JP3395535B2 - エンジンの自動始動停止装置 - Google Patents

エンジンの自動始動停止装置

Info

Publication number
JP3395535B2
JP3395535B2 JP21795696A JP21795696A JP3395535B2 JP 3395535 B2 JP3395535 B2 JP 3395535B2 JP 21795696 A JP21795696 A JP 21795696A JP 21795696 A JP21795696 A JP 21795696A JP 3395535 B2 JP3395535 B2 JP 3395535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
automatic
flow rate
air flow
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21795696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1047104A (ja
Inventor
雄二 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP21795696A priority Critical patent/JP3395535B2/ja
Publication of JPH1047104A publication Critical patent/JPH1047104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395535B2 publication Critical patent/JP3395535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの自動始
動停止装置に係り、特に、自動停止後の自動始動におけ
るアイドル回転数の不要な上昇を防止し得て、燃費を改
善し得るエンジンの自動始動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、信号待
ちや渋滞等により停車した際のアイドル運転による燃費
を軽減するために、自動始動停止装置を備えたものがあ
る。自動始動停止装置は、車両に搭載されたエンジンの
運転中に所定の自動停止条件を満足する場合はエンジン
を自動停止させるとともに、この自動停止後に所定の自
動始動条件を満足する場合はエンジンを自動始動させる
よう制御する。
【0003】このようなエンジンの自動始動停止装置と
しては、特公昭51−38968号公報に開示されるも
のがある。
【0004】この公報に開示される自動始動停止装置
は、自動車の発進操作機構の作動に応答してイグニショ
ン回路とスタータ回路とに通電してエンジンを始動さ
せ、エンジンの回転を感知してスタータ回路の通電を遮
断し、自動車の発進後に走行状態を検出してイグニショ
ン回路の通電を保持し、自動車の停止を検出してイグニ
ション回路の通電を遮断してエンジンを停止させる過程
を一サイクルとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンに
おいては、始動直後のアイドル運転時に、通常のアイド
ル運転時よりもアイドル空気流量を増加させてアイドル
回転数の早期の安定を図っている。
【0006】このエンジン始動直後のアイドル運転時の
アイドル空気流量の調整は、図8に示す如く、基本流量
Dbを設定し、水温による補正量Dwを計算し、始動時
補正量Dstaを計算し、電気負荷補正量Deを計算
し、フィードバック補正量Dfを計算し、これらよりア
イドル空気流量(Db+Dw+Dsta+De+Df)
を計算している。
【0007】これにより、エンジンの始動直後には、通
常のアイドル運転時よりもアイドル空気流量を増加して
燃料流量を増加させることにより、アイドル回転数の早
期の安定を図っている。
【0008】また、エンジンは、始動時に、前記始動直
後のアイドル運転時よりもさらにアイドル空気流量を増
加して燃料流量を増加させることにより、始動を容易に
している。
【0009】このエンジンの始動時のアイドル空気流量
の調整は、図9に示す如く、始動の際にアイドル空気流
量の始動時補正量初期値DiをDsに設定(Di=D
s)して通常のアイドル空気流量よりも増加させ、始動
後のアイドル運転中に次第に通常のアイドル空気流量に
なるように前記始動時補正量初期値Di(Ds)から始
動後補正量減算値Dnを減算処理(Dsta=Di−D
n)することにより、調整している。
【0010】これにより、エンジンは、始動直後にエン
ジン回転数を一旦通常のアイドル回転数よりも高い値に
上昇させてエンジン回転数の不安定化を防止し、その後
に次第にエンジン回転数を通常のアイドル回転数に下降
させている。
【0011】ところが、従来のエンジンの自動始動停止
装置においては、エンジンキーによるキー始動において
も、エンジン運転中の自動停止後の自動始動において
も、同じ始動時補正量初期値に設定している。
【0012】しかし、自動停止後の自動始動の際には、
エンジンが停止されてからの停止時間が短く、エンジン
の暖機状態も充分で吸気ポート内に燃料の滞留もあるた
め、少ない空気流量でも容易に始動する。
【0013】このため、自動停止後の自動始動におい
は、エンジンキーによるキー始動の場合よりも少ない空
気流量によっても始動が容易であり、エンジン回転数の
安定も早い。
【0014】それにもかかわらず、従来のエンジンの自
動始動停止装置は、暖機が充分で始動が容易な自動停止
後の自動始動においても、暖機が不十分で始動が比較的
困難なキー始動の際と同じ始動時補正量初期値に設定し
てアイドル空気流量を増加させているため、自動停止後
の自動始動の際に要求されるアイドル空気流量よりも多
くなる問題がある。
【0015】この結果、従来のエンジンの自動始動停止
装置は、自動始動の際に、要求される以上のアイドル空
気流量の供給によってアイドル回転数が不要に上昇して
しまう不都合があり、この回転数が上昇した分だけ余計
に燃料を消費して燃費を悪化させる不都合がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジン
の運転中に所定の自動停止条件を満足する場合は前記エ
ンジンを自動停止させるとともにこの自動停止後に所定
の自動始動条件を満足する場合は前記エンジンを自動始
動させるよう制御するエンジンの自動始動停止装置にお
いて、前記エンジンを始動する際にエンジンキーによる
キー始動であるか前記自動停止後の自動始動であるかを
判断し、前記キー始動の際のアイドル空気流量の始動時
補正量初期値と前記自動始動の際のアイドル空気流量の
始動時補正量初期値とを異ならせて設定する制御手段を
設けたことを特徴とする。
【0017】また、前記制御手段は、前記キー始動の際
のアイドル空気流量の始動時補正量初期値よりも前記自
動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値を
小さく設定する制御手段であることを特徴とし、さら
に、前記制御手段は、前記キー始動の際のアイドル空気
流量の始動時補正量初期値よりも前記自動始動の際のア
イドル空気流量の始動時補正量初期値を小さく設定する
とともにこの始動時補正量初期値を前記自動停止から自
動始動までの停止時間の長さに応じ増減して設定する制
御手段であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の自動始動停止装置は、
制御手段によって、エンジンを始動する際にエンジンキ
ーによるキー始動であるか自動停止後の自動始動である
かを判断し、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時
補正量初期値と自動始動の際のアイドル空気流量の始動
時補正量初期値とを異ならせて設定することにより、キ
ー始動と自動始動とにおいて夫々要求される始動時補正
量初期値に設定することができる。
【0019】また、自動始動停止装置は、制御手段によ
って、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量
初期値よりも自動始動の際のアイドル空気流量の始動時
補正量初期値を小さく設定することにより、少ないアイ
ドル空気流量でも始動が容易な自動始動の際に、要求さ
れる以上のアイドル空気流量が供給されることを防止で
きる。
【0020】さらに、自動始動停止装置は、制御手段に
よって、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正
量初期値よりも自動始動の際のアイドル空気流量の始動
時補正量初期値を小さく設定するとともにこの始動時補
正量初期値を自動停止から自動始動までの停止時間の長
さに応じ増減して設定することにより、少ない空気流量
でも始動が容易な自動始動の際に、要求される以上のア
イドル空気流量が供給されることを防止できるととも
に、停止時間に応じて適切な始動時補正量初期値に設定
することができる。
【0021】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。図1〜図7は、この発明の実施例を示すも
のである。図4において、2は車両に搭載されたエンジ
ン(図示せず)の自動始動停止装置、4は制御手段であ
る。
【0022】制御手段4には、図示しないエンジンの点
火プラグに飛火させるイグナイタ6と、燃料を噴射する
インジェクタ8と、車速を検出する車速センサ10と、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ12
と、手動によりエンジンを始動・停止するエンジンキー
(図示せず)のON・OFFを検出するエンジンキース
イッチ14と、エンジンキーのONあるいは自動始動に
よるエンジン始動信号によりエンジンをクランキングす
るスタータモータ16と、アイドル空気流量を調整する
アイドル調整弁18と、を接続している。
【0023】前記アイドル調整弁18は、図示しないエ
ンジンのスロットル弁を迂回して吸気通路するバイパス
通路に設けられ、このバイパス通路を開閉することによ
りアイドル運転時のアイドル空気流量を調整する。
【0024】また、制御手段4には、図示しないエンジ
ンの冷却水温度を検出する水温センサ20と、クラッチ
ペダルを軽く踏み込んだときにONとなるクラッチアッ
パスイッチ22と、クラッチペダルを一杯に踏み込んだ
ときにONとなるクラッチロアスイッチ24と、ヘッド
ランプをON・OFFするヘッドランプスイッチ26
と、空調装置のヒータファンを駆動するヒータファンス
イッチ28と、ターンシグナルランプを点滅するターン
シグナルスイッチ30と、ラジエータファンを駆動する
ラジエータファンスイッチ32と、エンジンのアイドル
運転を検出するアイドルスイッチ34と、電源を供給す
るバッテリ36と、を接続している。
【0025】前記アイドルスイッチ34は、図示しない
エンジンのスロットル弁等に設けられ、スロットル開度
によりエンジンがアイドル運転であるか否かを検出す
る。
【0026】自動始動停止装置2は、制御手段4に車速
センサ10やエンジン回転数センサ12等から信号を入
力し、図示しないエンジンの運転中にエンジンを自動停
止・自動始動させる。
【0027】エンジンの自動始動停止装置2は、図5に
示す如く、制御がスタートすると(ステップ100)、
エンジン停止が禁止か否かを判断する(ステップ10
2)。この判断(ステップ102)がYESの場合は、
リターン(ステップ112)にジャンプする。この判断
(ステップ102)がNOの場合は、エンジン停止条件
が成立するか否かを判断する(ステップ104)。
【0028】エンジン停止条件は、例えば、図6に示す
如く、エンジン回転数が所定値以下であること、クラッ
チアッパスイッチ22及びクラッチロアスイッチ24が
OFFであること、水温が所定値以上であること、且つ
車両が停止状態であること、を設定している。これらの
条件をすべて満足する場合は、エンジン停止条件が成立
すると判断する。
【0029】前記判断(ステップ104)がYESの場
合は、エンジンを停止し(ステップ106)し、このエ
ンジン停止後にエンジン始動条件が成立するか否かを判
断(ステップ108)する。前記判断(ステップ10
4)がNOの場合は、エンジン始動条件が成立するか否
かの判断(ステップ108)にジャンプする。
【0030】エンジン始動条件は、例えば、図7に示す
如く、エンジン停止中であること、且つクラッチロアス
イッチ24がONであること、を設定している。これら
の条件をすべて満足する場合は、エンジン始動条件が成
立すると判断する。
【0031】前記判断(ステップ108)がYESの場
合は、自動始動によるエンジン始動信号をスタータモー
タ16に出力してエンジンを始動し(ステップ110)
し、リターンする(ステップ112)。前記判断(ステ
ップ108)がNOの場合は、リターン(ステップ11
2)にジャンプする。
【0032】このように、自動始動停止装置2は、エン
ジンの運転中に、所定の自動停止条件を満足する場合は
エンジンを自動停止させるとともに、この自動停止後に
所定の自動始動条件を満足する場合はエンジンを自動始
動させるよう制御する。
【0033】この自動始動停止装置2は、制御手段4に
よって、エンジンを始動する際にエンジンキーによるキ
ー始動であるか自動停止後の自動始動であるかを判断
し、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初
期値と自動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量
初期値とを異ならせて設定する。
【0034】この実施例においては、キー始動の際のア
イドル空気流量の始動時補正量初期値よりも、自動始動
の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値を小さく
設定する。
【0035】次に作用を説明する。
【0036】自動始動停止装置2は、図1に示す如く、
制御がスタートすると(ステップ200)、エンジンキ
ーによるキー始動であるか自動停止後の自動始動である
かを判断する(202)。キー始動は、エンジンキース
イッチ14のON・OFF信号により判断される。自動
始動は、自動始動停止の制御の実行・停止により判断さ
れる。
【0037】この判断(202)がNOの場合は、キー
始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値Di
をDkに設定(Di=Dk)し(ステップ204)、通
常のアイドル空気流量よりも増加させる。
【0038】このキー始動によるエンジンの始動後のア
イドル運転中には、次第に通常のアイドル空気流量にな
るように、前記始動時補正量初期値Di(Dk)から始
動後補正量減算値Dnを減算する処理(Dsta=Di
−Dn)を行い(ステップ206)、リターンする(ス
テップ208)。
【0039】一方、前記判断(202)がYESの場合
は、自動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初
期値DiをDsに設定(Di=Ds)し(ステップ21
0)、通常のアイドル空気流量よりも増加させる。
【0040】この自動始動の際のアイドル空気流量の始
動時補正量初期値Di(DS)は、図2に示す如く、前
記キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期
値Di(Dk)よりも小さく設定する(Dk>Ds)。
【0041】この自動始動によるエンジンの始動後のア
イドル運転中には、次第に通常のアイドル空気流量にな
るように、前記始動時補正量初期値Di(Ds)から始
動後補正量減算値Dnを減算する処理(Dsta=Di
−Dn)を行い(ステップ206)、リターンする(ス
テップ208)。
【0042】このように、この自動始動停止装置2は、
制御手段4によって、エンジンを始動する際にエンジン
キーによるキー始動であるか自動停止後の自動始動であ
るかを判断し、キー始動の際のアイドル空気流量の始動
時補正量初期値Dkと、自動始動の際のアイドル空気流
量の始動時補正量初期値Dsと、を異ならて設定してい
ることにより、キー始動と自動始動とにおいて夫々要求
される始動時補正量初期値に設定することができる。
【0043】このため、この自動始動停止装置2は、エ
ンジンの始動の際に、キー始動と自動始動とにおける最
適なアイドル空気流量に夫々調整することができ、した
がって、自動始動の際に要求されるアイドル空気流量に
調整することができ、自動停止後の自動始動におけるア
イドル回転数の不要な上昇を防止し得て、燃費を改善す
ることができる。
【0044】また、自動始動停止装置2は、制御手段4
によって、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補
正量初期値Dkよりも自動始動の際のアイドル空気流量
の始動時補正量初期値Dsを小さく設定(Dk>Ds)
することにより、少ないアイドル空気流量でも始動が容
易な自動始動の際に、要求される以上のアイドル空気流
量が供給されることを防止できる。
【0045】このため、この自動始動停止装置4は、自
動始動の際に要求されるアイドル空気流量に調整するこ
とができ、図2に示す如く、自動停止後の自動始動にお
けるアイドル回転数の不要な上昇を防止し得て、燃費を
改善することができる。
【0046】さらに、自動始動停止装置2は、制御手段
4によって、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時
補正量初期値Dkよりも自動始動の際のアイドル空気流
量の始動時補正量初期値Dsを小さく設定するととも
に、図3に示す如く、この始動時補正量初期値Dsを自
動停止から自動始動までの停止時間tの長さに応じ増減
して設定することにより、少ない空気流量でも始動が容
易な自動始動の際に、要求される以上のアイドル空気流
量が供給されることを防止できるとともに、停止時間t
に応じて適切な始動時補正量初期値Dsに設定すること
ができる。
【0047】このため、この自動始動停止装置4は、自
動始動の際に要求されるアイドル空気流量に調整するこ
とができ、自動停止後の自動始動におけるアイドル回転
数の不要な上昇を防止し得て、燃費を改善することがで
きるとともに、自動始動の際に要求されるアイドル空気
流量にさらに正確に調整することができ、より確実に自
動始動におけるアイドル回転数の不要な上昇の防止と燃
費の改善とを果たすことができる。
【0048】
【発明の効果】このように、この発明の自動始動停止装
置は、キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量
初期値と自動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正
量初期値とを異ならせて設定することにより、キー始動
と自動始動とにおいて夫々要求される始動時補正量初期
値に設定することができる。
【0049】このため、この自動始動停止装置は、エン
ジンの始動の際に、キー始動と自動始動とにおける最適
なアイドル空気流量に夫々調整することができ、したが
って、自動始動の際に要求されるアイドル空気流量に調
整することができ、自動停止後の自動始動におけるアイ
ドル回転数の不要な上昇を防止し得て、燃費を改善する
ことができる。
【0050】また、この自動始動停止装置は、キー始動
の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値よりも自
動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値を
小さく設定することにより、少ないアイドル空気流量で
も始動が容易な自動始動の際に、要求される以上のアイ
ドル空気流量が供給されることを防止できる。
【0051】このため、この自動始動停止装置は、自動
始動の際に要求されるアイドル空気流量に調整すること
ができ、自動停止後の自動始動におけるアイドル回転数
の不要な上昇を防止し得て、燃費を改善することができ
る。
【0052】さらに、この自動始動停止装置は、キー始
動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値よりも
自動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値
を小さく設定するとともにこの始動時補正量初期値を自
動停止から自動始動までの停止時間の長さに応じ増減し
て設定することにより、少ない空気流量でも始動が容易
な自動始動の際に、要求される以上のアイドル空気流量
が供給されることを防止できるとともに、停止時間に応
じて適切な始動時補正量初期値に設定することができ
る。
【0053】このため、この自動始動停止装置は、自動
始動の際に要求されるアイドル空気流量に調整すること
ができ、自動停止後の自動始動におけるアイドル回転数
の不要な上昇を防止し得て、燃費を改善することができ
るとともに、自動始動の際に要求されるアイドル空気流
量にさらに正確に調整することができ、より確実に自動
始動におけるアイドル回転数の不要な上昇の防止と燃費
の改善とを果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す自動始動停止装置の始
動時補正量初期値設定のフローチャートである。
【図2】キー始動と自動始動とにおける空気流量とエン
ジン回転数との関係を示す図である。
【図3】停止時間による始動時補正量初期値の設定を示
す図である。
【図4】自動始動停止装置の概略構成図である。
【図5】自動始動停止装置による自動始動停止のフロー
チャートである。
【図6】自動停止条件の説明図である。
【図7】自動始動条件の説明図である。
【図8】アイドル空気流量の設定のフローチャートであ
る。
【図9】従来の始動時補正量初期値設定のフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 自動始動停止装置 4 制御手段 6 イグナイタ 8 インジェクタ 10 車速センサ 12 エンジン回転数センサ 14 エンジンキースイッチ 16 スタータモータ 18 アイドル調整弁 20 水温センサ 22 クラッチアッパスイッチ 24 クラッチロアスイッチ 26 ヘッドランプスイッチ 28 ヒータファンスイッチ 30 ターンシグナルスイッチ 32 ラジエータファンスイッチ 34 アイドルスイッチ 36 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 F02D 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの運転中に所
    定の自動停止条件を満足する場合は前記エンジンを自動
    停止させるとともにこの自動停止後に所定の自動始動条
    件を満足する場合は前記エンジンを自動始動させるよう
    制御するエンジンの自動始動停止装置において、前記エ
    ンジンを始動する際にエンジンキーによるキー始動であ
    るか前記自動停止後の自動始動であるかを判断し、前記
    キー始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値
    と前記自動始動の際のアイドル空気流量の始動時補正量
    初期値とを異ならせて設定する制御手段を設けたことを
    特徴とするエンジンの自動始動停止装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記キー始動の際のア
    イドル空気流量の始動時補正量初期値よりも前記自動始
    動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値を小さ
    く設定する制御手段であることを特徴とする請求項1に
    記載のエンジンの自動始動停止装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記キー始動の際のア
    イドル空気流量の始動時補正量初期値よりも前記自動始
    動の際のアイドル空気流量の始動時補正量初期値を小さ
    く設定するとともにこの始動時補正量初期値を前記自動
    停止から自動始動までの停止時間の長さに応じ増減して
    設定する制御手段であることを特徴とする請求項1に記
    載のエンジンの自動始動停止装置。
JP21795696A 1996-07-31 1996-07-31 エンジンの自動始動停止装置 Expired - Fee Related JP3395535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21795696A JP3395535B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 エンジンの自動始動停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21795696A JP3395535B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 エンジンの自動始動停止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1047104A JPH1047104A (ja) 1998-02-17
JP3395535B2 true JP3395535B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=16712362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21795696A Expired - Fee Related JP3395535B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 エンジンの自動始動停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3395535B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001099039A (ja) 1999-09-30 2001-04-10 Suzuki Motor Corp エンジン結合型モータの制御装置
JP3820842B2 (ja) 2000-04-05 2006-09-13 スズキ株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP3562432B2 (ja) * 2000-04-12 2004-09-08 日産自動車株式会社 車両のエンジン自動停止再始動装置
JP3791298B2 (ja) 2000-05-09 2006-06-28 トヨタ自動車株式会社 筒内噴射式内燃機関制御装置
JP4345587B2 (ja) 2004-06-21 2009-10-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の機関始動制御システム
JP5087566B2 (ja) * 2009-02-11 2012-12-05 愛三工業株式会社 内燃機関の制御装置
JP5273798B2 (ja) * 2009-03-25 2013-08-28 本田技研工業株式会社 エンジン制御装置
JP5295909B2 (ja) * 2009-08-26 2013-09-18 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の運転制御方法
JP2012087733A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関の燃料噴射制御方法
EP3315748B1 (en) * 2015-06-25 2021-08-11 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vehicle-mounted control device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1047104A (ja) 1998-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3235101B2 (ja) 筒内噴射内燃機関の燃料制御装置
US20030150417A1 (en) Automatic engine start and stop system for vehicles
JP3395535B2 (ja) エンジンの自動始動停止装置
TWI247847B (en) Fuel injection control apparatus
JP3520682B2 (ja) エンジンの自動始動停止装置
US5040505A (en) Intaking rate control device of internal combustion engine
JP3586975B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP3276976B2 (ja) エンジンのアイドル回転数制御方法
JP3237321B2 (ja) 内燃機関の燃料ポンプ制御装置
JPH04246253A (ja) エンジンの自動停止始動制御装置
JP3053627B2 (ja) エンジンの燃料制御装置
JP3525642B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH0571406A (ja) エンジンの制御装置
JPH09287508A (ja) 電制スロットル制御装置
JP2006352974A (ja) 車両用発電機の制御装置
JP2002188484A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3629844B2 (ja) エンジンの燃料供給制御装置
JP3630034B2 (ja) エンジンの始動制御装置
JPS6145305Y2 (ja)
JPH0734918A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2905821B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH0932599A (ja) 内燃機関の自動始動停止装置
JPH0436034A (ja) 減速時の燃料制御方法
KR100520555B1 (ko) 자동 변속기 차량의 크리프 제어장치 및 방법
JPH0742584A (ja) 内燃機関の始動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140207

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees