JP2767566B2 - 調整ねじの半固定構造と半固定用具 - Google Patents
調整ねじの半固定構造と半固定用具Info
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- JP2767566B2 JP2767566B2 JP11135395A JP11135395A JP2767566B2 JP 2767566 B2 JP2767566 B2 JP 2767566B2 JP 11135395 A JP11135395 A JP 11135395A JP 11135395 A JP11135395 A JP 11135395A JP 2767566 B2 JP2767566 B2 JP 2767566B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調整ねじの半固定構造
と、その際に使用する用具に関し、特に振動が多い場所
に使用する部品の各部調整後の半固定に適した調整ねじ
の半固定構造と半固定用具に関する。
と、その際に使用する用具に関し、特に振動が多い場所
に使用する部品の各部調整後の半固定に適した調整ねじ
の半固定構造と半固定用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器や精密機械などにおい
て、組み立て後に微細なギャップの調整や電気的特性を
目標値に近づける為に調整を必要とする部分は相当に多
い。これらの調整は殆ど雌ねじに挿入した雄ねじの回転
角度をかえて雄ねじを進退させることによって直接、あ
るいは間接に行われる。一端調整後は、その位置が狂わ
ないように固定されるが、この固定は後日再調整が可能
なよう、半固定とするのが一般的である。このような半
固定の方法として、調整用ねじとそのねじがねじ込まれ
ている雌ねじの間に、塗料、粘着剤あるいは接着剤など
を塗布して半固定状態とするか、調整用のねじにすり割
りを設け、このすり割りとその間にあるねじの羽根部を
別の半固定用のねじを用いて押し広げ、調整用ねじの一
部を前記雌ねじに押しつけて固定する。
て、組み立て後に微細なギャップの調整や電気的特性を
目標値に近づける為に調整を必要とする部分は相当に多
い。これらの調整は殆ど雌ねじに挿入した雄ねじの回転
角度をかえて雄ねじを進退させることによって直接、あ
るいは間接に行われる。一端調整後は、その位置が狂わ
ないように固定されるが、この固定は後日再調整が可能
なよう、半固定とするのが一般的である。このような半
固定の方法として、調整用ねじとそのねじがねじ込まれ
ている雌ねじの間に、塗料、粘着剤あるいは接着剤など
を塗布して半固定状態とするか、調整用のねじにすり割
りを設け、このすり割りとその間にあるねじの羽根部を
別の半固定用のねじを用いて押し広げ、調整用ねじの一
部を前記雌ねじに押しつけて固定する。
【0003】その代表的な例としては、調整用ねじのす
り割りと同じ端部に同軸の雌ねじのねじ穴を設け、この
ねじ穴に半固定用のねじをねじ込む。半固定用ねじの頭
部にはねじ部より径が大きくなるテーパ部を有し、半固
定用ねじを調整用ねじのねじ穴にねじ込んで行くにした
がって、半固定用のねじの頭部が調整用のねじの内側か
らすり割りとねじの羽根部を押し拡げて、この部分の径
を大きくし、調整用のねじの外側の雄ねじが対向する雌
ねじに強く喰い込み、半固定状態とする。そして半固定
用のねじ自身の戻り止めは、調整ねじの材質の弾性を利
用し、拡張状態からの復元力に頼っている。
り割りと同じ端部に同軸の雌ねじのねじ穴を設け、この
ねじ穴に半固定用のねじをねじ込む。半固定用ねじの頭
部にはねじ部より径が大きくなるテーパ部を有し、半固
定用ねじを調整用ねじのねじ穴にねじ込んで行くにした
がって、半固定用のねじの頭部が調整用のねじの内側か
らすり割りとねじの羽根部を押し拡げて、この部分の径
を大きくし、調整用のねじの外側の雄ねじが対向する雌
ねじに強く喰い込み、半固定状態とする。そして半固定
用のねじ自身の戻り止めは、調整ねじの材質の弾性を利
用し、拡張状態からの復元力に頼っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の調整用ね
じの半固定方法は、塗料、粘着剤あるいは接着剤などを
塗布する方法は、塗布剤のみで目的を達成する為には、
その塗布剤があまり固くならないものであれば、適用し
た機器は、振動の激しい場所で使用した場合に緩み易
く、その塗布剤が時間経過とともに固くなり過ぎるもの
は、固定の解除が困難で再調整作業が極めて困難あるい
は不能となる。また場合によっては塗布剤が経時変化に
よって変質、ひび割れなどでぼろぼろになり、まったく
固定の役目を果たさなくなる。
じの半固定方法は、塗料、粘着剤あるいは接着剤などを
塗布する方法は、塗布剤のみで目的を達成する為には、
その塗布剤があまり固くならないものであれば、適用し
た機器は、振動の激しい場所で使用した場合に緩み易
く、その塗布剤が時間経過とともに固くなり過ぎるもの
は、固定の解除が困難で再調整作業が極めて困難あるい
は不能となる。また場合によっては塗布剤が経時変化に
よって変質、ひび割れなどでぼろぼろになり、まったく
固定の役目を果たさなくなる。
【0005】一方、調整ねじのすり割りとその間のねじ
の羽根部を押し拡げて、調整用のねじが対向する雌ねじ
に強く喰い込み、調整用ねじを半固定する方法では、一
時的な固定以外は、半固定用ねじの固定がさらに必要と
なるが、従来は前述のようにこの半固定用ねじの固定を
調整ねじの材質の弾性に頼っているため、調整ねじの材
質として弾性の無いもの或いは少ないものは使用できな
いという部品選択上の制約がある。しかしながら、半固
定部分に対する要望事項は多岐にわたり、調整ねじの材
質として弾性の無いもの或いは少ないもの、例えばアル
ミニウム、黄銅、プラスチックなどの使用が必要となる
場合がある。したがって、このような場合には従来の半
固定構造は使用できず、選択の自由度が低いという欠点
がある。また、半固定ねじを使用して調整ねじのすり割
りとねじの羽根部を押し拡げて、調整ねじを半固定する
従来の方法では、半固定ねじを調整ねじにねじ込む際
に、半固定ねじを回転させる力が調整ねじにも伝わり、
共回りして一旦調整した位置を狂わしてしまうことがし
ばしばある。
の羽根部を押し拡げて、調整用のねじが対向する雌ねじ
に強く喰い込み、調整用ねじを半固定する方法では、一
時的な固定以外は、半固定用ねじの固定がさらに必要と
なるが、従来は前述のようにこの半固定用ねじの固定を
調整ねじの材質の弾性に頼っているため、調整ねじの材
質として弾性の無いもの或いは少ないものは使用できな
いという部品選択上の制約がある。しかしながら、半固
定部分に対する要望事項は多岐にわたり、調整ねじの材
質として弾性の無いもの或いは少ないもの、例えばアル
ミニウム、黄銅、プラスチックなどの使用が必要となる
場合がある。したがって、このような場合には従来の半
固定構造は使用できず、選択の自由度が低いという欠点
がある。また、半固定ねじを使用して調整ねじのすり割
りとねじの羽根部を押し拡げて、調整ねじを半固定する
従来の方法では、半固定ねじを調整ねじにねじ込む際
に、半固定ねじを回転させる力が調整ねじにも伝わり、
共回りして一旦調整した位置を狂わしてしまうことがし
ばしばある。
【0006】本発明の目的はこのような欠点を除去し、
どのような材質の調整ねじを使用しても、またこの半固
定構造を振動の激しい場所で使用しても、確実に目的が
達成できるような、調整ねじの半固定構造を提供するこ
とにある。また、半固定ねじを使用して調整ねじを半固
定するに際して、一旦調整した調整ねじの位置を狂わす
ことのないような調整ねじの半固定用具を提供すること
にある。
どのような材質の調整ねじを使用しても、またこの半固
定構造を振動の激しい場所で使用しても、確実に目的が
達成できるような、調整ねじの半固定構造を提供するこ
とにある。また、半固定ねじを使用して調整ねじを半固
定するに際して、一旦調整した調整ねじの位置を狂わす
ことのないような調整ねじの半固定用具を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明の調整ねじの半固定構造は、外側面が雄ねじ
10aで、一端に前記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12
を有する穴11、および複数のすり割り13,13,1
3,13を設け、それ自体を回転させることによって他
端が接触する面と自体を支持する構造との隙間Gを調節
することができる調整ねじ10と、前記調整ねじ10が
ねじ込まれるべき前記構造に設けられた雌ねじ1aに対
し前記調整ねじ10を半固定するための半固定ねじ20
を備える半固定構造において、前記半固定ねじ20の頭
部に、ねじ部21に続いて頭部側に向かって径が大きく
なるテーパ部22を備え、ねじ部21の先端部付近にあ
らかじめ遅延硬化性を有する接着剤23が塗布されてい
る前記半固定ねじ20を、調整ねじ10の前記穴11の
雌ねじ12にねじ込むことにより、半固定ねじのテーパ
部22が調整ねじ10のすり割り13とすり割り13の
間の羽根状の部分14,14,14,14を外へ向かっ
て押し広げ、調整ねじ10の前記羽根状の部分14,1
4,14,14の外側面が前記構造に設けられた雌ねじ
1aの面を押圧し、調整ねじ10を前記構造の所定の位
置に固定するとともに、前記接着剤23により半固定ね
じ20を調整ねじ10に半固定するよう構成する。
めに本発明の調整ねじの半固定構造は、外側面が雄ねじ
10aで、一端に前記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12
を有する穴11、および複数のすり割り13,13,1
3,13を設け、それ自体を回転させることによって他
端が接触する面と自体を支持する構造との隙間Gを調節
することができる調整ねじ10と、前記調整ねじ10が
ねじ込まれるべき前記構造に設けられた雌ねじ1aに対
し前記調整ねじ10を半固定するための半固定ねじ20
を備える半固定構造において、前記半固定ねじ20の頭
部に、ねじ部21に続いて頭部側に向かって径が大きく
なるテーパ部22を備え、ねじ部21の先端部付近にあ
らかじめ遅延硬化性を有する接着剤23が塗布されてい
る前記半固定ねじ20を、調整ねじ10の前記穴11の
雌ねじ12にねじ込むことにより、半固定ねじのテーパ
部22が調整ねじ10のすり割り13とすり割り13の
間の羽根状の部分14,14,14,14を外へ向かっ
て押し広げ、調整ねじ10の前記羽根状の部分14,1
4,14,14の外側面が前記構造に設けられた雌ねじ
1aの面を押圧し、調整ねじ10を前記構造の所定の位
置に固定するとともに、前記接着剤23により半固定ね
じ20を調整ねじ10に半固定するよう構成する。
【0008】また、外側面が雄ねじ10aで、一端に前
記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12を有する穴11、お
よび複数のすり割り13,13,13,13を設け、そ
れ自体を回転させることによって他端が接触する面と自
体を支持する構造との隙間Gを調節することができる調
整ねじ10と、前記調整ねじ10がねじ込まれるべき前
記構造に設けられた雌ねじ1aに対し前記調整ねじ10
を半固定するための半固定ねじ20を備える半固定構造
において、外側面が一方向に径が大きくなるテーパ状
で、ボルト41のねじ部42を貫通させる中空部43を
有する円錐筒状部品40を備え、前記ボルト41の頭部
の裏面41aで前記円錐筒状部品40の外径が大きい方
の端部40aが支持されるようボルト41と円錐筒状部
品40を係合させ、ねじ部42の先端部付近にあらかじ
め遅延硬化性を有する接着剤23が塗布されている前記
ボルト41を、調整ねじ10の前記穴11の雌ねじ12
にねじ込むことにより、円錐筒状部品40のテーパ部が
調整ねじ10のすり割り13とすり割り13の間の羽根
状の部分14,14,14,14を押し広げ、調整ねじ
10の前記羽根状の部分14,14,14,14の外側
面が前記構造に設けられた雌ねじ1aの面を押圧し、調
整ねじ10を前記構造の所定の位置に固定するととも
に、前記接着剤23によりボルト41を調整ねじ10に
半固定するよう構成する。
記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12を有する穴11、お
よび複数のすり割り13,13,13,13を設け、そ
れ自体を回転させることによって他端が接触する面と自
体を支持する構造との隙間Gを調節することができる調
整ねじ10と、前記調整ねじ10がねじ込まれるべき前
記構造に設けられた雌ねじ1aに対し前記調整ねじ10
を半固定するための半固定ねじ20を備える半固定構造
において、外側面が一方向に径が大きくなるテーパ状
で、ボルト41のねじ部42を貫通させる中空部43を
有する円錐筒状部品40を備え、前記ボルト41の頭部
の裏面41aで前記円錐筒状部品40の外径が大きい方
の端部40aが支持されるようボルト41と円錐筒状部
品40を係合させ、ねじ部42の先端部付近にあらかじ
め遅延硬化性を有する接着剤23が塗布されている前記
ボルト41を、調整ねじ10の前記穴11の雌ねじ12
にねじ込むことにより、円錐筒状部品40のテーパ部が
調整ねじ10のすり割り13とすり割り13の間の羽根
状の部分14,14,14,14を押し広げ、調整ねじ
10の前記羽根状の部分14,14,14,14の外側
面が前記構造に設けられた雌ねじ1aの面を押圧し、調
整ねじ10を前記構造の所定の位置に固定するととも
に、前記接着剤23によりボルト41を調整ねじ10に
半固定するよう構成する。
【0009】前記の目的を達成するために本発明の調整
ねじの半固定用具は、外側面が雄ねじ10aで、一端に
前記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12を有する穴11、
および複数のすり割りを13,13,13,13を設
け、それ自体を回転させることによって他端が接触する
面と自体を支持する構造との隙間Gを調節することがで
きる調整ねじ10と、前記調整ねじ10がねじ込まれる
べき前記構造に設けられた雌ねじ1aに対し前記調整ね
じ10を半固定するための半固定ねじ20を備える半固
定構造の固定作業に使用する用具であって、用具30の
一端に握り部33を備えるとともに、他端に前記調整ね
じのすり割り13,13,13,13に嵌合する複数の
突起32,32,32,32を備え、前記複数の突起3
2,32,32,32を前記調整ねじ10のすり割り1
3,13,13,13に係合させ、前記半固定用ねじ2
0とその頭部に係合させて回すための工具3の一部を貫
通させられるよう、概ね筒状に形成する。
ねじの半固定用具は、外側面が雄ねじ10aで、一端に
前記雄ねじ10aと同軸の雌ねじ12を有する穴11、
および複数のすり割りを13,13,13,13を設
け、それ自体を回転させることによって他端が接触する
面と自体を支持する構造との隙間Gを調節することがで
きる調整ねじ10と、前記調整ねじ10がねじ込まれる
べき前記構造に設けられた雌ねじ1aに対し前記調整ね
じ10を半固定するための半固定ねじ20を備える半固
定構造の固定作業に使用する用具であって、用具30の
一端に握り部33を備えるとともに、他端に前記調整ね
じのすり割り13,13,13,13に嵌合する複数の
突起32,32,32,32を備え、前記複数の突起3
2,32,32,32を前記調整ねじ10のすり割り1
3,13,13,13に係合させ、前記半固定用ねじ2
0とその頭部に係合させて回すための工具3の一部を貫
通させられるよう、概ね筒状に形成する。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て詳しく説明する。図1は、本発明の一実施例を示す中
心軸を含む面で切断した断面図である。図2は、図1の
実施例の分解斜視図である。図3は、図1の実施例の半
固定ねじと半固定用具を、六角レンチとともに示した図
2とは見る角度を変えて示した分解斜視図である。但し
図1〜図3の同一符号は同一部分を示している。なお、
図1は、図2に示した軸x,y,zのy−z平面で切断
したもので、半固定用具30が途中まで挿入した状態で
示している。
て詳しく説明する。図1は、本発明の一実施例を示す中
心軸を含む面で切断した断面図である。図2は、図1の
実施例の分解斜視図である。図3は、図1の実施例の半
固定ねじと半固定用具を、六角レンチとともに示した図
2とは見る角度を変えて示した分解斜視図である。但し
図1〜図3の同一符号は同一部分を示している。なお、
図1は、図2に示した軸x,y,zのy−z平面で切断
したもので、半固定用具30が途中まで挿入した状態で
示している。
【0011】図1において、1は固定部、2は固定部1
に対し隙間Gの大きさが可変されるべき被調整部、3は
半固定するときに用いる工具(六角レンチ)である。1
0は、固定部1のねじ孔1aに挿入される調整ねじであ
る。20は、調整ねじ10の一端に設けた穴11に挿入
される半固定ねじである。また、30は、半固定ねじ2
0を調整ねじ10の穴に挿入するときのガイドの役目を
すると共に、ねじ込む場合に、半固定ねじ20の回転が
調整ねじ10に伝わって共回りして一旦調整した調整ね
じ10の位置を狂わせることがないよう作業中固定する
半固定用具である。
に対し隙間Gの大きさが可変されるべき被調整部、3は
半固定するときに用いる工具(六角レンチ)である。1
0は、固定部1のねじ孔1aに挿入される調整ねじであ
る。20は、調整ねじ10の一端に設けた穴11に挿入
される半固定ねじである。また、30は、半固定ねじ2
0を調整ねじ10の穴に挿入するときのガイドの役目を
すると共に、ねじ込む場合に、半固定ねじ20の回転が
調整ねじ10に伝わって共回りして一旦調整した調整ね
じ10の位置を狂わせることがないよう作業中固定する
半固定用具である。
【0012】調整ねじ10は、外側面が雄ねじ10aと
なっていて、一端(頭部)の中央に、固定部1のねじ孔
1aへの挿入方向に雄ねじ10aと同軸で穴11を設
け、穴11には雌ねじ12が設けられている。また頭部
の穴11の周辺に、複数個のすり割り13,13,1
3,13が設けられている。14,14,14,14
は、それぞれすり割り13と13の間にあって雄ねじ1
0aの一部であるが、内側から押されたとき、外へ向か
って押し広げられる羽根部である。なお、すり割り13
及び羽根部14は、図の実施例ではそれぞれ4個である
が、その他の個数例えば3あるいは4個などでもよい。
半固定ねじ20は、ねじ部21と、ねじ部21に続いて
頭部側に径が大きくなるテーパ部22を有している。調
整ねじ10および半固定ねじ20は、鉄、鉄以外の金属
たとえば黄銅などの他、合成樹脂など、種々の素材を使
用することができる。
なっていて、一端(頭部)の中央に、固定部1のねじ孔
1aへの挿入方向に雄ねじ10aと同軸で穴11を設
け、穴11には雌ねじ12が設けられている。また頭部
の穴11の周辺に、複数個のすり割り13,13,1
3,13が設けられている。14,14,14,14
は、それぞれすり割り13と13の間にあって雄ねじ1
0aの一部であるが、内側から押されたとき、外へ向か
って押し広げられる羽根部である。なお、すり割り13
及び羽根部14は、図の実施例ではそれぞれ4個である
が、その他の個数例えば3あるいは4個などでもよい。
半固定ねじ20は、ねじ部21と、ねじ部21に続いて
頭部側に径が大きくなるテーパ部22を有している。調
整ねじ10および半固定ねじ20は、鉄、鉄以外の金属
たとえば黄銅などの他、合成樹脂など、種々の素材を使
用することができる。
【0013】23は、ねじ部21を調整ねじ10の穴1
1に挿入する前に塗布される遅延タイプ硬化接着剤(以
下接着剤という)である。接着剤23は、固定後ある程
度の時間経過があっても、六角レンチ3を用いて調整ね
じ10および半固定ねじ20を損傷することなく、ねじ
を緩めることができる程度の中接着力のものを使用す
る。24は、半固定ねじ20を回すための六角レンチ3
の先端を係合させるための六角穴である。
1に挿入する前に塗布される遅延タイプ硬化接着剤(以
下接着剤という)である。接着剤23は、固定後ある程
度の時間経過があっても、六角レンチ3を用いて調整ね
じ10および半固定ねじ20を損傷することなく、ねじ
を緩めることができる程度の中接着力のものを使用す
る。24は、半固定ねじ20を回すための六角レンチ3
の先端を係合させるための六角穴である。
【0014】半固定用具30はその先端部31に、調整
ねじ10のすり割り13,13,13,13に対応して
丁度嵌合する突起32,32,32,32が設けられて
いる。33は握り部で外周は滑り止めに都合がよい形に
作られている。34は半固定ねじ20と六角レンチ3の
先端部を通過させることができる中空部で、半固定ねじ
20の先端部を調整ねじ10の穴11に合わせて挿入す
るときのガイドの役目も果たす。半固定用具30は、ほ
ぼ筒状であるが、図に示すような形態に限られることな
く、本発明の主旨に沿うものであれば、他の形をしてい
ても一向に差し支えはない。
ねじ10のすり割り13,13,13,13に対応して
丁度嵌合する突起32,32,32,32が設けられて
いる。33は握り部で外周は滑り止めに都合がよい形に
作られている。34は半固定ねじ20と六角レンチ3の
先端部を通過させることができる中空部で、半固定ねじ
20の先端部を調整ねじ10の穴11に合わせて挿入す
るときのガイドの役目も果たす。半固定用具30は、ほ
ぼ筒状であるが、図に示すような形態に限られることな
く、本発明の主旨に沿うものであれば、他の形をしてい
ても一向に差し支えはない。
【0015】図4は、図1〜図3の半固定ねじ20の代
わりに使用することができる部品を示す。図中Aは、そ
の中空部43に、Cに示す一般市販のボルト41のねじ
部42を貫通させて係合して使用する中空円錐筒状のカ
ラー40の正面図である。Bはその右側面図である。カ
ラー40は、その外周側面44がテーパ状になってい
て、テーパの径の大きい側の端部40aを、ボルト41
の頭の内側面41aに当てて使用する。図5は、図4の
部品を使って半固定用のねじ部を構成し、調整ねじ10
に係合した状態で図1に準じて示した断面図である。
わりに使用することができる部品を示す。図中Aは、そ
の中空部43に、Cに示す一般市販のボルト41のねじ
部42を貫通させて係合して使用する中空円錐筒状のカ
ラー40の正面図である。Bはその右側面図である。カ
ラー40は、その外周側面44がテーパ状になってい
て、テーパの径の大きい側の端部40aを、ボルト41
の頭の内側面41aに当てて使用する。図5は、図4の
部品を使って半固定用のねじ部を構成し、調整ねじ10
に係合した状態で図1に準じて示した断面図である。
【0016】図1の実施例あるいは図5の実施例によっ
て、固定部1と被調整部2の関係位置を調整するには、
調整ねじ10を固定部1のねじ孔1aに挿入し、半固定
用具30の突起32,32,32,32を調整ねじ10
のすり割り13,13,13,13に係合し、半固定用
具30を回して調整ねじ10をねじ込み、固定部1と被
調整部2の隙間Gが所定の大きさになったとき、その回
転を止める。次に、半固定ねじ20(あるいはカラー4
0を係合させたボルト41)を、半固定用具30の中空
部34を通して調整ねじ10の穴11に挿入する。な
お、半固定ねじ20(あるいはボルト41)の先端部お
よびその付近には、予め固定接着剤23が塗布されてい
る。
て、固定部1と被調整部2の関係位置を調整するには、
調整ねじ10を固定部1のねじ孔1aに挿入し、半固定
用具30の突起32,32,32,32を調整ねじ10
のすり割り13,13,13,13に係合し、半固定用
具30を回して調整ねじ10をねじ込み、固定部1と被
調整部2の隙間Gが所定の大きさになったとき、その回
転を止める。次に、半固定ねじ20(あるいはカラー4
0を係合させたボルト41)を、半固定用具30の中空
部34を通して調整ねじ10の穴11に挿入する。な
お、半固定ねじ20(あるいはボルト41)の先端部お
よびその付近には、予め固定接着剤23が塗布されてい
る。
【0017】次に、六角レンチ3(あるいは図示しない
ドライバ)の先端を、半固定用具30の中空部34を通
して半固定ねじ20の六角穴24(あるいはボルト41
の頭部の溝)に挿入する。六角レンチ3(あるいは図示
しないドライバ)の先端を、片手で回転させると、半固
定ねじ20のねじ部21が、調整ねじ10の雌ねじ12
にねじ込まれる。このねじ込みとともに、半固定ねじ2
0のテーパ部22(あるいはカラー40)が、調整ねじ
10の穴11の内面を押して、すり割り13,13,1
3,13の溝幅を拡張し、羽根部14,14,14,1
4を外方向に押し広げる。
ドライバ)の先端を、半固定用具30の中空部34を通
して半固定ねじ20の六角穴24(あるいはボルト41
の頭部の溝)に挿入する。六角レンチ3(あるいは図示
しないドライバ)の先端を、片手で回転させると、半固
定ねじ20のねじ部21が、調整ねじ10の雌ねじ12
にねじ込まれる。このねじ込みとともに、半固定ねじ2
0のテーパ部22(あるいはカラー40)が、調整ねじ
10の穴11の内面を押して、すり割り13,13,1
3,13の溝幅を拡張し、羽根部14,14,14,1
4を外方向に押し広げる。
【0018】従って調整ねじ10の羽根部14,14,
14,14が、固定部1の雌ねじ1aを強く押しつけ、
調整ねじ10は固定部1に確実に固定される。そしてこ
れらの操作中、半固定用具30の握り部33を他の片手
で動かないよう保持することによって、半固定ねじ20
の回転が調整ねじ10に伝わって共回りし、一旦調整し
た調整ねじ10の位置の狂わせることを、確実に防止す
ることができる。なお、一旦固定後の調整ねじの位置の
ずれを無くすための固定接着剤23の塗布する場所を、
固定部と調整ねじの間ではなく、調整ねじと半固定ねじ
の間としているので、固定接着剤23に接着力の比較的
弱いものを使用しても、調整ねじの戻り止め効果は充分
である。そして、このような固定接着剤を使用すれば、
固定してから十分の時間経過後でも、工具(六角レンチ
3あるいはドライバ)で半固定ねじを緩める固定解除作
業において、構成要素の各部を傷めないで容易に緩める
ことができる。
14,14が、固定部1の雌ねじ1aを強く押しつけ、
調整ねじ10は固定部1に確実に固定される。そしてこ
れらの操作中、半固定用具30の握り部33を他の片手
で動かないよう保持することによって、半固定ねじ20
の回転が調整ねじ10に伝わって共回りし、一旦調整し
た調整ねじ10の位置の狂わせることを、確実に防止す
ることができる。なお、一旦固定後の調整ねじの位置の
ずれを無くすための固定接着剤23の塗布する場所を、
固定部と調整ねじの間ではなく、調整ねじと半固定ねじ
の間としているので、固定接着剤23に接着力の比較的
弱いものを使用しても、調整ねじの戻り止め効果は充分
である。そして、このような固定接着剤を使用すれば、
固定してから十分の時間経過後でも、工具(六角レンチ
3あるいはドライバ)で半固定ねじを緩める固定解除作
業において、構成要素の各部を傷めないで容易に緩める
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明の調整
ねじの半固定構造は、一旦固定後の調整ねじの位置のず
れを無くすために、固定部と調整ねじの間ではなく、調
整ねじと半固定ねじの間に固定接着剤を使用することに
より、固定接着剤に、接着力の比較的弱いものを使用す
ることができ、したがってこのように、本実施例では半
固定方法として、従来のような半固定ねじの金属(主に
鉄)の弾性を利用していないので、固定時、固定解除時
に、構成要素の各部を傷めることがなく、調整ねじ、半
固定ねじのいずれに使用する素材も、多くのものの中か
ら選べるようになるという効果がある。また、本発明の
調整ねじの半固定用具は、一端に調整ねじを半固定作業
中に動かぬよう保持する突起を、他端に握り部を備え概
ね筒状に形成することにより、調整ねじに半固定ねじを
ねじ込んで調整ねじの位置を固定する際に、半固定ねじ
の回転力が調整ねじに伝わり共回りして、既に調整して
ある調整ねじの位置を狂わせることが決して無いという
効果がある。
ねじの半固定構造は、一旦固定後の調整ねじの位置のず
れを無くすために、固定部と調整ねじの間ではなく、調
整ねじと半固定ねじの間に固定接着剤を使用することに
より、固定接着剤に、接着力の比較的弱いものを使用す
ることができ、したがってこのように、本実施例では半
固定方法として、従来のような半固定ねじの金属(主に
鉄)の弾性を利用していないので、固定時、固定解除時
に、構成要素の各部を傷めることがなく、調整ねじ、半
固定ねじのいずれに使用する素材も、多くのものの中か
ら選べるようになるという効果がある。また、本発明の
調整ねじの半固定用具は、一端に調整ねじを半固定作業
中に動かぬよう保持する突起を、他端に握り部を備え概
ね筒状に形成することにより、調整ねじに半固定ねじを
ねじ込んで調整ねじの位置を固定する際に、半固定ねじ
の回転力が調整ねじに伝わり共回りして、既に調整して
ある調整ねじの位置を狂わせることが決して無いという
効果がある。
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の実施例の分解斜視図である。
【図3】他の角度から見た図1の実施例の分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】半固定ねじの変形例の構成要素を示す説明図
(カラーの正面図、右側面図、ボルト)である。
(カラーの正面図、右側面図、ボルト)である。
【図5】図4の半固定ねじの変形例を使用した実施例の
縦断面図である。
縦断面図である。
【符号の説明】 1 固定部 2 被調整部 3 六角レンチ 10 調整ねじ 11 調整ねじの穴 12 雌ねじ 13 すり割り 14 羽根部 20 半固定ねじ 21 半固定ねじのねじ部 22 テーパ部 23 固定接着剤 30 半固定用具 32 突起 33 握り部 34 中空部
Claims (3)
- 【請求項1】 外側面が雄ねじで、一端に前記雄ねじと
同軸の雌ねじを有する穴、および複数のすり割りを設
け、それ自体を回転させることによって他端が接触する
面と自体を支持する構造との隙間を調節することができ
る調整ねじと、 前記調整ねじがねじ込まれるべき前記構造に設けられた
雌ねじに対し前記調整ねじを半固定するための半固定ね
じを備える半固定構造において、 前記半固定ねじの頭部に、ねじ部に続いて頭部側に向か
って径が大きくなるテーパ部を備え、 ねじ部の先端部付近にあらかじめ遅延硬化性を有する接
着剤が塗布されている前記半固定ねじを、調整ねじの前
記穴の雌ねじにねじ込むことにより、半固定ねじのテー
パ部が調整ねじのすり割りとすり割りの間の羽根状の部
分を外へ向かって押し広げ、調整ねじの前記羽根状の部
分の外側面が前記構造に設けられた雌ねじの面を押圧
し、調整ねじを前記構造の所定の位置に固定するととも
に、前記接着剤により半固定ねじを調整ねじに半固定す
るよう構成したことを特徴とする調整ねじの半固定構
造。 - 【請求項2】 外側面が雄ねじで、一端に前記雄ねじと
同軸の雌ねじを有する穴、および複数のすり割りを設
け、それ自体を回転させることによって他端が接触する
面と自体を支持する構造との隙間を調節することができ
る調整ねじと、 前記調整ねじがねじ込まれるべき前記構造に設けられた
雌ねじに対し前記調整ねじを半固定するための半固定ね
じを備える半固定構造において、 外側面が一方向に径が大きくなるテーパ状で、ボルトの
ねじ部を貫通させる中空部を有する円錐筒状部品を備
え、 前記ボルトの頭部の裏面で前記円錐筒状部品の外径が大
きい方の端部が支持されるようボルトと円錐筒状部品を
係合させ、 ねじ部の先端部付近にあらかじめ遅延硬化性を有する接
着剤が塗布されている前記ボルトを、調整ねじの前記穴
の雌ねじにねじ込むことにより、円錐筒状部品のテーパ
部が調整ねじのすり割りとすり割りの間の羽根状の部分
を押し広げ、調整ねじの前記羽根状の部分の外側面が前
記構造に設けられた雌ねじの面を押圧し、調整ねじを前
記構造の所定の位置に固定するとともに、前記接着剤に
よりボルトを調整ねじに半固定するよう構成したことを
特徴とする調整ねじの半固定構造。 - 【請求項3】 外側面が雄ねじで、一端に前記雄ねじと
同軸の雌ねじを有する穴、および複数のすり割りを設
け、それ自体を回転させることによって他端が接触する
面と自体を支持する構造との隙間を調節することができ
る調整ねじと、 前記調整ねじがねじ込まれるべき前記構造に設けられた
雌ねじに対し前記調整ねじを半固定するための半固定ね
じを備える半固定構造の固定作業に使用する用具であっ
て、 用具の一端に握り部を備えるとともに、他端に前記調整
ねじのすり割りに嵌合する複数の突起を備え、 前記複数の突起を前記調整ねじのすり割りに係合させ、
前記半固定用ねじとその頭部に係合させて回すための工
具の一部を貫通させられるよう、概ね筒状に形成した調
整ねじの半固定用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135395A JP2767566B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 調整ねじの半固定構造と半固定用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135395A JP2767566B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 調整ねじの半固定構造と半固定用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284941A JPH08284941A (ja) | 1996-11-01 |
JP2767566B2 true JP2767566B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=14559051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11135395A Expired - Lifetime JP2767566B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 調整ねじの半固定構造と半固定用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2767566B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7051618B2 (ja) * | 2018-07-02 | 2022-04-11 | 三菱重工業株式会社 | 静翼セグメント、及び蒸気タービン |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP11135395A patent/JP2767566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284941A (ja) | 1996-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980224 |