JP3395443B2 - 高クリープ強度チタン合金とその製造方法 - Google Patents
高クリープ強度チタン合金とその製造方法Info
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Description
チタン合金、特に従来のチタン合金よりもクリープ強度
が向上したチタン合金とその製造方法に関するものであ
る。
を活かすため、航空機関係、エネルギー関係、化学工業
関係などの様々な分野でのチタン合金の応用、用途開発
が試みられている。
の代表的な合金として、α+β型のTi-6Al-4V 合金を挙
げることができるが、より高温環境用チタン合金構造材
に対する要望が高く、英国においてIMI550(Ti-4Al-2Sn-
4Mo-0.5Si)、IMI679(Ti-2Al-11Sn-5Zr-1Mo-0.2Si) 、IM
I685(Ti-6Al-5Zr-0.5Mo-0.25Si) の“高温用チタン合
金”が開発された。それに対して、米国においても、Ti
-6242(Ti-6Al-2Sn-4Zr-2Mo) 合金が開発されたが、Si添
加によるクリープ強度向上が認識されたため、Ti-6242S
(Ti-6Al-2Sn-4Zr-2Mo-0.1Si)合金へと改良された。
℃で耐用し得る合金、IMI829(Ti-5.5Al-3.5Sn-3Zr-0.3M
o-1Nb-0.3Si) [特開昭51−143512号公報] 、IMI834(Ti-
5.8Al-4Sn-3.5Zr-0.3Mo-1Nb-0.3Si-0.06C) [特開昭59−
89744 号公報] 、Ti-1100(Ti-6Al-2.8Sn-4.0Zr-0.3Mo-
0.45Si) [特開昭63−118035号公報] が開発されたが、
いずれもSiが0.3 〜0.45%添加されている。
ン合金の開発が進められている。特開平1−242743号公
報、同2−19436 号公報、同2−22435 号公報、同4−
202729号公報参照。その他、新たな合金元素としてHf、
Taを含む合金 (特開平5−214469号公報) 、Moを添加せ
ずZr含有量を増やした合金 (特開平5−163543号公報)
、Nb/Ta 比率調整により耐酸化性を改善した合金 (特
開平5−163542号公報)が開発され、クリープ強度の改
善が進められている。これらの新合金においてもSiは添
加必須元素であり、0.1 〜0.35%添加されている。
β相の比率がほぼ等しい合金を示し、上述のTi-6Al-4V
系合金およびTi-6Al-2Sn-4Zr-6Mo系合金がその代表例で
ある。Near−α型チタン合金とは、少量のβ相を含み大
部分がα相からなるチタン合金を言い、上述の高温用チ
タン合金はNear−α型合金に属する。
ン、航空機エンジン、船舶用エンジンの高性能化が求め
られている。それに応えるべく、軽量で強度の高いα+
β型およびNear−α型チタン合金が注目されているが、
材料として325 〜600 ℃におけるクリープ強度の改善が
課題となっている。
に、高温強度、高温クリープ強度などの高温特性の優れ
たチタン合金として、Al、Sn、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Si
を添加したチタン合金 (特開平5−214469号公報) が提
案されており、チタン合金としては最も耐熱性に優れて
いる。しかし、そのような合金でも、今日開発が意図さ
れている発電用タービン、航空機エンジン、船舶用エン
ジンの翼などの回転体やケージング、シールなどの支持
体に使用する際にはクリープ強度はまだ充分とは言えな
かった。
さらに一層クリープ強度に優れたチタン合金とその製造
方法を提供することにある。さらに本発明のより具体的
な目的は、各用途 (温度、荷重) で使用されているα+
β型合金およびNear−α型合金のクリープ歪量 (100 時
間) を325 〜600 ℃の高温領域でさらに一層改善する高
クリープ強度を示すチタン合金とその製造方法を提供す
ることである。
かかる課題を解決すべく水素の存在に着目した。従来、
水素はチタン合金中に微量に含まれている不純物として
扱われ、多量に含有すると水素化物を形成し、延性が低
下するため好ましくない元素として扱われてきた。しか
も、水素は純Ti中での拡散速度が速いため高温特性を要
する際の添加元素としては適切でないと考えられ、使用
状態では単に有害不純物として扱われる以外は、全く検
討が加えられていなかった。
鍛造+熱処理)により得られる、本発明が対象とするよ
うなチタン合金系には不純物として高々0.003 %未満程
度しか含有されていないと考えられる。
型およびNear−α型チタン合金に溶解時あるいは熱処理
時に0.0050〜0.0500%の水素を添加することにより、高
温強度、疲労強度、延性を保持し、特にクリープ歪量
(100 時間) を325 〜600 ℃の高温領域で10%以上減少
させ、クリープ強度が著しく改善されることを見出し、
本発明を完成した。
%で、Al:4.0 〜7.0 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Z
r:6.0 %以下、Mo:8.0 %以下、Si:0.6 %未満、
C:0.10%以下、Hf:1.0 %以下、Nb:1.5 %以下、T
a:2.5 %以下、W:1.0 %以下、およびV:5.0 %以
下から成る群から選んだ1種または2種以上、H:0.00
50〜0.0500%、ただし、Ti−Al−V、Ti−Al−V−Si、
Ti−Al−Mo− Si、およびTi−Al−Mo−V−Siの組合せの
ときにはH:0.02%以下は除く、残部Tiおよび不可避的
不純物から成る合金組成を有する高クリープ強度を示す
チタン合金である。
Si量と水素量とが適当な条件を満足する限り、さらにク
リープ強度が改善されることを見出し、本発明をさらに
発展させた。
ところは、質量%で、Al:4.0 〜7.0 %、Si:0.6 〜1.
5 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Zr:6.0 %以下、Mo:
8.0 %以下、C:0.10%以下、Hf:1.0 %以下、Nb:1.
5 %以下、Ta:2.5 %以下、W:1.0 %以下、Cu:1.0
%以下およびV:5.0 %以下から成る群から選んだ1種
または2種以上、残部Tiおよび不可避的不純物から成る
チタン合金において、H(%) =0.05×Si(%) −0.025 ±
0.01(H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満たす水素
をクリープ強度改善元素としてH:0.0050〜0.0500%を
配合したことを特徴とする高クリープ強度を示すチタン
合金である。
を積極的に添加することに特徴を有するがその際にHを
添加する方法、つまり本発明にかかるチタン合金を製造
する方法は次の通りである。
末を混合し、得られた混合物から、例えばプレス成形に
よって電極を作製し、この電極を使用して消耗電極式真
空アーク2重溶解法 (VAR)により鋳塊を得る。この鋳塊
からは、慣用法によって熱間鍛造、溶体化処理を経てチ
タン合金を製造する。
えばプレス成形によって得た電極を使用して消耗電極式
真空アーク2重溶解法 (VAR)により鋳塊を溶製し、得ら
れた鋳塊を熱間鍛造し、次いで、TiH2粉末との共存下で
真空雰囲気で溶体化処理を行うことでチタン合金を製造
する。
限定した理由を詳述する。 H:Hは本発明の最も重要な元素で、β相中に多く溶け
込むβ相安定化元素である。本発明者らの実験によれ
ば、0.0050%以上でその効果は現れる。しかし、添加量
が0.0500%を越えるとTiとHとの化合物がα相内に形成
され、延性の低下をもたらす。したがって、Hの含有量
は0.0050%以上0.0500%以下に設定する。好ましくは、
0.0080〜0.0350%であり、さらに好ましくは、0.0100〜
0.0250%である。なお、前述のように通常のチタン合金
では不純物としてのHは0.0030%未満である。
は、H量はSi量との関連で次のように規定される。
積率が増加し、針状β相が著しく粗大化する結果、クリ
ープ強度の低下を招く。一方、その下限をはずれる場
合、0.6 %以上のSiが固溶できず、粗大なシリサイドが
析出する結果、同じくクリープ強度の低下を招く。
ザス温度を上昇させ、固溶硬化により高温強度、クリー
プ強度の向上に寄与する。しかし、Al添加量が4.0 %未
満では、α相安定化効果および固溶硬化が十分ではな
く、必要とする高温強度、クリープ強度が得られない。
また、添加量が7.0 %を越えると、TiとAlとの金属間化
合物であるTi3Al が析出し、脆化する。そのため、本発
明においてAl含有量は4.0 〜7.0 %に設定する。好まし
くは、5.0 〜6.5 %である。
高温強度を向上させ、耐クリープ特性を改善し得る。必
要に応じて添加するが、添加量が6.0 %を越えると、密
度が大きくなること、および脆化相(Ti3Al) が析出する
ため望ましくない。したがって、Sn含有量は 6.0%以下
に設定する。好ましくは1.0 〜5.0 %である。
溶硬化により強化元素として有効であり、また高温では
Ti、ZrとSiとの微細な金属間化合物を析出させ、クリー
プ強度を向上させている。必要に応じて添加するが、Zr
添加により組織が微細になり、その結果、クリープ強度
等の望ましい機械的性質が実現される。添加量が 6.0%
を越えると延性に加えクリープ強度も低下する。したが
って、Zr含有量は 6.0%以下に設定する。好ましくは5.
0 %以下である。
与すると共に (α+β) の2相とすることにより、高温
強度と疲労強度のバランスを向上させる。すなわち、A
l、Snを添加すると疲労強度が低下するが、Moは疲労強
度を低下させることなく高温強度を上昇させる。必要に
応じて添加し、添加量に応じ、その効果はあらわれる
が、添加量が8.0 %を越えるとβ相が過度に増加し、高
温強度とクリープ強度が低下する。また、溶接性、熱処
理性も低下する。したがって、Mo含有量は8.0 %以下に
設定する。好ましくは6.5 %以下であり、より好ましく
は4.0%以下である。
たらす元素である。また、TiやZrと結びついて非常に微
細な金属間化合物を析出させ、高温強度を向上させる。
従来の合金は、Siを多量に添加するとシリサイドが析出
し、疲労強度やクリープ強度が低下するため、0.6 %以
上は添加されていなかった。しかしながら、本発明のポ
イントであるHを添加し、適正な範囲のH量とすること
により、シリサイドの析出なく 0.6%以上のSiを添加す
ることができ、よりクリープ強度の向上が図れる。しか
し、余り多量の添加は金属間化合物の増加あるいは粗大
化をもたらし脆化する。したがってSi含有量は添加する
場合、1.5 %以下に設定する。
元素であり、さらに室温から高温に至るまでの温度域で
強度の上昇に寄与し、高温クリープ強度も向上させる。
添加量が0.10%を越えると脆化するので添加量は0.10%
以下に設定する。
度のα相の安定化を防ぎ、かつ高温強度向上に寄与する
ことができる。また、Hf添加により、Ti、ZrとSiとの微
細な金属間化合物の析出を促進する。したがって、Zrの
場合、過度に添加するとクリープ強度、延性が劣化して
しまうが、Hf添加ではクリープ強度は低下しない。本発
明者らの実験によれば、0.10%以上でその効果はあらわ
れる。添加量が1.0 %を越えると、Ti、ZrとSiとの金属
間化合物の析出量が過大になり、粗大な析出物を形成
し、延性の低下をもたらす。したがって、添加する場
合、Hfの含有量は1.0 %以下に設定する。
上の添加により高温強度と疲労強度のバランスを向上さ
せ、耐酸化性の改善にも効果のある添加元素である。添
加量が1.5 %を越えるとβ相比率の増加により高温強
度、クリープ強度が低下する。したがって、Nbを添加す
る場合、Nb含有量は1.5 %以下に設定する。好ましくは
0.3〜1.0 %である。
上の添加により、高温強度、疲労強度のバランスを向上
させる。多量の添加は溶け残り、偏析、密度上昇、β相
増加による高温強度、高温クリープの低下をもたらす。
これらの低下から、Taを添加する場合、その添加量は2.
5 %以下とする。
ープ強度と高温強度をより向上させる。ただし、多量の
添加は密度上昇、β相の過度の増加による高温強度、ク
リープ強度の低下をもたらす。したがって、Wを添加す
る場合、その添加量は1.0 %以下に設定する。
0.03%以上というごく微量の添加で疲労特性が向上す
る。添加量が1.0 %を越えるとより金属間化合物が析出
し脆化する。したがって、Cuを添加する場合、その添加
量は1.0 %以下に設定する。
与するとともに (α+β) の2相とすることにより高温
強度と疲労強度のバランスを向上させる。添加量ととも
にβ相が安定化するが、添加量が5.0 %を越えるとβ相
が過度に増加し、高温強度とクリープ強度が低下する。
また、溶接性、熱処理性も低下する。したがって、添加
する場合、V含有量は5.0 %以下に設定する。好ましく
は、3.0〜5.0 %である。
般が対象になるのであり、例えば、Ti-Al-V 系、Ti-Al-
Sn-Zr-Mo-Si 系、Ti-Al-Sn-Mo-Si系、Ti-Al-Sn-Zr-Nb-M
o-Si-(C)系、Ti-Al-Sn-Zr-Nb-Mo-Hf-Ta-Si-(C)系、そし
てTi-Al-Sn-Zr-Mo-Ta-Si-(C)系が例示される。
るチタン合金の合金組成例は次のように例示することが
できる。
V:3.0 〜5.0 %、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよ
び不可避的不純物。
%、Mo:1.0 〜8.0 %、Si:所望により 0.6%未満、
C:所望により 0.1%以下、H:0.0050〜0.0500%、残
部Tiおよび不可避的不純物。
V:2.0 〜6.0 %、Mo:3.0 〜6.0 %、 Si:0.2 〜0.
6 %未満、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび不可避
的不純物。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.1 〜0.6 %未
満、Nb:所望により 1.5%以下、H:0.0050〜0.0500
%、残部Tiおよび不可避的不純物。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.1 〜0.6 %未
満、Ta:所望により 2.5%以下、Hf:所望により 1.0%
以下、Nb:所望により 1.5%以下、C:所望により 0.1
%以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび不可避的
不純物。
%、Mo:0.5 〜4.0 %、Si:0.1 〜0.6 %未満、Ta:所
望により 2.5%以下、C:所望により 0.1%以下、Nb:
所望により 1.5%以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Ti
および不可避的不純物。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.1 〜0.6 %未
満、C:所望により 0.1%、Hf:所望により 1.0以下
%、Nb:所望により 1.5%以下、Ta:所望により 2.5%
以下、W:所望により 1.0%以下、Cu:所望により 1.0
%以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび不可避的
不純物。
タン合金一般が対象になるのであり、例えば、Ti-Al-V
系、Ti-Al-Sn-Zr-Mo-Si 系、Ti-Al-Sn-Mo-Si系、Ti-Al-
Sn-Zr-Nb-Mo-Si-(C)系、Ti-Al-Sn-Zr-Nb-Mo-Hf-Ta-Si-
(C)系、そしてTi-Al-Sn-Zr-Mo-Ta-Si-(C)系が例示され
る。
るチタン合金の合金組成例は次のように例示することが
できる。
%、Mo:1.0 〜8.0 %、Si:0.6 〜1.5 %、C:所望に
より 0.1%以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび
不可避的不純物からなり、H(%) =0.05×Si(%) −0.02
5 ±0.01 (H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満た
す。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.6 〜1.5 %、N
b:所望により 1.5%以下、H:0.0050〜0.0500%、残
部Tiおよび不可避的不純物からなり、H(%) =0.05×Si
(%) −0.025 ±0.01 (H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関
係を満たす。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.6 〜1.5 %、T
a:所望により 2.5%以下、Hf:所望により 1.0%以
下、Nb:所望により 1.5%以下、C:所望により 0.1%
以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび不可避的不
純物からなり、H(%) =0.05×Si(%) −0.025 ±0.01
(H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満たす。
%、Mo:所望により 4.0%以下、Si:0.6 〜1.5 %、
C:所望により 0.1%以下、Hf:所望により 1.0%以
下、Nb:所望により 1.5%以下、Ta:所望により 2.5%
以下、W:所望により 1.0%以下、Cu:所望により 1.0
%以下、H:0.0050〜0.0500%、残部Tiおよび不可避的
不純物からなり、H(%) =0.05×Si(%) −0.025 ±0.01
(H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満たす。
は、一般には慣用方法により、例えば予めプラズマ溶解
で準備した電極を使用するか、または溶解原料である粉
末をプレス成形して得た電極を使用して消耗電極式真空
アーク2重溶解法によって鋳塊を得て、これを熱間鍛造
し、さらに溶体化熱処理を経て製造されるが、本発明の
場合にはそのような慣用方法を採用しても水素を積極的
に添加する必要がある。
溶解のように電極を形成する段階で、雰囲気中に水素を
配合する方法あるいは溶解原料に各種水素化物を使用し
て電極を形成する方法や、アーク溶解時に雰囲気から水
素を溶融金属中に溶け込ませる方法とか、熱処理を行う
ときに水素ガス含有雰囲気下で熱処理を行う方法とか、
各種の方法が考えられる。
的観点からは、水素添加・濃度調整法として好ましい方
法は、プラズマアーク溶解時に水素含有雰囲気を採用す
ることで次工程の消耗電極式真空アーク溶解に用いる電
極に予め水素を溶解させておく方法や、鋳塊の溶製時に
水素化物として水素添加する方法や、鍛造材の熱処理時
に同じく水素化物を経て水素添加する方法が挙げられ
る。
素添加する方法によれば、TiH2粉末の形で溶解原料とし
て他の合金元素と同様に原料に混合し、得られた混合物
から電極を例えばプレス成形し、その電極を使って消耗
電極式真空アーク2重溶解を行い、鋳塊中にHを添加す
るのである。この方法の場合、水素の歩留まりは70〜80
%とかなり高く、しかも精度よく水素量を調節すること
ができる。
する以外の方法として、前述のように、消耗電極式真空
アーク2重溶解時に雰囲気中に水素ガスあるいはアルゴ
ン−水素混合ガスを混入させ、アーク溶解中に水素を溶
融金属中に添加する方法も可能である。さらには、加圧
下の雰囲気中で溶解 (アルゴンアーク溶解、プラズマア
ーク溶解) し、大気中の水分が高温で分解して、水素と
して合金中に固溶させる方法もある。若干量の水を意図
的に原料に含ませておいてもよい。この場合、装置や条
件に大きく依存するので、添加量は経験的に決定され
る。
物を経て水素添加する方法として、消耗電極式真空アー
ク2重溶解法により鋳塊を溶製し、熱間鍛造する。その
後に行う溶体化処理を真空雰囲気下でTiH2粉末と共存さ
せて行う方法が挙げられる。このようにTiH2粉末と共存
させて真空雰囲気下で溶体化処理することによって水素
を添加する方法、具体的にはTiH2粉末と共存させて真空
に密閉した容器内で鍛造材に溶体化処理を行い、水素を
添加する方法の場合、水素の歩留まりは50〜55%と低い
が、ほぼ正確に、均質に水素が材料に添加される。ただ
し、TiH2粉末はTi箔に包んで密閉容器内に挿入する。
素は、その後に行われる加工、成形に際しての加熱、さ
らには使用時の高温条件下においても安定的に保持さ
れ、所期の高温特性が発揮される。
用効果を詳述する。
金を供試材として溶製した。溶解方法として水冷銅モー
ルド上で原料をプラズマアーク溶解し、直径60mmの鋳塊
を作製した。得られた鋳塊を電極とし消耗電極式真空ア
ーク溶解により再度溶解し、直径100 mmの鋳塊にした。
アルゴンガスに水素ガスを1〜5vol%混入し、鋳塊の水
素含有量を調整した。消耗電極式真空アーク溶解時に水
素含有量は若干低下するため、一次溶解時の水素添加量
は歩留を考慮して添加した。
0 mmであった。得られた鋳塊をβ変態点+100 ℃の温度
に加熱し、β変態点以上の温度域で直径60mmまで粗鍛造
を行った。次いで、β変態点−10℃の温度に加熱し、直
径20mmまで鍛造した。
から、空冷あるいは油冷を行う溶体化処理を施し、次い
で625 ℃で2時間加熱してから空冷する時効処理を行っ
た (βSTA と呼ぶ) 。あるいは、鍛造後、β変態点−15
℃に1時間加熱してから、空冷あるいは油冷を行う溶体
化処理を施し、次いで625 ℃で2時間加熱してから空冷
する時効処理を行った (α+βSTA と呼ぶ) 。
A 処理はいずれもチタン合金の熱処理として慣用的に行
われている処理条件である。熱処理後の棒材から引張試
験片、ツバ付きクリープ試験片、および疲労試験片を切
り出し各々の試験に供した。
よび疲労試験の結果を表2にまとめて示す。高温引張試
験、クリープ試験および疲労試験(小野式回転曲げ) は
大気中で行った。なお、表中、熱処理条件の欄において
βは前記βSTA 処理を、αβはα+βSTA 処理を行った
ことをそれぞれ示す。
の各チタン合金を供試材として溶製した。溶解方法とし
て、溶解原料中に、合金元素と同様にTiH2粉末を混合
し、得られた混合物から電極をプレス成形し、消耗電極
式真空アーク2重溶解を行い、直径140 mm、長さ250 mm
の鋳塊を得た。水素量の歩留りは各鋳塊の水素濃度のい
ずれも約75%であった。得られた鋳塊に対して実施例1
と同一条件で鍛造および熱処理を加え、試験片を加工
し、引張試験およびクリープ試験に供した。
各チタン合金を供試材として溶製した。溶解方法とし
て、各成分の鋳塊に対して消耗電極式真空アーク2重溶
解法を用いた。その後で上記と同一条件で熱間鍛造を行
い、得られた直径20mmの丸棒を直径15mmまで外削し、適
当な長さ(100mm) に切断した。このようにして得られた
鍛造材 (直径15mm×長さ100 mm、10本) とTi箔に包んだ
TiH2粉末とをステンレス鋼製管の中に真空封入し、ステ
ンレス管ごと溶体化処理を行った。ステンレス管からST
後の鍛造棒を取り出し、625 ℃で2時間の時効処理を施
し空冷した。なお、TiH2粉末は歩留りが55%になるよう
秤量し、ステンレス管内に挿入した。
クリープ試験片を切り出し、各々の試験に供した。
結果を表1〜3にまとめて示す。高温引張試験、クリー
プ試験は大気中で行った。なお、表中、熱処理条件の欄
においてβは前記βSTA 処理を、αβはα+βSTA 処理
を行ったことをそれぞれ示す。
に、本発明のチタン合金は、各用途 (温度、荷重) で使
用されているα+β型合金およびNear−α型合金のクリ
ープ歪量(100時間) を従来成分のままで、水素を若干添
加することにより10%以上減少させることができる。
ことで、325 ℃から600 ℃までの広い範囲において、ク
リープ強度を高めることができる。上記効果の結果とし
て、本発明にかかるチタン合金はジェットエンジン用や
その他の航空機部品、発電用ガスタービン部品およびそ
の周辺部品あるいはその他の耐熱構造材料に使用するこ
とができる。また、本発明では新たに合金元素を添加す
る必要がないため、材料の高密度化あるいは製造コスト
の増加を必要としない。
Claims (6)
- 【請求項1】 質量%で、 Al:4.0 〜7.0 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Zr:6.0 %以下、Mo:8.0 %以下、S
i:0.6 %未満、C:0.10%以下、Hf:1.0 %以下、N
b:1.5 %以下、Ta:2.5 %以下、W:1.0 %以下、お
よびV:5.0 %以下から成る群から選んだ1種または2
種以上、 H:0.0050〜0.0500%、ただし、Ti−Al−V、Ti−Al−
V−Si、Ti−Al−Mo− Si、およびTi−Al−Mo−V−Siの
組合せのときにはH:0.02%以下は除く、 残部Tiおよび不可避的不純物 から成る高クリープ強度を示すチタン合金。 - 【請求項2】 質量%で、 Al:4.0 〜7.0 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Zr:6.0 %以下、 Mo:8.0 %以下、Si:0.6 %未満、C:0.10%以下、H
f:1.0 %以下、Nb:1.5 %以下、Ta:2.5 %以下、
W:1.0 %以下、およびV:5.0 %以下から成る群から
選んだ1種または2種以上、 Cu:1.0 %以下、 H:0.0050〜0.0500%、 残部Tiおよび不可避的不純物 から成る高クリープ強度を示すチタン合金。 - 【請求項3】 質量%で、 Al:4.0 〜7.0 %、Si:0.6 〜1.5 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Zr:6.0 %以下、Mo:8.0 %以下、
C:0.10%以下、Hf:1.0 %以下、Nb:1.5 %以下、T
a:2.5 %以下、W:1.0 %以下、およびV:5.0 %以
下から成る群から選んだ1種または2種以上、 残部Tiおよび不可避的不純物 から成るチタン合金において、H(%) =0.05×Si(%) −
0.025 ±0.01 (H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満
たす水素をクリープ強度改善元素としてH:0.0050〜0.
0500%を配合したことを特徴とする高クリープ強度を示
すチタン合金。 - 【請求項4】 質量%で、 Al:4.0 〜7.0 %、Si:0.6 〜1.5 %、ならびに Sn:6.0 %以下、Zr:6.0 %以下、Mo:8.0 %以下、
C:0.10%以下、Hf:1.0 %以下、Nb:1.5 %以下、T
a:2.5 %以下、W:1.0 %以下、およびV:5.0 %以
下から成る群から選んだ1種または2種以上、 Cu:1.0 %以下、 残部Tiおよび不可避的不純物 から成るチタン合金において、H(%) =0.05×Si(%) −
0.025 ±0.01 (H2≧0.0050、0.6 ≦Si≦1.5)の関係を満
たす水素をクリープ強度改善元素としてH:0.0050〜0.
0500%を配合したことを特徴とする高クリープ強度を示
すチタン合金。 - 【請求項5】 溶解原料中に合金元素と同時にTiH2粉末
を混合し、得られた混合物から電極を作製し、該電極を
使用して消耗電極式真空アーク2重溶解法により鋳塊を
得ることを特徴とする、Ti−Al−V、Ti−Al−V−Si、
Ti−Al−Mo−Si、およびTi−Al−Mo−V−Siの組合せで
あってH:0.02%以下の場合も含む請求項1〜4記載の
いずれかに記載のチタン合金であるチタン合金の製造方
法。 - 【請求項6】 水素を除いた合金元素の混合物から得た
電極を使用して消耗電極式真空アーク2重溶解法により
鋳塊を溶製し、得られた鋳塊を熱間鍛造し、次いで、Ti
H2粉末との共存下で真空雰囲気で溶体化処理を行うこと
を特徴とする、Ti−Al−V、Ti−Al−V−Si、Ti−Al−
Mo−Si、およびTi−Al−Mo−V−Siの組合せも含む請求
項1〜4記載のいずれかに記載のチタン合金であるチタ
ン合金の製造方法。
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