で、図には
示さないカッターヘッド1の回転トルク検出器が、回転
トルクに変化が生じたことを検知し、これも図には示さ
ない回転制御装置によりカッターヘッド1の回転が停止
する。ここで破砕対象物14に食い込んだ固定ビット1
1と対向する可動ビット10を駆動させ、切削・破砕対
象物14を切削または破砕する。これにより図の点線1
5に示す部分まで切り進むことになる。可動ビット10
を元の位置に戻し、さらにカッターヘッド1を小角度逆
転させ、また正転させる。これにより、前回と同様固定
ビット11が切削・破砕対象物14に食い込む。前回の
動作により切削・破砕対象物14は切りとられているた
め、カッターヘッド1の回転角は前回よりも大きくな
り、より深い位置から切削または破砕が開始される。前
回と同様の過程を行い、図の点線16に示す部分まで切
り進む。これを繰り返すことにより、切削・破砕対象物
14を小片に切削または破砕することができる。
【0017】図4は、シールド掘進機の他の実施例の構
成を示す図である。この装置は、カッターヘッド17の
回転を停止した状態で、障害物を切削または破砕する。
図には示していないが、前記の実施例と同様、カッター
ビット2aの取り付けられたスライドフード2が装置本
体Aの上部にあり、揺動シリンダ8により駆動される。
カッターヘッド17にはカッタービット19とコピーカ
ッター20が設けられている。中央部には固定ビット2
1,22と可動ビット23,24がありシリンダロッド
25を案内として往復運動する。
【0018】図5は可動ビットを駆動する機構を示す図
である。可動ビット23,24は油圧・空気圧などによ
り往復運動する揺動シリンダ26に取り付けられてい
る。揺動シリンダ26はシリンダロッド25を案内レー
ルとして動作する。また、シリンダロッド25の一端は
軸29に枢着され、これを中心に伸縮ジャッキ27によ
り、固定ビット21・可動ビット23,24の部分が前
進・後退することができるようになっている。前進・後
退の動作を円滑にするために、起伏ガイド板28が設け
られている。
【0019】図6は可動ビットの揺動による切削または
破砕過程について説明する図である。切削・破砕対象物
30に対して、図中の(1)から(2)のように、可動
ビット23,24は揺動シリンダ26により固定ビット
22の方向へ移動する。このとき、可動ビット23は切
削・破砕対象物30を削り取り切削または破砕する。次
に図中の(3)のように、揺動シリンダ26を固定ビッ
ト21および22の両方向へ往復させ、伸縮ジャッキ2
7を伸ばし揺動部分を前方に進め、前記と同じ動作を行
う。結果として図中(4)のように、可動ビット23,
24により、さらに深く切削または破砕が行われる。
【0020】また、固定ビット21または22が切削・
破砕対象物30に接触する場合は、より深い切削または
破砕を行うために伸縮ジャッキ27を一度縮め揺動部分
を後退させ、再度伸縮ジャッキ27を伸ばし、固定ビッ
ト21または22を切削・破砕対象物30により、深く
食い込ませるようにしてもよい。伸縮ジャッキ27の全
ストローク長まで切削または破砕を行った後にも切削・
破砕対象物30が残っている場合には、カッターヘッド
を回転させ土砂を掘削し、装置全体を前進させ再度前記
と同じ動作を行う。この説明では述べなっかったが、カ
ッタービット2aの取り付けられたスライドフード2を
揺動させ、切削・破砕対象物30の縁切切断を事前に行
う。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば実施例ではスライドフード2や可動
ビット10,23,24の揺動動力源としてジャッキ
3,12やシリンダ26を使うこととしているが、電動
または別の機械的駆動法を用いても差支えないし、スラ
イドフード2は上周側と下周側に個別に、あるいは一体
的に全周に設置してもかまわない。また、上記実施例で
はカッターヘッド1が面板型(密閉型)のものを示した
が、スポーク型(開放型)に適用できることは自明であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パイルな
どのように、掘進機の回転するカッタービットにより切
削し得ない障害物であっても、揺動するカッタービット
をカッターヘッドに設け、切削・破砕することができる
ので、地中に埋設された立坑の側壁や建造物のパイルな
ど、シールド掘進機の土砂掘削に対する障害物をシール
ド掘進機自体によって穿孔し、撤去することができる。
【0023】また、従来人手による作業でしか穿孔およ
び除去できなかった立坑の側壁やパイルなどを、シール
ド掘進機により穿孔および除去できるため、工程の短縮
・作業人員および工費の削減ならびに作業の安全性を確
保することができるとともに、シールド工法そのものの
効率・経済性を著しく向上させることができる。さら
に、鉄筋などの鋼製類は、あらかじめ切削する範囲の上
端部または上端部と下端部の縁部を切断した後パイルな
どを切削し、破砕するので、長尺の鋼製類が掘進機のカ
ッターヘッドに巻きつかずパイルなどの切削・破砕が支
障なく行われる。
【0024】なお、請求項2の発明によれば、スライド
フードの揺動に格別な揺動手段を必要とせずシールド掘
進機の構成を可及的に簡潔化し得られ、請求項3の発明
によれば、固定ビットが可動ビットより先に障害物に接
触するので、可動ビットの揺動が障害物により妨げられ
ることがなく、障害物の切削・破砕がより完全に行わ
れ、請求項4の発明によれば、障害物の切削に際して大
型のカッターヘッドを切削回数と同回数正転・逆転させ
る必要がなく、小型の可動ビットを切削量に応じてカッ
ターヘッド前方へ揺動すればよいから、障害物の切削工
程が簡易化され、請求項5の発明によれば、可動ビット
の移動範囲の前方および後方に位置する障害物を切削で
きるので、前方移動での切削に際して可動ビットの移動
範囲内に鉄筋等の鋼製類が変形介在した場合でも後方移
動時にこれを切削できて、切削効果をより一層確実なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)乃至(3)は本発明に係るシールド掘進
機の一実施例を示す正面図,平面図,側面図である。
【図2】図1における可動ビット揺動機構の構成を示す
拡大図である。
【図3】(1)乃至(3)は実施例に係るシールド掘進
機による切削・破砕対象物の切削過程を示す平面図およ
び正面図である。
【図4】(1)および(2)は本発明に係るシールド掘
進機の他の実施例を示す正面図および平面図である。
【図5】図4における可動ビット揺動機構および前進・
後退機構の構成を示す拡大図である。
【図6】(1)乃至(4)は実施例に係るシールド掘進
機による切削・破砕対象物の切削過程を示す一部を断面
とした側面図である。
【図7】従来工法であるアンダーピニング法についての
説明図である。
【符号の説明】
1,17・・・・・カッターヘッド 2・・・・・・・・スライドフード 2a,9,19・・カッタービット 3・・・・・・・・スライドジャッキ 6,20・・・・・コピーカッター 7・・・・・・・・コピーカッターホール 8,26・・・・ 揺動シリンダー 10,23,24・・可動ビット 11,21,22・・固定ビット 14,30・・・・・切削・破砕対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 育雄 東京都台東区東上野3丁目19番6号 帝 都高速度交通営団内 (72)発明者 沼澤 憲二郎 東京都台東区東上野3丁目19番6号 帝 都高速度交通営団内 (56)参考文献 特開 平6−288177(JP,A) 特開 平3−202595(JP,A) 特開 平3−202588(JP,A) 実開 昭51−80906(JP,U) 実用新案登録2574651(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 301 - 302 E21D 9/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッターヘッド(1)(17)の外周の上
    周側および下周側の少なくとも一方に設けられ、かつそ
    の前方最先端部にカッタービット(2a)が取り付けら
    れたスライドフード(2)と、このスライドフード
    (2)の先端が、カッターヘッド(1)(17)の先端
    より前方および後方へ移動自在としたスライドフード移
    動手段(3)と、スライドフード(2)をカッターヘッ
    ド(1)(17)の円周方向へ揺動させるスライドフー
    ド揺動手段(8)とを備えた障害物縁部切断手段(2)
    (2a)(3)(8)と、カッターヘッド(1)(1
    7)に取り付けられ、障害物(14)(30)を挟んで
    切削・破砕する固定ビット(11)(21)(22)お
    よび可動ビット(10)(23)(24)を備えた障害
    物切削・破砕手段(10)(11)(21)〜(24)
    (26)とからなることを特徴とするシールド掘進機。
  2. 【請求項2】スライドフード揺動手段(8)が、スライ
    ドフード(2)に穿設されたコピーカッターホール
    (7)に、カッターヘッド(1)(17)の周面に取り
    付けられたコピーカッター(6)(20)を貫通させる
    ことにより、スライドフード(2)をカッターヘッド
    (1)(17)に固定させ、該カッターヘッド(1)
    (17)の正転・逆転運動と同調させて揺動させる請求
    項1に記載のシールド掘進機。
  3. 【請求項3】障害物切削・破砕手段(10)(11)
    (21)〜(24)(26)がカッターヘッド(1)
    (17)の中心から円周方向へ並設された複数の固定ビ
    ット(11)(21)(22)とこの各固定ビット(1
    1)(21)(22)と対向して近接・離反自在に設け
    られた可動ビット(10)(23)(24)からなり、
    かつ各固定ビット(11)(21)(22)を可動ビッ
    ト(10)(23)(24)よりカッターヘッド(1)
    (17)の前方に位置させて設置した請求項1および請
    求項2いずれか記載のシールド掘進機。
  4. 【請求項4】障害物切削・破砕手段(10)(11)
    (21)〜(24)(26)がカッターヘッド(1)
    (17)の中心から円周方向へ並設された複数の固定ビ
    ット(21)(22)とこの各固定ビット(21)(2
    2)と対向して近接・離反自在に設けられた可動ビット
    (23)(24)からなり、かつ可動ビット(23)
    (24)が固定ビット(21)(22)を中心としてカ
    ッターヘッド(17)の前方へ揺動自在に設置された請
    求項1および請求項2いずれか記載のシールド掘進機。
  5. 【請求項5】固定ビット(11)(21)(22)が可
    動ビット(10)(23)(24)の移動範囲の前方お
    よび後方に配設された請求項1乃至請求項4いずれか記
    載のシールド掘進機。
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