JP3393270B2 - コロナ放電ユニット - Google Patents
コロナ放電ユニットInfo
- Publication number
- JP3393270B2 JP3393270B2 JP28856394A JP28856394A JP3393270B2 JP 3393270 B2 JP3393270 B2 JP 3393270B2 JP 28856394 A JP28856394 A JP 28856394A JP 28856394 A JP28856394 A JP 28856394A JP 3393270 B2 JP3393270 B2 JP 3393270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corona discharge
- electrode
- carbon fiber
- tip
- corona
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/34—Constructional details or accessories or operation thereof
- B03C3/40—Electrode constructions
- B03C3/60—Use of special materials other than liquids
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/34—Constructional details or accessories or operation thereof
- B03C3/38—Particle charging or ionising stations, e.g. using electric discharge, radioactive radiation or flames
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/34—Constructional details or accessories or operation thereof
- B03C3/40—Electrode constructions
- B03C3/41—Ionising-electrodes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/34—Constructional details or accessories or operation thereof
- B03C3/82—Housings
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス中で長期間安定に
強力なコロナ放電を発生するコロナ電極系とその高圧電
源より成る新規のコロナ放電ユニットに関するものであ
る。
強力なコロナ放電を発生するコロナ電極系とその高圧電
源より成る新規のコロナ放電ユニットに関するものであ
る。
【0002】また該高圧電源を直流高圧電源ないしパル
ス高圧電源として直流コロナ放電ないしパルス・コロナ
放電を発生させるコロナ放電ユニットであって、これに
よってガス中の粒子状汚染物質を荷電し、該コロナ電極
系の下流に設けた集塵部で電気力の作用により有効に捕
集・除去する電気集塵装置に使用するものである。
ス高圧電源として直流コロナ放電ないしパルス・コロナ
放電を発生させるコロナ放電ユニットであって、これに
よってガス中の粒子状汚染物質を荷電し、該コロナ電極
系の下流に設けた集塵部で電気力の作用により有効に捕
集・除去する電気集塵装置に使用するものである。
【0003】また上記コロナ放電極系で発生するコロナ
放電ユニットであってそのコロナ放電のプラズマ化学作
用でガス中に含まれる悪臭物質や人体に有害な種々のガ
ス状汚染物質を酸化・分解の上これをガスから除去する
ガス浄化装置に使用するものである。この発明のオゾン
による脱臭および燻蒸装置はフアンで強制的に流入口か
ら吸引の上流動する空気の流動通路に狭小部を設け、そ
の狭小部内に沿面放電素子の放電域を形成するように脱
臭用沿面放電型オゾナイザを設け、該脱臭用沿面放電型
オゾナイザの下流に活性炭、悪臭物質の吸収剤、オゾン
ガス分解用触媒等からなる反応部、及び燻蒸用沿面放電
型オゾナイザ、流出口を順次設け、また、前記反応部の
下流側と燻蒸用沿面放電型オゾナイザの上流側の間に外
気と断続するフラッパを設け、さらに前記脱臭用沿面放
電型オゾナイザ、燻蒸用沿面放電型オゾナイザ、フラッ
パにそれぞれタイマを接続するものである。
放電ユニットであってそのコロナ放電のプラズマ化学作
用でガス中に含まれる悪臭物質や人体に有害な種々のガ
ス状汚染物質を酸化・分解の上これをガスから除去する
ガス浄化装置に使用するものである。この発明のオゾン
による脱臭および燻蒸装置はフアンで強制的に流入口か
ら吸引の上流動する空気の流動通路に狭小部を設け、そ
の狭小部内に沿面放電素子の放電域を形成するように脱
臭用沿面放電型オゾナイザを設け、該脱臭用沿面放電型
オゾナイザの下流に活性炭、悪臭物質の吸収剤、オゾン
ガス分解用触媒等からなる反応部、及び燻蒸用沿面放電
型オゾナイザ、流出口を順次設け、また、前記反応部の
下流側と燻蒸用沿面放電型オゾナイザの上流側の間に外
気と断続するフラッパを設け、さらに前記脱臭用沿面放
電型オゾナイザ、燻蒸用沿面放電型オゾナイザ、フラッ
パにそれぞれタイマを接続するものである。
【0004】また上記高圧電源を交流高圧電源として交
流コロナ放電を発生させるコロナ放電ユニットであっ
て、これによって生ずる正・負のイオンを帯電した固体
・粉粒体あるいは液体に供給し、その帯電電荷を中和す
る除電装置に使用するものである。
流コロナ放電を発生させるコロナ放電ユニットであっ
て、これによって生ずる正・負のイオンを帯電した固体
・粉粒体あるいは液体に供給し、その帯電電荷を中和す
る除電装置に使用するものである。
【0005】
【従来の技術】従来コロナ放電を発生させるためのコロ
ナ放電ユニットにおけるコロナ放電極はもっぱら金属で
構成され、線状、針状、ストリップ状等、鋭い尖端を有
する金属製放電部からその対向電極に向かってコロナ放
電を発生させていた。
ナ放電ユニットにおけるコロナ放電極はもっぱら金属で
構成され、線状、針状、ストリップ状等、鋭い尖端を有
する金属製放電部からその対向電極に向かってコロナ放
電を発生させていた。
【0006】また、上記コロナ放電ユニットを利用する
集塵装置、ガス浄化装置、除電装置は悉く、上述の金属
製放電極を有するコロナ放電ユニットを用いていた。
集塵装置、ガス浄化装置、除電装置は悉く、上述の金属
製放電極を有するコロナ放電ユニットを用いていた。
【0007】しかし該金属製放電極の尖端には空気中で
主としてシリカよりなる微細な粒子が付着し、それが時
間と共に樹枝状に成長して該尖端部分の電界強度を低下
させ、これによってそのコロナ放電を阻害し、時間と共
にコロナ電流を低下させる。
主としてシリカよりなる微細な粒子が付着し、それが時
間と共に樹枝状に成長して該尖端部分の電界強度を低下
させ、これによってそのコロナ放電を阻害し、時間と共
にコロナ電流を低下させる。
【0008】これに伴ってそのイオン生成力、粒子荷電
効果、集塵効果、プラズマ化学効果、除電効果が著しく
低下し、上記集塵装置、ガス浄化装置、除電装置の性能
は時間と共に大幅に低下するのを避けられなかった。
効果、集塵効果、プラズマ化学効果、除電効果が著しく
低下し、上記集塵装置、ガス浄化装置、除電装置の性能
は時間と共に大幅に低下するのを避けられなかった。
【0009】また上記金属製放電極の尖端部分の曲率半
径はある限界値より小さく加工出来ず、酸化による時間
的な消耗と相俟って、尖端部の電界強度が上がらず、高
い電圧を印加しないと十分に活発なコロナ放電を起こさ
せることが出来なかった。
径はある限界値より小さく加工出来ず、酸化による時間
的な消耗と相俟って、尖端部の電界強度が上がらず、高
い電圧を印加しないと十分に活発なコロナ放電を起こさ
せることが出来なかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は上記
コロナ放電極尖端での粒子の付着・成長を完全に防止し
て、コロナ放電の活性とコロナ電流との経時低下を防
ぎ、上記コロナ放電ユニットを利用する集塵装置、ガス
浄化装置、除電装置の性能の時間的低下を防止する事に
ある。
コロナ放電極尖端での粒子の付着・成長を完全に防止し
て、コロナ放電の活性とコロナ電流との経時低下を防
ぎ、上記コロナ放電ユニットを利用する集塵装置、ガス
浄化装置、除電装置の性能の時間的低下を防止する事に
ある。
【0011】また上記コロナ放電極の放電部で従来より
活発なコロナ放電を発生させ、これによって上記コロナ
放電ユニットを利用する集塵装置、ガス浄化装置、除電
装置の性能を向上すると共にそのコスト・ダウンを実現
する事にある。
活発なコロナ放電を発生させ、これによって上記コロナ
放電ユニットを利用する集塵装置、ガス浄化装置、除電
装置の性能を向上すると共にそのコスト・ダウンを実現
する事にある。
【0012】本発明は上記の問題をコロナ放電極の材料
として金属に代わって炭素繊維を使用することによって
解決する。この場合コロナ放電によってコロナ放電極の
放電部尖端が極めて緩慢ながら酸化消失し、そのために
上記粒子の付着・成長が起こらないことを本願の発明者
は発見した。また炭素繊維はその素線の繊維径が極めて
細く、従ってこれを単体ないし束状の繊維束として用い
る場合、コロナ放電が発生する素線尖端の有効曲率半径
は金属製コロナ放電極の放電部に比べて遥かに小さくで
き、従来よりも低い電圧で強力なコロナ放電を発生でき
ることを本願の発明者は発見した。
として金属に代わって炭素繊維を使用することによって
解決する。この場合コロナ放電によってコロナ放電極の
放電部尖端が極めて緩慢ながら酸化消失し、そのために
上記粒子の付着・成長が起こらないことを本願の発明者
は発見した。また炭素繊維はその素線の繊維径が極めて
細く、従ってこれを単体ないし束状の繊維束として用い
る場合、コロナ放電が発生する素線尖端の有効曲率半径
は金属製コロナ放電極の放電部に比べて遥かに小さくで
き、従来よりも低い電圧で強力なコロナ放電を発生でき
ることを本願の発明者は発見した。
【0013】即ち本発明による新規のコロナ放電ユニッ
トは、炭素繊維をその 保持体から突出する如くに該保
持体に固定保持して該炭素繊維先端を放電部尖端とする
と共にこれと導通する端子部を設けてコロナ放電極と
し、これを対向電極に一定のガス間隙を介しかつこれよ
り絶縁の上対向配設してコロナ電極系を形成する。
トは、炭素繊維をその 保持体から突出する如くに該保
持体に固定保持して該炭素繊維先端を放電部尖端とする
と共にこれと導通する端子部を設けてコロナ放電極と
し、これを対向電極に一定のガス間隙を介しかつこれよ
り絶縁の上対向配設してコロナ電極系を形成する。
【0014】そのコロナ放電極端子部と対向電極端子部
間に適宜、直流高電圧、パルス高電圧ないし交流高電圧
を供給するためのコロナ放電用高圧電源を設けてコロナ
放電ユニットを構成、これによって上記放電極の炭素繊
維先端よりなる放電部尖端から該対向電極に向かって適
宜、直流コロナ放電、パルス・コロナ放電ないし交流コ
ロナ放電を発生せしめる。
間に適宜、直流高電圧、パルス高電圧ないし交流高電圧
を供給するためのコロナ放電用高圧電源を設けてコロナ
放電ユニットを構成、これによって上記放電極の炭素繊
維先端よりなる放電部尖端から該対向電極に向かって適
宜、直流コロナ放電、パルス・コロナ放電ないし交流コ
ロナ放電を発生せしめる。
【0015】この場合、上記保持体はその一端を上記端
子部に接続せる長形の導体で構成し、その両周縁の一方
または両方から該炭素繊維が突出する如くに該保持体に
固定保持して該炭素繊維の突出部を該放電部尖端として
もよく、またこの長形保持導体は剛性の短冊状としても
可撓性のテープ状としてもよい。
子部に接続せる長形の導体で構成し、その両周縁の一方
または両方から該炭素繊維が突出する如くに該保持体に
固定保持して該炭素繊維の突出部を該放電部尖端として
もよく、またこの長形保持導体は剛性の短冊状としても
可撓性のテープ状としてもよい。
【0016】あるいは上記長形保持導体は複数個の針金
を上記炭素繊維を挟みつつ撚り合わせてブラシ・ワイヤ
ー状としてもよく、また針金の表面に上記炭素繊維を、
例えば静電植毛等の方法で植え付けて構成してもよい。
を上記炭素繊維を挟みつつ撚り合わせてブラシ・ワイヤ
ー状としてもよく、また針金の表面に上記炭素繊維を、
例えば静電植毛等の方法で植え付けて構成してもよい。
【0017】あるいは前記保持体を2本の細長い等幅の
可撓性プラスチック・テープを重ねてテープ状保持体と
し、その間に線状接続導体を挟んでこれを上記端子に接
続し、該炭素繊維を該線状接続導体と該テープ内で交差
接触させつつこれと共に該テープの間に挟んで接着固定
し、且つこの炭素繊維を該テープの両周縁の一方ないし
両方から突出せしめてその突出部を該放電部としてもよ
い。
可撓性プラスチック・テープを重ねてテープ状保持体と
し、その間に線状接続導体を挟んでこれを上記端子に接
続し、該炭素繊維を該線状接続導体と該テープ内で交差
接触させつつこれと共に該テープの間に挟んで接着固定
し、且つこの炭素繊維を該テープの両周縁の一方ないし
両方から突出せしめてその突出部を該放電部としてもよ
い。
【0018】また該対向電極を円筒状または矩形ダクト
状とし、該炭素繊維をその内部に軸方向に突出する如く
に固定保持して上記コロナ電極系を構成してもよく、ま
た該保持体も円筒状導体としてその表面の外周から該炭
素繊維を該円筒状対向電極の内壁に向かって半径方向に
突出する様に該円筒状保持導体に固定保持してもよい。
状とし、該炭素繊維をその内部に軸方向に突出する如く
に固定保持して上記コロナ電極系を構成してもよく、ま
た該保持体も円筒状導体としてその表面の外周から該炭
素繊維を該円筒状対向電極の内壁に向かって半径方向に
突出する様に該円筒状保持導体に固定保持してもよい。
【0019】また前記放電部は炭素繊維の素線1本のみ
で形成してもよいが、多数の炭素繊維素線を束ねてなる
炭素繊維束を使用すると機械的に丈夫で取扱が容易とな
り好適である。
で形成してもよいが、多数の炭素繊維素線を束ねてなる
炭素繊維束を使用すると機械的に丈夫で取扱が容易とな
り好適である。
【0020】また上記短冊状ないしテープ状の長形保持
導体、あるいは可撓性プラスチック・テープ保持体に設
ける該炭素繊維はその素線ないし繊維束を上記保持体の
周縁から互に平行に等しい間隔を隔て櫛の歯状にて突出
させ、櫛歯状放電極としてもよい。
導体、あるいは可撓性プラスチック・テープ保持体に設
ける該炭素繊維はその素線ないし繊維束を上記保持体の
周縁から互に平行に等しい間隔を隔て櫛の歯状にて突出
させ、櫛歯状放電極としてもよい。
【0021】あるいはこの場合上記炭素繊維の素線ない
し繊維束は上記周縁から互に平行にかつ隙間なく連続し
て突出させて連続刃状の放電極としてもよく、更にその
外側を円弧状に切り欠いて等間隔の尖端部を形成した波
刃状放電極としてもよい。
し繊維束は上記周縁から互に平行にかつ隙間なく連続し
て突出させて連続刃状の放電極としてもよく、更にその
外側を円弧状に切り欠いて等間隔の尖端部を形成した波
刃状放電極としてもよい。
【0022】また前記対向電極は板状の対向電極をガス
流を隔ててこれに平行に、かつ相隣る相互に平行かつ等
間隔に配設し、その中間にこれと平行に該コロナ放電極
を絶縁配設してもよい。
流を隔ててこれに平行に、かつ相隣る相互に平行かつ等
間隔に配設し、その中間にこれと平行に該コロナ放電極
を絶縁配設してもよい。
【0023】また前記対向電極にはその上流側、下流側
ないし両方側に付設して金網状、格子状、すだれ状、多
穴板状、パンチング・メタル状等のガス流の通過を許す
形状・構造の保護体を設けてもよく、こうすると外部か
ら上記コロナ放電極の近傍に異物が侵入し火花放電が起
こるのを防止できて好適である。
ないし両方側に付設して金網状、格子状、すだれ状、多
穴板状、パンチング・メタル状等のガス流の通過を許す
形状・構造の保護体を設けてもよく、こうすると外部か
ら上記コロナ放電極の近傍に異物が侵入し火花放電が起
こるのを防止できて好適である。
【0024】また前記対向電極には金網状、格子状、す
だれ状、多穴板状、パンチング・メタル状等のガス流の
通過を許す形状・構造のものとし、これを上記コロナ放
電極の上流側、下流側の両方またはいずれか一方に、こ
れと間隙を隔て且つガス流に交差して設けてもよい。こ
の場合、かかる対向電極を上記コロナ放電極の下流側に
のみ設けると共に該高圧電源を直流高圧電源とすると、
上流側から下流側に向けて直流コロナ放電を発生、その
イオン風の作用でガスの下流方向への流動をも起こさせ
ることが出来、ファンが不要となって好適である。
だれ状、多穴板状、パンチング・メタル状等のガス流の
通過を許す形状・構造のものとし、これを上記コロナ放
電極の上流側、下流側の両方またはいずれか一方に、こ
れと間隙を隔て且つガス流に交差して設けてもよい。こ
の場合、かかる対向電極を上記コロナ放電極の下流側に
のみ設けると共に該高圧電源を直流高圧電源とすると、
上流側から下流側に向けて直流コロナ放電を発生、その
イオン風の作用でガスの下流方向への流動をも起こさせ
ることが出来、ファンが不要となって好適である。
【0025】更に、上記コロナ放電極の放電部に窒素、
水素、アンモニア、生空気、乾燥空気、酸素、水蒸気、
炭化水素ガス等含む、ラジカルを生成用原料ガスを供給
する手段を設けてもよい。。
水素、アンモニア、生空気、乾燥空気、酸素、水蒸気、
炭化水素ガス等含む、ラジカルを生成用原料ガスを供給
する手段を設けてもよい。。
【0026】また本発明による新規の電気集塵装置は、
炭素繊維をコロナ放電極の放電部に使用のうえ、該コロ
ナ放電極とその対向電極との間に直流高電圧ないしパル
ス高電圧を印加するコロナ放電用高圧電源を設けて、該
放電部から該対向電極に向かって直流コロナ放電ないし
パルス・コロナ放電を発生するコロナ放電ユニットを構
成し、その下流に粒子状汚染物質を捕集するための集塵
部を設け、この粒子状汚染物質を含むガスを上記コロナ
放電極と対向電極間の間隙を通過せしめて該直流コロナ
放電またはパルス・コロナ放電の作用で荷電し、次いで
該集塵部を通過させてガス流から捕集・除去するもので
ある。
炭素繊維をコロナ放電極の放電部に使用のうえ、該コロ
ナ放電極とその対向電極との間に直流高電圧ないしパル
ス高電圧を印加するコロナ放電用高圧電源を設けて、該
放電部から該対向電極に向かって直流コロナ放電ないし
パルス・コロナ放電を発生するコロナ放電ユニットを構
成し、その下流に粒子状汚染物質を捕集するための集塵
部を設け、この粒子状汚染物質を含むガスを上記コロナ
放電極と対向電極間の間隙を通過せしめて該直流コロナ
放電またはパルス・コロナ放電の作用で荷電し、次いで
該集塵部を通過させてガス流から捕集・除去するもので
ある。
【0027】この場合、上記コロナ放電用高圧電源の出
力電圧の極性は不変であってもよいが、所定の周期で切
り替えてもよく、前記集塵部にはバグフィルタ、ミニプ
リーツ・フィルター、エレクトレット・フィルター等の
繊維層フィルターを用いてもよく、また上記の繊維層フ
ィルターの上流側と下流側に金網状、格子状、すだれ状
等、多孔板状、パンチング・メタル状等、ガスの通過を
妨げない形状・構成の1対の集塵部電極を相互に絶縁の
うえ付設して静電繊維層フィルタとし、且つその両集塵
部電極の間に直流高電圧を印加するための集塵部直流高
圧電源を設けてもよい。
力電圧の極性は不変であってもよいが、所定の周期で切
り替えてもよく、前記集塵部にはバグフィルタ、ミニプ
リーツ・フィルター、エレクトレット・フィルター等の
繊維層フィルターを用いてもよく、また上記の繊維層フ
ィルターの上流側と下流側に金網状、格子状、すだれ状
等、多孔板状、パンチング・メタル状等、ガスの通過を
妨げない形状・構成の1対の集塵部電極を相互に絶縁の
うえ付設して静電繊維層フィルタとし、且つその両集塵
部電極の間に直流高電圧を印加するための集塵部直流高
圧電源を設けてもよい。
【0028】また前記集塵部は、ガス流に平行に、また
相隣る相互に平行かつガス間隙を介して等間隔に互いに
絶縁の上配設した多数の集塵部電極群を一つおきに接続
して2組の集塵部電極よりなる静電集塵部を構成し、両
組の電極群間に直流高電圧を印加するための集塵部直流
高圧電源を設けて構成してもよい。この場合火花放電の
発生を防ぐため上記相隣る電極間にプラスチック等の絶
縁物の層を挿入したり、あるいは一方の組の電極をプラ
スチック層の内部に埋入してもよく、該集塵部直流高圧
電源の出力電圧の極性は不変であってもよいが、上記火
花防止手段をとるときは所定の周期で切り替えると好適
である。
相隣る相互に平行かつガス間隙を介して等間隔に互いに
絶縁の上配設した多数の集塵部電極群を一つおきに接続
して2組の集塵部電極よりなる静電集塵部を構成し、両
組の電極群間に直流高電圧を印加するための集塵部直流
高圧電源を設けて構成してもよい。この場合火花放電の
発生を防ぐため上記相隣る電極間にプラスチック等の絶
縁物の層を挿入したり、あるいは一方の組の電極をプラ
スチック層の内部に埋入してもよく、該集塵部直流高圧
電源の出力電圧の極性は不変であってもよいが、上記火
花防止手段をとるときは所定の周期で切り替えると好適
である。
【0029】この場合、前記集塵部電極は片面のみに導
電層を付設せるプラスチック等の絶縁物シートで形成
し、これらを相隣る相互の導電層が向き合わない様に絶
縁スペーサーを介して積層ないし巻層して該静電集塵部
を構成してもよく、こうするとより簡単に火花の発生な
しに相隣る集塵電極間の距離を大幅に短縮して集塵性能
を著しく向上することができる。
電層を付設せるプラスチック等の絶縁物シートで形成
し、これらを相隣る相互の導電層が向き合わない様に絶
縁スペーサーを介して積層ないし巻層して該静電集塵部
を構成してもよく、こうするとより簡単に火花の発生な
しに相隣る集塵電極間の距離を大幅に短縮して集塵性能
を著しく向上することができる。
【0030】これらの電気集塵装置において、前記コロ
ナ電極系の下流側に適当な距離を隔てて金網状、格子
状、すだれ状、多穴板状、パンチング・メタル状等のガ
スの通過を妨げない形状のイオン捕集用電極を大地から
絶縁のうえ設けると、この電極がイオンを捕集してその
電位が上がり、これを該静電集塵部電極の大地から絶縁
された方に接続すると該静電集塵部電極の両電極間に電
圧を供給出来、該集塵部直流高圧電源を省略する事がで
きる。
ナ電極系の下流側に適当な距離を隔てて金網状、格子
状、すだれ状、多穴板状、パンチング・メタル状等のガ
スの通過を妨げない形状のイオン捕集用電極を大地から
絶縁のうえ設けると、この電極がイオンを捕集してその
電位が上がり、これを該静電集塵部電極の大地から絶縁
された方に接続すると該静電集塵部電極の両電極間に電
圧を供給出来、該集塵部直流高圧電源を省略する事がで
きる。
【0031】この場合、前記静電繊維層フィルターを上
記コロナ放電極の下流近傍に設け、その上流側集塵部電
極を絶縁のうえこれを該コロナ放電極に対向せしめ、該
コロナ放電極の放電部から該上流側集塵部電極に向かっ
てもコロナ放電を起こさせる様にすると、該上流側集塵
部電極は直接コロナ放電によって強力にイオンを捕集す
るので、これに上記イオン捕集電極を兼ねしめる事が出
来て好適である。
記コロナ放電極の下流近傍に設け、その上流側集塵部電
極を絶縁のうえこれを該コロナ放電極に対向せしめ、該
コロナ放電極の放電部から該上流側集塵部電極に向かっ
てもコロナ放電を起こさせる様にすると、該上流側集塵
部電極は直接コロナ放電によって強力にイオンを捕集す
るので、これに上記イオン捕集電極を兼ねしめる事が出
来て好適である。
【0032】また前記の2組の平行集塵部電極群よりな
る静電集塵部にあっても、これを該コロナ放電極の下流
近傍に設け、その2組の集塵部電極のうち大地から絶縁
した方の1組の上流側周縁を他方の組のそれに比べて若
干上流に位置する様にして該コロナ放電極に対向せし
め、この対向部分に向かって該コロナ放電極の放電部か
らコロナ放電を起こさせる様にすると、この電極群は直
接コロナ放電によって強力にイオンを捕集するので、こ
れに上記イオン捕集電極を兼ねしめ得る。
る静電集塵部にあっても、これを該コロナ放電極の下流
近傍に設け、その2組の集塵部電極のうち大地から絶縁
した方の1組の上流側周縁を他方の組のそれに比べて若
干上流に位置する様にして該コロナ放電極に対向せし
め、この対向部分に向かって該コロナ放電極の放電部か
らコロナ放電を起こさせる様にすると、この電極群は直
接コロナ放電によって強力にイオンを捕集するので、こ
れに上記イオン捕集電極を兼ねしめ得る。
【0033】また本発明の電気集塵装置の前記コロナ放
電ユニットのコロナ電極系において、該対向電極を金網
状、格子状、すだれ状、多穴板状、パンチング・メタル
状等、ガスの通過を妨げない形状・構造とし、これを該
コロナ放電極の下流側のみに、これと間隙を隔て且つガ
ス流に交差して設けると、上流側から下流側に向けてコ
ロナ放電を発生、その粒子荷電作用に加えてイオン風の
作用によるガスの流動作用をも起こさせることが出来、
ファンを省略出来て好適である。
電ユニットのコロナ電極系において、該対向電極を金網
状、格子状、すだれ状、多穴板状、パンチング・メタル
状等、ガスの通過を妨げない形状・構造とし、これを該
コロナ放電極の下流側のみに、これと間隙を隔て且つガ
ス流に交差して設けると、上流側から下流側に向けてコ
ロナ放電を発生、その粒子荷電作用に加えてイオン風の
作用によるガスの流動作用をも起こさせることが出来、
ファンを省略出来て好適である。
【0034】また本発明の電気集塵装置は、上記集塵部
を設けず、前記コロナ電極系の該コロナ放電極と該対向
電極で直接構成する事もできる。この場合、前記コロナ
放電用高圧電源に上記集塵部用電源を兼ねさせ、該コロ
ナ放電極から該対向電極に向かって発生するコロナ放電
の作用でガス中の粒子状汚染物質を荷電のうえ、これを
該対向電極上に電気力で駆動・捕集する。
を設けず、前記コロナ電極系の該コロナ放電極と該対向
電極で直接構成する事もできる。この場合、前記コロナ
放電用高圧電源に上記集塵部用電源を兼ねさせ、該コロ
ナ放電極から該対向電極に向かって発生するコロナ放電
の作用でガス中の粒子状汚染物質を荷電のうえ、これを
該対向電極上に電気力で駆動・捕集する。
【0035】この場合、前記対向電極表面に水膜を形成
するための水の噴霧ノズルないしその他の水膜形成手段
を設け、ガス中の粒子状汚染物質を該コロナ放電極から
該対向電極に向かって発生する直流コロナ放電で荷電の
上、これを該対向電極の水膜上に駆動・捕集の上、水膜
と共に流下せしめる様にしてもよい。
するための水の噴霧ノズルないしその他の水膜形成手段
を設け、ガス中の粒子状汚染物質を該コロナ放電極から
該対向電極に向かって発生する直流コロナ放電で荷電の
上、これを該対向電極の水膜上に駆動・捕集の上、水膜
と共に流下せしめる様にしてもよい。
【0036】本発明による新規のガス浄化装置は、上記
炭素繊維をその保持導体から突出する如くに該保持導体
に固定保持して該炭素繊維の突出部を放電部とするコロ
ナ放電極を形成し、これを接地対向電極にガス間隙を介
しかつこれより絶縁の上配設してコロナ電極系を構成
し、そのコロナ放電極と対向電極間に高電圧を供給する
ためのコロナ放電用高圧電源を設けて上記放電極の該放
電部の尖端から該対向電極に向かってコロナ放電を発生
するコロナ放電ユニットを構成する。
炭素繊維をその保持導体から突出する如くに該保持導体
に固定保持して該炭素繊維の突出部を放電部とするコロ
ナ放電極を形成し、これを接地対向電極にガス間隙を介
しかつこれより絶縁の上配設してコロナ電極系を構成
し、そのコロナ放電極と対向電極間に高電圧を供給する
ためのコロナ放電用高圧電源を設けて上記放電極の該放
電部の尖端から該対向電極に向かってコロナ放電を発生
するコロナ放電ユニットを構成する。
【0037】そのコロナコロナ放電のプラズマ化学作用
で豊富なラジカルとオゾンを生成の上、これらの作用で
ガス中の悪臭物質やガス状汚染物質を分解し、該コロナ
放電ユニットの下流に上記悪臭物質やガス状汚染物質の
分解生成物とオゾンを除去するための活性炭層、吸収物
質層、触媒層、吸収液濡れ壁層等よりなる後処理部を設
け、該反応生成物と残留オゾンを上記後処理部で吸収除
去するものである。
で豊富なラジカルとオゾンを生成の上、これらの作用で
ガス中の悪臭物質やガス状汚染物質を分解し、該コロナ
放電ユニットの下流に上記悪臭物質やガス状汚染物質の
分解生成物とオゾンを除去するための活性炭層、吸収物
質層、触媒層、吸収液濡れ壁層等よりなる後処理部を設
け、該反応生成物と残留オゾンを上記後処理部で吸収除
去するものである。
【0038】この場合、悪臭物質やガス状汚染物質の種
類に応じて、上記コロナ放電を行う放電部に、窒素、水
素、アンモニア、生空気、乾燥空気、酸素、水蒸気等適
当なラジカル生成原料ガスを供給して、最適のラジカル
を生成・供給してもよく、またコロナ放電後処理部の上
流側と下流側の両方、あるいはいずれか一方にガス中の
粒子状汚染物質を除去するための集塵部を設けることも
出来る。特に上流側に該集塵部を設けるとガス中に浮遊
する粒子状汚染物質ないし粒子状反応生成物による該後
処理部の汚染が防止できてその寿命を延長でき、また下
流側に該塵部を設けると該ガス中の浮遊粒子状汚染物質
の漏洩微粒子、あるいは後処理部で生成された粒子状反
応生成物や活性炭・触媒・吸収剤等の破片微粒子の大気
への放出を防止出来て好適である。
類に応じて、上記コロナ放電を行う放電部に、窒素、水
素、アンモニア、生空気、乾燥空気、酸素、水蒸気等適
当なラジカル生成原料ガスを供給して、最適のラジカル
を生成・供給してもよく、またコロナ放電後処理部の上
流側と下流側の両方、あるいはいずれか一方にガス中の
粒子状汚染物質を除去するための集塵部を設けることも
出来る。特に上流側に該集塵部を設けるとガス中に浮遊
する粒子状汚染物質ないし粒子状反応生成物による該後
処理部の汚染が防止できてその寿命を延長でき、また下
流側に該塵部を設けると該ガス中の浮遊粒子状汚染物質
の漏洩微粒子、あるいは後処理部で生成された粒子状反
応生成物や活性炭・触媒・吸収剤等の破片微粒子の大気
への放出を防止出来て好適である。
【0039】本発明による新規の除電装置は、炭素繊維
をその保持導体の両周縁から突出する如くに該保持導体
に固定保持して該炭素繊維の突出部を放電部とするコロ
ナ放電極を形成し、これを少なくとも1個のガス流の通
過を妨げない構造の接地または絶縁せる対向電極に一定
のガス間隙を介しかつこれより絶縁の上、対向配設して
コロナ電極系を構成し、そのコロナ放電極と対向電極間
に交流高電圧を供給するためのコロナ放電用交流高圧電
源を設けて、上記放電極の該放電部の尖端から該対向電
極に向かって交流コロナ放電を発生するコロナ放電ユニ
ットを構成し、上記コロナ電極系で生成する正・負イオ
ンを帯電した固体、粉粒体ないし液体にむかって供給
し、これによって該帯電電荷を中和する。
をその保持導体の両周縁から突出する如くに該保持導体
に固定保持して該炭素繊維の突出部を放電部とするコロ
ナ放電極を形成し、これを少なくとも1個のガス流の通
過を妨げない構造の接地または絶縁せる対向電極に一定
のガス間隙を介しかつこれより絶縁の上、対向配設して
コロナ電極系を構成し、そのコロナ放電極と対向電極間
に交流高電圧を供給するためのコロナ放電用交流高圧電
源を設けて、上記放電極の該放電部の尖端から該対向電
極に向かって交流コロナ放電を発生するコロナ放電ユニ
ットを構成し、上記コロナ電極系で生成する正・負イオ
ンを帯電した固体、粉粒体ないし液体にむかって供給
し、これによって該帯電電荷を中和する。
【0040】この場合、上記コロナ放電極と対向電極は
直接除電対象物体の近傍に配置して、上記正・負イオン
をその帯電電荷に向かって供給しても良いが、適当な気
流イオン搬送手段を設けて、気流に搬送して上記正・負
イオンを除電対象物体に向かって吹き付けるとより有効
である。
直接除電対象物体の近傍に配置して、上記正・負イオン
をその帯電電荷に向かって供給しても良いが、適当な気
流イオン搬送手段を設けて、気流に搬送して上記正・負
イオンを除電対象物体に向かって吹き付けるとより有効
である。
【0041】この場合、特に上記気流イオン搬送手段を
プラスチック製の先端を絞った偏平ダクト状ノズルまた
は先端を絞った円筒状ノズルで構成し、その絞り部のプ
ラスチック肉厚内に上記対向電極を埋設し、該保持部を
円筒状保持部としてその先端に軸方向に該炭素繊維コロ
ナ放電極のを尖端の放電部の先端を該絞り部の上記対向
電極に対向する位置まで突出させ、狭いガス間隙を介し
てこの絞り部の内壁と対向する様にし、上記円筒状ノズ
ルの基底部から圧縮空気を挿入して該絞り部から除電対
象物体に向かって高速で噴射する構造とすると、単に上
記正・負イオンの供給だけでなく、空気湿度を適当にあ
げることにより断熱膨張に基ずく急冷効果で上記正・負
イオンが付着した微細な帯電水滴を形成でき、その大き
な搬送効率で遠方の該除電対象物体表面の帯電電荷にも
これを供給できて、その除電効率を格段に向上すること
が可能となる。
プラスチック製の先端を絞った偏平ダクト状ノズルまた
は先端を絞った円筒状ノズルで構成し、その絞り部のプ
ラスチック肉厚内に上記対向電極を埋設し、該保持部を
円筒状保持部としてその先端に軸方向に該炭素繊維コロ
ナ放電極のを尖端の放電部の先端を該絞り部の上記対向
電極に対向する位置まで突出させ、狭いガス間隙を介し
てこの絞り部の内壁と対向する様にし、上記円筒状ノズ
ルの基底部から圧縮空気を挿入して該絞り部から除電対
象物体に向かって高速で噴射する構造とすると、単に上
記正・負イオンの供給だけでなく、空気湿度を適当にあ
げることにより断熱膨張に基ずく急冷効果で上記正・負
イオンが付着した微細な帯電水滴を形成でき、その大き
な搬送効率で遠方の該除電対象物体表面の帯電電荷にも
これを供給できて、その除電効率を格段に向上すること
が可能となる。
【0042】
【作用】本発明による新規のコロナ放電ユニットは、炭
素繊維で出来ているためその放電部がコロナ放電により
極く緩慢に酸化消失してにシリカ等の微粒子付着が生ぜ
ず、長期間安定に対向電極に向かって直流コロナ放電、
パルス・コロナ放電ないし交流コロナ放電を発生する。
また炭素繊維の素線は極めて細く、その放電部先端の曲
率半径が極端に小さいので比較的低い電圧でも旺盛なコ
ロナ放電を発生する。
素繊維で出来ているためその放電部がコロナ放電により
極く緩慢に酸化消失してにシリカ等の微粒子付着が生ぜ
ず、長期間安定に対向電極に向かって直流コロナ放電、
パルス・コロナ放電ないし交流コロナ放電を発生する。
また炭素繊維の素線は極めて細く、その放電部先端の曲
率半径が極端に小さいので比較的低い電圧でも旺盛なコ
ロナ放電を発生する。
【0043】本発明による新規の電気集塵気は上記コロ
ナ放電ユニットを使用し、その直流コロナ放電ないしパ
ルス・コロナ放電によって、ガス中に含まれる粒子状汚
染物質の荷電を行い、それによる電気力の作用を用いて
集塵部で該微粒子の集塵を有効かつ長期間安定に行う。
ナ放電ユニットを使用し、その直流コロナ放電ないしパ
ルス・コロナ放電によって、ガス中に含まれる粒子状汚
染物質の荷電を行い、それによる電気力の作用を用いて
集塵部で該微粒子の集塵を有効かつ長期間安定に行う。
【0044】本発明による新規のガス浄化装置は上記コ
ロナ放電ユニットを使用し、その直流コロナ放電、パル
ス・コロナ放電ないし交流コロナ放電のプラズマ化学作
用によって、ガス中に含まれるガス状汚染物質の分解を
行い、その分解生成物を副生オゾンとともに後処理部え
ガスから除去してガス状汚染物質の浄化処理を有効かつ
長期間安定に行う。
ロナ放電ユニットを使用し、その直流コロナ放電、パル
ス・コロナ放電ないし交流コロナ放電のプラズマ化学作
用によって、ガス中に含まれるガス状汚染物質の分解を
行い、その分解生成物を副生オゾンとともに後処理部え
ガスから除去してガス状汚染物質の浄化処理を有効かつ
長期間安定に行う。
【0045】本発明による新規の除電装置は上記コロナ
放電ユニットを使用し、その交流コロナ放電によって正
・負の両極性イオンを生成し、これを対象物体の帯電電
荷に供給してこれを中和し、その除電を有効かつ長期間
安定に行う。
放電ユニットを使用し、その交流コロナ放電によって正
・負の両極性イオンを生成し、これを対象物体の帯電電
荷に供給してこれを中和し、その除電を有効かつ長期間
安定に行う。
【0046】
【実施例】図1は本発明による新規のコロナ放電ユニッ
トの一実施例の斜視図、図2はその鉛直断面図、図3は
その水平断面図を示す。図において1はこのコロナ放電
ユニットを構成するのコロナ電極系で、コロナ放電極
2、2’と、対向電極3、3’、3”からなる。
トの一実施例の斜視図、図2はその鉛直断面図、図3は
その水平断面図を示す。図において1はこのコロナ放電
ユニットを構成するのコロナ電極系で、コロナ放電極
2、2’と、対向電極3、3’、3”からなる。
【0047】4はコロナ放電用高圧電源でその高圧側出
力端子5は導線6、6’および碍管7、7’を介して該
コロナ放電極の端子部8、8’に接続され、また接地側
出力端子9は導線10を介して該対向電極に接続され、
且つ接地されている。この高圧電源4には目的に応じて
適宜、直流高圧電源、パルス高圧電源、ないし交流高圧
電源を用いる。該対向電極3、3’、3”はガス流に平
行でかつ相互に平行に設けられた板状の電極で、その天
井板11、底板12と共に断面が矩形のガスダクト13
を形成している。
力端子5は導線6、6’および碍管7、7’を介して該
コロナ放電極の端子部8、8’に接続され、また接地側
出力端子9は導線10を介して該対向電極に接続され、
且つ接地されている。この高圧電源4には目的に応じて
適宜、直流高圧電源、パルス高圧電源、ないし交流高圧
電源を用いる。該対向電極3、3’、3”はガス流に平
行でかつ相互に平行に設けられた板状の電極で、その天
井板11、底板12と共に断面が矩形のガスダクト13
を形成している。
【0048】コロナ放電極2、2’は例えば図4(a)
に示す様に2枚の短冊状の長形金属板14a、14bの
間に、等長の炭素繊維素線もしくは炭素繊維束よりなる
炭素繊維群、本例では炭素繊維束群15、15’、1
5”−−−を上下等しい間隔をおいて並べ、上記長形金
属板と直角に交差する様に挟んで構成され、この炭素繊
維束群は該金属板の両方の周縁16、16’から等長に
突出、その先端17a、17a’、17a”−−−およ
び17b、17b’、17b”−−−がコロナ放電を行
う両櫛歯状放電部を形成して両櫛歯状コロ放電極18a
を形成する。19、19’−−−および20、20’、
20”−−−は、金属板14a、14bを相互に固定す
るためその一方の周縁に等間隔に爪状突起を設けてこれ
を折曲げたものである。
に示す様に2枚の短冊状の長形金属板14a、14bの
間に、等長の炭素繊維素線もしくは炭素繊維束よりなる
炭素繊維群、本例では炭素繊維束群15、15’、1
5”−−−を上下等しい間隔をおいて並べ、上記長形金
属板と直角に交差する様に挟んで構成され、この炭素繊
維束群は該金属板の両方の周縁16、16’から等長に
突出、その先端17a、17a’、17a”−−−およ
び17b、17b’、17b”−−−がコロナ放電を行
う両櫛歯状放電部を形成して両櫛歯状コロ放電極18a
を形成する。19、19’−−−および20、20’、
20”−−−は、金属板14a、14bを相互に固定す
るためその一方の周縁に等間隔に爪状突起を設けてこれ
を折曲げたものである。
【0049】また必要に応じて14a、14bには長形
金属板の代わりに図には示されていないアルミ・テープ
等の可撓性導体テープを用いて可撓性導体テープ・コロ
放電極18bとしてもよい。また図4(b)に示すよう
に少なくとも2本の針金14d,14eを該炭素繊維1
5、15’、15”を挟みつつ撚り合わせてその先端を
周囲に突出させて放電部とし、ブラシ・ワイヤー状コロ
ナ放電極18cとしてもよい。また図4(c)に示す如
く少なくとも1本の針金よりなる針金状保持導体14e
の表面に該炭素繊維15を静電植毛等の適当な方法で植
え込んで接着固定・保持し、その先端を周囲から突出さ
せて放電部とし、植毛針金状コロナ放電極18dとして
もよい。
金属板の代わりに図には示されていないアルミ・テープ
等の可撓性導体テープを用いて可撓性導体テープ・コロ
放電極18bとしてもよい。また図4(b)に示すよう
に少なくとも2本の針金14d,14eを該炭素繊維1
5、15’、15”を挟みつつ撚り合わせてその先端を
周囲に突出させて放電部とし、ブラシ・ワイヤー状コロ
ナ放電極18cとしてもよい。また図4(c)に示す如
く少なくとも1本の針金よりなる針金状保持導体14e
の表面に該炭素繊維15を静電植毛等の適当な方法で植
え込んで接着固定・保持し、その先端を周囲から突出さ
せて放電部とし、植毛針金状コロナ放電極18dとして
もよい。
【0050】該コロナ放電極2、2’は相隣る上記対向
電極3−3’および3’−3”の間隙の中心に中心軸に
そって鉛直に絶縁配設され、上部で該天井板を貫通する
碍管7、7’に、下部で底板4に設けた碍子21、2
1’にそれぞれ固定支持されている。
電極3−3’および3’−3”の間隙の中心に中心軸に
そって鉛直に絶縁配設され、上部で該天井板を貫通する
碍管7、7’に、下部で底板4に設けた碍子21、2
1’にそれぞれ固定支持されている。
【0051】22、23は上記ガスダクト13の上流側
および下流側に付設された金網状保護体で上記対向電極
群と共に接地され、補助的な対向電極の役目も果たして
いる。この保護体22、23の構造は金網状に限定され
ず、格子状、すだれ状多孔板状、パンチング・メタル状
等ガスの通過を許す構造のものであれば適当ないかなる
ものを用いてもよく、またこれを上流側もしくは下流側
の一方のみに設けてもよい。
および下流側に付設された金網状保護体で上記対向電極
群と共に接地され、補助的な対向電極の役目も果たして
いる。この保護体22、23の構造は金網状に限定され
ず、格子状、すだれ状多孔板状、パンチング・メタル状
等ガスの通過を許す構造のものであれば適当ないかなる
ものを用いてもよく、またこれを上流側もしくは下流側
の一方のみに設けてもよい。
【0052】上記の炭素繊維束群の先端部で形成された
放電部17a、17a’、17a”−−−および17
b、17b’、17b”−−−からは上記対向電極群
3、3’3”および上記金網保護体22、23に対して
直流コロナ放電、パルス・コロナ放電ないし交流コロナ
放電を適宜発生する。
放電部17a、17a’、17a”−−−および17
b、17b’、17b”−−−からは上記対向電極群
3、3’3”および上記金網保護体22、23に対して
直流コロナ放電、パルス・コロナ放電ないし交流コロナ
放電を適宜発生する。
【0053】ガスは矢印24、24’の方向に上記金網
保護体22を通って該コロナ放電極2、2’と対向電極
3、3’、3”の間のコロナ間隙25、25’および2
6、26’内に進入して上記コロナ放電の作用を受け、
上記金網保護体23を通って矢印27の方向に外部に供
給される。
保護体22を通って該コロナ放電極2、2’と対向電極
3、3’、3”の間のコロナ間隙25、25’および2
6、26’内に進入して上記コロナ放電の作用を受け、
上記金網保護体23を通って矢印27の方向に外部に供
給される。
【0053】この場合、下流側保護体23のみを設ける
と、上記放電部15、15’−−−からこれに向かって
生ずるコロナ風が優勢となり、その結果特にファンを設
けなくても矢印24、24’、25、25’の方向にガ
スを流動させる事が出来る。同一のガス流動効果は対向
電極3、3’、3”および上流側保護体22を省略し、
下流側保護体23のみを設けてこれを接地対向電極とし
ても得られる事は言うまでもない。
と、上記放電部15、15’−−−からこれに向かって
生ずるコロナ風が優勢となり、その結果特にファンを設
けなくても矢印24、24’、25、25’の方向にガ
スを流動させる事が出来る。同一のガス流動効果は対向
電極3、3’、3”および上流側保護体22を省略し、
下流側保護体23のみを設けてこれを接地対向電極とし
ても得られる事は言うまでもない。
【0055】図5は図4に示す以外の構造の長形のコロ
ナ放電極の例を示す。図5(a)は図4において炭素繊
維束または炭素繊維素線を連続的に並べて長形金属板1
4a、14bに挟み、その両周縁から等長に突出させて
両連続刃状放電が28a、28bを形成した両連続刃状
コロナ放電極28を示すものである。
ナ放電極の例を示す。図5(a)は図4において炭素繊
維束または炭素繊維素線を連続的に並べて長形金属板1
4a、14bに挟み、その両周縁から等長に突出させて
両連続刃状放電が28a、28bを形成した両連続刃状
コロナ放電極28を示すものである。
【0056】図5(b)は、上記両連続刃状放電部28
a、28bの周縁を等間隔に円弧状に切り欠いてその尖
端部を放電部とし、両波刃状放電部29a、29bを形
成した両波刃状コロナ放電極29を示すものである。
a、28bの周縁を等間隔に円弧状に切り欠いてその尖
端部を放電部とし、両波刃状放電部29a、29bを形
成した両波刃状コロナ放電極29を示すものである。
【0057】図5(c)は図4において2枚の長形金属
板14、14’の代わりに断面がU字型の金属柱30を
用い、その溝部31に炭素繊維束32、32’32”、
−−−を等間隔かつ垂直に差し込んだ後、該金属柱30
の両側面30a、30bを圧着して該繊維束を固定し、
これらが該金属柱30の周縁33から一方向に等間隔か
ち等長に突出させて、片櫛歯状放電部34aを形成した
片櫛歯状コロナ放電極34を示すものである。
板14、14’の代わりに断面がU字型の金属柱30を
用い、その溝部31に炭素繊維束32、32’32”、
−−−を等間隔かつ垂直に差し込んだ後、該金属柱30
の両側面30a、30bを圧着して該繊維束を固定し、
これらが該金属柱30の周縁33から一方向に等間隔か
ち等長に突出させて、片櫛歯状放電部34aを形成した
片櫛歯状コロナ放電極34を示すものである。
【0058】図5(d)は図5(c)において、上記溝
部31に炭素繊維束または炭素繊維素線を連続的に並べ
て差し込み、連続片刃状放電部35aを形成した連続片
刃状コロナ放電極35を示すもの、図5(e)はこれを
図5(b)と同様に切り欠いて片波刃状放電部36aを
形成した片波刃状コロナ放電極36を示すものである。
部31に炭素繊維束または炭素繊維素線を連続的に並べ
て差し込み、連続片刃状放電部35aを形成した連続片
刃状コロナ放電極35を示すもの、図5(e)はこれを
図5(b)と同様に切り欠いて片波刃状放電部36aを
形成した片波刃状コロナ放電極36を示すものである。
【0059】図4または図5において、長形金属板14
a、14bまたは長形金属柱30の代わりに2本のアル
ミ・テープ等の可撓性導体テープを用い、これをこれを
該炭素繊維とともに張合せて可撓性導体テープ式コロナ
放電極を形成しても良い。
a、14bまたは長形金属柱30の代わりに2本のアル
ミ・テープ等の可撓性導体テープを用い、これをこれを
該炭素繊維とともに張合せて可撓性導体テープ式コロナ
放電極を形成しても良い。
【0060】図6は図4において長形金属板14a、1
4bの代わりに2本の可撓性プラスチック・テープ37
a、37bを用い、これを放電部を形成する該炭素繊維
とともに張合せ、同時に両テープの間にこれと平行に細
い線状ないしテープ状の導体38を該炭素繊維と交差・
接触させつつ挟み込んでこれを上記放電部と端子部8、
8’間の接続導体とし、可撓性プラスチック・テープ式
コロナ放電極39を形成したものである。同様の方法
で、図5(a)〜(b)のあらゆる長形コロナ放電極を
可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極39として
構成出来ることは言うまでもない。
4bの代わりに2本の可撓性プラスチック・テープ37
a、37bを用い、これを放電部を形成する該炭素繊維
とともに張合せ、同時に両テープの間にこれと平行に細
い線状ないしテープ状の導体38を該炭素繊維と交差・
接触させつつ挟み込んでこれを上記放電部と端子部8、
8’間の接続導体とし、可撓性プラスチック・テープ式
コロナ放電極39を形成したものである。同様の方法
で、図5(a)〜(b)のあらゆる長形コロナ放電極を
可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極39として
構成出来ることは言うまでもない。
【0061】上記の可撓性導体テープ式コロナ放電極あ
るいは可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極は、
いずれもその対向電極中間への絶縁配設が容易な点にそ
のメリットがあり、例えば図7に示す様にこの様な放電
極39を上下で絶縁ピン40、40’、−−−および4
1、41’−−−に引っかけて、該対向電極群3、
3’、3”の間に絶縁張架すると複雑な絶縁支持機構を
要しない。
るいは可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極は、
いずれもその対向電極中間への絶縁配設が容易な点にそ
のメリットがあり、例えば図7に示す様にこの様な放電
極39を上下で絶縁ピン40、40’、−−−および4
1、41’−−−に引っかけて、該対向電極群3、
3’、3”の間に絶縁張架すると複雑な絶縁支持機構を
要しない。
【0062】図8は本発明による新規のコロナ放電ユニ
ットのいまひとつの実施例で、本例では接地対向電極4
2は円筒状であり、その下流端43に金網状の導体より
なる保護体44が付設されている。45は該円筒状接地
対向電極42の上流端46からその中心軸にそって挿入
された円柱状導体からなる保持体で、その基底部におい
て鉛直支柱47および碍管7によって絶縁支持されてい
る。その先端部48には炭素繊維からなる針状コロナ放
電極49がその基底部において固定され、軸方向に突出
して、その先端50がその放電部を形成し、上記円筒状
接地対向電極42の内壁51および上記金網状保護体4
4に間隙をへだてて対向している。
ットのいまひとつの実施例で、本例では接地対向電極4
2は円筒状であり、その下流端43に金網状の導体より
なる保護体44が付設されている。45は該円筒状接地
対向電極42の上流端46からその中心軸にそって挿入
された円柱状導体からなる保持体で、その基底部におい
て鉛直支柱47および碍管7によって絶縁支持されてい
る。その先端部48には炭素繊維からなる針状コロナ放
電極49がその基底部において固定され、軸方向に突出
して、その先端50がその放電部を形成し、上記円筒状
接地対向電極42の内壁51および上記金網状保護体4
4に間隙をへだてて対向している。
【0063】4はコロナ放電用直流高圧電源で、その高
圧出力端子5、導線6、端子8、鉛直支柱47、碍管
7、保持導体45を介して上記炭素繊維コロナ放電極4
9に直流高電圧を印加し、これによって該放電部50か
ら上記円筒状接地対向電極42の内壁51および該金網
状保護体44に向かって直流コロナ放電が発生、単極性
イオンが放出供給される。
圧出力端子5、導線6、端子8、鉛直支柱47、碍管
7、保持導体45を介して上記炭素繊維コロナ放電極4
9に直流高電圧を印加し、これによって該放電部50か
ら上記円筒状接地対向電極42の内壁51および該金網
状保護体44に向かって直流コロナ放電が発生、単極性
イオンが放出供給される。
【0064】この場合、上記単極性イオンの流動に伴っ
て、矢印52方向のコロナ風が誘発され、その作用で特
にファンを設けなくても上記円筒状接地対向電極42の
内部を上記方向にガス流を生じる効果を得る事が出来
る。
て、矢印52方向のコロナ風が誘発され、その作用で特
にファンを設けなくても上記円筒状接地対向電極42の
内部を上記方向にガス流を生じる効果を得る事が出来
る。
【0065】図9は図8の実施例において、上記円柱状
導体保持体45の表面の円周部53から、これに垂直に
放射状に、等長の炭素繊維群を円筒状接地対向電極42
の内壁51に向かって突出せしめてデイスク状コロナ放
電極54を構成し、その先端周縁部55を放電部とした
コロナ放電ユニットのいまひとつの実施例である。
導体保持体45の表面の円周部53から、これに垂直に
放射状に、等長の炭素繊維群を円筒状接地対向電極42
の内壁51に向かって突出せしめてデイスク状コロナ放
電極54を構成し、その先端周縁部55を放電部とした
コロナ放電ユニットのいまひとつの実施例である。
【0066】この場合、このような円環状炭素繊維コロ
ナ放電極54は1個のみならず、該円柱状導体保持体4
5の上に適当な間隔をもって複数個設けてもよく、ある
いは金属製の保持円環を保持体45上に設け、その周縁
部に設けてもよい。いずれの場合も、コロナ放電は円環
状炭素繊維コロナ放電極54の周縁放電部55から該内
壁51に向かって発生する事は言うまでもない。
ナ放電極54は1個のみならず、該円柱状導体保持体4
5の上に適当な間隔をもって複数個設けてもよく、ある
いは金属製の保持円環を保持体45上に設け、その周縁
部に設けてもよい。いずれの場合も、コロナ放電は円環
状炭素繊維コロナ放電極54の周縁放電部55から該内
壁51に向かって発生する事は言うまでもない。
【0067】図10は上記コロナ放電ユニットを粒子状
汚染物質の荷電部に利用し、その下流に集塵部を設けて
構成した本発明による新規の電気集塵装置の一実施例を
示すものである。図において、56は本体ケーシング
で、57は粒子状汚染物質を含む汚染ガスの入口、58
は清浄ガスの出口で、該ケーシング56内に、上流側か
ら下流側に向かって、金網状保護体22、本発明による
上記コロナ放電ユニットのコロナ電極系1、粒子状汚染
物質を除去するための集塵部59、ファン60が順次設
けられて本発明による電気集塵装置の基本構成を形成し
ている。
汚染物質の荷電部に利用し、その下流に集塵部を設けて
構成した本発明による新規の電気集塵装置の一実施例を
示すものである。図において、56は本体ケーシング
で、57は粒子状汚染物質を含む汚染ガスの入口、58
は清浄ガスの出口で、該ケーシング56内に、上流側か
ら下流側に向かって、金網状保護体22、本発明による
上記コロナ放電ユニットのコロナ電極系1、粒子状汚染
物質を除去するための集塵部59、ファン60が順次設
けられて本発明による電気集塵装置の基本構成を形成し
ている。
【0068】さらに本例では上記基本構成に追加して、
該集塵部59の下流にコロナ電極系13で発生するオゾ
ンを除去するための活性炭層、吸収材層または触媒層か
らな後処理部61と、その下流に更に該後処理部61か
ら飛散する微粒子を捕集するための2次集塵部62が設
けられている。
該集塵部59の下流にコロナ電極系13で発生するオゾ
ンを除去するための活性炭層、吸収材層または触媒層か
らな後処理部61と、その下流に更に該後処理部61か
ら飛散する微粒子を捕集するための2次集塵部62が設
けられている。
【0069】上記コロナ電極系1は図1から図9までに
記載せるものを含めて適当な任意の構造・構成の炭素繊
維コロナ放電極63と対向電極64で構成され、コロナ
放電用高圧電源4と共にコロナ放電ユニットを構成して
いる。図における1から24までの番号の要素の名称お
機能は図1における同一番号の要素のそれと同じで説明
を省略する。
記載せるものを含めて適当な任意の構造・構成の炭素繊
維コロナ放電極63と対向電極64で構成され、コロナ
放電用高圧電源4と共にコロナ放電ユニットを構成して
いる。図における1から24までの番号の要素の名称お
機能は図1における同一番号の要素のそれと同じで説明
を省略する。
【0070】集塵部59は適当ないかなる原理・構造の
ものを用いてもよいが、本例ではバグフィルター、ジグ
サグ状に折曲げられた繊維層、ミニプリーツ・フィルタ
ー、エレクトレット・フィルター等の繊維層フィルター
65がプラスチックの絶縁フレーム66に収納して用い
られている。
ものを用いてもよいが、本例ではバグフィルター、ジグ
サグ状に折曲げられた繊維層、ミニプリーツ・フィルタ
ー、エレクトレット・フィルター等の繊維層フィルター
65がプラスチックの絶縁フレーム66に収納して用い
られている。
【0071】但し上記フレーム66は、その下流端に鍔
状突起67があって上記ケーシング56の内壁68に気
密に接触保持され、その側壁69は該内壁68と適当な
絶縁空隙70を隔てて対向している。また上記繊維層フ
ィルター65の上流側と下流側の稜線71、72には導
電塗料が施され、該フレームの上流端と下流端に固定さ
れたガスの通過を妨げない金網状、格子状、パンチング
・メタル状、すだれ状等適当な構造の集塵部電極73
a、73bに接触する如く挟まれて静電繊維層フィルタ
ー74を構成し、電極73bは接地され、電極73aは
該プラスチック・フレームに絶縁支持されて電気的にフ
ロート状態にある。
状突起67があって上記ケーシング56の内壁68に気
密に接触保持され、その側壁69は該内壁68と適当な
絶縁空隙70を隔てて対向している。また上記繊維層フ
ィルター65の上流側と下流側の稜線71、72には導
電塗料が施され、該フレームの上流端と下流端に固定さ
れたガスの通過を妨げない金網状、格子状、パンチング
・メタル状、すだれ状等適当な構造の集塵部電極73
a、73bに接触する如く挟まれて静電繊維層フィルタ
ー74を構成し、電極73bは接地され、電極73aは
該プラスチック・フレームに絶縁支持されて電気的にフ
ロート状態にある。
【0072】さらにこのフロート電極73aは上記炭素
繊維コロナ放電極63の下流向きに突出した放電部75
に対して適当な間隙距離を隔てて近接対向し、これによ
って該放電部75から該フロート電極73aに対しても
コロナ放電が発生してこれにイオン電荷が与えられ、そ
の結果該フロート電極は絶縁状態のイオン捕集用電極と
なり、該繊維層フィルターが絶縁性を有することと相俟
って、特別に集塵部直流高圧電源を設けなくても自動的
に適当な直流電位を得、この電位差が上記フィルター6
5の該上流側と下流側の稜線71、72の間に加わっ
て、該フィルター65の繊維間に直流電界を生じ、下記
の様に静電繊維層フィルター固有の機能を生ずる。
繊維コロナ放電極63の下流向きに突出した放電部75
に対して適当な間隙距離を隔てて近接対向し、これによ
って該放電部75から該フロート電極73aに対しても
コロナ放電が発生してこれにイオン電荷が与えられ、そ
の結果該フロート電極は絶縁状態のイオン捕集用電極と
なり、該繊維層フィルターが絶縁性を有することと相俟
って、特別に集塵部直流高圧電源を設けなくても自動的
に適当な直流電位を得、この電位差が上記フィルター6
5の該上流側と下流側の稜線71、72の間に加わっ
て、該フィルター65の繊維間に直流電界を生じ、下記
の様に静電繊維層フィルター固有の機能を生ずる。
【0073】そこでいま汚染ガス入口57から粒子状汚
染物質を含むガスが上記本体ダクト56内に進入する
と、その微粒子は先ず該コロナ電極系1の放電極63と
対向電極64の間を通過する際にコロナ放電による単極
性イオンの射突を受けて強力に荷電され、ついで上記集
塵部59の静電繊維層フィルター74を通過し、その際
フィルター本来の集塵作用に電気力の作用も加わって極
めて有効に集塵される。ついでガスは上記後処理部61
を通過してオゾンが除かれ、2次集塵部62でさらに該
後処理部61からの飛散粒子が除かれて、清浄なガスが
出口58から外部に放出される。
染物質を含むガスが上記本体ダクト56内に進入する
と、その微粒子は先ず該コロナ電極系1の放電極63と
対向電極64の間を通過する際にコロナ放電による単極
性イオンの射突を受けて強力に荷電され、ついで上記集
塵部59の静電繊維層フィルター74を通過し、その際
フィルター本来の集塵作用に電気力の作用も加わって極
めて有効に集塵される。ついでガスは上記後処理部61
を通過してオゾンが除かれ、2次集塵部62でさらに該
後処理部61からの飛散粒子が除かれて、清浄なガスが
出口58から外部に放出される。
【0074】この場合、上記電極73と別にその上流側
に独立したイオン捕集用電極を絶縁のうえ上記炭素繊維
コロナ放電極63の下流向きに突出した放電部75に対
して適当な間隙距離を隔てて近接対向して設け、これを
該上流側集塵部電極73aに接続しても良く、また必要
に応じて独立した集塵部直流電源を設け、その出力直流
高電圧を上記電極73a、73b間に印加しても良い。
あるいは、構造を簡単にするため上記電極73a、73
bを省いてもよく、この場合でも微粒子が荷電されてい
るので、繊維層フィルターの集塵作用は向上する。また
後処理部61、2次集塵部62も適宜省略することがで
きる。
に独立したイオン捕集用電極を絶縁のうえ上記炭素繊維
コロナ放電極63の下流向きに突出した放電部75に対
して適当な間隙距離を隔てて近接対向して設け、これを
該上流側集塵部電極73aに接続しても良く、また必要
に応じて独立した集塵部直流電源を設け、その出力直流
高電圧を上記電極73a、73b間に印加しても良い。
あるいは、構造を簡単にするため上記電極73a、73
bを省いてもよく、この場合でも微粒子が荷電されてい
るので、繊維層フィルターの集塵作用は向上する。また
後処理部61、2次集塵部62も適宜省略することがで
きる。
【0075】図11は本発明による新規の電気集塵装置
の別の実施例を示すものである。図における1から75
までの番号の要素の名称お機能は図9における同一番号
の要素のそれと同じで説明を省略する。
の別の実施例を示すものである。図における1から75
までの番号の要素の名称お機能は図9における同一番号
の要素のそれと同じで説明を省略する。
【0076】本例にあっては集塵部59はガス流を介し
て、相隣る相互に平行かつ等間隔に、且つ相互に絶縁の
上配設された複数の板状集塵電極群76、77、7
