JP3396683B1 - 撮像用レンズ - Google Patents

撮像用レンズ

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JP3396683B1 JP2002222675A JP2002222675A JP3396683B1 JP 3396683 B1 JP3396683 B1 JP 3396683B1 JP 2002222675 A JP2002222675 A JP 2002222675A JP 2002222675 A JP2002222675 A JP 2002222675A JP 3396683 B1 JP3396683 B1 JP 3396683B1
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    • G02B13/18Optical objectives specially designed for the purposes specified below with lenses having one or more non-spherical faces, e.g. for reducing geometrical aberration

Abstract

【要約】 【課題】 諸収差が良好に補正されており、かつ光学長
が6mm以下で、しかも十分なバックフォーカスが確保
されている。 【解決手段】 物体側から順に、開口絞りS1と、物体
側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する
第1レンズL1と、第2絞りS2と、像側に凹面を向け
たメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2
とが順に配列して構成されている。この開口絞りS1
は、入射面を構成している。また、第1レンズL1と第
2レンズL2との間に設けた第2絞りS2は、レンズの
周辺のコバの部分等に当たって乱反射した光、いわゆる
フレアーをカットするために挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CCDまたはC
MOSを撮像素子として用いるカメラに搭載することに
好適な撮像用レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】CCDまたはCMOSを撮像素子として
用いる小型カメラに搭載するレンズは、光学長が短い必
要がある。この種のレンズとして、例えば、特開平10
−206730号公報において開示されている撮像レン
ズがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この文
献に開示された撮像レンズは、開口絞り面から、第2レ
ンズの第2面(像側の面)までの距離が5.3mmであ
り、CCDまたはCMOSを撮像素子として用いる小型
カメラに搭載するレンズとしては光学長が長すぎる。ま
た、特開平10−206730号公報において開示され
ている撮像レンズ系では、開口絞りが第1レンズと第2
レンズの間に挿入されている。すなわち、この文献に開
示されている撮像用レンズ系では、絞りが1面だけしか
設けられていない構造となっている。
【0004】開口絞りの位置はレンズを設計する際に極
めて重要な意義を有することが知られている(例えば、
近藤文雄著:レンズの設計技法 光学工業技術協会発行
昭和58年2月1日第2版)。すなわち、 (a)開口絞り位置と共役な入射瞳位置は、コマ収差、非
点収差、歪曲収差などに関係があり、3次収差係数を求
めるための基礎になること。 (b)物体側から数えて第1番目のレンズ(第1レンズ)
の物体側の面(第1面)から光軸に沿って像側に向かっ
て計った距離tの位置に開口絞りが設定された場合、次
式(イ)で定義されるBの値がほぼ0であれば、十分に低
収差が実現していること(フラウンホーフェル(Fraunh
ofer)の条件)。 B=C−St (イ) ここに、C、Sは3次収差係数に係る定数である。 (c)また次式(ロ)で定義されるZの値が0に近いほど
良く収差が補正されていること(チンケン−ゾンメル
(Zinken-Sommer)の条件)。 Z=St2−2Ct+A (ロ) ここに、C、S、Aは3次収差係数に係る定数である。
が、知られている。
【0005】このように、開口絞り位置は収差に関する
定量的な議論を行なうに当たっては本質的な役割を果た
しており、レンズ系の基本的に重要な構成要素である。
【0006】ところで、上述したような小型カメラに搭
載する撮像用レンズとしては、光学長が短いことが要求
されることはもとより、結像される像の歪みが視覚を通
じて意識されず、かつ撮像素子の集積密度から要請され
る十分な程度に諸収差が小さく補正されていることが要
望されている。
【0007】以下の説明において、「像の歪みが視覚を
通じて意識されず、かつ撮像素子の集積密度から要請さ
れる十分な程度に小さく諸収差が補正されている」こと
を、簡単のために単に「諸収差が良好に補正されてい
る」等と表現することもある。また諸収差が良好に補正
された画像を「良好な画像」ということもある。
【0008】この発明の第1の目的は、諸収差が良好に
補正されており、光学長が短く、しかもバックフォーカ
スが十分に確保されている撮像用レンズを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明による撮像用レンズは、物体側から順に、開口絞
りS1、第1レンズL1、第2絞りS2および第2レン
ズL2を配列した構成とする。第1レンズL1は物体側
に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有するレ
ンズとする。第2レンズL2は像側に凹面を向けたメニ
スカス形状の負の屈折力を有するレンズとする。
【0010】また、この撮像用レンズは、第1レンズL
1の少なくとも1つの面を非球面としてあり、かつ第2
レンズL2の少なくとも1つの面を非球面としてあっ
て、全体として少なくとも2つのレンズ面を非球面とし
てあり、以下の条件を満たす。
【0011】 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1 / r2|<113.12 (3) 0.63< D/f < 0.87 (4) ただし、 f : 全系の焦点距離(第1、第2のレンズから成るレ
ンズ系の合成焦点距離) f1: 第1レンズの焦点距離 f2: 第2レンズの焦点距離 D : 開口絞り面から、第2レンズ第2面(像側の面)
までの距離(レンズ中心長) r1:第1レンズL1の物体側面の光軸近傍における曲
率半径(軸上曲率半径) r2:第1レンズL1の像側面の光軸近傍における曲率
半径(軸上曲率半径) とする。
【0012】この発明の開口絞りS1は、物体と第1レ
ンズL1との間に設置されている。換言すればこの開口
絞りS1は、第1レンズL1の外側、すなわち第1レン
ズの第1面(物体側の面)の前側に設定される。この開
口絞りS1は、入射面を構成している。また、第1レン
ズL1と第2レンズL2との間に設けた第2絞りS2
は、レンズの周辺のコバの部分等に当たって乱反射した
光、いわゆるフレアーをカットするために挿入される。
【0013】次に、上記条件式(1)から(4)までの
式の意義を説明する。
【0014】上記条件式(1)は第1レンズL1と第2
レンズL2のパワー配分を定めたものであり、|f1/
f2| が下限を下回ると第1レンズL1のパワーが強
くなり、かつ第2レンズのパワーが弱くなるので、第1
レンズで発生する球面収差、コマ収差、歪曲収差の補正
が困難となる。また、|f1/f2| が上限を超える
と第1レンズL1のパワーが弱くなり、このため、この
レンズ系の合成焦点距離fおよびバックフォーカス(第
2レンズの第2面である像側の面と光軸との交点から受
光面と光軸との交点までの距離)bfを短くするために
第2レンズのパワーを強くしなければならず、従って、
第2レンズL2で発生する歪曲収差、コマ収差の補正が
困難となる。結果として|f1/f2| が下限を下回
っても上限を上回っても、良好な画像を得ることが出来
ない。従って、条件式(1)を満たすこの発明の撮像用
レンズでは、良好な画像が得られる。
【0015】上記条件式(2)は、第1レンズL1の物
体側の面の曲率半径r1を撮像用レンズ系の合成焦点距
離fで規格化したときの、|r1/f|の値の範囲を規
定するものである。|r1/f|が下限を下回るとコマ
収差が大きくなるので、これを補正しようとすると歪曲
収差が発生する。そこでレンズ周辺部を通過する光線を
カットする手段をとる必要が生じ、結果として画像が暗
くなる。
【0016】一方、|r1/f|が上限を上回ると、非
点収差およびコマ収差が増大し、かつレンズ厚も厚くな
るので、広画角にわたって良好な画像を得ることが出来
なくなる。すなわち、この条件式(2)を満足するよう
に第1レンズL1の物体側の面の曲率半径r1を設定す
ると、撮像用レンズのコマ収差、非点収差、および歪曲
収差の補正が容易となり、かつ広画角を維持しつつ撮像
用レンズのコンパクト化が図られる他に画像の明るさも
確保できる。
【0017】上記条件式(3)は第1レンズL1の両面
の曲率半径r1とr2との比率を規定するものであり、
|r1/r2|が下限を下回ると、光学長が長くなる
か、またはレンズ口径が大きくなり、また、歪曲収差も
大きくなる。一方|r1/r2|が上限を上回るとコマ
収差が増大する。すなわち、条件式(3)が満足される
ように設計すれば、撮像用レンズのコマ収差、および歪
曲収差の補正が容易となり、しかも撮像用レンズのコン
パクト化も図ることが出来る。
【0018】上記条件式(4)は、開口絞りS1と光軸
の交点から 第2レンズの第2面(像側の面)と光軸の
交点までの距離Dをこのレンズ系の合成焦点距離fで規
格化した値のとるべき範囲を規定するものである。この
レンズ系が実際に使われるときには、第2レンズL2の
後方(像側)にカバーガラス等が挿入される。D/fの
値は、カバーガラス等の光学的要素を加えたこの発明の
撮像用レンズ全体の光学長(入射絞り位置から結像面ま
での距離)がどの程度になるかの目安を与える。条件式
(4)で与える範囲に収めることにより、カバーガラス
等の使用を前提とした場合の光学長を、実用上許容され
る範囲の長さに収めることが出来る。
【0019】後述する第1実施例から第4実施例におい
て明らかなように、条件式(1)から条件式(4)で与
えられる四つの条件により、諸収差が良好に補正され
た、光学長が6mm以下(Dが2.98mm以下)の、生産
性に優れた撮像用レンズが実現できた。
【0020】再び特開平10−206730号公報にお
いて開示されている撮像レンズ系を見てみると、既に説
明した通り、開口絞りが第1レンズと第2レンズとの間
に設定されている。これに対し、この発明では開口絞り
位置は第1レンズの前側であるのに対して、上記文献に
開示されている撮像レンズ系では開口絞りは第1レンズ
と第2レンズとの間にあるので、諸収差の現れ方がこの
発明とは明らかに異なり、上記文献に開示されているレ
ンズ系は、この発明のレンズ系とは構造上異なるレンズ
系となっていることが理解できる。
【0021】また、この発明の撮像用レンズは、好まし
くは、その構成レンズのすべてをプラスチック素材(熱
と圧力あるいはその両者によって塑性変形させて成型さ
せて形成することができる高分子物質であって、可視光
に対して透明である素材)で、形成するのがよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態例につき説明する。なお、これらの図は、こ
の発明が理解できる程度に構成要素の形状、大きさおよ
び配置関係を概略的に示してあるにすぎず、また、以下
に説明する数値的およびその他の条件は単なる好適例で
あり、この発明はこの発明の実施の形態にのみ何等限定
されるものではない。
【0023】
【実施例】図1は、この発明による撮像用レンズの構成
図である。物体側から像側へと順に数えて第1および第
2のレンズをそれぞれ、L1およびL2で示す。撮像面
(固体撮像素子の受光面)を10で表し、撮像面とレンズ
系とを隔てるカバーガラスを12で表し、第2絞りS2を
構成する2枚の平面を像側から物体側の順にそれぞれ14
と16で表し、開口絞りS1を構成する絞り面を18で表
す。
【0024】この図に示すri(i=1, 2, 3, …,9)およ
びdi(i=1, 2, 3, …,9)等のパラメータは以下に示す
表1から表4に具体的数値として与えてある。添え字i=
1, 2,……,9は、物体側から像側に向かって順に、各レ
ンズの面番号あるいはレンズの厚みもしくはレンズ面間
隔等に対応させて付したものである。すなわち、ri
は i番目の面の曲率半径(非球面においては軸上曲率
半径)、di は i番目の面からi+1番目の面までの
距離、Ni は i番目の面とi+1番目の面から成る
レンズの媒質の屈折率、νi は i番目の面とi+1
番目の面から成るレンズの媒質の分散、をそれぞれに示
す。
【0025】光学長はd1からd9までを加算した値であ
る。
【0026】バックフォーカスbfはd7+d8+d9であ
る。
【0027】また、D=d1+d2+d3+d4+d5+d6
である。
【0028】非球面データは、各表1から表4のそれぞ
れの右欄に面番号とともに示した。第2絞りS2のr3と
r4、また、カバーガラスのr7とr8は平面であるので、曲
率半径∞と表示している。
【0029】この発明で使用される非球面は次の式で与
えられる。 Z = ch2/[1+ [1−(1+k)c2h2]+1/2]+A0h4+B0h6+C0h
8+D0h10 ただし、 Z : 面頂点に対する接平面からの深さ c: 面の近軸的曲率 h : 光軸からの高さ k : 円錐定数 A0 : 4次の非球面係数 B0 : 6次の非球面係数 C0 : 8次の非球面係数 D0 : 10次の非球面係数 この明細書中の各表1から表4において、非球面係数を
示す数値の表示において、表示「e−1」は「10の−1
乗」を意味する。また、焦点距離fとして示した値は、
第1、第2、第3および第4のレンズから成るレンズ系
の合成焦点距離である。
【0030】図2〜図17を参照してそれぞれ第1から
第4の実施例を説明する。
【0031】図2、図6、図10および図14にレンズ
構成の概略図とスポットダイアグラムとをそれぞれ示
し、入射高に対する像面上での点像の広がりの度合いを
表示した。また図3、図7、図11および図15におい
て歪曲収差曲線、図4、図8、図12および図16にお
