JP3390296B2 - 農産物収穫機 - Google Patents
農産物収穫機Info
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- mounting table
- container mounting
- conveyor device
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Description
薯、こんにゃく芋等の根菜類を圃場から収穫して選別
し、コンテナに収容するようにした農産物収穫機に係
り、特に掘取りコンベア装置の後方にコンテナ載置台を
使用位置と格納位置とに回動可能に設けた農産物収穫機
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、甘藷、馬鈴薯、こんにゃく芋のよ
うな根菜類を圃場から収穫して選別し収容する農産物収
穫機として、自走機体に、機体下部前方から機体中央上
部を通って機体後部にかけて、先端に掘取り刃を有し、
この掘取り刃に連続して無端バーコンベアを設けた掘取
りコンベア装置を配設し、この掘取りコンベア装置の後
方の機体にコンテナ載置台を使用位置と格納位置とに回
動可能に設けたものが提案されている。 【0003】上記コンテナ載置台は、使用位置と格納位
置とに固定しておかないと危険であるので、コンテナ載
置台と機体との間にフック部材などからなる係止機構を
別途設けていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のようにコンテナ
載置台を固定するために係止機構を設けていると、部品
点数が多くなって構造が複雑になるばかりでなく、コス
ト高になり、また、係止機構の操作も面倒である、とい
う問題点があった。 【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
提案されたもので、簡単な構造で部品点数が少なくなっ
て低コストになり、また、コンテナ載置台を回動させる
だけで固定されるようにした農産物収穫機を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、自走機体に、機体下部前方から機体中央
上部を通って機体後部にかけて、先端に掘取り刃を有
し、この掘取り刃に連続して無端バーコンベアを設けた
掘取りコンベア装置を配設し、この掘取りコンベア装置
の後方の機体にコンテナ載置台を使用位置と格納位置と
に回動可能に設けた農産物収穫機において、上記コンテ
ナ載置台と機体との間に、常時押し出し方向に付勢され
ているピンと、このピンがコンテナ載置台の使用位置及
び格納位置のときに係合してそれぞれの位置に固定する
ガイド板とを設け、上記ガイド板は、固定位置の一方で
上記ピンと係合する係合孔と、固定位置の他方で上記ピ
ンを突出させて固定状態に保持する終端とを備え、該終
端から上記係合孔に至る間に上記ピンが上記ガイド板に
当接して摺動されることを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明の農産物収穫機では、コンテナ載置台が
使用位置か格納位置にあってそれぞれの反対位置に切換
えるとき、ピンの係合状態を解除し、コンテナ載置台を
回動させるだけで反対位置に固定される。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の農産物
収穫機の一実施の形態に係るいも類収穫機を示す。これ
らの図において、いも類収穫機1の機体2には、左右対
をなしスピン(超信地)旋回を可能にしたクローラ3が
装備されている。クローラ3への駆動力は、機体2の一
側方に搭載されているエンジン4から機体2の後部寄り
の下部位置のクローラ3間に設けられているトランスミ
ッション(図示省略)を経て伝達されるようになってい
る。 【0009】また、クローラ3間の機体2の前方下部か
ら機体中央上部を通り機体後部にかけて、圃場の農産物
を掘取る掘取りコンベア装置10が設けられており、こ
のコンベア装置10の駆動も上記のエンジン4の駆動力
によって行われる。 【0010】掘取りコンベア装置10は、前方に向けて
傾斜した状態の掘取り刃11、無端リンクロッドからな
り、所定間隔毎にスラットを有した傾斜搬送部12及び
終端に向け所定角度で下降するように配設された選別搬
送部13によって無端バーコンベアが構成されている。 【0011】更に、掘取りコンベア装置10は、その後
端の図示しない回転軸(回動支点)を中心に上下方向に
回動可能とされているとともに、図示しない油圧シリン
ダの伸縮作動によって上下調節可能となっている。 【0012】上記掘取りコンベア装置10の左右の測方
から前方に向け突出したブラケット41には、収穫対象
畝の長さ方向に沿って機体2の移動と共に追従する畝追
従装置40が設けられている。畝追従装置40の一対の
ホイール42は、収穫対象畝の傾斜両肩部に転接するも
のであり、上下調節機構43によって上下方向に調節可
能とされるとともに、スライド機構44によって左右方
向の間隔が調節可能となっている。 【0013】上記エンジン4から動力を受けて変速する
図示しないトランスミッションにおいては、図示省略し
た無段変速を行う油圧無段変速装置(HST)と変速ギ
ヤとの組み合わせによって無段/有段に変速出力される
ようになっており、サイドクラッチやデファレンシャル
装置を介して動力伝達を接/断し、クローラ3を無段/
有段に変速走行させたり、スピン旋回(超信地旋回)を
可能にしたりしている。 【0014】また、図示しないトランスミッションか
ら、変速された動力が掘取りコンベア装置10に伝達さ
れるとともに、そのコンベアの移動速度が無段と有段と
に変速調節可能とされており、この変速とクローラ3の
無段又は有段走行との組合せにより、掘取り作業速度が
自在に設定可能となっている。 【0015】また、機体2の後側でコンベア装置10を
挟んで左右対称位置に作業スペース6,7が設けられて
おり、また、コンベア装置10の中程にも該コンベア装
置10を挟んで左右対称位置に作業スペース8,9が設
けられている。そして各作業スペース6,7,8,9に
はそれぞれ作業椅子6a,7a,8a,9aが配設され
ており、各作業者は作業椅子6a,7a,8a,9aに
着座することによって、掘取りコンベア装置10により
搬送される農作物の選別作業を行うことができるように
なっている。 【0016】ちなみに、作業スペース8,9の作業者
は、傾斜搬送部12により搬送されてくる収穫物からい
も以外のつるや茎葉、大きな土塊、石等を除去したり、
いもと連結茎とを分離したりする等の前処理作業を行
う。また、作業スペース6,7の作業者は、前処理作業
の行われたいもを選別し、コンテナへの詰め込み作業を
行う。さらに、作業スペース6は収穫機1の操縦席を兼
ねており、前方には操作部20が設けられている。 【0017】さらに上記作業スペース6,7,8,9に
は、収穫機1の走行またはコンベア装置10の搬送等の
動力の伝達を切り換えるクラッチレバーが設けてある。
このクラッチレバーは、作業者の作業姿勢及び収穫機1
の重心位置等のレイアウト構成上の理由から、それぞれ
作業スペースの内側近傍の機体2に設けるのが良く、後
側の作業スペース6,7の場合は斜め前方のコンベア装
置10の測方位置にクラッチレバー61,71が設けら
れ、また中程の作業スペース8,9の場合は斜め後方の
コンベア装置10の測方位置にクラッチレバー81,9
1が設けられている。 【0018】上記各クラッチレバーは、クラッチレバー
61とクラッチレバー71とは、それぞれ同方向に連動
して回動するように連繋され、また、クラッチレバー8
1とクラッチレバー91とも、同方向に連動して回動す
るように連繋され。さらに、クラッチレバー61及びク
ラッチレバー71と、クラッチレバー81及びクラッチ
レバー91とは、リンクにより連繋されていて、各クラ
ッチレバーは同方向に作動して、クラッチの接,断操作
が行われるようになっている。 【0019】コンベア装置10の左右両側は側枠5,5
により支持され、その前部は軸5aを中心に、図示しな
い油圧シリンダの伸縮作動により上下方向に回動可能と
なっている。また、コンベア装置10の前部と後部のそ
れぞれ左右両側には、コンテナ載置台50,50、6
0,60が配置されている。さらに、コンベア装置10
の後方にも、コンテナ載置台30が配設されている。こ
れらコンテナ載置台30,50,60は、それぞれ使用
位置と格納位置とに回動可能の構造になっている。コン
テナ載置台30上には予備のコンテナを載置しておくた
めの予備コンテナ載置台31が設けられている。 【0020】上記コンテナ載置台30は、図3及び図4
に示すように、機体2に対して回動支持部32を介して
水平方向に張り出す使用位置と、ほぼ垂直方向に起立す
る格納位置とに回動可能となっている。そして、コンテ
ナ載置台30と機体2との間係止機構33が設けられて
いる。この係止機構33は、機体2に固定されコンテナ
載置台30側に延び、係合孔35を穿設したガイド板3
4と、コンテナ載置台の縦部材30aにバネ支持部36
を介して常時押し出し方向に付勢されるように支持され
ている係合ピン37とからなっている。バネ支持部36
には、ピン37の付勢を解除した状態に係止するピン係
止部38が設けられている。そして、係合ピン37は、
コンテナ載置台30の使用位置及び格納位置のときに、
それぞれの位置に固定(ロック)するようになってい
る。 【0021】上述のように構成されたコンテナ載置台3
0の間係止機構33においては、コンテナ載置台30が
使用位置か格納位置にあって、これをそれぞれの反対位
置に切換えるときに、係合ピン37を引っ張って係合
(ロック)状態を解除し、コンテナ載置台30を回動支
持部32を中心に回動させはじめたときに係合ピン37
をフリーにすると、係合ピン37の先端はバネにより付
勢されてガイド板34に当接した状態でコンテナ載置台
30の回動とともに摺動し、例えば格納位置に達すると
係合孔35に係合して固定する。また、格納位置から使
用位置にするときは、使用位置に達したときに係合ピン
37はガイド板34の終端から突出して固定状態に保持
する。コンテナ載置台30をロックしないフリーの状態
で回動するときは、係合ピン37をピン係止部38に係
止しておけばよい。 【0022】上記側枠5,5の前半部分、即ち、コンベ
ア装置10の傾斜搬送部(無端バーコンベア)12に
は、振動機構70が設けられている。この振動機構70
は、側枠5,5間に軸支された回動軸を中心に前後方向
に、2つのストッパ間を回動可能のレバーを有し、回動
軸に、側枠5,5の内側のバーコンベアに対して、側方
からバーコンベアの下側に嵌挿されて、レバーにより回
動して、移動するバーコンベアに対して上下に振動を与
える入り位置と、振動を与えない切り位置と、に変位可
能の起振体を設けている。そして、レバーと側枠5との
間には、起振体を入り位置と切り位置とに切換え保持す
るトグルバネが介装されている。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
機によれば、コンテナ載置台を使用位置と格納位置とに
回動するときの係止機構を、コンテナ載置台と機体との
間に、常時押し出し方向に付勢されているピンと、この
ピンがコンテナ載置台の使用位置及び格納位置のときに
係合してそれぞれの位置に固定するガイドとにより構成
したので、コンテナ載置台の使用位置と格納位置との切
換えが簡単に行うことができる。また、ピンとガイドに
より、それぞれの切換え位置に自動的にロックすること
ができる。 【0024】しかも、その構成は簡単で、コンテナ載置
台をそれぞれの切換え位置に固定する固定手段を別に必
要とせず、部品点数が少なくなって、コストダウンが達
成される。
も類収穫機を示す斜視図である。 【図2】同いも類収穫機を示す平面図である。 【図3】コンテナ載置台の係止機構の側面図である。 【図4】同正面図である。 【符号の説明】 1 いも類収穫機 2 機体 3 クローラ 4 エンジン 5 コンベア装置の側枠 5a 軸 6〜9 作業スペース 6a〜9a 作業椅子 61〜
91 クラッチレバー 10 コンベア装置 11 掘取り刃 12 傾斜搬送部 13 選別搬送部 20 操縦部 40 畝追従装置 41 ブラケット 42 ホイール
43 上下調節機構 44 スライド機構 30,50,60 コンテナ載置台 30a コンテナ載置台の縦部材 31 予備コンテナ
載置台 32 回動支持部 33 係止機構 34 ガ
イド板 35 係合孔 36 バネ支持部 37 係合
ピン 38 ピン係止部 70 振動機構
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自走機体に、機体下部前方から機体中央
上部を通って機体後部にかけて、先端に掘取り刃を有
し、この掘取り刃に連続して無端バーコンベアを設けた
掘取りコンベア装置を配設し、この掘取りコンベア装置
の後方の機体にコンテナ載置台を使用位置と格納位置と
に回動可能に設けた農産物収穫機において、 上記コンテナ載置台と機体との間に、常時押し出し方向
に付勢されているピンと、このピンがコンテナ載置台の
使用位置及び格納位置のときに係合してそれぞれの位置
に固定するガイド板とを設け、 上記ガイド板は、固定位置の一方で上記ピンと係合する
係合孔と、固定位置の他方で上記ピンを突出させて固定
状態に保持する終端とを備え、該終端から上記係合孔に
至る間に上記ピンが上記ガイド板に当接して摺動される
ことを特徴とする農産物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22325695A JP3390296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 農産物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22325695A JP3390296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 農産物収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0965739A JPH0965739A (ja) | 1997-03-11 |
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Family
ID=16795257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22325695A Expired - Lifetime JP3390296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 農産物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3390296B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003079216A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-18 | Kobashi Kogyo Co Ltd | 農産物収穫機のコンテナ台昇降装置 |
JP7216996B2 (ja) * | 2018-12-12 | 2023-02-02 | 小橋工業株式会社 | 収穫機 |
JP7457985B2 (ja) * | 2021-09-06 | 2024-03-29 | 井関農機株式会社 | 作物収穫車両 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22325695A patent/JP3390296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0965739A (ja) | 1997-03-11 |
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