6’、77’、76”、77”、−−−から成り、これ
ら電極群は76、76’、76”−−−および77、7
7’、77”、−−−と一つ置に導線78、79で接続
されて2組に分けられて静電集塵部80を構成し、導線
78は碍管81を介して集塵部直流高圧電源82の高圧
出力端子83に接続され、導線79はその接地出力端子
84と本体ケーシング56に接続され、同時に接地され
ている。
て、相隣る相互に平行かつ等間隔に、且つ相互に絶縁の
上配設された複数の板状集塵電極群76、77、7
6’、77’、76”、77”、−−−から成り、これ
ら電極群は76、76’、76”−−−および77、7
7’、77”、−−−と一つ置に導線78、79で接続
されて2組に分けられて静電集塵部80を構成し、導線
78は碍管81を介して集塵部直流高圧電源82の高圧
出力端子83に接続され、導線79はその接地出力端子
84と本体ケーシング56に接続され、同時に接地され
ている。
【0077】これによって上記電極群の相隣る電極間に
は直流高電圧が印加されてその間のガス間隙85には直
流電界が形成され、該コロナ電極系1において強力に荷
電されたガス中の微粒子は、上記ガス間隙85を通過す
る際強力な電気力を受けて上記電極の表面に捕集され
る。
は直流高電圧が印加されてその間のガス間隙85には直
流電界が形成され、該コロナ電極系1において強力に荷
電されたガス中の微粒子は、上記ガス間隙85を通過す
る際強力な電気力を受けて上記電極の表面に捕集され
る。
【0078】上記静電集塵部80にはこの他様々な構成
様態があり、適当なものであればそのいずれを用いて本
発明を実施してもよい。例えば、本発明による新規の電
気集塵装置の別の実施例を示す図12では、上記静電集
塵部電極群を複数個のプラスチック等の長形絶縁シート
86、87、86’、87’、86”、87”−−−の
それぞれ片面のみに導電層88、89、88’、8
9’、88”、89”−−−を付設して構成する。そし
てそれぞれの絶縁シートに突起部等を設けて絶縁スペー
サー90とし、これら絶縁シートを相隣る相互の導電層
が向き合わない用に該絶縁スペーサー90を介して積層
もしくは巻層、本例では積層して上記静電集塵部80を
構成する。
様態があり、適当なものであればそのいずれを用いて本
発明を実施してもよい。例えば、本発明による新規の電
気集塵装置の別の実施例を示す図12では、上記静電集
塵部電極群を複数個のプラスチック等の長形絶縁シート
86、87、86’、87’、86”、87”−−−の
それぞれ片面のみに導電層88、89、88’、8
9’、88”、89”−−−を付設して構成する。そし
てそれぞれの絶縁シートに突起部等を設けて絶縁スペー
サー90とし、これら絶縁シートを相隣る相互の導電層
が向き合わない用に該絶縁スペーサー90を介して積層
もしくは巻層、本例では積層して上記静電集塵部80を
構成する。
【0079】91は金網状、格子状、すだれ状、パンチ
ング・メタル状等ガスの通過を妨げない構造のガス流に
垂直に交差して設けられたイオン捕集用電極で、上記コ
ロナ放電極の下流向きに突出した放電部75に適当な間
隙を隔てて近接対向し、碍子92a、92bにより絶縁
支持されており、上記一つ置の導電層88、88’、8
8”−−−に接続されてこれらに直流高電圧を与える。
また別の一つ置の導電層89、89’、89”−−−は
導線93に接続されて接地されている。その結果、該静
電集塵部80の相隣る電極間のガス間隙85には直流電
界が形成されコロナ電極系1で荷電された微粒子はここ
で有効に電気力で集塵される。
ング・メタル状等ガスの通過を妨げない構造のガス流に
垂直に交差して設けられたイオン捕集用電極で、上記コ
ロナ放電極の下流向きに突出した放電部75に適当な間
隙を隔てて近接対向し、碍子92a、92bにより絶縁
支持されており、上記一つ置の導電層88、88’、8
8”−−−に接続されてこれらに直流高電圧を与える。
また別の一つ置の導電層89、89’、89”−−−は
導線93に接続されて接地されている。その結果、該静
電集塵部80の相隣る電極間のガス間隙85には直流電
界が形成されコロナ電極系1で荷電された微粒子はここ
で有効に電気力で集塵される。
【0080】この場合、上記導電層を設けていない側の
長形絶縁シート面にイオンや帯電微粒子の付着で蓄積す
る電荷は該シート表面の吸着水分分子層等による適当な
表面導電性によって裏側の導電層に漏洩し吸収されて、
該ガス間隙85の直流電界の上記電荷蓄積による時間的
低下はない。一方相隣る導電層同志は直接接触しないの
で、火花の発生がなく、この間隙85の距離を小さくし
て集塵性能を大幅に向上する事ができる。但し場合によ
って上記蓄積電荷の漏洩吸収が不十分な時は、上記コロ
ナ放電用高圧電源4を出力電圧の極性を所定の周期で切
り替え得る出力電圧極性切り替え型高圧電源とするい。
この場合、蓄積電荷の極性が周期的に変わって、これが
中和され上記問題は解決される。
長形絶縁シート面にイオンや帯電微粒子の付着で蓄積す
る電荷は該シート表面の吸着水分分子層等による適当な
表面導電性によって裏側の導電層に漏洩し吸収されて、
該ガス間隙85の直流電界の上記電荷蓄積による時間的
低下はない。一方相隣る導電層同志は直接接触しないの
で、火花の発生がなく、この間隙85の距離を小さくし
て集塵性能を大幅に向上する事ができる。但し場合によ
って上記蓄積電荷の漏洩吸収が不十分な時は、上記コロ
ナ放電用高圧電源4を出力電圧の極性を所定の周期で切
り替え得る出力電圧極性切り替え型高圧電源とするい。
この場合、蓄積電荷の極性が周期的に変わって、これが
中和され上記問題は解決される。
【0081】図13は図12の静電集塵部80のみを変
形した本発明による新規の電気集装置の別の実施例を示
すものである。本例では一つ置の該長形絶縁シート8
6、86’、86”−−−上の導電層88、88’8
8”−−−は、その上流側周縁94、94’、94”、
−−−がその絶縁シートの上流側周縁と一致し、その下
流側周縁はその絶縁シートの下流側周縁よりもある沿面
絶縁距離だけ上流に位置する様に設けられ、導線95に
より相互に接続された上、該上流側周縁94、94’、
94”、−−−が該コロナ電極系1の下流方向に向いた
放電部75に近接対向して上記イオン捕集電極を兼ねて
いる。
形した本発明による新規の電気集装置の別の実施例を示
すものである。本例では一つ置の該長形絶縁シート8
6、86’、86”−−−上の導電層88、88’8
8”−−−は、その上流側周縁94、94’、94”、
−−−がその絶縁シートの上流側周縁と一致し、その下
流側周縁はその絶縁シートの下流側周縁よりもある沿面
絶縁距離だけ上流に位置する様に設けられ、導線95に
より相互に接続された上、該上流側周縁94、94’、
94”、−−−が該コロナ電極系1の下流方向に向いた
放電部75に近接対向して上記イオン捕集電極を兼ねて
いる。
【0081】また別の一つ置の該長形絶縁シート87、
87’、87”−−−上の導電層89、89’89”−
−−は、その下流側周縁96、96’、96”、−−−
がその絶縁シートの下流側周縁と一致、その上流側周縁
はその絶縁シートの上流側周縁よりもある沿面絶縁距離
だけ下流に位置する様に設けられ、導線93により相互
に接続されたうえ接地されている。
87’、87”−−−上の導電層89、89’89”−
−−は、その下流側周縁96、96’、96”、−−−
がその絶縁シートの下流側周縁と一致、その上流側周縁
はその絶縁シートの上流側周縁よりもある沿面絶縁距離
だけ下流に位置する様に設けられ、導線93により相互
に接続されたうえ接地されている。
【0082】その結果、該放電部75から該導電層上流
側周縁94、94’94”−−−へのコロナ放電で上記
導電層88、88’88”−−−には適当な直流高電圧
が自動的に与えられ、静電集塵部80の電極間ガス間隙
85には直流電界が形成されて電気集塵作用が現われ
る。
側周縁94、94’94”−−−へのコロナ放電で上記
導電層88、88’88”−−−には適当な直流高電圧
が自動的に与えられ、静電集塵部80の電極間ガス間隙
85には直流電界が形成されて電気集塵作用が現われ
る。
【0083】図11における静電集塵部80では平行平
板電極76、77、76’、77’、76”、77”−
−−の相隣る電極間のガス間隙85を火花の発生なしに
狭くして集塵性能を向上するには、ガスの通過を妨げな
い連続した絶縁物の層、例えば長形の波型プラスチック
絶縁シート等を挟み込んでその相隣る電極間の絶縁を保
持するとよく、また一方の組の電極、例えば76、7
6’、76”−−−あるいは両方の組の電極ともプラス
チック絶縁シートの内部に埋入してもよい。またこれら
の電極および絶縁シートは、図11のように積層して該
静電集塵部80を構成してもよいが、これらを図14、
図15において後述する様にフイルム状とし、一緒に巻
き込んで円形ないし四角形の巻層構成の静電集塵部とし
てもよい。
板電極76、77、76’、77’、76”、77”−
−−の相隣る電極間のガス間隙85を火花の発生なしに
狭くして集塵性能を向上するには、ガスの通過を妨げな
い連続した絶縁物の層、例えば長形の波型プラスチック
絶縁シート等を挟み込んでその相隣る電極間の絶縁を保
持するとよく、また一方の組の電極、例えば76、7
6’、76”−−−あるいは両方の組の電極ともプラス
チック絶縁シートの内部に埋入してもよい。またこれら
の電極および絶縁シートは、図11のように積層して該
静電集塵部80を構成してもよいが、これらを図14、
図15において後述する様にフイルム状とし、一緒に巻
き込んで円形ないし四角形の巻層構成の静電集塵部とし
てもよい。
【0084】上記の場合、そのままでは一般に上記絶縁
シートの表面に溜まった電荷は電極に吸収出来ないの
で、そのままでは上記ガス間隙85の電界強度は時間と
共に低下して電気集塵性能が低下する。そこで両組の電
極に電圧を印加する為の集塵部用高圧電源82を、その
出力電圧の極性が適当な周期で切り替わる出力電圧極性
切り替え型集塵部用高圧電源とすると上記問題が軽減さ
れ、また同時に上記コロナ放電用高圧電源も同じく出力
電圧極性切り替え型コロナ放電用高圧電源とすると、蓄
積電荷の極性が変わって中和し、この問題は殆ど解決さ
れる。また集塵部80の電極間に供給する上記電圧をイ
オン捕集用電極を用いて供給しているときは、上記コロ
ナ放電用高圧電源4の出力電圧の極性を適当な周期で切
り替えるとよく、この様な出力電圧極性切り替え型コロ
ナ放電用高圧電源を図12および図13の実施例におい
て適用すると導電層が設けられていない側の絶縁シート
上の蓄積電荷の中和・消失がより完全となって集塵性能
の向上に好適である。
シートの表面に溜まった電荷は電極に吸収出来ないの
で、そのままでは上記ガス間隙85の電界強度は時間と
共に低下して電気集塵性能が低下する。そこで両組の電
極に電圧を印加する為の集塵部用高圧電源82を、その
出力電圧の極性が適当な周期で切り替わる出力電圧極性
切り替え型集塵部用高圧電源とすると上記問題が軽減さ
れ、また同時に上記コロナ放電用高圧電源も同じく出力
電圧極性切り替え型コロナ放電用高圧電源とすると、蓄
積電荷の極性が変わって中和し、この問題は殆ど解決さ
れる。また集塵部80の電極間に供給する上記電圧をイ
オン捕集用電極を用いて供給しているときは、上記コロ
ナ放電用高圧電源4の出力電圧の極性を適当な周期で切
り替えるとよく、この様な出力電圧極性切り替え型コロ
ナ放電用高圧電源を図12および図13の実施例におい
て適用すると導電層が設けられていない側の絶縁シート
上の蓄積電荷の中和・消失がより完全となって集塵性能
の向上に好適である。
【0085】図14は上記巻層構成の静電集塵部の1例
の正面図、図15はその縦断面図を示す。図において9
7は絶縁物よりなる円筒型の巻き込み用コアで、その外
周上に90度の角度で高圧電極固定用スリット98、第
1の波型プラスチック絶縁シート固定用スリット99、
接地電極固定用スリット100、第2の波型プラスチッ
ク絶縁シート固定用スリット101が順次設けられ、そ
れぞれにフイルム状長形高圧電極102、第1の長形波
型プラスチック絶縁シート103、フイルム状長形接地
電極104、第2の長形波型プラスチック絶縁シート1
05が一端において固定され、一緒に渦巻き状に巻き込
んで円筒状のプラスチック枠106内に収納固定されて
いる。
の正面図、図15はその縦断面図を示す。図において9
7は絶縁物よりなる円筒型の巻き込み用コアで、その外
周上に90度の角度で高圧電極固定用スリット98、第
1の波型プラスチック絶縁シート固定用スリット99、
接地電極固定用スリット100、第2の波型プラスチッ
ク絶縁シート固定用スリット101が順次設けられ、そ
れぞれにフイルム状長形高圧電極102、第1の長形波
型プラスチック絶縁シート103、フイルム状長形接地
電極104、第2の長形波型プラスチック絶縁シート1
05が一端において固定され、一緒に渦巻き状に巻き込
んで円筒状のプラスチック枠106内に収納固定されて
いる。
【0086】上記高圧電極固定用スリット98は高圧端
子107を介して、上記の集塵部用直流高圧電源82
(図1)の高圧出力端子83もしくはイオン捕集用電極
91(図2)に接続され、また接地電極固定用スリット
100は接地用端子108を介して接地されている。
子107を介して、上記の集塵部用直流高圧電源82
(図1)の高圧出力端子83もしくはイオン捕集用電極
91(図2)に接続され、また接地電極固定用スリット
100は接地用端子108を介して接地されている。
【0087】その結果、上記長形高圧電極102とそれ
に隣接する長形接地電極104の間のガス間隙85に
は、長形波型プラスチック絶縁シート103および10
5を介して直流電界が形成され帯電微粒子に対して電気
集塵作用が現われる事は説明を要しない。
に隣接する長形接地電極104の間のガス間隙85に
は、長形波型プラスチック絶縁シート103および10
5を介して直流電界が形成され帯電微粒子に対して電気
集塵作用が現われる事は説明を要しない。
【0088】この場合、上記長形波型プラスチック絶縁
しーと103および105は上記長形電極102および
104より広幅でその上流側および下流側の周縁部より
も突出しており、両電極間の火花発生を防いでいる。こ
の場合、上記長形高圧電極102の上流側周縁を上記長
形波型プラスチック絶縁シート103、104の上流側
周縁より上流方向に突出させて、これを上記コロナ電極
系1の放電部75に近接対向させ、イオン捕集用電極9
1を兼ねしめても良いことは言うまでもない。
しーと103および105は上記長形電極102および
104より広幅でその上流側および下流側の周縁部より
も突出しており、両電極間の火花発生を防いでいる。こ
の場合、上記長形高圧電極102の上流側周縁を上記長
形波型プラスチック絶縁シート103、104の上流側
周縁より上流方向に突出させて、これを上記コロナ電極
系1の放電部75に近接対向させ、イオン捕集用電極9
1を兼ねしめても良いことは言うまでもない。
【0089】また上記円筒型の巻き込み用コア97を四
角形状とすると共に、該プラスチック枠106も四角形
とし、巻層構成の静電集塵部の形状を四角形としてもよ
いことも言うまでもない。
角形状とすると共に、該プラスチック枠106も四角形
とし、巻層構成の静電集塵部の形状を四角形としてもよ
いことも言うまでもない。
【0090】図16は図14、15において該フイルム
状の長形高圧電極102および長形接地電極104の代
わりに図12もしくは図13の静電集塵部80に用いら
れている長形プラスチック絶縁シートの一方の面のみに
導体層を付設し、かつ絶縁スペーサ90を有する電極を
フィルム状の構造とし、その一対の長形電極109、1
10を一端において円筒型の巻き込み用コア97の高圧
電極固定用スリット98および接地電極固定用スリット
100にそれぞれ挿入固定し、これらを上記長形波型プ
ラスチック絶縁シート103、104を用いないで直接
螺旋状に巻き込んで円筒状のプラスチック枠106内に
収納固定し、別の巻層構成の円形の静電集塵部を構成し
たものの斜視図である。
状の長形高圧電極102および長形接地電極104の代
わりに図12もしくは図13の静電集塵部80に用いら
れている長形プラスチック絶縁シートの一方の面のみに
導体層を付設し、かつ絶縁スペーサ90を有する電極を
フィルム状の構造とし、その一対の長形電極109、1
10を一端において円筒型の巻き込み用コア97の高圧
電極固定用スリット98および接地電極固定用スリット
100にそれぞれ挿入固定し、これらを上記長形波型プ
ラスチック絶縁シート103、104を用いないで直接
螺旋状に巻き込んで円筒状のプラスチック枠106内に
収納固定し、別の巻層構成の円形の静電集塵部を構成し
たものの斜視図である。
【0091】107は高圧電極固定用スリット98に接
続された高圧端子で、集塵部用直流電源82(図11)
の高圧出力端子83、もしくは上記イオン捕集用電極9
1(図12)に接続されて該長形電極109の導電層に
直流高電圧を供給し、また接地電極固定用スリット10
0は図には示されていない接地端子108を介して該長
形電極110の導電層を接地する。その結果両電極10
9、110間のガス間隙85に直流電界が形成され帯電
微粒子に対して電気集塵作用が現われることは特に説明
を要しない。
続された高圧端子で、集塵部用直流電源82(図11)
の高圧出力端子83、もしくは上記イオン捕集用電極9
1(図12)に接続されて該長形電極109の導電層に
直流高電圧を供給し、また接地電極固定用スリット10
0は図には示されていない接地端子108を介して該長
形電極110の導電層を接地する。その結果両電極10
9、110間のガス間隙85に直流電界が形成され帯電
微粒子に対して電気集塵作用が現われることは特に説明
を要しない。
【0092】図17は図16の実施例において巻き込み
用コア97を四角形状の巻き込み用コア111とすると
共にプラスチック枠106も四角形状プラスチック枠1
12として巻層構成の静電集塵部の形状を四角形とした
もの斜視図である。図における85から110までの番
号の要素の名称と機能は図16における同一番号の要素
のそれと同じであり、電気集塵作用の発現を含めて自明
のため説明を省略する。
用コア97を四角形状の巻き込み用コア111とすると
共にプラスチック枠106も四角形状プラスチック枠1
12として巻層構成の静電集塵部の形状を四角形とした
もの斜視図である。図における85から110までの番
号の要素の名称と機能は図16における同一番号の要素
のそれと同じであり、電気集塵作用の発現を含めて自明
のため説明を省略する。
【0093】図18は本発明による新規の電気集塵装置
の別の実施例の水平断面図である。図においてコロナ放
電極系1の炭素繊維コロナ放電極群63の放電部75は
下流に向かってのみ突出し、その下流に適当な間隙を隔
ててすだれ状の接地対向電極群113、113’、11
3”−−−が該放電部75に近接のうえガス流に交差し
て設けられ、その中間の同一配設面上に同じくすだれ状
のイオン捕集用電極群114、114’、−−−が絶縁
の上設けられている。
の別の実施例の水平断面図である。図においてコロナ放
電極系1の炭素繊維コロナ放電極群63の放電部75は
下流に向かってのみ突出し、その下流に適当な間隙を隔
ててすだれ状の接地対向電極群113、113’、11
3”−−−が該放電部75に近接のうえガス流に交差し
て設けられ、その中間の同一配設面上に同じくすだれ状
のイオン捕集用電極群114、114’、−−−が絶縁
の上設けられている。
【0094】静電集塵部80は図16または17に示す
巻層構造型静電集塵部で、その高圧側電極109の導電
層115は端子107および導線116を介して上記イ
オン捕集用電極114、114’、−−−に接続されて
直流高電圧を供給され、また接地側電極110の導電層
117は端子108を介して接地されている。
巻層構造型静電集塵部で、その高圧側電極109の導電
層115は端子107および導線116を介して上記イ
オン捕集用電極114、114’、−−−に接続されて
直流高電圧を供給され、また接地側電極110の導電層
117は端子108を介して接地されている。
【0095】上記放電部75からはその下流の上記接地
対向電極群113、113’、113”−−−とイオン
捕集用電極群114、114’、114”に向けて直流
コロナ放電が生じ、下流方向にむけて単極性イオンを放
出してガス中の微粒子を荷電するお同時に、ファンの助
けなしにこの方向にガスを流動させる。この帯電微粒子
が上記静電集塵部で電気集塵されることは説明を要しな
い。
対向電極群113、113’、113”−−−とイオン
捕集用電極群114、114’、114”に向けて直流
コロナ放電が生じ、下流方向にむけて単極性イオンを放
出してガス中の微粒子を荷電するお同時に、ファンの助
けなしにこの方向にガスを流動させる。この帯電微粒子
が上記静電集塵部で電気集塵されることは説明を要しな
い。
【0096】また本発明による新規の電気集塵装置は、
図1、2、3、7、8、9等における接地対向電極をそ
のまま集塵電極とし、コロナ放電極ととも1段式電気集
塵装置として構成してもよく、その場合下方にホッパー
を設けて該接地対向電極上に捕集した微粒子を機械的槌
打により剥離落下させてこれに捕集したり、水ないし液
体の噴霧ノズルや供給ノズル等適当な手段で上記接地対
向電極上に水膜ないし液膜を形成して湿式電気集塵装置
とし、この水膜ないし液膜上に微粒子を捕集して水また
は液体とともに下方のホッパーに流下させてもよい。
図1、2、3、7、8、9等における接地対向電極をそ
のまま集塵電極とし、コロナ放電極ととも1段式電気集
塵装置として構成してもよく、その場合下方にホッパー
を設けて該接地対向電極上に捕集した微粒子を機械的槌
打により剥離落下させてこれに捕集したり、水ないし液
体の噴霧ノズルや供給ノズル等適当な手段で上記接地対
向電極上に水膜ないし液膜を形成して湿式電気集塵装置
とし、この水膜ないし液膜上に微粒子を捕集して水また
は液体とともに下方のホッパーに流下させてもよい。
【0097】図19は本発明による新規の電気集塵装置
を、上記の様な1段式電気集塵装として実施した例の1
つで、56は本体ケーシング、57は汚染ガスの入口、
58は清浄ガスの出口、118は入口側フード、119
は出口側フードである。また、120、121はそれぞ
れ該本体ケーシング56内に設けられた上流側および下
流側の集塵部で、それぞれガス流に平行で相隣る相互に
平行かつ等間隔に鉛直に配設された平板状の、対向電極
を兼ねた複数個の接地集塵極群122、123と、図1
〜図7に示された構造・形状のコロナ放電極を含む炭素
繊維コロナ放電極よりなる長形の放電極群124、12
5で構成されている。
を、上記の様な1段式電気集塵装として実施した例の1
つで、56は本体ケーシング、57は汚染ガスの入口、
58は清浄ガスの出口、118は入口側フード、119
は出口側フードである。また、120、121はそれぞ
れ該本体ケーシング56内に設けられた上流側および下
流側の集塵部で、それぞれガス流に平行で相隣る相互に
平行かつ等間隔に鉛直に配設された平板状の、対向電極
を兼ねた複数個の接地集塵極群122、123と、図1
〜図7に示された構造・形状のコロナ放電極を含む炭素
繊維コロナ放電極よりなる長形の放電極群124、12
5で構成されている。
【0098】該放電極群124、125はそれぞれ上記
の接地集塵極群122、123の相隣る各対の平板集塵
極間の中心に、これと平行、かつ相互に平行で等間隔に
鉛直に配設され、それぞれの上部で上部水平支持ビーム
126、127に、また下部で下部水平支持ビーム12
8、129に固定され、該下部水平支持ビーム128、
129は支持体130、131に固定された碍子13
2、133に絶縁支持され、また該上部水平支持ビーム
126、127は碍管134、135を貫通する支柱導
体136、137に固定され、端子部8、導線6を介し
てコロナ放電用高圧電源4の高圧出力端子5に接続され
て直流またはパルスの高電圧を印加されている。
の接地集塵極群122、123の相隣る各対の平板集塵
極間の中心に、これと平行、かつ相互に平行で等間隔に
鉛直に配設され、それぞれの上部で上部水平支持ビーム
126、127に、また下部で下部水平支持ビーム12
8、129に固定され、該下部水平支持ビーム128、
129は支持体130、131に固定された碍子13
2、133に絶縁支持され、また該上部水平支持ビーム
126、127は碍管134、135を貫通する支柱導
体136、137に固定され、端子部8、導線6を介し
てコロナ放電用高圧電源4の高圧出力端子5に接続され
て直流またはパルスの高電圧を印加されている。
【0099】汚染ガス入口57からケーシング56内に
進入した粒子状汚染物質を含むガスは、先ず入口側の整
流用多穴板138を通過して整流された後、上流側集塵
部120、次いで下流側集塵部121を通過して集塵さ
れ、清浄なガスが出口側の整流用多穴板139を経て清
浄ガス出口58から外部に放出される。上記集塵極群1
22、123に捕集された微粒子の堆積層は、図に示さ
れていない槌打装置による機械的衝撃で剥離落下し、下
部のホッパー140、141に捕集され、ダスト輸送機
142によりダスト出口143から外部に排出される。
進入した粒子状汚染物質を含むガスは、先ず入口側の整
流用多穴板138を通過して整流された後、上流側集塵
部120、次いで下流側集塵部121を通過して集塵さ
れ、清浄なガスが出口側の整流用多穴板139を経て清
浄ガス出口58から外部に放出される。上記集塵極群1
22、123に捕集された微粒子の堆積層は、図に示さ
れていない槌打装置による機械的衝撃で剥離落下し、下
部のホッパー140、141に捕集され、ダスト輸送機
142によりダスト出口143から外部に排出される。
【0100】図20は上記コロナ放電ユニットのコロナ
放電極系1において、該炭素繊維コロナ放電極と該接地
対向電極の間に、所定の閾値以上の高い直流高電圧ない
しパルス高電圧を印加して強力な直流コロナ放電ないし
パルス・コロナ放電を発生させ、その時に生ずるプラズ
マ化学作用でラジカルとオゾンを発生させて、汚染ガス
中に含まれる悪臭やガス状汚染物質の分解を行う本発明
による新規のガス浄化装置の一実施例を示すものであ
る。
放電極系1において、該炭素繊維コロナ放電極と該接地
対向電極の間に、所定の閾値以上の高い直流高電圧ない
しパルス高電圧を印加して強力な直流コロナ放電ないし
パルス・コロナ放電を発生させ、その時に生ずるプラズ
マ化学作用でラジカルとオゾンを発生させて、汚染ガス
中に含まれる悪臭やガス状汚染物質の分解を行う本発明
による新規のガス浄化装置の一実施例を示すものであ
る。
【0101】図において、56は本体ケーシング、57
は汚染ガスの入口、58は清浄ガスの出口で、該ケーシ
ング56内に上流側から下流側に向かって、上流側金網
状保護体22、悪臭物質およびガス状汚染物質の分解を
行うコロナ電極系1、下流側金網状保護体23、その分
解生成物と残存オゾンを除去するための活性炭層、吸収
物質層、触媒層、吸収液濡れ壁層等よりなる後処理部1
44、ファン60が順次設けられて、本発明によるガス
浄化装置の基本構成を形成している。図における1から
23までの番号の要素の名称と機能は図1における同一
番号の要素のそれと同じであり、その説明と本ガス浄化
装置のガス浄化機能の説明は自明であるので省略する。
は汚染ガスの入口、58は清浄ガスの出口で、該ケーシ
ング56内に上流側から下流側に向かって、上流側金網
状保護体22、悪臭物質およびガス状汚染物質の分解を
行うコロナ電極系1、下流側金網状保護体23、その分
解生成物と残存オゾンを除去するための活性炭層、吸収
物質層、触媒層、吸収液濡れ壁層等よりなる後処理部1
44、ファン60が順次設けられて、本発明によるガス
浄化装置の基本構成を形成している。図における1から
23までの番号の要素の名称と機能は図1における同一
番号の要素のそれと同じであり、その説明と本ガス浄化
装置のガス浄化機能の説明は自明であるので省略する。
【0102】さらに図20に示す上記基本構成に追加し
て、図21の様に該後処理部144の上流側にガスと共
に飛来する微粒子を除去して該後処理部144の粒子に
よる汚れを防ぐための上流側集塵部145、また該後処
理部144の下流側にそこから外部に飛散する可能性の
ある各種の微粒子を除去するための下流側集塵部146
を設けてもよく、あるいは145、146の一方のみを
設けてもよい。
て、図21の様に該後処理部144の上流側にガスと共
に飛来する微粒子を除去して該後処理部144の粒子に
よる汚れを防ぐための上流側集塵部145、また該後処
理部144の下流側にそこから外部に飛散する可能性の
ある各種の微粒子を除去するための下流側集塵部146
を設けてもよく、あるいは145、146の一方のみを
設けてもよい。
【0103】この場合、上記コロナ電極系1を構成する
炭素繊維コロナ放電極2および接地対向電極3には、図
1から図9までに記載せるものを含めて適当な任意の構
造・構成のものを利用してよく、また上流側集塵部14
5および下流側集塵部146には、図10から図19ま
でに記載せるものを含めて適当な任意の構造・構成の集
塵部を利用してよい。
炭素繊維コロナ放電極2および接地対向電極3には、図
1から図9までに記載せるものを含めて適当な任意の構
造・構成のものを利用してよく、また上流側集塵部14
5および下流側集塵部146には、図10から図19ま
でに記載せるものを含めて適当な任意の構造・構成の集
塵部を利用してよい。
【0104】図22は本発明による新規のガス浄化装置
の今一つの実施例の縦断面図である。図において147
は絞り部148を有する接地されたベンチュリー管で、
57はその汚染ガス入口、149はそのガス出口で、1
49は鉛直の円筒型本体ケーシング150の下部空間1
51に連通・開口している。該ガス出口149には吸収
液噴霧ノズル群152aが設けられている。また本体ケ
ーシング150内には上記下部空間151の上部に、上
方に向かって、濡れ壁形成用充填層153、別の吸収液
噴霧ノズル群152b、コロナ放電極154、別の吸収
液噴霧ノズル群155、ミスト・セパレーター156、
上部空間157が順次配設され、この上部空間157に
清浄ガス出口58が開口している。
の今一つの実施例の縦断面図である。図において147
は絞り部148を有する接地されたベンチュリー管で、
57はその汚染ガス入口、149はそのガス出口で、1
49は鉛直の円筒型本体ケーシング150の下部空間1
51に連通・開口している。該ガス出口149には吸収
液噴霧ノズル群152aが設けられている。また本体ケ
ーシング150内には上記下部空間151の上部に、上
方に向かって、濡れ壁形成用充填層153、別の吸収液
噴霧ノズル群152b、コロナ放電極154、別の吸収
液噴霧ノズル群155、ミスト・セパレーター156、
上部空間157が順次配設され、この上部空間157に
清浄ガス出口58が開口している。
【0105】上記ベンチュリー管147内にはその中心
軸に沿って上流から円筒状の中空支持導体158が挿入
され、その下流端付近に炭素繊維を有する2重デイスク
型コロナ放電極159が該絞り部148の内壁160に
対向して突出する如くに設けられ、該支持導体158は
その上流端でこれに連通し、且つ碍管161を貫通する
中空の円筒状鉛直導体支柱162に支持されている。そ
してコロナ放電用高圧電源4からその出力端子5、導線
6、端子部8を介して直流高電圧またはパルス高電圧が
印加されている。
軸に沿って上流から円筒状の中空支持導体158が挿入
され、その下流端付近に炭素繊維を有する2重デイスク
型コロナ放電極159が該絞り部148の内壁160に
対向して突出する如くに設けられ、該支持導体158は
その上流端でこれに連通し、且つ碍管161を貫通する
中空の円筒状鉛直導体支柱162に支持されている。そ
してコロナ放電用高圧電源4からその出力端子5、導線
6、端子部8を介して直流高電圧またはパルス高電圧が
印加されている。
【0106】図23(a)は上記2重デイスク型コロナ
放電極159の斜視図、図23(b)はその縦断面図を
示す。上記円筒状中空支持導体158はその下流端で半
球状のカップ163により気密に閉鎖され、そのやや上
流部に2枚の円環状導体の保持体デイスク164、16
5が狭い間隙166を隔てて該支持棒158に同心的に
固定され、該間隙166はその基底部で該支持導体15
8の内部167に開口・連通し、その周縁部は該絞り部
148の内壁160に向かって開放されている。この上
記保持体デイスク164、165の周縁部からは放射状
に等長の炭素繊維コロナ放電極168、169が該支持
棒158に垂直に該絞り部148の内壁160に向かっ
て突出し、その先端は放電部170、171を形成、こ
こから強力な直流コロナ放電が該内壁160に向かって
発生している。
放電極159の斜視図、図23(b)はその縦断面図を
示す。上記円筒状中空支持導体158はその下流端で半
球状のカップ163により気密に閉鎖され、そのやや上
流部に2枚の円環状導体の保持体デイスク164、16
5が狭い間隙166を隔てて該支持棒158に同心的に
固定され、該間隙166はその基底部で該支持導体15
8の内部167に開口・連通し、その周縁部は該絞り部
148の内壁160に向かって開放されている。この上
記保持体デイスク164、165の周縁部からは放射状
に等長の炭素繊維コロナ放電極168、169が該支持
棒158に垂直に該絞り部148の内壁160に向かっ
て突出し、その先端は放電部170、171を形成、こ
こから強力な直流コロナ放電が該内壁160に向かって
発生している。
【0107】図22における172は窒素、水素、アン
モニア、酸素、乾燥空気、生空気等のラジカル生成用原
料ガスの容器で、パイプ173、円筒状支柱162、円
筒状支持導体158を介して該デイスク164、165
間の間隙166から放射状に該絞り部148のガス流路
174中に噴射され、その途中で該上記放電部170、
171のコロナ・プラズマ域を通過して多量のラジカル
とオゾンを生成する。このラジカルとオゾンは、入口5
7から進入し上記絞り部ガス流路174を通過する汚染
ガス中に高速で供給され、ガス中の悪臭物質やガス状汚
染物質の分子を瞬時に分解する。その分解生成物と、オ
ゾンを含むガスはベンチュリー管147のガス出口14
9から上記下部空間151に進入、その際該ガス出口1
49で上記吸収液噴霧ノズル群152aから噴霧される
苛性ソーダ、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等のアルカリ溶
液や水等の噴霧に曝され、上記分解生成物とオゾンの一
部が噴霧液滴に吸収されて、これと共に下方のホッパー
140に落下捕集される。
モニア、酸素、乾燥空気、生空気等のラジカル生成用原
料ガスの容器で、パイプ173、円筒状支柱162、円
筒状支持導体158を介して該デイスク164、165
間の間隙166から放射状に該絞り部148のガス流路
174中に噴射され、その途中で該上記放電部170、
171のコロナ・プラズマ域を通過して多量のラジカル
とオゾンを生成する。このラジカルとオゾンは、入口5
7から進入し上記絞り部ガス流路174を通過する汚染
ガス中に高速で供給され、ガス中の悪臭物質やガス状汚
染物質の分子を瞬時に分解する。その分解生成物と、オ
ゾンを含むガスはベンチュリー管147のガス出口14
9から上記下部空間151に進入、その際該ガス出口1
49で上記吸収液噴霧ノズル群152aから噴霧される
苛性ソーダ、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等のアルカリ溶
液や水等の噴霧に曝され、上記分解生成物とオゾンの一
部が噴霧液滴に吸収されて、これと共に下方のホッパー
140に落下捕集される。
【0108】175は流体ポンプでホッパー140内の
液体176の上澄み液をパイプ177で吸引してパイプ
178に吐出し、パイプ179、180、181を介し
て上記噴霧ノズル群152a、152b,155に供
給、ここから吸収液をガス中に噴霧する。その結果、上
記充填層153の充填粒子の表面には吸収液の濡れ壁が
形成され、該下部空間151から上昇するガスが該充填
層153を上方に通過する際、残った分解生成物とオゾ
ンの大部分とガス中の微粒子の一部が、この濡れ壁の吸
収液に捕集され、液と共に下方に落下してホッパー14
0内に捕集される。
液体176の上澄み液をパイプ177で吸引してパイプ
178に吐出し、パイプ179、180、181を介し
て上記噴霧ノズル群152a、152b,155に供
給、ここから吸収液をガス中に噴霧する。その結果、上
記充填層153の充填粒子の表面には吸収液の濡れ壁が
形成され、該下部空間151から上昇するガスが該充填
層153を上方に通過する際、残った分解生成物とオゾ
ンの大部分とガス中の微粒子の一部が、この濡れ壁の吸
収液に捕集され、液と共に下方に落下してホッパー14
0内に捕集される。
【0109】コロナ放電極154は図24に斜視図を示
す様に円筒状支持導体182上に適当な間隔をもって取
り付けた円環状導体支持デイスク183、183’、1
83”−−−の各周縁部に等長の炭素繊維の基部を固
定、ここから該支持導体182に垂直に放射状に等長に
突出させて円環状の炭素繊維コロナ放電極184、18
4’、184”、−−−を形成、その先端部185、1
85’185”を放電部としたものである。
す様に円筒状支持導体182上に適当な間隔をもって取
り付けた円環状導体支持デイスク183、183’、1
83”−−−の各周縁部に等長の炭素繊維の基部を固
定、ここから該支持導体182に垂直に放射状に等長に
突出させて円環状の炭素繊維コロナ放電極184、18
4’、184”、−−−を形成、その先端部185、1
85’185”を放電部としたものである。
【0110】このコロナ放電極154は図22に示す様
に、接地された該本体ケーシング150の中心軸上に鉛
直に配設され、その上端で水平支持ビーム186に支持
されている。該支持ビーム186は開口部187、18
8を介して湿ったガス雰囲気から保護された碍子室18
9、190内に貫入し、碍子191、192に支持固定
され、碍管193、導線194を介して集塵部用直流高
圧電源82の高圧出力端子83に接続されている。この
場合該碍子室189、190内には図に示されていない
加熱装置で加熱した空気が送入されて、碍子の絶縁性を
確保している。
に、接地された該本体ケーシング150の中心軸上に鉛
直に配設され、その上端で水平支持ビーム186に支持
されている。該支持ビーム186は開口部187、18
8を介して湿ったガス雰囲気から保護された碍子室18
9、190内に貫入し、碍子191、192に支持固定
され、碍管193、導線194を介して集塵部用直流高
圧電源82の高圧出力端子83に接続されている。この
場合該碍子室189、190内には図に示されていない
加熱装置で加熱した空気が送入されて、碍子の絶縁性を
確保している。
【0111】また該コロナ放電極154に対向する集塵
極195は上記本体ケーシング150自体で、該集塵部
用直流高圧電源82の接地側出力端子84と共に接地さ
れており、噴霧ノズル群155からの噴霧液体によっ
て、その内壁196には吸収液の濡れ壁が形成されてい
る。
極195は上記本体ケーシング150自体で、該集塵部
用直流高圧電源82の接地側出力端子84と共に接地さ
れており、噴霧ノズル群155からの噴霧液体によっ
て、その内壁196には吸収液の濡れ壁が形成されてい
る。
【0112】上記構造の結果、該放電部185、18
5’、185”、−−−から強力な直流コロナ放電が該
集塵極195の内壁196に向かって発生し、上記充填
層153から上方に出てきたガスが両電極間の間隙19
7を通過する際、ガス中に残留する微粒子が該内壁19
6上の液膜に電気集塵され、残った分解生成物およびオ
ゾンもこの液膜に吸収されて下方に落下する。清浄にな
ったガスはミスト・セパレーター156を通過する際含
有液滴が除かれて、ガス出口58から外部に放出され
る。またホッパー140内の液体176の下方に溜まっ
たスラリーは弁198を介して外部放出される。また、
199は吸収液の原液タンクで、該原液が弁200、流
量計201、パイプ202を介してパイプ178の循環
液に添加され、その濃度を所定値に保つ。
5’、185”、−−−から強力な直流コロナ放電が該
集塵極195の内壁196に向かって発生し、上記充填
層153から上方に出てきたガスが両電極間の間隙19
7を通過する際、ガス中に残留する微粒子が該内壁19
6上の液膜に電気集塵され、残った分解生成物およびオ
ゾンもこの液膜に吸収されて下方に落下する。清浄にな
ったガスはミスト・セパレーター156を通過する際含
有液滴が除かれて、ガス出口58から外部に放出され
る。またホッパー140内の液体176の下方に溜まっ
たスラリーは弁198を介して外部放出される。また、
199は吸収液の原液タンクで、該原液が弁200、流
量計201、パイプ202を介してパイプ178の循環
液に添加され、その濃度を所定値に保つ。
【0113】図25は本発明によるコロナ放電ユニット
を用いた新規の除電装置の一実施例を示す斜視図、図2
6はその縦断面図である。図において203は断面が逆
U字形の長形のプラスチック製保持体で、その端縁部に
線状対向電極204、205が埋設されて、端子20
6、導線207を介してコロナ放電用交流高圧電源20
8の高圧出力端子209に接続されている。該長形プラ
スチック製保持体203を含む適当な構造の炭素繊維コ
ロナ放電極、本例では図5(c)に示す片櫛歯状コロナ
放電極34の炭素繊維束を保持するU字型金属柱30が
垂直に差し込まれ、端子211、導線212を介して上
記交流高圧電源208の接地側出力端子213に接続さ
れている。
を用いた新規の除電装置の一実施例を示す斜視図、図2
6はその縦断面図である。図において203は断面が逆
U字形の長形のプラスチック製保持体で、その端縁部に
線状対向電極204、205が埋設されて、端子20
6、導線207を介してコロナ放電用交流高圧電源20
8の高圧出力端子209に接続されている。該長形プラ
スチック製保持体203を含む適当な構造の炭素繊維コ
ロナ放電極、本例では図5(c)に示す片櫛歯状コロナ
放電極34の炭素繊維束を保持するU字型金属柱30が
垂直に差し込まれ、端子211、導線212を介して上
記交流高圧電源208の接地側出力端子213に接続さ
れている。
【0114】その結果、該コロナ放電極34の放電部3
4aから該線状対向電極204、205に対してプラス
チック絶縁層を介して交流コロナ放電が発生、豊富に正
・負両極性のイオンを生成して除電対象物体214の帯
電した表面215に供給し、これを中和・除電する。
4aから該線状対向電極204、205に対してプラス
チック絶縁層を介して交流コロナ放電が発生、豊富に正
・負両極性のイオンを生成して除電対象物体214の帯
電した表面215に供給し、これを中和・除電する。
【0115】図25、26における断面が逆U字型の長
形プラスチック保持体203の代わりに矩形状、円形状
等、適当な任意の断面の長形プラスチック保持体を用い
てもよい。図27は断面が矩形状の長形プラスチック保
持体216を用いて本発明による除電装置を実施せる例
である。図において204、205はプラスチック保持
体216の下方両隅に埋設された線状の対向電極で端子
206、導線207を介して交流高圧電源208の高圧
側出力端子209に接続されている。
形プラスチック保持体203の代わりに矩形状、円形状
等、適当な任意の断面の長形プラスチック保持体を用い
てもよい。図27は断面が矩形状の長形プラスチック保
持体216を用いて本発明による除電装置を実施せる例
である。図において204、205はプラスチック保持
体216の下方両隅に埋設された線状の対向電極で端子
206、導線207を介して交流高圧電源208の高圧
側出力端子209に接続されている。
【0116】また217は図6(d)に示す片連続刃状
コロナ放電極35で、該プラスチック保持体216の内
部に埋設され、その片連続刃型放電部35aが該プラス
チック保持体216の下面218の中央にその長さ方向
に露出し、またその炭素繊維束を保持するU字型金属柱
30は端子211、導線212を介して上記交流高圧電
源208の接地側出力端子213に接続されている。そ
の結果上記放電部35aから交流コロナ放電を発生し除
電作用を発揮することは説明を要しない。
コロナ放電極35で、該プラスチック保持体216の内
部に埋設され、その片連続刃型放電部35aが該プラス
チック保持体216の下面218の中央にその長さ方向
に露出し、またその炭素繊維束を保持するU字型金属柱
30は端子211、導線212を介して上記交流高圧電
源208の接地側出力端子213に接続されている。そ
の結果上記放電部35aから交流コロナ放電を発生し除
電作用を発揮することは説明を要しない。
【0117】図28は本発明による新規の除電装置のい
ま一つの実施例を示す横断面図、図29はその縦断面図
である。図において219は矩形、円形あるいは適当な
任意の断面形状、本例では矩形の断面形状を有する長形
のプラスチック保持体で、その上部に線状の対向電極2
20が埋設されている。また該プラスチック保持体21
9の下面218の中央には長形のスリット221が設け
られており、その基部222は上記線状対向電極220
と所定のプラスチック間隙223を介して対向し、該ス
リットに等長の炭素繊維束224、224’、224”
−−−がその基部222に上端が達する様に、かつ相隣
る相互に平行に所定の間隔をもって挟み込まれて接着・
固定され、該下面218から下方に垂直に突出し、その
先端が放電部17a、17a’、17a”、−−−を形
成している。
ま一つの実施例を示す横断面図、図29はその縦断面図
である。図において219は矩形、円形あるいは適当な
任意の断面形状、本例では矩形の断面形状を有する長形
のプラスチック保持体で、その上部に線状の対向電極2
20が埋設されている。また該プラスチック保持体21
9の下面218の中央には長形のスリット221が設け
られており、その基部222は上記線状対向電極220
と所定のプラスチック間隙223を介して対向し、該ス
リットに等長の炭素繊維束224、224’、224”
−−−がその基部222に上端が達する様に、かつ相隣
る相互に平行に所定の間隔をもって挟み込まれて接着・
固定され、該下面218から下方に垂直に突出し、その
先端が放電部17a、17a’、17a”、−−−を形
成している。
【0118】この様な除電ユニットの複数個225、2
26、225’、226’−−−を除電対象物体214
の上部にその表面215に平行に、かつ相隣る相互に平
行で等間隔に並べ、それぞれの線状対向電極220、2
27、220’、227’−−−の端子206、22
8、206’、228’、−−−をひとつおきに導線2
07、212で接続して2組に分け、導線207は出力
側が中点接地方式のコロナ放電用交流高圧電源208の
高圧出力端子213に接続し、導線212はその別の出
力端子209に接続する。
26、225’、226’−−−を除電対象物体214
の上部にその表面215に平行に、かつ相隣る相互に平
行で等間隔に並べ、それぞれの線状対向電極220、2
27、220’、227’−−−の端子206、22
8、206’、228’、−−−をひとつおきに導線2
07、212で接続して2組に分け、導線207は出力
側が中点接地方式のコロナ放電用交流高圧電源208の
高圧出力端子213に接続し、導線212はその別の出
力端子209に接続する。
【0119】上記構造の結果、相隣る除電ユニット22
5、226、225’、226’−−−の炭素繊維コロ
ナ放電極の放電部17a−−−,17b−−−,17c
−−−,17d−−−の間には上記プラスチック間隙2
23の静電容量を介して交流高電圧が印加され、それぞ
れの放電部から交流コロナ放電が発生、豊富な正・負両
極性のイオンを該除電対象物体214の表面215に供
給してその帯電電荷を中和・除電する。
5、226、225’、226’−−−の炭素繊維コロ
ナ放電極の放電部17a−−−,17b−−−,17c
−−−,17d−−−の間には上記プラスチック間隙2
23の静電容量を介して交流高電圧が印加され、それぞ
れの放電部から交流コロナ放電が発生、豊富な正・負両
極性のイオンを該除電対象物体214の表面215に供
給してその帯電電荷を中和・除電する。
【0120】この場合、すべての炭素繊維束224−−
−はそれぞれが電気的に孤立しており、且つことごとく
上記プラスチック間隙223を介在させて上記線状対向
電極に容量的に結合されているので、万一その放電部が
相互にまたは他の導体に接触しても短絡電流が流れず、
また個々の炭素繊維束224−−−の容量に蓄積された
静電エネルギーも小さいので、何らの着火爆発の恐れも
なく安全である。
−はそれぞれが電気的に孤立しており、且つことごとく
上記プラスチック間隙223を介在させて上記線状対向
電極に容量的に結合されているので、万一その放電部が
相互にまたは他の導体に接触しても短絡電流が流れず、
また個々の炭素繊維束224−−−の容量に蓄積された
静電エネルギーも小さいので、何らの着火爆発の恐れも
なく安全である。
【0121】図30は本発明による新規の除電装置を噴
射ノズル型除電装置として実施せる例の斜視図である。
図において229は長形のプラスチック・パイプで、そ
の側壁に長形のスリット230を有し、該スリット23
0にプラスチック板よりなる断面が細長い矩形ダクト状
空気噴射ノズル231が気密に取り付けてあり、その先
端部232と233は内側に膨らんで小間隙の空気噴射
用スリット234を形成すると共に、それぞれに線状の
対向電極204、205が埋設され、端子206を介し
てコロナ放電用交流高圧電源208の高圧出力端子20
9に接続されている。
射ノズル型除電装置として実施せる例の斜視図である。
図において229は長形のプラスチック・パイプで、そ
の側壁に長形のスリット230を有し、該スリット23
0にプラスチック板よりなる断面が細長い矩形ダクト状
空気噴射ノズル231が気密に取り付けてあり、その先
端部232と233は内側に膨らんで小間隙の空気噴射
用スリット234を形成すると共に、それぞれに線状の
対向電極204、205が埋設され、端子206を介し
てコロナ放電用交流高圧電源208の高圧出力端子20
9に接続されている。
【0122】上記空気噴射ノズル231の内部ガス流路
235に、これと平行かつ該スリット230に平行に図
5(c)に示す片櫛歯状コロナ放電極34が、その片櫛
歯状放電部34a,34a’34a”,−−−を下流に
向けて突出し、該空気噴射用スリット234の中間に位
置する様に設けられ、端子211を介してコロナ放電用
交流高圧電源208の接地側出力端子213に接続され
ている。
235に、これと平行かつ該スリット230に平行に図
5(c)に示す片櫛歯状コロナ放電極34が、その片櫛
歯状放電部34a,34a’34a”,−−−を下流に
向けて突出し、該空気噴射用スリット234の中間に位
置する様に設けられ、端子211を介してコロナ放電用
交流高圧電源208の接地側出力端子213に接続され
ている。
【0123】また上記パイプ229の下流端236は密
閉され、上流端237は図には示されていないコンプレ
ッサーに連結されて、圧縮空気が矢印238の方向に該
パイプ229内に圧送され、該スリット230、ガス流
路235をへて該空気噴射用スリット234から高速の
空気噴流として矢印239の方向に噴射される。
閉され、上流端237は図には示されていないコンプレ
ッサーに連結されて、圧縮空気が矢印238の方向に該
パイプ229内に圧送され、該スリット230、ガス流
路235をへて該空気噴射用スリット234から高速の
空気噴流として矢印239の方向に噴射される。
【0124】その結果、上記片櫛歯状放電部34a,3
4a’34”−−−から該線状対向電極204、205
に向かって、該空気噴射用スリット234の狭小なガス
間隙と該膨らみ部分のプラスチック絶縁物を介して強力
な交流コロナ放電を発生、豊富な正・負イオンを生成
し、これが上記高速空気噴流に同搬されて矢印239の
方向に噴射され、図には示されていない遠方の除電対象
物体の表面に供給され、その帯電電荷を除電する。
4a’34”−−−から該線状対向電極204、205
に向かって、該空気噴射用スリット234の狭小なガス
間隙と該膨らみ部分のプラスチック絶縁物を介して強力
な交流コロナ放電を発生、豊富な正・負イオンを生成
し、これが上記高速空気噴流に同搬されて矢印239の
方向に噴射され、図には示されていない遠方の除電対象
物体の表面に供給され、その帯電電荷を除電する。
【0125】図31は本発明を噴射ノズル型除電装置と
して実施したいま一つの例の縦断面図で、図30におけ
る細長い矩形ダクト状の空気噴射ノズル231の代わり
にプラスチック円筒240よりなる円筒状空気噴射ノズ
ル241を使用する。その右端では該円筒240の壁が
内側に膨らんで狭小な円形噴射孔242を形成し、該膨
らみ部分のプラスチック243内にリング状の対向電極
244が埋設され、端子206を介してコロナ放電用交
流高圧電源208の高圧出力端子209に接続されてい
る。
して実施したいま一つの例の縦断面図で、図30におけ
る細長い矩形ダクト状の空気噴射ノズル231の代わり
にプラスチック円筒240よりなる円筒状空気噴射ノズ
ル241を使用する。その右端では該円筒240の壁が
内側に膨らんで狭小な円形噴射孔242を形成し、該膨
らみ部分のプラスチック243内にリング状の対向電極
244が埋設され、端子206を介してコロナ放電用交
流高圧電源208の高圧出力端子209に接続されてい
る。
【0126】245は該円筒240の内部にそのの中心
軸にそって挿入された円柱状の支持導体で、その基底部
は該円筒240の左端底蓋246に脱着自在かつ気密に
固定され、その右端には炭素繊維束が固定されて針状コ
ロナ放電極247を形成し、その先端の放電部247a
は上記狭小噴射孔242の中心に位置して、該対向電極
244と対向している。そして該放電部247aは端子
211を介してコロナ放電用交流高圧電源208の接地
側出力端子213に接続されている。
軸にそって挿入された円柱状の支持導体で、その基底部
は該円筒240の左端底蓋246に脱着自在かつ気密に
固定され、その右端には炭素繊維束が固定されて針状コ
ロナ放電極247を形成し、その先端の放電部247a
は上記狭小噴射孔242の中心に位置して、該対向電極
244と対向している。そして該放電部247aは端子
211を介してコロナ放電用交流高圧電源208の接地
側出力端子213に接続されている。
【0127】該円筒240の基底部には圧縮空気入口2
48があり、図には示されていないコンプレッサーに連
結されて、圧縮空気が矢印249の方向に該パイプ24
0内に圧送され、ガス流路235を経て該噴射孔242
から高速の空気噴流として矢印250の方向に噴射され
る。この際、この空気噴流が豊富な正・負イオンを含
み、除電作用を有することは上述した通りで説明を省略
する。
48があり、図には示されていないコンプレッサーに連
結されて、圧縮空気が矢印249の方向に該パイプ24
0内に圧送され、ガス流路235を経て該噴射孔242
から高速の空気噴流として矢印250の方向に噴射され
る。この際、この空気噴流が豊富な正・負イオンを含
み、除電作用を有することは上述した通りで説明を省略
する。
【0128】特に圧縮空気入口248から供給される圧
縮空気に十分な圧力と湿度を与えた時は、該噴射孔24
2からの噴出に際して断熱膨張による急冷のため水蒸気
がイオンを凝結核として凝結、多数の正・負の帯電ミス
トが生成、その大きな質量のために遠方まで到達するの
で、遠方の除電対象物体の除電に好適である。
縮空気に十分な圧力と湿度を与えた時は、該噴射孔24
2からの噴出に際して断熱膨張による急冷のため水蒸気
がイオンを凝結核として凝結、多数の正・負の帯電ミス
トが生成、その大きな質量のために遠方まで到達するの
で、遠方の除電対象物体の除電に好適である。
【0129】図30および図31に実施例を示す本発明
による噴射ノズル型除電装置は、これを粉体の空気輸送
ラインの管路壁や内部、またその端末の出口部、サイ
ロ、サイクロン、バグフィルター等の壁面や内部に簡単
に取り付けることができ、豊富な正・負イオンを含む空
気噴流を帯電粉体を含む気流中に吹き込んで、これを除
電するのに特に好適である。
による噴射ノズル型除電装置は、これを粉体の空気輸送
ラインの管路壁や内部、またその端末の出口部、サイ
ロ、サイクロン、バグフィルター等の壁面や内部に簡単
に取り付けることができ、豊富な正・負イオンを含む空
気噴流を帯電粉体を含む気流中に吹き込んで、これを除
電するのに特に好適である。
【0130】
【発明の効果】この発明は、以上の様にコロナ放電ユニ
ットに炭素繊維先端の放電部尖端を用いるのでそのコロ
ナ放電極の放電部に微粒子が付着せず、それによるコロ
ナ放電の阻害がないので、これに起因するイオン生成
量、微粒子荷電性能、プラズマ化学反応効果の時間的低
下がない。
ットに炭素繊維先端の放電部尖端を用いるのでそのコロ
ナ放電極の放電部に微粒子が付着せず、それによるコロ
ナ放電の阻害がないので、これに起因するイオン生成
量、微粒子荷電性能、プラズマ化学反応効果の時間的低
下がない。
【0131】また炭素繊維の素線は極めて細く、従って
その放電部尖端の曲率半径が非常に小さく、比較低い印
加電圧でその尖端に強い電界強度が得られ、活発なコロ
ナ放電が生成できるので、イオン生成量、微粒子荷電性
能、プラズマ化学反応効果が本質的に非常に高い。
その放電部尖端の曲率半径が非常に小さく、比較低い印
加電圧でその尖端に強い電界強度が得られ、活発なコロ
ナ放電が生成できるので、イオン生成量、微粒子荷電性
能、プラズマ化学反応効果が本質的に非常に高い。
【0132】その結果、このコロナ放電ユニットを利用
する本発明の電気集塵装置、ガス浄化装置、除電装置は
性能が極めて高いうえ、何時までも性能の低下がなく、
極めて実用的かつ経済的である。
する本発明の電気集塵装置、ガス浄化装置、除電装置は
性能が極めて高いうえ、何時までも性能の低下がなく、
極めて実用的かつ経済的である。
【図1】本発明のコロナ放電ユニットの1実施例の斜視
図である。
図である。
【図2】図1の実施例の鉛直断面図である。
【図3】図1の実施例の水平面図である。
【図4】(a)は本発明に用いる長形炭素繊維コロナ放
電極の1例の斜視図,(b)はその別の1例の側面図、
(c)はさらに別の1例の側面図である。
電極の1例の斜視図,(b)はその別の1例の側面図、
(c)はさらに別の1例の側面図である。
【図5】(a),(b),(c),(d),(e)は、
それぞれ本発明に用いる長形炭素繊維コロナ放電極のさ
らに別の例の側面図である。
それぞれ本発明に用いる長形炭素繊維コロナ放電極のさ
らに別の例の側面図である。
【図6】本発明に用いる可撓性の長形炭素繊維コロナ放
電極の1例の斜視図である。
電極の1例の斜視図である。
【図7】図6を対向電極の間に張架して構成せるコロナ
電極系の斜視図である。
電極系の斜視図である。
【図8】本発明のコロナ放電ユニットの別の1実施例の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明のコロナ放電ユニットのさらに別の1実
施例の斜視図である。
施例の斜視図である。
【図10】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置の1実施例の鉛直断面図である。
塵装置の1実施例の鉛直断面図である。
【図11】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置の別の1実施例の鉛直断面図である。
塵装置の別の1実施例の鉛直断面図である。
【図12】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
【図13】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
【図14】本発明の電気集塵装置の巻層構成の静電集塵
部の1例の横断面図である。
部の1例の横断面図である。
【図15】図14の例の縦断面図である。
【図16】本発明の電気集塵装置の巻層構成の静電集塵
部の別の1例の横断面図である。
部の別の1例の横断面図である。
【図17】本発明の電気集塵装置の巻層構成の静電集塵
部のさらに別の1例の横断面図である。
部のさらに別の1例の横断面図である。
【図18】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置の別の1実施例の水平断面図である。
塵装置の別の1実施例の水平断面図である。
【図19】本発明のコロナ放電ユニットを用いた電気集
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
塵装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
【図20】本発明のコロナ放電ユニットを用いたガス浄
化装置の1実施例の鉛直断面図である。
化装置の1実施例の鉛直断面図である。
【図21】本発明のコロナ放電ユニットを用いたガス浄
化装置の別の1実施例の鉛直断面図である。
化装置の別の1実施例の鉛直断面図である。
【図22】本発明のコロナ放電ユニットを用いたガス浄
化装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
化装置のさらに別の1実施例の鉛直断面図である。
【図23】(a)は図22における2重デイスク型コロ
ナ放電極の斜視図、(b)はその縦断面図である。
ナ放電極の斜視図、(b)はその縦断面図である。
【図24】図22におけるコロナ放電極の斜視図であ
る。
る。
【図25】本発明のコロナ放電ユニットを用いた除電装
置の1実施例の斜視図である。
置の1実施例の斜視図である。
【図26】図25の実施例の横断面図である。
【図27】本発明のコロナ放電ユニットを用いた除電装
置の別の1実施例の横断面図である。
置の別の1実施例の横断面図である。
【図28】本発明のコロナ放電ユニットを用いた除電装
置のさらに別の1実施例の横断面図である。
置のさらに別の1実施例の横断面図である。
【図29】図28の実施例の縦断面図である。
【図30】本発明のコロナ放電ユニットを用いた噴射ノ
ズル型除電装置の1実施例の斜視図である。
ズル型除電装置の1実施例の斜視図である。
【図31】本発明のコロナ放電ユニットを用いた噴射ノ
ズル型除電装置の別の1実施例の縦断面図である。
ズル型除電装置の別の1実施例の縦断面図である。
1 コロナ電極系
2、2’−−、63 コロナ放電極
3、3’−−、64、113、113’−− 接地対向
電極 4 コロナ放電用高圧電源 7、7’、134、135、161、193 碍管 13 ガス・ダクト 15、15’−− 炭素繊維束 18a 両櫛歯状コロナ放電極 18b ブラシ・ワイヤー状コロナ放電極コロナ放
電極 18c 植毛針金状 21、92a、92b、132、133、191、19
2 碍子 22、23、44 保護体 28 両連続刃状コロナ放電極 29 両波刃状コロナ放電極 34 片櫛歯状コロナ放電極 35 片連続刃状コロナ放電極 36 片波刃状コロナ放電極 39 可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極 49 針状コロナ放電極 54 デイスク状コロナ放電極 56 ケーシング 57 ガス入口 58 ガス出口 59 集塵部 60 ファン 61 後処理部 62 2次集塵部 65 繊維層フィルター 73a、73b 集塵部電極 74 静電繊維層フィルター 75 放電部 76、76’−−、77、77’−− 平行板状集塵電
極 80 静電集塵部 82 集塵部用直流高圧電源 86、86’−−、87、87’−− 長形絶縁シート 88、88’−−、89、89’−− 導電層 90 絶縁スペーサー 91、114、114’−− イオン捕集用電極 97 円筒型巻き込み用コア 102 フイルム状長形高圧電極 103、105 長形波型プラスチック絶縁シート 104 フイルム状長形接地電極 106 円形状プラスチック枠 111 四角形状巻き込みコア 112 四角形状プラスチック枠 122、123 接地集塵電極群 124、125 長形コロナ放電極群 140、141 ホッパー 142 ダスト輸送機 144 後処理部 145 上流側集塵部 146 下流側集塵部 147 ベンチュリー管 148 絞り部 150 本体ケーシング 151 下部空間 152a、15b、155 吸収液噴霧ノズル 153 濡れ壁形成用充填層 154 コロナ放電極 156 ミスト・セパレーター 157 上部空間 158 円筒状中空支持棒 159 2重デイスク型コロナ放電極 164、165、183、183’−− 円環状導体
保持デイスク 168、169、184、184’−− 放射状炭素繊
維コロナ放電極 170 ラジカル生成用原料ガス容器 175 流体ポンプ 177、178、179、180、181、202
パイプ 189、190 碍子室 198、200 弁 199 吸収液タンク 203 逆U字形長形プラスチック製保持体 204、205 線状対向電極 208 コロナ放電用交流高圧電源 210 保持溝 214 除電対象物体 215 帯電表面 216 矩形状長形プラスチック製保持 220、220’−−、227、227’−− 線状
対向電極 225、225’−−、226、226’−− 除電
ユニット 229 長形プラスチック・パイプ 230 スリット 231 矩形ダクト状空気噴射ノズル 234 空気噴射用スリット 241 円筒状状空気噴射ノズル 242 円形噴射孔 244 リング状対向電極 245 円柱状支持導体 247 針状コロナ放電極 249 圧縮空気入口
電極 4 コロナ放電用高圧電源 7、7’、134、135、161、193 碍管 13 ガス・ダクト 15、15’−− 炭素繊維束 18a 両櫛歯状コロナ放電極 18b ブラシ・ワイヤー状コロナ放電極コロナ放
電極 18c 植毛針金状 21、92a、92b、132、133、191、19
2 碍子 22、23、44 保護体 28 両連続刃状コロナ放電極 29 両波刃状コロナ放電極 34 片櫛歯状コロナ放電極 35 片連続刃状コロナ放電極 36 片波刃状コロナ放電極 39 可撓性プラスチック・テープ式コロナ放電極 49 針状コロナ放電極 54 デイスク状コロナ放電極 56 ケーシング 57 ガス入口 58 ガス出口 59 集塵部 60 ファン 61 後処理部 62 2次集塵部 65 繊維層フィルター 73a、73b 集塵部電極 74 静電繊維層フィルター 75 放電部 76、76’−−、77、77’−− 平行板状集塵電
極 80 静電集塵部 82 集塵部用直流高圧電源 86、86’−−、87、87’−− 長形絶縁シート 88、88’−−、89、89’−− 導電層 90 絶縁スペーサー 91、114、114’−− イオン捕集用電極 97 円筒型巻き込み用コア 102 フイルム状長形高圧電極 103、105 長形波型プラスチック絶縁シート 104 フイルム状長形接地電極 106 円形状プラスチック枠 111 四角形状巻き込みコア 112 四角形状プラスチック枠 122、123 接地集塵電極群 124、125 長形コロナ放電極群 140、141 ホッパー 142 ダスト輸送機 144 後処理部 145 上流側集塵部 146 下流側集塵部 147 ベンチュリー管 148 絞り部 150 本体ケーシング 151 下部空間 152a、15b、155 吸収液噴霧ノズル 153 濡れ壁形成用充填層 154 コロナ放電極 156 ミスト・セパレーター 157 上部空間 158 円筒状中空支持棒 159 2重デイスク型コロナ放電極 164、165、183、183’−− 円環状導体
保持デイスク 168、169、184、184’−− 放射状炭素繊
維コロナ放電極 170 ラジカル生成用原料ガス容器 175 流体ポンプ 177、178、179、180、181、202
パイプ 189、190 碍子室 198、200 弁 199 吸収液タンク 203 逆U字形長形プラスチック製保持体 204、205 線状対向電極 208 コロナ放電用交流高圧電源 210 保持溝 214 除電対象物体 215 帯電表面 216 矩形状長形プラスチック製保持 220、220’−−、227、227’−− 線状
対向電極 225、225’−−、226、226’−− 除電
ユニット 229 長形プラスチック・パイプ 230 スリット 231 矩形ダクト状空気噴射ノズル 234 空気噴射用スリット 241 円筒状状空気噴射ノズル 242 円形噴射孔 244 リング状対向電極 245 円柱状支持導体 247 針状コロナ放電極 249 圧縮空気入口
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
B03C 3/60 B03C 3/60
H01T 23/00 H01T 23/00
(56)参考文献 特開 平4−135661(JP,A)
特開 昭51−137974(JP,A)
特開 昭50−145976(JP,A)
特開 平1−151956(JP,A)
特開 昭62−7456(JP,A)
特開 昭49−57463(JP,A)
実開 昭55−6097(JP,U)
実開 昭61−200146(JP,U)
実開 昭52−19083(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B03C 3/00 - 3/88
Claims (16)
- 【請求項1】 保持体から炭素繊維が突出する如くに炭
素繊維を該保持体に固定保持して炭素繊維先端を放電部
尖端とすると共に、これと導通する端子部を設けてコロ
ナ放電極を形成し、該コロナ放電極と対向電極とを一定
の間隙を介して相互に絶縁の上対向配設してコロナ電極
系を構成し、該コロナ放電極の上記端子部と該対向電極
の端子部との間に高電圧を供給するためのコロナ放電用
高圧電源を設け、上記コロナ放電極の放電部先端から該
対向電極に向かってコロナ放電を発生せしめることを特
徴とするコロナ放電ユニット。 - 【請求項2】 前記保持体が一端をその端子部に接続せ
る短冊状ないし可撓性テープ状の長形の導体であり、そ
の両周縁の少なくとも一方から該炭素繊維が突出する如
くに該炭素繊維を該長形の導体に固定保持して炭素繊維
先端を放電部尖端としたことを特徴とする請求項1に記
載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項3】 前記保持体が複数本の針金を撚り合わせ
てなる撚り線であり、該炭素繊維がこの撚り線に挟み込
まれて、この撚り線の周囲から該炭素繊維が突出する如
くに該炭素繊維を撚り線に固定保持して、炭素繊維先端
を放電部尖端としたことを特徴とする請求項1に記載の
コロナ放電ユニット。 - 【請求項4】 前記保持体が少なくとも1本の針金より
なる線状導体であり、該炭素繊維が静電植毛等を含む適
当な方法でこの線状導体に垂直に植え込まれて、この線
状導体の周囲から該炭素繊維が突出する如くに該炭素繊
維を該線状導体に固定保持して炭素繊維先端を放電部尖
端としたことを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電
ユニット。 - 【請求項5】 前記保持体が2本の細長い等幅の可撓性
プラスチック・テープを重ねて構成せるテープ状保持体
であり、その間に線状接続導体を挟み込んでこれをその
端子部に接続し、該炭素繊維を該線状接続導体と該テー
プ内で交差接触させつつこれと共に該2本のテープの間
に挟んで接着固定し、且つ該炭素繊維を該テープの両周
縁の少なくとも一方から突出せしめて炭素繊維先端を放
電部尖端としたことを特徴とする請求項1に記載のコロ
ナ放電ユニット。 - 【請求項6】 該対向電極が円筒状電極または矩形ダ
クト状電極のいずれか一方であり、該保持体が該対向電
極内に挿入された導体であり、該保持体から該炭素繊維
が該対向電極に平行に下流方向に突出する如くに該炭素
繊維を該導体に固定保持して、炭素繊維先端を放電部尖
端としたことを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電
ユニット。 - 【請求項7】 該対向電極が円筒状電極または矩形ダ
クト状電極のいずれか一方であり、該保持体が該対向電
極内に挿入された棒状導体であり、該棒状導体の周囲か
ら該炭素繊維が該円筒状対向電極の内壁に向かって半径
方向に突出する如くに該炭素繊維を該棒状導体に固定保
持して、炭素繊維先端を放電部尖端としたことを特徴と
する請求項1に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項8】 前記炭素繊維が一本以上の炭素繊維素
線を束ねた炭素繊維束であることを特徴とする請求項1
から7までのいずれか1項に記載のコロナ放電ユニッ
ト。 - 【請求項9】 前記保持体に等長の上記炭素繊維束を
等間隔かつ相互に平行に固定保持し、櫛歯状放電極とし
たことを特徴とする請求項1、2、5、7のいずれか1
項に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項10】 前記保持体に上記炭素繊維を相互に平
行に連続して固定保持し、該炭素繊維先端を連続刃状放
電極としたことを特徴とする請求項1、2、5、7のい
ずれか1項に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項11】 前記保持体に上記炭素繊維を相互に平
行に連続して固定保持し、該炭素繊維先端を波刃状放電
極としたことを特徴とする請求項1、2、5、7のいず
れか1項に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項12】 前記対向電極がガス流に平行でかつ
相互に平行に等間隔に配設された少なくとも1対の板状
の対向電極であり、上記の相隣る板状対向電極の中間に
これと平行に上記コロナ放電極を絶縁配設してコロナ電
極系を構成したことを特徴とする請求項1から5までお
よび8から11までのいずれか1項に記載のコロナ放電
ユニット。 - 【請求項13】 前記対向電極の上流側または下流側
の少なくともいずれか一方に、金網状、格子状、すだれ
状、多穴板状、パンチング・メタル状のいずれか一つの
ガスの通過を許す形状・構造の保護体を付設して上記コ
ロナ放電極を保護したことを特徴とする請求項1から1
2までのいずれか1項に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項14】 前記対向電極が上記コロナ放電極の
上流側または下流側の少なくともいずれか一方に、これ
と間隙を隔て且つガス流に交差して設けられた金網状、
格子状、すだれ状、多穴板状、パンチング・メタル状の
いずれか一つのガスの通過を許す形状・構造の対向電極
であることを特徴とする請求項1から13までのいずれ
か1項に記載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項15】 前記対向電極を上記コロナ放電極の
下流側にのみ設けると共に該コロナ放電用高圧電源を直
流高圧電源とし、これによって上流側から下流側に向け
て直コロナ放電を発生せしめ、そのイオン風の作用でガ
スの流動を起こさせることを特徴とする請求項14に記
載のコロナ放電ユニット。 - 【請求項16】 上記コロナ放電極の放電部に窒素、水
素、アンモニア、生空気、乾燥空気、酸素、水蒸気、炭
化水素ガス等含む、ラジカルを生成用原料ガスを供給す
る手段を設けたことを特徴とする請求項1より15まで
のいずれか1項に記載のコロナ放電ユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28856394A JP3393270B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | コロナ放電ユニット |
KR1019950035683A KR960013471A (ko) | 1994-10-17 | 1995-10-16 | 코로나 방전 유니트와 이를 이용한 전기 집진장치, 가스 정화장치 및 제전장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28856394A JP3393270B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | コロナ放電ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112549A JPH08112549A (ja) | 1996-05-07 |
JP3393270B2 true JP3393270B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=17731877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28856394A Expired - Fee Related JP3393270B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | コロナ放電ユニット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3393270B2 (ja) |
KR (1) | KR960013471A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101152335B1 (ko) * | 2010-02-23 | 2012-06-11 | 한국기계연구원 | 첨가제 분사부를 구비하는 유해가스 처리장치 |
KR101190604B1 (ko) * | 2010-02-23 | 2012-10-15 | 한국기계연구원 | 유해가스 처리장치 |
KR200478799Y1 (ko) | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 주식회사 제너시스 | 연기 정화장치의 전기집진장치 |
WO2016003046A1 (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 주식회사 메트로엔지니어링 | 코로나 방전을 이용한 아스콘에서 발생되는 분진 및 악취 제거장치 |
WO2017149193A1 (en) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | Aavi Technologies Ltd | Air purifier |
CN109954587A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-07-02 | 秦皇岛市桑格电气控制设备有限公司 | 环保用水雾微尘回收装置 |
KR102064259B1 (ko) * | 2018-07-24 | 2020-01-09 | 주식회사 알링크 | 전도성 필터 유닛, 전도성 필터 유닛을 포함하는 전도성 필터 모듈, 및 전도성 필터 모듈이 구비된 미세먼지 제거 시스템 |
KR20200028068A (ko) * | 2018-09-05 | 2020-03-16 | 한국기계연구원 | 폭발성 배기가스 입자의 정전 제거 장치 |
Families Citing this family (77)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1043634A (ja) * | 1996-08-07 | 1998-02-17 | Soko Seiren Kk | 電気集塵装置 |
JP2002184553A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-28 | Takeo Hasegawa | マイナスイオン発生装置 |
JP2002203657A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-19 | Daikin Ind Ltd | イオン発生器 |
JP2002214841A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Canon Inc | 電子写真用キャリア、現像剤、現像方法及び電子写真用キャリアの製造方法 |
JP4413445B2 (ja) * | 2001-03-19 | 2010-02-10 | 三菱電機株式会社 | 空調ダクト装置 |
AU2003235839A1 (en) * | 2002-05-15 | 2003-12-02 | Array Proto Technology Inc. | Ion generator, electrode and remote controller |
JP4213409B2 (ja) * | 2002-06-19 | 2009-01-21 | 株式会社事業創造研究所 | 炭化水素、含酸素化合物を原料とする水素の生成装置 |
JP4778960B2 (ja) * | 2004-05-08 | 2011-09-21 | 黄清豹 | 燃料油用除塵除煙装置 |
US7212393B2 (en) * | 2004-09-30 | 2007-05-01 | Ion Systems, Inc. | Air ionization module and method |
US7976616B2 (en) | 2005-04-19 | 2011-07-12 | Ohio University | Composite discharge electrode |
JP4371086B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2009-11-25 | 愛国機械株式会社 | 電子シャワー発生装置 |
JP2008034220A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Andes Denki Kk | 放電電極素子およびイオナイザー |
JP4875945B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2012-02-15 | 若松 俊男 | マイナスイオン発生器 |
JP5008121B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-08-22 | 株式会社テクノ菱和 | イオン核凝縮を用いた荷電粒子搬送式イオナイザー |
JP2008112714A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-05-15 | Vector:Kk | イオン風発生装置 |
KR100773757B1 (ko) * | 2006-12-15 | 2007-11-09 | 한국기계연구원 | 자동세정형 여과장치 |
KR100802575B1 (ko) * | 2006-12-15 | 2008-02-13 | 한국기계연구원 | 공기여과장치 |
JP5154216B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2013-02-27 | 株式会社キーエンス | 除電器 |
JP5002451B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2012-08-15 | 株式会社キーエンス | 除電器 |
KR100905722B1 (ko) * | 2008-02-21 | 2009-07-01 | (주) 케이.아이.씨.에이 | 이온풍 발생 장치 |
KR100905721B1 (ko) * | 2008-02-22 | 2009-07-01 | (주) 케이.아이.씨.에이 | 이온풍 발생 장치 |
EP2342019B1 (en) * | 2008-10-20 | 2015-01-14 | Carrier Corporation | Electrically enhanced air filtration system using rear fiber charging |
KR101111226B1 (ko) * | 2009-01-30 | 2012-02-14 | 웅진케미칼 주식회사 | 키토산막이 형성된 나노섬유 부직포 및 그의 제조방법 |
KR101032617B1 (ko) * | 2009-02-17 | 2011-05-06 | 한국기계연구원 | 탄소섬유를 이용한 전기집진기 |
KR101064488B1 (ko) * | 2009-02-17 | 2011-09-14 | 한국기계연구원 | 탄소섬유 직물을 이용한 전기집진기 |
KR101032614B1 (ko) * | 2009-02-17 | 2011-05-06 | 한국기계연구원 | 탄소섬유를 이용한 2단 전기집진기 |
KR101032613B1 (ko) * | 2009-02-17 | 2011-05-06 | 한국기계연구원 | 탄소섬유를 이용한 1단 전기집진기 |
KR100937944B1 (ko) * | 2009-03-10 | 2010-01-21 | 한국기계연구원 | 탄소섬유를 이용한 공기정화장치 |
KR101032612B1 (ko) * | 2009-03-10 | 2011-05-06 | 한국기계연구원 | 탄소섬유 직물을 이용한 공기정화장치 |
KR101130178B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2012-04-12 | 한국기계연구원 | 집진장치가 설치된 지하철 전동차 |
KR101130180B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2012-04-02 | 한국기계연구원 | 집진장치가 설치된 지하철용 집진차량 |
EP2434112A4 (en) * | 2009-05-19 | 2014-10-22 | Univ Utsunomiya | DEVICE AND METHOD FOR COMBUSING PARTICULAR SUBSTANCES |
JP2011099647A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | 空気清浄装置 |
US9757736B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-09-12 | Tecnologica S.A.S. Di Vanella Salvatore & C. | Filtration assembly |
WO2014084442A1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-06-05 | 주식회사 지홈 | 전기변위장을 이용한 전기집진 장치 |
CN104994959A (zh) | 2013-02-15 | 2015-10-21 | 迪瓦内拉萨尔瓦托和茨技术股份公司 | 用于燃烧气体、废气和类似气体的微粒过滤设备和相关联的输出回路 |
KR101281543B1 (ko) * | 2013-03-05 | 2013-07-03 | 김상민 | 플라즈마 공기 정화 장치 |
KR101421043B1 (ko) * | 2013-05-03 | 2014-07-22 | 한국기계연구원 | 플라스틱 전기집진장치 |
ITBO20130308A1 (it) | 2013-06-19 | 2014-12-20 | Tecnologica S A S Di Vanella Salvatore & C | Gruppo, e procedimento, di filtrazione, per aria e fluidi aeriformi in genere. |
JP6445284B2 (ja) * | 2014-09-05 | 2018-12-26 | 岩谷産業株式会社 | 除電用空気発生装置 |
JP2016131903A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | 保雄 寺谷 | 空気清浄機 |
KR101645847B1 (ko) * | 2015-01-19 | 2016-08-04 | 원효식 | 이중채널 전기집진장치 |
WO2016136270A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気集塵装置 |
JP6612084B2 (ja) | 2015-08-05 | 2019-11-27 | シャープ株式会社 | イオン発生装置および電気機器 |
CN105161980B (zh) * | 2015-08-31 | 2017-05-17 | 刘延兵 | 产生负氧离子用的电极及使用该电极的负氧离子发生机 |
JP6526525B2 (ja) | 2015-09-02 | 2019-06-05 | シャープ株式会社 | イオン発生装置、イオン発生装置の製造方法、および電気機器 |
CN105214843A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-06 | 东莞市利发爱尔空气净化系统有限公司 | 一种高压放电单元及空气净化器 |
KR20180030140A (ko) * | 2016-03-28 | 2018-03-21 | 샤프 가부시키가이샤 | 이온 발생 장치, 및 이온 발생 장치의 제조 방법 |
JP6842287B2 (ja) * | 2016-12-01 | 2021-03-17 | 古河産機システムズ株式会社 | トンネル工事用電気集塵機 |
WO2018156594A1 (en) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | Ohio University | Hybrid composite discharge electrode for use in an electrostatic precipitator |
FR3087677B1 (fr) * | 2018-10-25 | 2022-12-16 | Airinspace | Nouveau dispositif d’epuration d’air par plasma |
JP7078412B2 (ja) * | 2018-02-02 | 2022-05-31 | アマノ株式会社 | 電気集塵装置 |
CN108262169A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-07-10 | 王连泽 | 空气净化装置 |
JP7044632B2 (ja) * | 2018-05-28 | 2022-03-30 | アマノ株式会社 | 電気集塵装置 |
CN108566716B (zh) * | 2018-06-09 | 2024-01-12 | 贵州电网有限责任公司 | 一种气体放电等离子体喷流装置 |
CN108787173B (zh) * | 2018-06-27 | 2023-12-15 | 国能(山东)能源环境有限公司 | 一种基于仿生学的阴极线结构、放电系统及方法 |
JP7207906B2 (ja) * | 2018-08-28 | 2023-01-18 | アマノ株式会社 | 帯電装置および集塵装置 |
KR102005324B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-10-04 | 연세대학교 산학협력단 | 전기 집진식 미생물 포집 장치 |
JP7156904B2 (ja) * | 2018-10-29 | 2022-10-19 | アマノ株式会社 | 帯電装置および集塵装置 |
JP7300298B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-06-29 | 三星電子株式会社 | 帯電装置及び集塵装置 |
US20220161273A1 (en) * | 2019-04-02 | 2022-05-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electrostatic charger and electrostatic precipitator |
KR102251976B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-05-14 | 김영수 | 대기오염 방지용 집진기 |
CN112696776A (zh) * | 2019-10-22 | 2021-04-23 | 绍兴正澳环保科技有限公司 | 一种微积电蓄热式换热净化模块 |
KR20210094694A (ko) * | 2020-01-21 | 2021-07-30 | 삼성전자주식회사 | 기판 처리 장치, 물질막 증착 장치, 및 상압 화학 기상 증착 장치 |
CN114082541A (zh) * | 2020-08-06 | 2022-02-25 | 北京美爵信达科技有限公司 | 一种酒店防疫消毒用手持式电动静电喷雾枪 |
KR102533511B1 (ko) * | 2021-01-06 | 2023-05-17 | 정상훈 | 전기집진장치용 빗살형 이오나이저 |
JP7041930B1 (ja) * | 2021-02-17 | 2022-03-25 | 富士電機株式会社 | 空気清浄機 |
CN113546761B (zh) * | 2021-07-21 | 2023-01-13 | 深圳市天得一环境科技有限公司 | 复合放电电极、电晕加强机构及净化设备 |
DE102021125570A1 (de) | 2021-10-01 | 2023-04-06 | Woco Gmbh & Co. Kg | Raumluftreiniger mit Ozonkatalysator |
CN114017885A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-02-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电净化装置、空气净化器及其控制方法 |
CN115430267B (zh) * | 2022-07-22 | 2023-07-18 | 苏州科技大学 | 净化餐饮油烟的等离子体净化装置和净化餐饮油烟的方法 |
CN115385301B (zh) * | 2022-09-16 | 2023-09-12 | 北京泓龙科技有限公司 | 一种利用高压脉冲制氢的装置 |
KR102564726B1 (ko) * | 2022-12-05 | 2023-08-07 | 신정순 | 탄소섬유와 탄소나노튜브소재를 적용한 미세먼지 집진 및 악취 제거 시스템 |
KR20240141085A (ko) * | 2023-03-17 | 2024-09-25 | 유한회사 더프라임솔루션 | 플라즈마를 이용한 수소 제조장치 |
WO2024199143A1 (zh) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | 上海必修福企业管理有限公司 | 气体颗粒物净化装置、系统、口罩系统和桌子 |
CN116826556B (zh) * | 2023-07-03 | 2024-09-06 | 国网湖北省电力有限公司荆州供电公司 | 一种电力开关柜装置配套高绝缘变压器 |
CN117283905B (zh) * | 2023-09-08 | 2024-06-07 | 浙江跃发新材料有限公司 | 一种塑料包装袋表面局部电晕生产工艺 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4957463A (ja) * | 1972-10-03 | 1974-06-04 | ||
JPS50145976A (ja) * | 1974-05-15 | 1975-11-22 | ||
JPS51137974A (en) * | 1975-05-23 | 1976-11-29 | Dowa Mining Co Ltd | Discharge electrode for electric precipitation apparatus |
JPS5438045Y2 (ja) * | 1975-07-30 | 1979-11-13 | ||
JPS5530618Y2 (ja) * | 1979-04-26 | 1980-07-21 | ||
JPS61200146U (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-15 | ||
JPS627456A (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-14 | Takahide Ono | 電気集塵装置 |
JPH01151956A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Hitachi Ltd | 電気集じん装置 |
JPH04135661A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気集塵器 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP28856394A patent/JP3393270B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-16 KR KR1019950035683A patent/KR960013471A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101152335B1 (ko) * | 2010-02-23 | 2012-06-11 | 한국기계연구원 | 첨가제 분사부를 구비하는 유해가스 처리장치 |
KR101190604B1 (ko) * | 2010-02-23 | 2012-10-15 | 한국기계연구원 | 유해가스 처리장치 |
KR200478799Y1 (ko) | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 주식회사 제너시스 | 연기 정화장치의 전기집진장치 |
WO2016003046A1 (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 주식회사 메트로엔지니어링 | 코로나 방전을 이용한 아스콘에서 발생되는 분진 및 악취 제거장치 |
WO2017149193A1 (en) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | Aavi Technologies Ltd | Air purifier |
KR102064259B1 (ko) * | 2018-07-24 | 2020-01-09 | 주식회사 알링크 | 전도성 필터 유닛, 전도성 필터 유닛을 포함하는 전도성 필터 모듈, 및 전도성 필터 모듈이 구비된 미세먼지 제거 시스템 |
KR20200028068A (ko) * | 2018-09-05 | 2020-03-16 | 한국기계연구원 | 폭발성 배기가스 입자의 정전 제거 장치 |
KR102137879B1 (ko) | 2018-09-05 | 2020-07-28 | 한국기계연구원 | 폭발성 배기가스 입자의 정전 제거 장치 |
CN109954587A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-07-02 | 秦皇岛市桑格电气控制设备有限公司 | 环保用水雾微尘回收装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR960013471A (ko) | 1996-05-22 |
JPH08112549A (ja) | 1996-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3393270B2 (ja) | コロナ放電ユニット | |
JP5855122B2 (ja) | 微生物・ウイルスの捕捉・不活化装置及びその方法 | |
US9040008B2 (en) | Method for removal of particles and VOC from an airstream | |
EP0306489B1 (en) | An arrangement for generating an electric corona discharge in air | |
JP3852429B2 (ja) | 空気清浄機 | |
RU2737111C1 (ru) | Биполярный ионизатор для очистки воздуха и диффузор для биполярного ионизатора | |
KR100745952B1 (ko) | 가스처리장치 | |
WO2001064349A1 (fr) | Appareil depoussiereur et appareil de climatisation | |
WO2002076619A1 (fr) | Dispositif d'epuration d'air permettant d'eliminer la poussiere et les aerosols | |
KR102541787B1 (ko) | 편광 공기 정화기용 파형화된 여과 미디어 | |
RU179145U1 (ru) | Электростатический фильтр для очистки воздуха | |
EP1659665A1 (en) | Electric discharge device and air purifier device | |
KR20070095406A (ko) | 공기정화장치 | |
KR100487544B1 (ko) | 입체형 셀 구조의 플라즈마 필터를 이용한 공기정화 장치및 그 방법 | |
CN111457497A (zh) | 一种电晕放电等离子体空气净化装置及方法 | |
CN106196556A (zh) | 一种多功能空气净化模块及其实现方法 | |
CN112283849A (zh) | 一种等离子净化器 | |
CN206018961U (zh) | 一种多功能空气净化模块 | |
KR101174137B1 (ko) | 플라즈마를 이용한 대기오염물질 처리장치 | |
CN212108808U (zh) | 一种电晕放电等离子体空气净化装置 | |
KR101574998B1 (ko) | 오존발생량이 적은 유전집진필터 | |
JP3745322B2 (ja) | ガス処理装置及び方法 | |
CN212481600U (zh) | 空气净化结构、穿戴式设备及空气净化装置 | |
KR102456473B1 (ko) | 질소산화물 및 먼지 동시 저감장치 | |
JP3745321B2 (ja) | ガス処理装置及び方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |