JP4903930B2 - 信号処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、圧縮されたオーディオ(audio)/ビデオ(video)信号の受信機においてオーディオ成分および/またはビデオ成分のミューティング(muting)を制御する信号処理装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
MPEGは、国際標準化機構の動画専門家グループ(Moving Picture Experts Group)により設定された圧縮ビデオ信号のプロトコルである。このプロトコルは、フレーム内符号化と動き補償型予測符号化の両方を含んでいる融通性のある信号形式を定める。フレーム間における符号化形式の変化に因り、また画像内容の変動に因り、個々のフレームがかなり異なった量の圧縮データを有する。圧縮される個々のフレームが異なるデータ量を有するため、フレームのデータは非同期に伝送される傾向にある。
【0003】
オーディオ信号もMPEGのプロトコルに従って圧縮される。圧縮されたオーディオ信号は、ビデオ信号と関連づけられるが、別個に伝送される。伝送する場合、圧縮されたオーディオ信号はパケット(packet)にセグメント(segment)化される。それから、このパケットは、非同期状態で圧縮ビデオ信号と時分割多重化される。
【0004】
関連する圧縮されたオーディオ成分とビデオ成分とは関係なく非同期であるばかりでなく、それら相互の時間関係すなわち同期は伝送中存在しない。
【0005】
MPEG規準により圧縮されたオーディオとビデオの成分信号は、個々の圧縮信号セグメントとシステムの基準クロック信号との間の基準を設定するために、プレゼンテーション・タイム・スタンプ(presentation timestamp:PTS)を含んでいる。このオーディオとビデオのPTSは、それぞれの復元された成分を再同期化すると共にそれらの時間的相互関係を回復するために受像機装置によって利用される。
【0006】
MPEGまたはMPEGと類似のオーディオ/ビデオ(A/V)受信機は、関連する復元された成分信号の再生と同時に、A/V成分のタイミング・リファレンス信号(Timing Reference Signal:PTS)を供給する。受信機内の同期装置は、オーディオ成分とビデオ成分中に生じるPTSを使用して、オーディオ成分とビデオ成分を同期状態に保つ。システムが同期状態になっており、且つオーディオ(音声)がビデオ(映像)とリップ同期(lip−sync)していないとき、典型的には、音声はミュート(消音)される。何故なら、視聴者は、少なくとも短時間は、映像と同期していない音声を聞くよりはむしろ音声を聞かないほうを好むことが認められるからである。所定の標準について、送信されたオーディオ成分とビデオ成分のタイミングに関して比較的厳しい要件があるので、一般に、ミューティングは比較的短時間だけ生じる。従って、同期は短時間に生じるよう保証される。
【0007】
標準化されたA/V成分を復号化するよう設計された受信機では、複数のバーチャル送信チャンネルにおいて、デマルチプレクスされ且つリマルチプレクス(再多重)された非標準信号もしくは標準信号を受信機が受信すると問題がある。何れの場合にも、オーディオ成分とビデオ成分の相対的タイミング関係は変動しやすくなる。長時間、リップ同期は起こらないかもしれないし、ミューティングは長時間起こるかもしれない。このような状況は維持できない(untenable)。
【0008】
同期方法に関して、それが非同期信号に用いられたとき、第2の問題がある。典型的に、同期プロセスには粗モードと細密モードがある。オーディオ・データは、通常、ビデオ・データより先に復号化され、メモリに貯えられる。貯えられたオーディオ・データは、関連するビデオ・データが復号化されるときにメモリから再生される。しかしながら、もし非標準信号における音声の到着が遅すぎると、再生される準備のできている音声はなく、同期は起こり得ない。もし音声の発生が早すぎると、(バッファのサイズと比較して)音声を貯えるメモリが不充分でありデータは失われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような場合、視聴者は音声のミューティングを長時間被るよりもむしろ、映像と音声が両方とも再生されるほうを好むであろう。従って、受信された標準信号および非標準信号を受け入れるために、ディジタルA/V受信機内に適応型同期システムが必要とされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるA/V受信機は、関連する復元された成分信号の再生と同時に、A/V成分のタイミング・リファレンス信号(PTS)を供給する。同期回路は、生じているオーディオ成分とビデオ成分のPTSの差の関数を発生する。この関数はオーディオとビデオの相対的同期を示す。この関数の値が或る範囲内にあれば、同期プロセスは続けられる。関数の値が所定のレベルを超えると同期プロセスは終結され、非同期のオーディオ成分とビデオ成分が再生される。更に別の実施例では、一定の範囲の関数値について、同期プロセスは継続するが、オーディオ成分はミュートされる。
【0011】
【実施例】
図1は本発明が実施される典型的なシステムを示し、このシステムは圧縮されたディジタルビデオ信号の伝送回路である。このシステムで、信号源10からのビデオ信号はビデオ信号圧縮装置11に供給される。装置11は、離散的余弦変換を利用する、動き補正された予測エンコーダを含むこともある。装置11からの圧縮されたビデオ信号はフォーマット装置12に結合される。このフォーマット装置12は、国際標準化機構(IOS)が開発した規格であるMPEGのような信号プロトコルに従って、圧縮されたビデオ信号およびその他の補助データを配列する。標準化された信号はトランスポート処理装置13に供給され、処理装置13はこの信号をデータのパケットに分割し、或るオーバーヘッド(overhead)を追加して、伝送の目的のために、雑音排除機能を与える。トランスポート・パケットは、通常は一定しない割合で起こり、レート・バッファ14に供給され、バッファ14は、比較的狭い帯域幅の伝送チャンネルを効率よく使用するのに役立つ比較的一定の割合で出力データを供給する。バッファされたデータは、信号の伝送を行うモデム15に結合される。
【0012】
システム・クロック22は、少なくともトランスポート処理装置13を含む、多くの装置を動作させるためにクロック信号を発生する。このクロックは、例えば、27MHzのような一定の周波数で動作する。しかしながら、ここに示すように、このシステム・クロックはタイミング情報を発生するのに使用される。システム・クロックはカウンタ23のクロック入力に結合され、カウンタ23は、例えば、230を法として計数するように構成される。カウンタ23から出力される計数値は2個のラッチ24および25に供給される。ラッチ24は、それぞれのフレーム期間の出現と同時に計数値をラッチするようビデオ信号源によって調節される。これらの計数値はプレゼンテーション・タイム・スタンプ(PTS)と称され、フォーマット装置12によって、圧縮されたビデオ信号ストリームの中に含められ、関連するオーディオとビデオ情報のリップ同期(lip−synchronization)を行うために受信機で使用される。ラッチ25は、予定のスケジュールに従って計数値をラッチするようトランスポート処理装置13(またはシステム制御装置21)によって調節される。これらの計数値はシステム・クロック・リファレンス(SCR)と称され、補助データとして、それぞれの補助トランスポート・パケット内に埋まれる。
【0013】
オーディオ/ビデオ信号源10からのビデオ信号に関連するオーディオ信号はオーディオ信号圧縮装置18に供給される。オーディオ信号圧縮装置18は、ラッチ19を制御するためにフレーム・サンプリング・パルス(ビデオフレームに関係なく)を供給する。サンプリング・パルスに応答して、ラッチ19はカウンタ23から供給される計数値を捕捉する。ラッチされたこれらの値は、オーディオ・プレゼンテーション・タイム・スタンプPTSaudに対応する。PTSaudは圧縮装置18から供給される圧縮されたオーディオ信号の中に組み込まれる。圧縮されたオーディオ信号はトランスポート処理装置17に結合される。処理装置17は、これらの信号をデータのパケットに分割し、或るオーバヘッドを付加し、伝送の目的のために雑音排除機能を与える。処理装置17から供給されるオーディオトランスポート・パケットはマルチプレクサ16に結合される。マルチプレクサ16は、オーディオおよびビデオトランスポートパケットを時分割多重する。図1で、オーディオ信号とビデオ信号の処理チャンネルに、別個のトランスポート処理装置が示されている。データ・レートが中位の程度であるシステムの場合、2個のトランスポート処理装置およびマルチプレクサ16の機能は、1個のトランスポート処理装置の中に含められる。
【0014】
システム制御装置21は、種々の処理要素を調整するようプログラムされた、可変状態マシンである。制御装置21、圧縮装置11と18、トランスポート処理装置13と17およびレート・バッファ14は、処理装置間で適正なハンドシェーキング(handshaking)が行われているかぎり、共通のクロック回路を介して、同期的に動作することもある。しかしながら、2個の圧縮装置はいずれも同じリファレンス・カウンタ23からPTS値を得るので、2つの圧縮された信号の間の正確なタイミング関係は、圧縮された出力信号において得られる。
【0015】
図2は本発明を具体化する例示的受信装置を示す。モデム200はモデム15の逆の機能を実行し、レート・バッファ206は、事実上、レート・バッファ14の逆の機能を実行する。逆トランスポート処理装置202は、それぞれのトランスポート・パケットをサービス(service)により分割し、それぞれのパケット・ペイロード(packet payload)をレート・バッファ206中の異なるメモリ・ブロックに割り当てる。その際、それぞれのトランスポート・パケット信号ペイロードは補助データから分離され、補助データはシステム制御装置210に供給される。これに代わる構成では、別個のトランスポート処理装置が各処理チャンネル内に含められ、それぞれのチャンネルに関連するデータのみを識別し、処理するように構成される。
【0016】
レート・バッファ206からの圧縮されたビデオデータはビデオ復元装置214に送られる。レート・バッファ206は、突発的すなわち変動的な割合で圧縮ビデオデータを受け取り、要求あり次第、データをビデオ復元装置214に供給する。ビデオ復元装置214は、圧縮されたビデオ信号に応答して、圧縮されていないビデオ信号を発生し、適当な表示装置あるいは記憶装置(図示せず)に、表示されあるいは貯えられるようにする。
【0017】
逆トランスポート処理装置202からの圧縮されたオーディオデータはレート・バッファ206に供給される。バッファ206は、圧縮されたオーディオ信号を、システム・プロトコルに従って、オーディオ復元装置212に供給する。復元装置212は、圧縮されたオーディオ信号に応答して、圧縮されていないオーディオ信号を発生し、適当なスピーカあるいは記憶装置(図示せず)で、再生しあるいは記憶する。
【0018】
また逆トランスポート処理装置202は、補助トランスポート・データからのSCR、および制御信号をシステム・クロック発生装置208に供給する。クロック発生装置208は、これらの信号に応答し、少なくともトランスポート処理装置の動作と同期するシステム・クロック信号を発生する。このシステム・クロック信号は受信機システム制御装置210に供給されて、特定の処理要素のタイミングを制御する。
【0019】
図3は例示的クロック発生装置208の詳細を示す。受信機モデム200からのデータは、補助パケット検出装置31を含む、逆トランスポート処理装置202′に結合される。逆トランスポート処理装置202′はそれぞれのトランスポート・パケット・ペイロードからトランスポート・ヘッダを分離する。処理装置202′は、トランスポート・ヘッダ・データに応答して、所望の関連するオーディオとビデオのプログラム成分のペイロードと補助データのペイロードをデマルチプレクシングする。オーディオ/ビデオのペイロードと補助ペイロードは、レート・バッファ208の別個のメモリ・ブロックに書き込まれる。各メモリ・ブロックは、それぞれ先入れ先出しメモリすなわちFIFO(first−in−first−out)として動作し、モデムから得られるときデータを書き込み、対応する成分信号をプロセッサ(図示せず)から要求が出されるときデータを読み出す。個々の補助パケットの中に在るSCRはルートを通って、メモリ要素34に貯えられる。
【0020】
補助パケット検出器31は、SCRを含んでいる補助トランスポート・パケットを指定する符号ワードを識別するよう構成された整合フィルタであり、SCRのようなデータを含んでいるトランスポート・パケットの発生と同時に制御パルスを発生する。この制御パルスは、検出時と正確に関連する時に、局部カウンタ36が現在示す計数値を捕捉しラッチ35の中に貯えるために利用される。局部カウンタ36は、電圧制御発振器37から供給されるパルスを計数する。カウンタ36はMを法として計数する。Mは、エンコーダ内のそれに対応するカウンタ(カウンタ23)と同じ数であるが必ずしも同じ数ではない。もしMがNと異なれば、その差は誤り均等化で適応される。
【0021】
電圧制御発振器(VCXO)37は、クロック制御装置39より発生された、低域フィルタ38を通る誤差信号によって制御される。誤差信号は以下のようにして発生される。時刻nに到着するSCRをSCRnで表わし、ラッチ35に現在捕捉されている局部計数値をLCRnで表わす。クロック制御装置はSCRおよびLCRの連続する値を読み取り、その差に比例する誤差信号Eを形成する。
E→|SCRn−SCRn-1|−|LCRn−LCRn-1|
誤差信号Eは、これらの差を等しくする傾向のある周波数に電圧制御発振器37を調整するのに利用される。前に説明したように、モジュロ・カウンタのラップアラウンドによって生じる負の差は無視される。クロック制御装置39から発生される誤差信号はパルス幅変調された信号の形式をとるが、低域フィルタ38をアナログ構成要素で実施することにより、アナログ形式の誤差信号に変えられる。
【0022】
このシステムに関する制約は、システムの2つの端部におけるカウンタは同じ周波数またはその倍数を計数するということである。このため、電圧制御発振器の公称周波数はエンコーダにおけるシステム・クロックの周波数にかなり接近していることが要求される。
【0023】
前述の方法ではかなり速い同期が得られるが、長期の誤差(long term error)を生じる。長期の誤差LTEは以下のように、差に比例する。
LTE→|LCRn−LCR0|−|SCRn−SCR0|
ここでSCR0およびLCR0は、例えば、最初に発生するSCR、およびそれに対応する、受信機カウンタのラッチされた値である。通常、誤差信号EおよびLTEは個々のステップで変動する。従って、ひとたびシステムが“同期”すると、誤差信号はゼロ点に関して1単位ディザする。好ましい同期法は、誤差信号Eに1単位のディザが起こるまで誤差信号Eを使用して、電圧制御発振器の制御を開始し、それから長期誤差信号LTEの使用に切り換えて、電圧制御発振器を制御する。
【0024】
VCXO37から発生されるシステム・クロック信号は、少なくともトランスポート処理装置とレート・バッファを動作させるのに利用される。この信号はエンコーダのシステム・クロックと少なくとも周波数が同期しているので、レート・バッファのオーバフローまたはアンダフローの可能性はほとんど存在しない。
【0025】
再び図2に関して、オーディオおよびビデオの同期を説明する。プレゼンテーション・タイム・スタンプPTSvidは、予め定められたビデオデータに関連する圧縮されたビデオ信号の中に含まれていることを思い起こされたい。PTSvidは、関連するビデオが表示される相対的時間を示す。同様に、圧縮されたオーディオ信号は、それぞれのPTSaudに関連する時に再生されるオーディオに関連するプレゼンテーション・タイム・スタンプPTSaudを含んでいる。受信機においてPTSaudとPTSvidは、オーディオとビデオの同期を得る目的で直接比較されない。何故ならば、それぞれのサンプルは異なる瞬間に決定されるからである。それぞれのPTS値は、VCXO37から発生される受信機クロックである、連続的時間軸と比較される。これを行うには、局部タイム・スタンプを捕捉するために、システム・クロックにより発生される局部計数値LCRをサンプリングする。
【0026】
対応するPTSに関連するデータが示されると、LCRがサンプリングされる。例えばそれぞれのオーディオフレームが再生のために出力されると、オーディオ復元装置212はPTSaudを発生する。この時に、LCRをサンプリングするために制御信号はラッチ220を調整する。LCRの値はLAS(localaudio stamp:局部オーディオスタンプ)で表わされる。同様に、ビデオ復元装置214が表示用にビデオフレームを発生する時、ビデオ復元装置214はPTSvidと制御パルスを発生して、LCRの現在の値を貯えるようラッチ222を調節する。LCRのこれらの値はLVS(local video
stamp:局部ビデオスタンプ)と称される。
【0027】
LASおよびそれに対応するPTSaudは減算器218のそれぞれの入力端子に結合される。減算器218は次の関係式に従って信号ΔA-PTSを発生する。
ΔA-PTS=PTSaud−LAS
LVSおよびそれに対応するPTSvidは減算器217のそれぞれの入力端子に結合される。減算器217は次の関係式に従って信号ΔV-PTSを発生する。
ΔV-PTS=PTSvid−LVS
信号ΔV-PTSとΔA-PTSはさらに次の減算器219のそれぞれの入力端子に結合される。減算器219は次の関係式に従ってオーディオ/ビデオ同期誤差信号ERRPTSを発生する。
ERRPTS=ΔV-PTS−ΔA-PTS
【0028】
オーディオとビデオを同期させるには、オーディオ/ビデオ同期誤差をゼロにする必要がある。従って、対応するオーディオとビデオのPTSの値の差がその対応するPTSの発生の時間間隔(局部リファレンスの単位で)に等しい時に、そのオーディオ信号とビデオ信号は同期する。
【0029】
しかしながら、もし同期誤差が、利用できるオーディオ・デコーダのメモリに依存する或る特定の値を超えると、オーディオ成分とビデオ成分を同期させることはできず、同期させようとすると、オーディオ・データが失われるか、あるいは再生されたオーディオ・データに望ましくないアーティファクトを生じる。従って、誤差の値が或る特定の閾値を超える場合、オーディオとビデオの同期を一時中止すべきである。
【0030】
誤差信号ERRPTSに基づいてオーディオ/ビデオ同期を調整するために2つの手法が用いられる。すなわち、データ部分のスキップ(skip)を繰り返しおよび変換クロックの偏移である。一定の期間すなわち“フレーム”のオーディオ信号をスキップすると、オーディオデータ・ストリームはビデオ信号に対して一定の期間だけ進められる。繰り返す(データを消費せずに消音する)と、オーディオデータ・ストリームはビデオ信号に対して一定の期間だけ遅延される。オーディオフレームをスキップしたり繰り返したりすることは、多くの条件下で聞き取れるので、同期の粗い調整にのみ利用される。それでも、短時間のスキップまたは繰り返しは、識別できるオーディオ/ビデオ同期誤差に対して好ましい。もしオーディオフレームが40msec以内であれば、スキップ/繰り返しによる粗い調整で、同期誤差は±20msecとなり、これはオーディオ/ビデオ同期に関する基準の範囲内にある。しかしながら、オーディオ変換時間軸がオーディオ信号源の時間軸と一致しなければ、この同期は劣化する。いったん同期が粗く調整されると、オーディオ変換クロック周波数を変えて、オーディオ/ビデオ同期はさらに細かく調整される。
【0031】
誤差信号ERRPTSはフィルタ/処理装置216に供給される。フィルタの機能は、誤差信号ERRPTSを平滑にし、信号雑音により発生されるかも知れない異常な作用を最小限度にする。装置216の処理部は、平滑された誤差信号を検査して、オーディオ信号とビデオ信号の粗い同期を達成するために、オーディオ信号の飛ばし/繰返しを行うべきか、あるいは細かい同期を達成するためにオーディオ処理周波数を調節すべきか、あるいはこの何れも行うべきでないかを決定する。粗い同期調整が必要であると決定されれば、処理装置216はオーディオ復元装置212に制御信号(S/R)を供給して、復元された現在のオーディオフレームをスキップするかまたは繰り返すようにオーディオ復元装置212を調節する。あるいは、粗い調整に加えて、細かい調整が必要であることが決定されれば、処理装置216はオーディオ時間軸回路215に制御信号を供給して、オーディオ処理クロック信号の周波数を調整する。
【0032】
処理アルゴリズムを図4のフローチャートに詳しく示す。開始で示されるシステムの初期設定(ステップ400)の後、システムはオーディオ復元装置を監視してPTSaudの発生を調べる(ステップ401)。もしPTSaudが検出されればそれが読み取られ、局部クロック・リファレンスLASが捕捉され貯えられる(ステップ403)。もしPTSaudが発生していなければ、システムはビデオ圧縮装置を監視してPTSvidを調べる(ステップ402)。PTSvidが発生していればPTSvidは読み取られ、局部クロック・リファレンスLVSは捕捉され貯えられる(ステップ404)。PTSaudとPTSvidの両方が読み取られると次の式に従ってERRPTSが計算される(ステップ405)。
ERRPTS=ΔV-PTS−ΔA-PTS
【0033】
誤差信号の大きさを検査して、誤差信号がオーディオ・デコーダ内の遅延蓄積メモリのサイズに依存する所定の最大値よりも大きいかどうかを確かめる(ステップ420)。もし誤差が所定の最大値よりも大きければ、この状態がどのくらい長く存在していたかを確かめるために、ステップ421でチェックされる。それが所定の、選択可能な、時間(N秒)より長ければ、同期プロセスは一時中止される(ステップ422)。もしこの状態の存在していた時間がN秒以下であれば、ステップ406で同期は継続する。飛ばしと繰返しの機能は、オーディオ・メモリに対して異なる反応をするので、N秒の閾値は誤差信号の正と負の値について異なる。
【0034】
誤差信号の大きさは、例えば、オーディオのフレーム期間の2分の1よりも大きいかどうか確かめるために、ステップ406で検査される。もし誤差信号の大きさがオーディオのフレーム期間の2分の1よりも大きければ、ステップ407で、誤差信号の極性がチェックされる。極性が正であれば、現在のオーディオ・フレームが繰り返される(ステップ409)。極性が負であれば、ステップ408で、現在のオーディオ・フレームは飛ばされる。1フレームを飛ばしたり繰り返したりする動作を繰り返して、このシステムはスタート位置に戻り、次のPTSの発生を待つ。
【0035】
ステップ406で、誤差信号の大きさがオーディオ・フレーム期間の2分の1以下であれば、ステップ410で、誤差信号の大きさがゼロよりも大きいかどうかを確かめるために検査される。誤差がゼロよりも大きければ、ステップ412で、誤差が前の誤差信号よりも小さいかどうかチェックされる。誤差が前の誤差信号よりも小さければ、それはこのシステムが同期に向かって収束していることを示しており、同期制御パラメータは変更されない。システムはスタート位置に戻り、次のPTSを待つ。逆に、誤差が前の誤差信号よりも増加していれば、ステップ414で、このオーディオ・システムの処理クロックは、その周波数を低下させるよう調節される。
【0036】
ステップ410で、もし誤差がゼロより小さい(負である)なら、前の誤差信号より大きいか確かめる(ステップ411)。前の誤差信号より大きければ、これもやはりシステムが同期の方へ近づいていることを示しており、同期制御パラメータは変更されない。もし現在の誤差信号が前の誤差信号より小さければ、システムは更に同期がはずれているので、オーディオ処理クロック周波数は増加される(ステップ413)。処理ステップ414と413の後、システムは開始位置に戻り次のPTSの発生を待つ。この例では、オーディオ/ビデオ同期誤差がオーディオフレーム期間の1/2以下に減らされるまで、オーディオフレームをスキップしたり繰り返したりして、システムは粗い調整だけを行うことが注目される。
【0037】
別の実施例では、それぞれのオーディオフレームの大きさに関連する予め定められた閾値と濾波済み誤差信号が比較される。もし誤差信号が閾値より小さければ、オーディオとビデオのタイミング誤差がオーディオフレームよりも小さいことを示しており、誤差信号はオーディオ時間軸回路215に結合され、ここで、オーディオ信号処理(復元)クロックの周波数を調整するのに利用される。もし誤差信号が閾値より大きければ、誤差信号をオーディオフレーム期間で割って、オーディオ信号とビデオ信号が整合していないオーディオフレームの数を確かめる。得られた商の整数部分がオーディオ復元装置に供給され、オーディオフレームをその数だけスキップするか繰り返すようにオーディオ復元装置を調整する。誤差信号の極性により、オーディオフレームを飛ばすべきかまたは繰り返すべきかが決定される。通常、圧縮されたデータは復号化される前にバッファメモリの中に配置されるので、オーディオフレームを飛ばすことまたは繰り返すことは、メモリの読取り/書込みコマンドを制御可能にイネーブルするという簡単な事柄である。
【0038】
商の小数部分はオーディオ時間軸回路215に結合され、ここで、オーディオ/ビデオ同期を微調整するために、小数部分はオーディオ処理クロックを調整するのに利用される。
【0039】
オーディオPTSの発生率はオーディオ復元装置の処理速度に比例する。オーディオ復元装置の処理速度は、オーディオ復元装置を動作させるのに使用されるクロック信号の周波数に正比例する。もしオーディオ復元装置のクロック周波数がビデオ復元装置を動作させるのに使用されるクロックと無関係であり、且つ細かく調整できるならば、オーディオとビデオのPTSの相対的な発生率は調整することができ、そしてオーディオとビデオは細かく同期させることができる。
【0040】
復元されたオーディオ信号はDA変換器227に結合される。DA変換器227からのアナログ出力信号は、抵抗228を介して別のアナログ処理回路(図示せず)に結合される。ミューティング・トランジスタ229の導通路は、抵抗228と大地電位の間に結合される。トランジスタ229の制御電極は、閾値検出器225の出力結線に結合される。1V be より大きい正の制御電圧により、トランジスタ229はDA変換器227からのオーディオ出力信号を大地電位にクランプし、それによってオーディオ信号をミューティングする。
【0041】
通常、圧縮されたオーディオ信号は、左信号、右信号などのような複数の成分を含んでいる。簡単にするために、図2は唯1つのオーディオ出力を示すものであるが、各オーディオ・チャンネルは共通のミューティング制御信号により制御されるミューティング回路を含んでいる。
【0042】
オーディオ信号をミューティングすることは種々の理由で実行され、リップ同期が失われたからではない。この装置は、リップ同期エラーに基づいてオーディオをミューティングするという点で独特である。
【0043】
人間である視聴者は、−20msまたは+40msのリップ同期エラーに気づく。例示的システムの場合、リップ同期エラーが約13msを超えると、オーディオがミューティングされる。13msという閾値は、20msより小さいが、MPEG1、層(layer)IIオーディオ・フレーム(これは24ms)の1/2より大きく選定された。この閾値は、MPEG1、層IIのオーディオ・フレームの1/2より僅かに大きく選定された。その理由は、オーディオ/ビデオ同期フレームのスキップと繰り返しの場合、半分のフレーム(12ms)における初期同期状態が可能であり、また約12msの閾値で同期しているがミューティングされたオーディオが生じるからである。また、1/2フレームに等しい閾値は、クロックおよびPTSストローブ・サンプリングの不安定性に因る計算されたリップ同期エラーにおける小さな変動による断続的なミューティングを発生する。
【0044】
ミューティング制御信号は閾値検出器225により発生される。この閾値検出器225は減算器219から得られるオーディオ/ビデオ同期エラー信号を監視する。エラー信号が13msに対応する値を超えると、ミューティング制御値が発生される。間違ったミューティング信号を発生させるノイズあるいは他の一時的な状態を排除するために、減算器219からのエラー信号は、閾値検出器225に供給される前に低域濾波されることがある。
【0045】
検出器225から出てDA変換器227とオーディオ復元装置212に入る点線の矢印は、代りのミューティング実行例を示すものである。例えば、ミューティング制御信号は、DA変換器227の出力あるいは復元装置212の出力を発生させないように設計される。いずれの例においても、この不能化機能は、出力信号のダイナミックレンジの間の中ほどに信号の振幅値を出力するように、それぞれの処理要素を条件づけるように構成される。また、図2の構成は、ビデオ・ミューティング(すなわちブランキング)がビデオDA変換器224の制御により実行されること示す。
【0046】
同期が収束からかけ離れているとき、ミューティング制御は一時中止される。検出器225は、誤差信号と最大閾値を比較して、誤差信号が最大閾値を超えると、あるいは誤差信号が所定の時間にわたり最大閾値を超えると、あるいは所定の期間よりも長くミューティングが起こると、ミューティングを一時中止する。ステップ422で、ミューティング一時中止の制御も処理装置216により行われる。
【0047】
図5は、別のミューティング装置を示す。この実施例で、フィルタ216から発生される飛ばし/繰返しS(Skip)/R(Repeat)信号は1次ミューティング制御として使用される。この信号は、オアゲート230とアンドゲート233を経由してミューティング回路に結合される。アンドゲート233は、処理装置216からのSUSPEND MUTE(ミュート一時中止)信号に応答するミュート・オーバライド(override、無視、無効、取消し)として使用される。ミューティングの一時中止はミュート制御信号発生器の内部で行われるので、アンドゲート233は、実際には、記号を表す性質のものである。
【0048】
個別のシステムにおいて、オーディオの時間軸を調整するために使われる精密な制御が、少なくとも1/2のオーディオ・フレームを含む範囲にわたるならば、閾値検出器231は、オーディオの時間軸の細かい制御信号を監視し、第2のミューティング制御信号を発生するために含まれる。この第2の制御信号も、オアゲート230を介してミューティング回路に結合される。
【0049】
図5の装置は、別の取り得るミューティング回路を示し、このミューティング回路はアンドゲート226を含んでおり、復元装置212からの圧縮解除されたオーディオ信号をDA変換器227に選択的に結合する。通常、オーディオ信号はバイポーラ(AC)であり、零の値を中心にスイングする。非結合状態にあるとき、アンドゲート226は、信号のダイナミックレンジの真ん中で零の値を好ましく出力する。
【0050】
現在、圧縮されたオーディオ/ビデオ直接放送衛星(direct broadcast satellite)システムが、複数のパケット化された番組が時分割多重化され、単一のトランスポンダによって送られる場合に開発されている。個々の番組はオーディオ信号だけを含んでおり、リップ同期の問題を排除去する。しかしながら、システム・クロックが同期していなければ、望ましくないオーディオが再生されることがある。従って、図3に示すクロック制御装置39により発生されるエラー信号を監視するように、別の閾値検出器232が設けられる。この閾値検出器232は、クロック制御装置39により発生されるエラー信号が固定された状態からの周波数偏移、例えば0.2を表わすとき、ミューティング制御信号を発生する。このミューティング制御信号はオアゲート230に結合され、システム・クロックが対応する符号化システム・クロックと実質的に同期するまでオーディオ・ミューティングを生じさせる。同様に、検出装置がオーディオ・時間軸回路215の周波数偏移を測定するように結合され、ゲート230にオア接続される別のミューティング信号を発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ/ビデオ圧縮装置のブロック図である。
【図2】本発明を具体化するオーディオ/ビデオ復元装置のブロック図である。
【図3】圧縮装置のシステム・クロックとほぼ同じレートを有する受信機システム・クロック信号を供給する装置のブロック図である。
【図4】図2の装置の動作のフローチャートである。
【図5】図2において実施される、代わりのミューティング回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 オーディオ/ビデオ信号源
11 ビデオ信号圧縮装置
12 フォーマット装置
13 トランスポート処理装置
14 レート・バッファ
17 トランスポート処理装置
18 オーディオ信号圧縮装置
21 システム制御装置
22 システム・クロック
31 補助パケット検出器
33 TP制御装置
34 メモリ
37 電圧制御発振器(VCXO)
38 低域フィルタ
39 クロック制御装置
202 逆トランスポート処理装置
206 レート・バッファ
208 システム・クロック
210 システム制御装置
212 オーディオ復元装置
214 ビデオ復元装置
215 オーディオ時間軸回路
216 フィルタ/処理装置
Claims (12)
- 圧縮されたオーディオ/ビデオ信号を処理する受像機内で用いられる信号処理装置であって、
前記圧縮されたオーディオ/ビデオ信号を供給する検出器と、
前記圧縮されたオーディオ/ビデオ信号に応答し、復元されたオーディオ信号を供給するオーディオ復元装置と、
前記圧縮されたオーディオ/ビデオ信号に応答し、復元されたビデオ信号を供給するビデオ復元装置と、
復元されたオーディオ信号成分と復元されたビデオ信号成分とに関連付けられたオーディオ/ビデオ成分タイミングリファレンス信号を処理し、復元されたオーディオ信号成分と復元されたビデオ信号成分とに関連付けられて、且つ相対的なオーディオおよびビデオの同期を示す、オーディオ/ビデオ成分タイミングリファレンス信号の差分の関数であって、前記差分の絶対値が増加した場合に出力の絶対値が増加する関数である値を持つオーディオ/ビデオ同期誤差信号を発生する誤差検出器と、
前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が所定の第1の閾値を超えないときに前記復元されたオーディオ信号のセグメントを飛ばしあるいは繰り返して、関連する復元されたオーディオ信号成分とビデオ信号成分を同期させるように前記オーディオ復元装置を制御し、かつ、前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第1の閾値を超えたときに前記制御を行わない処理装置と、
から成る信号処理装置。 - 前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第1の閾値を超えたときの持続時間を判定するタイミング回路を含み、
前記処理装置は、前記持続時間が所定の長さを超えたときに、前記制御を行わない
ことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。 - 前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値に応答し、前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が所定の第2の閾値を超えたときに、前記復元されたオーディオ信号をミュートするミューティング回路を更に含む、請求項1記載の信号処理装置。
- 前記ミューティング回路が、
前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号に応答し、前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第2の閾値よりも大きいときおよび前記所定の第2の閾値よりも小さいときそれぞれ第1および第2の状態を呈する制御信号を発生する第1の閾値検出器と、
前記制御信号に応答し、前記制御信号が前記第2の状態を呈すると前記復元されたオーディオ信号を通過させ、前記制御信号が前記第1の状態を呈すると前記復元されたオーディオ信号の代替値を供給する信号クランプ手段と、から成る請求項3記載の信号処理装置。 - 前記圧縮されたオーディオ/ビデオ信号に応答し、前記圧縮されたオーディオ/ビデオ信号の発生に使用されるエンコーダ・システム・クロック信号と所定の関係を有するシステム・クロック信号を発生し、且つ、前記システム・クロック信号および前記エンコーダ・システム・クロック信号の非同期の尺度であるクロック同期誤差信号を発生するクロックコントローラを含む同期回路と、
前記クロック同期誤差信号に応答し、前記クロック同期誤差信号が所定のクロック同期閾値よりも大きいときおよびそれよりも小さいときそれぞれ第1および第2の状態を呈する制御信号を発生する第2の閾値検出器と、
前記第1および第2の閾値検出器からの前記制御信号を合成するオア回路と、を更に含む請求項4記載の信号処理装置。 - 前記オーディオ/ビデオ成分タイミングリファレンス信号が、復元されたオーディオ成分およびビデオ成分それぞれと関連付けられたタイム・スタンプPTSaudとPTSvidとを含み、前記タイム・スタンプPTSaudおよびPTSvidが、所定の時間に定められ且つエンコーダ・システム・クロックと関連づけられ、且つ前記オーディオ復元装置とビデオ復元装置が、前記タイム・スタンプPTSaudとPTSvidを関連する復元されたオーディオ信号とビデオ信号に与え、且つ前記誤差検出器が、
局部クロック信号源と、
対応するタイム・スタンプPTSaudとPTSvidの発生する時間的間隔Tを、前記局部クロック信号の周期で、測定する手段と、
対応するタイム・スタンプPTSaudとPTSvidの値の差を計算し、この差と前記時間的間隔Tを比較し、前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号を発生する手段とを含んでいる、請求項1記載の信号処理装置。 - 前記オーディオ/ビデオ成分タイミングリファレンス信号が、復元されたオーディオおよびビデオ成分それぞれと関連付けられたタイム・スタンプPTSaudとPTSvidとを含み、前記タイム・スタンプPTSaudおよびPTSvidが、所定の時間に定められ且つエンコーダ・システム・クロックと関連づけられる、請求項1記載の信号処理装置。
- 前記処理装置は、前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第1の閾値を超えたときに、前記復元されたオーディオ信号成分のミュートを中断することを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- オーディオ/ビデオ信号の受信機によりオーディオ成分とビデオ成分を同期させる方法であって、
復元されたオーディオ信号成分と復元されたビデオ信号成分とに関連付けられて、且つ相対的なオーディオおよびビデオの同期を示す、オーディオ/ビデオ成分タイミングリファレンス信号の差分の関数であって、前記差分の絶対値が増加した場合に出力の絶対値が増加する関数である値を持つオーディオ/ビデオ同期誤差信号を発生するステップと、
前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が所定の第1の値を超えていない場合に前記復元されたオーディオ信号成分とビデオ信号成分を同期させ、且つ、同期しまたは一部同期した復元されたオーディオおよびビデオ出力信号を供給するステップと、
前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第1の値を超えている場合に前記復元されたオーディオ信号成分およびビデオ信号成分を同期させず、且つ、非同期の復元されたオーディオおよびビデオ出力信号を供給するステップと、から成る前記方法。 - 前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が前記所定の第1の閾値を超えたときの持続時間を判定するステップをさらに含み、
前記持続時間が所定の長さを超えたときに前記同期を行わないように制御する
ことを特徴とする請求項9記載の方法。 - 前記オーディオ/ビデオ同期誤差信号の前記絶対値が所定の第2の閾値を超えた場合に、前記オーディオ信号をミュートするステップと、を更に含む、請求項9記載の方法。
- 前記同期をさせないことは、前記復元されたオーディオ信号成分のミュートを中断することを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
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