JP3399293B2 - 微調整装置を備えた電動工具 - Google Patents

微調整装置を備えた電動工具

Info

Publication number
JP3399293B2
JP3399293B2 JP10920697A JP10920697A JP3399293B2 JP 3399293 B2 JP3399293 B2 JP 3399293B2 JP 10920697 A JP10920697 A JP 10920697A JP 10920697 A JP10920697 A JP 10920697A JP 3399293 B2 JP3399293 B2 JP 3399293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
hole
diameter
adjusting screw
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10920697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10296701A (ja
Inventor
直哉 衛藤
琢磨 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP10920697A priority Critical patent/JP3399293B2/ja
Publication of JPH10296701A publication Critical patent/JPH10296701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399293B2 publication Critical patent/JP3399293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調整ねじを回動させ
ることによって移動部材を調整ねじの軸方向に微調整す
ることができる微調整装置を備えた電動工具に関するも
のである。以下、電動工具を携帯用丸のことして説明す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯用丸のこの一例を図5、図6に示
す。図に示すように携帯用丸のこは、のこ刃21、のこ
刃21を覆うソーカバー1、ソーカバー1に取付けられ
切断深さを決定すると共に切断時の基準となるベース2
2を有し、ソーカバー1及びベース22は、ベース22
上面に設けられたリンク23及びベベルプレート7を介
して連結している。
【0003】図7、図8にベベルプレート7付近の拡大
図を示す。ソーカバー1にはめねじ4を有するヒンジ部
2が設けられ、ベベルプレート7にはめねじ4の同一線
上にヒンジ部2の両側に位置する2個の穴7a、7bが
設けられている。ベベルプレート7の穴7a、7bとヒ
ンジ部2のめねじ4にめねじ4とねじ嵌合するおねじが
設けられた調整ねじ28が挿通され、ソーカバー1とベ
ース22とは連結している。調整ねじ28はめねじ4及
び穴7a、7bに挿通された後で先端にナット29が取
付けられる。また、ヒンジ部2には調整ねじ28の軸方
向に垂直なねじ穴6が設けられており、ねじ穴6には固
定用ねじ5が挿通される。
【0004】調整ねじ28を回動させると、ヒンジ部2
がベベルプレート7の穴7aと穴7bとの間、すなわち
X1−Y1の距離内で調整ねじ28の軸方向に移動し、
ソーカバー1及びのこ刃21がリンク23を支点として
図6に示す矢印方向に僅かに回動する。このような構成
として、調整ねじ28を回動させることでのこ刃21と
ベース22側面との平行度の調整ができるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の微調整
装置では、ベベルプレート7の穴7aに調整ねじ28の
おねじ部が位置する構成であるため、穴7a、7bと径
寸法精度の低い調整ねじ28との間に隙間が生じる可能
性が高く、隙間によってヒンジ部2及び調整ねじ28が
がたつくため、精度が悪いという欠点があった。また、
調整ねじ28先端に取付ける抜け止め部材がナット29
であり、ナット29の締付けがスパナ等の工具によって
行われていたため、ナット29を締付け過ぎてしまう可
能性が高く、ナット29を締付け過ぎると調整ねじ28
を回動させる操作及び調整ねじ28を軸としたソーカバ
ー1の回動を重くしてしまうという欠点があった。ま
た、ナット29の締付けが足りないとベベルプレート7
とナット29との間に隙間が生じてしまい、この隙間に
よりソーカバー1のヒンジ部2及び調整ねじ28ががた
ついてしまう。
【0006】本発明の目的は、上記欠点を解消し、移動
部材及び調整ねじのがたつきを防止し、精度向上を図る
ことができる微調整装置を備えた電動工具を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、調整ねじの
中央部におねじを設け、保持部材の穴が位置する部分を
不完全ねじとすると共に先端部を中央部の外径よりも小
さい外径とし、かつ調整ねじ先端部に抜け止め部材を圧
着させることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明微調整装置の一実施例を図
1、図2に示す。図に示すように、調整ねじ8は、外径
Lを持つ太径部8a、外径Mを持つ中径おねじ部8b、
外径Nを持つ細径部8cが設けられた形状となってお
り、各外径はL>M>Nの関係で、太径部8a及び細径
部8cは不完全ねじである。これに伴って、ソーカバー
1のヒンジ部2には調整ねじ8の太径部8aの外径Lと
ほぼ同じ内径を持つ長穴3及び中径おねじ部8bとねじ
嵌合するめねじ4が設けられている。
【0009】調整ねじ8先端の細径部8cには、細径部
8cの外径Nとほぼ同じ内径を持つ調整ねじ挿入穴14
a、調整ねじ挿入穴14aに直交するねじ穴14b及び
ねじ穴14bにねじ嵌合する固定用ねじ16が設けられ
たスリーブ14が取付けられる。スリーブ14は調整ね
じ挿入穴14aに細径部8cを挿入した状態で固定用ね
じ16を締付けることにより調整ねじ8に取付けられ
る。上記したように、調整ねじ8の太径部8a及び細径
部8cを不完全ねじとして、ベベルプレート7の穴7
a、7bに位置する調整ねじ8の径寸法精度を高くする
ことができる構成としたので、穴7a、7bと調整ねじ
8との間にヒンジ部2及び調整ねじ8をがたつかせる程
の隙間を生じさせないようにすることができる。また、
調整ねじ挿入穴14aに細径部8cを挿入しベベルプレ
ート7に突き当てた状態で固定用ねじ16を締付けて、
調整ねじ8にスリーブ14を取付けるようにすれば、調
整ねじ8に締付け過ぎてしまう不具合または締付けが足
らずにベベルプレート7との間に隙間を生じさせてしま
うという不具合を防止でき、調整ねじ8を回動させる操
作及び調整ねじ8を軸としたソーカバー1の回動を重く
してしまうということがなくなると共にヒンジ部2及び
調整ねじ8のがたつきを防止できる。
【0010】図3、図4に本発明微調整装置の他の実施
例を示す。図3は調整ねじ8先端の細径部8c及びスリ
ーブ14の調整ねじ挿入穴14aに同形状の二面幅部を
設けたものであり、このような構成とすることにより、
調整ねじ8の回し過ぎによってスリーブ14が内部です
べりを起こしスリーブ14が調整ねじ8から脱落してし
まうことを防止できる。図4はスリーブ14の外形を細
径部14c、太径部14dの二段構造としたものであ
る。図1、図2で示した実施例では、ベベルプレート7
の穴7aを調整ねじ8の太径部8aの外径Lとほぼ同じ
内径を持つように形成し、穴7bを細径部8cの外径N
とほぼ同じ内径を持つように形成しなければならない
が、図4に示すようにスリーブ14に調整ねじ8の太径
部8aの外径Lとほぼ同じ外径を持つ細径部14cを設
けて、細径部14cを穴7bに挿入するようにすれば、
ベベルプレート7の穴7a、7bを同一の内径を持つよ
うに形成することができるようになる。
【0011】上記実施例では、調整ねじ8に外径Lを持
つ太径部8a、外径Mを持つ中径おねじ部8b、外径N
を持つ細径部8cを設けた形状としたが、太径部8aの
外径を中径おねじ部8bの外径Mと同じ外径としても良
く、上記実施例と同様の効果を得ることができる。な
お、電動工具を携帯用丸のことして本発明微調整装置を
説明したが、電動工具が携帯用丸のこに限定されるもの
ではないと共に微調整装置が回転刃物と回転刃物の切断
を案内するベース側面との平行度調整に限定されるもの
ではない。
【0012】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、調整ね
じの中央部におねじを設け、保持部材の穴が位置する部
分を不完全ねじとすると共に先端部を中央部の外径より
も小さい外径として、かつ調整ねじ先端部に抜け止め部
材を圧着させる構成としたので、移動部材及び調整ねじ
のがたつきを防止し、精度向上が可能な微調整装置を備
えた電動工具を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明微調整装置の一実施例を示す要部拡大図
及び調整ねじの一例を示す側面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】本発明微調整装置の他の実施例を示す要部拡大
斜視図。
【図4】本発明微調整装置の他の実施例を示す要部拡大
斜視図。
【図5】携帯用丸のこの一例を示す正面図。
【図6】図5の携帯用丸のこの上面図。
【図7】従来の微調整装置の一例を示す図6のD部拡大
図。
【図8】図7のE−E線断面図。
【符号の説明】
1はソーカバー、2はヒンジ部、3はヒンジ部内の長
穴、4はヒンジ部内のめねじ、5は固定用ねじ、6はね
じ穴、7はベベルプレート、7a、7bは穴、8は調整
ねじ、14はスリーブ、14aは調整ねじ挿入穴、14
bはねじ穴、16はスリーブ固定用ねじである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 9/02 B27B 5/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側にめねじを有する移動部材と、
    動部材のめねじと同一線上に位置し、めねじの両側に
    位置する少なくとも2個の穴を設けた保持部材と、前記
    移動部材のめねじ及び前記保持部材の穴に挿通可能であ
    る調整ねじと、該調整ねじに取付けられる抜け止め部材
    とを有し、前記調整ねじを回動させると前記移動部材が
    前記保持部材の一方の穴他方の穴の間を前記調整ねじ
    の軸方向に移動する微調整装置を備えた電動工具であっ
    て、前記調整ねじは、前記保持部材の一方の穴の内径とほぼ
    同じ外径を持つ太径部と、前記保持部材の他方の穴の内
    径とほぼ同じ外径を持つ細径部と、前記太径部と前記細
    径部との間に設けられ前記移動部材の前記めねじとねじ
    嵌合可能なおねじ部とを有し、前記抜け止め部材は、前
    記細径部の外径とほぼ同じ内径を持つ挿入穴と、該挿入
    穴に直交するねじ穴と、該ねじ穴にねじ嵌合する固定用
    ねじとを有し、前記細径部を前記抜け止め部材の挿入穴
    に挿入させた状態で前記固定用ねじを締付けることによ
    り前記調整ねじに前記抜け止め部材を取付けたことを特
    徴とする微調整装置を備えた電動工具。
  2. 【請求項2】 前記細径部及び前記挿入穴に同形状の二
    面幅部を設けたことを特徴とする請求項1記載の微調整
    装置を備えた電動工具。
  3. 【請求項3】 内側にめねじを有する移動部材と、該移
    動部材のめねじと同一線上に位置し、該めねじの両側に
    位置する少なくとも2個の穴を設けた保持部材と、前記
    移動部材のめねじ及び前記保持部材の穴に挿通可能であ
