JPH08280008A - 符号化方法及び装置 - Google Patents

符号化方法及び装置

Info

Publication number
JPH08280008A
JPH08280008A JP7911695A JP7911695A JPH08280008A JP H08280008 A JPH08280008 A JP H08280008A JP 7911695 A JP7911695 A JP 7911695A JP 7911695 A JP7911695 A JP 7911695A JP H08280008 A JPH08280008 A JP H08280008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
signal
supplied
delay amount
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7911695A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Sadanaka
信行 定仲
Osamu Matsunaga
修 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7911695A priority Critical patent/JPH08280008A/ja
Publication of JPH08280008A publication Critical patent/JPH08280008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 復号化後の音声と映像との時間差(リップシ
ンク)を解消する。 【構成】 入力端子1に供給される映像信号がフレーム
シンクロナイザー2に供給されて、端子3に供給される
基準の同期信号に同期化される。この同期化された映像
信号が映像符号化器4に供給されて符号化され、この符
号化された映像信号がデーター合成器5に供給される。
また入力端子6に供給される音声信号は、そのまま音声
符号化器7に供給されて符号化され、この符号化された
音声信号が遅延量可変の遅延回路8に供給される。この
遅延回路8にはフレームシンクロナイザー2からの遅延
量が入力されて遅延量の調整が行われる。そしてこの遅
延回路8を通じた符号化された音声信号がデーター合成
器5に供給される。さらに符号化された音声信号と映像
信号が時分割などによって1つの伝送路に合成され、チ
ャンネルコーダーや変調器(図示せず)に供給される端
子9に取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば音声及び映像入
力を同期して符号化する際に使用して好適な符号化方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるマルチメディアと呼ばれる情報
伝達システムにおいては、基準の同期信号に対して音声
信号及び映像信号が同期化されて伝送信号の形成が行わ
れている。そこでこのような音声信号及び映像信号を同
期化して符号化する場合には、従来から例えば図5に示
すような装置が用いられていた。
【0003】すなわち図5において、送信側の符号化装
置では、入力端子51に供給される映像信号がフレーム
シンクロナイザー52に供給されて、端子53に供給さ
れる基準の同期信号に同期化される。この同期化された
映像信号が映像符号化器54に供給されて符号化され、
この符号化された映像信号がデーター合成器55に供給
される。
【0004】また入力端子56に供給される音声信号
は、そのまま音声符号化器57に供給されて符号化さ
れ、この符号化された音声信号が映像信号との処理時間
を調整する遅延回路58を通じてデーター合成器55に
供給される。これによって符号化された音声信号と映像
信号のデーターが1つの伝送路に合成される。さらにこ
のデーター合成器55からの信号がチャンネルコーダー
や変調器(図示せず)に供給される端子59に取り出さ
れる。
【0005】これに対して受信側の復号化装置では、チ
ャンネルデコーダーや復調器(図示せず)からの信号が
端子60を通じてデーター分離器61に供給される。そ
して分離された符号化映像信号が映像復号化器62に供
給されて元の映像信号が復元され、出力端子63に取り
出される。またデーター分離器61で分離された符号化
音声信号が、音声復号化器64に供給されて元の音声信
号が復元され、出力端子65に取り出される。
【0006】この装置において、映像信号のフレームシ
ンクロナイザー52での遅延量をTvd、映像符号化器5
4での遅延量をTv1、映像復号化器62での遅延量をT
v2とし、音声信号の音声符号化器57での遅延量をTa
1、音声復号化器64での遅延量をTa2とすると、遅延
回路58での遅延量Tadは次の式1のように定められ
る。 Tad=Tv1+Tv2+Tvd−(Ta1+Ta2) ・・・・ 式1
【0007】ここで、一般に定ビットレートのコーデッ
クでは、時間内に一定量では発生しないデーターを伝送
路上で定レートにするために、いわゆる定レートバッフ
ァーを符号化器内に持ち、また符号化、復号化を通して
の遅延量が一定になるように復号化器内にもバッファー
を持っている。従ってこのような装置では、上述の遅延
量Tv1、Tv2、Ta1、Ta2のそれぞれは変数であるもの
の、Tv1+Tv2、Ta1+Ta2はそれぞれシステムで一意
に決まる定数とされるものである。
【0008】そこで上述の装置において、フレームシン
クロナイザー52での遅延量Tvdを固定値と仮定する
と、遅延回路58での遅延量Tadも固定値で考えること
ができる。しかしながら現実には遅延量Tvdが固定値で
あることはなく、従って遅延量Tadを固定値にした場合
には入力映像信号と基準同期信号の位相差分だけ、復号
化後の音声と映像に時間差(リップシンク)が発生して
しまうものであった。
【0009】また上述のマルチメディアと呼ばれる情報
伝達システムにおいては、複数の映像及び音声の入力信
号が共通の基準同期信号で符号化される場合がある。こ
の場合に、複数の映像信号間で事前に同期化が行われて
いないと、それぞれのフレームシンクロナイザーでの遅
延量Tvdは映像信号ごとに個別に持つことになる。従っ
て遅延量Tadを固定値にした場合には、復号化後の音声
と映像に各入力映像信号ごとに個別に時間差(リップシ
ンク)が発生してしまうものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では入力映像信号と基準同期信号の
位相差分だけ、復号化後の音声と映像に時間差(リップ
シンク)が発生してしまうというものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、映像入力のフレーム同期を取る際の基準同期信号に
対する映像入力の遅延量に応じて、対応する音声入力の
遅延量を制御するようにしたものである。
【0012】
【作用】これによれば、復号化後の音声と映像との時間
差(リップシンク)を解消することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明するに、
図1は本発明による符号化方法及び装置を適用した伝送
システムの一例の構成を示すブロック図である。
【0014】この図1において、送信側の符号化装置で
は、入力端子1に供給される映像信号がフレームシンク
ロナイザー2に供給されて、端子3に供給される基準の
同期信号に同期化される。この同期化された映像信号が
映像符号化器4に供給されて符号化され、この符号化さ
れた映像信号がデーター合成器5に供給される。
【0015】また入力端子6に供給される音声信号は、
そのまま音声符号化器7に供給されて符号化され、この
符号化された音声信号が遅延量可変の遅延回路8に供給
される。ここでこの遅延回路8には後述するフレームシ
ンクロナイザー2からの遅延量が入力されて遅延量の調
整が行われる。そしてこの遅延回路8を通じた符号化さ
れた音声信号がデーター合成器5に供給される。
【0016】これによってこのデーター合成器5では、
上述の符号化された音声信号と映像信号のデーターが時
分割などによって1つの伝送路に合成される。さらにこ
のデーター合成器5からの信号がチャンネルコーダーや
変調器(図示せず)に供給される端子9に取り出され
る。
【0017】これに対して受信側の復号化装置では、上
述の従来例と同様に、チャンネルデコーダーや復調器
(図示せず)からの信号が端子10を通じてデーター分
離器11に供給される。そして分離された符号化映像信
号が映像復号化器12に供給されて元の映像信号が復元
され、出力端子13に取り出される。またデーター分離
器11で分離された符号化音声信号が、音声復号化器1
4に供給されて元の音声信号が復元され、出力端子15
に取り出される。
【0018】そしてこの装置において、上述のフレーム
シンクロナイザー2は例えば図2に示すように構成され
ている。すなわち図2において、入力端子1からの映像
信号が同期分離回路21を通じてフレームメモリ22に
供給される。また同期分離回路21で分離された入力映
像信号の同期信号が書き込みアドレス生成回路23に供
給されて、入力映像信号をフレームメモリ22に書き込
むための書き込みアドレスが生成される。
【0019】また端子3に供給される基準同期信号が読
み出しアドレス生成回路24に供給される。これによっ
て基準同期信号に同期した読み出しアドレスが生成さ
れ、この読み出しアドレスがフレームメモリ22に供給
されて、フレームメモリ22に書き込まれた映像信号が
基準同期信号に同期して端子25に読み出される。
【0020】さらにアドレス生成回路23からの書き込
みアドレスと、読み出しアドレス生成回路24からの読
み出しアドレスがアドレス比較回路26に供給される。
これによってこれらのアドレスの差であるフレームシン
クロナイザー2の遅延量Tvdが検出され、この遅延量T
vdが端子27に取り出される。
【0021】そしてこの検出されたフレームシンクロナ
イザー2の遅延量Tvdが上述の遅延回路8に供給され、
この遅延回路8の遅延量がフレームシンクロナイザー2
の遅延量Tvdに従って設定される。すなわち遅延回路8
の遅延量(可変)Tadは、システムで固定の遅延量Tad
1 とフレームシンクロナイザー2による遅延量Tad2と
から成る。そしてこの遅延量Tad2 の設定が、上述のフ
レームシンクロナイザー2からの遅延量Tvdと等しくな
るように行われる。
【0022】そこでこの装置において、映像符号化器4
での遅延量をTv1、映像復号化器12での遅延量をTv2
とし、音声信号の音声符号化器7での遅延量をTa1、音
声復号化器14での遅延量をTa2とすると、 Tv1+Tv2=Ta1+Ta2+Tad1 の条件式が得られる。
【0023】一方、上述のようにTad2 =Tvdに設定さ
れることで、この条件式は、 Tv1+Tv2+Tvd=Ta1+Ta2+Tad1 +Tad2 となり、Tad=Tad1 +Tad2 であることから、 Tv1+Tv2+Tvd=Ta1+Ta2+Tad ・・・・ 式2 となる。
【0024】すなわちこの装置において、フレームシン
クロナイザー2の遅延量Tvdが変動しても常にこの式2
の条件式が成立する。これによって上述の式1が常に成
立されることになり、復号化後の音声と映像の時間差
(リップシンク)が解消されることになる。
【0025】従ってこの装置において、従来の装置では
入力映像信号と基準同期信号の位相差分だけ復号化後の
音声と映像に時間差(リップシンク)が発生していたも
のを、映像入力のフレーム同期を取る際の基準同期信号
に対する映像入力の遅延量に応じて対応する音声入力の
遅延量を制御することにより、復号化後の音声と映像と
の時間差(リップシンク)を解消することができる。
【0026】また例えばマルチメディアと呼ばれる情報
伝達システムにおいて、パケット化された伝送が行われ
る場合には、その伝送信号中のパケットヘッダーと呼ば
れる部分に、例えばPTS(Presentation Time Stamp)
と称される時刻を示す信号が設けられる。そこでこのよ
うな情報伝達システムに本発明を適用する場合には、例
えば図3に示すような構成が用いられる。
【0027】この図3において、遅延回路80には Tad1 =Tv1+Tv2−(Ta1+Ta2) ・・・・ 式3 の固定の遅延量Tad1 が設けられる。またフレームシン
クロナイザー2から取り出される遅延量Tvdがデーター
合成器50に供給されて、音声信号の復号の時刻の補正
値が形成される。他は図1の実施例と同様に構成され
る。
【0028】すなわちこの図3の装置において、映像復
号化器12での復号は上述のPTSと基準時計の時刻が
一致したときに行われる。一方、音声復号化器14での
復号は、映像と音声の時刻が一致しているときは上述の
PTSによって行われるが、一致していないときは信号
ごとにDTS(Decoding Time Stamp)と称される復号の
時刻を示す信号が設けられて、このDTSと基準時計の
時刻が一致したときに行われるようにされている。
【0029】そこで上述のデーター合成器50では、フ
レームシンクロナイザー2から取り出される遅延量Tvd
を用いて、上述のPTSに対して遅延量Tvd分遅延して
復号が行われるようなDTSが形成され、このDTSが
対応する音声信号のデーターと共に伝送される。これに
よって符号化、復号化を通じての映像側、音声側の遅延
量を等しく保つことができる。
【0030】こうして上述の符号化方法及び装置によれ
ば、音声及び映像入力を同期して符号化する符号化方法
において、フレームシンクロナイザーを用いて符号化前
に共通の基準同期信号に対して映像入力のフレーム同期
を取る際に、基準同期信号に対する映像入力の遅延量を
得、この遅延量に応じて映像入力に対応する音声入力の
遅延量を制御することにより、復号化後の音声と映像と
の時間差(リップシンク)を解消することができるもの
である。
【0031】ところで例えば放送衛星を用いたデジタル
テレビジョン放送が実施されている。このようなデジタ
ルテレビジョン放送においては、1チャンネル当たり例
えば約20Mbpsの伝送能力が設けられ、いわゆる高
精細度テレビジョン(HDTV)信号の伝送も可能なよ
うに設計が行われているものである。
【0032】このようなデジタルテレビジョン放送にお
いて、例えば従来の標準精細度のテレビジョン(SDT
V)信号を伝送する場合には、画像圧縮等の技術によっ
て1つのSDTV信号を約5Mbps程度に圧縮するこ
とが可能であり、上述の1チャンネルの放送で4つのS
DTV信号を伝送することができる。従って現行のデジ
タルテレビジョン放送においては、1チャンネルの放送
で4つのSDTV信号を伝送することが実施されてい
る。
【0033】すなわちその場合に送信側では、例えば4
つのSDTV信号は、それぞれが垂直解像度(有効走査
線数)480本(画素)、水平解像度(有効水平画素
数)720画素で形成される。そしてこれらのSDTV
信号がそれぞれ動き補償DCT符号化方式等で符号化さ
れ、それぞれが約5Mbpsに圧縮される。さらにこれ
らの圧縮された符号化データに、識別のためのヘッダー
情報や同期情報等が付加され、これらの情報等の付加さ
れた符号化データの4つが多重化されて約20Mbps
のビット列が形成される。
【0034】そしてこのビット列が所定の変調キャリア
で例えばQPSK変調された後、例えば放送衛星に向け
て変調された電波が送信される。なお複数のチャンネル
で放送が行われる場合には、それぞれのチャンネルごと
に、例えば上述の多重化された約20Mbpsのビット
列が形成され、これらのビット列がそれぞれ異なる変調
キャリアで例えばQPSK変調された後、例えば放送衛
星に向けて変調された電波が送信される。
【0035】そこでこのようなデジタルテレビジョン放
送において、例えば従来の標準精細度のテレビジョン
(SDTV)信号の4チャンネル分を伝送する場合に
は、各チャンネルの映像信号が基準の同期信号に同期化
されると共に、それらの音声信号の遅延量を調整して符
号化及び多重化を行う必要がある。
【0036】すなわち図4はそのような複数のチャンネ
ルの映像信号及び音声信号の符号化を行う場合に本発明
を適用した装置の一例の構成を示す。なおこの図4で
は、2チャンネルの映像信号及び音声信号を符号化する
装置の例を示すが、3チャンネル以上の多チャンネルで
あっても同様の構成を繰り返して設ければよいことは明
らかである。
【0037】この図4において、送信側の符号化装置で
は、入力端子1a、1bに供給される映像信号がそれぞ
れフレームシンクロナイザー2a、2bに供給されて、
端子3に供給される基準の同期信号に同期化される。こ
の同期化された映像信号がそれぞれ映像符号化器4a、
4bに供給されて符号化され、この符号化された映像信
号がそれぞれデーター合成器5a、5bに供給される。
【0038】また入力端子6a、6bに供給される音声
信号は、そのまま音声符号化器7a、7bに供給されて
符号化され、この符号化された音声信号がそれぞれ遅延
量可変の遅延回路8a、8bに供給される。ここでこの
遅延回路8a、8bにはそれぞれフレームシンクロナイ
ザー2a、2bからの遅延量Tvda、Tvdbが入力され
て遅延量の調整が行われる。そしてこの遅延回路8a、
8bを通じた符号化された音声信号がデーター合成器5
a、5bに供給される。
【0039】これによってこのデーター合成器5a、5
bでは、上述の符号化された音声信号と映像信号のデー
ターが時分割などによって1つの伝送路に合成される。
さらにこのデーター合成器5a、5bからの信号がチャ
ンネルコーダーや変調器(図示せず)を通じて伝送され
る。
【0040】これに対して受信側の復号化装置では、上
述の従来例と同様に、チャンネルデコーダーや復調器
(図示せず)からの信号がデーター分離器11a、11
bに供給される。そして分離された符号化映像信号が映
像復号化器12a、12bに供給されて元の映像信号が
復元され、出力端子13a、13bに取り出される。ま
たデーター分離器11a、11bで分離された符号化音
声信号が、音声復号化器14a、14bに供給されて元
の音声信号が復元され、出力端子15a、15bに取り
出される。
【0041】従ってこの装置において、複数のチャンネ
ルの映像信号及び音声信号の符号化を行う場合に、これ
らの映像信号間で事前に同期化が行われていない場合に
も、それぞれのフレームシンクロナイザーでの遅延量が
各音声信号ごとに補正され、復号化後の音声と映像の時
間差(リップシンク)を解消することができる。これに
よって全てのチャンネル間で映像も音声も同期して再生
することのできるシステムを構築することができる。
【0042】なお図4の実施例において、上述の図3の
実施例と同様に遅延回路8a、8bの遅延量は固定に
し、データー合成器5a、5bでフレームシンクロナイ
ザー2a、2bから取り出される遅延量Tvda、Tvdb
を用いて、上述のPTSに対して遅延量Tvda、Tvdb
分遅延して復号が行われるようなDTSを形成し、この
DTSを対応する音声信号のデーターと共に伝送するよ
うにしてもよい。
【0043】こうして上述の符号化方法及び装置によれ
ば、複数の音声及び映像入力を同期して並列に符号化す
る符号化方法において、フレームシンクロナイザーを用
いて符号化前に共通の基準同期信号に対して複数チャン
ネルの映像入力のフレーム同期をそれぞれ取る際に、基
準同期信号に対する各映像入力のそれぞれの遅延量を
得、これらの遅延量に応じて各映像入力に対応する音声
入力の遅延量をそれぞれ制御することにより、復号化後
の音声と映像の時間差(リップシンク)を解消すること
ができるものである。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、従来の装置では入力
映像信号と基準同期信号の位相差分だけ復号化後の音声
と映像に時間差(リップシンク)が発生していたもの
を、映像入力のフレーム同期を取る際の基準同期信号に
対する映像入力の遅延量に応じて対応する音声入力の遅
延量を制御することにより、復号化後の音声と映像との
時間差(リップシンク)を解消することができるように
なった。
【0045】また、複数のチャンネルの映像信号及び音
声信号の符号化を行う場合に、これらの映像信号間で事
前に同期化が行われていない場合にも、それぞれのフレ
ームシンクロナイザーでの遅延量が各音声信号ごとに補
正され、復号化後の音声と映像の時間差(リップシン
ク)を解消することができ、これによって全てのチャン
ネル間で映像も音声も同期して再生することのできるシ
ステムを構築することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される符号化装置の一例の構成図
である。
【図2】その要部を成すフレームシンクロナイザーの一
例の構成図である。
【図3】本発明の適用される符号化装置の他の例の構成
図である。
【図4】本発明の適用される符号化装置のさらに他の例
の構成図である。
【図5】従来の符号化装置の構成図である。
【符号の説明】
1 映像信号の入力端子 2 フレームシンクロナイザー 3 基準の同期信号の供給される端子 4 映像符号化器 5 データー合成器 6 音声信号の入力端子 7 音声符号化器 8 遅延量可変の遅延回路 9 合成された信号の取り出される端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声及び映像入力を同期して符号化する
    符号化方法において、 フレームシンクロナイザーを用いて上記符号化前に共通
    の基準同期信号に対して上記映像入力のフレーム同期を
    取る際に、上記基準同期信号に対する上記映像入力の遅
    延量を得、 この遅延量に応じて上記映像入力に対応する上記音声入
    力の遅延量を制御するようにしたことを特徴とする符号
    化方法。
  2. 【請求項2】 音声及び映像信号を同期して符号化する
    符号化装置において、 符号化前に上記映像信号をフレームシンクロナイザーに
    供給して共通の基準同期信号に対するフレーム同期を取
    ると共に、 上記フレームシンクロナイザーにおける上記基準同期信
    号に対する上記映像信号の遅延量を得る手段を設け、 この遅延量に応じて上記映像信号に対応する上記音声信
    号の遅延量を制御するようにしたことを特徴とする符号
    化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の符号化装置において、 上記音声信号の遅延量が自動的に設定されるようにした
    ことを特徴とする符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の符号化装置において、 上記フレームシンクロナイザーは、フレームメモリー
    と、上記映像信号を上記フレームメモリーに書き込むた
    めのライトカウンターと、上記フレームメモリーから上
    記書き込まれた映像信号を読み出すためのリードカウン
    ターと、上記ライトカウンターとリードカウンターの出
    力を比較する比較器とを有し、 上記比較器の出力に応じて上記映像信号に対応する上記
    音声信号の遅延量を制御するようにしたことを特徴とす
    る符号化装置。
  5. 【請求項5】 複数の音声及び映像入力を同期して並列
    に符号化する符号化方法において、 フレームシンクロナイザーを用いて上記符号化前に共通
    の基準同期信号に対して複数チャンネルの上記映像入力
    のフレーム同期をそれぞれ取る際に、上記基準同期信号
    に対する各上記映像入力のそれぞれの遅延量を得、 これらの遅延量に応じて各上記映像入力に対応する上記
    音声入力の遅延量をそれぞれ制御するようにしたことを
    特徴とする符号化方法。
JP7911695A 1995-04-04 1995-04-04 符号化方法及び装置 Pending JPH08280008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7911695A JPH08280008A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 符号化方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7911695A JPH08280008A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 符号化方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280008A true JPH08280008A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13680953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7911695A Pending JPH08280008A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 符号化方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08280008A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983345B2 (en) 2003-09-02 2011-07-19 Sony Corporation Content receiving apparatus, video/audio output timing control method, and content provision system
US8189679B2 (en) 2004-09-02 2012-05-29 Sony Corporation Content receiving apparatus, method of controlling video-audio output timing and content providing system
CN104581202A (zh) * 2013-10-25 2015-04-29 腾讯科技(北京)有限公司 音视频同步方法与系统及编码装置和解码装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983345B2 (en) 2003-09-02 2011-07-19 Sony Corporation Content receiving apparatus, video/audio output timing control method, and content provision system
US8189679B2 (en) 2004-09-02 2012-05-29 Sony Corporation Content receiving apparatus, method of controlling video-audio output timing and content providing system
CN104581202A (zh) * 2013-10-25 2015-04-29 腾讯科技(北京)有限公司 音视频同步方法与系统及编码装置和解码装置
US9961392B2 (en) 2013-10-25 2018-05-01 Tencent Technology (Shenzhen) Company Limited Method, apparatus and system of synchronizing audio with video
US10178427B2 (en) 2013-10-25 2019-01-08 Tencent Technology (Shenzhen) Company Limited Method, apparatus and system of synchronizing audio with video

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6404818B1 (en) Video transmission device and its method
KR100226528B1 (ko) 다중화 압축화상/음성데이타의 복호장치
US5467139A (en) Muting apparatus for a compressed audio/video signal receiver
US6583821B1 (en) Synchronizing apparatus for a compressed audio/video signal receiver
US7292610B2 (en) Multiplexed data producing apparatus, encoded data reproducing apparatus, clock conversion apparatus, encoded data recording medium, encoded data transmission medium, multiplexed data producing method, encoded data reproducing method, and clock conversion method
KR20070058483A (ko) 콘텐츠 수신 장치, 비디오 오디오 출력 타이밍 제어 방법및 콘텐츠 제공 시스템
US20120019719A1 (en) Digital television broadcasting reproduction device and reproduction method therefor
KR19990057100A (ko) 엠펙 디코더 및 디코딩 제어 방법
US7346055B2 (en) Method and system for co-relating transport packets on different channels using a unique packet identifier
US7415014B2 (en) Method and system for co-relating transport packets on different channels using a packet prioritization scheme
JP3893643B2 (ja) 信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置
EP1071290A2 (en) Synchronizing apparatus for a compressed audio/video signal receiver
JP6813933B2 (ja) 映像音声伝送システム、伝送方法、送信装置及び受信装置
US6665001B1 (en) Multiplex and demultiplex controlling apparatus, multiplex and demultiplex controlling system, and method thereof
JPH11205789A (ja) Mpeg2トランスポートストリーム伝送レート変換装 置
JPH08280008A (ja) 符号化方法及び装置
US7071991B2 (en) Image decoding apparatus, semiconductor device, and image decoding method
JP4192766B2 (ja) 受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
KR20030082117A (ko) 디지털 방송 수신기에서의 오디오/비디오 립 싱크 제어 방법
JP2558730B2 (ja) 映像伝送方式
JP2003188865A (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP4660377B2 (ja) 無線映像送信装置、映像送信装置、無線映像受信装置、映像受信装置、無線映像送受信システム及び映像送受信システム
JP2005130065A (ja) トランスポートストリーム多重化装置
JPH11252543A (ja) デコード処理回路
JP2010141498A (ja) 映像受信装置及び映像送信装置