JP3393066B2 - 走査光学系の線状結像レンズ - Google Patents
走査光学系の線状結像レンズInfo
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- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/10—Scanning systems
- G02B26/12—Scanning systems using multifaceted mirrors
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- Lenses (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、光源からの光束を走査光学系の
偏向器の反射面に線状に結像させて入射させる線状結像
光学系に関する。
偏向器の反射面に線状に結像させて入射させる線状結像
光学系に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】レーザプリンタその他の走
査光学系においては、ポリゴンミラー(偏向器)の反射
面の面倒れ補正のために、光源からの光束を線状に結像
させて偏向器に入射させて走査している。このような走
査光学系において、光源からの発散光束を平行光束にす
るコリメータの機能と、線像を作るシリンダーレンズと
の機能とを単レンズに与えた線状結像単レンズが知られ
ている。しかし、従来の線状結像単レンズは、線像の方
向及び線像と直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜
め方向断面での収差補正が不十分であるという問題点が
あった。また、従来のこの種の線状結像単レンズは、非
球面を用いることで各種収差の補正を図っているが、複
雑な形状の非球面は、設計性能には優れていても、偏心
感度が高いため、加工誤差により、実際のレンズとして
の性能は必ずしも優れないという問題がある。
査光学系においては、ポリゴンミラー(偏向器)の反射
面の面倒れ補正のために、光源からの光束を線状に結像
させて偏向器に入射させて走査している。このような走
査光学系において、光源からの発散光束を平行光束にす
るコリメータの機能と、線像を作るシリンダーレンズと
の機能とを単レンズに与えた線状結像単レンズが知られ
ている。しかし、従来の線状結像単レンズは、線像の方
向及び線像と直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜
め方向断面での収差補正が不十分であるという問題点が
あった。また、従来のこの種の線状結像単レンズは、非
球面を用いることで各種収差の補正を図っているが、複
雑な形状の非球面は、設計性能には優れていても、偏心
感度が高いため、加工誤差により、実際のレンズとして
の性能は必ずしも優れないという問題がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、光源からの発散光束を、走査
光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光
学系の線状結像レンズにおいて、線像の方向及び線像と
直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜め方向断面で
の収差補正を十分に行うことができる線状結像レンズを
得ることを目的とする。また、本発明は、偏心感度が低
く、加工誤差があっても、性能劣化の少ない線状結像レ
ンズを得ることを目的とする。
光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光
学系の線状結像レンズにおいて、線像の方向及び線像と
直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜め方向断面で
の収差補正を十分に行うことができる線状結像レンズを
得ることを目的とする。また、本発明は、偏心感度が低
く、加工誤差があっても、性能劣化の少ない線状結像レ
ンズを得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、光源からの発散光束を、走査
光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光
学系の線状結像レンズにおいて、光源側と偏向器側の面
のいずれか一面を、光軸を含み線像に垂直な平面と平行
な各断面形状が円弧で、その曲率半径が光軸を含み線像
に平行な断面形状とは独立に設定された累進トーリック
非球面から構成し、他面を、球面、光軸を含み線像に平
行な面内に回転軸を持つトーリック面、光軸を含み線像
に平行な面内に回転軸を持ちその面での断面形状が非円
弧化されたトーリック面、または一面と同じ累進トーリ
ック非球面から構成したことを特徴としている。
光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光
学系の線状結像レンズにおいて、光源側と偏向器側の面
のいずれか一面を、光軸を含み線像に垂直な平面と平行
な各断面形状が円弧で、その曲率半径が光軸を含み線像
に平行な断面形状とは独立に設定された累進トーリック
非球面から構成し、他面を、球面、光軸を含み線像に平
行な面内に回転軸を持つトーリック面、光軸を含み線像
に平行な面内に回転軸を持ちその面での断面形状が非円
弧化されたトーリック面、または一面と同じ累進トーリ
ック非球面から構成したことを特徴としている。
【0005】光源として通常用いられるLD光源は、直
交二方向の開き角が異なる。線像の方向は開き角の大き
い方向と一致させることが好ましい。
交二方向の開き角が異なる。線像の方向は開き角の大き
い方向と一致させることが好ましい。
【0006】本発明の線状結像レンズは、その一方の面
が球面のとき、次の条件式(1)を満足することが好ま
しい。 (1)−0.8<ry1/ry2<0.3 但し、 ry1;偏向器側の面のxy断面内での曲率半径、 ry2;光源側の面のxy断面内での曲率半径、 である。
が球面のとき、次の条件式(1)を満足することが好ま
しい。 (1)−0.8<ry1/ry2<0.3 但し、 ry1;偏向器側の面のxy断面内での曲率半径、 ry2;光源側の面のxy断面内での曲率半径、 である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明の対象とす
る走査光学系の一例として、レーザビームプリンタの光
学系を示している。レーザダイオード(光源)11を出
た発散光束は、線状結像単レンズ12を介して、ポリゴ
ンミラー13の反射面13r近傍に線像として結像す
る。回転するポリゴンミラー13の反射面13rで反射
した光束は、fθレンズ14を介して感光ドラム15に
入射し、光源11の変調に応じた潜像ができる。この潜
像が、周知の電子写真プロセスによって現像され、普通
紙に転写される。
る走査光学系の一例として、レーザビームプリンタの光
学系を示している。レーザダイオード(光源)11を出
た発散光束は、線状結像単レンズ12を介して、ポリゴ
ンミラー13の反射面13r近傍に線像として結像す
る。回転するポリゴンミラー13の反射面13rで反射
した光束は、fθレンズ14を介して感光ドラム15に
入射し、光源11の変調に応じた潜像ができる。この潜
像が、周知の電子写真プロセスによって現像され、普通
紙に転写される。
【0008】線状結像単レンズ12は、光源11からの
光束を平行光束とするコリメータとしての機能と、線像
として結像させるシリンダレンズとしての機能を持つ。
光源11は、周知のように、出射光束の直交二方向の開
き角が異なる断面非円形光束を出射するものであり、開
き角の大きい方向と、線像の方向が一致している。座標
系は、線状結像単レンズ12の光軸をx、線像の伸びる
方向をy、x方向、y方向と直交する方向をzと定め
る。線像は、光軸xを含みポリゴンミラー13の回転軸
と直交するxy平面内に延び、xz平面では点像であ
る。線像をポリゴンミラー13の反射面13rの近傍に
結像させると、各反射面13rに面倒れがあっても、そ
の面倒れの感光ドラム15上での影響を補正できること
が知られている。
光束を平行光束とするコリメータとしての機能と、線像
として結像させるシリンダレンズとしての機能を持つ。
光源11は、周知のように、出射光束の直交二方向の開
き角が異なる断面非円形光束を出射するものであり、開
き角の大きい方向と、線像の方向が一致している。座標
系は、線状結像単レンズ12の光軸をx、線像の伸びる
方向をy、x方向、y方向と直交する方向をzと定め
る。線像は、光軸xを含みポリゴンミラー13の回転軸
と直交するxy平面内に延び、xz平面では点像であ
る。線像をポリゴンミラー13の反射面13rの近傍に
結像させると、各反射面13rに面倒れがあっても、そ
の面倒れの感光ドラム15上での影響を補正できること
が知られている。
【0009】本発明の対象は、例えば以上のように構成
される走査光学系の線状結像単レンズ12にあり、その
特徴は、 A.その一面が、光軸xを含み線像に垂直な平面(xz
面)と平行な各断面形状が円弧でその曲率半径が光軸x
を含み線像に平行な断面(xy面)形状とは独立に設定
された非球面(本明細書で、この非球面を「累進トーリ
ック非球面」と呼ぶ)、 B.その他面が、 b1.球面、 b2.光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持つトー
リック面、 b3.光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持ちその
面での断面形状が非円弧化されたトーリック面、または b4.上記一面と同じ、光軸xを含み線像に垂直な平面
(xz面)と平行な各断面形状が円弧でその曲率半径が
光軸xを含み線像に平行な断面(xy面)形状とは独立
に設定された累進トーリック非球面、からなる点、に特
徴がある。
される走査光学系の線状結像単レンズ12にあり、その
特徴は、 A.その一面が、光軸xを含み線像に垂直な平面(xz
面)と平行な各断面形状が円弧でその曲率半径が光軸x
を含み線像に平行な断面(xy面)形状とは独立に設定
された非球面(本明細書で、この非球面を「累進トーリ
ック非球面」と呼ぶ)、 B.その他面が、 b1.球面、 b2.光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持つトー
リック面、 b3.光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持ちその
面での断面形状が非円弧化されたトーリック面、または b4.上記一面と同じ、光軸xを含み線像に垂直な平面
(xz面)と平行な各断面形状が円弧でその曲率半径が
光軸xを含み線像に平行な断面(xy面)形状とは独立
に設定された累進トーリック非球面、からなる点、に特
徴がある。
【0010】図3は、Aまたはb4の累進トーリック非
球面の概念図であり、線像LIの方向を併せて描いてい
る。光軸xを含み線像LIに垂直な平面(xz面)と平
行な各断面形状が円弧Rzからなっており、これらの円
弧の曲率半径Rz(i)が光軸xを含み線像に平行な断
面(xy面)形状とは独立に設定されている。つまり、
この累進トーリック非球面は、xz断面での曲率半径
が、xy断面の形状とは無関係に設定されている、回転
軸を持たない非球面である。
球面の概念図であり、線像LIの方向を併せて描いてい
る。光軸xを含み線像LIに垂直な平面(xz面)と平
行な各断面形状が円弧Rzからなっており、これらの円
弧の曲率半径Rz(i)が光軸xを含み線像に平行な断
面(xy面)形状とは独立に設定されている。つまり、
この累進トーリック非球面は、xz断面での曲率半径
が、xy断面の形状とは無関係に設定されている、回転
軸を持たない非球面である。
【0011】次に各実施例について説明する。表中、r
yはxy断面内での曲率半径、rzはxz平面での曲率
半径(累進トーリック非球面の場合は光軸部分の曲率半
径、単位mm)、dはレンズ厚またはレンズ間隔、nは
使用波長に対する屈折率である。面番号は、ポリゴンミ
ラー13側から数えている。
yはxy断面内での曲率半径、rzはxz平面での曲率
半径(累進トーリック非球面の場合は光軸部分の曲率半
径、単位mm)、dはレンズ厚またはレンズ間隔、nは
使用波長に対する屈折率である。面番号は、ポリゴンミ
ラー13側から数えている。
【0012】図3に概念図を示した累進トーリック非球
面は、次の式1及び式2で定義される。
面は、次の式1及び式2で定義される。
【式1】
x=cy2/{1+[1-(1+K)c2y2]1/2}+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+
但し、c=1/r(曲率)、yは光軸からの高さ、Kは円錐
係数、Aiはi次の非球面係数。
係数、Aiはi次の非球面係数。
【式2】1/rz=(1/rz0)+B1y+B2y2+B3y3+B4y4+・・・
但し、rz=xz断面での円弧の曲率半径、Biはxy断面
曲率係数。累進トーリック非球面は、式1で定義される
xy断面の円弧形状に、式2で定義される円弧が連続し
た形状となる。
曲率係数。累進トーリック非球面は、式1で定義される
xy断面の円弧形状に、式2で定義される円弧が連続し
た形状となる。
【0013】「実施例1」図4ないし図6及び表1は、
本発明による線状結像単レンズ12の実施例1を示して
いる。
本発明による線状結像単レンズ12の実施例1を示して
いる。
【表1】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=6.83(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 7.260 6.57 5.80 1.68821
2 −89.140
*(1面)は、累進トーリック非球面で、2面は球面である。
累進トーリック非球面(1面)の非球面データ;
K=-0.289
A4=-1.13×10-4
A6=-1.60×10-6
A8=-3.68×10-8
A10=0.0
B1=0.0
B2=2.97×10-4
B3=0.0
B4=5.92×10-5
B5=0.0
B6=-5.09×10-6
【0014】この実施例1の波面収差は、図6に示すよ
うに良好に補正されている。なお、波面収差図は、線像
側から光を入射し点像を結像するように構成した場合の
波面収差図である(以下同じ)。
うに良好に補正されている。なお、波面収差図は、線像
側から光を入射し点像を結像するように構成した場合の
波面収差図である(以下同じ)。
【0015】「実施例2」図7ないし図9及び表2は、
本発明による線状結像単レンズ12の実施例2を示して
いる。
本発明による線状結像単レンズ12の実施例2を示して
いる。
【表2】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=8.52(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 6.740 6.14 2.59 1.68821
2 275.520
*(1面)は、累進トーリック非球面で、2面は球面である。
累進トーリック非球面(1面)の非球面データ;
K=-0.287
A4=-1.17×10-4
A6=-1.61×10-6
A8=-5.65×10-8
A10=0.0
B1=0.0
B2=4.58×10-4
B3=0.0
B4=8.12×10-5
B5=0.0
B6=-6.67×10-6
【0016】この実施例2の波面収差は、図9に示すよ
うに良好に補正されている。
うに良好に補正されている。
【0017】「実施例3」図10ないし図12及び表3
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例3を示
している。
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例3を示
している。
【表3】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=6.97(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 7.190 6.51 5.50 1.68821
2 −110.550
*(1面)は、累進トーリック非球面で、2面は球面である。
累進トーリック非球面(1面)の非球面データ;
K=-0.286
A4=-1.14×10-4
A6=-1.54×10-6
A8=-4.36×10-8
A10=0.0
B1=0.0
B2=2.66×10-4
B3=0.0
B4=7.66×10-5
B5=0.0
B6=-6.54×10-6
【0018】この実施例3の波面収差は、図12に示す
ように良好に補正されている。
ように良好に補正されている。
【0019】「実施例4」図13ないし図15及び表4
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例4を示
している。
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例4を示
している。
【表4】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=6.96(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 7.180 6.42 5.50 1.68821
2 −114.050 −217.48
*(1面)は、累進トーリック非球面で、2面はxy断面形状内に回転軸を持
つトーリック面である。
累進トーリック非球面(1面)の非球面データ;
K=-0.381
A4=-8.08×10-5
A6=-1.39×10-6
A8=-1.48×10-8
A10=0.0
B1=0.0
B2=3.13×10-4
B3=0.0
B4=7.14×10-5
B5=0.0
B6=-5.75×10-6
【0020】この実施例4の波面収差は、図15に示す
ように良好に補正されている。
ように良好に補正されている。
【0021】「実施例5」図16ないし図18及び表5
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例5を示
している。
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例5を示
している。
【表5】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=7.55(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 8.830 6.63 5.50 1.68821
2** −23.280 644.75
*(1面)は、累進トーリック非球面で、**(2面)はxy断面が式1で
定義される円弧とされたxy面内にx軸と垂直な方向に伸びる回転軸を持つトー
リック非球面である。
【0022】
累進トーリック非球面(第1面)の非球面データ;
K=-0.884
A4=-1.71×10-4
A6=-5.66×10-6
A8=-1.77×10-7
A10=0.0
B1=0.0
B2=-5.87×10-6
B3=0.0
B4=6.15×10-5
B5=0.0
B6=-6.52×10-6
【0023】
トーリック非球面(第2面)の非球面データ;
K=0.0
A4=-3.17×10-4
A6=-6.45×10
A8=-1.45×10-7
A10=0.0
【0024】この実施例5の波面収差は、図18に示す
ように良好に補正されている。
ように良好に補正されている。
【0025】「実施例6」図19ないし図21及び表6
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例6を示
している。
は、本発明による線状結像単レンズ12の実施例6を示
している。
【表6】
xy断面焦点距離fxy=10.0
xz断面倍率mxz=−0.07
線像から射出側面12a(第1面)迄の距離=100.00
光源11の発光点から入射側面12b(第2面)迄の距離=7.98(光源1
1のカバーガラス厚0.25mmを含む)
使用波長=780nm
面番号 ry rz d n
1* 10.640 6.78 5.50 1.68821
2* −15.380 186.84
*(1面及び2面)は、累進トーリック非球面である。
【0026】
累進トーリック非球面(第1面)の非球面データ;
K=-0.877
A4=-3.61×10-4
A6=-9.64×10-6
A8=-2.75×10-7
A10=0.0
B1=0.0
B2=1.07×10-4
B3=0.0
B4=3.98×10-5
B5=0.0
B6=-4.36×10-6
【0027】
累進トーリック非球面(第2面)の非球面データ;
K=-0.000
A4=-4.21×10-4
A6=-8.13×10-6
A8=-6.90×10-8
A10=0.0
B1=0.0
B2=9.27×10-4
B3=0.0
B4=-7.89×10-5
B5=0.0
B6=9.79×10-6
【0028】この実施例6の波面収差は、図21に示す
ように良好に補正されている。
ように良好に補正されている。
【0029】図22ないし図25は、実施例1と比較例
を例にとって、偏心感度を調べた波面収差である。図2
2は、実施例1(光源側の面が球面で、偏向器側の面が
累進トーリック非球面である線状結像単レンズ)の偏心
がない場合、図23は偏心がある場合をそれぞれ示して
いる。この両図を比較すると、波面収差の劣化は僅かで
あり、実施例1は偏心感度が低いことが分かる。一方、
図24と図25は、光源側が回転対称非球面で、偏向器
側が光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持つトーリ
ック面からなる線状結像単レンズの偏心がない場合とあ
る場合をそれぞれ示している。偏心量は同一とする。偏
心がない場合の波面収差が大きいだけでなく、偏心が生
じたときの波面収差の劣化が大きく、偏心感度が大きい
ことが分かる。
を例にとって、偏心感度を調べた波面収差である。図2
2は、実施例1(光源側の面が球面で、偏向器側の面が
累進トーリック非球面である線状結像単レンズ)の偏心
がない場合、図23は偏心がある場合をそれぞれ示して
いる。この両図を比較すると、波面収差の劣化は僅かで
あり、実施例1は偏心感度が低いことが分かる。一方、
図24と図25は、光源側が回転対称非球面で、偏向器
側が光軸を含み線像に平行な面内に回転軸を持つトーリ
ック面からなる線状結像単レンズの偏心がない場合とあ
る場合をそれぞれ示している。偏心量は同一とする。偏
心がない場合の波面収差が大きいだけでなく、偏心が生
じたときの波面収差の劣化が大きく、偏心感度が大きい
ことが分かる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、光源からの発散光束
を、走査光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させ
る走査光学系の線状結像レンズにおいて、線像の方向及
び線像と直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜め方
向断面での収差補正を十分に行うことができ、かつ、偏
心感度が低く、加工誤差があっても、性能劣化の少ない
線状結像レンズを得ることができる。
を、走査光学系の偏向器の反射面近傍に線状に結像させ
る走査光学系の線状結像レンズにおいて、線像の方向及
び線像と直交する方向に対してそれぞれ傾斜した斜め方
向断面での収差補正を十分に行うことができ、かつ、偏
心感度が低く、加工誤差があっても、性能劣化の少ない
線状結像レンズを得ることができる。
【図1】本発明を適用する走査光学系の例を示す平面図
である。
である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】累進トーリック非球面の概念図である。
【図4】本発明による線状結像単レンズの第1の実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】同波面収差図である。
【図7】本発明による線状結像単レンズの第2の実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】同波面収差図である。
【図10】本発明による線状結像単レンズの第3の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】同波面収差図である。
【図13】本発明による線状結像単レンズの第4の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】同波面収差図である。
【図16】本発明による線状結像単レンズの第5の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図17】同側面図である。
【図18】同波面収差図である。
【図19】本発明による線状結像単レンズの第6の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図20】同側面図である。
【図21】同波面収差図である。
【図22】実施例1の線状結像単レンズの偏心がないと
きの波面収差の例を示す図である。
きの波面収差の例を示す図である。
【図23】同偏心が生じたときの波面収差の例を示す図
である。
である。
【図24】比較例の線状結像単レンズの偏心がないとき
の波面収差の例を示す図である。
の波面収差の例を示す図である。
【図25】同偏心が生じたときの波面収差の例を示す図
である。
である。
11 光源
12 線状結像単レンズ
13 ポリゴンミラー(偏向器)
13r 反射面
14 fθレンズ
15 感光ドラム
Claims (6)
- 【請求項1】 光源からの発散光束を、走査光学系の偏
向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光学系の線状
結像レンズにおいて、 光源側と偏向器側の面のいずれか一面が球面からなり、 他面が、光軸を含み線像に垂直な平面と平行な各断面形
状が円弧で、その曲率半径が光軸を含み線像に平行な断
面形状とは独立に設定された累進トーリック非球面から
なる走査光学系の線状結像レンズ。 - 【請求項2】 光源からの発散光束を、走査光学系の偏
向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光学系の線状
結像レンズにおいて、 光源側と偏向器側の面のいずれか一面が、光軸を含み線
像に平行な面内に回転軸を持つトーリック面からなり、 他面が、光軸を含み線像に垂直な平面と平行な各断面形
状が円弧で、その曲率半径が光軸を含み線像に平行な断
面形状とは独立に設定された累進トーリック非球面から
なる走査光学系の線状結像レンズ。 - 【請求項3】 光源からの発散光束を、走査光学系の偏
向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光学系の線状
結像レンズにおいて、 光源側と偏向器側の面のいずれか一面が、光軸を含み線
像に平行な面内に回転軸を持ちその面での断面形状が非
円弧化されたトーリック面からなり、 他面が、光軸を含み線像に垂直な平面と平行な各断面形
状が円弧で、その曲率半径が光軸を含み線像に平行な断
面形状とは独立に設定された累進トーリック非球面から
なる走査光学系の線状結像レンズ。 - 【請求項4】 光源からの発散光束を、走査光学系の偏
向器の反射面近傍に線状に結像させる走査光学系の線状
結像レンズにおいて、 光源側と偏向器側の面のいずれかもが、光軸を含み線像
に垂直な平面と平行な各断面形状が円弧で、その曲率半
径が光軸を含み線像に平行な断面形状とは独立に設定さ
れた累進トーリック非球面からなる走査光学系の線状結
像レンズ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
線状結像レンズにおいて、光源は、直交二方向の開き角
が異なるLD光源からなり、線像の方向は開き角の大き
い方向と一致している線状結像レンズ。 - 【請求項6】 請求項1項記載の線状結像レンズにおい
て、次の条件式(1)を満足する線状結像レンズ。 (1)−0.8<ry1/ry2<0.3 但し、 ry1;偏向器側の面のxy断面内での曲率半径、 ry2;光源側の面のxy断面内での曲率半径。
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JP17991098A JP3393066B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 走査光学系の線状結像レンズ |
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Family Applications (1)
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JP3330275B2 (ja) | 1996-03-21 | 2002-09-30 | 松下電器産業株式会社 | 異方屈折力単レンズ及びそれを用いた光ヘッド装置、情報記録再生装置、走査光学装置、画像形成装置及び光ファイバ用カップリング装置 |
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-
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- 1998-06-26 JP JP17991098A patent/JP3393066B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-24 US US09/339,297 patent/US6275318B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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US6275318B1 (en) | 2001-08-14 |
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