JP2697596B2 - 光ディスクのアクセス方法及び装置 - Google Patents

光ディスクのアクセス方法及び装置

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JP2697596B2
JP2697596B2 JP5348710A JP34871093A JP2697596B2 JP 2697596 B2 JP2697596 B2 JP 2697596B2 JP 5348710 A JP5348710 A JP 5348710A JP 34871093 A JP34871093 A JP 34871093A JP 2697596 B2 JP2697596 B2 JP 2697596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CD、CD−RO
M、CD−Iのように線速度一定でデータが書き込まれ
た光ディスクや、CD−WO(Write Once)、CD−M
O(光磁気)、MD(Mini Disk )のように線速度一定
でデータを書き込むべき光ディスクを、ランダムアクセ
スしてデータを読み出し又は書き込む光ディスクのアク
セス方法及び装置に関し、特に光ディスクに対して頻繁
にランダムアクセスが行なわれる場合に好適の光ディス
クのアクセス方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD(コンパクトディスク)へ
のデータ記録方式は、データの記憶容量を高めるために
CLV(線速度一定)方式が採用されている。従って、
データの再生時にはCDに対するヘッドのアクセス位置
に応じてCDの回転数を変える必要がある。一定速度で
データをアクセスするには、アクセス位置の半径rに反
比例した回転数でCDを回転させる。このような制御
は、CDをリードオンリメモリとして利用するCD−R
OMにおいても同様である。このため、CD−ROMに
おいてはランダムアクセスの度に、読取ヘッドの読取位
置に応じてCDの回転速度を変化させるための回転制御
が頻繁に行なわれる。また、他の方式として、線速度一
定の光ディスクを一定の回転数で回転させ、データのリ
ード/ライトの基準となるクロック信号の周波数をアク
セス位置に応じて変化させるものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光ディスクのアクセス方法のうち前者は、C
D−ROMを高速にランダムアクセスする場合、読取ヘ
ッドがCDの内側と外側との間を高速且つ頻繁に移動す
ることになるので、その度にCDの回転数を変化させ、
CDがその回転数に安定するまで待つ必要がある。この
ため、回転数安定のための待ち時間に多くの時間を費や
してしまい高速アクセスの障害になるという欠点があ
る。特にディスクの回転駆動用モータとしてトルクの小
さいモータを使用していると、読取りヘッドの移動時間
より、ディスクの回転数が安定するまでの時間に大半の
時間を費やすことになるので、アクセス効率が著しく悪
くなるという問題点がある。
【0004】また、後者のものは、光ディスクの回転数
を光ディスク全体のアクセス効率を考慮して設定した場
合、最外周付近での線速度が高くなりすぎ、信号処理が
不可能になるという問題がある。特に、システムが4倍
速モード等のアクセス能率の向上を目指したものである
場合、この種の問題は顕著になる。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、アクセス時の待ち時間を減少させ
ると同時に最大線速度の大幅な増加を防止することがで
きる光ディスクのアクセス方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
クのアクセス方法は、光ディスクを、そのアクセス位置
最内周側から最外周側に移動するに従って線速度が
体的に増加し且つ回転数が全体的に減少するように回転
させた状態で、この光ディスクに対するアクセスの基準
となるクロック信号の周波数を前記光ディスクの径方向
のアクセス位置に応じて変化させながら、前記光ディス
クに対して線速度一定のデータをアクセスすることを特
徴とする。また、この発明に係る他の光ディスクのアク
セス方式は、光ディスクを最内周側から最外周側にかけ
て複数の領域に分割し、前記各領域内では、そのアクセ
ス位置が内径側から外径側に移動するに従って線速度は
増加するが回転数は一定であり、前記光ディスク全体で
は、アクセス位置が最内周側から最外周側に移動するに
従って回転数が全体的に減少するように前記光ディスク
を回転させた状態で、この光ディスクに対するアクセス
の基準となるクロック信号の周波数を前記光ディスクの
アクセス位置の線速度に応じて変化させながら、前記光
ディスクに対して線速度一定のデータをアクセスするこ
とを特徴とする。
【0007】また、この発明に係る光ディスクの再生に
係るアクセス方法は、線速度一定でデータが記録された
光ディスクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周
側に移動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転
数が全体的に減少するように回転させた状態で、読取ヘ
ッドから出力される読取信号からクロック信号を再生す
ると共に、再生されたクロック信号に従って前記読取信
号を復調し、得られた復調信号をメモリに順次格納する
と共に所定のタイミングで読み出して再生処理を施すこ
とを特徴とする。
【0008】また、この発明に係る光ディスクの再生に
係るアクセス装置は、線速度一定でデータが記録された
光ディスクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周
側に移動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転
数が全体的に減少するように回転させる回転駆動手段
と、前記光ディスクに記録されたデータを読み取って読
取信号を出力する読取ヘッドと、この読取ヘッドから出
力される読取信号からクロック信号を再生するクロック
再生手段と、このクロック再生手段で再生されたクロッ
ク信号に従って前記読取信号を復調する復調手段と、こ
の復調手段で得られた復調信号を順次格納するメモリ
と、このメモリに格納された復調信号を所定のタイミン
グで読み出して再生処理する再生処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る光ディスクの記録に
係るアクセス方法は、データを線速度一定で記録すべき
光ディスクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周
側に移動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転
数が全体的に減少するように回転させた状態で、メモリ
に記憶された記録すべきデータを、周波数が前記光ディ
スクの径方向の記録位置に応じて変化するクロック信号
に従って変調し、この変調されたデータを前記クロック
信号に従って記録ヘッドに出力し、前記光ディスクに記
録することを特徴とする。
【0010】更に、この発明に係る光ディスクの記録に
係るアクセス装置は、データを線速度一定で記録すべき
光ディスクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周
側に移動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転
数が全体的に減少するように回転させる回転駆動手段
と、この光ディスクに記録信号を書き込む記録ヘッド
と、記録すべきデータが記憶されるメモリと、前記光デ
ィスクの径方向に対する前記記録ヘッドの位置に応じて
周波数が順次変化するクロック信号を発生するクロック
発生手段と、前記メモリから読み出されたデータを前記
クロック信号に従って記録信号として変調し前記記録ヘ
ッドに出力する変調手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明に係る光ディスクのアクセス方法によ
れば、線速度一定でデータが書き込まれた光ディスク又
は線速度一定でデータを書き込むべき光ディスクを、そ
のアクセス位置が最内周側から最外周側に移動するに従
って線速度が全体的に増加し且つ回転数が全体的に減少
するように回転させるため、線速度を一定とする場合よ
りも光ディスクの内外の回転数の差を少なくすることが
できると同時に、回転数を一定とする場合よりも光ディ
スクの内外の線速度の差を少なくすることができる。線
速度の変化に対しては、アクセス位置に応じて変化する
クロック信号に基づいて前記光ディスクに対しアクセス
するので、信号処理に支障をきたすことがない。従っ
て、この発明によれば、アクセスの際に回転数が安定す
るまでの待ち時間を大幅に短縮することができ、しかも
光ディスクの最外周での信号処理速度も十分対応可能な
速度に抑えることができる。
【0012】また、この発明に係る光ディスクの再生に
係るアクセス方法及び装置においては、前述した作用の
他、読取ヘッドから出力される読取信号の速度は、光デ
ィスクの径方向の読取位置によって変わってくるが、こ
の発明では、読取信号からクロック信号を再生している
ので、読取信号の速度に応じてクロック信号の周期も変
化する。そして、得られたクロック信号に従って読取信
号が復調され、順次メモリに格納される。メモリに格納
された復調信号は、所定のタイミングで読み出されて所
定の再生処理に供されることになる。
【0013】更に、この発明に係る光ディスクの記録に
係るアクセス方法及び装置によれば、前述した作用の
他、光ディスクに記録すべき記録信号の速度は、光ディ
スクの径方向の記録位置によって変わってくるが、この
発明では、記録位置に応じて周波数が変化するクロック
信号を使用してデータを記録するようにしているので、
結局、光ディスクへは線速度一定でデータが書き込まれ
ることになる。このため、書込の際にも光ディスクの回
転数をほぼ一定にすることができ、記録速度を向上させ
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例について説明する。図1はこの発明の一実施例に係る
CD−ROMドライブ装置の構成を示すブロック図であ
る。CD−ROM1は、CLV方式で所定のデータが書
き込まれたものである。このCD−ROM1のデータフ
ォーマットの詳細を図2に示す。即ち、CD−ROM1
は、1ブロックが2352バイトで構成されている。各
ブロックのうち、最初の12バイトが同期用のデータ
で、続く4バイトにヘッダ情報が割り当てられる。ヘッ
ダ情報は、MINUTE(1バイト)、SECOND(1バイト)及
びBLOCK (1バイト)からなるアドレス情報と、モード
情報(1バイト)とにより構成されている。残りの23
36バイトは、モードによってその内容が異なってい
る。即ち、モード0ではダミー用として0データが割り
当てられ、モード1では2048バイトのユーザデータ
の他、誤り検出用のエラー・ディテクションコード(E
DC)及び誤り訂正用のP,Qパリティ等が割り当てら
れる。また、モード2では2336バイトの全てにユー
ザデータが割り当てられる。
【0015】このようなデータは、例えば4.3218
MHzの書込クロックに同期して、1.2〜1.4m/
sec の線速度でサブコード情報とともにCD−ROM1
に記録されている。ディスクモータ2は、コントローラ
5からの指令によって、このCD−ROM1を、例えば
アクセス位置がディスクの最内周(半径r=25mm)か
らディスクの最外周(半径r=58mm)に移動するにつ
れて回転数が緩やかに低下し、且つ線速度が緩やかに上
昇するように回転させる。ここでは、一例としてディス
クの最内周の回転数を460rpm とし、1/√rに比例
するように回転数を変化させるものとする。
【0016】読取ヘッド3は、図示しないレーザダイオ
ード、光学系、フォーカスアクチュエータ及び4分割フ
ォトダイオード等を内蔵したもので、レーザビームをC
D−ROM1のピットに照射すると共に、その反射光を
受光して読取信号RSを出力するものとなっている。な
お、この読取信号RSの一部は、図示しないフォーカス
サーボ系を介して読取ヘッド3のフォーカスアクチュエ
ータに供給されている。これにより、CD−ROM1に
対する読取ヘッド3のフォーカス制御が実現されてい
る。
【0017】読取ヘッド3には、このヘッド3をCD−
ROM1の径方向に駆動するためのフィードモータ4が
結合されている。このフィードモータ4は、コントロー
ラ5の制御に従って指定アドレスに対応する位置へ読取
ヘッド3を移動させる。図示してないが、読取ヘッド3
からはトラッキングエラー信号も出力されており、この
トラッキングエラー信号は、図示しないトラッキングサ
ーボ系を介してフィードモータ4にフィードバックさ
れ、読取ヘッド3のトラッキング制御に供されるように
なっている。
【0018】読取ヘッド3から出力される読取信号RS
は、ヘッドアンプ6に入力されている。ヘッドアンプ6
は、CD−ROM1の内外周での読取信号の速度差を十
分にカバーし得るように、例えば4〜30MHzの広帯
域アンプである。ヘッドアンプ6から出力される読取信
号は、スライサ7で波形整形され、クロック再生回路8
及びEFM復調回路9に供給されている。
【0019】クロック再生回路8は、内部にVCOを含
んだPLL回路により構成されており、読取信号に同期
してクロック信号CKを出力する。このクロック再生回
路8は、読取ヘッド3から出力される8〜20MHzの
読取信号RSに対応し得るように、キャプチャレンジの
十分広いVCOを使用したものか、又は読取ヘッド3の
位置に応じてVCOの中心周波数を段階的に切り替える
ように構成されたものである。
【0020】また、図1における読取ヘッド3には、読
取ヘッド3のディスク径方向への移動量を検出するリニ
アエンコーダ10が設けられており、このリニアエンコ
ーダ10の出力やコントローラ5で算出されたVCOの
中心周波数等に基づいてコントローラ5から選択信号S
ELが出力され、この選択信号SELに従って読取ヘッ
ド3の位置に応じた最適なVCOの中心周波数が選択さ
れるようになっている。更に、コントローラ5は、リニ
アエンコーダ10の出力に基づいてディスクモータ2の
回転数を決定し、ディスクモータ2を回転制御する。
【0021】クロック再生回路8で再生されたクロック
信号CKはEFM復調回路9に与えられている。EFM
復調回路9は、再生されたクロック信号CKに基づいて
CDフォーマットに基づく1バイト14ビットの読取信
号を8ビットの復調データに復調する。復調データは、
アドレスカウンタ11を介してメモリ12に順次格納さ
れるようになっている。
【0022】メモリ12に一定量の復調データ、具体的
にはデインタリーブに必要な108ブロックの復調デー
タが格納されたら、その復調データはCIRCデコーダ
13に供給される。また、このとき、EFM復調処理も
並行して行なわれる。メモリ12の蓄積データ量はアド
レスカウンタ11によって監視される。もし、後段のC
IRCデコーダ13での処理が間に合わず、メモリ12
のデータが満杯になったら、アドレスカウンタ11はコ
ントローラ5にその旨を通知する。コントローラ5はそ
れを受けて読取ヘッド3の読取ビーム位置をキックバッ
クして、同じ位置に待機させる。そして、メモリ12が
空き次第、CD−ROM1のアドレス情報等を参照して
CIRCデコーダ13に供給したデータの次のデータを
読み出す。なお、メモリ12が満杯に近づいた場合、ア
ドレスカウンタ11はコントローラ5にその旨を通知
し、ディスクモータ2の回転数を遅くするようにしても
よい。
【0023】CIRCデコーダ13は、メモリ12から
供給される復調データに対し、CIRC訂正処理を実行
する。CIRC訂正後のデータは、バッファメモリ14
に順次格納される。バッファメモリ14に格納されたデ
ータは、CD−ROMデコーダ15に供給される。CD
−ROMデコーダ15では、同期信号検出、デスクラン
ブル処理、ヘッダとデータとの分離処理、モード検出及
びエラーコレクション処理等の各種処理を施して、アド
レスとデータとを再生する。再生アドレス及び再生デー
タはバッファメモリ14に格納される。
【0024】一方、ホストシステム16から与えられる
指定アドレスは、SCSIインタフェース17を介して
コントローラ5に供給される。コントローラ5は、バッ
ファメモリ14に格納された再生アドレスが指定アドレ
スと一致した場合に、バッファメモリ14に格納された
再生データをSCSIインタフェース17を介してホス
トシステム16に送出する。
【0025】なお、再生クロックCKを基本クロックと
して動作させなければならない部分は、前述したとお
り、EFM復調回路9およびその復調データをメモリ1
2に蓄積するまでである。その後に続くCIRCデコー
ダ13以後は、必ずしも再生クロックCKで処理しなく
てもよく、一定周波数の別クロックで動作させてもかま
わない。その場合、その定速クロックは、CD最外周で
の高速データ読み出しにも充分対応できるスピードを持
っていることが望ましいが、例えばCD−ROM等の場
合は、前述したように読取ビーム位置をキックバックし
て自由に待機させることが可能であるから、仮に、遅い
クロックであっても処理は可能である。SCSIインタ
フェース17は、コンピュータ等のホストシステム16
との間のやりとりとなるため、できるだけ一定のクロッ
クで動作することが望ましい。すなわち、図1の構成に
おいては、CIRCデコーダ13,CD−ROMデコー
ダ15,およびバッファメモリ14へのデータ蓄積の部
分は、再生クロックCKまたは定速クロックのいずれで
動作させてもよいわけである。
【0026】また、CIRCデコーダ13以後のクロッ
ク信号をディスクの半径rに応じて変化させたり、メモ
リ12のデータ格納量に応じて変化させるようにしても
よい。前者の場合には、例えばCD−ROM1の回転数
をその半径rの0.8乗〜0.3乗に反比例して変化さ
せるとすれば、CIRCデコーダ13以後のクロック信
号をrの0.3乗〜0.8乗に比例するように変化させ
る。これにより、キックバックの回数を減らすことがで
きる。後者の場合には、メモリ12の書き込みアドレス
と読出しアドレスとからデータ格納量を監視し、このデ
ータ格納量がほぼ一定の値となるようにクロック周期を
制御するか、データの格納量が所定量を超えたらクロッ
ク周期を短くする等の処理を実行する。これにより、メ
モリ12のオーバーフローを防止することができ、キッ
クバックの回数を減らすことができる。
【0027】次に、上記のように構成されたCD−RO
Mドライブ装置の動作について説明する。図3はこの装
置の動作を示すフローチャートである。先ず、装置が起
動されると、CD−ROM1の線速度が測定される(S
1)。即ち、CD−ROMでは、1.2〜1.4m/se
c の線速度でデータが記録されているが、ディスクによ
って記録速度が異なっているので、まず、CD−ROM
1のデータの記録速度を把握しておく必要がある。この
ため、例えばコントローラ5の制御のもとでフィードモ
ータ4を駆動して、読取ヘッド3の位置をCD−ROM
1のφ50mmの位置に移動させ、例えば00分02秒0
0ブロックのブロックを検出する。次に、その位置から
線速度1.3m/sec のときに20分00秒00ブロッ
クが記録されるはずの約φ76mmの位置に読取ヘッド3
を移動させ、クロック再生回路8のVCOの中心周波数
を切り替えてアドレス情報を読み取る。アドレス情報が
約19分であれば線速度は1.4m/sec 、約20分で
あれば線速度は1.3m/sec 、約22分であれば線速
度は1.2m/sec であると判断する。検出された線速
度はコントローラ5内に記憶される。
【0028】次に、現在の読取ヘッドの位置を検出した
のち(S2)、ホストシステム16からのアクセスを待
つ(S3)。ホストシステム16からアクセスされ、指
定アドレスが与えられたら、コントローラ5は、測定さ
れた書込速度情報に基づいて目的とするアドレスの位置
を算出し、現ヘッド位置からの移動量を算出する(S
4)。例えば、いま、書込速度が1.4m/sec である
ことが分かっている場合、指定アドレスに対応するブロ
ックが32分43秒37ブロックであるとすると、読取
ヘッド3の移動すべき位置として、φ90mmの位置が算
出される。
【0029】次に、コントローラ5は、ヘッドの移動す
べき位置に基づいてディスクモータ2の回転数とクロッ
ク再生回路8のVCOの中心周波数とを決定する(S
5)。即ち、移動すべき位置が例えばφ90mmであると
すると、最内周φ46mmに対して、回転数が√25/√
45(=0.745)倍、線速度が1.46倍となるの
で、これに合わせてディスクモータ2の回転数とVCO
の中心周波数を決定する。次に、コントローラ5は、読
取ヘッド3をφ90mmの位置に移動させると同時にディ
スクモータ2の回転数を0.745(=343rpm )倍
に低下させる(S6)。クロック再生回路8のPLLが
ロックしたら(S7)、再生クロックCKを使用してE
FM復調回路9のEFM復調が開始され、メモリ12に
復調データが蓄積される。メモリ12に所定の量だけ復
調データが蓄積されたらCIRCデコードが開始される
(S8)。そして、再生アドレスと指定アドレスとが一
致したら、再生データがSCSIインタフェース17を
介してホストシステム16に送出されることになる。
【0030】このように、この実施例に係るCD−RO
Mドライブ装置によれば、クロック再生回路8を構成す
るVCOの中心周波数を読取ヘッド3の位置に応じて切
り替えるようにしているので、再生クロックCKの周期
を広い範囲で変化させることができる。そして、このよ
うに再生クロックCKの周期とディスクの回転数とを変
化させることによって、CD−ROM1上の任意の位置
のデータを適正な速度で正しく読み出すことが可能にな
る。
【0031】図4は、ディスクのアクセス位置と回転数
との関係を示すグラフである。例えば線速度1.2m/
sec でデータが書き込まれたディスクから、従来の線速
度一定(CLV)でデータを読み出す場合、ディスクの
最内周(r=25mm)での回転数は460rpm 、最外周
(R=58mm)での回転数は200rpm となる。また、
このディスクを4倍速モードで読み出すとすると、ディ
スクの最内周での回転数が1830rpm 、最外周での回
転数が790rpm となり、約1000rpm もの差が発生
し、この減速時間が読み取りヘッドの移動時間をオーバ
ーするためにアクセスの時間が増大する。
【0032】また、従来の回転数一定(CAV)の場
合、1倍速で最内周での線速度が1.2m/sec 、最外
周での線速度が2.8m/sec 、4倍速では、最外周が
11m/sec 以上となり、信号処理のスピードが間に合
わなくなる。
【0033】一方、この実施例の場合、4倍速モードで
もディスクの最内周での回転数が1830rpm 、最外周
での回転数が1200rpm 、であり、回転数の差にして
630rpm であるから、CLVに比べて減速及び加速に
要する時間を大幅に短縮することができる。また、4倍
速モード時のディスク最外周でも線速度が7.3m/se
c であるから、信号処理スピードも大幅に低減すること
ができる。
【0034】なお、本発明者等の実験によれば、実際の
信号処理系統を考慮した場合、光ディスクの最内周の線
速度と最外周の線速度の比は、処理速度マージンなどか
らみると1:1.5〜1:2程度が最も望ましく、また
設計仕様にもよるが一般のLSI回路等ではオーバード
ライブして何とか動作する範囲は定格線速度(4倍速動
作用の回路は定格線速度も4倍となる)の2倍程度が上
限であった。また、ディスク回転駆動系を考慮した場
合、光ディスクの最内周の回転数と最外周の回転数の比
は、応答速度からみて1:1.5〜1:2程度が最も望
ましく、想定するヘッドアクセスの最大時間内に何とか
回転数が変化し得る上限はほぼ2倍の回転数変化までで
あった。このため、光ディスクのアクセス位置の半径を
rとした場合、図4に示す斜線の範囲、即ち光ディスク
の回転数をrの0.8乗〜0.3乗に反比例するような
範囲で動作させるのが好ましい。この場合、前述の例で
最内周での回転数が1830rpm 、線速度が4.8m/
sec であるとすると、最外周での回転数が930〜14
20rpm 、線速度が5.6〜8.6m/sec となり、最
大線速度を最低線速度の2倍以下に抑えることができ
る。ただし、できるならば、光ディスクの回転数がrの
0.5乗に反比例するような範囲の近傍で動作させるの
が望ましい。
【0035】なお、上記実施例では、リニアエンコーダ
10の出力によって読取ヘッド3の位置を検出するよう
にしたが、例えば図1の破線で示されるように、ヘッド
アンプ6の出力信号からトラック数を計数するトラック
カウンタ18によって読取ヘッド3の位置を検出するよ
うにしてもよいし、ヘッドを移動させるウォームギアの
回転数でヘッドの移動量又は半径位置を検出するように
してもよい。
【0036】また、以上の実施例では、ランダムアクセ
スされるCD−ROMのドライブ装置にこの発明を適用
したが、シーケンシャルアクセスが基本の音楽や画像の
データが記録された光ディスクの再生方法にもこの発明
は適用可能である。この場合、読出後のデータを保存す
る一次取込メモリの容量を最高の線速度時にオーバーフ
ローしないような容量に設定し、メモリ格納後のデータ
を一定速度で読み出すようにすればよい。
【0037】なお、以上は再生装置にこの発明を適用し
た例について述べたが、この発明は、記録装置にも適用
可能である。即ち、データの書込が可能な光磁気ディス
ク等では、データの種類によってはディスクの半径方向
の異なる複数箇所に対して頻繁にアクセスを行うことが
ある。このような場合には、ディスクの回転数及び書込
クロックをディスクの半径位置に応じて変化させること
により、短時間のアクセスが可能になる。
【0038】図5は、この発明をCD−MOの記録装置
に応用した例を示すブロック図である。光ディスク41
は、CLV方式でデータが書き込まれるべき書き替え可
能なMO(光磁気ディスク)であり、ディスクモータ4
2によってアクセス位置が外側であるほど回転数が低
く、線速度が高くなるように駆動される。この光ディス
ク41は、図示しない半導体レーザ、光学系、フォーカ
スアクチュエータ及び4分割ディテクタ等を内蔵した記
録/再生ヘッド43によってデータを記録される。記録
/再生ヘッド43には、ヘッド43のディスク径方向の
位置を検出するリニアエンコーダ44が設けられると共
に、ヘッド43を光ディスク41の径方向に駆動するた
めのフィードモータ45が結合されている。このフィー
ドモータ45は、リニアエンコーダ44の出力に基づく
コントローラ46の制御に従って指定アドレスに対応す
る位置へ記録/再生ヘッド43を移動させる。記録/再
生ヘッド43で検出されたフォーカスエラー信号及びト
ラッキングエラー信号は、ヘッドアンプ47を介してフ
ォーカス・トラッキング制御回路48に入力されてい
る。フォーカス・トラッキング制御回路48は、上記エ
ラー信号に基づいて記録/再生ヘッド43をフォーカス
制御及びトラッキング制御する。
【0039】一方、ホストシステム50から供給される
指定アドレス及び記録データは、SCSIインタフェー
ス51を介して記録データ用のバッファメモリ52に格
納される。バッファメモリ52に格納された記録データ
は、EFM/CIRCエンコーダ53に供給され、ここ
でCIRC符号化されたのち、EFM変調される。変調
後のデータは、ゲインが可変できるパワーアンプ54を
介して記録/再生ヘッド43に供給され、光ディスク4
1への記録データに供される。
【0040】このときの書込クロックCKは、クロック
発生回路55によって生成される。即ち、コントローラ
46は、リニアエンコーダ44の出力に基づいて、現在
の光ディスク41の記録位置を求め、この記録位置の情
報からディスクモータ42の回転数を算出すると共に、
トラック方向の記録速度(線速度)を算出する。クロッ
ク発生回路55は、コントローラ46から与えられる線
速度の情報から、その線速度に見合った周期のクロック
信号CKを発生させる。このクロック信号CKをもとに
EFM変調された記録データの信号がパワーアンプ54
を介して記録/再生ヘッド43に供給される。
【0041】この場合、記録/再生ヘッド43の記録パ
ワーは、線速度に応じて変化させる必要がある。一般
に、記録時のレーザパワーは線速度の平方根にほぼ比例
することが知られている。従って、ディスクの回転数が
半径方向位置の平方根に反比例して変化する場合、クロ
ック周波数は半径方向位置の平方根に比例、レーザパワ
ーは半径方向位置の4乗根に比例するように制御すれば
よい。記録パワーコントローラ56は、パワーアンプ5
4を制御して線速度に応じた記録パワーを供給するため
のものである。
【0042】なお、上記の実施例では、記録/再生ヘッ
ド43の径方向位置から書込クロックの周波数を決定し
たが、光ディスクのトラックの案内溝に埋め込まれエン
コードされたウォブル信号、若しくはそれが変調されて
記録されているアブソリュート・タイム・イン・グルー
ブ(ATiP)と呼ばれる位置情報から記録位置を求
め、書込クロックを生成するようにしてもよい。一般
に、CD−MOの場合、記録時にもウォブルからクロッ
ク信号を得ることができる。このウォブル信号は、CL
Vで記録されている。
【0043】図6は、トラックの案内溝のウォブルを使
用した記録装置の構成例を示すブロック図である。ウォ
ブル信号は、記録/再生ヘッド43のトラッキングエラ
ー信号の中に含まれる。その周波数は正規のスピードで
再生した場合、例えばクロック周波数4.3218MH
zの1/98に設定したとすると、22.05KHzと
なる。ウォブル検出回路61は、このウォブル信号を検
出する。クロック発生回路55は、VCO等を用いてウ
ォブル信号に同期した書込クロックCKを生成する。更
にウォブル信号の中に、位相変調等によりアドレス情報
を埋め込んであるとすると、このアドレス情報がアドレ
ス検回路62によって検出され、コントローラ46に提
供される。
【0044】この実施例によれば、ウォブル信号そのも
のがCLVで記録されているので、クロック信号をウォ
ブル信号に同期させることにより、クロック周波数を自
動的に半径方向の記録位置に比例させることができる。
この際にも、前述したようにリニアエンコーダ44の出
力に応じてVCOの中心周波数を切換える等の方法を採
用することにより、周波数引き込みレンジを全体的に拡
大することができる。
【0045】なお、線速度一定でデータが記録される光
ディスクとしては、前述したMOの他、一回のみの記録
が可能な光ディスクに対する記録の際にも適用可能であ
ることはいうまでもない。
【0046】また、これらの記録再生装置において、光
ディスクの全面にわたって連続的に回転数を変化させな
がら光ディスクにアクセスする方法の他に、光ヘッドの
移動が少ないときには、ほぼ一定の回転数でアクセスす
るようにしてもよい。即ち、近接するアクセスポイント
であれば、回転数を変化させなくても信号処理にはそれ
ほど大きな影響は与えない。そこで、このようなアクセ
スを行うことにより、アクセスタイムのロスを更に低減
することができる。
【0047】更に、本発明は、光ディスクの記録領域を
半径方向にいくつかの領域に区分し、1つの領域内で
は、ほぼ一定の回転数によるアクセスを行い、他の領域
では別の回転数によるアクセスを行うようにしてもよ
い。図7は、光ディスクの半径方向位置における記録領
域のおおまかなレイアウトを示す図である。この例で
は、光ディスク71に内側から順に第1、第2、第3の
3つのプログラムエリアを設け、各プログラムエリアの
内周側及び外周側にそれぞれリードインエリア及びリー
ドアウトエリアを設けている。ディスクの回転制御は、
3つのエリアの区切りの位置を検出することによってな
される。ディスクの回転数は、例えば図8に示すよう
に、各エリアで一定となり、外周を内周よりも低くす
る。図9は、この場合の記録位置に対する線速度を示す
図である。このようにすれば、光ディスクの外径に近い
ところで線速度が速くなりすぎるのを防止することがで
きる。
【0048】なお、各エリアの区切りの場所は、光ディ
スクに記録されるプログラムやデータの区切りと一致さ
せることが望ましい。例えば、1つのプログラムを実行
させた場合、頻繁にアクセスされる範囲は限定される。
このため、この限定された範囲については同一の回転数
で回転させるようにすればよい。また、一枚のディスク
を複数のイクステント(Extent)に分け、各々のイクス
テントが別々のディスクのように取り扱われるような場
合には、その区切りに記録されるリードアウト情報とリ
ードイン情報との間を区切りとすればよい。
【0049】また、このような内容的な区切りにこだわ
らず、単に各領域を半径方向に均等に区分するようにし
てもよいが、この場合には、各領域の区切りの回転数制
御にヒステリシス特性を持たせることが望ましい。即
ち、図8及び図9の点線で示すように、あるエリアでの
アクセス中に、隣接エリアへのアクセスが生じた場合、
直ちに回転数を変化させずに、ある範囲内であれば、P
LLクロック再生を追従させてデータをアクセスし、範
囲離脱が所定時間継続したら、回転数を切換えるように
すればよい。これにより、回転数の切換え回数を減らす
ことができ、アクセス時間を短縮することができる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
線速度一定でデータが書き込まれた光ディスク又は線速
度一定でデータを書き込むべき光ディスクを、そのアク
セス位置が内径側から外径側に移動するに従って線速度
が増加し、且つ回転数が減少するように回転させ、アク
セス位置に応じて変化するクロック信号に基づいて前記
光ディスクに対しアクセスするようにしているので、ア
クセス時の待ち時間が減少すると同時に外周付近で最大
線速度が大幅に増加することも防止することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明をCD−ROMドライブ装置に適用
した実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 CD−ROMのデータフォーマットを示す模
式図である。
【図3】 同CD−ROMドライブ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 ディスクのアクセス位置と回転数との関係を
示すグラフである。
【図5】 この発明をMDの記録装置に適用した実施例
の構成を示すブロック図である。
【図6】 光ディスクに埋め込まれたウォブルを使用し
た記録装置にこの発明を適用した実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 光ディスクの記録領域のレイアウトを説明す
るための図である。
【図8】 図7の光ディスクの径方向位置と回転数との
関係を示すグラフである。
【図9】 図7の光ディスクの径方向位置と線速度との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…CD−ROM、2,42…ディスクモータ、3…
読取ヘッド、4,45…フィードモータ、5,46…コ
ントローラ、6,47…ヘッドアンプ、7…スライサ、
8…クロック再生回路、9…EFM復調回路、10,4
4…リニアエンコーダ、11…アドレスカウンタ、12
…メモリ、13…CIRCデコーダ、14,52…バッ
ファメモリ、15…CD−ROMデコーダ、16,50
…ホストシステム、17,51…SCSIインタフェー
ス、18…トラックカウンタ、41,71…光ディス
ク、43…記録/再生ヘッド、48…フォーカス・トラ
ック制御回路、53…エンコーダ、54…パワーアン
プ、55…クロック発生回路、56…記録パワーコント
ローラ、61…ウォブル検出回路、62…アドレス検出
回路。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを、そのアクセス位置が最内
    側から最外周側に移動するに従って線速度が全体的に
    増加し且つ回転数が全体的に減少するように回転させた
    状態で、 この光ディスクに対するアクセスの基準となるクロック
    信号の周波数を前記光ディスクのアクセス位置の線速度
    に応じて変化させながら、 前記光ディスクに対して線速度一定のデータをアクセス
    することを特徴とする光ディスクのアクセス方法。
  2. 【請求項2】 光ディスクを最内周側から最外周側にか
    けて複数の領域に分割し、前記各領域内では、そのアク
    セス位置が内径側から外径側に移動するに従って線速度
    は増加するが回転数は一定であり、前記光ディスク全体
    では、アクセス位置が最内周側から最外周側に移動する
    に従って回転数が全体的に減少するように前記光ディス
    クを回転させた状態で、 この光ディスクに対するアクセスの基準となるクロック
    信号の周波数を前記光ディスクのアクセス位置の線速度
    に応じて変化させながら、 前記光ディスクに対して線速度一定のデータをアクセス
    する ことを特徴とする光ディスクのアクセス方法。
  3. 【請求項3】 線速度一定でデータが記録された光ディ
    スクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周側に移
    動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転数が
    体的に減少するように回転させた状態で、 読取ヘッドから出力される読取信号からクロック信号を
    再生すると共に、 再生されたクロック信号に従って前記読取信号を復調
    し、 得られた復調信号をメモリに順次格納すると共に所定の
    タイミングで読み出して再生処理を施すことを特徴とす
    る光ディスクの再生に係るアクセス方法。
  4. 【請求項4】 前記復調信号をメモリから読み出す際の
    読出しクロック信号の周波数をメモリに格納されたデー
    タ量に応じて変化させることを特徴とする請求項3記載
    の光ディスクの再生に係るアクセス方法。
  5. 【請求項5】 線速度一定でデータが記録された光ディ
    スクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周側に移
    動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転数が
    体的に減少するように回転させる回転駆動手段と、 前記光ディスクに記録されたデータを読み取って読取信
    号を出力する読取ヘッドと、 この読取ヘッドから出力される読取信号からクロック信
    号を再生するクロック再生手段と、 このクロック再生手段で再生されたクロック信号に従っ
    て前記読取信号を復調する復調手段と、 この復調手段で得られた復調信号を順次格納するメモリ
    と、 このメモリに格納された復調信号を所定のタイミングで
    読み出して再生処理する再生処理手段とを備えたことを
    特徴とする光ディスクの再生に係るアクセス装置。
  6. 【請求項6】 前記再生処理手段は、前記メモリに格納
    されたデータ量に応じた周波数の読出しクロック信号に
    て前記メモリから復調データを読出し再生処理するもの
    であることを特徴とする請求項5記載の光ディスクの再
    生に係るアクセス装置。
  7. 【請求項7】 データを線速度一定で記録すべき光ディ
    スクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周側に移
    動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転数が
    体的に減少するように回転させた状態で、 メモリに記憶された記録すべきデータを、周波数が前記
    光ディスクの径方向の記録位置に応じて変化するクロッ
    ク信号に従って変調し、 この変調されたデータを前記クロック信号に従って記録
    ヘッドに出力し、前記光ディスクに記録することを特徴
    とする光ディスクの記録に係るアクセス方法。
  8. 【請求項8】 データを線速度一定で記録すべき光ディ
    スクを、そのアクセス位置が最内周側から最外周側に移
    動するに従って線速度が全体的に増加し且つ回転数が
    体的に減少するように回転させる回転駆動手段と、 この光ディスクに記録信号を書き込む記録ヘッドと、 記録すべきデータが記憶されるメモリと、 前記光ディスクの径方向に対する前記記録ヘッドの位置
    に応じて周波数が順次変化するクロック信号を発生する
    クロック発生手段と、 前記メモリから読み出されたデータを前記クロック信号
    に従って記録信号として変調し前記記録ヘッドに出力す
    る変調手段とを備えたことを特徴とする光ディスクの記
    録に係るアクセス装置。
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