JP3394544B2 - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP3394544B2 JP28863791A JP28863791A JP3394544B2 JP 3394544 B2 JP3394544 B2 JP 3394544B2 JP 28863791 A JP28863791 A JP 28863791A JP 28863791 A JP28863791 A JP 28863791A JP 3394544 B2 JP3394544 B2 JP 3394544B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、偏心して設けられたイ
ンナロータとアウタロータとの間に複数の圧力室を形成
し、このインナロータとアウタロータとを回転させて圧
力室の流体を吐出させるようにしたギヤ式燃料ポンプに
関し、例えば、車両用燃料ポンプに適用されるものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来から、トロコイド型等のギヤポンプ
が広く知られている。また、このような容積型回転ポン
プを車両用燃料ポンプに用いるものが提案されており、
例えば特開昭60─156988号公報のような車両用
燃料ポンプが知られている。 【0003】このようなギヤポンプは、内歯が形成され
たアウタロータと、このアウタロータの内側に偏心して
収容され、上記内歯と噛合する外歯が形成されたインナ
ロータとの間に複数の圧力室を形成している。そして、
アウタロータとインナロータとを回転させ、圧力室を容
積変化させながら移動させることにより、流体を吸入
し、吐出させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなギヤポン
プでは、吐出ポートの終端で圧力室の容積が0になり、
吸入ポートの始端で容積が増加しはじめることが望まし
いが、実際には、圧力室の容積は0にはならい。このた
め、吐出ポートで吐出行程を終えた圧力室には吐出圧力
の流体が残り、この吐出圧力の流体が吸入ポートにまで
持ち込まれていた。 【0005】ところが、上記のようなギヤポンプを沸点
の比較的低い流体の圧送に使用すると、吐出ポートから
吸入ポートへの流体の持ち込みにより、減圧沸騰が発生
し、吸入ポートにおいてベーパを発生するという問題点
があった。 【0006】また、特にガソリン等の燃料圧送用に上記
のようなギヤポンプを使用した場合には、特に高温時に
大量のベーパが発生し、吐出流量の低下、あるいは騒音
の発生を招くという問題点があった。 【0007】本発明は上記のような問題点に鑑み、ギヤ
ポンプの吸入ポートにおけるベーパの発生を抑制するこ
とを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、内歯が形成されたアウタ
ロータと、前記アウタロータ内に収容され、前記内歯に
噛合する外歯が形成されたインナロータと、前記アウタ
ロータと前記インナロータとを互いに偏心させて回転可
能に収容し、前記アウタロータに形成された内歯と前記
インナロータに形成された内歯との間に形成される複数
の圧力室の側壁を形成するケーシングと、前記アウタロ
ータと前記インナロータとを回転させ、前記圧力室をそ
の容積を変化させながら移動させる駆動手段と、容積が
増加してゆく圧力室に連通して設けられた吸入ポート
と、容積が減少してゆく圧力室に連通して設けられた吐
出ポートと、前記吐出ポートと前記吸入ポートとの間に
設けられ、前記吐出ポートから前記吸入ポートに向けて
移動する前記圧力室を前記吸入ポートに連通する前にポ
ンプの外部と連通させ、前記圧力室内の流体圧力を低下
させる圧抜き通路とを備え、前記圧抜き通路は最も小さ
くなった圧力室に連通するように開口して設けられる
とを特徴とするギヤ式燃料ポンプという技術的手段を採
用した。 【0009】 【作用】上記請求項1記載の本発明の構成によると、ア
ウタロータとインナロータとの間に複数の圧力室が形成
される。そして、アウタロータとインナロータとが回転
駆動されることで圧力室が容積変化しながら移動し、吸
入ポートから流体を吸入し、吐出ポートから流体を吐出
する。圧力室は吐出ポートに流体を吐出した後、吸入ポ
ートに再び到達するが、本発明では、圧抜き通路が形成
されているため、圧力室が吸入ポートに連通する前に圧
力室はポンプ外部と連通される。これにより、圧力室が
吸入ポートに連通する前に圧力室の流体圧力が低下させ
られるため、吐出圧力の流体が吸入ポートに持ち込まれ
ることにより生じる減圧沸騰によるベーパの発生が防止
される。しかも、圧抜き通路を介して排出される燃料量
を少なくすることができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明を車両用燃料ポンプに適用した
第1実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。な
お、この実施例の車両用燃料ポンプは、図示せぬ燃料フ
ィルタなどが装着されて、燃料タンクの中に収容されて
使用される。 【0011】図1は車両用燃料ポンプの部分断面図であ
る。図2は図1に図示されたA−A断面矢視図である。
図1、図2において、燃料ポンプ1の円筒状ハウジング
10の一端には、カバー11が設けられている。このカ
バー11には、電源供給用コネクタ13と、加圧された
燃料が吐出される吐出口14とが設けられている。ハウ
ジング10の中央部12には駆動手段としてのモータ部
が内蔵されている。 【0012】ハウジング10の他端には、ポンプ部30
が設けられている。ポンプ部30は、ポンプケーシング
31と、スペーサ32と、アウタロータ33と、インナ
ロータ34と、スペーサカバー35と、ポンプカバー3
6とを有する。 【0013】ポンプケーシング31は、ハウジング10
の内周に圧入されている。ポンプケーシング31には、
その中央に孔が形成され、モータ部のアーマチャ20の
シャフト21の軸受37と、円筒状のブッシュ38とが
圧入されている。さらに、ポンプケーシング31には、
所定範囲にわたって吐出ポート39が形成され、この吐
出ポート39は吐出通路40を介してハウジング10内
に連通している。なお、この吐出ポート39は、図2に
仮想線(2点鎖線)として図示されている。 【0014】円板状のスペーサ32は、ハウジング10
の内周に挿入され、回り止めされている。スペーサ32
の内側には、中心が所定量だけ偏移した円筒孔が形成さ
れている。 【0015】円板状のアウタロータ33は、スペーサ3
2の円筒孔に収容され、その内側には、トロコイド歯が
形成されている。インナロータ34は、アウタロータ3
3の内側に収容される。インナロータ34の外側には、
アウタロータ33のトロコイド歯よりも歯数が一つ少な
いトロコイド歯が形成され、内側には孔が形成されてい
る。このインナロータ34の内側の孔には、軸受34a
が圧入され、インナロータ34は、この軸受34aを介
して、ブッシュ38に回転可能に支持されている。 【0016】スペーサカバー35は、アウタロータ33
とインナロータ34との軸方向の移動を規制するように
ハウジング10の内周に挿入され、回り止めされてい
る。このスペーサカバー35には、所定範囲にわたって
吸入ポート41が開設されている。この吸入ポート41
は図2にかくれ線(破線)として図示されている。 【0017】上記のポンプケーシング31には、図示せ
ぬ雌ねじ穴が4個形成され、スペーサ32には、スクリ
ュー43が通る孔が形成されている。そして、上記ポン
プケーシング31とスペーサ32とスペーサカバー35
とはスクリュー43により締めつけられている。また、
アウタロータ33とインナロータ34との厚さは、回転
可能に収容するために、スペーサ32より10〜30μ
m程度薄く形成されている。 【0018】さらに、ポンプカバー36は、ハウジング
10の内周に挿入され、かしめにより固定されている。
ポンプカバー36には、吸込口42が形成され、この吸
込口42はスペーサカバー35に形成された吸入ポート
41に連通している。 【0019】シャフト21は軸受け37により回転可能
に支持され、ピン22により軸方向に支持されている。
シャフト21の端部には、平行な平面が形成され、カッ
プリング23が設けられている。カップリング23は、
インナロータ34に係合し、シャフト21の回転をイン
ナロータ34に伝える。 【0020】アウタロータ33とインナロータ34とは
図2に図示されるように所定量だけ偏心して組付けら
れ、アウタロータ33の内周に形成されたトロコイド歯
とインナロータ34の外周に形成されたトロコイド歯と
の間には、複数の圧力室50が形成される。そして、ポ
ンプケーシング31とスペーサカバー35とにより圧力
室50の側壁が形成される。 【0021】さらに、スペーサカバー35とポンプカバ
ー36には、図2に図示される圧力室50aの位置か
ら、ポンプカバー36の外側に連通する圧抜き通路51
が形成されている。圧抜き通路51はスペーサカバー3
5に形成された孔とポンプカバー36に形成された孔と
からなる。圧抜き通路51の圧力室側の開口は、ポンプ
の回転方向に対して、吸入ポート41の直前に設けら
れ、図2に図示されるように、最も小さくなった圧力室
50aに連通するように設けられる。また、ポンプカバ
ー36の外側の開口は、燃料タンク内に直接に開口する
ように設けられる。 【0022】次に、上記実施例の作動を説明する。実際
の使用においては、図1に図示される燃料ポンプ1の吸
入口42には図示せぬ燃料フィルタが装着され、吐出口
14には図示せぬ車両エンジンの燃料噴射装置に向かう
パイプが接続され、さらにコネクタ13には図示せぬ車
載バッテリに接続されるコネクタが接続されて、燃料ポ
ンプ1は図示せぬ燃料タンクの中に保持される。 【0023】コネクタ13から電源が供給されると、モ
ータによりシャフト21が回転する。シャフト21は、
図2において時計回りの方向に回転する。このシャフト
21の回転により、カップリング23を介してインナロ
ータ34が回転し、さらにこのインナロータ34と噛み
合うアウタロータ33も回転する。これにより、アウタ
ロータ33とインナロータ34との間に形成される圧力
室50は順次時計回りの方向に移動する。しかもこの
時、両ロータが偏心して設けられているため、圧力室5
0の容積は図2の左側で徐々に拡大し、図2の右側で徐
々に縮小する。これにより、吸入ポート41から燃料が
吸入され、吐出ポート39へ吐出される。従って、吸入
口42から燃料タンク内の燃料が吸入され、ポンプ部で
加圧され、ハウジング10内を通って吐出口14から燃
料が送り出される。 【0024】圧力室50が順次移動し、吐出ポート39
と吸入ポート41との間に達すると、その圧力室50は
圧抜き通路51に連通する。ここで、吐出ポート39を
経由してきた圧力室50には吐出圧力にまで加圧された
燃料が入っている。このため、この様な加圧された燃料
が、吸入ポート41にある加圧されない燃料中に入ると
減圧沸騰を起こし、ベーパを発生して吐出量などのポン
プ性能の低下、騒音の発生といった不具合を発生するお
それがある。しかしこの実施例では、圧力室50が吸入
ポート41に連通する直前で、圧抜き通路51を介して
燃料ポンプ外に直接に連通するため、加圧された燃料が
排出される。これにより、圧力室50が吸入ポート41
に連通するときにはすでに圧力室50内の圧力が低下し
ているため、燃料の減圧沸騰によるベーパの発生が防止
され、吐出量などのポンプ性能の低下、騒音の発生とい
った不具合の発生が防止できる。 【0025】図3はこの実施例による実験結果を示すグ
ラフで、横軸に燃料温度(°C)をとり、縦軸に吐出流
量(l/h)をとって示している。実線にこの実施例の
吐出流量を示し、破線に圧抜き穴を備えない従来品の吐
出流量を示す。 【0026】従来品は燃料温度が高くなり減圧沸騰が生
じやすくなると吐出流量が大きく減少しているが、この
実施例によると吐出流量の減少は少なく、燃料温度が高
くなっても十分な吐出流量が確保されている。 【0027】ここで、圧抜き通路はポンプ外部に連通し
ていることが重要であり、圧抜き通路を介して放出され
た燃料がベーパを発生しても、そのベーパが吸入口42
へ吸い込まれないように設けられる。さらに、この圧抜
き通路から発生したベーパによる騒音を防止するために
所定容積の消音室を設けてもよい。 【0028】次に、本発明の第2実施例を図4、図5に
基づいて説明する。この実施例では、図1の車両用燃料
ポンプの構造において、圧抜き通路の構造のみを変更し
た。以下、この実施例の圧抜き通路60の構造について
説明し、第1実施例と同じ構成については同一の符号を
付し、説明を省略する。なお、図5ではスクリューを省
略した。 【0029】図4は第2実施例による車両用燃料ポンプ
のポンプ部の断面図であり、図5は図4のB−B断面矢
視図である。なお図5には、圧抜き通路の開口位置の理
解を容易にするためアウタロータ33とインナロータ3
4とを破線で図示し、吸入ポート41を2点鎖線で図示
する。 【0030】この実施例では、圧抜き通路60がポンプ
ケーシング31からハウジング10を貫通して形成され
ている。圧抜き通路60はポンプケーシング31に形成
された縦孔および横孔と、ハウジング10を貫通する孔
とから構成される。圧抜き通路60の圧力室側の開口は
第1実施例と同様に、圧力室が吸入ポート41に連通す
る直前に設けられている。これにより、吸入ポート41
に連通する直前で圧力室50の燃料圧力は燃料タンク内
と連通するため、燃料タンク内圧まで低下する。従っ
て、吸入ポート41内での減圧沸騰によるベーパの発生
が防止される。 【0031】次に、本発明の第3実施例を図6、図7に
基づいて説明する。この実施例では、図1の車両用燃料
ポンプの構造において、圧抜き通路の構造のみを変更し
た。以下、この実施例の圧抜き通路70の構造について
説明し、第1実施例と同じ構成については同一の符号を
付し、説明を省略する。なお、図7ではスクリューを省
略した。 【0032】図6は第3実施例による車両用燃料ポンプ
のポンプ部の断面図であり、図7は図6のC−C断面矢
視図である。なお、図7には、吐出ポート39を2点鎖
線で示し、吸入ポート41を破線で示す。 【0033】この実施例では、圧抜き通路70がスペー
サカバー35のロータ側に形成された溝とハウジングに
形成された孔とで構成されている。スペーサカバー35
のロータ側に形成された溝の先端は、圧力室が吸入ポー
ト41に連通する直前の位置にまで延びており、図7図
示のように、圧力室の容積が最も小さくさる位置で、圧
力室と連通している。これにより、吸入ポート41に連
通する直前で圧力室50の燃料圧力は、圧抜き通路70
を通って燃料タンク内と連通するため、燃料タンク内圧
まで低下する。従って、吸入ポート41内での減圧沸騰
によるベーパの発生が防止される。 【0034】また、この実施例では、圧抜き通路70が
スペーサカバー35に設けられた溝によって構成される
ため、孔を設ける場合に比べて容易に構成することがで
きる。また、ハウジング10に設ける孔を予め広めに形
成することがきるため、組付け精度を必要以上に高める
ことなく容易に圧抜き通路を形成することができる。 【0035】次に、本発明の第4実施例を図8、図9に
基づいて説明する。この実施例では、図1の車両用燃料
ポンプの構造において、圧抜き通路の構造のみを変更し
た。以下、この実施例の圧抜き通路80の構造について
説明し、第1実施例と同じ構成については同一の符号を
付し、説明を省略する。なお、図9ではスクリューを省
略した。 【0036】図8は第4実施例による車両用燃料ポンプ
のポンプ部の断面図であり、図9は図8のD−D断面矢
視図である。なお、図9には、吐出ポート39を2点鎖
線で示し、吸入ポート41を破線で示す。 【0037】この実施例では、圧抜き通路80がスペー
サカバー35のロータ側に形成された溝とスペーサカバ
ー35の外周とポンプカバー36の外周とに形成された
溝とで構成されている。スペーサカバー35のロータ側
に形成された溝の先端は、圧力室が吸入ポート41に連
通する直前の位置にまで延びており、図9図示のよう
に、圧力室の容積が最も小さくさる位置で、圧力室と連
通している。これにより、吸入ポート41に連通する直
前で圧力室50の燃料圧力は、圧抜き通路80を通って
燃料タンク内と連通するため、燃料タンク内圧まで低下
する。従って、吸入ポート41内での減圧沸騰によるベ
ーパの発生が防止される。 【0038】また、この実施例では、圧抜き通路80が
すべて溝によって構成されるため、穴を設ける場合に比
べて容易に構成することができる。 【0039】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成および
作用によると、吐出ポートを経由した圧力室が吸入ポー
トに連通する前にその圧力室がポンプ外部と連通され、
圧力が低下させられるため、吐出圧力の流体が圧力室に
よって吸入ポートに持ち込まれることによるベーパの発
生が防止され、吐出流量の低下等の不具合を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用した第1実施例の車両用燃料ポン
プの部分断面図である。 【図2】図1のA−A断面矢視図である。 【図3】第1実施例の実験結果を示すグラフである。 【図4】本発明を適用した第2実施例の車両用燃料ポン
プの部分断面図である。 【図5】図4のB−B断面矢視図である。 【図6】本発明を適用した第3実施例の車両用燃料ポン
プの部分断面図である。 【図7】図6のC−C断面矢視図である。 【図8】本発明を適用した第4実施例の車両用燃料ポン
プの部分断面図である。 【図9】図8のD−D断面矢視図である。 【符号の説明】 1 車両用燃料ポンプ 10 ハウジング 13 コネクタ 14 吐出口 20 アーマチャ 21 シャフト 30 ポンプ部 31 ポンプケーシング 32 スペーサ 33 アウタロータ 34 インナロータ 35 スペーサカバー 36 ポンプカバー 37 軸受 38 ブッシュ 39 吐出ポート 40 吐出通路 41 吸入ポート 42 吸入口 43 スクリュー 50 圧力室 51 圧抜き通路 60 圧抜き通路 70 圧抜き通路 80 圧抜き通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−41686(JP,A) 特開 昭50−121804(JP,A) 実開 昭54−66205(JP,U) 実開 昭63−22392(JP,U) 実開 平1−66485(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内歯が形成されたアウタロータと、 前記アウタロータ内に収容され、前記内歯に噛合する外
    歯が形成されたインナロータと、 前記アウタロータと前記インナロータとを互いに偏心さ
    せて回転可能に収容し、前記アウタロータに形成された
    内歯と前記インナロータに形成された内歯との間に形成
    される複数の圧力室の側壁を形成するケーシングと、 前記アウタロータと前記インナロータとを回転させ、前
    記圧力室をその容積を変化させながら移動させる駆動手
    段と、 容積が増加してゆく圧力室に連通して設けられた吸入ポ
    ートと、 容積が減少してゆく圧力室に連通して設けられた吐出ポ
    ートと、 前記吐出ポートと前記吸入ポートとの間に設けられ、前
    記吐出ポートから前記吸入ポートに向けて移動する前記
    圧力室を前記吸入ポートに連通する前にポンプの外部と
    連通させ、前記圧力室内の流体圧力を低下させる圧抜き
    通路とを備え、前記圧抜き通路は最も小さくなった前記圧力室に連通す
    るように開口して設けられる ことを特徴とするギヤ式燃
    ポンプ。
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