JP2843928B2 - 農産物収穫機 - Google Patents

農産物収穫機

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JP2843928B2
JP2843928B2 JP4210767A JP21076792A JP2843928B2 JP 2843928 B2 JP2843928 B2 JP 2843928B2 JP 4210767 A JP4210767 A JP 4210767A JP 21076792 A JP21076792 A JP 21076792A JP 2843928 B2 JP2843928 B2 JP 2843928B2
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sorting conveyor
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健志 小橋
明彦 垣見
浩二 森川
徹 阿部
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Kobashi Industries Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として甘藷、馬鈴
薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく芋、短根人参、ラ
ッキョウ等の根菜類を収穫するようにした農産物収穫機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、根菜類を収穫するようにした農産
物収穫機として、例えばポテトハーベスタ、ビートハー
ベスタ、ポテトディガー、乗用トラクタあるいは歩行型
トラクタに掘取り刃を装着したもの、前記掘取り刃の後
部にリンクロッドチェンコンベアを連設した掘取りコン
ベア装置を装着したもの、前記リンクロッドチェンコン
ベアを振動させるようにしたもの、等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ポテトハーベス
タ、ビートハーベスタ、ポテトディガー等は、輸入品と
同様に大型で、北海道のような大規模な圃場で使用する
のには適しているが、小規模な圃場で使用するのには適
しておらず、しかも専用機で汎用性に乏しいものであっ
た。
【0004】又、乗用トラクタあるいは歩行型トラクタ
に掘取り刃を装着したもの、前記掘取りコンベア装置を
装着したもの、前記リンクロッドチェンコンベアを振動
させるようにしたもの、等は小規模な圃場で使用するこ
とが出来るように開発されたものであるが、上記のよう
な根菜類を掘り取って圃場に放出して行くのみで、この
掘り取られた根菜類は、別途拾い上げて選別する作業行
程を必要とする、といった作業能率上の問題点があり、
小型乗用タイプで根菜類を掘取って選別してから収容す
るようにした収穫機はないのが現状である。本発明は、
上記の問題点を解決することを目的になされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 A.左右のクローラ3,3間の機体2の中央部前方から
後方にかけて、圃場に植生している農産物を掘取り、搬
送を行う掘取りコンベア10及び選別を行う複数の選別
コンベアを連続して設けた自走式の農産物収穫機におい
て、第1の選別コンベア19と第2の選別コンベア19
aを該第2の選別コンベア19aが低くなるように段差
を有して連続して設け、該第1の選別コンベア19と第
2の選別コンベア19aの間に受渡し板31を後傾状に
設けると共に、この受渡し板31と第1の選別コンベア
19との間に、第1の選別コンベア19により搬送され
てくる夾雑物を排出する間隙33を設けたこと、
【0006】B.上記間隙33を第1の選別コンベア1
9の後端部と受渡し板31の前端部の前後間に設けたこ
と、 C.上記第1の選別コンベア19における選別作業を人
手により行うようにし、上記間隙33を第1の選別コン
ベア19の後端部と受渡し板31の前端部の上下間に設
けたこと、 D.上記第1の選別コンベア19における選別作業を人
手により行うようにし、上記間隙33を第1の選別コン
ベア19の後端部と受渡し板31の前端部の前後間に設
け、第1及び第2の選別コンベア19,19aの移動方
向一側の受渡し板31に側部切欠き31aを形成すると
共に、この受渡し板31に側部切欠き31aに対応して
第1の選別コンベア19上に仕切り板35を設けたこ
と、 E.上記第1の選別コンベア19における選別作業を人
手により行うようにし、上記間隙33を第1の選別コン
ベア19の後端部と受渡し板31の前端部の前後間に設
け、第1及び第2の選別コンベア19,19aの移動方
向中央部の受渡し板31に中央部切欠き31bを形成す
ると共に、この受渡し板31の中央部切欠き31bに対
応して第1の選別コンベア19上に案内体36を設けた
こと、をそれぞれ特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によって本発明は、次の作用をす
る。 .上記A.の構成により、第1の選別コンベア19に
より搬送されてくる農産物と挟雑物との分離・選別が良
好に行われ、選別の自動化が可能となる。 .上記B.の構成により、第1の選別コンベア19に
より搬送されてくる農産物と挟雑物とのうち、挟雑物は
間隙33を通って落下し、農産物は受渡し板31から第
2の選別コンベア19aに送られる。 .上記C.の構成により、第1の選別コンベア19に
より搬送されてくる農産物と挟雑物とのうち、挟雑物は
間隙33を通って落下し、農産物は作業者により受渡し
板31越しに第2の選別コンベア19aに送られる。
【0008】.上記D.の構成により、第1の選別コ
ンベア19により搬送されてくる農産物を仕切り板35
の受渡し板31が存在する側に寄せてやるだけで、農産
物は受渡し板31を介して第2の選別コンベア19aに
送られ、挟雑物は第1の選別コンベア19の搬送終端か
ら落下する。 .上記E.の構成により、第1の選別コンベア19に
より搬送されてくる農産物を第1の選別コンベア19の
両側に寄せてやるだけで、農産物は受渡し板31を介し
て第2の選別コンベア19aに送られ、挟雑物は第1の
選別コンベア19の搬送終端から落下する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1ないし図3に示す第1実施
例において、符号1はいも類収穫機で、このいも類収穫
機1は、機体2に左右対をなし超信地旋回を可能にした
クローラ3,3を装備している。このクローラ3,3の
前側の機体2にエンジン4を搭載し、その近傍に、エン
ジンにより駆動される発電機、油圧ポンプなど(図示せ
ず)を搭載している。クローラ3,3間で、機体2の前
側下部位置にトランスミッション5を設けている。又、
機体2の下部前方からトランスミッション5上を通り機
体中央上部にかけて、圃場に植生している農産物を掘取
り、後方に向け搬送を行う,先端側が下降するように傾
斜した掘取りコンベア装置6を設け、このコンベア装置
6は前側部分が上下動可能に基端部を枢支している。エ
ンジン4と反対側の機体2の他側には、操縦部7を設け
ている。
【0010】掘取りコンベア装置6は、左右の側枠(フ
レーム)8,8の先端部に掘取り刃9を取付け、側枠
8,8間にリンクロッドからなり、所定間隔にスラット
を設けた掘取りコンベア10を巻装し、その傾斜上端部
の回動部10aを中心に傾斜下端側が上下方向に回動可
能で、機体2と側枠8,8間に設けた油圧シリンダ11
の伸縮作動によって上下動調節、即ち、掘取り深さの調
節が行われるようになっており、又、側枠8,8の途中
から掘取りコンベア10と共に機体側に折り畳めるよう
になっていて、その折り畳み,折り畳み解除操作を油圧
シリンダ12により行うようにしている。掘取りコンベ
ア10は、その移動速度を、無段又は有段に変速調節可
能となっている。又、左右の側枠8,8から前方に向け
突出したブラケット13,13には、収穫対象畝の長さ
方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従装置14
を設けている。
【0011】この畝追従装置14は、収穫対象畝の傾斜
両肩部に転接する一対のホィール15,15を対向させ
て設け、この両ホィール15を掘取りコンベア装置6に
対し上下調節機構16により上下調節可能、かつスライ
ド機構17,17により左右移動調節可能に支持してい
る。又、一対のホィール15,15は、キャンバー角を
有している。上記掘取りコンベア装置6の側枠8には、
その折り畳み部の近傍に図示しないが動力断接機構を設
けている。掘取りコンベア装置6の側方に、掘取られて
搬送されてくる収穫物の前処理を行う補助作業者が搭乗
する補助作業者搭乗装置18を配設している。この補助
作業者搭乗装置18は、ステップ18aと、上下調節,
回動可能の座席18bと、手摺18cとにより構成さ
れ、不要の場合には取り外し可能となっている。
【0012】掘取りコンベア装置6の後方の機体後部位
置に、収穫物を載置して移送しながら選別作業を行うた
めの選別コンベア装置19が配設されている。この選別
コンベア装置19の移送方向一側に、操縦部7の操縦操
作及び選別作業を行う作業者が搭乗する作業者搭乗装置
20が、他側に選別作業を行う作業者が搭乗する選別作
業者搭乗装置21が設けられている。選別作業者搭乗装
置21の近傍に、操縦部7に設けた走行クラッチレバー
及び掘取りコンベア10のクラッチレバーと連動して操
作出来るクラッチレバー22が設けられている。上記両
搭乗装置20,21は、それぞれステップ20a,21
aと上下調節,回動可能の座席20b,21bとにより
構成されている。又、両搭乗装置20,21の選別コン
ベア装置19に臨む前側位置に、機体2の強度メンバー
を兼ねる手摺23,23が設けられている。
【0013】選別コンベア装置19は、必要に応じて選
別形態の異なる他の複数の形式のものと容易に交換可能
であり、この実施例ではロッド(バー)コンベアタイプ
のものを装着している。このほか、平ベルトタイプのも
の、一本おきのロープに短い横バーを所定間隔に多数個
固着したロープコンベアタイプのもの、多数本のテーパ
ローラを前側を太い状態にして幅方向に並列させ、各ロ
ーラを回転させるようにしたテーパローラタイプのもの
などがあり、これらの他にも選別形態の異なる選別コン
ベアと交換可能である。選別コンベア装置19の下方に
は空間部24が形成されている。なお図示しないが、選
別コンベア装置19の終端部下方には篩線が設けられて
いる。
【0014】選別コンベア装置19の後方で機体の後端
部には、収穫物を収容するコンテナを搭載する収穫物搭
載装置25を配設している。この収穫物搭載装置25
は、収穫物を収容したコンテナを多数個搭載できる荷台
状のもので、機体に対し前端部を掛け換えることにより
上下調節が可能であり、又、前端部を中心に回動して、
機体後方に張り出した使用状態と、機体側に立てた収納
状態とに変位可能となっている。なお図示しないが、上
記両搭乗装置20,21のステップ20a,21aに張
り出し部を設けて、収穫物を収容するコンテナを載置す
るようにしてもよい。
【0015】上記手摺23,23を延長するようにし
て、選別コンベア装置19及び掘取りコンベア10の上
方を跨ぐ跨ぎフレーム26が設けられ、この跨ぎフレー
ム26に機体の前後両方向を照らすライト27が取り付
けられている。又、跨ぎフレーム26に基端を固定して
後方に延びる支持アーム28の先端に、パラソル取付け
座29を介してパラソル30が前後左右全方向に傾動,
固定自在に支持されている。このパラソル30は、作業
者搭乗装置20及び選別作業者搭乗装置21に座った作
業者の日除けを行うもので、パラソル30の支柱に扇風
機やラジオを取り付けるようにしてもよい。
【0016】エンジン4から動力を受けて変速するトラ
ンスミッション5においては、図示しないが無段変速す
る油圧無段変速装置(HST)を具備しており、変速ギ
ヤを介して無段と有段とに変速するようにし、サイドク
ラッチ、デファレンシャル装置を介して動力伝達を接,
断してクローラ3,3を無段と有段とに変速走行させる
ようにしている。又、デファレンシャル装置に関連して
ブレーキ装置が設けられている。そして、操向レバーを
大きく操作したとき、サイドクラッチ、差動機構、ブレ
ーキの作動により機体を超信地旋回させるようにしてい
る。
【0017】又、上述のように掘取りコンベア10は、
その移動速度が無段と有段とに変速調節可能であり、こ
れにクローラ3,3の無段又は有段走行と組合せること
により、掘取り作業速度が自由に設定可能である。上記
掘取りコンベア装置6は、いも類収穫機1の非使用時に
は、掘取りコンベア装置6全体を回動部10aを中心に
回動させるか、あるいは図2に示すように、先端側部分
を折り畳んで機体側に回動させて収納状態にし、機体前
後長を短くして軽トラックの荷台に積載して運搬出来、
又、倉庫などに収納出来ると共に、枕地旋回を少ない面
積で行えるようにしている。
【0018】上記ロッド(バー)コンベアタイプの選別
コンベア装置19を第1の選別コンベアとし、この第1
の選別コンベア19の搬送終端に受渡し板31を設け
て、一本おきのロープに短い横バーを所定間隔に多数個
固着したロープコンベアタイプの第2の選別コンベア1
9aに接続させている。選別コンベア19aの搬送終端
には、収穫物搭載装置25に載置されたコンテナ32の
開口部を臨ませている。第1の選別コンベア19と受渡
し板31の前後間に前後間隙33が設けられている。第
2の選別コンベア19aにつづいて第3,第4の選別コ
ンベアを設けてもよいものである。
【0019】次に、上記のように構成されたいも類収穫
機1の作用について説明する。いも類収穫機1は、例え
ば、甘藷、馬鈴薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく
芋、短根人参、ラッキョウ等の根菜類を圃場から収穫す
るとき、畝追従装置14のホィール15,15を、収穫
対象畝の傾斜両肩部に転接させ、掘取りコンベア装置6
の掘取り刃9を油圧シリンダ11によって上下動調節し
て掘取り深さを調節し、機体の前進により収穫物を掘取
り刃9により掘取り、これを掘取りコンベア10により
土と共に搬送しながら機体斜め上方に揚上する。この搬
送の間にリンクロッド間から土が落下し、補助作業者搭
乗装置18に座った作業者により、根菜類以外のつるや
茎葉、大きな土塊、石等を除去する前処理が行われる。
【0020】掘取りコンベア10の搬送終端から第1の
選別コンベア19上に排出された収穫物は、作業者搭乗
装置20及び選別作業者搭乗装置21に座った作業者に
より、収穫物の内の根菜類以外の大きなものを手選別し
て排除し、残った根菜類が受渡し板31を介して第2の
選別コンベア19aに送られ、ここで小さいいも類は下
方に落とされてコンテナに収容され、最後まで残った中
以上のいも類がコンテナ32内に収容される。又、第1
の選別コンベア19上に残った小さい挟雑物は、その搬
送終端の前後間隙33から排出され、空間部24を通っ
て圃場に落下する。このように、いも類がほぼ自動的に
コンテナ32内に収容されるので、選別作業者搭乗装置
21の作業者を省くことも出来る。
【0021】ここで、いも類収穫機1は、クローラ(走
行装置)3,3の前方側にエンジン4、トランスミッシ
ョン5、操作部(操作系)7を配設し、後方側に作業者
搭乗装置20,選別作業者搭乗装置21及び収穫物搭載
装置25を配設することにより、機体2の前後,左右の
バランスがよくなり、作業性,作業精度が良好となり、
機体2の走行性,旋回性能,安定性が向上している。
又、走行装置(クローラ3,3)を超信地旋回が可能に
構成すると共に、トランスミッション5を機体前側中央
部に配設していることにより、機体2が超信地旋回する
ときに左右何れの方向にもバランスよく旋回出来る。従
って、クローラ3,3によって圃場の土を大きくかき寄
せることがない。
【0022】掘取りコンベア装置6の前方には収穫対象
畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従
装置14を設け、その収穫対象畝の傾斜両肩部に転接す
る一対のホィール15を対向させて設けて掘取りコンベ
ア装置6に対し上下調節、かつ左右調節可能に支持して
いるので、両ホィール15は収穫対象畝に対し正確に追
従して機体を自動操向し、掘取りコンベア装置6による
自動掘取り・搬送が行われる。従って、作業者搭乗装置
20に座った作業者は収穫対象畝の畝端における機体操
向操作以外は、ほとんどの時間を選別作業に当てること
が出来る。又、圃場端で枕地旋回を行うときは、油圧シ
リンダ12で掘取りコンベア装置6を折り畳むことによ
り、クローラ3,3の超信地旋回とともに小さい旋回半
径で旋回出来る。
【0023】図4及び図5に示す本発明の第2実施例の
ものは、第1の選別コンベア19と受渡し板31の上下
間に上下間隙34を設けている。そしてこの実施例で
は、掘取りコンベア10の搬送終端から第1の選別コン
ベア19上に排出された収穫物は、作業者搭乗装置20
及び選別作業者搭乗装置21に座った作業者により、収
穫物の内の根菜類を拾い上げて、受渡し板31から第2
の選別コンベア19aに送り、ここで小さいいも類は下
方に落とされてコンテナに収容され、最後まで残った中
以上のいも類がコンテナ32内に収容される。このよう
に、いも類は半自動的にコンテナ32内に収容される。
又、第1の選別コンベア19上に残った挟雑物は、その
搬送終端の上下間隙34から排出され、空間部24を通
って圃場に落下する。
【0024】図6及び図7に示す本発明の第3実施例の
ものは、第1の選別コンベア19と受渡し板31の前後
間に、前後間隙33を設けると共に、第1及び第2の選
別コンベア19,19aの移動方向一側の受渡し板31
を切り欠いて切欠き31aを形成し、この切欠き31a
に対応して第1の選別コンベア19上に仕切り板35を
設けている。
【0025】このような構成の第3実施例の選別コンベ
アにおいては、掘取りコンベア10の搬送終端から第1
の選別コンベア19上に排出された収穫物は、作業者搭
乗装置20及び選別作業者搭乗装置21に座った作業者
により、収穫物の内の根菜類を受渡し板31がある仕切
り板35内側に移動させ、受渡し板31から第2の選別
コンベア19aに送り、ここで小さいいも類は下方に落
とされてコンテナに収容され、最後まで残った中以上の
いも類がコンテナ32内に収容される。このように、い
も類は半自動的にコンテナ32内に収容される。又、第
1の選別コンベア19上に残った挟雑物は、その搬送終
端の前後間隙33及び切欠き31aから排出され、空間
部24を通って圃場に落下する。
【0026】図8及び図9に示す本発明の第4実施例の
ものは、第1の選別コンベア19と受渡し板31の前後
間に前後間隙33を設けると共に、第1及び第2の選別
コンベア19,19aの移動方向中央部の受渡し板31
に中央部切欠き31bを形成し、この中央部切欠き31
bに対応して第1の選別コンベア19上に案内体36を
設けている。
【0027】このような構成の第4実施例の選別コンベ
アでは、掘取りコンベア10の搬送終端から第1の選別
コンベア19上に排出された収穫物は、作業者搭乗装置
20及び選別作業者搭乗装置21に座った作業者によ
り、収穫物の内の根菜類を受渡し板31がある第1の選
別コンベア19両側に移動させ、受渡し板31から第2
の選別コンベア19aに送り、ここで小さいいも類は下
方に落とされてコンテナに収容され、最後まで残った中
以上のいも類がコンテナ32内に収容される。このよう
に、いも類は半自動的にコンテナ32内に収容される。
又、第1の選別コンベア19上に残った挟雑物は、その
搬送終端の前後間隙33及び中央部切欠き31bから排
出され、空間部24を通って圃場に落下する。
【0028】なお、本発明のいも類収穫機1は、いも類
収穫作業のほか、例えば海岸や砂丘地などにおいて、放
置されている空かん,空き瓶,木片等を回収する作業に
も用いることが出来る。その際には、畝追従装置14を
取外すか、あるいは掘取り刃9の掘取り深さ調節装置と
して機能させればよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
機によれば、以下の効果を奏する。 .第1の選別コンベア19と第2の選別コンベア19
aを該第2の選別コンベア19aが低くなるように段差
を有して連続して設け、該第1の選別コンベア19と第
2の選別コンベア19aの間に受渡し板31を後傾状に
設けると共に、この受渡し板31と第1の選別コンベア
19との間に、第1の選別コンベア19により搬送され
てくる夾雑物を排出する間隙33を設けたので、第1の
選別コンベア19により搬送されてくる農産物と挟雑物
の内、挟雑物を間隙33から排出して良好な分離・選別
作業を行うことが出来る。又、選別作業を自動化するこ
とが出来る。
【0030】.間隙33を第1の選別コンベア19の
後端部と受渡し板31の前端部の前後間に設けたので、
第1の選別コンベア19により搬送されてくる農産物と
挟雑物のうち、挟雑物を間隙33から排出させて圃場に
落下させることが出来る。又、農産物は受渡し板31か
ら第2の選別コンベア19aに送って選別することが出
来る。 .第1の選別コンベア19における選別作業を人手に
より行うようにし、上記間隙33を第1の選別コンベア
19の後端部と受渡し板31の前端部の上下間に設けた
ので、第1の選別コンベア19により搬送されてくる農
産物と挟雑物のうち、挟雑物は間隙33から排出させて
圃場に落下させることが出来る。そして、農産物は作業
者により受渡し板31から第2の選別コンベア19aに
送られて選別することが出来る。
【0031】.第1の選別コンベア19における選別
作業を人手により行うようにし、上記間隙33を第1の
選別コンベア19の後端部と受渡し板31の前端部の前
後間に設け、第1及び第2の選別コンベア19,19a
の移動方向一側の受渡し板31に側部切欠き31aを形
成すると共に、この受渡し板31に側部切欠き31aに
対応して第1の選別コンベア19上に仕切り板35を設
けたので、第1の選別コンベア19により搬送されてく
る農産物を仕切り板35の受渡し板31が存在する側に
寄せてやるだけで、農産物は受渡し板31を介して第2
の選別コンベア19aに送られ選別できる。又、挟雑物
は第1の選別コンベア19の搬送終端の間隙33及び受
渡し板31の切り欠き部31aから排出されて、圃場に
落下させることが出来る。
【0032】.第1の選別コンベア19における選別
作業を人手により行うようにし、上記間隙33を第1の
選別コンベア19の後端部と受渡し板31の前端部の前
後間に設け、第1及び第2の選別コンベア19,19a
の移動方向中央部の受渡し板31に中央部切欠き31b
を形成すると共に、この受渡し板31の中央部切欠き3
1bに対応して第1の選別コンベア19上に案内体36
を設けたので、第1の選別コンベア19により搬送され
てくる農産物を第1の選別コンベア19の両側に寄せて
やるだけで、農産物は受渡し板31を介して第2の選別
コンベア19aに送られ選別できる。又、挟雑物は第1
の選別コンベア19の搬送終端の間隙33及び受渡し板
31の中央切欠き部31bから排出されて、圃場に落下
させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のいも類収穫機全体の平面
図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すいも類収穫機全体
の平面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すいも類収穫機全体
の平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すいも類収穫機全体
の平面図である。
【図9】同側面図である。
【符号の説明】
1 いも類収穫機 2 機体 3 クローラ 4 エンジン 5 トランスミッション 6 掘取りコンベア装置 7 操縦部 8 側枠(フレーム) 9 掘取り刃 10 掘取りコンベア 10a 回動部 11 掘取りコンベア装置の上下動調節用油圧シリンダ 12 掘取りコンベア装置の折り畳み用油圧シリンダ 13 ブラケット 14 畝追従装置 15 ホィール 16 上下調節機構 17 スライド機構 18 補助作業者搭乗装置 18a ステップ 18b
座席 19 選別コンベア装置(第1の選別コンベア) 19
a 第2の選別コンベア 20 作業者搭乗装置 20a ステップ 20b 座
席 21 選別作業者搭乗装置 21a ステップ 21b
座席 22 クラッチレバー 23 機体の強度メンバーを兼ねる手摺 24 空間部 25 収穫物搭載装置 26 跨ぎフレーム 27 ライト 28 支持アーム 29 パラソル取付け座 30 パラソル 31 受渡し板 31a 側部切欠き 31b 中央部
切欠き 32 コンテナ 33 前後間隙 34 上下間隙 35 仕切り板 36 案内体
フロントページの続き (72)発明者 阿部 徹 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−186485(JP,A) 実開 昭53−102425(JP,U) 実開 平1−109920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ(3,3)間の機体
    (2)の中央部前方から後方にかけて、圃場に植生して
    いる農産物を掘取り、搬送を行う掘取りコンベア(1
    0)及び選別を行う複数の選別コンベアを連続して設け
    た自走式の農産物収穫機において、 第1の選別コンベア(19)と第2の選別コンベア(1
    9a)を該第2の選別コンベア(19a)が低くなるよ
    うに段差を有して連続して設け、該第1の選別コンベア
    (19)と第2の選別コンベア(19a)の間に受渡し
    板(31)を後傾状に設けると共に、この受渡し板(3
    1)と第1の選別コンベア(19)との間に、第1の選
    別コンベア(19)により搬送されてくる夾雑物を排出
    する間隙(33)を設けたことを特徴とする農産物収穫
    機。
  2. 【請求項2】 上記間隙(33)を第1の選別コンベア
    (19)の後端部と受渡し板(31)の前端部の前後間
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の農産物収穫
    機。
  3. 【請求項3】 上記第1の選別コンベア(19)におけ
    る選別作業を人手により行うようにし、上記間隙(3
    3)を第1の選別コンベア(19)の後端部と受渡し板
    (31)の前端部の上下間に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の農産物収穫機。
  4. 【請求項4】 上記第1の選別コンベア(19)におけ
    る選別作業を人手により行うようにし、上記間隙(3
    3)を第1の選別コンベア(19)の後端部と受渡し板
    (31)の前端部の前後間に設け、第1及び第2の選別
    コンベア(19,19a)の移動方向一側の受渡し板
    (31)に側部切欠き(31a)を形成すると共に、こ
    の受渡し板(31)に側部切欠き(31a)に対応して
    第1の選別コンベア(19)上に仕切り板(35)を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の農産物収穫
    機。
  5. 【請求項5】 上記第1の選別コンベア(19)におけ
    る選別作業を人手により行うようにし、上記間隙(3
    3)を第1の選別コンベア(19)の後端部と受渡し板
    (31)の前端部の前後間に設け、第1及び第2の選別
    コンベア(19,19a)の移動方向中央部の受渡し板
    (31)に中央部切欠き(31b)を形成すると共に、
    この受渡し板(31)の中央部切欠き(31b)に対応
    して第1の選別コンベア(19)上に案内体(36)を
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の農産物収
    穫機。
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