JP3392153B2 - 音声・動画像同期出力調整処理方法 - Google Patents
音声・動画像同期出力調整処理方法Info
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- JP3392153B2 JP3392153B2 JP07190692A JP7190692A JP3392153B2 JP 3392153 B2 JP3392153 B2 JP 3392153B2 JP 07190692 A JP07190692 A JP 07190692A JP 7190692 A JP7190692 A JP 7190692A JP 3392153 B2 JP3392153 B2 JP 3392153B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディア通信で
の複数メディア間の再生時での同期合わせを行う音声・
動画像同期出力調整処理方法に関する。
の複数メディア間の再生時での同期合わせを行う音声・
動画像同期出力調整処理方法に関する。
【0002】利用分野としては、TV電話、TV会議、
電子出版、案内システム、等でのマルチメディア通信に
おいての音声(オーディオ)と動画(ビデオ)との再生
時での同期合わせに利用できる。
電子出版、案内システム、等でのマルチメディア通信に
おいての音声(オーディオ)と動画(ビデオ)との再生
時での同期合わせに利用できる。
【0003】
【従来の技術】画像、音声、キャラクタ等のメディアの
複合体であるマルチメディア通信においては、通信デー
タ量が大となるため、各メディアを網内あるいは送信側
(端末あるいは蓄積センタ)でデータ圧縮を施し、受信
側では各メディア対応に伸張処理するという従来技術が
ある。伸張時には各メディアの同期再生が必要になる
が、従来の同期再生方法としては、 音声と画像とを
マルチプレックスの状態でほぼ同一時刻に対応するよう
にする簡易同期再生法(Implicit synchronization: 暗
黙的同期方法)、 音声と画像との各TS(タイムス
タンプ)の差分を算出し、その結果に応じて音声と画像
とのどちらか一方の復号化出力を遅延させて同期させる
高精度同期再生法 (Time-stamp: タイムスタンプによる
方法)、がある。
複合体であるマルチメディア通信においては、通信デー
タ量が大となるため、各メディアを網内あるいは送信側
(端末あるいは蓄積センタ)でデータ圧縮を施し、受信
側では各メディア対応に伸張処理するという従来技術が
ある。伸張時には各メディアの同期再生が必要になる
が、従来の同期再生方法としては、 音声と画像とを
マルチプレックスの状態でほぼ同一時刻に対応するよう
にする簡易同期再生法(Implicit synchronization: 暗
黙的同期方法)、 音声と画像との各TS(タイムス
タンプ)の差分を算出し、その結果に応じて音声と画像
とのどちらか一方の復号化出力を遅延させて同期させる
高精度同期再生法 (Time-stamp: タイムスタンプによる
方法)、がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期方法は保証
速度での同期再生であり、クロック周波数や伸張器等の
システム条件が保証されている必要がある。しかし、シ
ステムを廉価な構成にして、上記のシステム条件(保証
速度での同期再生)が保証されない場合には、できるだ
け動画像のフレーム枚数を維持して高品質化しなくては
ならない。さらに、動画像の伸張処理時間は伸張時にし
かわからないための音声と動画像との同期ずれに対して
の同期ずれ吸収を必要とする。すなわち、動画像として
のフレーム数の保証と音声・動画像の同期ずれの吸収が
課題となる。
速度での同期再生であり、クロック周波数や伸張器等の
システム条件が保証されている必要がある。しかし、シ
ステムを廉価な構成にして、上記のシステム条件(保証
速度での同期再生)が保証されない場合には、できるだ
け動画像のフレーム枚数を維持して高品質化しなくては
ならない。さらに、動画像の伸張処理時間は伸張時にし
かわからないための音声と動画像との同期ずれに対して
の同期ずれ吸収を必要とする。すなわち、動画像として
のフレーム数の保証と音声・動画像の同期ずれの吸収が
課題となる。
【0005】本発明は、音声・動画像の同期ずれを効果
的に吸収するようにすることを目的としている。
