JP3394632B2 - 屋根部材 - Google Patents

屋根部材

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JP3394632B2
JP3394632B2 JP13079295A JP13079295A JP3394632B2 JP 3394632 B2 JP3394632 B2 JP 3394632B2 JP 13079295 A JP13079295 A JP 13079295A JP 13079295 A JP13079295 A JP 13079295A JP 3394632 B2 JP3394632 B2 JP 3394632B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、家屋等の屋根構造体上
に葺き重ねられる屋根部材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】さて、家屋等の屋根上には、例えば、太
陽光発電用のソーラパネルや温水器等の構造物が設置さ
れるものであるが、多くのものにあっては、該構造物に
付帯する電気線コードや水等のホースが屋根上に配線さ
れるものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たものにあっては、その構造物に付帯する電気線コード
や水等のホースが長く屋根上に配線されるものであるか
ら、その配線等の施工が煩雑であり、電気線コードや水
等のホース自体の損傷が生起し易いものであった。そこ
で、本発明は、上記した問題点に鑑み、太陽光発電用の
ソーラパネルや温水器等構造物に付帯する電気線コード
や水等の配線をきわめて簡易になし得るとともに、その
損傷を未然に防止することができる屋根部材を提供する
ことを目的としたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、家屋等の屋根構造体に対し
葺き重ねられる屋根部材であって、屋根部材本体におけ
る桟部付近の上面には端部からほぼ中央部にかけて順次
細くなるように膨出された円弧状突条部を一体的に所定
の長さ形成するとともに、この弧状突条部は葺き重ねら
れる下位の屋根部材とで端部側及び下面側を解放した空
洞部を形出するように構成したことを要旨とするもので
ある。 【0005】 【作用】葺き重ねられる下位の屋根部材とで端面側及び
下面側を開放した空洞部を形出するものであり、この空
洞部をへて該屋根上に設置した太陽光発電用のソーラパ
ネルや温水器等構造物の近傍に屋根裏に配線した電気線
コードや水等を取り出すものである。 【0006】 【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図にした
がって詳述する。図1に示す屋根部材Wは、家屋等の屋
根構造体に対して葺き重ねられる桟瓦1を示し、該桟瓦
1の瓦本体1Aには通常の構成、すなわち、一方の側縁
側(図において左側)のほぼ山状の桟部1aと、該桟部
1aから湾曲した谷部1bと、該谷部1bから他方の側
縁側(図において右側)の襟部(差込み部)1cとを備
えており、相対向する対隅角部には頭部1d側の切込み
2と尻部1e側の切込み3とが切欠形成され、尻部1e
側の切込み3の近傍には、葺き重ねられる上位の瓦が位
置される部位に釘孔4が形成され、また桟部1aの頭部
1d側の近傍には葺き重ねられる下位の瓦が位置される
若干外れた部位に釘打込用の孔を形成する止まり孔部5
が形成され、尻部1e側及び襟部(差込み部)1c側の
上縁には連続した水返し片6が形出されている。 【0007】そして、前記瓦本体1Aの上面において、
谷部1bのほぼ中央部には、矩形状の台座受部7が一体
的に膨出形成されており、この台座受部7は上部を上向
きコ字状の溝状受部8となし、その両側部の起立片9
a,9aにはねじ等を挿通する取付孔9が複数個貫設さ
れ、また、台座受部6の尻部1e側に面した端面は湾曲
面8aとなして瓦本体1Aの谷部1eの水流れを阻害し
ないように形成されている。なお、溝状受部8の底面8
bは、葺き上げ状態における屋根勾配に合致した勾配の
斜状面となしている。また、台座受部7の裏面側は図3
に示すように所定の厚みを残して空洞とすることが望ま
しい。 【0008】また、前記瓦本体1Aの頭部1d側におい
て、桟部1aと湾曲した谷部1bとの境界部位には該頭
部1dからほぼ中央部にかけて順次細くなる円弧状突条
部10が形成され、該円弧状突条部10は葺き重ねられ
る下位の瓦の上面とで空洞部10aが形成されるように
なしている。 【0009】本実施例の桟瓦1は上述の用に構成された
ものであり、該桟瓦1上に太陽光発電用のソーラパネル
等の構造物Pを設置する場合について説明すると、図4
及び図5に示すように、本例桟瓦1〜1を屋根に対して
太陽光発電用のソーラパネル等の構造物Pを設置する部
位に他の桟瓦W1と同様にして順次葺き上げられるもの
である。すなわち、本例の台座受部7を備えた桟瓦1を
他の桟瓦W1とともにに所定の箇所位置させて葺き上
げ、そして、該構造物Pの縦枠材P1,P1をその台座
受部7の溝状受部8内に挿通して取付孔9を介してねじ
等の所定の手段(図示しない)により支持する。 【0010】ついで、前記桟瓦1〜1の台座受部7に支
持された縦枠材P1,P1に横枠材P2,P2を所定の
手段にて取り付けたのち、該横枠材P2,P2上の太陽
光発電用のソーラパネルP3を取り付けるものである。
これによって、太陽光発電用のソーラパネルP3等の構
造物Pを瓦葺きした屋根に設置することができる。 【0011】また、既設の瓦屋根に対しては、太陽光発
電用のソーラパネルP3等の構造物Pの設置箇所に対応
した瓦のみを本例の桟瓦1と前記のようして換えるのみ
で、該太陽光発電用のソーラパネルP3等の構造物Pの
設置に対応するものである。 【0012】そして、瓦本体1Aの頭部1d側におい
て、桟部1aと湾曲した谷部1bとの境界部位には該頭
部1dからほぼ中央部にかけて順次細くなる円弧状突条
部10が形成されているので、図6に示すように、該円
弧状突条部10によって葺き重ねられる下位の瓦W2の
上面とで空洞部10aが形成されるものであり、この部
位(空洞部10a)から屋根の裏側に配線した電気線コ
ード或いは、接続具を備えた電気線コードYを瓦葺きし
た屋根上に容易に取出すことができ、構造物Pを太陽光
発電用のソーラパネルP3とした場合、その電気的接続
をきわめて簡易になし得るものである。この場合、電気
線コード或いは、接続具を備えた電気線コードYが挿通
された空洞部10aは所定のシール部材によって雨仕様
されるものである。 【0013】また、本実施例にあっては、桟瓦1は通常
の状態にてその釘孔4により屋根構造の瓦桟木に釘付け
されるものであるが、必要に応じて桟部1aの頭部1d
側の近傍に対して葺き重ねられる下位の瓦が位置される
若干外れた部位に形成された止まり孔部5を釘打込用の
孔としてくり抜き形成し、該釘打込用の孔を介して屋根
構造の前記した別の瓦桟木に釘付けして瓦自体の葺き上
げを強固にすることもできる。 【0014】なお、本実施例の台座受部7は上部を上向
きコ字状の溝状受部8となしたが、これに限定するもの
ではなく、図7及び図8に示すように、起立片9aを片
側だけとした構成及び起立片9aを排除した断面門形状
の構成でもよい。また、台座受部7に対する太陽光発電
用のソーラパネルP3の構造物Pの縦枠材P1,P1が
位置する部位には該縦枠材P1,P1との取付時のクッ
ション性を図るため、スボンジ或いはクッション皮膜等
の緩衝部材を付設することが望ましい。また、屋根部材
Wとして桟瓦1の場合について説明したが、これに限定
するものではなく、S瓦、平板瓦、さらには、瓦以外の
カラーベスト等の屋根部材にも簡単に応用することがで
きる。さらには、構造物Pを太陽光発電用のソーラパネ
ルP3として説明したが、この構造物は屋根に設置され
る温水器でも同様であり、この場合は、円弧状突条部1
0によって葺き重ねられる下位の瓦W2の上面とで形成
される空洞部10a内には温水器に対応する水等のホー
スが挿通されるものである。 【0015】 【発明の効果】請求項1記載の発明は、葺き重ねられる
下位の屋根部材とで端部側及び下面側を解放した空洞部
を形出するものであり、るこの空洞部をへて該屋根上に
設置した太陽光発電用ソーラパネルや温水器等の構造物
の近傍の屋根裏に配線した電気線コードや水等のホース
を取り出すことができる。このことは、太陽光発電用ソ
ーラパネルや温水器等の構造物に付帯する電気線コード
や水等のホースの配線をきわめて簡易になし得るととも
に、その損傷を未然に防止することができる。さらに、
円弧状突条部を端部からほぼ中央部にかけて順次細くな
るように膨出形成することにより、屋根部材上面におけ
る膨出部位の度合いを可及的に少なくして、該屋根部材
上面の雨水等の流れを阻害することを可及的になくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す桟瓦の斜視図である。 【図2】同じく、平面図である。 【図3】同じく、図2のX−X線断面図である。 【図4】同じく、その施工状態を示す説明図である。 【図5】同じく、その施工状態を示す説明図である。 【図6】同じく、円弧状突部(空洞部)と電気線コード
との関係を示す説明図である。 【図7】本発明の別の実施例を示す桟瓦の斜視図であ
る。 【図8】本発明の別の実施例を示す桟瓦の斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 桟瓦 1A 瓦本体 10 円弧状突部 10a 空洞部 W 屋根部材 P 構造物

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 家屋等の屋根構造体に対し葺き重ねられ
    る屋根部材であって、屋根部材本体における桟部付近
    上面には端部からほぼ中央部にかけて順次細くなるよう
    に膨出された円弧状突条部を一体的に所定の長さ形成す
    るとともに、この弧状突条部は葺き重ねられる下位の屋
    根部材とで端部側及び下面側を解放した空洞部を形出す
    るように構成したことを特徴とする屋根部材。
JP13079295A 1995-05-29 1995-05-29 屋根部材 Expired - Lifetime JP3394632B2 (ja)

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