JP4211519B2 - 録音装置 - Google Patents

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本発明は、記録装置に関し、さらに詳しくは、第1の光ディスクにトラック単位で記録されたデジタルデータを、標準再生速度よりも速い再生速度で再生して第2の光ディスクに記録する記録装置に関する。
近年、CDやDVDに代表される複数種類の光ディスクに記録されたデータを本来の再生速度より大きな速度で再生すると同時に、別の書込/書換可能な光ディスクに記録する光ディスク高速再生記録装置が開発されている。
このような光ディスク高速再生記録装置の代表的なものとして、記録元の光ディスクとしてCD(コンパクトディスク)を用い、書込/書換可能な光ディスクとしてMD(ミニディスク)を用いたものを例として、その動作について簡単に説明する。
音楽用或いは非音楽用データが記録されているCDが標準再生速度での回転速度よりも高速で回転され、トラックより小さな単位で記録データが読み出されて、所定の記録単位(例えば、読出単位/トラックより小さなデータブロックごと、またはCDごと)に、MDに書き込まれる。
ここで、CD等のディスクでは、記録密度の向上のために、信号は、この信号が読み出されるときの線速度が一定となるCLV(Constant Linear Velocity)方式により記録されている(たとえば特許文献1)。このため、ディスクの記録領域の全域にわたって、一定の線速度が確保できるように、半径が小さい内周部分が再生されるときには、ディスクが高速回転され、半径が大きい外周部分を再生するときには、ディスクが低速回転される。そして、このディスクを回転させるためのモータには、一般的には、ブラシモータが用いられる。このブラシモータは、安価に入手可能であるというメリットを有する一方で、その回転数の保証値(十分な再生能力を保証できる回転数)が低いというデメリットを有する。そのため、このようなブラシモータを用いた録音装置は、ディスクの半径の小さい、内周部分において、記録されているデータを通常に再生する標準再生速度に対して数倍の高速で再生されるとき、ブラシモータの回転数が上記保証値を容易に超えてしまうという問題がある。そのため、ディスクの最初から最後まで、一定倍速の再生速度でディスクを再生させようとすると高速再生の倍率に限界があった。
そのため、光ディスク高速再生記録装置のモータとして、ブラシレスモータを用いることが考えられる。ブラシレスモータを用いることにより、ディスクの回転数を上げることは可能となるが、ブラシレスモータは、ブラシモータよりも高価である、という問題がある。
そこで、ブラシモータを用いた光ディスク高速再生装置において、ディスクの回転数が高くなる内周部分では、回転数が保証値を越えない範囲であってかつ最高速より遅い一定の倍率の速度、たとえば4倍速でディスクを回転させて高速再生し、ディスクの回転数が低い外周部分では、ディスクの再生速度を最高速、たとえば6倍に切替えてディスクを高速再生すればこの問題を解消することができる。これにより、ブラシモータの回転数の保証値以内で、ディスクを高速再生できる光ディスク高速再生装置を安価に提供することが可能となる。
特開2002−298497号公報
しかしながら、光ディスク再生装置において、光ディスクの内周と外周との中間において、再生の途中でディスクの再生速度を切り替えると、その切り替え時にシステム全体がリセットされてしまう。そのため、このリセット時に、いったん録音が途切れてしまい、ディスクに記録された信号が途切れてしまう。またこの録音が途切れたときに、誤ってその切り替え部分直後に再生側のCDから入ったデータが短時間だけ別のトラックとして検出されて重複されて記録され、不要なトラック、いわゆる「ごみトラック」ができてしまう。この「ごみトラック」によってトラック数が再生源のCDと一致せず、またノイズとして再生される。
この「ごみトラック」が生じる理由を説明する。制御部がCDを回転駆動して再生するディスクドライブと通信するのに、たとえば1回当たり34ms程度の時間を要する。たとえば4倍速で高速録音をしていて、ある時点で6倍速に切り替えができると判断され、曲が終わったので6倍速に切り替えようとする。トラックとトラックとの変化点を検出するのは次のトラックに入ってからであり、ここですぐに通信を開始しても、CDを停止させるべく通信している間に、経過する時間は34msでも、4倍速でCDを再生していたので、CD上では34ms×4=136msも本来の停止位置を過ぎてから再生を停止させることになる。したがって次のトラックとして頭出しが早い曲が来た場合には、この時点ですでに次の曲の信号が始まっており、MD部がそれを検出して有信号のデータが入力されたことに対する記録動作を開始し、結果としてこの部分を1つのトラックとして認識して、記録してしまうためである。
そこで、本発明の目的は、ブラシモータの回転数を保証値以下の範囲に納まるように光ディスクの再生位置に応じて再生速度倍率を切り替えて回転させ、切り替えに伴って「ごみトラック」が生じた場合にはそれを消去しながら、安価なブラシモータでできる限りの高速録音を行う録音装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の録音装置は、第1の光ディスクにトラック単位で記録されたデジタルデータを、標準再生速度よりも速い再生速度で再生して、第2の光ディスクに記録する記録装置であって、前記第1の光ディスクに記録されたデジタルデータを、前記標準再生速度と、前記標準再生速度よりも速い第1の再生速度と、この第1の再生速度よりも速い第2の再生速度とに切替えて再生することができる再生手段と、前記再生手段が再生したデジタルデータを、前記再生速度に応じた速度で前記第2の光ディスクにトラック単位で記録する記録手段と、前記再生手段の再生速度を、前記標準再生速度、前記第1の再生速度、および前記第2の再生速度のいずれかに制御し、このそれぞれの再生速度の間で切替える再生速度制御手段と、前記デジタルデータが前記第1の再生速度で再生されているときに、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後であって、かつトラックとトラックとの間であるか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後のトラックとトラックの間において、第1の再生速度による再生内容の録音終了時点で、開始時点からの第1の光ディスクのトラック番号の増加分に対する第2の光ディスクに現在まで録音したトラック数増加分との比較結果が同一であるか1つ多いかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果に基づき前記第2の光ディスクの最終トラックを消去する不要トラック消去手段とを備え、前記第1の判定手段が前記再生位置が所定の絶対時刻に達した後であって、かつトラックとトラックとの間であると判定し、かつ前記第2の判定手段が前記第2の光ディスクに現在まで録音したトラック数増加分が、開始時点からの第1の光ディスクのトラック番号の増加分より1つ多いと判定した場合、前記不要トラック消去手段が第2の光ディスクの最終のトラックを消去した後、前記再生速度制御手段が前記第1の光ディスクを第2の再生速度に切り替え、第2の光ディスクに録音するように構成したものである。
本発明は上記の構成により、モータの回転数を保証値以下で光ディスクの再生位置に応じて切り替えて、できる限りの高速で回転させて再生でき、また回転数切り替えに伴い、不要なトラックが誤って記録されても自動的に消去することができる。
以上説明したように、本発明の録音装置によれば、ブラシモータの回転数を保証値以下で回転させつつ高速録音ができる長寿命の録音装置を提供することができ、その際に不要なトラックが発生しても自動的に消去できるという効果が得られる。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態における録音装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の録音装置は、大別して、CDドライブ1、MDドライブ2、オペレーションコントローラ3、高速録音キー4および表示器5を備える。録音装置には受光器6を備えて、リモコン7によって高速録音キーや、その他種々の操作を遠隔操作できるようにしてもよい。
なお、この録音装置には、CDドライブ1およびMDドライブ2から読み出された信号に種々の処理を施して、音声信号、映像、或いはコンピュータデータを生成してスピーカやモニター或いは他の記録装置に出力する読出信号処理部も含まれるが、本発明の特徴ではないので、図示および説明を省く。
高速録音キー4は、CDからMDへの高速録音をユーザが録音装置に開始させるための入力部である。表示器5は、蛍光表示管などの発光手段や液晶表示装置などで構成されて、録音装置の動作モードなどの情報を光学的にユーザに提示する。
CDドライブ1は、ディスクドライブ101、光ディスク制御器(以下、ODCと称す)102、再生速度切替機103およびドライブシステムコントローラ104を含む。CDドライブ1は、光ディスク(ここではCD)からCDデータScdを読み出してODC102に出力する。
ドライブシステムコントローラ104は、オペレーションコントローラ3から指示された再生速度でディスクを再生させるために、その再生速度に対応する回転速度を表す回転速度指示信号Srnを生成して、再生速度切替器103に出力する。
再生速度切替器103は、回転速度指示信号Srnに基づいて、ディスクドライブ101を、オペレーションコントローラ3から指示された再生速度に対応した速度で回転させる。つまり、CDの場合はCLV制御のために、データの読出速度である読出位置における線速度がオペレーションコントローラ3の指示した倍率の再生速度になるように、半径方向における位置に対応した回転数になるように制御される。再生速度切替器103は、CDからデータを読み出している速度を表す読出速度信号Srsを生成して、ODC102に出力する。
ODC102は、読出速度信号Srsに基づいて、ディスクドライブ101から入力されるCDデータScdから、オーディオデータ(或いはコンピュータ用コンテンツデータ)SadとサブコードSsbとを取り出してMDドライブ2の書込読出器201に出力する。また、ODC102は、ドライブシステムコントローラ104に対して、サブコードSsbと共にTOC(Table of Contents)情報も出力する。そして、ドライブシステムコントローラ104は、オペレーションコントローラ3に対して、サブコードSsbと共にTOC情報を出力する。
MDドライブ2は、書込読出器201、MDディスク202およびMDシステムコントローラ203を含む。なお、MDドライブ2には、さらに、MDディスク202を回転させる駆動手段およびその関連の部材も含まれるが、それらは本発明の特徴とするものではないので説明を省く。
MDドライブ2は、CDドライブ1から入力される、CDから読み出し再生されたオーディオデータSadおよびサブコードSsbを、MD用のオーディオデータSAadおよびサブコードSAsbに変換して、MDディスク202に書込む。また、MDドライブ2は、サブコードSAsbを記録トラック番号検出器203−1に出力する。MDシステムコントローラ203は、オペレーションコントローラ3からの指示に応じて、書込読出器201のMDディスク202に対する書込を制御する。MDドライブ2はCDドライブ1から受け取ったクロックに基づいてCDドライブの再生速度に応じた速度で記録することができる。ここで、MDシステムコントローラ203は、記録トラック番号検出器203−1を含む。
記録トラック番号検出器203−1は、書込読出器201から出力されるサブコードSAsbを参照して、MDディスク202に記録されている最中にトラック番号が変化したか否かを判定し、あるいは現在のトラック番号が何であるかを検出する。
それでは、記録トラック番号検出器203−1によるトラック変化の検出方法について図面を参照しながら説明する。図2は、本実施形態におけるサブコードSAsbの構成を示す図である。また、図3は、サブコードSAsbに対応するトラック番号の変化、インデックスの変化および絶対時間(ATIME)の変化を示す図である。
まず、サブコードSAsbについて説明する。なお、ここで検出に用いるサブコードSAsbは、MD用のサブコードであるが、原則的には、CD用のサブコードSsbと類似の構成を持っているので、代表としてCDのサブコード情報の場合について説明する。サブコードSsbは、図2に示されるように、トラック番号400、インデックス401、トラック内での経過時間の分(MIN)402、トラック内での経過時間の秒(Sec)403、トラック内でのフレーム番号(FRAME)404、ゼロ405、絶対時間(ATIME)の分(AMIN)406、絶対時間(ATIME)の秒(ASEC)407および絶対時間(ATIME)のフレーム番号(AFRAME)408を備える。
トラック番号400は、データの属するトラック番号を示し、2ディジットのBCD(Binary Coded Decimal)で表現される。インデックス401は、トラックを細分化したものであり、2ディジットのBCDで表現される。図3の中段には、このインデックス401の変化の様子が示されている。インデックス401が「00」の部分は、トラックとトラックとの間のPauseの部分を示している。また、インデックス401は、トラック内では、「01」から始まり、トラック内の楽曲が進行するにつれて、インクリメントする。
MIN402、SEC403およびFRAME404は、トラック内での経過時間を示しており、6ディジットのBCDで表現される。ゼロ405は、8ビット間「0」のデータが続く部分である。
絶対時間(ATIME)は、AMIN406、ASEC407およびAFRAME408を含んでおり、ディスク内での絶対的な位置を表す時間を示し、6ディジットのBCDにより表現される。図3の下段は、ATIMEが増加していることを、可視化した図である。
それでは、以下にこの記録トラック番号検出器203−1によるトラック変更の検出方法について説明する。記録トラック番号検出器203−1は、書込読出器201から出力されてくるサブコードSAsbのインデックス401を検出することで、トラック変更の検出を行っている。より具体的には、記録トラック番号検出器203−1は、トラック番号400が変化し、かつインデックス401が「01」になった場合には、MDディスク202で記録されているトラックが変更されたと判断する。これは、図3に示されるように、トラックが切り替わるときに、インデックスが「01」になり、又インデックスが「00」の部分すなわち「Pause」が存在しないこともあるからである。先に「ごみトラック」ができる原因として挙げた、頭出しの早い曲はインデックス「00」の部分がない場合に起こりやすい。
次に、オペレーションコントローラ3について説明する。オペレーションコントローラ3は、再生トラック番号検出器301、再生トラック曲頭のアドレスを検出するアドレス検出器302、トラック番号比較器303、再生速度切替可否判断器304および不要トラック消去器305を含み、CDドライブ1、MDドライブ2、高速録音キー4および表示部5に接続されて、この録音装置全体の動作を制御する。
アドレス検出器302は、ドライブシステムコントローラ104からサブコードSsbとともに出力されるTOC情報を格納する。このTOC情報からトラック曲頭のアドレスを検出できるので、再生速度を切り替えたい所定の絶対時間の前・後のトラック番号を判定し、トラック番号比較器303に出力する。
再生トラック番号検出器301は、CDドライブ1が再生しているトラックが変化したか否かを、ドライブシステムコントローラ104から出力されるサブコードSsbのトラック400とインデックス401とを参照して判定し、その判定結果をトラック番号比較器303に出力する。
トラック番号比較器303は再生時間が所定の絶対時刻を超えて速度を切り替える箇所の1つ手前のCD再生トラック内外でのMD記録トラック番号とCD再生トラック番号とを比較し、比較結果を再生速度切替可否判断器304と不要トラック消去器305とに出力する。
ここで、上記のTOC情報について、図面を用いて説明する。図7は、TOC情報の構成の一例を示した図である。TOC情報は、フレーム番号、Point、PMIN、PSECおよびPFRAMEを備える。TOC情報は、ディスクに格納されており、ディスクドライブ101により読み出され、ODC102に対して出力される。
フレーム番号は、TOC情報中でのフレームの番号を示している。Pointは、数字のみの場合には、トラックの番号を示す。また、PointがA0の場合には、そのフレームには、最初のトラックの番号の情報が含まれていることを示す。また、PointがA1の場合には、そのフレームには、最後のトラックの番号の情報が含まれていることを示す。また、PointがA2の場合には、そのフレームには、ディスクに記録されているトータルの時間の情報が含まれていることを示す。また、PMINは、各トラックの始まる時間の情報の内、分の情報が含まれる。PSECは、各トラックの始まる時間の情報の内、秒の情報が含まれる。PFRAMEは、各トラックの始まる時間の内、フレームの情報が含まれる。
ここで、所定の絶対時刻について図面を参照しながら説明する。図4は、4倍速でディスクを再生させた場合および6倍速でディスクを再生させた場合において、このディスクの再生位置と、その再生位置におけるディスク回転数との関係を示したグラフである。なお、ここでは、6倍速の再生速度を保証するために、モータ回転数としてたとえば7倍速を保証するものが用いられている。
まず、本実施形態で用いたブラシモータの保証回転数は、図4の点線に示されるように2700rpmである。しかし、ディスク内周付近において、6倍速による再生を行うために必要な回転数は、2700rpm以上である。そこで、本実施形態の録音装置は、高回転数が必要となるディスク内周部分では、4倍速でディスクの再生を行う。その後時間が経過して、ディスクの回転数が2700rpm以下で6倍速の再生が可能な位置(臨界点)に再生位置が到達し、臨界点が過ぎたあとで再生位置がトラックの切り替わる位置に到達した場合には、録音装置は再生モードを6倍速での再生に切替える。
この再生速度を切り替える臨界点を所定の絶対時刻とする。絶対時刻と定義したのは、高速再生される場合の経過時間と記録媒体上の記録位置の推移とは異なるからである。
そこで、2700rpmの回転数で6倍速による再生が可能な再生位置(臨界点)を、以下に算出する。ここで、本実施形態のディスクは、CLV方式による記録がなされているので、ディスクの記録時の線速度は、1.4m/sで一定であるとする。また、ディスクの回転速度は、6倍速の再生を保証するために、7倍速の値で回転させられている。さらに、データが書き込まれている先頭部分の半径は、ディスク中心から25mmである。さらに、トラックピッチは、0.0016mmとしている。以上の条件において、6倍速再生時に、ディスクの回転数が2700rpmになるディスク中心からの位置は、以下の式(1)で表される。
Figure 0004211519
上記式(1)に、上述した条件を当てはめると、6倍速の再生時において、ディスクの回転速度が2700rpmに到達するのは、ディスクの中心から34.7mmの位置である。そこで、ディスクの中心から34.7mmの位置が、絶対時間の何分に相当するのかを、以下に算出する。ここで、ディスクの中心からの位置と絶対時間との関係は、以下の式(2)で示される。
Figure 0004211519
上記式(2)に、上述した条件を当てはめると、ディスクの中心から34.7mmの位置は、絶対時間で13.5分の位置である。そこで、本実施形態では、上記の所定の絶対時刻の一例として、13.5分を用いる。
以上のように構成された録音装置について、以下に「ごみトラック」を検出し、それを自動的に消去する動作を説明する。検出方法としては以下のように判断する。
(判断A)4倍速録音の最後のトラックに入った時点で、高速録音開始時点からのCDトラック番号の増加分とMDに現在まで録音してきたトラック数の増加分とを比較する。トラック数がもしもずれているときは、そのディスク内はそのまま最後まで録音を継続させる。
ここで、トラック数がずれている、ということは、何らかの原因でMD側のトラック数のインクリメントが正しく記録されていないということなので、この状態で速度を切り替えると、録音されている、「ごみトラック」でない部分も消去してしまう恐れがあるので、安全対策としてこのように設定する。トラック数がずれていないときは次の判断2を実行する。
(判断B)判断1で、トラック数が同じであった場合、すなわちMDのトラックのインクリメントが正しく記録されている場合、4倍速録音終了時点で、開始時点からのCDトラック番号の増加分と、MDに現在まで録音したトラック数とをもう一度比較し、比較の結果、「MDが1曲多い」となればMDに記録された最後のトラックは「ごみトラック」と判定し、このトラックを消去する。そうでないときは、「ごみトラック」はないものとして、速度を6倍速に切り替えて録音を継続する。
なお、本実施形態で示す各処理は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現するか、あるいはそれら各処理を行う専用のハードウェア回路を用いて実現することができる。
それでは、以下に、本実施形態による録音装置において、4倍速による高速録音が開始され、録音途中で録音速度が6倍速による高速録音に切替えられる場合について、図面を参照しながら説明する。図5は、上記動作が行われているときの本実施形態による録音装置で行われる処理を示すフローチャートである。
この処理は、ユーザが高速録音キー4を押すことにより開始される。ステップS2で、オペレーションコントローラ3は、高速録音キー4がONにされたか否かを判定しながら待機している。高速録音キー4がONにされた場合には、処理はステップS4に進む。一方、高速録音キー4がONにされていない場合には、処理はステップS2に戻る。
高速録音キー4がONにされた場合、ステップS4で、オペレーションコントローラ3は、MDシステムコントローラ203に対して4倍速に対応したMDの録音を開始させると共に、ドライブシステムコントローラ104に対してディスクの4倍速の高速再生を開始させる。
すなわち、ドライブシステムコントローラ104は、4倍速でディスクを再生させるために、4倍速再生速度に対応する回転速度を表す回転速度指示信号Srnを生成して、再生速度切替器103に出力する。それに応じて、再生速度切替器103は、回転速度指示信号Srnに基づいて、読出速度信号Srsを作成し、ODC102に出力することで、ディスクドライブ101を、4倍速に対応した速度で回転させる。それに応じて、ODC102は、読出速度信号Srsに基づいて、ディスクドライブ101から入力されるCDデータScdから、オーディオデータSadとサブコードSsbとを取り出してMDドライブ2の書込読出器201に出力する。また、ODC102は、サブコードSsbをドライブシステムコントローラ104に出力する。さらに、ODC102から出力されたサブコードSsbは、再生トラック番号検出器301およびアドレス検出器302に対して出力される。これにより、CDドライブ1は、4倍速によるディスクの再生を開始する。
一方、MDシステムコントローラ203は、書込読出器201に対して、4倍速対応の録音を開始させる。これにより、書込読出器201は、ODC102から出力されてくるオーディオデータSadおよびサブコードSsbを、MD用のフォーマットのオーディオデータSAadおよびサブコードSAsbに変換して、これらをMDディスク202に4倍速で書き込む。さらに、このサブコードSAsbは、記録トラック番号検出器203−1に対して出力される。
次に、ステップS6で、ドライブシステムコントローラ104は、ディスクに含まれる全トラックの再生が終了したか否かを判定する。全トラックの再生が終了した場合には、本処理はステップS8に進む。一方、全トラックの再生が終了していない場合には、本処理はステップS10に進む。
全トラックの再生が終了した場合には、ドライブシステムコントローラ104は、オペレーションコントローラ3にその旨を通知する。それに応じて、オペレーションコントローラ3は、ドライブシステムコントローラ104に対して、ディスクの再生停止を指示すると共に、MDシステムコントローラ203に対してMDの録音を停止させることを指示する。これにより、ステップS8でCDドライブ1のディスクの再生が停止し、MDシステム2のMDディスク202の録音が停止する。
一方、全トラックの再生が終了していない場合には、ドライブシステムコントローラ104は、オペレーションコントローラ3に対して、その旨を通知する。それに応じて、ステップS10で、オペレーションコントローラ3の再生トラック番号検出器301は、ドライブシステムコントローラ104から出力されてきているサブコードSsbから、再生トラック番号が変化したかを判定する。この判定は、上述したように、サブコードSsbのトラック400が変化し、かつインデックス401が「01」になったか否かによって行われる。
再生トラック番号が変化していなければステップS6へ戻る。変化していれば、ステップS12でディスクの再生トラック番号が所定の絶対時刻の13.5分を経過する直前のトラックであるか否かを判定する。ここで13.5分を経過する直前のトラックとは、そのトラックの再生途中で絶対時刻13.5分が経過するトラックのことである。この処理は、アドレス検出器302のTOC情報記憶手段が記憶しているTOC情報と、再生トラック番号検出器301の出力とをトラック番号比較器303に入力し、TOC情報から13.5分経過直前のトラック番号が判明し、それと再生トラック番号検出器301の出力とから、現在の再生トラック番号がそれに該当するか否かを判定する。
ここで、ディスクの再生時間が13.5分を経過する直前のトラックである場合には、本処理は、ステップS14に進む。一方、ディスクのトラックが13.5分を経過する直前のトラックでない場合には、本処理はステップS6に戻る。
ステップS12でディスクの再生時間が13.5分を経過する直前のトラックである場合には、ステップS14でトラック番号比較器303はMDシステムコントローラ203の記録トラック番号検出器203−1よりMD記録トラック番号が変化したかどうかを判定する。変化がない場合は、変化あるまで待機し、変化があればステップS16に進む。
ステップS14でMDの記録中のトラック番号が変化した場合には、ステップS16で記録トラック番号検出器203−1は、トラック番号比較器303にその旨通知する。トラック番号比較器303は、再生トラック番号検出器301の示すCD再生トラック番号と、記録トラック番号検出器203−1の示すMD記録トラック番号とを比較し、一致すればステップS18へ進む。一致しない場合はステップS6へ戻る。すなわちこれは前述した(判断A)に相当し、この場合は最後まで再生速度を切り替えないで録音を継続する。
ステップS18においてMD最終記録トラック番号(MDTr)を記憶してステップS20へ進む。ステップS20においてトラック番号比較器303はCD再生トラックの変化を判定し、変化があるまで待機し、変化があればその結果を再生速度切替可否判断器304に伝え、再生速度切替可否判断器304は切り替え時期が来たと判断してドライブシステムコントローラ104とMDシステムコントローラ203に結果を通知し、ドライブシステムコントローラ104とMDシステムコントローラ203はディスクドライブ101とMDディスク202に指示して録音を中断してCD、MDを共に停止させる(ステップS22)。このステップS12からステップS22までの範囲の判断を第1の判断手段の動作とする。
つぎにステップS24でトラック番号比較器303は記録トラック番号検出器203−1からMD記録トラック番号を取得し、これが先に記憶したMDTrより1つ多くなっていないか判定し、多くなっていればMDの最終トラックは停止のタイミング遅れのためにCDの次のトラックの頭を別のトラックと検出して記録してしまった不要なトラック(ごみトラック)として不要トラック消去器305に出力する。ステップS26で、不要トラック消去器305は、MDシステムコントローラ203に対して書込読出器201を介してMDの最終のトラックの消去を命じ、ステップS28へ進む。ステップS24でMD記録トラック番号が、先に記憶したMDTrと記録トラック番号検出器203−1から取得したMD記録トラック番号と一致すれば、それはごみトラックが出来なかったものとして、ステップS28へ進む。これが前述の(判断B)に相当する。そうしてステップS28で、これまで実施したMDの録音内容を確定する。このステップS24の判断を第2の判断手段、ステップS26の動作を不要トラック消去手段とする。
次に、オペレーションコントローラ3は、ドライブシステムコントローラ104に対して、再生速度を4倍速から6倍速に切替えるように指示する。それに応じて、ドライブシステムコントローラ104は、ディスクの再生速度を4倍速から6倍速に切替える(ステップS30)。より具体的には、ドライブシステムコントローラ104は、6倍速でディスクを再生させるために、その再生速度に対応する回転速度を表す回転速度指示信号Srnを生成して、再生速度切替器103に出力する。それに応じて、再生速度切替器103は、回転速度指示信号Srnに基づいて、読出速度信号Srsを作成し、ODC102に出力することで、ディスクドライブ101を、6倍速に対応した速度で回転させる。
一方、MDシステムコントローラ203は、書込読出器201に対して、6倍速対応の録音を開始させる(ステップS32)。次に、ドライブシステムコントローラ104は、ステップS28で録音が確定したトラックの次のトラックから、ディスクの6倍速再生を開始する(ステップS34)。なお、図3に示されるトラックの場合、13.5分を経過後、トラックの切り替わりが発生するのは、トラック3の最初である16分28秒63フレームの位置である。図6に示されるように、16分28秒63フレームにおいて、ディスクの再生速度が4倍速から6倍速に切替えられる。
次に、ステップ36でODC102は、自らの内部メモリにおいてアンダーランが発生したか否かを判定する(第3の判断手段)。すなわち、ODC102に入力してくるデータ量よりも、ODC102から出力するデータ量が多いことにより、ODC102の内部メモリが空になったか否かが判定される。アンダーランが発生していない場合には、本処理はステップS38に進む。アンダーランが発生している場合には、本処理はステップS40に進む。
アンダーランが発生していない場合には、ステップS38で、ドライブシステムコントローラ104は、再生中のディスクの全トラックの再生が終了したか否かを判定する。全トラックの再生が終了した場合には、本処理はステップS8に進み、ディスクの再生および録音を終了する。全トラックの再生が終了していない場合には、本処理はステップS36に戻る。すなわち、ステップS36および38では、ドライブシステムコントローラ104が、録音が終了するまでの間、アンダーランが発生したか否かを繰り返し判定している。
一方、アンダーランが発生している場合には、ドライブシステムコントローラ104は、アンダーランが発生していることをオペレーションコントローラ3を介して、MDシステムコントローラ203に通知する。それに応じて、MDシステムコントローラ203は、書込読出器201に、6倍速に切替えた後からMDディスク202に録音した部分を廃棄させる(ステップS40)。
次に、オペレーションコントローラ3は、ドライブシステムコントローラ104に対して、再生速度を6倍速から1倍速に切替えるように指示を行う。これに応じて、ドライブシステムコントローラ104は、ディスクの再生速度を6倍速から1倍速に切替える(ステップS42)。より具体的には、ドライブシステムコントローラ104は、1倍速でディスクを再生させるために、1倍速再生速度に対応する回転速度を表す回転速度指示信号Srnを生成して、再生速度切替器103に出力する。これに応じて、再生速度切替器103は、回転速度指示信号Srnに基づいて、読出速度信号Srsを作成し、ODC102に出力することで、ディスクドライブ101を、1倍速に対応した速度で回転させる。
次に、MDシステムコントローラ203は、書込読出器201に対して、1倍速対応の録音を開始させる(ステップS44)。次に、ドライブシステムコントローラ104は、ステップS28で録音を確定させたトラックの次のトラックから、すなわち13.5分を過ぎて最初のトラックから、ディスクの1倍速再生を開始する(ステップS46)。これにより、ディスクの再生速度が6倍ではなく1倍に切替えられる。
次に、ドライブシステムコントローラ104は、ステップS48でディスクの全トラックの再生が終了したか否かを判定する。全トラックの再生が終了していない場合には、ステップS48を繰り返す。一方、全トラックの再生が終了した場合には、本処理はステップS8に進み、録音の終了処理を行う。
以上で、本実施形態による録音装置において、4倍速による高速録音が開始され、録音途中で6倍速による高速録音に録音速度が切替えられる場合についての説明を終了する。
以上のように、本実施形態の録音装置によれば、標準の再生速度に対する倍率をディスク上の再生位置に応じて切り替えることにより、モータの回転数が所定回転数以上にならないので、モータに安価なブラシレスモータを適用することができ、装置全体のコスト削減が図られる。そしてブラシモータの保証回転数の範囲内で使用されるので、装置の寿命を長く確保した上での高速録音動作が可能となる。
また、本実施形態の録音装置によれば、再生速度の切替が、トラックの切り替わるところで行われ、その際に、MDディスク側で発生した不必要なトラックは自動的に削除されるので、CDと全く同じ内容の記録が可能となる。
また、ODCにおいて、アンダーランが発生した場合であっても、ディスクの再生速度を1倍速に切り替えられるので、高速再生によって生じるアンダーランにより録音が途切れることがない。
なお、上記の実施形態では、TOC情報を用いて所定の絶対時刻を判定しているが、所定の絶対時刻が経過したか否かの判定の方法は、これに限らず、オペレーションコントローラがCDドライブから出力されたサブコードの絶対時間ATIMEに基づいて、ディスクの再生時間が所定の絶対時刻を経過したか否かを判定しても差し支えない。
また、上記の実施形態では、高速再生の倍率は、4倍から6倍に切り替えるとしているが、これらの倍率は、4倍と6倍とに限らない。また切り替えは2回以上行ってもよい。
また高速再生の倍率だけでなく、実施形態で説明に用いた数値は、これに限定されるものではない。
また、上記の実施形態では、再生速度の切替は、トラックとトラックと間で切替えられるものとしているが、再生速度の切替が行われる場所は、これに限らない。より具体的には、トラックとトラックとの間に存在するインデックスが「00」となっている部分において、たとえば200msの無信号状態がある場合には、再生速度が切替えられるものとされてもよい。
また、上記の実施形態では、再生側の光ディスクをCDとし、録音側の光ディスクをMDとしているが、それぞれに用いられるディスクはこれに限らない。また、再生側の装置は、CDドライブであるとしているが、CDやDVD等複数の種類のディスクを再生することができるいわゆるコンビネーションドライブであってもよい。
また、記録トラック番号検出器は、サブコードのインデックス「01」を検出するように説明したが、これに限らず、トラック番号のみで検出してもよく、あるいはトラック番号とインデックス「00」とを併せ検出するように構成してもよい。
さらに上記実施形態では、CDは1曲目から再生し、MDはブランクディスクに記録する状態で説明したが、CDの任意の曲から再生する場合も考えられ、またMDには記録開始前にすでに数曲が記録済みである、という場合も考えられ、このような組合せであっても本発明は適用できるものである。
以上説明したように、本発明の録音装置は、モータの回転数を保証値以下で回転させつつ高速録音ができる長寿命の録音装置を提供することができ、その際に不要なトラックが発生しても自動的に消去できるものであり、第1の光ディスクにトラック単位で記録されたデジタルデータを、標準再生速度よりも速い再生速度で再生して第2の光ディスクに記録するような録音装置に有用である。
本発明の一実施形態における録音装置の構成を示すブロック図 同じくサブコードの構成を示す図 同じくサブコードに対応するトラック番号の変化、インデックスの変化および絶対時間(ATIME)の変化を示す図 同じく4倍速でディスクを再生させた場合および6倍速でディスクを再生させた場合において、ディスクの再生位置と、その再生位置におけるディスク回転数との関係を示すグラフ 同じく4倍速による高速録音が開始され、録音途中で6倍速による高速録音に録音速度が切替えられる場合の録音装置で行われる動作を示すフローチャート 同じく再生速度の切替わりの様子を示す図 TOC情報の構成を示す図
符号の説明
1 CDドライブ
2 MDドライブ
3 オペレーションコントローラ
4 高速録音キー
5 表示器
6 受光器
7 リモコン
101 ディスクドライブ
102 ODC
103 再生速度切替器
104 ドライブシステムコントローラ
201 書込読出器
202 MDディスク
203 MDシステムコントローラ
203−1 記録トラック番号検出器
301 再生トラック番号検出器
302 アドレス検出器
303 トラック番号比較器
304 再生速度切替可否判断器
305 不要トラック消去器

Claims (7)

  1. 第1の光ディスクにトラック単位で記録されたデジタルデータを、標準再生速度よりも速い再生速度で再生して、第2の光ディスクに記録する記録装置であって、
    前記第1の光ディスクに記録されたデジタルデータを、前記標準再生速度と、前記標準再生速度よりも速い第1の再生速度と、この第1の再生速度よりも速い第2の再生速度とに切替えて再生することができる再生手段と、
    前記再生手段が再生したデジタルデータを、前記再生速度に応じた速度で前記第2の光ディスクにトラック単位で記録する記録手段と、
    前記再生手段の再生速度を、前記標準再生速度、前記第1の再生速度、および前記第2の再生速度のいずれかに制御し、このそれぞれの再生速度の間で切替える再生速度制御手段と、
    前記デジタルデータが前記第1の再生速度で再生されているときに、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後であって、かつトラックとトラックとの間であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後のトラックとトラックの間において、第1の再生速度による再生内容の録音終了時点で、開始時点からの第1の光ディスクのトラック番号の増加分に対する第2の光ディスクに現在まで録音したトラック数増加分との比較結果が同一であるか1つ多いかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段の判定結果に基づいて前記第2の光ディスクの最終トラックを消去する不要トラック消去手段とを備え、
    前記第1の判定手段が前記再生位置が所定の絶対時刻に達した後であって、かつトラックとトラックとの間であると判定し、かつ前記第2の判定手段が前記第2の光ディスクに現在まで録音したトラック数増加分が、開始時点からの第1の光ディスクのトラック番号の増加分より1つ多いと判定した場合、前記不要トラック消去手段が第2の光ディスクの最終のトラックを消去した後、前記再生速度制御手段が前記第1の光ディスクを第2の再生速度に切り替え、第2の光ディスクに録音する録音装置。
  2. 前記デジタルデータは、前記第1の光ディスクを再生中のトラックの情報およびこの第1の光ディスクの再生時間の情報を含んだサブコードを含んでおり、
    前記第1の判定手段は、前記第1の光ディスクの再生中に、前記サブコードを参照して、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後に、この再生位置がトラックとトラックとの間に達したと判定することを特徴とする、請求項1に記載の録音装置。
  3. 前記第1の光ディスクには、各トラックの演奏開始時間の情報がTOC情報として記録されており、
    前記デジタルデータは、前記第1のディスクの再生トラックの情報を含んだサブコードを含んでおり、
    前記TOC情報を読出す読出し手段をさらに備え、
    前記第1の判定手段は、前記読出し手段が読み出した前記TOC情報の各トラックの演奏開始時間を参照して、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達するトラックを特定し、特定したトラックの次のトラックに再生位置が達したか否かを前記サブコードに含まれる前記再生トラックの情報によって判定することで、前記第1の光ディスクの再生位置が所定の絶対時刻に達した後に、この再生位置がトラックとトラックとの間に達したと判定する、請求項1に記載の録音装置。
  4. 前記再生手段は、前記再生速度が前記第1の再生速度から前記第2の再生速度に切替えられた場合には、再生が完了したトラックの次のトラックから前記第2の再生速度で再生を行うことを特徴とする、請求項1に記載の録音装置。
  5. 前記記録手段は、前記再生手段の再生速度が前記第1の再生速度から第2の再生速度に切替えられた場合には、前記第2の光ディスクに録音が完了しているトラックの次のトラックから前記第2の再生速度に対応した録音を開始することを特徴とする、請求項4に記載の録音装置。
  6. 前記再生手段は、前記デジタルデータの再生時に、前記第1の光ディスクから読み出したデジタルデータを、前記記録手段に対して出力する前に一時的に蓄積する蓄積手段を含み、
    前記再生手段の再生速度が前記第2の再生速度である場合に、前記蓄積手段に蓄積されている前記デジタルデータがなくなったか否かを判定する第3の判定手段をさらに備え、
    前記再生速度制御手段は、前記第3の判定手段が前記蓄積手段に格納されている前記デジタルデータがなくなったと判定した場合には前記再生手段の再生速度を前記第2の再生速度から前記標準再生速度に切替える、請求項1に記載の録音装置。
  7. 前記第1の判定手段は、前記デジタルデータが前記第1の再生速度で再生され前記第1の再生速度における最後のトラックに入った時点で、高速録音開始時点からの再生トラック数の増加分と録音トラック数の増加分とを比較してトラック数がずれているときは、再生速度を切り替えないと判定する、請求項1に記載の録音装置。
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