JP3398958B2 - Ppd−tとpvpが入っている溶液およびそれから製造される製品 - Google Patents
Ppd−tとpvpが入っている溶液およびそれから製造される製品Info
- Publication number
- JP3398958B2 JP3398958B2 JP52337694A JP52337694A JP3398958B2 JP 3398958 B2 JP3398958 B2 JP 3398958B2 JP 52337694 A JP52337694 A JP 52337694A JP 52337694 A JP52337694 A JP 52337694A JP 3398958 B2 JP3398958 B2 JP 3398958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poly
- polyvinylpyrrolidone
- phenylene terephthalamide
- composition
- polymerization system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F6/00—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
- D01F6/88—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from mixtures of polycondensation products as major constituent with other polymers or low-molecular-weight compounds
- D01F6/90—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from mixtures of polycondensation products as major constituent with other polymers or low-molecular-weight compounds of polyamides
- D01F6/905—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from mixtures of polycondensation products as major constituent with other polymers or low-molecular-weight compounds of polyamides of aromatic polyamides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L77/00—Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L77/10—Polyamides derived from aromatically bound amino and carboxyl groups of amino-carboxylic acids or of polyamines and polycarboxylic acids
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/902—High modulus filament or fiber
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
- Y10T428/2929—Bicomponent, conjugate, composite or collateral fibers or filaments [i.e., coextruded sheath-core or side-by-side type]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
- Y10T428/2929—Bicomponent, conjugate, composite or collateral fibers or filaments [i.e., coextruded sheath-core or side-by-side type]
- Y10T428/2931—Fibers or filaments nonconcentric [e.g., side-by-side or eccentric, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
- Y10T428/2933—Coated or with bond, impregnation or core
- Y10T428/2964—Artificial fiber or filament
- Y10T428/2967—Synthetic resin or polymer
- Y10T428/2969—Polyamide, polyimide or polyester
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Polyamides (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
発明の分野
本発明は、ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
(PPD−T)とポリビニルピロリドン(PVP)を含むPPD
−T材料組み合わせの製造および使用、並びにこの組み
合わせから製造される成形品の製造方法に関する。PPD
−T重合中に生じるその組み合わせが入っている溶液を
用いて上記成形品を製造することができる。
(PPD−T)とポリビニルピロリドン(PVP)を含むPPD
−T材料組み合わせの製造および使用、並びにこの組み
合わせから製造される成形品の製造方法に関する。PPD
−T重合中に生じるその組み合わせが入っている溶液を
用いて上記成形品を製造することができる。
従来技術の説明
1990年9月8日付けで公開されたヨーロッパ特許出願
公開第381,172号および1990年11月7日付けで公開され
たヨーロッパ特許出願公開第396,020号には、芳香族ポ
リアミドとPVPとから成る均一混合アロイと呼ばれるア
ロイが開示されている。上記公開のアロイに含まれてい
る成分は完全な混和性を示しそしてそのポリアミドが示
すガラス転移温度とPVPが示すガラス転移温度との間に
単一のガラス転移温度が現れると述べられている。ま
た、そのアロイの中にPVPを2%から98%の濃度、好適
には30%から70%の濃度で入れてもよく、そしてPVPは
そのアロイから水で溶出して来ないと述べられている。
これらの公開の中に例示されている芳香族ポリアミド類
は本質的に結晶性を示さない。これらの公開の中にPPD
−Tは述べられておらず、そしてこれらの公開には、PV
Pの存在下で重合させたアラミド類が入っている系と、P
VPの存在下で単に溶解させた完全重合アラミド類が入っ
ている系との間の差に関する認識は全く含まれていな
い。
公開第381,172号および1990年11月7日付けで公開され
たヨーロッパ特許出願公開第396,020号には、芳香族ポ
リアミドとPVPとから成る均一混合アロイと呼ばれるア
ロイが開示されている。上記公開のアロイに含まれてい
る成分は完全な混和性を示しそしてそのポリアミドが示
すガラス転移温度とPVPが示すガラス転移温度との間に
単一のガラス転移温度が現れると述べられている。ま
た、そのアロイの中にPVPを2%から98%の濃度、好適
には30%から70%の濃度で入れてもよく、そしてPVPは
そのアロイから水で溶出して来ないと述べられている。
これらの公開の中に例示されている芳香族ポリアミド類
は本質的に結晶性を示さない。これらの公開の中にPPD
−Tは述べられておらず、そしてこれらの公開には、PV
Pの存在下で重合させたアラミド類が入っている系と、P
VPの存在下で単に溶解させた完全重合アラミド類が入っ
ている系との間の差に関する認識は全く含まれていな
い。
1990年12月12日付けで公開されたヨーロッパ特許出願
公開第401,740号には、完全に重合させたPPD−Tを完全
に重合させたPVPと一緒に溶解させることで繊維紡糸用
ドープ(dope)を製造して紡糸を行うことにより、その
PPD−Tの引張り特性とそのPVPの水分吸収性と染色性を
示す繊維を生じさせることが開示されている。
公開第401,740号には、完全に重合させたPPD−Tを完全
に重合させたPVPと一緒に溶解させることで繊維紡糸用
ドープ(dope)を製造して紡糸を行うことにより、その
PPD−Tの引張り特性とそのPVPの水分吸収性と染色性を
示す繊維を生じさせることが開示されている。
発明の要約
本発明は、PVPが入っている反応媒体の中でPPD−Tを
重合させることでPPD−TとPVPが入っている溶液を生じ
させる方法および上記溶液から成形品を製造する方法を
提供し、この方法は、PVPとN−メチルピロリドン(NM
P)とアルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立
し、この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミン(PPD)とテレフタロイルクロライド(T
Cl)を入れることによって重合系を生じさせ、この重合
系を撹拌することによってPPD−T組成物を溶液状態で
生じさせ、この重合系にアルカリ土類金属塩基を添加す
ることによって、そのPPDとTClが重合している間に生じ
る酸を中和し、そしてこのPPD−T組成物の紡糸、流込
み、成形、フィブリド形成(fibridating)または他の
成形を行うことで成形品を生じさせる段階を含んでい
る。本発明は、特に、この重合系を紡糸用ドープとして
用いて繊維の防止を行う方法に焦点を当てたものであ
る。
重合させることでPPD−TとPVPが入っている溶液を生じ
させる方法および上記溶液から成形品を製造する方法を
提供し、この方法は、PVPとN−メチルピロリドン(NM
P)とアルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立
し、この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミン(PPD)とテレフタロイルクロライド(T
Cl)を入れることによって重合系を生じさせ、この重合
系を撹拌することによってPPD−T組成物を溶液状態で
生じさせ、この重合系にアルカリ土類金属塩基を添加す
ることによって、そのPPDとTClが重合している間に生じ
る酸を中和し、そしてこのPPD−T組成物の紡糸、流込
み、成形、フィブリド形成(fibridating)または他の
成形を行うことで成形品を生じさせる段階を含んでい
る。本発明は、特に、この重合系を紡糸用ドープとして
用いて繊維の防止を行う方法に焦点を当てたものであ
る。
本発明はまた上記方法に従って製造された成形品も提
供し、この成形品は、PPD−Tを50から95重量%およびP
VPを5から50重量%含むPPD−T組成物である。本発明
で好適な成形品は繊維、フィルムおよびフィブリド(fi
brid)である。
供し、この成形品は、PPD−Tを50から95重量%およびP
VPを5から50重量%含むPPD−T組成物である。本発明
で好適な成形品は繊維、フィルムおよびフィブリド(fi
brid)である。
発明の詳細な説明
PPD−Tは強度とモジュラスでよく知られていること
に加えて高温劣化に抵抗力を示すことでよく知られてい
る。PPD−Tは、極めて高い引張り特性を示す繊維材料
であるとして特によく知られている。しかしながら、使
用すべき溶媒系が原因で、PPD−Tの繊維および他の成
形品を製造するのは非常に困難であった。
に加えて高温劣化に抵抗力を示すことでよく知られてい
る。PPD−Tは、極めて高い引張り特性を示す繊維材料
であるとして特によく知られている。しかしながら、使
用すべき溶媒系が原因で、PPD−Tの繊維および他の成
形品を製造するのは非常に困難であった。
本発明以前のPPD−T成形品製造では、PPD−Tを製造
してその重合系からこれを単離する必要があり、そして
その後、この単離したPPD−Tを濃硫酸に溶解させる必
要があり、そしてこれを迅速に用いて製品を製造する必
要があった。この重合系の中でPPD−Tが示す溶解度は
極めて低く、その結果として、意味のあるポリマー濃度
を得るのは不可能であり、より強力な溶媒の中に再溶解
させる必要があった。PPD−T用溶媒として濃硫酸が用
いられており、このポリマーの過剰な腐食と許容されな
い劣化が生じないように多大な注意を払う必要があっ
た。
してその重合系からこれを単離する必要があり、そして
その後、この単離したPPD−Tを濃硫酸に溶解させる必
要があり、そしてこれを迅速に用いて製品を製造する必
要があった。この重合系の中でPPD−Tが示す溶解度は
極めて低く、その結果として、意味のあるポリマー濃度
を得るのは不可能であり、より強力な溶媒の中に再溶解
させる必要があった。PPD−T用溶媒として濃硫酸が用
いられており、このポリマーの過剰な腐食と許容されな
い劣化が生じないように多大な注意を払う必要があっ
た。
PPD−Tが本発明の実施における主要なポリマーであ
る。PPD−Tは、p−フェニレンジアミンとテレフタロ
イルクロライドを1モル対1モルで重合させることで得
られるホモポリマーを意味していると共にまた、そのテ
レフタロイルクロライドと一緒に他の二酸クロライドを
少量組み込むことで得られるコポリマー類およびそのp
−フェニレンと一緒に他のジアミン類を少量組み込むこ
とで得られるコポリマー類を意味している。一般に、そ
のp−フェニレンジアミンまたはテレフタロイルクロラ
イドの約10モル%の如き量よりも少ない量或は恐らくは
それよりも若干多い量で、他のジアミン類および他の二
酸クロライド類を用いることができ、ここでの条件は、
上記他のジアミン類および二酸クロライド類がその重合
反応を妨害する反応基を有していないことのみである。
PPD−Tはまた、他の芳香族ジアミン類および他の芳香
族二酸クロライド類、例えば2,6−ナフタロイルクロラ
イドまたはクロロ−もしくはジクロロテレフタロイルク
ロライドなどを組み込むことで得られるコポリマー類も
意味しており、ここでの条件は、異方性溶液の製造を可
能にする量で上記他の芳香族ジアミン類および芳香族二
酸クロライドを存在させることのみである。
る。PPD−Tは、p−フェニレンジアミンとテレフタロ
イルクロライドを1モル対1モルで重合させることで得
られるホモポリマーを意味していると共にまた、そのテ
レフタロイルクロライドと一緒に他の二酸クロライドを
少量組み込むことで得られるコポリマー類およびそのp
−フェニレンと一緒に他のジアミン類を少量組み込むこ
とで得られるコポリマー類を意味している。一般に、そ
のp−フェニレンジアミンまたはテレフタロイルクロラ
イドの約10モル%の如き量よりも少ない量或は恐らくは
それよりも若干多い量で、他のジアミン類および他の二
酸クロライド類を用いることができ、ここでの条件は、
上記他のジアミン類および二酸クロライド類がその重合
反応を妨害する反応基を有していないことのみである。
PPD−Tはまた、他の芳香族ジアミン類および他の芳香
族二酸クロライド類、例えば2,6−ナフタロイルクロラ
イドまたはクロロ−もしくはジクロロテレフタロイルク
ロライドなどを組み込むことで得られるコポリマー類も
意味しており、ここでの条件は、異方性溶液の製造を可
能にする量で上記他の芳香族ジアミン類および芳香族二
酸クロライドを存在させることのみである。
PPD−Tの製造は、一般に、反応性を示す重合成分を
溶媒系の中に添加して重合系を生じさせることで実施さ
れて来ており、ここでは、重合が進行するにつれてPPD
−Tがその重合系から沈澱して来る。この溶媒および重
合系には一般に塩が入っており、この塩はパラ−アラミ
ドの溶解度を高めると信じられていた。それにも拘ら
ず、本発明以前には、PPD−Tがその重合系の中で示す
溶解度は、この重合系自身をPPD−T成形品製造で用い
ることができる程充分には高くなかった。PPD−Tの製
造は米国特許第3,869,429号、4,308,374号および4,698,
414号に記述されている。
溶媒系の中に添加して重合系を生じさせることで実施さ
れて来ており、ここでは、重合が進行するにつれてPPD
−Tがその重合系から沈澱して来る。この溶媒および重
合系には一般に塩が入っており、この塩はパラ−アラミ
ドの溶解度を高めると信じられていた。それにも拘ら
ず、本発明以前には、PPD−Tがその重合系の中で示す
溶解度は、この重合系自身をPPD−T成形品製造で用い
ることができる程充分には高くなかった。PPD−Tの製
造は米国特許第3,869,429号、4,308,374号および4,698,
414号に記述されている。
本発明の実施では、溶媒系または重合系にPVPを添加
し、そしてこのようにPVPを存在させることで、その理
由は完全には解っていないが、過去において通常に経験
されていた最大PPD−T濃度をずっと越える濃度にまでP
PD−Tを溶液状態のままにしておくことができる。PVP
は、N−ビニル−2−ピロリドンのモノマー単位を線形
重合させることで得られるポリマーを意味しており、こ
れはコモノマー類を少量含んでいてもよく、そしてこれ
らのコモノマー類を、PVPとPPD−Tとの相互作用を妨害
しない濃度より低い濃度で存在させてもよい。
し、そしてこのようにPVPを存在させることで、その理
由は完全には解っていないが、過去において通常に経験
されていた最大PPD−T濃度をずっと越える濃度にまでP
PD−Tを溶液状態のままにしておくことができる。PVP
は、N−ビニル−2−ピロリドンのモノマー単位を線形
重合させることで得られるポリマーを意味しており、こ
れはコモノマー類を少量含んでいてもよく、そしてこれ
らのコモノマー類を、PVPとPPD−Tとの相互作用を妨害
しない濃度より低い濃度で存在させてもよい。
本発明の実施ではほとんど如何なる分子量を示すPVP
も使用可能であることを確認した。約5000の如き低い分
子量から約1,000,000の如き高い分子量に至る分子量範
囲のPVPを用いたが、これらは全部、本発明の利点を示
す成形品をもたらした。非常に高い分子量を示すPVPを
用いると高い粘度を示す紡糸用ドープが生じる。約10,0
00から約360,000の分子量を示すPVPが好適である。
も使用可能であることを確認した。約5000の如き低い分
子量から約1,000,000の如き高い分子量に至る分子量範
囲のPVPを用いたが、これらは全部、本発明の利点を示
す成形品をもたらした。非常に高い分子量を示すPVPを
用いると高い粘度を示す紡糸用ドープが生じる。約10,0
00から約360,000の分子量を示すPVPが好適である。
上述したように完全には解っていないが、PVPの存在
下でPPD−Tを重合させるとPVPがPPD−Tと一緒に複合
体を形成し、そしてこのPPD−TとPVPの複合体組み合わ
せは、一緒にはなっているが個別に行動することができ
るポリマー塊を形成していると考えている。本発明のPP
D−T組成物は、PPD−TとPVPとの不均一であるが密な
組み合わせであり、このPPD−Tは堅い棒の如き性質を
有していることから、この組み合わせの特徴はユニーク
であり得る。PVPは、多少とも固体形態のNMP溶媒として
PPD−Tに引き付けられるが、このPPD−Tの結晶構造を
突破しないと考えている。PVPは、この組成物の全重量
を基準にしたPVPの飽和濃度が約50重量%になるまで、P
PD−Tと複合体を形成すると見られる。濃度がこの飽和
濃度以下であると、PVPはPPD−T結晶構造の枠組によっ
て拘束され、そしてこの飽和濃度よりも高くなると、会
合していない遊離のPVPがその組成物の中に存在するこ
とになるであろう。全てのPVP濃度において、PPD−Tは
その組成物の中で結晶性材料の個別相として存在する。
下でPPD−Tを重合させるとPVPがPPD−Tと一緒に複合
体を形成し、そしてこのPPD−TとPVPの複合体組み合わ
せは、一緒にはなっているが個別に行動することができ
るポリマー塊を形成していると考えている。本発明のPP
D−T組成物は、PPD−TとPVPとの不均一であるが密な
組み合わせであり、このPPD−Tは堅い棒の如き性質を
有していることから、この組み合わせの特徴はユニーク
であり得る。PVPは、多少とも固体形態のNMP溶媒として
PPD−Tに引き付けられるが、このPPD−Tの結晶構造を
突破しないと考えている。PVPは、この組成物の全重量
を基準にしたPVPの飽和濃度が約50重量%になるまで、P
PD−Tと複合体を形成すると見られる。濃度がこの飽和
濃度以下であると、PVPはPPD−T結晶構造の枠組によっ
て拘束され、そしてこの飽和濃度よりも高くなると、会
合していない遊離のPVPがその組成物の中に存在するこ
とになるであろう。全てのPVP濃度において、PPD−Tは
その組成物の中で結晶性材料の個別相として存在する。
試験を行った結果、PPD−Tの単位セル寸法はPPD−T
中の全PVP濃度に渡って本質的に変化しないままである
ことが示された。PVPが入っているPPD−T組成物の中で
確認したのと同様に、純粋なPPD−Tが示す単位セル寸
法を確認することで、PPD−TとPVPはその組成物の中で
独立した材料として2つの相の中に存在していることを
確かめた。
中の全PVP濃度に渡って本質的に変化しないままである
ことが示された。PVPが入っているPPD−T組成物の中で
確認したのと同様に、純粋なPPD−Tが示す単位セル寸
法を確認することで、PPD−TとPVPはその組成物の中で
独立した材料として2つの相の中に存在していることを
確かめた。
本発明のPPD−T/PVP組成物が示す不均一な2相性のさ
らなる確認として、この組成物のフィルムは全PVP濃度
で不透明であり、そして透過電子顕微鏡を用いてこの組
成物のサンプルを全PVP濃度で検査することにより、2
つの個々別々の材料相が存在していることを確認した。
らなる確認として、この組成物のフィルムは全PVP濃度
で不透明であり、そして透過電子顕微鏡を用いてこの組
成物のサンプルを全PVP濃度で検査することにより、2
つの個々別々の材料相が存在していることを確認した。
PVPの量(このPPD−T組み合わせの重量を基準にして
5から50重量%の量で存在させる)を用いて、本発明の
成形品が示す品質の多くを調節または変化させる。PVP
を如何なる濃度で用いることでも本発明の利点を得るこ
とができるが、約10重量%より低い濃度にするとその利
点を評価することが困難になることから、その下限は実
用性の限界である。
5から50重量%の量で存在させる)を用いて、本発明の
成形品が示す品質の多くを調節または変化させる。PVP
を如何なる濃度で用いることでも本発明の利点を得るこ
とができるが、約10重量%より低い濃度にするとその利
点を評価することが困難になることから、その下限は実
用性の限界である。
この上限は、過剰量でPVPを存在させることが原因で
その成形品が示すある種の品質が低下し始める濃度を表
している。PVPは際だったか或は素晴らしい成形品を生
じる材料ではないことが知られていることを認識すべき
であり、そしてPPD−Tと組み合わせてこれを成形品の
中に存在させると全す予想外な優れた改良を示す成形品
が得られるにも拘らず、このPVPの濃度に関して、この
成形品のある品質が許容されなくなり得る濃度が存在し
ていることを理解すべきである。このPPD−T組み合わ
せを基準にしたPVPの量が約50重量%を越えると、製造
を行っている間にPVPがその成形品から不可逆的に溶出
してその凝固浴の中に入り込むと考えられる。
その成形品が示すある種の品質が低下し始める濃度を表
している。PVPは際だったか或は素晴らしい成形品を生
じる材料ではないことが知られていることを認識すべき
であり、そしてPPD−Tと組み合わせてこれを成形品の
中に存在させると全す予想外な優れた改良を示す成形品
が得られるにも拘らず、このPVPの濃度に関して、この
成形品のある品質が許容されなくなり得る濃度が存在し
ていることを理解すべきである。このPPD−T組み合わ
せを基準にしたPVPの量が約50重量%を越えると、製造
を行っている間にPVPがその成形品から不可逆的に溶出
してその凝固浴の中に入り込むと考えられる。
本発明の溶媒系では溶媒液としてN−メチル−2−ピ
ロリドン(NMP)を用い、そしてその中にPVPを溶解させ
る必要がある。上述したように、そのPPD−T組み合わ
せを基準にしてPVPを5から50重量%有する最終ポリマ
ー製品をもたらす量でPVPをそのNMPの中に溶解させる。
一般に、このPVPを全濃度でそのNMPに溶解させることが
できるが、PVPの濃度が非常に高いとその粘度が取り扱
い不可能になってしまう。
ロリドン(NMP)を用い、そしてその中にPVPを溶解させ
る必要がある。上述したように、そのPPD−T組み合わ
せを基準にしてPVPを5から50重量%有する最終ポリマ
ー製品をもたらす量でPVPをそのNMPの中に溶解させる。
一般に、このPVPを全濃度でそのNMPに溶解させることが
できるが、PVPの濃度が非常に高いとその粘度が取り扱
い不可能になってしまう。
このポリマーを溶液状態に維持する補助として働く塩
をその溶媒系に含めることは任意であり、好適である。
この塩は一般にアルカリ土類のハロゲン化物、通常、塩
化カルシウムである。NMPの中に塩化カルシウムが入っ
ている溶液の中にPVPを溶解させるのは容易でない。便
利には、NMPの中にPVPが入っている溶液を最初に調製し
た後、この溶液にその塩を加えることによって、この溶
媒系を製造する。このPVPを添加する順はこのPVPがその
系の中に溶解したままであることを確保するに重要であ
り得る一方、また、その反応性を示す重合種の1つをそ
の系に添加した後にPVPを加えることも可能である。
をその溶媒系に含めることは任意であり、好適である。
この塩は一般にアルカリ土類のハロゲン化物、通常、塩
化カルシウムである。NMPの中に塩化カルシウムが入っ
ている溶液の中にPVPを溶解させるのは容易でない。便
利には、NMPの中にPVPが入っている溶液を最初に調製し
た後、この溶液にその塩を加えることによって、この溶
媒系を製造する。このPVPを添加する順はこのPVPがその
系の中に溶解したままであることを確保するに重要であ
り得る一方、また、その反応性を示す重合種の1つをそ
の系に添加した後にPVPを加えることも可能である。
このPPD−T組み合わせの製造では、一般に、PPDをそ
の溶媒系に加え、撹拌することで完全な溶解を確保した
後、この溶媒系にTClを加えることによって、これをそ
のPPDと反応する接触状態に置く。この重合反応が実質
的に完結して溶液状態のPPD−Tが生じるまでの間、撹
拌を継続する。この重合反応が終了した時点でのPPD−
T濃度がこの重合系の全重量を基準にして4から15重量
%になるようなPPD−T濃度になる量で、その反応性を
示す重合種を上記溶媒系に加える。本発明の方法を用い
て製造したPPD−Tは、1から7のインヘレント粘度を
示す可能性があり、好適には2以上のインヘレント粘度
を示す。このPPD−Tの重合を行っている間その重合反
応系の全成分を注意深く乾燥状態に置くことのみで、高
いインヘレント粘度を示すPPD−Tを製造することがで
きる。
の溶媒系に加え、撹拌することで完全な溶解を確保した
後、この溶媒系にTClを加えることによって、これをそ
のPPDと反応する接触状態に置く。この重合反応が実質
的に完結して溶液状態のPPD−Tが生じるまでの間、撹
拌を継続する。この重合反応が終了した時点でのPPD−
T濃度がこの重合系の全重量を基準にして4から15重量
%になるようなPPD−T濃度になる量で、その反応性を
示す重合種を上記溶媒系に加える。本発明の方法を用い
て製造したPPD−Tは、1から7のインヘレント粘度を
示す可能性があり、好適には2以上のインヘレント粘度
を示す。このPPD−Tの重合を行っている間その重合反
応系の全成分を注意深く乾燥状態に置くことのみで、高
いインヘレント粘度を示すPPD−Tを製造することがで
きる。
本発明の成形品の製造で用いるに適切なPPD−T溶液
を製造する目的で、この重合反応を行っている間に生じ
て来る酸を中和する塩基性中和剤をこの重合系に添加す
る。この中和剤は一般にアルカリ土類金属塩基、例えば
酸化物、水酸化物、炭酸塩または水素化物などであり、
好適には塩化カルシウムである。
を製造する目的で、この重合反応を行っている間に生じ
て来る酸を中和する塩基性中和剤をこの重合系に添加す
る。この中和剤は一般にアルカリ土類金属塩基、例えば
酸化物、水酸化物、炭酸塩または水素化物などであり、
好適には塩化カルシウムである。
本発明の溶液は異方性を示し、硫酸を含んでいない。
この溶液を用いて、フィルムの流込みまたはパルプ製
造、品物の成形、繊維の紡糸などを行うことができる。
有効な溶液は一般にポリマーを溶液100g当たり6から16
g含んでいるであろう。本発明の利点を得るには、このP
PD−T組み合わせの重量を基準にして、この溶液内のポ
リマー量を約10重量%にしそしてPVPを約50重量%未満
にすべきである。本発明の繊維はPVPとPPD−Tの組み合
わせから作られていると考えており、そしてこの繊維を
構成しているPVPとPPD−Tの組み合わせに通常の添加
剤、例えば染料、充填材、艶消し剤、UV安定剤、抗酸化
材、難燃材などを組み込んでもよい。よく知られている
紡糸操作、例えばBladesの出願で1973年10月23日付けで
発行された米国特許第3,767,756号(引用することによ
って本明細書に組み入れられる)の中に教示されている
如き紡糸操作に従って、繊維の紡糸を行うことができ
る。
この溶液を用いて、フィルムの流込みまたはパルプ製
造、品物の成形、繊維の紡糸などを行うことができる。
有効な溶液は一般にポリマーを溶液100g当たり6から16
g含んでいるであろう。本発明の利点を得るには、このP
PD−T組み合わせの重量を基準にして、この溶液内のポ
リマー量を約10重量%にしそしてPVPを約50重量%未満
にすべきである。本発明の繊維はPVPとPPD−Tの組み合
わせから作られていると考えており、そしてこの繊維を
構成しているPVPとPPD−Tの組み合わせに通常の添加
剤、例えば染料、充填材、艶消し剤、UV安定剤、抗酸化
材、難燃材などを組み込んでもよい。よく知られている
紡糸操作、例えばBladesの出願で1973年10月23日付けで
発行された米国特許第3,767,756号(引用することによ
って本明細書に組み入れられる)の中に教示されている
如き紡糸操作に従って、繊維の紡糸を行うことができ
る。
本発明の溶液が液状である如何なる温度でも或はこの
ポリマーが溶液状態のままである如何なる温度でも、こ
れらの溶液の使用、紡糸、押し出し、流込み、成形など
を行うことができる。
ポリマーが溶液状態のままである如何なる温度でも、こ
れらの溶液の使用、紡糸、押し出し、流込み、成形など
を行うことができる。
また、その結果として得られる溶液を用いてPPD−T
組成物のフィブリド(fibrids)を製造することも可能
である。フィブリドは非常に小さい繊維様粒子であり、
これは、その得られる溶液をこの得られる溶液の溶媒に
混和性を示すがそのPPD−T組成物を溶かさない液体と
一緒に激しい撹拌力下で一緒にすることによって製造さ
れる。このフィブリド製造方法では、しばしば、そのよ
うな液体として水を用いる。
組成物のフィブリド(fibrids)を製造することも可能
である。フィブリドは非常に小さい繊維様粒子であり、
これは、その得られる溶液をこの得られる溶液の溶媒に
混和性を示すがそのPPD−T組成物を溶かさない液体と
一緒に激しい撹拌力下で一緒にすることによって製造さ
れる。このフィブリド製造方法では、しばしば、そのよ
うな液体として水を用いる。
試験方法
インヘレント粘度
方程式:
IV=ln(hrel)/c
[式中、cはポリマー溶液内のPPD−T濃度(溶媒100mL
中0.5gのポリマー)であり、そしてhrel(相対粘度)
は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時にポリマー
溶液が示す流れ時間とその溶媒が示す流れ時間との間の
比率である] でインヘレント粘度(IV)を定義する。本明細書に報告
および指定するインヘレント粘度値は、濃硫酸(96%H2
SO4)を用いて測定した値である。
中0.5gのポリマー)であり、そしてhrel(相対粘度)
は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時にポリマー
溶液が示す流れ時間とその溶媒が示す流れ時間との間の
比率である] でインヘレント粘度(IV)を定義する。本明細書に報告
および指定するインヘレント粘度値は、濃硫酸(96%H2
SO4)を用いて測定した値である。
引張り特性
引張り特性を試験する糸では、最初に条件付けを行っ
た後、よることで1.1のヨリ係数にする。この糸のヨリ
係数(TM)を下記の如く定義する: TM=(より/インチ)/(5315/糸のデニール)−1/2。
た後、よることで1.1のヨリ係数にする。この糸のヨリ
係数(TM)を下記の如く定義する: TM=(より/インチ)/(5315/糸のデニール)−1/2。
試験すべき糸を25℃、55%相対湿度で最低14時間条件
付けした後、この条件下で引張り試験を実施する。Inst
ron試験機(Instron Engineering Corp.、Canton、Ma
ss)を用いて試験糸を破断させることによって、じん性
(破壊じん性)、伸び(破壊伸び)およびモジュラスを
測定する。
付けした後、この条件下で引張り試験を実施する。Inst
ron試験機(Instron Engineering Corp.、Canton、Ma
ss)を用いて試験糸を破断させることによって、じん性
(破壊じん性)、伸び(破壊伸び)およびモジュラスを
測定する。
ASTM D2101−1985の中に定義されているのと同様
に、糸のゲージ長を25.4cmにしそして伸長率を50%歪み
/分にして、じん性、伸びおよび初期モジュラスの測定
を行う。1%歪みにおける応力−歪み曲線の傾きからモ
ジュラスを計算し、このモジュラスは、1%歪みにおけ
る応力(グラム)(絶対)を100倍してその値を試験糸
のデニールで割った値に等しい。
に、糸のゲージ長を25.4cmにしそして伸長率を50%歪み
/分にして、じん性、伸びおよび初期モジュラスの測定
を行う。1%歪みにおける応力−歪み曲線の傾きからモ
ジュラスを計算し、このモジュラスは、1%歪みにおけ
る応力(グラム)(絶対)を100倍してその値を試験糸
のデニールで割った値に等しい。
好適な態様の説明
以下に示す実施例では、特に明記しない限り、全ての
部は重量である。
部は重量である。
実施例1
この実施例では、本発明に従うPPD−T組成物を製造
した。
した。
反応容器の中で、147.5部のNMPの中に1.25部の塩化カ
ルシウムを溶解させる(両方とも注意深く完全に乾燥さ
せておく)ことによって溶媒系を樹立した。この溶媒系
の中に撹拌しながらp−フェニレンジアミンを9.329部
溶解させた。この撹拌している系の中に、20部のNMPの
中にPVP(分子量40,000)が5部入っている溶液を25部
加えた。
ルシウムを溶解させる(両方とも注意深く完全に乾燥さ
せておく)ことによって溶媒系を樹立した。この溶媒系
の中に撹拌しながらp−フェニレンジアミンを9.329部
溶解させた。この撹拌している系の中に、20部のNMPの
中にPVP(分子量40,000)が5部入っている溶液を25部
加えた。
この撹拌している系を氷水浴の中で5℃に冷却し、そ
してこの撹拌を維持すると共に氷水浴の中に入れなが
ら、この重合系にテレフタロイルクロライドを6.145部
加えた。約5分間撹拌した後、その容器を氷水浴から取
り出し、そしてこの撹拌している重合系にテレフタロイ
ルクロライドを11.413部加えた。この系を更に5分間撹
拌した後、この重合反応を行っている間に生じて来たHC
lを中和する目的で、50部のNMPの中に酸化カルシウムが
4.83部入っているスラリーを加えた。
してこの撹拌を維持すると共に氷水浴の中に入れなが
ら、この重合系にテレフタロイルクロライドを6.145部
加えた。約5分間撹拌した後、その容器を氷水浴から取
り出し、そしてこの撹拌している重合系にテレフタロイ
ルクロライドを11.413部加えた。この系を更に5分間撹
拌した後、この重合反応を行っている間に生じて来たHC
lを中和する目的で、50部のNMPの中に酸化カルシウムが
4.83部入っているスラリーを加えた。
この中和した系を更に60分間撹拌することでこの重合
反応を本質的に完結させる。その結果として得られる生
成物はPPD−TとPVPで構成されているPPD−T組成物を
含んでおり、これを単離するとこれは3.2のインヘレン
ト粘度を示した。この組み合わせが示すインヘレント粘
度は、勿論、そのPPD−TまたはPVPのどちらか一つの単
独が示すインヘレント粘度とはずっと異なっている。そ
の結果として得られる重合系は、パラ−アラミド組成物
が9.57%の濃度で入っている異方性溶液であり、この溶
液は、PPD−Tのみに換算して見ると8%の濃度を有し
ていた。
反応を本質的に完結させる。その結果として得られる生
成物はPPD−TとPVPで構成されているPPD−T組成物を
含んでおり、これを単離するとこれは3.2のインヘレン
ト粘度を示した。この組み合わせが示すインヘレント粘
度は、勿論、そのPPD−TまたはPVPのどちらか一つの単
独が示すインヘレント粘度とはずっと異なっている。そ
の結果として得られる重合系は、パラ−アラミド組成物
が9.57%の濃度で入っている異方性溶液であり、この溶
液は、PPD−Tのみに換算して見ると8%の濃度を有し
ていた。
この異方性溶液の一部を用い、0.25mmの開口部を有す
るドクターナイフを用いたフィルム流込みをガラスプレ
ート上で行った。このガラスプレートを130℃に設定さ
れている真空オーブンの中に一晩置くことでそのフィル
ムから溶媒を蒸発させた。このガラスプレートの上に非
常に不透明なフィルムが生じた。このフィルムが付いて
いるガラスプレートを室温の水の中に入れることで、そ
のフィルムから残存溶媒を抽出することに加えて塩化カ
ルシウムを抽出した。120℃に設定されている対流オー
ブンの中でこのフィルムの乾燥を行った。その結果とし
て得られるフィルムは非常に不透明であり、鋳込み方向
で高い強度を有していた。この鋳込み方向を横切る方向
でこのフィルムは低い強度を有しており、従ってこのこ
とは、この溶液およびその結果として生じるフィルム製
品が異方性であることを示している。
るドクターナイフを用いたフィルム流込みをガラスプレ
ート上で行った。このガラスプレートを130℃に設定さ
れている真空オーブンの中に一晩置くことでそのフィル
ムから溶媒を蒸発させた。このガラスプレートの上に非
常に不透明なフィルムが生じた。このフィルムが付いて
いるガラスプレートを室温の水の中に入れることで、そ
のフィルムから残存溶媒を抽出することに加えて塩化カ
ルシウムを抽出した。120℃に設定されている対流オー
ブンの中でこのフィルムの乾燥を行った。その結果とし
て得られるフィルムは非常に不透明であり、鋳込み方向
で高い強度を有していた。この鋳込み方向を横切る方向
でこのフィルムは低い強度を有しており、従ってこのこ
とは、この溶液およびその結果として生じるフィルム製
品が異方性であることを示している。
上記異方性溶液の一部を水浴の中に激しい撹拌力下で
入れることでポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
の沈澱を生じさせてフィブリド形態にすることにより、
この溶液からフィブリドを製造した。
入れることでポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
の沈澱を生じさせてフィブリド形態にすることにより、
この溶液からフィブリドを製造した。
上記異方性溶液の一部を約18℃の温度の水の中に直接
押し出すことによって、この溶液から繊維を紡糸した。
この繊維の洗浄および乾燥を行うと、この繊維は1デニ
ール当たり3.7gのじん性、4.9%の破壊伸び、および1
デニール当たり236gの初期モジュラスを示した。
押し出すことによって、この溶液から繊維を紡糸した。
この繊維の洗浄および乾燥を行うと、この繊維は1デニ
ール当たり3.7gのじん性、4.9%の破壊伸び、および1
デニール当たり236gの初期モジュラスを示した。
実施例2
276.6部のNMPの中に23.4部の塩化カルシウムを入れる
ことで溶媒系を構成させそしてこの溶液の55部を重合反
応で用いる以外は実施例1を繰り返した。この実施例の
他の面を全部、実施例1と同じにした。
ことで溶媒系を構成させそしてこの溶液の55部を重合反
応で用いる以外は実施例1を繰り返した。この実施例の
他の面を全部、実施例1と同じにした。
このPPD−T組成物を単離すると、これは5.86のイン
ヘレント粘度を示し、そしてその結果として得られる重
合系は、パラ−アラミド組成物が7.54%の濃度で入って
いる異方性溶液であり、この溶液は、PPD−Tのみに換
算して見ると5.38%の濃度を有していた。
ヘレント粘度を示し、そしてその結果として得られる重
合系は、パラ−アラミド組成物が7.54%の濃度で入って
いる異方性溶液であり、この溶液は、PPD−Tのみに換
算して見ると5.38%の濃度を有していた。
比較実施例1
この実施例では、PVPの存在下で[ポリ(2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニルプロパンテレ
フタルアミド)](BAPP−T)ポリマーの製造を行っ
た。BAPP−Tは芳香族ポリアミドコポリマーであり、こ
れをPVPと組み合わせると、これらの成分が入っている
完全に均一な溶液をもたらし、異方性重合溶液をもたら
さない。更に、このBAPP−T/PVP組み合わせの成形品は
透明であり、このことは、本発明のPPD−T/PVP組成物が
不均一であることに比較して、上記成分は混和性を示す
と共に均一であることを示している。
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニルプロパンテレ
フタルアミド)](BAPP−T)ポリマーの製造を行っ
た。BAPP−Tは芳香族ポリアミドコポリマーであり、こ
れをPVPと組み合わせると、これらの成分が入っている
完全に均一な溶液をもたらし、異方性重合溶液をもたら
さない。更に、このBAPP−T/PVP組み合わせの成形品は
透明であり、このことは、本発明のPPD−T/PVP組成物が
不均一であることに比較して、上記成分は混和性を示す
と共に均一であることを示している。
反応容器の中で、221部のNMPの中に9.0部のPVP(分子
量40,000)を溶解させる(両方とも注意深く完全に乾燥
させておく)ことによって溶媒系を樹立した。この溶媒
系の中にBAPP[2,2−ビス[4−(4−アミンフェノキ
シ)フェニルプロパン]]フレークを16.42部加えた
後、このBAPPフレームが全部完全に溶解するまでこの混
合物を撹拌した。その溶液を約15℃に冷却した後、この
混合物に撹拌しながらテレフタル酸ジクロライドを7.9
部加えた。この反応を行っている間温度が上昇し、そし
て次にこの混合物を50℃にまで更に加熱した。撹拌を継
続しながらテレフタル酸ジクロライドを0.21部加えるこ
とによって重合を完結させた。最後に、ベンゾイルクロ
ライドを0.2部加えることで、残存している如何なるア
ミノ基末端も反応させ、そして30分後、この重合過程中
に生じて来た塩化水素を中和する目的で、酸化カルシウ
ムを2.25部加えた。その結果として得られる溶液の色は
明黄色であったが透明であり、このことは、この溶液が
等方性を示すことを示していた。その結果として得られ
るポリマーの計算組成は、BAPP−Tが70重量%でPVPが3
0重量%であった。
量40,000)を溶解させる(両方とも注意深く完全に乾燥
させておく)ことによって溶媒系を樹立した。この溶媒
系の中にBAPP[2,2−ビス[4−(4−アミンフェノキ
シ)フェニルプロパン]]フレークを16.42部加えた
後、このBAPPフレームが全部完全に溶解するまでこの混
合物を撹拌した。その溶液を約15℃に冷却した後、この
混合物に撹拌しながらテレフタル酸ジクロライドを7.9
部加えた。この反応を行っている間温度が上昇し、そし
て次にこの混合物を50℃にまで更に加熱した。撹拌を継
続しながらテレフタル酸ジクロライドを0.21部加えるこ
とによって重合を完結させた。最後に、ベンゾイルクロ
ライドを0.2部加えることで、残存している如何なるア
ミノ基末端も反応させ、そして30分後、この重合過程中
に生じて来た塩化水素を中和する目的で、酸化カルシウ
ムを2.25部加えた。その結果として得られる溶液の色は
明黄色であったが透明であり、このことは、この溶液が
等方性を示すことを示していた。その結果として得られ
るポリマーの計算組成は、BAPP−Tが70重量%でPVPが3
0重量%であった。
この重合溶液の一部を用い、0.25mmの開口部を有する
ドクターナイフを用いたフィルム流込みをガラスプレー
ト上で行った。このガラスプレートを130℃に設定され
ている真空オーブンの中に一晩置くことでそのフィルム
から溶媒を蒸発させた。このガラスプレートの上に透明
なフィルムが生じた。このフィルムが付いているガラス
プレートを室温の水の中に入れることで、そのフィルム
から残存溶媒を抽出することに加えて塩化カルシウムを
抽出した。120℃に設定されている対流オーブンの中で
このフィルムの乾燥を行った。
ドクターナイフを用いたフィルム流込みをガラスプレー
ト上で行った。このガラスプレートを130℃に設定され
ている真空オーブンの中に一晩置くことでそのフィルム
から溶媒を蒸発させた。このガラスプレートの上に透明
なフィルムが生じた。このフィルムが付いているガラス
プレートを室温の水の中に入れることで、そのフィルム
から残存溶媒を抽出することに加えて塩化カルシウムを
抽出した。120℃に設定されている対流オーブンの中で
このフィルムの乾燥を行った。
このフィルムは水晶の如く透明であり、このことは、
BAPP−TとPVPのブレンド物は均一であることを示して
いる。
BAPP−TとPVPのブレンド物は均一であることを示して
いる。
比較実施例2
この実施例では、完全に重合したBAPP−Tと完全に重
合したPVPを組み合わせてこれらの材料が入っている溶
液を生じさせた後、この溶液を用いてフィルムの流込み
を行った。このBAPP−Tの製造では、その系にPVPを添
加しない以外は比較実施例1と同じ操作を用いた。その
結果として得られるBAPP−Tポリマー溶液は透明であっ
たが、その色は若干黄色であった。この重合溶液を激し
く撹拌している水の中に注ぎ込み、水の中で数回洗浄し
た後、真空乾燥を120℃で行うことによって、このBAPP
−Tの単離を行った。
合したPVPを組み合わせてこれらの材料が入っている溶
液を生じさせた後、この溶液を用いてフィルムの流込み
を行った。このBAPP−Tの製造では、その系にPVPを添
加しない以外は比較実施例1と同じ操作を用いた。その
結果として得られるBAPP−Tポリマー溶液は透明であっ
たが、その色は若干黄色であった。この重合溶液を激し
く撹拌している水の中に注ぎ込み、水の中で数回洗浄し
た後、真空乾燥を120℃で行うことによって、このBAPP
−Tの単離を行った。
小さいガラスびんに入っている25部のNMPに、上で製
造した乾燥BAPP−TポリマーフレークとPVP(MW40,00
0)粉末を加えることによって、BAPP−T/PVPブレンド溶
液を種々の濃度で調製した。その固体が全部完全に溶解
するまでその内容物を室温で振とうした。比較実施例1
の操作に従って、上記溶液からフィルムを製造した。そ
の結果を以下の表に示す。
造した乾燥BAPP−TポリマーフレークとPVP(MW40,00
0)粉末を加えることによって、BAPP−T/PVPブレンド溶
液を種々の濃度で調製した。その固体が全部完全に溶解
するまでその内容物を室温で振とうした。比較実施例1
の操作に従って、上記溶液からフィルムを製造した。そ
の結果を以下の表に示す。
また、透過電子顕微鏡を用いてこれらのフィルムを検
査した結果、これらの組成物いずれにも多層が存在して
いることの証拠は確認されなかった。
査した結果、これらの組成物いずれにも多層が存在して
いることの証拠は確認されなかった。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C08L 39:06)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 77/00 - 77/12
WPI/L(QUESTEL)
Claims (19)
- 【請求項1】ポリビニルピロリドンの存在下でポリ(p
−フェニレンテレフタルアミド)を重合させることによ
って、ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)とポリ
ビニルピロリドンとの不均一であるが密な組み合わせの
異方性ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)組成物
を製造する方法であって、 a)ポリビニルピロリドンとN−メチルピロリドンとア
ルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立し、 b)この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミンとテレフタロイルクロライドを入れるこ
とによって重合系を生じさせ、 c)この重合系を撹拌することによって異方性ポリ(p
−フェニレンテレフタルアミド)組成物を溶液状態で生
じさせる、 段階を含む方法。 - 【請求項2】該ポリビニルピロリドンを該ポリ(p−フ
ェニレンテレフタルアミド)組成物の5−50重量%の量
で存在させる請求の範囲1の方法。 - 【請求項3】該N−メチルピロリドンの中に該アルカリ
土類金属塩を溶解させるに先立ってその中に該ポリビニ
ルピロリドンを溶解させることで該溶媒系を樹立する請
求の範囲1の方法。 - 【請求項4】該重合系の全重量を基準にして4から15重
量%であるポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)組
成物をもたらす量で該p−フェニレンジアミンとテレフ
タロイルクロライドを加える請求の範囲1の方法。 - 【請求項5】ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
とポリビニルピロリドンとの不均一であるが密な組み合
わせが入っていて硫酸が入っていない異方性ポリ(p−
フェニレンテレフタルアミド)紡糸用ドープを製造する
方法であって、 a)ポリビニルピロリドンとN−メチルピロリドンとア
ルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立し、 b)この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミンとテレフタロイルクロライドを入れるこ
とによって重合系を生じさせ、 c)この重合系を撹拌することによって異方性ポリ(p
−フェニレンテレフタルアミド)組成物を溶液状態で生
じさせ、 d)該重合系にアルカリ土類金属の酸化物を加えること
によって、段階b)とc)を行っている間に生じた酸を
中和する、 段階を含む方法。 - 【請求項6】該ポリビニルピロリドンを該ポリ(p−フ
ェニレンテレフタルアミド)組成物の5−50重量%の量
で存在させる請求の範囲5の方法。 - 【請求項7】該N−メチルピロリドンの中に該アルカリ
土類金属塩を溶解させるに先立ってその中に該ポリビニ
ルピロリドンを溶解させることで該溶媒系を樹立する請
求の範囲5の方法。 - 【請求項8】該重合系の全重量を基準にして4から15重
量%であるポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)組
成物をもたらす量で該p−フェニレンジアミンとテレフ
タロイルクロライドを加える請求の範囲5の方法。 - 【請求項9】ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
とポリビニルピロリドンとの不均一であるが密な組み合
わせ組成物の成形品を製造する方法であって、 a)ポリビニルピロリドンとN−メチルピロリドンとア
ルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立し、 b)この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミンとテレフタロイルクロライドを入れるこ
とによって重合系を生じさせ、 c)この重合系を撹拌することによって異方性ポリ(p
−フェニレンテレフタルアミド)組成物を溶液状態で生
じさせ、 d)該重合系にアルカリ土類金属の酸化物を加えること
によって、段階b)とc)を行っている間に生じた酸を
中和し、 e)この重合系の紡糸、押し出し、流込みまたは成形を
行う、 段階を含む方法。 - 【請求項10】段階e)が紡糸でありそしてその成形品
が繊維である請求の範囲9の方法。 - 【請求項11】段階e)が流込みでありそしてその成形
品がフィルムである請求の範囲9の方法。 - 【請求項12】該ポリビニルピロリドンを該ポリ(p−
フェニレンテレフタルアミド)組成物の5−50重量%の
量で存在させる請求の範囲9の方法。 - 【請求項13】該N−メチルピロリドンの中に該アルカ
リ土類金属塩を溶解させるに先立ってその中に該ポリビ
ニルピロリドンを溶解させることで該溶媒系を樹立する
請求の範囲9の方法。 - 【請求項14】該重合系の全重量を基準にして4から15
重量%であるポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
組成物をもたらす量で該p−フェニレンジアミンとテレ
フタロイルクロライドを加える請求の範囲9の方法。 - 【請求項15】ポリ(p−フェニレンテレフタルアミ
ド)とポリビニルピロリドンとの不均一であるが密な組
み合わせ組成物のフィブリドを製造する方法であって、 a)ポリビニルピロリドンとN−メチルピロリドンとア
ルカリ土類金属塩が入っている溶媒系を樹立し、 b)この溶媒系の中に、反応する接触状態で、p−フェ
ニレンジアミンとテレフタロイルクロライドを入れるこ
とによって重合系を生じさせ、 c)この重合系を撹拌することによって異方性ポリ(p
−フェニレンテレフタルアミド)組成物を溶液状態で生
じさせ、 d)該重合系にアルカリ土類金属の酸化物を加えること
によって、段階b)とc)を行っている間に生じた酸を
中和し、 e)この中和した重合系を、N−メチルピロリドンに混
和性を示すが該ポリ(p−フェニレンテレフタルアミ
ド)組成物にとっては非溶媒であることでこのパラ−ア
ラミド組成物のフィブリドの沈澱を引き起こす液体の中
に、激しい撹拌下で導入し、 f)この沈澱して来たポリ(p−フェニレンテレフタル
アミド)組成物のフィブリドをその液体から単離する、 段階を含む方法。 - 【請求項16】該ポリビニルピロリドンを該ポリ(p−
フェニレンテレフタルアミド)組成物の5−50重量%の
量で存在させる請求の範囲15の方法。 - 【請求項17】該N−メチルピロリドンの中に該アルカ
リ土類金属塩を溶解させるに先立ってその中に該ポリビ
ニルピロリドンを溶解させることで該溶媒系を樹立する
請求の範囲15の方法。 - 【請求項18】該重合系の全重量を基準にして4から15
重量%であるポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)
組成物をもたらす量で該p−フェニレンジアミンとテレ
フタロイルクロライドを加える請求の範囲15の方法。 - 【請求項19】ポリ(p−フェニレンテレフタルアミ
ド)を50から90重量%およびポリビニルピロリドンを10
から50重量%含んでいる不均一であるが密な組み合わせ
を含む成形品。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/058,963 | 1993-04-12 | ||
US08/058,963 US5416164A (en) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | Solution of PPD-T and PVP and articles made therefrom |
PCT/US1994/003964 WO1994024211A1 (en) | 1993-04-12 | 1994-04-12 | Solution of ppd-t and pvp and articles made therefrom |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08509255A JPH08509255A (ja) | 1996-10-01 |
JP3398958B2 true JP3398958B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=22019981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52337694A Expired - Fee Related JP3398958B2 (ja) | 1993-04-12 | 1994-04-12 | Ppd−tとpvpが入っている溶液およびそれから製造される製品 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5416164A (ja) |
EP (1) | EP0698062B1 (ja) |
JP (1) | JP3398958B2 (ja) |
KR (1) | KR100248530B1 (ja) |
DE (1) | DE69405558T2 (ja) |
WO (1) | WO1994024211A1 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5532059A (en) * | 1994-09-29 | 1996-07-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Poly(p-phenylene terephthalamide) pulp |
CN1052247C (zh) * | 1995-03-14 | 2000-05-10 | 北京燕山石油化工公司研究院 | 合成聚对苯二甲酰对苯二胺聚合溶剂回收方法 |
PL1631707T3 (pl) * | 2003-05-08 | 2012-03-30 | Teijin Aramid Bv | Roztwór niewłóknistego polimeru para-aramidowego o dużej lepkości względnej |
MY145156A (en) * | 2003-12-09 | 2011-12-30 | Teijin Aramid Bv | Para-aramid fibrid film |
US7201688B2 (en) * | 2004-03-09 | 2007-04-10 | The Gates Corporation | Power transmission belt |
US9267167B2 (en) | 2004-06-28 | 2016-02-23 | Becton, Dickinson And Company | Dissolvable films and methods including the same |
JP5224614B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2013-07-03 | テイジン・アラミド・ビー.ブイ. | パラ−アラミドと添加剤物質とのコンポジットを含有する粒子 |
KR101067338B1 (ko) * | 2009-04-16 | 2011-09-23 | 경북대학교 산학협력단 | 방향족 폴리아미드와 비결정성 고분자의 분자 혼화성 블렌드 용액과 그 제조방법, 이를 이용한 방향족 폴리아미드 블렌드 섬유 및 그 염색방법 |
CN102277627A (zh) * | 2011-08-09 | 2011-12-14 | 圣欧(苏州)安全防护材料有限公司 | 聚间苯二甲酰间苯二胺纺丝溶液的制备方法 |
KR102016038B1 (ko) | 2012-12-11 | 2019-08-29 | 도레이케미칼 주식회사 | 폴리 메타-페닐렌테레프탈아미드 분리막의 제조방법 |
CN103143273B (zh) * | 2013-03-05 | 2015-05-27 | 天津工业大学 | 一种芳香族聚合物多孔膜的制备方法 |
KR101561545B1 (ko) | 2013-06-19 | 2015-10-19 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 공중합 아라미드 섬유의 제조방법 및 이로 제조된 공중합 아라미드 섬유 |
KR102106176B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2020-04-29 | 도레이첨단소재 주식회사 | 방향족 폴리아미드 수지 및 이를 이용한 방향족 폴리아미드 필름 |
KR102166023B1 (ko) * | 2019-03-18 | 2020-10-15 | 효성첨단소재 주식회사 | 내피로도가 우수한 파라-아라미드 섬유 및 이의 제조방법 |
US20210296685A1 (en) | 2020-03-17 | 2021-09-23 | Dupont Safety & Construction, Inc. | Solid-state composite electrolytes comprising aramid polymer fibrils |
US11578461B2 (en) | 2020-03-17 | 2023-02-14 | Dupont Safety & Construction, Inc. | Papers comprising aerogel powder and aramid polymer fibrils |
WO2022031302A1 (en) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Dupont Safety & Construction, Inc. | Paper comprising aramid pulp suitable for electrochemical cells, and electrochemical cells made therefrom |
WO2023059989A1 (en) | 2021-10-07 | 2023-04-13 | Dupont Safety & Construction, Inc. | Nonwoven sheet material comprising a substrate and applied fibril covering |
CN115044996B (zh) * | 2022-06-28 | 2023-10-10 | 陈克复 | 一种超细芳纶纤维及其制备方法与应用 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL250256A (ja) * | 1959-04-07 | |||
US4051300A (en) * | 1973-09-03 | 1977-09-27 | Gulf South Research Institute | Hollow synthetic fibers |
DE3903099A1 (de) * | 1989-02-02 | 1990-08-16 | Hoechst Ag | Homogen gemischte legierungen aus aromatischen polyamiden und poly-n-vinylpyrrolidon, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
DE3914226A1 (de) * | 1989-04-29 | 1990-10-31 | Hoechst Ag | Fasermaterialien aus homogenen legierungen aus aromatischen polyamiden und poly-n-vinylpyrrolidon, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
US5135687A (en) * | 1989-06-05 | 1992-08-04 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making PVP/para-aramid fibers |
US5073440A (en) * | 1989-06-05 | 1991-12-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Poly(vinyl pyrrolidone)/p-phenylene terephthalamide composite fibers (pvp/ppd-t) |
-
1993
- 1993-04-12 US US08/058,963 patent/US5416164A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-04-12 WO PCT/US1994/003964 patent/WO1994024211A1/en active IP Right Grant
- 1994-04-12 EP EP94912978A patent/EP0698062B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-04-12 DE DE69405558T patent/DE69405558T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-04-12 JP JP52337694A patent/JP3398958B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-04-12 KR KR1019950704436A patent/KR100248530B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-01-31 US US08/381,588 patent/US5523034A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR960701954A (ko) | 1996-03-28 |
US5416164A (en) | 1995-05-16 |
US5523034A (en) | 1996-06-04 |
DE69405558D1 (de) | 1997-10-16 |
EP0698062A1 (en) | 1996-02-28 |
DE69405558T2 (de) | 1998-04-16 |
KR100248530B1 (ko) | 2000-03-15 |
JPH08509255A (ja) | 1996-10-01 |
WO1994024211A1 (en) | 1994-10-27 |
EP0698062B1 (en) | 1997-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3398958B2 (ja) | Ppd−tとpvpが入っている溶液およびそれから製造される製品 | |
AU628177B2 (en) | PVP/para-aramid fibers and process for making them | |
US5276085A (en) | Aromatic polyamide compositions and fibers | |
AU632555B2 (en) | Process for making oriented, shaped articles of para-aramid/thermally-consolidatable polymer blends | |
JPS6139976B2 (ja) | ||
US5532059A (en) | Poly(p-phenylene terephthalamide) pulp | |
US5026819A (en) | High strength fiber or film of aromatic copolyamide with pendant carboxyl groups | |
MXPA97002269A (en) | Pulp of poli (p-fenilen tereftalami | |
US5366781A (en) | Oriented, shape articles of lyotropic/thermally-consolidatable polymer blends | |
AU607420B2 (en) | High modulus poly-p-phenylene terephthalamide fiber | |
KR0127875B1 (ko) | 가수분해 안정성이 향상된 섬유 | |
Yamada et al. | Preparation of poly (p‐phenylene terephthalamide)/poly (vinyl chloride) molecular composite and its thermal and mechanical properties | |
JPS62263320A (ja) | 芳香族ポリアミド混合物より成る繊維 | |
JP2732879B2 (ja) | 全芳香族共重合ポリアミド | |
JPH042814A (ja) | 高収縮性ポリアミドマルチフィラメント糸、及びその製造方法 | |
JPS6139408B2 (ja) | ||
JPS63165515A (ja) | 芳香族ポリアミド共重合体繊維 | |
Idemura et al. | Molecular composites prepared by in situ direct synthesis of wholly aromatic rigid‐rod polyamides via the phosphorylation reaction in a dissolved nylon‐6 matrix | |
JP2000502408A (ja) | 電導性繊維 | |
US5037596A (en) | Process for making fibers with improved hydrolytic stability | |
JP2817806B2 (ja) | 側鎖カルボキシル基を有する芳香族コポリアミドの高強度繊維又はフイルム | |
JPH02123134A (ja) | 全芳香族共重合ポリアミド及びその成型物 | |
JPH0774272B2 (ja) | 全芳香族共重合ポリアミド及びその成型物 | |
JPH0351311A (ja) | アラミド紡糸ドープの混合溶媒 | |
JPH0333211A (ja) | 耐熱水性ポリビニルアルコール系繊維およびその製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |