JPH0720375A - 光ディスク用対物レンズ - Google Patents

光ディスク用対物レンズ

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Publication number
JPH0720375A
JPH0720375A JP18452193A JP18452193A JPH0720375A JP H0720375 A JPH0720375 A JP H0720375A JP 18452193 A JP18452193 A JP 18452193A JP 18452193 A JP18452193 A JP 18452193A JP H0720375 A JPH0720375 A JP H0720375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive index
optical disk
wavefront aberration
change
Prior art date
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Pending
Application number
JP18452193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Shimozono
裕明 下薗
Tsuneo Wakabayashi
常生 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0720375A publication Critical patent/JPH0720375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐熱、耐湿性能の優れた光ディスク用対物レン
ズを提供する。 【構成】正の屈折力を有する第1レンズ2及び第2レン
ズ3の2枚で構成され、光学系全体の焦点距離をf、光
ディスク側の第2レンズ3の焦点距離をf2とすると
き、以下の条件を満足するよう構成された光ディスク用
対物レンズ。 0.4≦(f/f2)≦0.6

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク用対物レン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDプレイヤー用ピックアップに
用いる対物レンズには、プラスチックを射出成形した非
球面単レンズが用いられ広く普及しているが、プラスチ
ックでは耐熱性能に問題があり、近年急速な伸びをして
いる車載用CDプレイヤー用ピックアップの対物レンズ
にはガラス製が用いられているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車載用途でもプラスチ
ック製の対物レンズを使用できれば、ガラス製対物レン
ズを用いるよりも光ピックアップの生産性を向上させる
ことができる。プラスチック単レンズが車載用として適
切でない原因の一つとして、プラスチックがガラスに比
較して温度に対する屈折率の変化が大きく、したがって
この屈折率変化による収差の劣化が大きくなってしまう
ことがあげられる。
【0004】本発明は、このような状況の下になされた
ものであり、その目的はレンズ材料の屈折率の変化に対
する収差の劣化の少ない光ディスク用対物レンズを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、「光源側から順に、正の
屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2
レンズとからなり、第1レンズ及び第2レンズからなる
光学系全体の焦点距離をf、第2レンズの焦点距離をf
2とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする
光ディスク用対物レンズ。0.4≦(f/f2)≦0.
6」を提供する。
【0006】また、「第1レンズの光源側及び光ディス
ク側の面形状と、第2レンズの光源側及び光ディスク側
の面形状が、それぞれ数2で表せることを特徴とする上
記光ディスク用対物レンズ」を提供する。
【0007】
【数2】
【0008】また、「第1レンズの中心厚をd1、物像
間距離をLとするとき、0.2≦d1/L≦0.4を満
足することを特徴とする上記光ディスク用対物レンズ」
を提供する。
【0009】更に、第1レンズの中心厚をd1、第2レ
ンズの中心厚をd2とするとき、d2/d1≦1.0を
満足することを特徴とする上記光ディスク用対物レン
ズ」を提供する。
【0010】
【作用】第1レンズと第2レンズからなる光学系全体の
焦点距離fは、対物レンズが使用される条件、即ち物像
間距離、作動距離、結像倍率により決まるが、第1レン
ズの焦点距離f1、及び第2レンズの焦点距離f2の配
分には自由度がある。f/f2を適切に選ぶことによっ
て本発明のレンズはレンズ材料の屈折率の変化に対する
収差の劣化の非常に少ない条件が存在する。すなわち、 0.4≦(f/f2)≦0.6 の条件が望ましい。 (f/f2)<0.4 では屈折率変化に対する収差の変化が減少せず2枚構成
にする利点を失う。
【0011】また、 0.6<(f/f2) では第2レンズの中心厚が薄くなり、レンズとしての形
状をなさなくなる。また、収差を良好に補正するために
は、d1(第1レンズの中心厚)、d2(第2レンズの
中心厚)について、 0.2≦d1/L≦0.4 d2/d1≦1.0 を満足することが望ましい。
【0012】
【実施例】以下図面に従って実施例を詳細に説明する。
図1は実施例の側面図を示す。図1において、1は光
源、2は第1レンズ、3は第2レンズ、4は光ディスク
のピット面(データが書き込まれている面)、5は光デ
ィスクの保護層、Lは物像間距離、Sは第1レンズ2と
第2レンズ3の光軸上の距離、pは第2レンズ3と光デ
ィスク面の光軸上の距離、tは光ディスクの保護層の厚
み、d1は第1レンズ2の中心厚、d2は第2レンズ3
の中心厚である。
【0013】光ディスクの保護層5は屈折率1.55、
厚み1.20mmの平行平面のものを用いた。また非球
面形状は、数3で表わすこととし、各係数を表に示し
た。
【0014】
【数3】
【0015】表1から表12に実施例1から実施例12
までの各設定値をそれぞれ示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】
【表8】
【0024】
【表9】
【0025】
【表10】
【0026】
【表11】
【0027】
【表12】
【0028】実施例1から実施例12までのレンズの波
面収差の特性を図2から図13にそれぞれ示す。各図の
横軸は、像高であり、単位はmmである。また、縦軸は
RMS波面収差値で、波長λ=780nmとし単位は波
長である。同様に実施例1から実施例12までのレンズ
の材料屈折率変化に対する軸上でのRMS波面収差値を
図14から図25に示す。各図の横軸は屈折率であり、
縦軸はRMS波面収差値、単位は波長である。
【0029】
【発明の効果】本発明によって、光ディスク用対物レン
ズとして十分な性能を有し、かつレンズ材料の屈折率の
変化に対する収差の変動の少ないレンズが得られた。し
たがって、温度変化に対する収差変動が少なく車載用と
して耐熱性能を有するプラスチック製のレンズが得られ
た。また湿度変化に対しても吸湿により屈折率に変化が
あるが、この屈折率変化に対する収差変化も少なく耐湿
特性も有する。
【0030】さらに実施例に挙げたように、4次以上の
高次非球面を用いることなく結像性能の良好なレンズが
得られるため、加工性に優れる。そして射出成形により
容易に成形され、生産性向上に寄与するという効果も認
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズの使用状態を示す側面図
【図2】実施例1の波面収差特性図
【図3】実施例2の波面収差特性図
【図4】実施例3の波面収差特性図
【図5】実施例4の波面収差特性図
【図6】実施例5の波面収差特性図
【図7】実施例6の波面収差特性図
【図8】実施例7の波面収差特性図
【図9】実施例8の波面収差特性図
【図10】実施例9の波面収差特性図
【図11】実施例10の波面収差特性図
【図12】実施例11の波面収差特性図
【図13】実施例12の波面収差特性図
【図14】実施例1の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図15】実施例2の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図16】実施例3の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図17】実施例4の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図18】実施例5の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図19】実施例6の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図20】実施例7の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図21】実施例8の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図22】実施例9の屈折率変化に対する軸上波面収差
特性図
【図23】実施例10の屈折率変化に対する軸上波面収
差特性図
【図24】実施例11の屈折率変化に対する軸上波面収
差特性図
【図25】実施例12の屈折率変化に対する軸上波面収
差特性図
【符号の説明】
1:光源 2:第1レンズ 3:第2レンズ 4:光ディスクのピット面 5:光ディスクの保護層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源側から順に、正の屈折力を有する第1
    レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
    第1レンズ及び第2レンズからなる光学系全体の焦点距
    離をf、第2レンズの焦点距離をf2とするとき、以下
    の条件を満足することを特徴とする光ディスク用対物レ
    ンズ。 0.4≦(f/f2)≦0.6
  2. 【請求項2】第1レンズの光源側及び光ディスク側の面
    形状と、第2レンズの光源側及び光ディスク側の面形状
    が、それぞれ数1で表せることを特徴とする請求項1の
    光ディスク用対物レンズ。 【数1】
  3. 【請求項3】第1レンズの中心厚をd1、物像間距離を
    Lとするとき、 0.2≦d1/L≦0.4 を満足することを特徴とする請求項1又は2の光ディス
    ク用対物レンズ。
  4. 【請求項4】第1レンズの中心厚をd1、第2レンズの
    中心厚をd2とするとき、 d2/d1≦1.0 を満足することを特徴とする請求項1、2又は3の光デ
    ィスク用対物レンズ。
JP18452193A 1993-06-29 1993-06-29 光ディスク用対物レンズ Pending JPH0720375A (ja)

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JP18452193A JPH0720375A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 光ディスク用対物レンズ

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JP18452193A Pending JPH0720375A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 光ディスク用対物レンズ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1387198A1 (en) * 2002-07-31 2004-02-04 Milestone Co., Ltd Image pickup lens

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1387198A1 (en) * 2002-07-31 2004-02-04 Milestone Co., Ltd Image pickup lens
US6833968B2 (en) 2002-07-31 2004-12-21 Milestone Co., Ltd. Image pickup lens

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