JP3399667B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents

用紙後処理装置

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JP3399667B2
JP3399667B2 JP28350594A JP28350594A JP3399667B2 JP 3399667 B2 JP3399667 B2 JP 3399667B2 JP 28350594 A JP28350594 A JP 28350594A JP 28350594 A JP28350594 A JP 28350594A JP 3399667 B2 JP3399667 B2 JP 3399667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の幅方向(用紙の
排出方向と直角の方向)に水平移動することで、排出さ
れる用紙群を互い違いに積載して仕分けることができ
る、いわゆるドギーテール機能を有する排紙トレイと、
用紙束を綴じる(ステイプルする)ステイプラユニット
とを少なくとも備えた用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したドギーテール機能を備えた排紙
トレイと、ステイプラユニットとを有する用紙後処理装
置は広く知られている。従来のこの種の用紙後処理装置
においては、装置本体内部に設けられたステイプラユニ
ットの専用トレイにまず用紙を集積し、その後、ステイ
プラユニットにより用紙束をステイプルしてから、この
用紙束を装置本体側方に突出して設けた前述の排紙トレ
イに排出するように構成されているものが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の用紙後処理装置
は、上述したように、排紙トレイとステイプラユニット
を別個の位置(離れた位置)に設けており、そのため
に、ステイプルするに際して集積される用紙束用の専用
トレイを必要としたり、あるいはステイプル済みの用紙
を排紙トレイまで搬送するための専用搬送路を必要とす
るため、装置が大型化してしまう欠点があった。
【0004】本発明の第1の目的は、ステイプルおよび
仕分け機能を有する用紙後処理装置の機構を簡素化し、
かつ小型化することができ、また、連続的に用紙束を綴
じることができる用紙後処理装置を提供することにあ
る。
【0005】本発明の第2の目的は、補助トレイの選定
で用紙を綴じたり、仕分けなど用途別に後処理ができる
用紙後処理装置を提供することにある。
【0006】本発明の第3の目的は、画像の向きとステ
イプルの向き(ステイプル針の向き)を対応させて、綴
じた用紙束は見た目に綺麗な仕上がりとすることができ
る用紙後処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、画像
形成装置から排出される用紙を積載する排紙トレイであ
って、用紙積載量に応じて上下動し、かつ、用紙を仕分
けるために用紙幅方向に移動する排紙トレイと、この排
紙トレイとこの排紙トレイに用紙を排出する排紙ローラ
との間にあって、用紙排出方向と平行に、排紙トレイの
基部近傍の上方を被覆する位置と、排紙トレイの上部か
ら退避する位置との間で装置本体に対して出没自在な補
助トレイと、この補助トレイの側方にあって、用紙幅方
向と直角方向に往復動しながら用紙束にステイプルする
ステイプラユニットとを備えた第1の手段により達成さ
れる。
【0008】前記第1の目的は、第1の手段において、
前記排紙ローラで排紙された用紙を前記補助トレイで受
け、揃え、最終用紙が排出され、終了した信号で前記ス
テイプラユニットで綴じ、前記補助トレイを退避させて
用紙束を前記排紙トレイに落下させる第2の手段により
達成される。
【0009】前記第2の目的は、第1の手段において、
仕分けモードが選択された場合、前記補助トレイを前記
排紙トレイ上部から退避させる制御を行う第3の手段に
より達成される。
【0010】前記第3の目的は、第1の手段において、
用紙画像面の排出方向に合わせて前記ステイプラユニッ
トを半回転させる制御を行う第4の手段により達成され
る。
【0011】
【作用】第1、第2、第3の手段にあっては、ステイプ
ルモードが選択されると、補助トレイが前方に迫り出
し、排出される用紙の後端部がこの補助トレイに載置さ
れる。つまり、用紙後端部が排紙トレイから浮いてステ
イプルに好適な状態になる。この状態で、ステイプラユ
ニットを用紙幅方向の内側に向かって移動させ、用紙束