    る調整ねじと、該調整ねじに取付けられる抜け止め部材
    とを有し、前記調整ねじを回動させると前記移動部材が
    前記保持部材の一方の穴と他方の穴の間を前記調整ねじ
    の軸方向に移動する微調整装置を備えた電動工具であっ
    て、 前記調整ねじは、前記保持部材の一方の穴の内径とほぼ
    同じ外径を持つ太径部と、細径部と、前記太径部と前記
    細径部との間に設けられ前記移動部材の前記めねじとね
    じ嵌合可能なおねじ部とを有し、前記抜け止め部材は、
    前記細径部の外径とほぼ同じ内径を持つ挿入穴と、該挿
    入穴に直交するねじ穴と、該ねじ穴にねじ嵌合する固定
    用ねじとを有し、前記細径部を前記抜け止め部材の挿入
    穴に挿入させた状態で前記固定用ねじを締付けることに
    より前記調整ねじに前記抜け止め 部材を取付け、かつ前
    記抜け止め部材に前記保持部材の他方の穴の内径とほぼ
    同じ外径を持つ細径部を設け、該細径部を前記保持部材
    の他方の穴に挿通させたことを特徴とする微調整装置を
    備えた電動工具。
  4. 【請求項4】 前記保持部材の一方の穴の内径と、前記
    保持部材の他方の穴の内径とを同一径としたことを特徴
    とする請求項3記載の微調整装置を備えた電動工具。
JP10920697A 1997-04-25 1997-04-25 微調整装置を備えた電動工具 Expired - Fee Related JP3399293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10920697A JP3399293B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 微調整装置を備えた電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10920697A JP3399293B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 微調整装置を備えた電動工具

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002371169A Division JP2003211403A (ja) 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具
JP2002371168A Division JP2003220601A (ja) 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296701A JPH10296701A (ja) 1998-11-10
JP3399293B2 true JP3399293B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=14504295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10920697A Expired - Fee Related JP3399293B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 微調整装置を備えた電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399293B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4891105B2 (ja) * 2007-01-30 2012-03-07 株式会社マキタ 携帯丸鋸
JP7201467B2 (ja) * 2019-02-12 2023-01-10 株式会社マキタ 携帯用加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10296701A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5467497A (en) Adjustable drywall corner tool
JP2002317807A (ja) 回転ナット
EP1027955A3 (de) Werkzeugmaschine
JP3399293B2 (ja) 微調整装置を備えた電動工具
US6116806A (en) Connection tightness and swing angle adjustable pivot
US20020083801A1 (en) Universal socket structure
JP2536811B2 (ja) アンテナ接続用コネクタ
JPH09174502A (ja) 携帯用丸のこ機
JP2003211403A (ja) 微調整装置を備えた電動工具
JPH04261781A (ja) 点火プラグの締め付け具
JP2003220601A (ja) 微調整装置を備えた電動工具
JPH078893Y2 (ja) 締結装置
JP3436365B1 (ja) 携帯用丸のこ機
JPH0451927Y2 (ja)
KR100278589B1 (ko) 내부장착결합부를구비한안내부시를갖는커넥터
JP2767566B2 (ja) 調整ねじの半固定構造と半固定用具
JP2599542Y2 (ja) 電動工具におけるサイドハンドルの取付機構
KR100229089B1 (ko) 가스켓면 가공기
JPS6446531U (ja)
JPH10169628A (ja) ナットの回り止め装置
JP2001099126A (ja) 連結具
JPH05237716A (ja) カッタ締結機構
KR0133074Y1 (ko) 각도조절이 가능한 탭렌치
KR870003704Y1 (ko) 결속기 홀더압의 단계식 조정장치
JPS6349088Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees