JP3399135B2 - 高周波デジタル信号受信装置 - Google Patents
高周波デジタル信号受信装置Info
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- JP3399135B2 JP3399135B2 JP03379495A JP3379495A JP3399135B2 JP 3399135 B2 JP3399135 B2 JP 3399135B2 JP 03379495 A JP03379495 A JP 03379495A JP 3379495 A JP3379495 A JP 3379495A JP 3399135 B2 JP3399135 B2 JP 3399135B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛生放送の無線通信や
CATV等のデジタル信号伝送に用いられる高周波デジ
タル信号受信装置に関するものである。
CATV等のデジタル信号伝送に用いられる高周波デジ
タル信号受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波デジタル信号受信装
置について説明する。
置について説明する。
【0003】従来の高周波デジタル信号受信装置を図3
に示す。図3において、従来の高周波デジタル信号受信
装置は、入力端子31と、この入力端子31に接続され
た入力フィルタ32と、この入力フィルタ32の出力が
一方の入力に供給されるとともに他方の入力には第1の
発振器34の出力が接続された混合器35と、この混合
器35の出力が供給される中間周波数同調表面波フィル
タ36と、この中間周波数同調表面波フィルタ36の出
力が接続されたI/Q検波器37と、このI/Q検波器
37の出力が接続される第1の出力端子38および第2
の出力端子39を備えている。また、周波数制御のため
の第1の制御端子40と、この第1の制御端子40に接
続された第1のPLL部33と、前記第1の発振器34
の他方の出力が第1のPLL部33の入力に接続される
とともに、第1のPLL部33の出力と第1の発振器3
4の入力との間に接続された第1の低域フィルタ41と
を有している。またI/Q検波器37の第2の発振器4
2は、周波数制御のための第2の制御端子43と、この
第2の制御端子43に接続された第2のPLL部44
と、この第2のPLL部44の出力が接続された第2の
低域フィルタ45と、この第2の低域フィルタ45の出
力が前記第2の発振器42の入力に接続されるととも
に、この第2の発振器42の出力は、前記第2のPLL
部44に接続されている。そして、前記第1のPLL部
33および第2のPLL部44は、それぞれに水晶発振
器を基準として、前記第1の発振器34および第2の発
振器42の発振周波数を制御していた。さらに中間周波
数同調表面波フィルタ36の基板材質には、水晶基板を
用いていた。したがって、約2×6mm程度の大きな水晶
基板上に電極を装着した表面波フィルタを中間周波数同
調のための素子として用いていたのである。したがっ
て、温度変化に対しても安定な高周波デジタル信号受信
装置となっていた。
に示す。図3において、従来の高周波デジタル信号受信
装置は、入力端子31と、この入力端子31に接続され
た入力フィルタ32と、この入力フィルタ32の出力が
一方の入力に供給されるとともに他方の入力には第1の
発振器34の出力が接続された混合器35と、この混合
器35の出力が供給される中間周波数同調表面波フィル
タ36と、この中間周波数同調表面波フィルタ36の出
力が接続されたI/Q検波器37と、このI/Q検波器
37の出力が接続される第1の出力端子38および第2
の出力端子39を備えている。また、周波数制御のため
の第1の制御端子40と、この第1の制御端子40に接
続された第1のPLL部33と、前記第1の発振器34
の他方の出力が第1のPLL部33の入力に接続される
とともに、第1のPLL部33の出力と第1の発振器3
4の入力との間に接続された第1の低域フィルタ41と
を有している。またI/Q検波器37の第2の発振器4
2は、周波数制御のための第2の制御端子43と、この
第2の制御端子43に接続された第2のPLL部44
と、この第2のPLL部44の出力が接続された第2の
低域フィルタ45と、この第2の低域フィルタ45の出
力が前記第2の発振器42の入力に接続されるととも
に、この第2の発振器42の出力は、前記第2のPLL
部44に接続されている。そして、前記第1のPLL部
33および第2のPLL部44は、それぞれに水晶発振
器を基準として、前記第1の発振器34および第2の発
振器42の発振周波数を制御していた。さらに中間周波
数同調表面波フィルタ36の基板材質には、水晶基板を
用いていた。したがって、約2×6mm程度の大きな水晶
基板上に電極を装着した表面波フィルタを中間周波数同
調のための素子として用いていたのである。したがっ
て、温度変化に対しても安定な高周波デジタル信号受信
装置となっていた。
【0004】すなわち、図4(a)および(b)に示す
ように、中間周波数信号51および中間周波数同調表面
波フィルタ36の中心周波数foは、たとえ周囲温度が
変わったとしても安定したものである。一方I/Q検波
器37内の第2のPLL部44も基準発振器として水晶
発振器を使用しているので図4(c)に示すように、周
囲温度変化に対して安定している。したがって、たとえ
周囲温度が変化したとしても、第1の出力端子38から
出力されるI信号出力のベースバンド信号52と、第2
の出力端子39から出力されるQ信号出力のベースバン
ド信号53とは、ともに変化なくバランスしているので
検波誤差は生じない。
ように、中間周波数信号51および中間周波数同調表面
波フィルタ36の中心周波数foは、たとえ周囲温度が
変わったとしても安定したものである。一方I/Q検波
器37内の第2のPLL部44も基準発振器として水晶
発振器を使用しているので図4(c)に示すように、周
囲温度変化に対して安定している。したがって、たとえ
周囲温度が変化したとしても、第1の出力端子38から
出力されるI信号出力のベースバンド信号52と、第2
の出力端子39から出力されるQ信号出力のベースバン
ド信号53とは、ともに変化なくバランスしているので
検波誤差は生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、中間周波数同調表面波フィルタ3
6の基板材質に大型の水晶を用いているのでどうしても
高価になるという問題があった。
うな従来の構成では、中間周波数同調表面波フィルタ3
6の基板材質に大型の水晶を用いているのでどうしても
高価になるという問題があった。
【0006】そこで、たとえば低価格化のために第2の
PLL部44の基準発振器に表面波共振器を用いたとす
ると図5(c)に示すように、周囲温度の変化によって
発振周波数がfo+αほど変化する。するとI信号出力
のベースバンド信号54とQ信号出力のベースバンド信
号55との対称性がくずれる。この場合特にQ信号出力
のベースバンド信号帯域が狭くなって検波誤差を生じ
る。
PLL部44の基準発振器に表面波共振器を用いたとす
ると図5(c)に示すように、周囲温度の変化によって
発振周波数がfo+αほど変化する。するとI信号出力
のベースバンド信号54とQ信号出力のベースバンド信
号55との対称性がくずれる。この場合特にQ信号出力
のベースバンド信号帯域が狭くなって検波誤差を生じ
る。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、安価な表面波共振器を用いて低価格な高周波デジ
タル信号受信装置を提供することを目的としたものであ
る。
ので、安価な表面波共振器を用いて低価格な高周波デジ
タル信号受信装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波デジタル信号受信装置は、高周波デジ
タル信号が入力される入力端子と、この入力端子に接続
された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が一方
の入力に供給されるとともに他方の入力には第1の発振
器の一方の出力が接続された混合器と、この混合器の出
力が供給される中間周波数同調表面波フィルタと、この
中間周波数同調表面波フィルタの出力が接続されたI/
Q検波器と、このI/Q検波器のI信号が出力される第
1の出力端子と、前記I/Q検波器のQ信号が出力され
る第2の出力端子と、前記I/Q検波器に発振周波数信
号を供給する第2の発振器と、前記第1の発振器の他方
の出力が接続されたPLL部と、このPLL部と前記第
1の発振器の入力との間に接続された低域フィルタと、
前記PLL部のデータ入力端子に接続された制御入力端
子とを備え、前記第2の発振器に接続される共振器の表
面波共振器の基板と前記中間周波数同調表面波フィルタ
の基板とは同一材質の基板を用いるとともに、前記第1
の出力端子と、前記第2の出力端子から出力される信号
の周波数誤差検出器を設け、この誤差検出器の出力に基
づいて前記PLL部のデータを増算/減算カウンタにて
制御し、中間周波数の中心と前記第2の発振器の発振周
波数を同一にする構成としたものである。
に本発明の高周波デジタル信号受信装置は、高周波デジ
タル信号が入力される入力端子と、この入力端子に接続
された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が一方
の入力に供給されるとともに他方の入力には第1の発振
器の一方の出力が接続された混合器と、この混合器の出
力が供給される中間周波数同調表面波フィルタと、この
中間周波数同調表面波フィルタの出力が接続されたI/
Q検波器と、このI/Q検波器のI信号が出力される第
1の出力端子と、前記I/Q検波器のQ信号が出力され
る第2の出力端子と、前記I/Q検波器に発振周波数信
号を供給する第2の発振器と、前記第1の発振器の他方
の出力が接続されたPLL部と、このPLL部と前記第
1の発振器の入力との間に接続された低域フィルタと、
前記PLL部のデータ入力端子に接続された制御入力端
子とを備え、前記第2の発振器に接続される共振器の表
面波共振器の基板と前記中間周波数同調表面波フィルタ
の基板とは同一材質の基板を用いるとともに、前記第1
の出力端子と、前記第2の出力端子から出力される信号
の周波数誤差検出器を設け、この誤差検出器の出力に基
づいて前記PLL部のデータを増算/減算カウンタにて
制御し、中間周波数の中心と前記第2の発振器の発振周
波数を同一にする構成としたものである。
【0009】
【作用】この構成により、第2の発振器の表面波共振器
に用いる基板材質と中間周波数同調表面波フィルタの基
板材質とは同一材質を用いているので、たとえ外部の温
度変化等で中間周波数同調表面波フィルタの周波数が変
動したとしても、この変動と同じ方向に同じ周波数だけ
第2の発振器の周波数も変動するので全体としては変動
が相殺され、あたかも変動がなかったようになる。さら
に周波数誤差検出器により混合器からの出力である中間
周波数の中心周波数が第2の発振器の発振周波数に等し
くなるように最初に入力したPLL制御データを増算/
減算カウンタにて制御することにより、中間周波数の中
心周波数と中間周波数同調表面波フィルタの中心周波数
を一致させられる。それゆえに検波誤差をなくすことが
できるとともに、安価な基板材料を使用することができ
るので、安価な中間周波数同調表面波フィルタが実現で
き、低価格な高周波デジタル信号受信装置が実現でき
る。
に用いる基板材質と中間周波数同調表面波フィルタの基
板材質とは同一材質を用いているので、たとえ外部の温
度変化等で中間周波数同調表面波フィルタの周波数が変
動したとしても、この変動と同じ方向に同じ周波数だけ
第2の発振器の周波数も変動するので全体としては変動
が相殺され、あたかも変動がなかったようになる。さら
に周波数誤差検出器により混合器からの出力である中間
周波数の中心周波数が第2の発振器の発振周波数に等し
くなるように最初に入力したPLL制御データを増算/
減算カウンタにて制御することにより、中間周波数の中
心周波数と中間周波数同調表面波フィルタの中心周波数
を一致させられる。それゆえに検波誤差をなくすことが
できるとともに、安価な基板材料を使用することができ
るので、安価な中間周波数同調表面波フィルタが実現で
き、低価格な高周波デジタル信号受信装置が実現でき
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を用い
て説明する。図1において、本発明の高周波デジタル信
号受信装置は、高周波デジタル信号が入力される入力端
子1と、この入力端子1に接続された入力フィルタ2
と、この入力フィルタ2の出力が一方の入力に供給され
るとともに他方の入力には第1の発振器3の一方の出力
が接続された混合器4と、この混合器4の出力が供給さ
れる中間周波数同調表面波フィルタ5と、この中間周波
数同調表面波フィルタ5の出力が接続されたI/Q検波
器6と、周波数制御データが入力される制御端子7と、
この制御端子7に増算/減算カウンタ8を介して接続さ
れたPLL部9と、前記第1の発振器3の他方の出力が
接続されたPLL部9と、このPLL部9の出力が接続
された低域フィルタ10とを有し、この低域フィルタ1
0の出力が前記第1の発振器3の入力に接続されてい
る。また、前記I/Q検波器6は、前記中間周波数同調
表面波フィルタ5の出力が接続された2分配器11と、
この2分配器11の一方の出力が一方の入力に接続され
た第1の検波器12と、この第1の検波器12の他方の
入力には第2の発振器13の出力が接続されるととも
に、第1の検波器12の出力であるI信号出力は第1の
出力端子14に接続されている。また、前記2分配器1
1の他方の出力が一方の入力に接続された第2の検波器
15と、この第2の検波器15の他方の入力に接続され
た90度位相器16と、この90度位相器16の入力に
は第2の発振器13が接続されている。また前記第2の
検波器15のQ信号出力は第2の出力端子17に接続さ
れている。そして第2の発振器13は、表面波共振器1
8を用いた共振素子により発振器を構成し、前記表面波
共振器18の基板と、前記中間周波数同調表面波フィル
タ5の基板とは同一材質の基板を用いたものである。さ
らにI信号出力とQ信号出力とが接続された周波数誤差
検出器19が、増算/減算カウンタ8に接続されてい
る。
て説明する。図1において、本発明の高周波デジタル信
号受信装置は、高周波デジタル信号が入力される入力端
子1と、この入力端子1に接続された入力フィルタ2
と、この入力フィルタ2の出力が一方の入力に供給され
るとともに他方の入力には第1の発振器3の一方の出力
が接続された混合器4と、この混合器4の出力が供給さ
れる中間周波数同調表面波フィルタ5と、この中間周波
数同調表面波フィルタ5の出力が接続されたI/Q検波
器6と、周波数制御データが入力される制御端子7と、
この制御端子7に増算/減算カウンタ8を介して接続さ
れたPLL部9と、前記第1の発振器3の他方の出力が
接続されたPLL部9と、このPLL部9の出力が接続
された低域フィルタ10とを有し、この低域フィルタ1
0の出力が前記第1の発振器3の入力に接続されてい
る。また、前記I/Q検波器6は、前記中間周波数同調
表面波フィルタ5の出力が接続された2分配器11と、
この2分配器11の一方の出力が一方の入力に接続され
た第1の検波器12と、この第1の検波器12の他方の
入力には第2の発振器13の出力が接続されるととも
に、第1の検波器12の出力であるI信号出力は第1の
出力端子14に接続されている。また、前記2分配器1
1の他方の出力が一方の入力に接続された第2の検波器
15と、この第2の検波器15の他方の入力に接続され
た90度位相器16と、この90度位相器16の入力に
は第2の発振器13が接続されている。また前記第2の
検波器15のQ信号出力は第2の出力端子17に接続さ
れている。そして第2の発振器13は、表面波共振器1
8を用いた共振素子により発振器を構成し、前記表面波
共振器18の基板と、前記中間周波数同調表面波フィル
タ5の基板とは同一材質の基板を用いたものである。さ
らにI信号出力とQ信号出力とが接続された周波数誤差
検出器19が、増算/減算カウンタ8に接続されてい
る。
【0011】以上のように構成された高周波デジタル信
号受信装置について、以下その動作を説明する。
号受信装置について、以下その動作を説明する。
【0012】図2(a),(aa)および(b)に示す
ように、前記制御端子7に最初に入力された制御データ
により前記第1の発振器3はその発振周波数が決定さ
れ、中間周波数信号56はfoを中心としている。
ように、前記制御端子7に最初に入力された制御データ
により前記第1の発振器3はその発振周波数が決定さ
れ、中間周波数信号56はfoを中心としている。
【0013】外部の温度変化等により中間周波数同調表
面波フィルタ5の中心周波数foおよび前記第2の発振
器13の発振周波数foは、同一基板材質を用いている
ので、ともにfo+αほど変化する。若し中間周波数信
号が56のままであると、中間周波数同調表面波フィル
タ5の中心周波数が外部の温度変化等によりfo+αほ
ど変化するので、I信号出力のベースバンド信号57と
Q信号出力のベースバンド58との対称性がくずれる。
この場合特にQ信号出力のベースバンド信号帯域が狭く
なって検波誤差を生じる。そこでこのようなベースバン
ド信号の周波数誤差に応じて前記増算/減算カウンタに
より中間周波数信号が59のようにfo+αになるよ
う、前記第1の発振器3を制御する。その結果、I信号
出力のベースバンド信号60とQ信号出力のベースバン
ド信号61とは、ともにバランスするので検波誤差は生
じない。
面波フィルタ5の中心周波数foおよび前記第2の発振
器13の発振周波数foは、同一基板材質を用いている
ので、ともにfo+αほど変化する。若し中間周波数信
号が56のままであると、中間周波数同調表面波フィル
タ5の中心周波数が外部の温度変化等によりfo+αほ
ど変化するので、I信号出力のベースバンド信号57と
Q信号出力のベースバンド58との対称性がくずれる。
この場合特にQ信号出力のベースバンド信号帯域が狭く
なって検波誤差を生じる。そこでこのようなベースバン
ド信号の周波数誤差に応じて前記増算/減算カウンタに
より中間周波数信号が59のようにfo+αになるよ
う、前記第1の発振器3を制御する。その結果、I信号
出力のベースバンド信号60とQ信号出力のベースバン
ド信号61とは、ともにバランスするので検波誤差は生
じない。
【0014】なお、中間周波数同調表面波フィルタ5の
3dBカットオフ周波数の帯域幅を、受信信号のシンボ
ルレートに等しい周波数帯域幅の−0%以上+5%以内
にした場合には、第1の出力端子14および第2の出力
端子17の次段に必要なロールオフフィルタが不要とな
る。すなわち、中間周波数同調表面波フィルタ5にロー
ルオフフィルタの機能もあわせてもたせることができ
る。
3dBカットオフ周波数の帯域幅を、受信信号のシンボ
ルレートに等しい周波数帯域幅の−0%以上+5%以内
にした場合には、第1の出力端子14および第2の出力
端子17の次段に必要なロールオフフィルタが不要とな
る。すなわち、中間周波数同調表面波フィルタ5にロー
ルオフフィルタの機能もあわせてもたせることができ
る。
【0015】すなわち、図2(b)に示すように、中間
周波数同調フィルタ5の帯域特性の3dBダウンする周
波数の帯域幅が受信信号のシンボルレートに等しい帯域
幅の−0%以上+5%以内である場合では、I信号出力
のベースバンド信号60とQ信号出力のベースバンド信
号61の3dBカットオフ周波数は、それぞれシンボル
レートの1/2の帯域幅の−0%以上+5%以内とな
る。すなわち、ロールオフフィルタの機能を中間周波数
同調フィルタ5で−0%以上+5%以内の精度で実現で
きる。それゆえに第1の出力端子14および第2の出力
端子17の次段に、ロールオフフィルタを新たに追加す
る必要がない。よって本発明によれば、ロールオフフィ
ルタの機能を新たに追加する必要がなくなるので低価格
な高周波デジタル信号受信装置が実現できる。
周波数同調フィルタ5の帯域特性の3dBダウンする周
波数の帯域幅が受信信号のシンボルレートに等しい帯域
幅の−0%以上+5%以内である場合では、I信号出力
のベースバンド信号60とQ信号出力のベースバンド信
号61の3dBカットオフ周波数は、それぞれシンボル
レートの1/2の帯域幅の−0%以上+5%以内とな
る。すなわち、ロールオフフィルタの機能を中間周波数
同調フィルタ5で−0%以上+5%以内の精度で実現で
きる。それゆえに第1の出力端子14および第2の出力
端子17の次段に、ロールオフフィルタを新たに追加す
る必要がない。よって本発明によれば、ロールオフフィ
ルタの機能を新たに追加する必要がなくなるので低価格
な高周波デジタル信号受信装置が実現できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波デジタル信
号受信装置は、第2の発振器の表面波共振器に用いる基
板材質と中間周波数同調表面波フィルタの基板材質とは
同一材質を用いているので、たとえ外部の温度変化等で
中間周波数同調表面波フィルタの周波数が変動したとし
ても、この変動と同じ方向に同じ周波数だけ第2の発振
器の周波数も変動するので全体としては変動が相殺され
あたかも変動がなかったようになる。さらに周波数誤差
検出器により混合器からの出力である中間周波数の中心
周波数が第2の発振器の発振周波数に等しくなるように
最初に入力したPLL制御データを増算/減算カウンタ
にて制御することにより、中間周波数の中心周波数と中
間周波数同調表面波フィルタの中心周波数を一致させら
れる。それゆえに検波誤差をなくすことができるととも
に、安価な基板材料を使用することができるので、安価
な中間周波数同調表面波フィルタが実現でき、低価格な
高周波デジタル信号受信装置が実現できる。
号受信装置は、第2の発振器の表面波共振器に用いる基
板材質と中間周波数同調表面波フィルタの基板材質とは
同一材質を用いているので、たとえ外部の温度変化等で
中間周波数同調表面波フィルタの周波数が変動したとし
ても、この変動と同じ方向に同じ周波数だけ第2の発振
器の周波数も変動するので全体としては変動が相殺され
あたかも変動がなかったようになる。さらに周波数誤差
検出器により混合器からの出力である中間周波数の中心
周波数が第2の発振器の発振周波数に等しくなるように
最初に入力したPLL制御データを増算/減算カウンタ
にて制御することにより、中間周波数の中心周波数と中
間周波数同調表面波フィルタの中心周波数を一致させら
れる。それゆえに検波誤差をなくすことができるととも
に、安価な基板材料を使用することができるので、安価
な中間周波数同調表面波フィルタが実現でき、低価格な
高周波デジタル信号受信装置が実現できる。
【図1】本発明の一実施例における高周波デジタル信号
受信装置のブロック図
受信装置のブロック図
【図2】本発明の高周波デジタル信号検波特性の関係を
示す説明図
示す説明図
【図3】従来の高周波デジタル信号受信装置のブロック
図
図
【図4】従来の検波特性の関係を示す説明図
【図5】温度変化による周波数変動に対する検波特性の
関係を示す説明図
関係を示す説明図
1 入力端子
3 第1の発振器
5 中間周波数同調表面波フィルタ
6 I/Q検波器
13 第2の発振器
14 第1の出力端子
17 第2の出力端子
18 表面波発振器
19 周波数誤差検出器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03J 7/02
H04B 1/26
H04L 27/22
Claims (2)
- 【請求項1】 高周波デジタル信号が入力される入力端
子と、この入力端子に接続された入力フィルタと、この
入力フィルタの出力が一方の入力に供給されるとともに
他方の入力には第1の発振器の一方の出力が接続された
混合器と、この混合器の出力が供給される中間周波数同
調表面波フィルタと、この中間周波数同調表面波フィル
タの出力が接続されたI/Q検波器と、このI/Q検波
器のI信号が出力される第1の出力端子と、前記I/Q
検波器のQ信号が出力される第2の出力端子と、前記I
/Q検波器に発振周波数信号を供給する第2の発振器
と、前記第1の発振器の他方の出力が接続されたPLL
部と、このPLL部と前記第1の発振器の入力との間に
接続された低域フィルタと、前記PLL部のデータ入力
端子に接続された制御入力端子を備え、前記第2の発振
器に接続される共振器の表面波共振器の基板と前記中間
周波数同調表面波フィルタの基板とは同一材質の基板を
用いるとともに、前記第1の出力端子と前記第2の出力
端子から出力される信号の周波数誤差検出器を設け、こ
の誤差検出器の出力に基づいて前記PLL部のデータを
増算/減算カウンタにて制御し、中間周波数の中心と前
記第2の発振器の発振周波数を同一にすることを特徴と
する高周波デジタル信号受信装置。 - 【請求項2】 中間周波数同調表面波フィルタの3dB
カットオフ周波数の帯域幅は、受信信号のシンボルレー
トに等しい帯域幅の−0%以上+5%以内とした請求項
1記載の高周波デジタル信号受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03379495A JP3399135B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 高周波デジタル信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03379495A JP3399135B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 高周波デジタル信号受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228131A JPH08228131A (ja) | 1996-09-03 |
JP3399135B2 true JP3399135B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=12396385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03379495A Expired - Fee Related JP3399135B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 高周波デジタル信号受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11617239B2 (en) * | 2017-06-20 | 2023-03-28 | Homag Gmbh | Method and device for thermally activating a functional layer of a coating material |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP03379495A patent/JP3399135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11617239B2 (en) * | 2017-06-20 | 2023-03-28 | Homag Gmbh | Method and device for thermally activating a functional layer of a coating material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08228131A (ja) | 1996-09-03 |
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