の所定位置にステイプルする。また、仕分けモードの時
は、補助トレイを退避位置に待機させ、排紙トレイを用
紙幅方向に移動させて仕分けを行う。この時、用紙束が
積載されるに従って、排紙トレイは下方に移動し、常に
一定の排紙位置を保持する。なお、ステイプルモード時
においても、通常はステイプル処理後に仕分けを行う
が、この際も同様の動作が行われる。
【0012】第4の手段にあっては、画像面から裏面に
かけてステイプル針が用紙束に打ち込まれるように、画
像面が上向きに排出される場合と、画像面が下向きに排
出される場合とで、ステイプラユニットの向きを180
度変える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例に係る用紙後処理装置の全体構成図
である。図1において、画像形成装置1の排出側に設け
られた用紙排出部には、排出コロ2,3が設けられてい
る。用紙後処理装置(ソータ)100は、画像形成装置
1の本体側面に隣接して設けられ、図において左側には
1ビンないし3ビンの排紙トレイ4,5,6が設けら
れ、右側には用紙搬送路71の端部にあたる入口ガイド
板37,38が突設され、本体部側に接続されて(差し
込まれて)いる。入口ガイド板37,38の用紙搬送方
向下流側には、駆動側の入口コロ7と従動側の入口コロ
8が設けられ、さらに、その搬送方向下流の近接した位
置に入口センサ9が設けられている。排紙トレイ4,
5,6側に直接延びる用紙搬送路71は図において略
「し」字状に形成され、その湾曲した下端の部分に反転
トレイ16側に延びる反転用の搬送路(以下、「反転経
路」とも称する。)72と搬送方向を切り換える切換爪
10が設置され、その下側に反転コロ11、反転爪12
が設けられている。また、反転コロ11の下方には反転
ガイド板13と搬送コロ14及び叩きコロ15が設けら
れている。
【0014】反転爪12の反転時の搬送方向上流側には
反転センサ17が設置され、その上方の搬送路71に沿
って下段の3ビン排紙トレイ6に対応する個所には3ビ
ン排紙センサ18、3ビン排紙コロ19、従動コロ2
0、3ビン排紙爪21が、中段の排紙トレイ5に対応す
る個所には2ビン排紙センサ22、2ビン排紙コロ2
3、従動コロ24、2ビン排紙爪25が、上段の排紙ト
レイ4に対応する個所には1ビン排紙センサ26、1ビ
ン排紙コロ27、従動コロ28及び腰付けガイド29が
それぞれ配設されている。また、上下方向に延びる搬送
路71に沿って、上下ガイドコロ30、上下ガイドレー
ル31、前後ガイドコロ32、前後ガイドレール33、
シフトトレイベース34、トレイ上面検知センサ35、
エンドフェンス36、1ビン排紙ガイド39がそれぞれ
配設されている。上述したソータ100は、画像形成装
置1の側部に上述のように取り付けられており、画像形
成装置1の排出コロ2,3により排出された用紙をその
ままの状態(ストレート)で各排紙トレイ4,5,6に
分配しスタックするストレート排紙モードと、表裏反転
して分配しスタックする反転排紙モードの2種類のモー
ドがある。
【0015】以下、上述のように構成されたソータ10
0の動作について説明する。画像形成装置1からの起動
情報によりソータ100が起動すると、第1の駆動手段
によって駆動される入口コロ7,8及び反転コロ11
は、本体排出コロ2,3の搬送速度と同速かそれを僅か
に上回る速度で回転し、第2の駆動手段によって駆動さ
れる搬送コロ14、各排紙コロ19,23,27は、画
像形成装置1の搬送速度より高速で回転する。画像形成
装置1の排出コロ2,3から用紙先端が排出されると同
時に、画像形成装置1からその用紙をストレートで排紙
するかするか反転排紙するかというモード情報がソータ
100に送られ、ソータ100はそれぞれの情報に基づ
き、異なった動作で用紙を搬送し排出する。
【0016】以下、用紙の流れに沿って各部の説明を行
う。 (1)ストレート排紙モード 画像形成装置1の排出コロ2,3に用紙先端が来ると、
画像形成装置1からストレート排紙モードによって排紙
するという情報がソータ100に送られる。このモード
では、用紙は入口ガイド板37,38により第1の駆動
手段で駆動される入口コロ7,8に導かれる。この時、
入口コロ7の周速は、排出コロ2,3の周速と同等かそ
れを僅かに上回る程度に設定されており、用紙に負担を
掛けることなくスムーズにソータ100内に搬入され
る。この時、切換爪10を作動させる切換爪ソレノイド
(図示せず)はオンで切換爪10は実線の位置(A位
置)にあり、用紙を第2の駆動手段で駆動される各排紙
コロ19,23,27の方向へ導く。一方、第2の駆動
手段で駆動される各排紙コロ19,23,27は、ソー
タ100が前記モード情報を受けると、用紙の先端が3
ビン排紙コロ19に到達する以前にその搬送速度を第1
の駆動手段と同じ速度まで低下させ、第1の駆動手段に
よって駆動される入口コロ7から搬送されてくる用紙を
3ビン排紙コロ19がスムーズに受け取り、搬送してい
く。
【0017】次に、用紙の後端が排出コロ2,3を抜け
ると、画像形成装置1から用紙の後端が排出コロ2,3
を通過したという信号が送られ、この信号をソータ10
0が受け取ると、次の用紙との紙間をあけるべく第1、
第2の駆動手段は共に増速し、用紙の後端が入口コロ
7,8を抜けたことを入口センサ9が検知すると、一定
時間後、第1の駆動手段は次の用紙が進入する前にまた
元の搬送速度(周速)に戻る。この時、用紙は高速で駆
動する各排紙コロ19,23,27側への受け渡しは完
了しており、3ビンセンサ18を経て、各排紙トレイ
4,5,6に排出されるべく上方へ搬送される。そし
て、例えば画像形成装置1からの情報により1ビンに排
出する時、第2の駆動手段によって駆動される各排紙コ
ロ19,23,27は先に増速されたままの速度で回転
しており、2ビン排紙爪25、3ビン排紙爪21を作動
させる2ビン、3ビンソレノイド(図示せず)はオフ
で、2ビン排紙爪25、3ビン排紙爪21は実線の位置
(C及びE位置)にあるため、用紙は1ビン排紙コロ2
7の方向へ導かれる。次に用紙は1ビン排紙ガイド39
に沿って1ビン排紙トレイ4上へ排出される。用紙は1
ビン排紙ガイド39に突出した腰付けガイド29により
搬送方向に波状の腰付けがなされ、かつ、後端が排紙コ
ロ27を離れる際に、第2の駆動手段で駆動される1ビ
ン排紙コロ27は減速されるため、スムーズに精度よく
1ビン排紙トレイ4にストックされる。
【0018】なお、本減速タイミングは、1ビン排紙セ
ンサ26により用紙の後端が通過したかを判断し、用紙
の後端が通過したら、用紙の排出に適した速度まで減速
し、速度と搬送距離より計算された一定時間後、用紙の
後端が1ビン排紙コロ27を離れたと判断し、再び第2
の駆動手段の増速を行い、次の用紙の受け入れ準備をす
る。
【0019】次に、例えば画像形成装置1からの情報に
より2ビンに排出する時、第2の駆動手段で駆動される
2ビン排紙コロ23、3ビン排紙コロ19は1ビン排紙
時と同様に、先に増速されたままの速度で回転してお
り、3ビン排紙爪21を作動させる3ビンソレノイドは
オフで、3ビン排紙爪21は実線の位置(E位置)にあ
り、2ビン排紙爪25を作動させる2ビンソレノイド
(図示せず)はオンで、2ビン排紙爪25は用紙を2ビ
ン排紙トレイ5上に排出すべく2点鎖線の位置(D位
置)に移動する。これにより、用紙は搬送路71上に突
出した2ビン排紙爪25および2ビン排出コロ23に沿
って2ビン排紙トレイ5上に排出される。
【0020】なお、用紙は2ビン排紙爪25中央部に設
けられた突起部と2ビン排紙コロ23とのオーバーラッ
プにより搬送方向に波状の腰付けがなされ、かつ、用紙
の後端が2ビン排紙コロ23を離れる際に、第2の駆動
手段によって駆動される2ビン排紙コロ23は減速され
るため、スムーズに精度よく2ビン排紙トレイ5にスト
ックされる。
【0021】減速タイミングは、2ビン排紙センサ22
が用紙の後端が通過したか否かを検出することにより決
定され、用紙の後端が通過した時、用紙の排出に適した
速度まで減速し、速度と搬送距離により計算された一定
時間経過後、用紙の後端が2ビン排紙コロ23を離れた
と判断し、再び第2の搬送手段を第2の駆動手段によっ
て増速し、次の用紙の受け入れ準備を行う。3ビンに排
出される時は、2ビンソレノイドがオフで、2ビン排紙
爪25が実線の位置(C位置)にあり、3ビンソレノイ
ドがオンで、3ビン排紙爪21が2点鎖線の位置(F位
置)に移動している以外は2ビンに排出する時の動作と
同様である。
【0022】また、用紙後端が入口コロ7を抜けたこと
を検出する方法としては、画像形成装置1からの用紙後
端が排出コロ2,3を抜けたという情報を基に、排出コ
ロ2,3とソータの入口コロ7,8までの搬送距離およ
び搬送速度から計算された時間の経過によって判定する
方法がある。この方法を採用すれば、入口センサ9のよ
うな検知手段を省くことができる。
【0023】(2)反転排紙モード 反転排紙モードの場合には、画像形成装置1の排出コロ
2,3に用紙の先端が来ると、画像形成装置1から反転
排紙モードという情報がソータに送られる。用紙は入口
ガイド板37,38により、入口コロ7,8に導かれ
る。入口コロ7の周速は、この時、排出コロ2,3の周
速と同等かそれを僅かに上回る程度に設定されており、
用紙に負担を掛けることなくスムーズにソータ100内
に搬送される。反転排紙モードの時は、用紙は入口コロ
7,8から反転コロ11側に直接搬送されるため、第1
の駆動手段と第2の駆動手段による駆動系に跨がって搬
送されることがない。そこで、第2の駆動手段で駆動さ
れる搬送コロ14および、各排紙コロ19,23,27
は排出コロ2,3の周速より高速で回転したままになっ
ている。この時、切換爪10を動作させる切換爪ソレノ
イドはオフで、切換爪10は2点鎖線の位置(B位置)
にあり、用紙は反転動作を行うべく反転爪12と反転コ
ロ11で構成されたくさび状の部分へ進入する。なお、
反転爪12の先端は反転コロ11に対してオーバラップ
するように設定され、反時計方向に加圧されており、用
紙の進入の障害にならぬように時計方向に回転可能とな
るように取り付けられている。これにより、用紙は反転
コロ11と反転爪12とによって生じる搬送力によっ
て、反転ガイド板13に沿って反転経路72を反転トレ
イ16上へ搬送される。
【0024】次に、用紙の後端が排出コロ2,3を抜け
ると、画像形成装置1から用紙の後端が排出コロ2,3
を通過したという信号が送られ、この信号をソータ10
0が受けると、次の用紙との紙間をあけるため、第1の
駆動手段が入口コロ7及び反転コロ11を画像形成装置
1の搬送速度より高速に増速し、用紙の後端が入口コロ
7を抜けてから一定時間後に、入口コロ7及び反転コロ
11の搬送速度は次の用紙が進入するまでに、また元の
周速に戻る。
【0025】次に、用紙の後端が反転コロ11と反転爪
12に接する部分から抜け出ると、反転爪12は前記回
転力により、図の実線の位置(G位置)より2点鎖線の
位置(H位置)まで移動する。この時、用紙には搬送力
がなくなるため、反転爪12の先端から少し抜け出た位
置のまま停止する。用紙の後端が反転爪12の先端から
抜けると、反転爪12は2点鎖線の位置(H位置)に移
動し、反転センサ17がオン状態となり、その信号に基
づいて叩きコロ15を駆動する反転ソレノイドがオン
し、叩きコロ15が実線の位置(I位置)から第2の駆
動手段によって高速に駆動されている搬送コロ14と接
する2点鎖線の位置(J位置)まで移動し、用紙は搬送
方向が前後逆転(スイッチバック)して、反転爪12に
沿って高速で紙面上方(1,2,3ビン方向)へ搬送さ
れ、第2の駆動手段によって高速で駆動される各排紙コ
ロ19,23,27より排出され、反転排紙となる。こ
の時、用紙の後端と次の用紙の先端が反転センサ17位
置で重なることがないように、充分に紙間は拡げられて
いる。なお、各排紙トレイ4,5,6への各排紙コロ1
9,23,27の排出動作は、ストレート排紙モードと
同様である。次に、本発明の要部であるドギーテール機
能を有する排紙トレイ4、および図1に示されていない
が、排紙トレイ4の取り付け基部にあって、上部側方に
設けられているステイプラユニット、および排紙トレイ
4の上方に出没自在に設けられた補助トレイ等について
図2以下で詳細に説明する。図2は排紙トレイ4近傍の
一方の面から見た斜視図、図3は同、他方の面から見た
斜視図、図4はステイプルモード時のステイプル実行前
の補助トレイの状態を示す構成図、図5はステイプルモ
ード時のステイプル実行後の補助トレイの状態を示す構
成図、図6は画像面が上向きに排出される場合のステイ
プラユニットの状態を示す構成図、図7は画像面が下向
きに排出される場合のステイプラユニットの状態を示す
構成図である。
【0026】図2ないし図5に示すように、排紙トレイ
4は、シフトトレイベース34ごと前後ガイドコロ32
の転動により前後ガイドレール33に沿って前後方向に
移動する。ここで、前後方向とは、オペレータが立つ手
前面およびその反対側の奥側面を指しており、この方向
は、図面上明らかなように用紙の幅方向、言い換える
と、用紙の排出方向と直角な方向である。このように、
排紙トレイ4は、用紙の幅方向に移動することで、1ジ
ョブごとの用紙群を互い違いに積載して仕分けることが
できる、いわゆるドギーテール機能を有している。ま
た、前述したように、上下ガイドコロ30の転動によっ
て、排紙トレイ4は上下ガイドレール31に案内されて
上下するようになっている。このことによって、用紙積
載量に応じて排紙トレイ4を下降させ、常に一定の排紙
位置を保つことができるようになっている。このような
排紙トレイ4の上方で排紙コロ27の下方には、エンド
フェンス36に出没自在の補助トレイ50が設けられて
いる。エンドフェンス36には水平に2個所の切り欠き
があり、この切り欠きに嵌合される2つのトレイ片から
補助トレイ50が形成されており、排紙トレイ4の基部
上方を被覆する位置まで突出し、また、排紙トレイ4上
を完全に露出するようにエンドフェンス36の内側に退
避するようになっている。
【0027】51は補助トレイ50の基端部がその両側
で軸支されるレバー、52は軸53を中心にレバー51
を揺動させるソレノイド、54はレバー51を突出方向
に付勢するコイルばねである。また、図2、図3におい
て、補助トレイ50とほぼ水平位置にあって、補助トレ
イ50の側方には、用紙の幅方向に往復動可能なステイ
プラユニット55が設けてある。ステイプラユニット5
5は、図6、図7に示すように、ブラケット56の先端
を貫通して突出する支持棒57の先端に固定されてお
り、ブラケット56の内部において、ギヤ58がこの支
持棒57に嵌合固定されている。ギヤ58はモータ59
の回動軸に固定された小ギヤ60とかみ合っており、モ
ータ59の回転力は、小ギヤ60、ギヤ58、支持棒5
7を介してステイプラユニット55に伝わるようになっ
ており、モータ59の回転でステイプラユニット55
は、ステイプル針繰り出し部55aが上で受け部55b
が下になる位置(図6)と、その逆の位置(図7)との
間で180度向きを変えるようになっている。
【0028】次に、ステイプル動作および仕分け動作を
説明する。まず、ステイプルモードの時は、ソレノイド
52がオフ状態にあり、図4に示すように、コイルばね
54の引っ張り力により、レバー51は軸53を中心に
時計回り方向に付勢され、その結果、補助トレイ50は
その両面に当接するガイドコロ61に案内されて、エン
ドフェンス36より前方へ突出する。この状態で用紙が
排紙コロ27により排紙トレイ4上に排紙されると、そ
の後端部は補助トレイ50上に載る。つまり、用紙は排
紙トレイ4上において、後端が浮き上がり、ステイプル
するに好適な状態となる。この状態の用紙束に対して、
ステイプラユニット55を寄せてステイプル処理を実行
する。
【0029】ここで、図6に示すように、画像が上向き
で排出される時は、ステイプル針繰り出し部55aを上
にしてステイプルを行い、逆に図7に示すように、画像
が下向きで排出される時は、ステイプル針繰り出し部5
5aを下にしてステイプルを行う。画像の排出向きは、
画像形成装置本体からの信号により判断し、この信号に
基づいて図示していない制御手段により、モータ59の
回転制御を行う。
【0030】その後、ソレノイド52をオンすると、図
5に示すように、レバー51はコイルばね54に抗して
反時計回り方向に回動し、補助トレイ50はエンドフェ
ンス36の内側まで後退する。従って、ステイプル済み
の用紙束の後端部は排紙トレイ4上に落下する。この動
作が所定部数分繰り返される。勿論ステイプル済みの用
紙束ごとに、排紙トレイ4を幅方向に移動させて仕分け
を行うことも可能である。
【0031】次に、仕分けモードの時は、最初からソレ
ノイド52をオンさせておき、図5に示すように、用紙
を排紙トレイ4上に積載し、排紙トレイ4の幅方向移動
により仕分けを行う。
【0032】このように構成された前記実施例にあって
は、画像形成装置から排出される用紙を積載する排紙ト
レイ4であって、用紙積載量に応じて上下動し、かつ、
用紙を仕分けるために用紙幅方向に移動する排紙トレイ
4と、この排紙トレイ4とこの排紙トレイ4に用紙を排
出する排紙コロ27との間にあって、用紙排出方向と平
行に、排紙トレイ4の基部近傍の上方を被覆する位置
と、排紙トレイ4の上部から退避する位置との間で装置
本体に対して出没自在な補助トレイ50と、この補助ト
レイ50の側方にあって、用紙幅方向と直角方向に往復
動しながら用紙束にステイプルするステイプラユニット
55とを備え、前記排紙コロ27で排紙された用紙を前
記補助トレイ50で受け、揃え、最終用紙が排出され、
終了した信号で前記ステイプラユニット55で綴じ、前
記補助トレイ50を退避させて用紙束を前記排紙トレイ
4に落下させるため、排紙トレイ4と補助トレイ50と
の組合せで、排紙トレイ4上部でステイプル処理を行う
ことができ、かつ排紙トレイ4により仕分けも行うこと
ができるので、ステイプルおよび仕分け機能を有する用
紙後処理装置の機構を簡素化し、かつ小型化することが
でき、また、連続的に用紙束を綴じることができる。
【0033】また、前記実施例にあっては、仕分けモー
ドが選択された場合、前記補助トレイ50を前記排紙ト
レイ4上部から退避させる制御を行うため、補助トレイ
50の選定で用紙を綴じたり、仕分けなど用途別に後処
理ができる。
【0034】また、前記実施例にあっては、用紙画像面
の排出方向に合わせて前記ステイプラユニット55を半
回転させる制御を行うため、デジタル画像処理装置では
原稿自動処理装置との組合せで、1ページからの処理と
最終ページからの処理でもページ順に画像面より針を打
つことができるので、綴じた用紙束は見た目に綺麗な仕
上がりとすることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
排紙トレイと補助トレイとの組合せで、排紙トレイ上部
でステイプル処理を行うことができ、かつ排紙トレイに
より仕分けも行うことができるので、ステイプルおよび
仕分け機能を有する用紙後処理装置の機構を簡素化し、
かつ小型化することができ、また、連続的に用紙束を綴
じることができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、補助トレイ
の選定で用紙を綴じたり、仕分けなど用途別に後処理が
できる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、デジタル画
像処理装置では原稿自動処理装置との組合せで、1ペー
ジからの処理と最終ページからの処理でもページ順に画
像面より針を打つことができるので、綴じた用紙束は見
た目に綺麗な仕上がりとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る用紙後処理装置の全体構
成図である。
【図2】排紙トレイ近傍の一方の面から見た斜視図であ
る。
【図3】排紙トレイ近傍の他方の面から見た斜視図であ
る。
【図4】ステイプルモード時のステイプル実行前の補助
トレイの状態を示す構成図である。
【図5】ステイプルモード時のステイプル実行後の補助
トレイの状態を示す構成図である。
【図6】画像面が上向きに排出される場合のステイプラ
ユニットの状態を示す構成図である。
【図7】画像面が下向きに排出される場合のステイプラ
ユニットの状態を示す構成図である。
【符号の説明】
4 排紙トレイ 27 排紙コロ 50 補助トレイ 55 ステイプラユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 稔 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (72)発明者 東 輝充 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−100221(JP,A) 特開 平1−313261(JP,A) 特開 平6−8665(JP,A) 特開 平2−233458(JP,A) 特開 昭62−269852(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 G03G 15/00 534 B65H 39/11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出される用紙を積載
    する排紙トレイであって、用紙積載量に応じて上下動
    し、かつ、用紙を仕分けるために用紙幅方向に移動する
    排紙トレイと、 この排紙トレイとこの排紙トレイに用紙を排出する排紙
    ローラとの間にあって、用紙排出方向と平行に、排紙ト
    レイの基部近傍の上方を被覆する位置と、排紙トレイの
    上部から退避する位置との間で装置本体に対して出没自
    在な補助トレイと、 この補助トレイの側方にあって、用紙幅方向と直角方向
    に往復動しながら用紙束にステイプルするステイプラユ
    ニットと、 を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記排紙ローラ
    で排紙された用紙を前記補助トレイで受け、揃え、最終
    用紙が排出され、終了した信号で前記ステイプラユニッ
    トで綴じ、前記補助トレイを退避させて用紙束を前記排
    紙トレイに落下させることを特徴とする用紙後処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、仕分けモードが
    選択された場合、前記補助トレイを前記排紙トレイ上部
    から退避させる制御を行うことを特徴とする用紙後処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、用紙画像面の排
    出方向に合わせて前記ステイプラユニットを半回転させ
    る制御を行うことを特徴とする用紙後処理装置。
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