JP3390219B2 - 裁断刃研磨装置 - Google Patents
裁断刃研磨装置Info
- Publication number
- JP3390219B2 JP3390219B2 JP20673893A JP20673893A JP3390219B2 JP 3390219 B2 JP3390219 B2 JP 3390219B2 JP 20673893 A JP20673893 A JP 20673893A JP 20673893 A JP20673893 A JP 20673893A JP 3390219 B2 JP3390219 B2 JP 3390219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- polishing
- cutting
- rotating cylinder
- sliding ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Cutting Processes (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
グラムされた裁断パターンにしたがって連続的に裁断す
る裁断装置の裁断刃を研磨するための装置に関する。
公昭56−87595(特開昭52−87780)号公
報に開示されている。この先行技術では、切断刃の切刃
縁の両側に僅かに離間させて一対の回転研磨砥石を設
け、これらの砥石を回転駆動しながら、刃先の向きを変
える際の遠心力の作用によって各砥石を切断刃に押しあ
てるように構成されている。
5159(特開昭56−102459)号公報および特
開昭63−21660号公報がある。
3595(特開昭62−297092)号公報に開示さ
れている。この先行技術では、円柱状の砥石を専用のモ
ータによって回転駆動させ、この砥石の裁断刃への押し
あては、ヘッドのケーシング上に設けられた研磨アーム
をロータリーソレノイドによって揺動するように構成さ
れている。
3−86493号公報に開示されている。この先行技術
では、裁断刃を挟む両側に直円柱状の砥石を設け、この
砥石を高速回転させながら裁断刃に近接させ、裁断刃を
上下動させて刃先を研磨するように構成されている。
62−251098号公報に開示されている。この先行
技術では、円形の砥石をヘッドケーシング上に設けたモ
ータ・クラッチ機構によって回転させるとともに、回転
方向に応じて摩擦張力によって前記砥石を切断刃に押し
あてるように構成されている。
−57582号公報に開示されている。この先行技術で
は、一対の円形の砥石を相互に交差しないように配置
し、研磨時には装置全体を裁断刃に近接させて刃先を研
磨するように構成されている。
は、研磨装置がフットプレッサ上に設けられているけれ
ども、砥石の裁断刃への押しあては、刃先の向きの回転
によって発生する遠心力を利用するものであるため、研
磨を必要としない場合であっても、裁断方向が変化する
毎に遠心力が発生して、砥石が刃先に押しあてられてし
まい、したがって裁断刃を不所望に多く研磨して砥石の
寿命を著しく低下させてしまうとともに、騒音を生じる
という問題を有する。
裁断刃を研磨する必要が生じた場合には、先ず裁断刃を
上昇させて生地から抜取った後に、外設の砥石に裁断刃
を押しあてるようにその裁断刃を回転させる必要があ
り、そのために時間がかかり、生産性が低下してしま
う。また、砥石と裁断刃とが近接して配置されていない
ため、研磨誤差を発生させるという問題を有する。
少なくして耐久性を向上し、研磨誤差を生じることなし
に研磨時間を短縮して生産性を向上することができる裁
断刃研磨装置を提供することである。
上に載置されたシート材料を、往復動させて裁断する裁
断刃を研磨するための装置において、前記裁断刃が挿通
され、裁断刃を往復動可能に支持し、往復動方向に平行
な軸を中心として回動されて裁断方向を変更可能な回動
筒体と、前記回動筒体内で、裁断刃に接触および離反可
能に設けられる研磨手段と、前記回動筒体の外周上に設
けられ、回動筒体の回動方向に追随して回動可能な摺動
環と、前記回動筒体の半径方向外方に設けられ、前記摺
動環を前記裁断テーブルに対して拘止可能なロック手段
と、前記ロック手段によって摺動環が拘止されたとき、
回動筒体を回動するように駆動し、摺動環と回動筒体と
の相対的な摺動変位によって前記研磨手段を裁断刃に接
触させ、拘止されないとき、研磨手段を裁断刃から離反
させる状態に保つ切換手段とを含むことを特徴とする裁
断刃研磨装置である。
たシート材料を、往復動させて裁断する裁断刃を研磨す
るための装置において、前記裁断刃が挿通され、裁断刃
を往復動可能に支持し、往復動方向に平行な軸を中心と
して回動される回動筒体と、前記回動筒体内で、裁断刃
に接触および離反可能に設けられる研磨手段と、前記回
動筒体の外周上に設けられ、回動筒体の回動方向に摺動
変位可能な摺動環と、前記回動筒体の半径方向外方に設
けられ、前記摺動環を拘止可能なロック手段と、前記ロ
ック手段によって摺動環が拘止されたとき、摺動環と回
動筒体との相対的な摺動変位によって前記研磨手段を裁
断刃に接触させ、拘止されないとき、研磨手段を裁断刃
から離反させる状態に保つ切換手段とを含み、前記研磨
手段は、裁断刃の両側方に設けられ、前記切換手段は、
前記回動筒体の回動方向に従って、裁断刃に研磨手段を
接触させる側方を切換えることを特徴とする裁断刃研磨
装置である。
され、前記切換手段は、カム面に沿って案内されるホロ
アと、一端側にホロアが設けられ、他端側に前記研磨手
段が設けられる揺動腕とを含むことを特徴とする。
られる。ロック手段が摺動環を裁断テーブルに対して拘
止すると、回動筒体が回動されるとき、摺動環は回動筒
体に対して相対的に摺動変位する。裁断刃の刃先の向き
にかかわらず、切換手段は、研磨手段を裁断刃に接触さ
せ、裁断刃の研磨が行われる。摺動環がロック手段によ
って拘止されないときは、回動筒体が回動されても、摺
動環は回動筒体に追随して回動するだけであり、研磨手
段は裁断刃から離反した状態に保たれる。
磨手段が設けられ、回動筒体の回動方向に沿って研磨す
る側方を切換えることができる。
にホロアおよび研磨手段が設けられる揺動腕が含まれ
る。ホロアを案内する摺動環のカム面や揺動腕の形状な
どによって、切換動作を容易に調整することができる。
られる裁断ヘッド1の基本的構成を示す簡略化した斜視
図である。多数の剛毛ブラシ4によって構成される平坦
な支持面5上には、衣服などの生地である複数のシート
材料3が積重して載置される。これらのシート材料3を
所定の形状に裁断するための裁断装置の裁断ヘッド1
は、基本的に、裁断刃6と、裁断刃6を前記支持面5に
垂直なZ軸方向に裁断刃振動用モータによって往復振動
させるヘッドブロック9と、ヘッドブロック9をZ軸方
向に昇降変位させる空気圧シリンダ11と、裁断刃6の
刃先がシート材料3の表面7から予め定める間隔L1を
有するように、前記空気圧シリンダ11をZ軸方向に移
動させる移動手段13と、裁断刃6の周縁部で支持面5
上に載置されたシート材料3を押さえる押さえ部材であ
るフットプレッサ14と、前記フットプレッサ14のZ
軸方向の位置を検出する位置検出手段16と、この位置
検出手段16からの出力に応答して、前記移動手段13
を制御する制御手段17とを含む。
ランク機構が内蔵され、このクランク機構によって前記
裁断刃6がZ軸に沿って往復振動される。Z軸を中心に
裁断刃6を角変位させるためのR軸手段15も設けら
れ、予めプログラミングされた裁断方向に刃先を向けな
がら裁断動作を行うように構成される。このようなヘッ
ドブロック9は、一対の平行な案内軸49a,49bに
沿って前記空気圧シリンダ11によって裁断刃6ととも
に上下に変位駆動される。裁断開始位置あるいは大きな
角度で裁断方向を変換する位置などにおいて、空気圧シ
リンダ11のピストン棒18が縮退して裁断刃6がシー
ト材料3を突き刺す。裁断終了位置にくるとピストン棒
18が伸長して裁断刃6がシート材料3から抜取られ
る。このようにして、裁断刃6がシート材料3から抜取
られた状態の非裁断位置では、その裁断刃6の先端6a
が前記予め定める間隔L1を有するように設定されてい
る。空気圧シリンダ11は、摺動板10に固定される。
ヘッドブロック9が下降するときの下限は、ストッパに
よって規定され、裁断刃6の裁断位置は固定される。
れたナット部材10aに螺合するねじ棒19と、ねじ棒
19の上端部に固定されたプーリ20と、ねじ棒19を
双方向A1,A2に回転駆動するためのZ軸リフトモー
タ21と、Z軸リフトモータ21の出力軸23に固定さ
れるプーリ24と、各プーリ20,24間にわたって巻
掛けられて張架されるタイミングベルト25と、前記ナ
ット部材10aの上限位置と下限位置とを検出する一対
のリミットスイッチ26a,26bとを有する。
2に取付けられ、たとえばステッピングモータが用いら
れる。また、前記ねじ棒19のリードは3mm/rev
程度に選ばれる。また、各リミットスイッチ26a,2
6bは、上下に間隔L2=50mmをあけて配置され、
前記Z軸リフトモータ21のパルスレートが1000パ
ルス/secの場合、摺動板10を40mm/secで
昇降変位駆動することができる。各リミットスイッチ2
6a,26bのいずれか一方のスイッチング態様が変化
すると、制御手段17は停止信号を出力して前記Z軸リ
フトモータ21を停止させる。前記摺動板10は、裁断
ヘッド1のフレーム12に形成された案内溝(図示せ
ず)に沿ってZ軸方向に摺動自在である。
4bの下端に固定される。案内軸14a,14bの上端
にはばねが設けられ、フットプレッサ14をZ軸上でシ
ート材料3の表面7から離反する方向に付勢する。摺動
板10に固定される空気圧シリンダ27と、空気圧シリ
ンダ27のピストン棒28の先端部に固定される取付片
29と、この取付片29の下端部に軸支されるローラ2
9aとは、フットプレッサ14をZ軸上で表面7側に押
圧する。空気圧シリンダ27のピストン棒28のストロ
ークL3は、たとえば20〜30mmに選ばれている。
フットプレッサ14を用いることができる。空気圧シリ
ンダ27を伸長させた状態から、Z軸リフトモータ21
によって摺動板10を下降させる。下降中に、フットプ
レッサ14がシート材料3の表面7に当接したら前記Z
軸リフトモータ21を停止する。このようなフットプレ
ッサ14の当接状態は、位置検出手段16によって検出
される。
14に当接するローラ29aが軸支される取付片29か
ら上方に立上がるラック33と、このラック33に噛合
するピニオン34と、ピニオン34の回転量を検出する
ロータリエンコーダ35とを含んで構成される。ロータ
リエンコーダ35は、R軸本体15aに対して固定され
る。このようなロータリエンコーダ35のカウント値の
変化が任意の設定値L4に達したら、前記Z軸リフトモ
ータ21を停止する。前記ヘッドブロック9は、Z軸に
沿って往復振動する出力軸50を有し、この出力軸50
には前記裁断刃6が角変位および着脱自在に設けられ
る。裁断刃6は、大略的に直円筒状のR軸本体15aお
よび作動リング51内を挿通する。作動リング51は、
R軸本体15aの内周側に設けられモータ52からタイ
ミングベルト52aを介して上部の歯車51aに回転力
が伝達されることによって、Z軸まわりに矢符A1,A
2方向に回動され、裁断刃6の刃先が裁断プログラムに
従った裁断方向に向けられる。R軸本体15aは、摺動
板10に固定される。前述の案内軸14a,14bの他
端は、作動リング51内で保持される。
上下に各対を成す研磨ローラ53a,54a;53b,
54bが設けられ、裁断時には、非接触状態である。前
記作動リング51に同軸にかつ相互に回転自在に設けら
れる内歯歯車55によって各研磨ローラ53a,54
a;53b,54bは回転駆動される。研磨時には、前
記内歯歯車55の下方に同軸に設けられるカムリング5
7を外部から拘束する。作動リング51の回転方向に従
って、一方対の研磨ローラ53a,54aまたは他方対
の研磨ローラ53b,54bのいずれかが交互に裁断刃
6に接触するように揺動される。前記内歯歯車55は、
モータ58からタイミングベルト59を介する動力によ
って回転駆動される。
が前記移動手段13によって設定される非裁断位置に引
上げられたときは、各研磨ローラ53a,54a;53
b,54bが刃先を研磨した後、刃幅検出手段60の作
動ピン61を前進させて検出ピン62を押圧した後、退
避させて、たとえば、移動量と押圧力の変化とから前記
裁断刃6の刃先の摩耗量を計測することもできる。すな
わち、検出ピン62が前進して刃先に接触すると押圧力
が検出される。検出ピン62を退避させて、押圧力が消
失するときが刃先の位置を示す。裁断刃6が摩耗すれ
ば、刃先の位置が検出ピン62の前進側に変化する。
構成を示す。図2は部分断面図、図3および図5は図2
の切断面線III−IIIから見た断面図、図4は図2
の右側から見た断面図であり、図5は一部を省略して研
磨状態を示す。
およびタイミングベルト59を介して、内歯歯車55の
外周側に伝達される。内歯歯車55の内周側に噛合する
遊星歯車65の回転を各研磨ローラ53a,53b;5
4a,54bに伝達するのは回転伝達手段67であり、
前記作動リング51の回転を係止し、かつその係止状態
を解除するのはロック手段69である。
定されるR軸本体15aに上下一対の軸受71,72を
介して回転自在に軸支される。作動リング51の上方に
は原点カム56が取付けられる。原点カム56の周縁部
に近接して、原点検出器73が設けられる。原点カム5
6の突起部が原点検出器73の位置にあるときを、裁断
刃6の刃先の向きの基準とする。
75aに固定される。この軸75aの近傍には、軸75
aと平行にもう1つの軸75bが配置され、各軸75
a,75bには、相互に噛合する歯車76a,76bが
それぞれ固定され、前記遊星歯車65の回転力を一方の
歯車76aを介して他方の歯車76bに伝達し、この歯
車76bが固定される軸75bに伝達される。一方の軸
75aにはまた、軸線方向に間隔をあけて一対のプーリ
77a,78aが固定される。他方の軸75bについて
も同様である。これらのプーリ対間には、揺動部材79
a,79bの一端部が揺動自在に装着される。各揺動部
材79a,79bの他端部には、軸80a,80bが挿
通され、各軸80a,80bの各両端部には前記研磨ロ
ーラ53a,54a;53b,54bが回転自在に装着
される。
れ、取付片81には前記ロック手段69が設けられる。
ロック手段69は、前記取付片81に固定される空気圧
シリンダ82と、空気圧シリンダ82のピストン棒の先
端部に固着される当接片83とを有し、この当接片83
はカムリング57の歯付部57aの外周面に当接/離反
して、カムリング57の回転を係止し、かつその係止状
態を解除することができる。
その内周面から半径方向外方に凸となるカム溝84a,
84bと、当接部85の両側に周方向に延びる2つの透
孔86a,86bとが形成される。前記カム溝84a,
84bには、前記揺動部材79a,79bに一体的に形
成されるホロア87a,87bが嵌まり込み、カム面に
沿って案内される。各揺動部材79a,79bには、引
張コイルばね88の両端部がそれぞれ係止され、研磨ロ
ーラ53a,54a;53b,54bが相互に近接する
方向に付勢される。これによって各ホロア87a,87
bが半径方向外方、すなわち各ホロア87a,87bが
各カム溝84a,84bに臨んだときに、各カム面に弾
発的に当接する方向にばね付勢される。
される案内部材89の案内溝内に嵌まり込んで案内さ
れ、案内部材89には取付片90が固定される。取付片
90には、2つの揺動アーム91a,91bがピン92
a,92bによって揺動自在に連結され、各揺動アーム
91a,91bの遊端部93a,93bは前記透孔86
a,86b内に嵌まり込む。各揺動アーム91a,91
bは、引張コイルばね94によって各遊端部93a,9
3bが相互に近接する方向にばね付勢される。カムリン
グ57の歯付部57aから当接片83が離反していると
きには、カムリング57と作動リング51とは一体で回
転し、ホロア87a,87bは両カム溝84a,84b
の中央に留まる。
気が供給されると、そのピストン棒が伸長して当接片8
3が歯付部57aの外周面に当接し、これによってカム
リング57の回転が阻止される。R軸駆動用のモータ5
2が回転駆動されると、作動リング51が一方向Cに僅
かに回転し、一方のホロア87aがカム溝84a内に嵌
まり込み、また一方の揺動アーム91bの遊端部93b
が当接部85に当接した状態で、引張コイルばね94の
ばね力に抗して、他方の揺動アーム91aから離反する
方向に角変位して拡げられる。この状態においては、遊
星歯車65の公転動作が拘束され、前記内歯歯車55の
回転が遊星歯車65、各軸75a,75b、各歯車76
a,76bに、各プーリおよびベルト95,95bを介
して各研磨ローラ53a,54a;53b,54bに伝
達されて回転駆動される。これらの研磨ローラ53a,
54a;53b,54bの回転数は、4500〜800
0rpm程度に選ばれ、研磨ローラ54a側で裁断刃6
の刃先を研磨する。
回転駆動を開始すると、その回転は上述のようにして各
研磨ローラ53a,54a;53b,54bに伝達され
るとともに、作動リング51は、前記回転方向Cとは逆
方向に回転されて、他方のホロア87bがカム溝84b
内に嵌まり込み、これによって研磨ローラ54b側によ
って裁断刃6の他側面が研磨される。このような裁断刃
6の研磨時において、各研磨ローラ53a,54a;5
3b,54bの裁断刃6への当接圧力は、前記引張コイ
ルばね88のばね力によって調整することができる。ま
た研磨量は、各カム溝84a,84bの内周面96から
の深さdによって設定することができる。このようにし
て、裁断刃6がどのような回転位置にあっても、ロック
手段69によってカムリング57の回転を停止させた状
態で、研磨ローラ53a,54a;53b,54bを裁
断刃6に接触させて研磨することができる。
めのフローチャートである。まず、ステップs1で、研
磨動作が開始され、ステップs2で裁断中であった裁断
刃6が上昇してシート材料3から引抜かれ、ステップs
3で内歯歯車駆動用モータ58を作動させて、4500
〜8000rpmで回転させる。
て、ロック手段69を作動させて、当接片83を摺動環
であるカムリング57の歯付部57aの外周面に当接さ
せ、カムリング57の回転を係止する。これによって、
ステップs5で回動筒体である作動リング51をカムリ
ング57に対して矢符C方向へ−15°回転して、裁断
刃6の片面に研磨ローラ53a,54aが押しあてられ
て、約0.2〜3秒程度研磨する。
回転方向を逆方向に切換えて、作動リング51を+30
°回転させ、研磨ローラ53b,54bによって裁断刃
6の他方の片面を研磨し、ステップs7でR軸モータ5
2を反転させて、各研磨ローラ53a,54a;53
b,54bを裁断刃6に接触しない初期位置に復帰させ
る。その後、ステップs8で当接片83を歯付部57a
の外周面から退避させるとともに、ステップs9で内歯
歯車駆動用モータ58を停止して、ステップs10で研
磨動作が終了し、次の裁断動作に移る。
ためなどに裁断刃6がシート材料3から引抜かれて裁断
動作が中断したとき、裁断刃をその向きにかかわらず、
均一にかつ迅速に研磨することができる。
である。本実施例のカムリング157には、その内周面
から半径方向内方に突出する2つの案内突部184a,
184bが周方向に間隔をあけて形成され、これらのカ
ム面197a,197bには、カムリング157に対し
て相対的な作動リングの正/逆方向の回転動作に応じて
各ローラ187a,187bが案内される。各ローラ1
87a,187bは、各軸75a,75bに角変位自在
に連結されたアーム193a,193bの各遊端部に軸
支され、これらのアーム193a,193bの各遊端部
と各揺動部材179a,179bとの間には、圧縮コイ
ルばね168a,168bがそれぞれ介在され、カム面
197a,197bによって半径方向内方に押し上げら
れたローラ187a,187bの変位によって、各揺動
部材179a,179bを相互に近接する方向に押圧
し、これによって研磨ローラ53a,54a;53b,
54bを裁断刃6に押し付けることができる。また、各
揺動部材179a,179bには、引張コイルばね18
8a,188bの各一端部が係止され、引張コイルばね
188a,188bの各他端部は、作動リング51に係
止される。これらの引張コイルばね188a,188b
によって、各揺動部材179a,179bおよび研磨ロ
ーラ53a,54a;53b,54bを相互に離反する
方向に付勢して、研磨動作が終了した後、復帰させるこ
とができる。
a;53b,54bの押しあて量を、案内突起184
a,184bの高さや、圧縮コイルばね168a,16
8bの強さによって、容易に調整することができる。
刃先の向きにかかわらず、裁断刃に回動筒体内で研磨手
段を接触させて、必要時のみ迅速に研磨することができ
る。研磨手段は回動筒体内で、裁断刃に近接して配置す
ることができるので、研磨誤差を生じることなしに研磨
時間を短縮し、生産性を向上することができる。また、
研磨は必要時のみ行うので、砥石などの摩耗を少なくし
て耐久性を向上することができる。
断ヘッド1を示す簡略化した斜視図である。
を示す裁断ヘッド1の断面図である。
面図である。
動するための構成を示す一部の断面図である。
ためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 裁断テーブル上に載置されたシート材料
を、往復動させて裁断する裁断刃を研磨するための装置
において、 前記裁断刃が挿通され、裁断刃を往復動可能に支持し、
往復動方向に平行な軸を中心として回動されて裁断方向
を変更可能な回動筒体と、 前記回動筒体内で、裁断刃に接触および離反可能に設け
られる研磨手段と、 前記回動筒体の外周上に設けられ、回動筒体の回動方向
に追随して回動可能な摺動環と、 前記回動筒体の半径方向外方に設けられ、前記摺動環を
前記裁断テーブルに対して拘止可能なロック手段と、 前記ロック手段によって摺動環が拘止されたとき、回動
筒体を回動するように駆動し、摺動環と回動筒体との相
対的な摺動変位によって前記研磨手段を裁断刃に接触さ
せ、拘止されないとき、研磨手段を裁断刃から離反させ
る状態に保つ切換手段とを含むことを特徴とする裁断刃
研磨装置。 - 【請求項2】 裁断テーブル上に載置されたシート材料
を、往復動させて裁断する裁断刃を研磨するための装置
において、 前記裁断刃が挿通され、裁断刃を往復動可能に支持し、
往復動方向に平行な軸を中心として回動される回動筒体
と、 前記回動筒体内で、裁断刃に接触および離反可能に設け
られる研磨手段と、 前記回動筒体の外周上に設けられ、回動筒体の回動方向
に摺動変位可能な摺動環と、 前記回動筒体の半径方向外方に設けられ、前記摺動環を
拘止可能なロック手段と、 前記ロック手段によって摺動環が拘止されたとき、摺動
環と回動筒体との相対的な摺動変位によって前記研磨手
段を裁断刃に接触させ、拘止されないとき、研磨手段を
裁断刃から離反させる状態に保つ切換手段とを含み、 前記研磨手段は、裁断刃の両側方に設けられ、 前記切換手段は、前記回動筒体の回動方向に従って、裁
断刃に研磨手段を接触させる側方を切換えることを特徴
とする裁断刃研磨装置。 - 【請求項3】 前記摺動環にはカム面が形成され、 前記切換手段は、カム面に沿って案内されるホロアと、
一端側にホロアが設けられ、他端側に前記研磨手段が設
けられる揺動腕とを含むことを特徴とする請求項1また
は2記載の裁断刃研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20673893A JP3390219B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 裁断刃研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20673893A JP3390219B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 裁断刃研磨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760692A JPH0760692A (ja) | 1995-03-07 |
JP3390219B2 true JP3390219B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16528290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20673893A Expired - Fee Related JP3390219B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 裁断刃研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3390219B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007086338A1 (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-02 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 自動裁断装置における裁断刃の研磨装置 |
WO2009060622A1 (ja) | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 裁断機 |
EP2196294A1 (en) * | 2007-09-25 | 2010-06-16 | Shima Seiki Mfg., Ltd | Cutting machine |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5010435B2 (ja) * | 2007-11-07 | 2012-08-29 | 株式会社島精機製作所 | 裁断機、裁断機における裁断刃の研磨方法、裁断データ作成装置及び裁断機における被裁断物の裁断方法 |
KR100877471B1 (ko) * | 2008-10-02 | 2009-01-07 | 안상국 | 플랜지면 자동 가공장치 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP20673893A patent/JP3390219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007086338A1 (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-02 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 自動裁断装置における裁断刃の研磨装置 |
EP2196294A1 (en) * | 2007-09-25 | 2010-06-16 | Shima Seiki Mfg., Ltd | Cutting machine |
CN101808785B (zh) * | 2007-09-25 | 2012-05-30 | 株式会社岛精机制作所 | 裁剪机 |
EP2196294B1 (en) * | 2007-09-25 | 2014-07-09 | Shima Seiki Mfg., Ltd | Cutting machine |
WO2009060622A1 (ja) | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 裁断機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0760692A (ja) | 1995-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3786975B2 (ja) | 裁断装置および裁断方法 | |
JPH0760693A (ja) | 裁断刃の刃幅測定装置 | |
JP2667801B2 (ja) | 往復動ナイフカッター、及びシート材の切断装置 | |
JP5015257B2 (ja) | 裁断機 | |
JP3390219B2 (ja) | 裁断刃研磨装置 | |
KR100223950B1 (ko) | 슬로팅 기계 | |
JPWO2007086338A1 (ja) | 自動裁断装置における裁断刃の研磨装置 | |
JPH0551425B2 (ja) | ||
JPH0822520B2 (ja) | 裁断刃の研磨量制御装置および方法 | |
JPH1148110A (ja) | 円環状ディスクのブラシ研磨方法及びその装置 | |
JPH0553581B2 (ja) | ||
US5187900A (en) | Auxiliary device for a machine tool | |
JPH0386493A (ja) | シート材料の裁断装置 | |
JPH0451964Y2 (ja) | ||
SU150764A1 (ja) | ||
US5152193A (en) | Combination top and side grinding machine for circular saw blades | |
JP4193509B2 (ja) | ラッピング加工装置 | |
AU2005100369A4 (en) | Stitching Machine | |
JPS59227314A (ja) | 丸鋸用研磨機 | |
JP4206214B2 (ja) | 食肉スライサー | |
SU1268383A1 (ru) | Устройство дл обработки бочкообразного профил поршневых колец | |
JPH0360914A (ja) | レシプロソー | |
JP3558173B2 (ja) | ホーニング加工装置 | |
SU1704955A1 (ru) | Устройство дл фрезеровани пазов | |
JPS61230847A (ja) | 小形ドリル研削盤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |