JP3394382B2 - ガス炊飯器 - Google Patents

ガス炊飯器

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JP3394382B2
JP3394382B2 JP03748596A JP3748596A JP3394382B2 JP 3394382 B2 JP3394382 B2 JP 3394382B2 JP 03748596 A JP03748596 A JP 03748596A JP 3748596 A JP3748596 A JP 3748596A JP 3394382 B2 JP3394382 B2 JP 3394382B2
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敏宏 小林
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パロマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は炊飯釜と外胴との間
に燃焼排ガス通路を備えたガス炊飯器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、ガス炊飯器の外蓋,内蓋への
水滴の付着を防止するために、外蓋下面に燃焼排ガスを
導き、外蓋の温度を高めたものが知られている。こうし
たガス炊飯器は、例えば図5に示すように、上部の炊飯
釜部35と下部の加熱部15とから構成される。炊飯釜
部35は、アルミの鋳物からなる炊飯釜8と、炊飯釜8
を取り囲む外胴16と、外胴16にヒンジ4を介して取
り付けられた外蓋7と、炊飯釜8の内面受部1に載置し
て蓋をする内蓋5とを備える。また、外胴16は、その
上端を内側に折曲げたフランジ17を有し、炊飯釜8の
外側段部1がフランジ17の先端で支承される。また、
フランジ17面には複数の開口16bが全周囲にわたっ
て略均等に設けられている。そして、開口16bから導
かれた燃焼排ガスは外蓋7下端面を加熱しながら外部に
排出される。従って、外蓋7の温度は高温に保たれてい
るので、水蒸気が冷やされてその表面で結露するといっ
たことはない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の炊飯器において、燃焼排ガスの全部が外蓋7に
当たるので、外蓋7が必要以上に加熱され、外蓋7に塗
装した塗料が変色したり焦げてしまうことがあった。そ
のため、わざわざ高価な高温に耐える耐熱塗料を使用す
る必要があった。本発明のガス炊飯器は上記課題を解決
し、外蓋を必要以上に加熱することなく水滴の付着を防
止するガス炊飯器を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス炊飯器は、炊飯釜と、上記炊飯
釜を収納する外胴と、上記炊飯釜の蓋をする内蓋と、上
記炊飯釜を収納した上記外胴の蓋をする外蓋と、上記炊
飯釜を加熱するバーナとを備え、上記外胴の上端を内側
に折曲げたフランジ面に複数の開口を全周にわたって配
設すると共に、上記外蓋を上記フランジ面から隙間をあ
けて支持し、上記バーナの燃焼排ガスを上記開口から排
出させて上記隙間を通過するようにしたガス炊飯器にお
いて、上記外胴側面上部に複数の排気口を全周にわたっ
て配設し、燃焼排ガスの一部を上記排気口から逃がすと
ともに、上記隙間を通過する燃焼排ガス量は、上記フラ
ンジ面の開口と上記外胴側面上部の排気口との面積比率
を調節し、上記外蓋の表面温度が約100℃〜250℃
になるように設定したことを要旨とする。 【0005】 【0006】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガス炊飯器は、外胴側面上部に複数の排気口を設けて燃
焼排ガスの一部を逃がし、フランジ面の開口からの燃焼
排ガス量を適量に制限したので、外蓋下端面への必要以
上の加熱は無くなり、結露防止効果を損なうことなく外
蓋に塗装した塗料が変色したり焦げてしまうといったこ
とは防止できる。 【0007】また、外蓋の表面温度を100℃〜250
℃の範囲になるようにしたので、外蓋の塗装に一般の汎
用塗料が使用できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガス炊飯器の
好適な実施例について説明する。図1は一実施例として
のガス炊飯器の概略構成図である。従来例とは、外胴が
異なるのみなので、構成が同一部分に関しては図面に同
じ符号を付して説明する。ガス炊飯器10は、上部の炊
飯釜部25と下部の加熱部15とから構成される。 炊
飯釜部25は、アルミの鋳物からなる炊飯釜8と、炊飯
釜8上部の全周に設けた内面段部1に載置して蓋をする
内蓋5と、炊飯釜8を取り囲む外胴6と、外胴6にヒン
ジ4を介して開閉可能に取り付けられた外蓋7とを備え
る。 【0009】加熱部15は、載置された炊飯釜8を加熱
するバーナ3と、バーナ3の中央に設けられた温度セン
サ9と、バーナ3の周りに設置した受皿2と、点火等の
燃焼制御を司どる点火装置部13とを備える。また、外
胴6は、筒上に形成され、その上端は内側に水平に折曲
げられたフランジ17が設けられている。また、フラン
ジ17には、図2に示すように、複数の楕円状の開口6
bが等間隔に全周設けられている。また、外胴6側面上
部には、周方向に長い四角形状の複数の排気口6aが等
間隔に全周設けられている。また、フランジ17面上に
複数の突起(図示略)を形成して外蓋7下面とフランジ
17面との間には所定の隙間が設けられ、フランジの開
口6bから排出された燃焼排ガスを外部に導いている。
また、外胴の表面はホーローで処理されている。また、
外蓋7の表面は耐熱温度の低い(250℃以下)汎用の
塗料で塗装されている。 【0010】次に炊飯器の動作について説明する。炊飯
器は、炊飯釜8をセットした後、点火スイッチ(図示
略)の操作によりバーナ3に点火する。そして、着火し
たバーナ3の燃焼火炎により炊飯釜8は加熱され炊飯を
開始する。燃焼排ガスは、炊飯釜8と外胴6との間を通
って外胴6の側面上部に設けた排気口6aと外胴6のフ
ランジ17に設けた開口6bとから排出される。また、
フランジ17の開口6bから排出された排ガスはフラン
ジ17と外蓋7下端面との隙間に導かれる。そして、炊
飯釜8底温度が所定値に達し、温度センサ9により検出
されると燃料ガスの供給は停止される。その後は蒸らし
状態に移るが、この時外蓋7下端面に導かれた燃焼排ガ
スで加熱された外蓋7は100℃以上の高い温度であ
り、また、内蓋5も外蓋7の輻射熱により加熱され高い
温度(100℃以上)になっているので水蒸気が冷やさ
れて表面に付着する水滴の量は少ない。また、外蓋7下
端面に導かれた燃焼排ガス量は、外胴6側面上部に設け
た排気口6aから燃焼排ガスの一部を逃がすことで適量
に調節されているので、外蓋7を必要以上に加熱し、外
蓋7の表面温度が外蓋塗装の耐熱温度(250℃)以上
になるといったことは生じない。 【0011】このように、外胴6側面上部に排気口6
a,フランジ17に開口6bを設けるといった簡単な構
成で、外蓋7の温度を調節することができるので、結露
防止効果を損なうことなく外蓋7に耐熱温度の低い汎用
塗装を施すことができる。また、外胴6側面の排気口は
上部に設けたため、大きな開口を設けることもなく燃焼
排ガスを効率良く逃がすことができる。 【0012】また、排出面積の合計(外胴6の側面上部
の排気口6a面積+フランジ17面の開口6b面積)に
対する側面上部の排気口6a面積の比率は、図4に示す
ように、汎用塗料の耐熱温度(250℃)以下になる燃
焼排ガス量に調節できる面積比率が望ましく全体の排出
面積に対して外胴側面上部排気口6aの面積比率は60
〜80パーセント(外胴上端部開口6bの割合は20〜
40パーセント)にすることが好ましい。本実施例で
は、側面上部排気口6aの面積比率は70パーセント
(上端部開口6bの面積比率は30パーセント)であ
る。以上、本発明の実施例について説明したが、本発明
はこうした実施例に何等限定されるものではなく、例え
ば、フランジ面の開口形状は、図3に示すように、円弧
状に切り欠いた形状のものでもよく本発明の趣旨を逸脱
しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは
勿論である。 【0013】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明のガス炊飯
器によれば、外胴側面上部に余分な燃焼排ガスを逃がす
排気口を設けたので外蓋を加熱する燃焼排ガスを適量に
制限できる。そのため、外蓋,内蓋の結露防止効果を損
なうことなく外蓋の燃焼排ガスの熱的悪影響(塗装の変
色等)を防止できる。また、外蓋の温度を100℃〜2
50℃に制限したので、外蓋の塗装に一般の汎用塗料を
使用することができて経済的である。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例としてのガス炊飯器の概略構成図であ
る。 【図2】外胴開口部の開口割合と外蓋温度との関係グラ
フである。 【図3】一実施例としての外胴の平面図ある。 【図4】他の実施例としての外胴の平面図である。 【図5】従来例としてのガス炊飯器の概略構成図であ
る。 【符号の説明】 1 段部 2 受皿 3 バーナ 4 ヒンジ 5 内蓋 6a 排気口 6b 開口 6,16 外胴 7 外蓋 8 炊飯釜 9 温度センサ 10,20 ガス炊飯器 13 点火装置部 15 加熱部 17 フランジ 25,35 炊飯釜部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 炊飯釜と、 上記炊飯釜を収納する外胴と、 上記炊飯釜の蓋をする内蓋と、 上記炊飯釜を収納した上記外胴の蓋をする外蓋と、 上記炊飯釜を加熱するバーナとを備え、 上記外胴の上端を内側に折曲げたフランジ面に複数の開
    口を全周にわたって配設すると共に、上記外蓋を上記フ
    ランジ面から隙間をあけて支持し、上記バーナの燃焼排
    ガスを上記開口から排出させて上記隙間を通過するよう
    にしたガス炊飯器において、 上記外胴側面上部に複数の排気口を全周にわたって配設
    し、燃焼排ガスの一部を上記排気口から逃がすととも
    に、 上記隙間を通過する燃焼排ガス量は、上記フランジ面の
    開口と上記外胴側面上部の排気口との面積比率を調節
    し、上記外蓋の表面温度が約100℃〜250℃になる
    ように設定した ことを特徴とするガス炊飯器。
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