JP2003211403A - 微調整装置を備えた電動工具 - Google Patents

微調整装置を備えた電動工具

Info

Publication number
JP2003211403A
JP2003211403A JP2002371169A JP2002371169A JP2003211403A JP 2003211403 A JP2003211403 A JP 2003211403A JP 2002371169 A JP2002371169 A JP 2002371169A JP 2002371169 A JP2002371169 A JP 2002371169A JP 2003211403 A JP2003211403 A JP 2003211403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
adjusting screw
hole
fine adjustment
adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002371169A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Eto
直哉 衛藤
Takuma Nonaka
琢磨 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2002371169A priority Critical patent/JP2003211403A/ja
Publication of JP2003211403A publication Critical patent/JP2003211403A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 組立作業性の向上を図ることのできる微調整
装置を備えた電動工具を提供する。 【解決手段】 移動部材に調整ねじ8が挿通可能な長穴
3を、めねじ4より調整ねじ8の挿入方向手前側に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調整ねじを回動させ
ることによって移動部材を調整ねじの軸方向に微調整す
ることができる微調整装置を備えた電動工具に関するも
のである。以下、電動工具を携帯用丸のことして説明す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯用丸のこの一例を図5、図6に示
す。図に示すように携帯用丸のこは、のこ刃21、のこ
刃21を覆うソーカバー1、ソーカバー1に取付けられ
切断深さを決定すると共に切断時の基準となるベース2
2を有し、ソーカバー1及びベース22は、ベース22
上面に設けられたリンク23及びベベルプレート7を介
して連結している。
【0003】図7、図8にベベルプレート7付近の拡大
図を示す。ソーカバー1にはめねじ4を有するヒンジ部
2が設けられ、ベベルプレート7にはめねじ4の同一線
上にヒンジ部2の両側に位置する2個の穴7a、7bが
設けられている。ベベルプレート7の穴7a、7bとヒ
ンジ部2のめねじ4にめねじ4とねじ嵌合するおねじが
設けられた調整ねじ28が挿通され、ソーカバー1とベ
ース22とは連結している。調整ねじ28はめねじ4及
び穴7a、7bに挿通された後で先端にナット29が取
付けられる。また、ヒンジ部2には調整ねじ28の軸方
向に垂直なねじ穴6が設けられており、ねじ穴6には固
定用ねじ5が挿通される。この固定用ねじ5はヒンジ部
2のめねじ4内に突出可能で、めねじ4内において調整
ねじ28外周と当接することにより、ヒンジ部2内にお
いて調整ねじ28が回動できなくし、移動部材であるヒ
ンジ部2と調整ねじ28とを一体化させる。
【0004】調整ねじ28を回動させると、ヒンジ部2
がベベルプレート7の穴7aと穴7bとの間、すなわち
X1−Y1の距離内で調整ねじ28の軸方向に移動し、
ソーカバー1及びのこ刃21がリンク23を支点として
図6に示す矢印方向に僅かに回動する。このような構成
として、調整ねじ28を回動させることでのこ刃21と
ベース22側面との平行度の調整ができるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の微調整
装置では、ベベルプレート7の穴7aに調整ねじ28の
おねじ部が位置する構成であるため、穴7a、7bと径
寸法精度の低い調整ねじ28との間に隙間が生じる可能
性が高く、隙間によってヒンジ部2及び調整ねじ28が
がたつくため、精度が悪いという欠点があった。また、
調整ねじ28先端に取付ける抜け止め部材がナット29
であり、ナット29の締付けがスパナ等の工具によって
行われていたため、ナット29を締付け過ぎてしまう可
能性が高く、ナット29を締付け過ぎると調整ねじ28
を回動させる操作及び調整ねじ28を軸としたソーカバ
ー1の回動を重くしてしまうという欠点があった。ま
た、ナット29の締付けが足りないとベベルプレート7
とナット29との間に隙間が生じてしまい、この隙間に
よりソーカバー1のヒンジ部2及び調整ねじ28ががた
ついてしまう。また、ヒンジ部2の内部にはヒンジ部2
の一方の端面から他方の端面に渡ってめねじ4が設けら
れた構成であるため、調整ねじ28とめねじ4とのねじ
嵌合量が多く、組立作業性が悪いという欠点があった。
また、ヒンジ部2にはめねじ4と直交するねじ穴6が設
けられ、ねじ穴6内に固定用ねじ5が取り付けられる構
成であるため、固定用ねじ5を締め付け過ぎてしまう
と、調整ねじ28のねじ山を変形させてしまい、調整ね
じ28とめねじ4とのねじ嵌合に影響をきたし、調整ね
じ28の回動操作性、すなわち微調整操作性を低下させ
てしまうという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、上記欠点を解消し、組立
作業性の向上を図ることのできる微調整装置を備えた電
動工具を提供することである。また、本発明の他の目的
は、微調整操作性の低下を防止することのできる微調整
装置を備えた電動工具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、移動部材に
調整ねじが挿通可能な長穴を、めねじより調整ねじの挿
入方向手前側に設けたことにより達成される。また、本
発明の他の目的は、移動部材にめねじよりも大きな内径
を有する長穴を、めねじより調整ねじの挿入方向手前側
に設けた構成であって、移動部材に長穴の長手方向と直
交するねじ穴を設けると共に、ねじ穴にねじ嵌合する固
定用ねじを設けることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明微調整装置の一実施例を図
1、図2に示す。図に示すように、調整ねじ8は、外径
Lを持つ太径部8a、外径Mを持つ中径おねじ部8b、
外径Nを持つ細径部8cが設けられた形状となってお
り、各外径はL>M>Nの関係で、太径部8a及び細径
部8cは不完全ねじである。これに伴って、ソーカバー
1のヒンジ部2には調整ねじ8の太径部8aの外径Lと
ほぼ同じ内径を持つ長穴3及び中径おねじ部8bとねじ
嵌合するめねじ4が設けられている。
【0009】調整ねじ8先端の細径部8cには、細径部
8cの外径Nとほぼ同じ内径を持つ調整ねじ挿入穴14
a、調整ねじ挿入穴14aに直交するねじ穴14b及び
ねじ穴14bにねじ嵌合する固定用ねじ16が設けられ
たスリーブ14が取付けられる。スリーブ14は調整ね
じ挿入穴14aに細径部8cを挿入した状態で固定用ね
じ16を締付けることにより調整ねじ8に取付けられ
る。上記したように、調整ねじ8の太径部8a及び細径
部8cを不完全ねじとして、ベベルプレート7の穴7
a、7bに位置する調整ねじ8の径寸法精度を高くする
ことができる構成としたので、穴7a、7bと調整ねじ
8との間にヒンジ部2及び調整ねじ8をがたつかせる程
の隙間を生じさせないようにすることができる。また、
調整ねじ挿入穴14aに細径部8cを挿入しベベルプレ
ート7に突き当てた状態で固定用ねじ16を締付けて、
調整ねじ8にスリーブ14を取付けるようにすれば、調
整ねじ8に締付け過ぎてしまう不具合または締付けが足
らずにベベルプレート7との間に隙間を生じさせてしま
うという不具合を防止でき、調整ねじ8を回動させる操
作及び調整ねじ8を軸としたソーカバー1の回動を重く
してしまうということがなくなると共にヒンジ部2及び
調整ねじ8のがたつきを防止できる。また、図1及び図
2に示すように移動部材であるヒンジ部2にめねじ4よ
りも大きな内径を有しめねじ4と同心上に設けられる長
穴3が、めねじ4より調整ねじ8の挿入方向手前側に設
けられた構成をしている。このような構成とすることに
よって、調整ねじ8とめねじ4とのねじ嵌合量が少なく
なるため、調整ねじ8を組立てる際の作業性を向上させ
ることとができる。また、図に示すように固定用ボルト
5が、ヒンジ部2の長穴3の長手方向と直交する方向に
延びるねじ穴6内に取付けられ、固定用ボルト5が長穴
3内に突出可能な構成をしている。このような構成をし
ていることによって、めねじ4と関係することのない調
整ねじ8の外周部分に固定用ボルト5が当接することと
なるため、固定用ボルト5を締め付け過ぎたとしても調
整ねじ8とめねじ4とのねじ嵌合に影響をきたし、調整
ねじ8の回動操作性、すなわち微調整操作性が低下する
ことを防止することができる。
【0010】図3、図4に本発明微調整装置の他の実施
例を示す。図3は調整ねじ8先端の細径部8c及びスリ
ーブ14の調整ねじ挿入穴14aに同形状の二面幅部を
設けたものであり、このような構成とすることにより、
調整ねじ8の回し過ぎによってスリーブ14が内部です
べりを起こしスリーブ14が調整ねじ8から脱落してし
まうことを防止できる。図4はスリーブ14の外形を細
径部14c、太径部14dの二段構造としたものであ
る。図1、図2で示した実施例では、ベベルプレート7
の穴7aを調整ねじ8の太径部8aの外径Lとほぼ同じ
内径を持つように形成し、穴7bを細径部8cの外径N
とほぼ同じ内径を持つように形成しなければならない
が、図4に示すようにスリーブ14に調整ねじ8の太径
部8aの外径Lとほぼ同じ外径を持つ細径部14cを設
けて、細径部14cを穴7bに挿入するようにすれば、
ベベルプレート7の穴7a、7bを同一の内径を持つよ
うに形成することができるようになる。
【0011】上記実施例では、調整ねじ8に外径Lを持
つ太径部8a、外径Mを持つ中径おねじ部8b、外径N
を持つ細径部8cを設けた形状としたが、太径部8aの
外径を中径おねじ部8bの外径Mと同じ外径としても良
く、上記実施例と同様の効果を得ることができる。な
お、電動工具を携帯用丸のことして本発明微調整装置を
説明したが、電動工具が携帯用丸のこに限定されるもの
ではないと共に微調整装置が回転刃物と回転刃物の切断
を案内するベース側面との平行度調整に限定されるもの
ではない。上記したように本発明によれば、調整ねじの
中央部におねじを設け、保持部材の穴が位置する部分を
不完全ねじとすると共に先端部を中央部の外径よりも小
さい外径として、かつ調整ねじ先端部に抜け止め部材を
圧着させる構成としたので、移動部材及び調整ねじのが
たつきを防止し、精度向上が可能な電動工具の微調整装
置を提供することができるようになる。
【0012】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、移動部
材に調整ねじが挿通可能な長穴を、めねじより調整ねじ
の挿入方向手前側に設けたことにより、組立作業性の向
上を図ることのできる微調整装置を備えた電動工具を提
供することができるようになる。また、移動部材に調整
ねじが挿通可能な長穴を、めねじより調整ねじの挿入方
向手前側に設けた構成であって、移動部材に長穴の長手
方向と直交するねじ穴を設けると共に、ねじ穴にねじ嵌
合する固定用ねじを設けることにより、微調整操作性の
低下を防止することのできる微調整装置を備えた電動工
具を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明微調整装置の一実施例を示す要部拡大図
及び調整ねじの一例を示す側面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】本発明微調整装置の他の実施例を示す要部拡大
斜視図。
【図4】本発明微調整装置の他の実施例を示す要部拡大
斜視図。
【図5】携帯用丸のこの一例を示す正面図。
【図6】図5の携帯用丸のこの上面図。
【図7】従来の微調整装置の一例を示す図6のD部拡大
図。
【図8】図7のE−E線断面図。
【符号の説明】 1はソーカバー、2はヒンジ部、3はヒンジ部内の長
穴、4はヒンジ部内のめねじ、5は固定用ねじ、6はね
じ穴、7はベベルプレート、7a、7bは穴、8は調整
ねじ、14はスリーブ、14aは調整ねじ挿入穴、14
bはねじ穴、16はスリーブ固定用ねじである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側にめねじを有する移動部材と、移動
    部材のめねじと同一線上に位置し、めねじの両側に位置
    する少なくとも2個の穴を設けた保持部材と、移動部材
    のめねじ及び保持部材の穴に挿通可能である調整ねじ
    と、めねじ及び穴に挿通された調整ねじの先端部に取付
    けられる抜け止め部材とを有し、調整ねじを回動させる
    と移動部材が保持部材の穴と穴の間を調整ねじの軸方向
    に移動する微調整装置を備えた電動工具であって、 前記移動部材に前記調整ねじが挿通可能な長穴を、前記
    めねじより前記調整ねじの挿入方向手前側に設けたこと
    を特徴とする微調整装置を備えた電動工具。
  2. 【請求項2】 前記長穴の内径を前記めねじの内径より
    も大きくしたことを特徴とする請求項1記載の微調整装
    置を備えた電動工具。
  3. 【請求項3】 前記移動部材に前記長穴の長手方向と直
    交するねじ穴を設けると共に、該ねじ穴にねじ嵌合する
    固定用ねじを設けたことを特徴とする請求項1あるいは
    請求項2記載の微調整装置を備えた電動工具。
JP2002371169A 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具 Withdrawn JP2003211403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371169A JP2003211403A (ja) 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371169A JP2003211403A (ja) 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10920697A Division JP3399293B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 微調整装置を備えた電動工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003211403A true JP2003211403A (ja) 2003-07-29

Family

ID=27655986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002371169A Withdrawn JP2003211403A (ja) 2002-12-20 2002-12-20 微調整装置を備えた電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003211403A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002317807A (ja) 回転ナット
US6176158B1 (en) Pincers
CA2537081A1 (en) Lock nut
JP2001280323A (ja) 回転ナット
KR20180124999A (ko) 설치 장치
JP3399293B2 (ja) 微調整装置を備えた電動工具
JP2003211403A (ja) 微調整装置を備えた電動工具
US6931966B2 (en) Adjustable socket
US20080224425A1 (en) Tool chucking apparatus
JPH09174502A (ja) 携帯用丸のこ機
JP2003220601A (ja) 微調整装置を備えた電動工具
JP2536811B2 (ja) アンテナ接続用コネクタ
JP2002337074A (ja) サイドグリップの装着構造
JPH04261781A (ja) 点火プラグの締め付け具
JPH09136267A (ja) ソケット
KR100603776B1 (ko) 정밀도 조정장치의 편심조정부재 조립구조
JP2002192474A (ja) 締付用工具
JP2571295Y2 (ja) サイドハンドル
JP2003120633A (ja) 止めねじ用の緩み防止ねじ
JP4287723B2 (ja) 工具連結構造及び工具装着部材
JP3436365B1 (ja) 携帯用丸のこ機
US20080092710A1 (en) Locking device for a rotary shaft of a table saw
KR200155205Y1 (ko) 다용도 탭 핸들
JP2007306605A (ja) 可倒式ルーフマウントアンテナのジョイント構造
KR200266362Y1 (ko) 쉬운 나사

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207