いて非点収差曲線、図5、図9、図13および図17に
おいて色・球面収差曲線を示している。
【0032】歪曲収差曲線は、光軸からの距離(縦軸に
像面内での光軸からの最大距離を100として百分率表示
してある。)に対して、収差量(横軸に正接条件の不満
足量を百分率表示してある。)を示した。非点収差曲線
は、歪曲収差曲線同様に光軸からの距離に対して、収差
量を横軸(mm単位)にとって示した。また、非点収差にお
いては、子午像面(メリディオナル面)と球欠像面(サ
ジタル面)とにおける収差量(mm単位)を表示した。色
・球面収差曲線においては、入射高h(Fナンバー)に対
して、収差量を横軸(mm単位)にとって示した。また、色
・球面収差曲線においては、C線(波長656.3nmの光)、
d線(波長587.6 nmの光)、e線(波長546.1 nmの光)、
F線(波長486.1 nmの光)およびg線(波長435.8 nmの
光)に対する収差値を示した。屈折率はd線(波長587.6
nmの光)における屈折率を示す。
【0033】以下に、第1実施例、第2実施例、第3実
施例および第4実施例に関する構成レンズの曲率半径(m
m単位)、レンズ面間隔(mm単位)、レンズ素材の屈折率、
レンズ素材のアッベ数、焦点距離、開口数、非球面係数
を一覧にして掲げる。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】以下に、各実施例の特徴を示す。第1実施
例から第4実施例まで共に、物体側に凹面を向けたメニ
スカス形状の正の屈折力を有する第1レンズ(L1)、像
側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する
第2レンズ(L2)にはシクロオレフィン系プラスチック
であるゼオネックスE48R(ゼオネックスは日本ゼオン株
式会社の登録商標で、E48Rは商品番号である。)を採用
した。
【0039】また、第1レンズ(L1)の両面、第2レン
ズ(L2)の両面を非球面とした。すなわち、非球面の数
は、各実施例および比較例とともに4面である。
【0040】第1レンズ(L1)、第2レンズ(L2)の素
材であるゼオネックスE48Rのアッベ数は56であるが、
シミュレーションの結果、これらレンズの素材のアッベ
数が45から65の範囲内であれば、収差等レンズ性能
に実質的な差異は現れないことが分かった。アッベ数が
上記の値の範囲内であれば、この発明の目的とする撮像
レンズの諸収差が従来の撮像レンズの諸収差に比べて良
好に補正され、かつ光学長が6mm以下の撮像レンズが
実現できることが分かった。
【0041】レンズ系と撮像面との間に、第1実施例、
第2実施例および第3実施例では、それぞれ1.05 mmの
カバーガラスを挿入してあり、第4実施例では、0.70 m
mのカバーガラスを挿入してある。カバーガラスの素材
には、第1実施例から第3実施例までの3例では屈折率
1.52のガラス素材を、第4実施例では屈折率1.493のア
クリル樹脂素材を用いた。これらカバーガラスの存在も
前提として、以下に説明する諸収差を計算してある。す
なわち、このカバーガラスは、r7およびr8面から成り、
この厚みを表すパラメータd8が、第1実施例から第3実
施例までの3例では、d8=1.05 mmであり、第4実施例で
は、d8=0.70 mmである。
【0042】(第1実施例) (A)全系の焦点距離は f = 3.296 mm であ
る。 (B)第1レンズの焦点距離は f1=3.13 mm であ
る。 (C)第2レンズの焦点距離は、 f2=-17.63 mm
である。 (D)第1レンズの物体側曲率半径は r1=-15.3122
mm である。 (E)第1レンズの像側曲率半径は r2=-1.5519 mm
である。 (F)開口絞り位置から第2レンズの第2面までの距離
は D=2.83 mm である。よって、 (1)|f1/f2|=|3.13/-17.63| =0.1775
≒ 0.18 (2) |r1/f| = |-15.3122/3.296| =4.646
≒ 4.65 (3)|r1/r2|= |-15.3122/-1.5519|=9.867
≒ 9.87 (4) D/f = 2.83/3.296 =0.8586
≒ 0.86 となるので、第1実施例のレンズ系は、以下の条件式
(1)から条件式(4)までのいずれをも満たしてい
る。
【0043】 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1/r2|<113.12 (3) 0.63< D/f <0.87 (4) 以後、条件式とは上記(1)から(4)までの4つの式
を指すものとする。
【0044】開口絞りS1は表1に示すとおり、第1レ
ンズの第1面(物体側の面)から前側0.13mm(d1=
0.13mm)の位置に設けられている。また開口数
(Fナンバー)は、2.8であり、合成焦点距離fは、3.2
96mmである。
【0045】図2に光線追跡をした結果と、撮像面上で
の点像の広がりを示すスポットダイアグラムを示す。こ
れによると画像の周辺部ぎりぎりの位置での点像Pが若
干広がるのみで、撮像面上ほぼ全域にわたり良好な点像
が得られていることがわかる。
【0046】光学長は5.495 mmと6 mm以内に収まって
おり、バックフォーカスも2.665 mmと十分に確保できて
いる。
【0047】図3に示す歪曲収差曲線20、図4に示す
非点収差曲線(メリディオナル面に対する収差曲線22
およびサジタル面に対する収差曲線24)、図5に示す
色・球面収差曲線(C線に対する収差曲線26、d線に対
する収差曲線28、e線に対する収差曲線30、F線に
対する収差曲線32およびg線に対する収差曲線34)
については、それぞれグラフによって示してある。図3
および図4の収差曲線の縦軸は像高を示しており、10
0%、85%、80%、70%、50%、および30%
はそれぞれ、2.3mm、1.9mm、1.8mm、1.6mm、1.1mm、お
よび 0.68mm に対応している。第1実施例において、像
高2.3mmは、主光線のレンズ系への入射前に光軸となす
角に換算すると、36°に相当する。また図5の収差曲
線の縦軸は入射高h(Fナンバー)を示しており、最大が
F2.8に対応する。横軸は収差の大きさを示している。
【0048】歪曲収差は像高100%(像高2.3 mm)位置
において収差量の絶対値が3.9%と最大になっており、
像高2.3 mm以下の範囲で収差量の絶対値が 3.9%以内に
収まっている。
【0049】非点収差は、像高100%(像高2.3 mm)位
置においてサジタル面における収差量の絶対値が0.14mm
と最大になっており、像高2.3 mm以下の範囲で収差量の
絶対値が0.14mm以内に収まっている。
【0050】色・球面収差は、光軸上においてg線に対
する収差量の絶対値が0.18mmと最大になっており、収差
量の絶対値が0.18mm以内に収まっている。
【0051】(第2実施例) (A)全系の焦点距離は f = 3.74 mm である。 (B)第1レンズの焦点距離は f1=3.98 mm であ
る。 (C)第2レンズの焦点距離は、 f2=-38.38 mm
である。 (D)第1レンズの物体側曲率半径は r1=-4.9982
mm である。 (E)第1レンズの像側曲率半径は r2=-1.6179 mm
である。 (F)開口絞り位置から第2レンズの第2面までの距離
は D=2.40 mm である。よって、 (1)|f1/f2|=|3.98/-38.38| =0.104
≒ 0.10 (2) |r1/f| = |-4.9982/3.74| =1.336
≒ 1.34 (3)|r1/r2|= |-4.9982/-1.6179|=3.089
≒ 3.09 (4) D/f = 2.40/3.74 =0.6417
≒ 0.64 となるので、第2実施例のレンズ系は、以下の条件式
(1)から条件式(4)までのいずれをも満たしてい
る。
【0052】 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1/r2|<113.12 (3) 0.63< D/f < 0.87 (4) 開口絞りS1は表2に示すとおり、第1レンズの第1面
(物体側の面)から前側0.10mm(d1=0.10m
m)の位置に設けられている。また開口数(Fナンバ
ー)は、2.8であり、合成焦点距離fは、3.740mmであ
る。
【0053】図6に光線追跡をした結果と、撮像面上で
の点像の広がりを示すスポットダイアグラムを示す。こ
れによると画像の周辺部ぎりぎりの位置での点像Pが若
干広がるのみで、撮像面上ほぼ全域にわたり良好な点像
が得られていることがわかる。
【0054】光学長は5.629 mmと6 mm以内に収まって
おり、バックフォーカスも3.229 mmと十分に確保できて
いる。
【0055】図7に示す歪曲収差曲線36、図8に示す
非点収差曲線(メリディオナル面に対する収差曲線38
およびサジタル面に対する収差曲線40)、図9に示す
色・球面収差曲線(C線に対する収差曲線42、d線に対
する収差曲線44、e線に対する収差曲線46、F線に
対する収差曲線48およびg線に対する収差曲線50)
については、それぞれグラフによって示してある。図7
および図8の収差曲線の縦軸は像高を示しており、10
0%、85%、80%、70%、50%、および30%
はそれぞれ、2.3mm、1.9mm、 1.8mm、1.6mm、1.1mm、お
よび 0.68mm に対応している。第2実施例において、像
高2.3mmは、主光線のレンズ系への入射前に光軸となす
角に換算すると、32°に相当する。また横軸は収差の
大きさを示している。また図9の収差曲線の縦軸は入射
高h(Fナンバー)を示しており、最大がF2.8に対応す
る。横軸は収差の大きさを示している。
【0056】歪曲収差は像高80%(像高1.8 mm)位置に
おいて収差量の絶対値が0.6%と最大になっており、像
高2.3 mm以下の範囲で収差量の絶対値が0.6%以内に収
まっている。
【0057】非点収差は、像高100%(像高2.3 mm)位
置においてメリディオナル面における収差量の絶対値が
0.17mmと最大になっており、像高2.3 mm以下の範囲で収
差量の絶対値が0.17mm以内に収まっている。
【0058】色・球面収差は、光軸上においてg線に対
する収差量の絶対値が0.15mmと最大になっており、収差
量の絶対値が0.15mm以内に収まっている。
【0059】(第3実施例) (A)全系の焦点距離は f = 3.912 mm であ
る。 (B)第1レンズの焦点距離は f1=3.73 mm であ
る。 (C)第2レンズの焦点距離は、 f2=-16.80 mm
である。 (D)第1レンズの物体側曲率半径は r1=-10.1892
mm である。 (E)第1レンズの像側曲率半径は r2=-1.7455 mm
である。 (F)開口絞り位置から第2レンズの第2面までの距離
は D=2.765 mm である。よって、 (1)|f1/f2|=|3.73/-16.80| =0.222
≒ 0.22 (2) |r1/f| = |-10.1892/3.912| =2.605
≒ 2.61 (3)|r1/r2|= |-10.1892/-1.7455|=5.8374
≒ 5.84 (4) D/f = 2.765/3.912 =0.7068
≒ 0.71 となるので、第3実施例のレンズ系は、以下の条件式
(1)から条件式(4)までのいずれをも満たしてい
る。
【0060】 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1/r2|<113.12 (3) 0.63< D/f < 0.87 (4) 開口絞りS1は表3に示すとおり、第1レンズの第1面
(物体側の面)から前側0.085mm(d1=0.085m
m)の位置に設けられている。また開口数(Fナンバ
ー)は、2.8であり、合成焦点距離fは、3.912mmであ
る。
【0061】図10に光線追跡をした結果と、撮像面上
での点像の広がりを示すスポットダイアグラムを示す。
これによると画像の周辺部ぎりぎりの位置での点像Pが
若干広がるのみで、撮像面上ほぼ全域にわたり良好な点
像が得られていることがわかる。光学長は5.946 mmと6
mm以内に収まっており、バックフォーカスも3.181 mm
と十分に確保できている。
【0062】図11に示す歪曲収差曲線52、図12に
示す非点収差曲線(メリディオナル面に対する収差曲線
54およびサジタル面に対する収差曲線56)、図13
に示す色・球面収差曲線(C線に対する収差曲線58、d
線に対する収差曲線60、e線に対する収差曲線62、
F線に対する収差曲線64およびg線に対する収差曲線
66)については、それぞれグラフによって示してあ
る。図11および図12の収差曲線の縦軸は像高を示し
ており、100%、85%、80%、70%、50%、
および30%はそれぞれ、2.3mm、1.9mm、 1.8mm、1.6m
m、1.1mm、および0.68mm に対応している。第3実施例
において、像高2.3mmは、主光線のレンズ系への入射前
に光軸となす角に換算すると、30°に相当する。また
図13の収差曲線の縦軸は入射高h(Fナンバー)を示し
ており、最大がF2.8に対応する。横軸は収差の大きさ
を示している。
【0063】歪曲収差は像高100%(像高2.3 mm)位置
において収差量の絶対値が1.5%と最大になっており、
像高2.3 mm以下の範囲で収差量の絶対値が 1.5%以内に
収まっている。
【0064】非点収差は、像高100%(像高2.3 mm)位
置においてサジタル面における収差量の絶対値が0.08mm
と最大になっており、像高2.3 mm以下の範囲で収差量の
絶対値が0.08mm以内に収まっている。
【0065】色・球面収差は、光軸上においてg線に対
する収差量の絶対値が0.10mmと最大になっており、収差
量の絶対値が0.10mm以内に収まっている。
【0066】(第4実施例) (A)全系の焦点距離は f = 3.498 mm であ
る。 (B)第1レンズの焦点距離は f1=2.80 mm であ
る。 (C)第2レンズの焦点距離は、 f2=-7.73 mm で
ある。 (D)第1レンズの物体側曲率半径は r1=-167.055
mm である。 (E)第1レンズの像側曲率半径は r2=-1.4769 mm
である。 (F)開口絞り位置から第2レンズの第2面までの距離
は D=2.305 mm である。よって、 (1)|f1/f2|=|2.80/-7.73| =0.362 ≒
0.36 (2) |r1/f| = |-167.055/3.498| =47.757
≒ 47.76 (3)|r1/r2|= |-167.055/-1.4769|=113.11
2 ≒ 113.11 (4) D/f = 2.305/3.498 =0.6589
≒ 0.66 となるので、第4実施例のレンズ系は、以下の条件式
(1)から条件式(4)までのいずれをも満たしてい
る。
【0067】 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1/r2|<113.12 (3) 0.63< D/f < 0.87 (4) 開口絞りS1は表4に示すとおり、第1レンズの第1面
(物体側の面)から前側0.075mm(d1=0.075m
m)の位置に設けられている。また開口数(Fナンバ
ー)は、2.8であり、合成焦点距離fは、3.498mmであ
る。
【0068】図14に光線追跡をした結果と、撮像面上
での点像の広がりを示すスポットダイアグラムを示す。
これによると画像の周辺部ぎりぎりの位置での点像Pが
若干広がるのみで、撮像面上ほぼ全域にわたり良好な点
像が得られていることがわかる。光学長は5.071 mmと6
mm以内に収まっており、バックフォーカスも2.766 mm
と十分に確保できている。
【0069】図15に示す歪曲収差曲線68、図16に
示す非点収差曲線(メリディオナル面に対する収差曲線
70およびサジタル面に対する収差曲線72)、図17
に示す色・球面収差曲線(C線に対する収差曲線74、d
線に対する収差曲線76、e線に対する収差曲線78、
F線に対する収差曲線80およびg線に対する収差曲線
82)については、それぞれグラフによって示してあ
る。図15および図16の収差曲線の縦軸は像高を示し
ており、100%、85%、70%、50%、および3
0%はそれぞれ、2.3mm、1.9mm、 1.6mm、1.1mm、およ
び 0.68mm に対応している。第4実施例において、像高
2.3mmは、主光線のレンズ系への入射前に光軸となす角
に換算すると、32°に相当する。また図17の収差曲
線の縦軸は入射高h(Fナンバー)を示しており、最大が
F2.8に対応する。横軸は収差の大きさを示している。
また横軸は収差の大きさを示している。
【0070】歪曲収差は像高100%(像高2.3 mm)位置
において収差量の絶対値が3.2%と最大になっており、
像高2.3 mm以下の範囲で収差量の絶対値が3.2%以内に
収まっている。
【0071】非点収差は、像高100%(像高2.3 mm)位
置においてメリディオナル面における収差量の絶対値が
0.22mmと最大になっており、像高2.3 mm以下の範囲で収
差量の絶対値が0.22mm以内に収まっている。
【0072】色・球面収差は、光軸上においてg線に対
する収差量の絶対値が0.17mmと最大になっており、収差
量の絶対値が0.17mm以内に収まっている。
【0073】以上いずれの実施例の撮像用レンズにおい
ても、CCDまたはCMOSを撮像素子として用いる小
型カメラに搭載するレンズに必要とされる性能が確保さ
れていることが分かった。
【0074】このように、上述したこの発明の撮像用レ
ンズの説明から明らかなように、撮像用レンズの各構成
レンズを条件式(1)から(4)を満たすように設計す
ることで、この発明が解決しようとする課題が解決す
る。すなわち諸収差が良好に補正され、十分なバックフ
ォーカスが得られかつ光学長が短く保たれた撮像用レン
ズが得られる。
【0075】尚、上述した実施例において第1レンズ、
第2レンズにはゼオネックスE48Rというプラスチック素
材を用いたが、実施例に掲げた以外のプラスチック材料
はもとより、プラスチック素材でなくとも、実施例等で
説明した諸条件を満たす素材であれば、ガラス素材であ
っても用いることができることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明は、プラ
スチックレンズの積極的な使用を可能にし、諸収差が良
好に補正された光学長が6 mm以下であって、小型CCDカ
メラに用いるのにふさわしい撮像レンズを実現すること
ができる。
【0077】また、この発明の撮像用レンズによれば、
短光学長であるにもかかわらずバックフォーカスも十分
に確保できる。
【0078】以上説明したことから、この発明の撮像レ
ンズは、携帯電話器に内蔵するビデオカメラ用レンズと
しての利用はもとより、PDA(personal digital assist
ant)に内蔵するビデオカメラ用レンズ、画像認識機能
を具えた玩具に内蔵するビデオカメラ用レンズ、監視用
ビデオカメラおよび防犯用ビデオカメラ用レンズとして
適用しても好適であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による撮像レンズの断面図である。
【図2】第1実施例のレンズの断面図である。
【図3】第1実施例の歪曲収差図である。
【図4】第1実施例の非点収差図である。
【図5】第1実施例の色・球面収差図である。
【図6】第2実施例のレンズの断面図である。
【図7】第2実施例の歪曲収差図である。
【図8】第2実施例の非点収差図である。
【図9】第2実施例の色・球面収差図である。
【図10】第3実施例のレンズの断面図である。
【図11】第3実施例の歪曲収差図である。
【図12】第3実施例の非点収差図である。
【図13】第3実施例の色・球面収差図である。
【図14】第4実施例のレンズの断面図である。
【図15】第4実施例の歪曲収差図である。
【図16】第4実施例の非点収差図である。
【図17】第4実施例の色・球面収差図である。
【符号の説明】
L1 〜 L2 第1レンズ 〜 第2レンズ ri : i番目の面の曲率半径(非球面においては軸上
曲率半径) di : i番目の面からi+1番目の面までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/18 G02B 9/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口絞りS1と、物体側に凹面を向けた
    メニスカス形状の正の屈折力を有する第1レンズL1
    と、第2絞りS2と、像側に凹面を向けたメニスカス形
    状の負の屈折力を有する第2レンズL2とを有し、物体
    側から順に、該開口絞りS1、該第1レンズL1、該第
    2絞りS2、該第2レンズL2の順に配列されて構成さ
    れ、 前記第1レンズL1の少なくとも1つの面が非球面であ
    り、かつ前記第2レンズL2の少なくとも1つの面が非
    球面であって、全体として少なくとも2つのレンズ面が
    非球面であり、以下の条件を満たすことを特徴とする撮
    像用レンズ。 0.09<|f1/f2|<0.37 (1) 1.33<|r1/f|<47.77 (2) 3.08<|r1/r2|<113.12 (3) 0.63< D/f < 0.87 (4) ただし、 f : 全系の焦点距離(第1、第2のレンズから成るレ
    ンズ系の合成焦点距離) f1: 第1レンズの焦点距離 f2: 第2レンズの焦点距離 D : 開口絞り面から、第2レンズ第2面(像側の面)
    までの距離(レンズ中心長) r1:第1レンズL1の物体側面の光軸近傍における曲
    率半径(軸上曲率半径) r2:第1レンズL1の像側面の光軸近傍における曲率
    半径(軸上曲率半径)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像用レンズであって、
    該撮像用レンズを構成するレンズがすべてプラスチック
    素材で形成されるレンズであることを特徴とする撮像用
    レンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撮像用レンズであって、
    該撮像用レンズを構成する前記第1レンズL1および前
    記第2レンズL2を、アッベ数が45から65の範囲に
    ある素材で形成したレンズとしたことを特徴とする撮像
    用レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の撮像用レンズであって、
    該撮像用レンズを構成する前記第1レンズL1および前
    記第2レンズL2を、シクロオレフィン系プラスチック
    を素材として形成したレンズとしたことを特徴とする撮
    像用レンズ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の撮像用レ
    ンズであって、前記第1レンズL1の物体側の面から第
    2レンズL2の像側面までの距離を2.83mm 以下
    としたことを特徴とする撮像用レンズ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の撮像用レンズであって、
    像高2.3mm以下における歪曲収差が3.9%以内と
    なるように収差補正されたことを特徴とする撮像用レン
    ズ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の撮像用レンズであって、
    像高2.3mm以下における非点収差が0.22mm以
    内となるように収差補正されたことを特徴とする撮像用
    レンズ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の撮像用レンズであって、
    光軸上におけるg線に対応する光に対する球面収差が
    0.18mm以内となるように収差補正されたことを特
    徴とする撮像用レンズ。
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