JP3393492B2 - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP3393492B2 JP01672093A JP1672093A JP3393492B2 JP 3393492 B2 JP3393492 B2 JP 3393492B2 JP 01672093 A JP01672093 A JP 01672093A JP 1672093 A JP1672093 A JP 1672093A JP 3393492 B2 JP3393492 B2 JP 3393492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばミニディスク装
置においてオーディオ信号を記録する場合に用いて好適
な記録装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、光磁気ディスク(ミニディス
ク)におけるフォーマットを表している。同図に示すよ
うに、ディスクの最内周にはリードイン領域が設けら
れ、最外周にはリードアウト領域が設けられている。そ
して、このリードイン領域とリードアウト領域の間に、
音楽信号などが記録されるようになされているのである
が、そのリードイン領域に最も近い内周側の領域に、ユ
ーザTOC領域が設けられている。このユーザTOC領
域には、そのディスクに記録されている情報(通常、音
楽)にアクセスするのに必要な情報が記録されている。
【0003】例えば、この例においては、曲番1から曲
番6までの6つの曲が記録されており、そのユーザTO
C領域には、6つの曲の曲番1乃至6と、各曲の始点ア
ドレスA(曲番1),C(曲番2),E(曲番3),G
(曲番4),I(曲番5),K(曲番6)と、終点のア
ドレスB(曲番1),D(曲番2),F(曲番3),H
(曲番4),J(曲番5),L(曲番6)が記録されて
いる。
【0004】このディスクに形成されているトラック
(プリグルーブ)は、図7に示すように、13.3ms
の周期(周波数75Hz)で蛇行されており、この周波
数をFM変調することで、セクタのアドレスが記録され
ている。
【0005】図8は、さらに細かい記録フォーマットを
示している。ディスクの1回転(1トラック)は、複数
のセクタに区分されており、36個のセクタにより1ク
ラスタが構成されている。1クラスタは、4個のリンキ
ングセクタと、32個の圧縮データ記録用のセクタとに
区分されている。4個のリンキング領域の先頭の3個は
リンクセクタとされ、1個はサブデータ用とされてい
る。リンクセクタには、隣接するクラスタの圧縮データ
が一部重複して記録されるようになされている。サブデ
ータ領域には、音楽信号以外のサブデータが記録される
ようになされている。
【0006】さらに、セクタはサウンドグループにより
構成されている。即ち、0,1,2,・・・,8,9,
Aの11個のサウンドグループが、連続する2個のセク
タに対応されている。この11個のサウンドグループが
音楽信号処理の単位とされている。
【0007】1個のサウンドグループには、左チャンネ
ル用と右チャンネル用のオーディオ信号が512サンプ
ル(再生時間にして11.61msに対応する)記録さ
れている。
【0008】ミニディスク装置においては、記録モード
時、記録されるべきオーディオ信号が圧縮された後、一
時的にメモリに記憶されるようになされている。このメ
モリに記憶された信号が所定のタイミングで読み出され
てディスクに記録される。また、再生モード時において
は、ディスクより再生された信号がメモリに一旦記憶さ
れる。そして、メモリより所定のタイミングで読み出さ
れた信号が伸長され、出力されるようになされている。
【0009】このように記録または再生する信号を一時
的にメモリに記憶しておくことにより、外部より振動が
加えられるなどして、記録または再生動作を一時的に中
断しなければならない場合においても、メモリの容量の
範囲内において、記録または再生すべき信号が途中で途
切れることが防止されるようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のミニ
ディスク装置は、振動に対して記録または再生動作を保
護する機能が付加されているため、使用者がミニディス
ク装置を比較的振動が多い場所で使用しても、正常に記
録または再生動作が行われため、その設置場所が記録再
生に関しては、必ずしも好ましい場所ではないことに気
が付かないことがある。
【0011】また、同様にディスクそのものに汚れや傷
が多く付いてるような場合においても、記録または再生
動作が結果的に正しく行われるため、そのディスクに傷
あるいは汚れなどが多く付いていることに気が付かない
ことがある。
【0012】しかしながら、このような保護機能が付加
されているとしても、装置を基本的に振動が多い場所で
用いたり、傷、汚れなどが多いディスクに対して、記録
または再生動作を実行すれば、通常よりさらに大きな振
動が偶然付加されたような場合において、メモリの余裕
が少ないため、その振動に対して保護機能を果たすこと
ができなくなるおそれがある。すなわち、この場合にお
いては、普段より若干強い振動などが付加されると、直
ちに正しい記録または再生動作が実行できなくなること
になる。
【0013】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、メモリの使用状態を使用者に知らしめるこ
とができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、入
力されたデジタル信号に所定の圧縮処理を施す圧縮手段
と、圧縮手段により圧縮されたデジタル信号を一時的に
記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデジタル信
号を読み出し、予めアドレス情報が記録されている記録
媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録されている
アドレス情報に連続してエラーが発生したか否かを判別
する第1の判別手段と、記録媒体に記録手段にて記録を
行っている際に、トラックジャンプが発生したか否かを
判別する第2の判別手段と、記録媒体を回転駆動するス
ピンドルサーボが外れたか否かを判別する第3の判別手
段と、第1、第2、または第3の判別手段により異常が
判別された場合のみ、記憶手段に記憶されているデジタ
ル信号の蓄積量が、所定の量以上になったか否かを判別
する第4の判別手段と、第1、第2、および第3の判別
手段により異常が判別されない場合のみ、次のデジタル
信号を記録するように制御する制御手段と、第4の判別
手段により記憶手段に記憶されているデジタル信号の蓄
積量が、所定の量以上になったと判別された場合、警告
を提示する警告提示手段とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の第2の記録装置は、入力されたデ
ジタル信号に所定の圧縮処理を施す圧縮手段と、圧縮手
段により圧縮されたデジタル信号を一時的に記憶する記
憶手段と、記憶手段に記憶されたデジタル信号を読み出
し、予めアドレス情報が記録されている記録媒体に記録
する記録手段と、記録媒体に記録されているアドレス情
報に連続してエラーが発生したか否かを判別する第1の
判別手段と、記録媒体に記録手段にて記録を行っている
際に、トラックジャンプが発生したか否かを判別する第
2の判別手段と、記録媒体を回転駆動するスピンドルサ
ーボが外れたか否かを判別する第3の判別手段と、第
1、第2、または第3の判別手段により異常が判別され
た場合のみ、記憶手段に記憶されているデジタル信号の
蓄積量が、所定の量以上になったか否かを判別する第4
の判別手段と、第1、第2、および第3の判別手段によ
り異常が判別されない場合のみ、次のデジタル信号を記
録するように制御する制御手段と、第4の判別手段によ
り記憶手段に記憶されているデジタル信号の蓄積量が第
1の値に達した場合、第1の警告を提示し、記憶手段に
記憶されているデジタル信号の蓄積量が第1の値より大
きい第2の値に達した場合、第2の警告を提示する警告
提示手段とを備えることを特徴とする。本発明の記録方
法は、入力されたデジタル信号に所定の圧縮処理を施
し、圧縮処理が施されたデジタル信号を一時的にメモリ
に記憶し、メモリに記憶されたデジタル信号を読み出
し、予めアドレス情報が記録されている記録媒体に記録
する記録装置の記録方法において、記録媒体に記録され
ているアドレス情報に連続してエラーが発生したか否か
を判別する第1の判別ステップと、記録媒体に記録手段
にて記録を行っている際に、トラックジャンプが発生し
たか否かを判別する第2の判別ステップと、記録媒体を
回転駆動するスピンドルサーボが外れたか否かを判別す
る第3の判別ステップと、第1の判別ステップの処理に
よりアドレス情報に連続してエラーが発生したと判別さ
れた場合、第2の判別ステップの処理によりトラックジ
ャンプが発生したと判別された場合、または第3の判別
ステップの処理によりスピンドルサーボが外れたと判別
された場合のみ、メモリに記憶されているデジタル信号
の蓄積量が、所定の量以上になったか否かを判別する第
4の判別ステップと、第4の判別ステップの処理により
メモリに記憶されているデジタル信号の蓄積量が第1の
値に達したと判別された場合、第1の警告を提示し、メ
モリに記憶されているデジタル信号の蓄積量が第1の値
より大きい第2の値に達したと判別された場合、第2の
警告を提示する警告提示ステップと、第1の判別ステッ
プの処理によりアドレス情報に連続してエラーが発生し
たと判別されない場合、第2の判別ステップの処理によ
りトラックジャンプが発生したと判別されない場合、お
よび第3の判別ステップの処理によりスピンドルサーボ
が外れたと判別されない場合のみ、次のデジタル信号を
記録するように制御する制御ステップとを含むことを特
徴とする。
【0016】
【作用】上記構成の記録装置および記録方法において
は、入力されたデジタル信号に所定の圧縮処理が施さ
れ、圧縮されたデジタル信号が一時的に記憶される。記
録媒体に予め記録されているアドレス情報に連続してエ
ラーが発生した場合、記録を行っている際に、トラック
ジャンプが発生した場合、あるいは、記録媒体を回転駆
動するスピンドルサーボが外れた場合のみ、記憶されて
いるデジタル信号の蓄積量が、所定の量以上になったか
否かが判別され、記憶されているデジタル信号の蓄積量
が、所定の量以上になったと判別されたとき、警告が提
示され、記録媒体に予め記録されているアドレス情報に
連続してエラーが発生しない場合、記録を行っている際
に、トラックジャンプが発生しない場合、および、記録
媒体を回転駆動するスピンドルサーボが外れない場合
、次のデジタル信号を記録するように制御される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の情報再生装置を応用したミ
ニディスク装置(光磁気ディスク装置)の一実施例の構
成を示すブロック図である。カートリッジ1には、ディ
スク(光磁気ディスク)2が収容されており、スピンド
ルモータ3により所定の速度で回転されるようになされ
ている。このディスク2の下側には、対物レンズ4を有
する光ピックアップ5が配置され、その反対側には、記
録用磁気ヘッド6が対向する位置に配置されている。こ
の光ピックアップ5と記録用磁気ヘッド6は、送りモー
タ7によりディスク2の半径方向の所定の位置に移動さ
れるようになされている。
【0018】A/D変換器8は、図示せぬ回路から供給
されるオーディオ信号を1サンプル当り、16ビットの
デジタル信号にA/D変換し、圧縮伸長器10に供給す
るようになされている。また、D/A変換器9は、圧縮
伸長器10より供給された16ビットを単位とするデジ
タル信号をD/A変換して、図示せぬ回路に出力するよ
うになされている。圧縮伸長器10は、A/D変換器8
より入力されたデジタル信号を圧縮して、メモリコント
ローラ11に出力するとともに、メモリコントローラ1
1より供給されたデジタル信号を伸長して、D/A変換
器9に出力するようになされている。
【0019】メモリコントローラ11は、記録モード
時、圧縮伸長器10より供給される信号をDRAM12
に供給し、一旦記憶させるとともに、そこに記憶された
信号を読み出し、EFMとCIRCのエンコーダ/デコ
ーダ13に供給するようになされている。また、再生モ
ード時においては、エンコーダ/デコーダ13より供給
される信号をDRAM12に供給し、記憶させるととも
に、そこに記憶された信号を読み出し、圧縮伸長器10
に供給するようになされている。
【0020】エンコーダ/デコーダ13は、アドレスデ
コーダ15より供給される信号を参照して、RFアンプ
16を介して光ピックアップ5より供給される信号を復
調し、ディスク2の記録点(または再生点)のアドレス
を読み取り、システムコントローラ18に出力するよう
になされている。また、記録モード時、メモリコントロ
ーラ11を介して入力される信号をEFM変調するとと
もに、誤り検出訂正符号を付加し、ヘッド駆動回路14
を介して記録用磁気ヘッド6に供給するようになされて
いる。また、再生モード時においては、RFアンプ16
より供給される信号をEFM復調し、誤り検出訂正処理
を行った後、メモリコントローラ11に出力するように
なされている。
【0021】サーボ制御回路17は、システムコントロ
ーラ18に制御され、スピンドルモータ3を所定の速度
で回転させるとともに、送りモータ7を介して、光ピッ
クアップ5と記録用磁気ヘッド6をディスク2の半径方
向に移送するようになされている。また、光ピックアッ
プ5を制御し、ディスク2に対してレーザ光を照射させ
るようになされている。
【0022】キー19は、システムコントローラ18に
種々の指令を入力するとき操作されるようになされてい
る。また、表示部20は、システムコントローラ18に
より制御され、所定の情報を表示するようになされてい
る。
【0023】次に、その動作について説明する。記録モ
ード時、A/D変換器8によりA/D変換されたオーデ
ィオ信号は、圧縮伸長器10に入力され、圧縮される。
この圧縮された信号は、メモリコントローラ11を介し
てDRAM12に供給され、一旦記憶される。このDR
AM12は、4Mビットの記憶容量を有しており、実時
間に換算して、約8秒分のオーディオ信号を一時記憶す
ることができるようになされている。
【0024】DRAM12に記憶された信号は、所定の
タイミングでメモリコントローラ11により読み出さ
れ、エンコーダ/デコーダ13に供給され、エンコード
された後、ヘッド駆動回路14を介して記録用磁気ヘッ
ド6に供給される。またこのとき、光ピックアップ5よ
り、対物レンズ4を介してディスク2に対してレーザ光
が照射される。これにより、ディスク2上に、記録信号
に対応する信号が光磁気的に記録されることになる。
【0025】一方、再生モード時、光ピックアップ5
は、ディスク2にレーザ光を照射し、その反射光から記
録信号に対応する信号を出力する。この信号は、RFア
ンプ16を介してエンコーダ/デコーダ13に供給され
る。エンコーダ/デコーダ13は、入力された信号をデ
コードし、メモリコントローラ11を介してDRAM1
2に一旦記憶させる。DRAM12に記憶された信号
は、所定のタイミングで読み出され、メモリコントロー
ラ11を介して圧縮伸長器10に供給される。圧縮伸長
器10は、入力された信号を伸長し、D/A変換器9に
出力する。D/A変換器9は、入力された信号をD/A
変換して、図示せぬ、例えばスピーカなどに出力する。
【0026】記録モード時および再生モード時におい
て、DRAM12にデータを一旦記憶させることによ
り、例えば外部からの振動などに起因して、リアルタイ
ムにディスク2に対して信号を記録または再生すること
ができなかった場合においても、信号をDRAM12に
一旦蓄積しておくことで、振動が解除された後、再び記
録または再生を実行することが可能となる。これにより
記録信号または再生信号が一部欠落してしまうようなこ
とが抑制される。
【0027】次に図2のフローチャートを参照して表示
部20の表示動作について説明する。
【0028】最初にステップS1において、記録動作が
開始されるまで待機し、キー19を操作するなどして、
システムコントローラ18に記録動作が指令され、シス
テムコントローラ18が記録動作を開始したとき、ステ
ップS1からステップS2に進む。ステップS2におい
ては、DRAM12に例えば1クラスタ分(32セクタ
分)のデータが記憶されるまで待機する。すなわち、記
録信号がA/D変換器8によりA/D変換され、圧縮伸
長器10により圧縮された後、メモリコントローラ11
を介してDRAM12に供給され、記憶される。この記
憶量が1クラスタ分に達するまで待機するのである。
【0029】ステップS2において、1クラスタ分のデ
ータがDRAM12に記憶されたと判定されたとき、ス
テップS2からステップS3に進み、1クラスタ分のデ
ータの書き込みが開始される。すなわち、このときDR
AM12に記憶されたデータがメモリコントローラ11
により読み出され、エンコーダ/デコーダ13に供給さ
れ、エンコードされる。そして、エンコードされたデー
タがヘッド駆動回路14を介して記録用磁気ヘッド6に
供給され、ディスク2に記録される。
【0030】この書き込みを開始したとき、ステップS
4乃至S7の処理により1クラスタ分のデータの書き込
みが終了するまで、異常が発生したか否かが判定され
る。
【0031】この実施例においては、3種類の異常の有
無がステップS4乃至S6において判定される。ステッ
プS4においては、図7を参照して説明した、トラック
(プリグルーブ)を蛇行させることにより記録したアド
レス信号(ADIP信号)に、連続する4セクタにわた
ってエラーが発生したか否か(すなわちADIP信号に
4回連続してエラーが発生したか否か)を判定する。4
回連続してエラーが発生したとき、異常があると判定さ
れる。エンコーダ/デコーダ13がADIP信号にエラ
ーが発生するたびに出力する信号の数を、システムコン
トローラ18が計数することで、この判定が行われる。
【0032】ステップS5においては、システムコント
ローラ18による特別の指令が無いにも拘らず、トラッ
クジャンプが発生したとき、異常があると判定される。
サーボ制御回路17は、光ピックアップ5が出力するト
ラッキングエラー信号をモニタし、所定の時間(例えば
2ms)内に記録点がトラックを2回以上横切る信号が
検出されたとき、トラックジャンプが発生したものとし
て、異常検出信号をシステムコントローラ18に出力す
る。
【0033】ステップS6においては、ディスク2を一
定の線速度(CLV)で回転駆動するスピンドルモータ
3のサーボがはずれたと判定されたとき、異常があると
判定される。サーボ制御回路17は、スピンドルモータ
3を予め設定された所定の線速度で回転するように駆動
している。この駆動のため、サーボ制御回路17は、P
LL回路を内蔵している。サーボ制御回路17は、この
PLL回路のサーボがはずれたとき異常な検出信号をシ
ステムコントローラ18に出力する。
【0034】以上の3つの異常は、外部より異常な振動
を付加したり、ディスク2に比較的大きな傷や汚れが存
在しない場合においては、発生しないものである。換言
すれば、これらの異常が発生したということは、外部よ
り異常な振動が与えられるか、ディスク2に大きな傷や
汚れが存在することを示している。
【0035】そこでこれらの異常が検出された場合にお
いては、ステップS4乃至S6からステップS8に進
み、DRAM12におけるデータの記憶量が容量一杯に
なったか否かが判定される。DRAM12は、4Mビッ
トの記憶容量を有しているため、実時間に換算すると、
約8秒分の長さのオーディオ信号を記憶することができ
る。ステップS8において、データの記憶量がDRAM
12の記憶容量をオーバしていないと判定された場合に
おいて、ステップS8からS9に進み、Retryの文
字が、表示部20に表示される。
【0036】すなわち、システムコントローラ18は、
エンコーダ/デコーダ13あるいはサーボ制御回路17
からの信号をモニタし、異常の検出信号が入力されたと
き、表示部20に、例えば図3に示すようなRetry
の文字を表示部20に所定の時間(例えば3秒間)だけ
表示させる。使用者はこの表示を見て、何らかの原因に
より書き込む動作が再度行われたことを知ることができ
る。
【0037】そして、ステップS9の次にステップS1
0に進み、書き込み動作のやり直しを実行する。すなわ
ち、異常が検出されたとき、ディスク2に対してデータ
を正しく記録することができないため、システムコント
ローラ18はDRAM12に記憶されている1クラスタ
分のデータの書き込みを、再度実行するモードを設定す
る。そして、ステップS10からS3に戻り、同一のク
ラスタのデータの再書き込みが開始される。
【0038】一方、ステップS8において、DRAM1
2の記憶量がその容量一杯になったと判定されたとき、
ステップS8からステップS11に進み、Retry
Errorの文字の表示が行われる。すなわち、このと
きシステムコントローラ18は表示部20に、図4に示
すようにRetry Errorの文字を所定の時間
(例えば3秒間)だけ表示させる。使用者はこれによ
り、正しいデータの書き込みができなかったこと、従っ
て、記録中のオーディオ信号が途中で途切れたことを知
ることができる。
【0039】ステップS11の次にステップS12に進
み、DRAM12に記憶した1クラスタ分のデータを捨
て、次のデータの取り込みを行う。即ち、いま、DRA
M12には、その容量一杯にデータが記録されているた
め、ディスク2に対して、いま書き込みを失敗いた1ク
ラスタ分のデータの記録を再度実行しようとすると、リ
アルタイムで次々と入力されるデータをDRAM12に
取り込むことができなくなる。
【0040】そこで、異常が発生したとき、書き込み途
中であったクラスタのデータは、その記録を諦め、その
後さらに圧縮伸長器10を介してDRAM12に供給さ
れるデータを記憶するのである。すなわち、DRAM1
2はFIFO構成とされ、古いデータが吐き出され、新
しいデータが順次書き込まれる。そして、ステップS1
2の次にステップS3に戻り、新たなクラスタの書き込
みが開始される。
【0041】ステップS4乃至S6の異常の検出は、ス
テップS7において、1クラスタ分の書き込みが終了し
たと判定されるまで繰り返される。ステップS7におい
て、1クラスタ分のデータの書き込みが終了したと判定
された場合においては、ステップS7からステップS1
3に進み、記録動作の終了が指令されているか否かが判
定される。記録動作の終了が指令されていない場合にお
いては、ステップS13からステップS2に戻り、次の
1クラスタ分のデータの書込処理が、上述した場合と同
様に繰り返し実行される。ステップS13において、キ
ー19の所定のものを操作するなどして、記録動作の終
了が指令されていると判定された場合においては、記録
動作が終了される。
【0042】図5は、DRAM12の記憶容量と表示の
関係を模式的に示している。同図に示すように、DRA
M12は、記憶容量として8秒分のオーディオデータを
記憶することが可能となっている。上述したような、3
つの異常のいずれも発生しない場合においては、DRA
M12には所定量(1クラスタ分)の記録データが圧縮
伸長器10から供給され、書き込まれ、このデータが所
定のタイミングで読み出されてディスク2に書き込まれ
る。従って、この場合においては、DRAM12のデー
タの記憶量は、ほぼ1クラスタ分(再生時間に換算して
約2秒分)以下のデータとなっている。DRAM12の
記憶量がこの1クラスタ分以下であるとき、特別の表示
(警告)は行われない。
【0043】これに対して、何らかの異常が発生すると
DRAM12の記憶量は、1クラスタ分以上になる。こ
のとき上述したようにして、Retryの文字が表示さ
れる。ただし、この文字が表示される期間中は、まだD
RAM12にデータを記憶することができる空容量が残
っているため、ディスク2に対するデータの再書き込み
を行ったとしても、順次入力されるデータをDRAM1
2に一時的に保持しておくことができる。
【0044】これに対して、DRAM12に8秒分のデ
ータが記憶された場合においては、ディスク2に対して
再書き込みを行っていると、順次入力される新たなデー
タをDRAM12に保持することができなくなる。そこ
で、このような場合においては、Retry Erro
rの文字を表示し、使用者に書き込み中の音が途中で途
切れたことを警告するのである。
【0045】尚、以上においては、記録モード時に、D
RAM12の記憶量に対応する表示を行うようにした
が、再生時においても同様の表示を行うようにすること
ができる。
【0046】また、以上の実施例においては、表示部2
0に文字を表示することにより、警告を行うようにした
が、例えば、音により警告を発生するようにすることも
可能である。
【0047】
【発明の効果】以上の如く本発明の記録装置および記録
方法によれば、記録媒体に予め記録されているアドレス
情報に連続してエラーが発生した場合、記録を行ってい
る際に、トラックジャンプが発生した場合、または、記
録媒体を回転駆動するスピンドルサーボが外れた場合
、記憶されているデジタル信号の蓄積量が、所定の量
以上になったかを判別し、警告を提示し、記録媒体に予
め記録されているアドレス情報に連続してエラーが発生
しない場合、記録を行っている際に、トラックジャンプ
が発生しない場合、および、記録媒体を回転駆動するス
ピンドルサーボが外れない場合のみ、次のデジタル信号
を記録するように制御するようにしたので、装置を振動
が多い場所に設置したり、記録媒体のゴミ、汚れなどが
多い場合に速やかに使用者にこれを警告することができ
る。使用者は、この警告を受けたとき必要に応じて、そ
の装置の設置場所を変更したり、記録媒体を交換するな
どすることができるから、結果的に記録信号や再生信号
が途中で途切れるような事態が発生するのを抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置を応用したミニディスク装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の表示部20の表示動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】図1の表示部20の表示例を説明する図であ
る。
【図4】図1の表示部20の他の表示例を説明する図で
ある。
【図5】図1のDRAM12の記憶量と表示の関係を説
明する図である。
【図6】従来のミニディスクの記録フォーマットを説明
する図である。
【図7】従来のミニディスクにおけるアドレスの記録原
理を説明する図である。
【図8】従来のミニディスクのより詳細な記録フォーマ
ットを説明する図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 ディスク 4 対物レンズ 5 光ピックアップ 6 記録用磁気ヘッド 8 A/D変換器 9 D/A変換器 10 圧縮伸長器 11 メモリコントローラ 12 DRAM 13 エンコーダ/デコーダ 17 サーボ制御回路 18 システムコントローラ 19 キー 20 表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−103079(JP,A) 特開 昭61−139984(JP,A) 特開 昭61−139933(JP,A) 特開 昭63−200383(JP,A) 特開 昭61−246986(JP,A) 特開 平1−144281(JP,A) 特開 平3−194778(JP,A) 特開 平5−290560(JP,A) エレクトロニクスライフ,No.724 (1992年12月号),p.11〜51、 ラジオ技術,Vol.45,No.12 (1991年12月号),p.152〜155 日経エレクトロニクス,No.542 (1991年12月9日号),p.160〜168

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデジタル信号に所定の圧縮処
    理を施す圧縮手段と、 前記圧縮手段により圧縮された前記デジタル信号を一時
    的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記デジタル信号を読み出
    し、予めアドレス情報が記録されている記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記記録媒体に記録されている前記アドレス情報に連続
    してエラーが発生したか否かを判別する第1の判別手段
    と、 前記記録媒体に前記記録手段にて記録を行っている際
    に、トラックジャンプが発生したか否かを判別する第2
    の判別手段と、 前記記録媒体を回転駆動するスピンドルサーボが外れた
    か否かを判別する第3の判別手段と、 前記第1、第2、または第3の判別手段により異常が判
    別された場合のみ、前記記憶手段に記憶されている前記
    デジタル信号の蓄積量が、所定の量以上になったか否か
    を判別する第4の判別手段と、 前記第1、第2、および第3の判別手段により異常が判
    別されない場合のみ、次のデジタル信号を記録するよう
    に制御する制御手段と、 前記第4の判別手段により前記記憶手段に記憶されてい
    る前記デジタル信号の蓄積量が、所定の量以上になった
    と判別された場合、警告を提示する警告提示手段とを備
    えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 入力されたデジタル信号に所定の圧縮処
    理を施す圧縮手段と、 前記圧縮手段により圧縮された前記デジタル信号を一時
    的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記デジタル信号を読み出
    し、予めアドレス情報が記録されている記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記記録媒体に記録されている前記アドレス情報に連続
    してエラーが発生したか否かを判別する第1の判別手段
    と、 前記記録媒体に前記記録手段にて記録を行っている際
    に、トラックジャンプが発生したか否かを判別する第2
    の判別手段と、 前記記録媒体を回転駆動するスピンドルサーボが外れた
    か否かを判別する第3の判別手段と、 前記第1、第2、または第3の判別手段により異常が判
    別された場合のみ、前記記憶手段に記憶されている前記
    デジタル信号の蓄積量が、所定の量以上になったか否か
    を判別する第4の判別手段と、 前記第1、第2、および第3の判別手段により異常が判
    別されない場合のみ、次のデジタル信号を記録するよう
    に制御する制御手段と、 前記第4の判別手段により前記記憶手段に記憶されてい
    る前記デジタル信号の蓄積量が第1の値に達した場合、
    第1の警告を提示し、前記記憶手段に記憶されている前
    記デジタル信号の蓄積量が前記第1の値より大きい第2
    の値に達した場合、第2の警告を提示する警告提示手段
    とを備えることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 入力されたデジタル信号に所定の圧縮処
    理を施し、前記圧縮処理が施された前記デジタル信号を
    一時的にメモリに記憶し、前記メモリに記憶された前記
    デジタル信号を読み出し、予めアドレス情報が記録され
    ている記録媒体に記録する記録装置の記録方法におい
    て、 前記記録媒体に記録されている前記アドレス情報に連続
    してエラーが発生したか否かを判別する第1の判別ステ
    ップと、 前記記録媒体に前記記録手段にて記録を行っている際
    に、トラックジャンプが発生したか否かを判別する第2
    の判別ステップと、 前記記録媒体を回転駆動するスピンドルサーボが外れた
    か否かを判別する第3の判別ステップと、 前記第1の判別ステップの処理により前記アドレス情報
    に連続してエラーが発生したと判別された場合、第2の
    判別ステップの処理によりトラックジャンプが発生した
    と判別された場合、または第3の判別ステップの処理に
    よりスピンドルサーボが外れたと判別された場合のみ
    前記メモリに記憶されている前記デジタル信号の蓄積量
    が、所定の量以上になったか否かを判別する第4の判別
    ステップと、 前記第4の判別ステップの処理により前記メモリに記憶
    されている前記デジタル信号の蓄積量が第1の値に達し
    たと判別された場合、第1の警告を提示し、前記メモリ
    に記憶されている前記デジタル信号の蓄積量が前記第1
    の値より大きい第2の値に達したと判別された場合、第
    2の警告を提示する警告提示ステップと、 前記第1の判別ステップの処理により前記アドレス情報
    に連続してエラーが発生したと判別されない場合、第2
    の判別ステップの処理によりトラックジャンプが発生し
    たと判別されない場合、および第3の判別ステップの処
    理によりスピンドルサーボが外れたと判別されない場合
    のみ、次のデジタル信号を記録するように制御する制御
    ステップとを含むことを特徴とする記録方法。
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Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
エレクトロニクスライフ,No.724(1992年12月号),p.11〜51、
ラジオ技術,Vol.45,No.12(1991年12月号),p.152〜155
日経エレクトロニクス,No.542(1991年12月9日号),p.160〜168

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