的に吸収するようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のかかる課
題を解決するものであり、特許請求の範囲における請求
項1の発明では、データ圧縮された動画像とそれに付帯
する音声のマルチメディア通信において、画像フレーム
に付帯する音声データを音声ブロックとするとき、デー
タ伸張時での画像フレームを特定する画像フレームカウ
ンタの値と音声ブロックを特定する音声ブロックカウン
タの値とを比較して、画像フレームカウンタの値が音声
ブロックカウンタの値よりもK1(正整数)フレーム相
当分以上遅れた時点で画像フレームと音声ブロックとの
同期ずれを検出するステップと、 当該同期ずれが検出さ
れた際に画像フレームを次フレームよりL1(正整数)
フレーム分を破棄する同期ずれ調整ステップとを有す
る。
題を解決するものであり、特許請求の範囲における請求
項1の発明では、データ圧縮された動画像とそれに付帯
する音声のマルチメディア通信において、画像フレーム
に付帯する音声データを音声ブロックとするとき、デー
タ伸張時での画像フレームを特定する画像フレームカウ
ンタの値と音声ブロックを特定する音声ブロックカウン
タの値とを比較して、画像フレームカウンタの値が音声
ブロックカウンタの値よりもK1(正整数)フレーム相
当分以上遅れた時点で画像フレームと音声ブロックとの
同期ずれを検出するステップと、 当該同期ずれが検出さ
れた際に画像フレームを次フレームよりL1(正整数)
フレーム分を破棄する同期ずれ調整ステップとを有す
る。
【0007】請求項2の発明では、データ圧縮された動
画像とそれに付帯する音声のマルチメディア通信におい
て、画像フレームに付帯する音声データを音声ブロック
とするとき、データ伸張時での画像フレームを特定する
画像フレームカウンタの値と音声ブロックを特定する音
声ブロックカウンタの値とを比較して、画像フレームカ
ウンタの値が音声ブロックカウンタの値よりもK2(正
整数)フレーム相当分以上先行した時点で画像フレーム
と音声ブロックとの同期ずれを検出するステップと、 当
該同期ずれが検出された際に次画像フレームを次音声ブ
ロック送出契機に合わせて送出する同期ずれ調整ステッ
プとを有する。
画像とそれに付帯する音声のマルチメディア通信におい
て、画像フレームに付帯する音声データを音声ブロック
とするとき、データ伸張時での画像フレームを特定する
画像フレームカウンタの値と音声ブロックを特定する音
声ブロックカウンタの値とを比較して、画像フレームカ
ウンタの値が音声ブロックカウンタの値よりもK2(正
整数)フレーム相当分以上先行した時点で画像フレーム
と音声ブロックとの同期ずれを検出するステップと、 当
該同期ずれが検出された際に次画像フレームを次音声ブ
ロック送出契機に合わせて送出する同期ずれ調整ステッ
プとを有する。
【0008】請求項3の発明では、上記請求項1と2と
での手段を組み合わせ、データ圧縮された動画像とそれ
に付帯する音声のマルチメディア通信において、画像フ
レームに付帯する音声データを音声ブロックとすると
き、データ伸張時での画像フレームを特定する画像フレ
ームカウンタの値と音声ブロックを特定する音声ブロッ
クカウンタの値とを比較して、画像フレームカウンタの
値が音声ブロックカウンタの値よりもK1(正整数)フ
レーム相当分以上遅れた第1の場合と、逆に画像フレー
ムカウンタの値が音声ブロックカウンタの値よりもK2
(正整数)フレーム相当分以上先行した第2の場合と
で、画像フレームと音声ブロックとの同期ずれを検出す
るステップと、 第1の場合にその時点で次の画像フレー
ムよりL1(正整数)フレーム分破棄する同期ずれ調整
ステップ1と、第2の場合に、次画像フレームの送出を
次音声ブロック送出契機に合わせる同期ずれ調整ステッ
プ2と、を有する。
での手段を組み合わせ、データ圧縮された動画像とそれ
に付帯する音声のマルチメディア通信において、画像フ
レームに付帯する音声データを音声ブロックとすると
き、データ伸張時での画像フレームを特定する画像フレ
ームカウンタの値と音声ブロックを特定する音声ブロッ
クカウンタの値とを比較して、画像フレームカウンタの
値が音声ブロックカウンタの値よりもK1(正整数)フ
レーム相当分以上遅れた第1の場合と、逆に画像フレー
ムカウンタの値が音声ブロックカウンタの値よりもK2
(正整数)フレーム相当分以上先行した第2の場合と
で、画像フレームと音声ブロックとの同期ずれを検出す
るステップと、 第1の場合にその時点で次の画像フレー
ムよりL1(正整数)フレーム分破棄する同期ずれ調整
ステップ1と、第2の場合に、次画像フレームの送出を
次音声ブロック送出契機に合わせる同期ずれ調整ステッ
プ2と、を有する。
【0009】
【作用】請求項1では、同期ずれ検出手段により動画像
が音声よりもK1(正整数)フレームの遅れを検出する
と、同期ずれ調整手段によりその時点で次フレームより
L1フレーム(正整数)分を破棄することで、音声と動
画像の同期出力を調整する。
が音声よりもK1(正整数)フレームの遅れを検出する
と、同期ずれ調整手段によりその時点で次フレームより
L1フレーム(正整数)分を破棄することで、音声と動
画像の同期出力を調整する。
【0010】請求項2では、同期ずれ検出手段により画
像フレームが音声ブロックよりもK2(正整数)フレー
ムの先行を検出すると、同期ずれ調整手段により、次画
像フレームの送出を、次の音声ブロックの送出契機に合
わせることで同期ずれを調整する。
像フレームが音声ブロックよりもK2(正整数)フレー
ムの先行を検出すると、同期ずれ調整手段により、次画
像フレームの送出を、次の音声ブロックの送出契機に合
わせることで同期ずれを調整する。
【0011】請求項3では、同期ずれ検出手段により動
画像が音声よりもK1(正整数)フレームの遅れを検出
すると、同期ずれ調整手段によりその時点で次フレーム
よりL1フレーム(正整数)分を破棄し、逆に、同期ず
れ検出手段により画像フレームが音声ブロックよりもK
2(正整数)フレーム分の先行を検出すると、同期ずれ
調整手段により次画像フレームの送出を、次の音声ブロ
ックの送出契機に合わせることで同期ずれを調整する。
画像が音声よりもK1(正整数)フレームの遅れを検出
すると、同期ずれ調整手段によりその時点で次フレーム
よりL1フレーム(正整数)分を破棄し、逆に、同期ず
れ検出手段により画像フレームが音声ブロックよりもK
2(正整数)フレーム分の先行を検出すると、同期ずれ
調整手段により次画像フレームの送出を、次の音声ブロ
ックの送出契機に合わせることで同期ずれを調整する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の方法を説明するための音声・
動画像提供システムの構成図である。1は端末、2は動
画像蓄積センタ、3はISDN通信網、11は中央処理
装置(CPU)、12はメインメモリ(MM)、13は
通信制御部、14は音声復号部、15は動画復号部、1
6はTVモニタ、17はスピーカである。
動画像提供システムの構成図である。1は端末、2は動
画像蓄積センタ、3はISDN通信網、11は中央処理
装置(CPU)、12はメインメモリ(MM)、13は
通信制御部、14は音声復号部、15は動画復号部、1
6はTVモニタ、17はスピーカである。
【0013】動画像蓄積センタ2はあらかじめ、1秒間
にNコマ(フレーム)の割合の動画像と連続音声とが図
2に示す形式で格納してある。図2では1フレーム分の
画像データとTC(=1/N)秒分の音声ブロックとが
1対になって基本ユニットを構成し、フレーム数分のユ
ニットを持った形式になっている。動画像蓄積センタ2
に格納の動画像および音声は端末1からの要求によりI
SDN通信網3を経由して端末1へ出力する構成となっ
ている。
にNコマ(フレーム)の割合の動画像と連続音声とが図
2に示す形式で格納してある。図2では1フレーム分の
画像データとTC(=1/N)秒分の音声ブロックとが
1対になって基本ユニットを構成し、フレーム数分のユ
ニットを持った形式になっている。動画像蓄積センタ2
に格納の動画像および音声は端末1からの要求によりI
SDN通信網3を経由して端末1へ出力する構成となっ
ている。
【0014】次に、端末1側での画像出力および音声出
力の基本動作について説明する。まず、端末1は通信制
御部13により動画像蓄積センタ2からのデータを受信
しMM12に展開する。CPU11はMM12に混在し
ている音声ブロックnと画像nとを分離し、音声は音声
復号部14に送出し、画像は動画復号部15に出力す
る。さらに音声nは音声復号部14で復号しスピーカ1
7に出力され、画像nは動画復号部15で伸張されTV
モニタ16に出力される。端末側の動画復号部15では
フレーム単位で画像伸張終了時に次フレームの画像要求
を出し、CPU11は動画復号部よりの次フレーム(画
像n+1)の送出要求を監視する。また、音声について
はTC秒間隔でMM12より音声復号部14へ順次音声
ブロックを送出して連続音声とする。 (請求項1の実施例)図3及び図5,図6を用いて動画
像が音声に対して遅延した場合での動画像と音声との同
期調整について説明する。図3(A)は同期調整しない
場合での出力例を示し、図3(B)は図3(A)のパタ
ンに請求項1の発明をK1=1、L1=1 として作用さ
せた場合の動画像と音声との出力パターン例を示す。ま
た、請求項1の同期調整の処理フロー例を図5,図6に
示す。
力の基本動作について説明する。まず、端末1は通信制
御部13により動画像蓄積センタ2からのデータを受信
しMM12に展開する。CPU11はMM12に混在し
ている音声ブロックnと画像nとを分離し、音声は音声
復号部14に送出し、画像は動画復号部15に出力す
る。さらに音声nは音声復号部14で復号しスピーカ1
7に出力され、画像nは動画復号部15で伸張されTV
モニタ16に出力される。端末側の動画復号部15では
フレーム単位で画像伸張終了時に次フレームの画像要求
を出し、CPU11は動画復号部よりの次フレーム(画
像n+1)の送出要求を監視する。また、音声について
はTC秒間隔でMM12より音声復号部14へ順次音声
ブロックを送出して連続音声とする。 (請求項1の実施例)図3及び図5,図6を用いて動画
像が音声に対して遅延した場合での動画像と音声との同
期調整について説明する。図3(A)は同期調整しない
場合での出力例を示し、図3(B)は図3(A)のパタ
ンに請求項1の発明をK1=1、L1=1 として作用さ
せた場合の動画像と音声との出力パターン例を示す。ま
た、請求項1の同期調整の処理フロー例を図5,図6に
示す。
【0015】一定時間の間隔TCで画像フレームの伸張
処理の状況を監視し、画像フレームが音声と比較してK
1フレーム以上遅れた段階で、次フレーム目よりL1フ
レーム分を破棄する場合を図5,図6で説明する。 音声ブロックカウンタ(Scounter) および画像フレ
ームカウンタ(Mcounter) のカウンタ類を初期設定〔S
501〕し、通信制御部13からMM12内に画像デー
タと音声データを取り込み、画像はフレーム単位に、音
声は基本ブロック単位に順次揃える〔S502〕。次
に、MM12より音声ブロックnを音声復号部14に送
出し、画像mを動画復号部15に各々送出〔S503〕
する。
処理の状況を監視し、画像フレームが音声と比較してK
1フレーム以上遅れた段階で、次フレーム目よりL1フ
レーム分を破棄する場合を図5,図6で説明する。 音声ブロックカウンタ(Scounter) および画像フレ
ームカウンタ(Mcounter) のカウンタ類を初期設定〔S
501〕し、通信制御部13からMM12内に画像デー
タと音声データを取り込み、画像はフレーム単位に、音
声は基本ブロック単位に順次揃える〔S502〕。次
に、MM12より音声ブロックnを音声復号部14に送
出し、画像mを動画復号部15に各々送出〔S503〕
する。
【0016】また、音声ブロックnを送出後は音声ブロ
ック送出タイマStimerを開始〔S504〕する。 CPU11では次フレームの送出要求が動画復号部
15よりTC秒以内に来るか監視〔S505〕し、次の
画像の送信要求が来た場合にはmを+1加算〔S50
6〕し、画像mをMM12より動画復号部15に送出
〔S507〕し、Mcounterを+1加算〔S508〕す
る。
ック送出タイマStimerを開始〔S504〕する。 CPU11では次フレームの送出要求が動画復号部
15よりTC秒以内に来るか監視〔S505〕し、次の
画像の送信要求が来た場合にはmを+1加算〔S50
6〕し、画像mをMM12より動画復号部15に送出
〔S507〕し、Mcounterを+1加算〔S508〕す
る。
【0017】また、送信要求なしの場合にはのS50
9の処理に移る。 最終の音声ブロックが送出済みかどうかを判定し、
送出済みの場合はに移行し、送出済みでない場合は
のS510に移行する。 音声ブロックnを音声復号部14に送出してからT
C秒経過したかを監視〔S510〕し、経過した場合に
は、Stimerを初期化した後に起動〔S511〕し、n=
n+1の加算処理〔S512〕した後、MM12より音
声復号部14に次音声ブロックnを送出する〔S51
3〕。音声ブロックカウンタScounterを+1加算〔S5
14〕し、Scounter-Mcounter の値がK1以上であるか
の演算を行い、K1以上であるならば、音声に比べて画
像フレームはK1フレーム遅れていると判定する〔S5
15〕。K1フレーム遅れていると判定された場合には
に移行する。また、K1よりも小さい場合はS519
に移行する。 画像m+1から画像m+L1までのL1フレーム分の
情報をMM12より破棄〔S516〕し、Mcounterを+
L1加算〔S517〕し、mをL1+1加算〔S51
8〕する。 上記の処理を最終ブロック、最終フレーム(画像m
e )まで繰り返す〔S519、S520〕。 (請求項2の実施例)図4及び図7,図8を用いて動画
像が音声に対して先行した場合での動画像と音声との同
期調整について説明する。図4(A)は同期調整しない
場合での出力例を示し、図4(B)は図4(A)のパタ
ンに請求項2の発明をK2=1として作用させた場合の
動画像と音声との出力パターン例を示す。また、請求項
2の同期調整の処理フロー例を図7,図8に示す。
9の処理に移る。 最終の音声ブロックが送出済みかどうかを判定し、
送出済みの場合はに移行し、送出済みでない場合は
のS510に移行する。 音声ブロックnを音声復号部14に送出してからT
C秒経過したかを監視〔S510〕し、経過した場合に
は、Stimerを初期化した後に起動〔S511〕し、n=
n+1の加算処理〔S512〕した後、MM12より音
声復号部14に次音声ブロックnを送出する〔S51
3〕。音声ブロックカウンタScounterを+1加算〔S5
14〕し、Scounter-Mcounter の値がK1以上であるか
の演算を行い、K1以上であるならば、音声に比べて画
像フレームはK1フレーム遅れていると判定する〔S5
15〕。K1フレーム遅れていると判定された場合には
に移行する。また、K1よりも小さい場合はS519
に移行する。 画像m+1から画像m+L1までのL1フレーム分の
情報をMM12より破棄〔S516〕し、Mcounterを+
L1加算〔S517〕し、mをL1+1加算〔S51
8〕する。 上記の処理を最終ブロック、最終フレーム(画像m
e )まで繰り返す〔S519、S520〕。 (請求項2の実施例)図4及び図7,図8を用いて動画
像が音声に対して先行した場合での動画像と音声との同
期調整について説明する。図4(A)は同期調整しない
場合での出力例を示し、図4(B)は図4(A)のパタ
ンに請求項2の発明をK2=1として作用させた場合の
動画像と音声との出力パターン例を示す。また、請求項
2の同期調整の処理フロー例を図7,図8に示す。
【0018】すなわち、一定時間の間隔TCで画像フレ
ームの伸張処理の状況を監視し、音声をMM12から音
声復号部14に転送開始時に画像が音声ブロックよりK
2フレーム以上先行している場合には、次画像フレーム
はL2ブロック後の音声ブロックの送出契機に合わせて
送出する場合を図7,図8を用いて説明する。 音声ブロック番号の初期値(n=1)の設定、画像
フレーム番号の初期値(m=1)の設定、音声ブロック
カウンタの初期化(Scounter=0)、画像フレームカウ
ンタの初期化(Mcounter=0)、動画保留カウンタの初
期化(Hcounter=0)を行う〔S601〕。 通信制御部13からMM12内にユニット(画像フ
レームと音声ブロックの対)を取り込み、画像はフレー
ム単位に、音声はブロック単位に分離〔S602〕させ
る。MM12より音声ブロックnは音声復号部14に、
また画像mは動画復号部15に送出〔S603〕する。 McounterとScounterとの+1加算〔S604〕を
し、さらに音声ブロック送出タイマStimerを開始〔S6
05〕する。 TC秒経過(Stimer≧TC)したかを判定〔S60
6〕し、TC秒経過した場合にはのS612に移行
し、経過していない場合には画像mの送出要求有りの判
定〔S607〕に移る。画像mの送出要求有りの場合に
はに移行し、送信要求なしの場合にはのS606に
移行する。 画像保留要求有り(Hcounter≧1)の判定〔S60
8〕をし、有りの場合はのS606に移行する。なし
の場合はに移行する。 m=m+1の加算処理〔S609〕をした後、MM
12より動画復号部15に画像mを送出〔S610〕
し、Mcounterを+1加算〔S611〕し、のS606
に移行する。 音声ブロック送出タイマStimerを初期化して起動
〔S612〕し、n=n+1の加算処理〔S613〕の
後、MM12より音声復号部14に音声ブロックnを送
出〔S614〕し、Scounterを+1加算〔S615〕
し、Hcounter≧1により動画保留要求有りの判断〔S6
16〕をし、動画保留要求なしの場合はS619に移行
し、動画保留要求有りの場合はのS617に移行す
る。 画像mを保留〔S617〕し、Hcounterを1減算
〔S618〕をし、のS606に移行する。 Mcounterの値よりmの値を検出し、Scounterの値よ
りnの値を検出し、n−m≧K2の演算〔S619〕を
する。すなわち、音声より先行している動画像のフレー
ム数が規定値以上(n−m≧K2)かを判定する。n−
m≧K2の場合にはHcounterの値を1に設定〔S62
0〕しのS606に移行する。音声ブロックより先行
していない場合は(10)に移行する。 (10)最終音声ブロックが送出済みか否かを判定〔S62
1〕し、送出済みなら処理終了とし、送出済みでないな
らば上記のS606に移行する。 (請求項3の実施例)『画像nが音声mよりもK1(正
整数)フレーム以上遅れた場合』には、請求項1の発明
によりその時点で次フレームよりL1フレーム(正整
数)分を破棄することで同期ずれを調整し、『画像nが
音声mよりもK2フレーム以上先行した場合』には、請
求項2の発明により動画像はその時点で画像nを保留
し、次音声m+1と次画像n+1との先頭を合わせるこ
とで同期ずれを調整する。
ームの伸張処理の状況を監視し、音声をMM12から音
声復号部14に転送開始時に画像が音声ブロックよりK
2フレーム以上先行している場合には、次画像フレーム
はL2ブロック後の音声ブロックの送出契機に合わせて
送出する場合を図7,図8を用いて説明する。 音声ブロック番号の初期値(n=1)の設定、画像
フレーム番号の初期値(m=1)の設定、音声ブロック
カウンタの初期化(Scounter=0)、画像フレームカウ
ンタの初期化(Mcounter=0)、動画保留カウンタの初
期化(Hcounter=0)を行う〔S601〕。 通信制御部13からMM12内にユニット(画像フ
レームと音声ブロックの対)を取り込み、画像はフレー
ム単位に、音声はブロック単位に分離〔S602〕させ
る。MM12より音声ブロックnは音声復号部14に、
また画像mは動画復号部15に送出〔S603〕する。 McounterとScounterとの+1加算〔S604〕を
し、さらに音声ブロック送出タイマStimerを開始〔S6
05〕する。 TC秒経過(Stimer≧TC)したかを判定〔S60
6〕し、TC秒経過した場合にはのS612に移行
し、経過していない場合には画像mの送出要求有りの判
定〔S607〕に移る。画像mの送出要求有りの場合に
はに移行し、送信要求なしの場合にはのS606に
移行する。 画像保留要求有り(Hcounter≧1)の判定〔S60
8〕をし、有りの場合はのS606に移行する。なし
の場合はに移行する。 m=m+1の加算処理〔S609〕をした後、MM
12より動画復号部15に画像mを送出〔S610〕
し、Mcounterを+1加算〔S611〕し、のS606
に移行する。 音声ブロック送出タイマStimerを初期化して起動
〔S612〕し、n=n+1の加算処理〔S613〕の
後、MM12より音声復号部14に音声ブロックnを送
出〔S614〕し、Scounterを+1加算〔S615〕
し、Hcounter≧1により動画保留要求有りの判断〔S6
16〕をし、動画保留要求なしの場合はS619に移行
し、動画保留要求有りの場合はのS617に移行す
る。 画像mを保留〔S617〕し、Hcounterを1減算
〔S618〕をし、のS606に移行する。 Mcounterの値よりmの値を検出し、Scounterの値よ
りnの値を検出し、n−m≧K2の演算〔S619〕を
する。すなわち、音声より先行している動画像のフレー
ム数が規定値以上(n−m≧K2)かを判定する。n−
m≧K2の場合にはHcounterの値を1に設定〔S62
0〕しのS606に移行する。音声ブロックより先行
していない場合は(10)に移行する。 (10)最終音声ブロックが送出済みか否かを判定〔S62
1〕し、送出済みなら処理終了とし、送出済みでないな
らば上記のS606に移行する。 (請求項3の実施例)『画像nが音声mよりもK1(正
整数)フレーム以上遅れた場合』には、請求項1の発明
によりその時点で次フレームよりL1フレーム(正整
数)分を破棄することで同期ずれを調整し、『画像nが
音声mよりもK2フレーム以上先行した場合』には、請
求項2の発明により動画像はその時点で画像nを保留
し、次音声m+1と次画像n+1との先頭を合わせるこ
とで同期ずれを調整する。
【0019】動画像と音声とのフレーム差をカウント
し、フレームの差に応じて請求項1の処理を実施するか
請求項2の処理を実施するかを決定し、動画像と音声と
の同期ずれをダイナミックに調整する。
し、フレームの差に応じて請求項1の処理を実施するか
請求項2の処理を実施するかを決定し、動画像と音声と
の同期ずれをダイナミックに調整する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の発明では、圧縮した動画像の伸張時に動画像が音声
よりも遅れる場合の同期ずれを調整し、動画像と音声の
調和を図ることができる。
1の発明では、圧縮した動画像の伸張時に動画像が音声
よりも遅れる場合の同期ずれを調整し、動画像と音声の
調和を図ることができる。
【0021】また、第2の発明では、圧縮した動画像の
伸張時には動画像が音声よりも早くなる場合の同期ずれ
を調整し、動画像と音声の調和を図ることができる。さ
らに、第1の発明と第2の発明を組み合わせた第3の発
明により、動画像と音声との同期ずれをダイナミックに
調整できる。
伸張時には動画像が音声よりも早くなる場合の同期ずれ
を調整し、動画像と音声の調和を図ることができる。さ
らに、第1の発明と第2の発明を組み合わせた第3の発
明により、動画像と音声との同期ずれをダイナミックに
調整できる。
【0022】すなわち、データ圧縮されたマルチメディ
ア情報の伸張時の同期調整を図ることにより、音声と画
像との間で同期のとれた違和感のないマルチメディア通
信を図れるという効果がある。
ア情報の伸張時の同期調整を図ることにより、音声と画
像との間で同期のとれた違和感のないマルチメディア通
信を図れるという効果がある。
【図1】音声・動画像提供システムの構成例である。
【図2】動画像蓄積センタでのデータ格納形式である。
【図3】第1の発明の動画像と音声の同期手順である。
【図4】第2の発明の動画像と音声の同期手順である。
【図5】第1の発明の動画像と音声との同期手順のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】第1の発明の動画像と音声との同期手順のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】第2の発明の動画像と音声との同期手順のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】第2の発明の動画像と音声との同期手順のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1 端末
2 動画像蓄積センタ
3 ISDN通信網
11 中央処理装置
12 メインメモリ
13 通信制御部
14 音声復号部
15 動画復号部
16 TVモニタ
17 スピーカ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−75974(JP,A)
特開 平4−82433(JP,A)
特開 平4−40184(JP,A)
特開 平2−82776(JP,A)
特開 平5−122681(JP,A)
特開 平5−3561(JP,A)
特開 昭63−313384(JP,A)
特開 平5−28648(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 7/00 - 7/088
H04N 7/14 - 7/173
H04N 7/24 - 7/68
H04N 5/50 - 5/63
H04N 5/765 - 5/775
H04N 5/91 - 5/956
Claims (3)
- 【請求項1】 データ圧縮された動画像とそれに付帯す
る音声のマルチメディア通信において、 画像フレームに付帯する音声データを音声ブロックとす
るとき、データ伸張時での画像フレームを特定する画像
フレームカウンタの値と音声ブロックを特定する音声ブ
ロックカウンタの値とを比較して、画像フレームカウン
タの値が音声ブロックカウンタの値よりもK1(正整
数)フレーム相当分以上遅れた時点で画像フレームと音
声ブロックとの同期ずれを検出するステップと、 当該同期ずれが検出された際に 画像フレームを次フレー
ムよりL1(正整数)フレーム分を破棄する同期ずれ調
整ステップとを有することを特徴とする音声・動画像同
期出力調整処理方法。 - 【請求項2】 データ圧縮された動画像とそれに付帯す
る音声のマルチメディア通信において、 画像フレームに付帯する音声データを音声ブロックとす
るとき、データ伸張時での画像フレームを特定する画像
フレームカウンタの値と音声ブロックを特定する音声ブ
ロックカウンタの値とを比較して、画像フレームカウン
タの値が音声ブロックカウンタの値よりもK2(正整
数)フレーム相当分以上先行した時点で画像フレームと
音声ブロックとの同期ずれを検出するステップと、 当該同期ずれが検出された際に 次画像フレームを次音声
ブロック送出契機に合わせて送出する同期ずれ調整ステ
ップとを有することを特徴とする音声・動画像同期出力
調整処理方法。 - 【請求項3】 データ圧縮された動画像とそれに付帯す
る音声のマルチメディア通信において、 画像フレームに付帯する音声データを音声ブロックとす
るとき、データ伸張時での画像フレームを特定する画像
フレームカウンタの値と音声ブロックを特定する音声ブ
ロックカウンタの値とを比較して、画像フレームカウン
タの値が音声ブロックカウンタの値よりもK1(正整
数)フレーム相当分以上遅れた第1の場合と、逆に画像
フレームカウンタの値が音声ブロックカウンタの値より
もK2(正整数)フレーム相当分以上先行した第2の場
合とで、画像フレームと音声ブロックとの同期ずれを検
出するステップと、 第1の場合にその時点で次の画像フレームよりL1(正
整数)フレーム分破棄する同期ずれ調整ステップ1と、 第2の場合に、次画像フレームの送出を次音声ブロック
送出契機に合わせる同期ずれ調整ステップ2と、 を有することを特徴とする音声・動画像同期出力調整処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190692A JP3392153B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 音声・動画像同期出力調整処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190692A JP3392153B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 音声・動画像同期出力調整処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276158A JPH05276158A (ja) | 1993-10-22 |
JP3392153B2 true JP3392153B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=13474055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07190692A Expired - Fee Related JP3392153B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 音声・動画像同期出力調整処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3392153B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000092348A (ja) | 1998-09-10 | 2000-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | フレームシンクロナイザ |
EP2045937B1 (en) * | 2007-10-04 | 2019-06-19 | Microchip Technology Germany GmbH | System and method for real time synchronization through a communication system |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP07190692A patent/JP3392153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05276158A (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |