JP4193509B2 - ラッピング加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークの加工面を砥粒付きのラッピングフィルム(以下単にフィルムと称することもある)によりフィルムラッピング加工(以下単にラッピング加工)するラッピング加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、カムシャフトのカムロブ部やジャーナル部あるいはクランクシャフトのジャーナル部やピン部等のような断面円弧状外周面を有するワークを仕上げ加工する場合は、最近、一面に砥粒が設けられたラッピングフィルムによりラッピング加工されている。
【0003】
このラッピング加工は、ワークの加工面をラッピングフィルムで覆い、このフィルムを背面からシューで加圧し、フィルムをワークに押付けた状態でワークを回転しながらフィルムの砥粒面でワークを加工する。ラッピング加工装置は、シューをフィルムを介してワークに押付ける機構のほか、ワークを回転駆動する機構や、ワークおよびラッピングフィルムのうちの少なくとも一方にワークの軸線方向に沿うオシレーションを付与するオシレーション機構を有している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ラッピングフィルムをハウジング内に収納してなるカートリッジを、ラッピング加工装置に対して着脱自在に構成し、ラッピングフィルムの取り扱いを容易にする技術が知られている(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。
【0005】
カートリッジには、ラッピングフィルムの背面側に配置されるシューをハウジングに対して固定したタイプと、バネなどの弾性体を介してシューを変位自在にハウジングに保持したタイプとがある。特許文献2に記載されたカートリッジは前者のタイプであり、クランクシャフトのジャーナル部のように断面真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を施すラッピング加工装置において使用されている。一方、特許文献3に記載されたカートリッジは後者のタイプであり、カムシャフトのカムロブ部のように断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を施すラッピング加工装置において使用されている。
【0006】
後者のタイプのカートリッジにおいて、シューを変位自在に保持する理由は次のとおりである。すなわち、加工面が断面非真円形状のワークの場合には、ワークの軸心(回転中心)から加工面までの半径が部位ごとに異なっているので、加工面の径方向位置がワークの回転に応じて変化する。この加工面の径方向位置の変位に追従するために、シュー自体を変位させている。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−237116号公報 (図1、図2参照)
【特許文献2】
特開平9−136257号公報 (図4、図6参照)
【特許文献3】
特開平11−285958号公報 (図2、図4参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した後者のタイプのカートリッジでは、シューを移動させる構造となっているので、シューが移動するときに、ラッピングフィルムがワークの回転方向にずれたり、過剰な負荷が作用して切断したりする事態が生じ、断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を好適に施すことができないという問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、ラッピングフィルムの背面側に配置されるシューをハウジングに対して固定したタイプのカートリッジを用いて、断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を好適に施し得るラッピング加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0011】
本発明は、断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を施すラッピング加工装置であって、
非伸縮性でかつ変形可能な薄肉基材の一面に砥粒が設けられたラッピングフィルムがハウジング内に収納され、前記ラッピングフィルムの背面側に配置されるシューが前記ハウジングに対して固定されてなるカートリッジと、
前記カートリッジを前記ワークに対して進退移動自在に保持する保持手段と、
前記カートリッジを前記ワークに向けて押付けて、前記シューにより前記ラッピングフィルムの砥粒面を前記ワークに押付けるカートリッジ押付け手段と、
前記ワークを回転駆動する回転駆動手段と、を有し、
前記ワークの回転に応じて前記カートリッジの全体が変位し、
前記カートリッジは、前記ラッピングフィルムを繰り出し自在に巻回した回転自在な供給リールと、繰り出された前記ラッピングフィルムを巻き取る回転自在な巻取りリールと、を含み、
前記巻取りリールにベルトを介して接続され前記ラッピングフィルムを巻き取る方向に前記巻取りリールを回転駆動するとともに前記カートリッジの変位に拘わらず位置が固定された巻取りリール駆動手段と、
前記カートリッジの変位に伴う前記ベルトの張力変化を吸収する弾発力を前記ベルトに付与する弾性手段と、をさらに有していることを特徴とするラッピング加工装置である。
【0012】
【発明の効果】
本発明に係るラッピング加工装置によれば、シューをハウジングに対して固定してなるカートリッジの全体がワークの回転に応じて変位するので、シューのみを移動させる構成に比較してラッピングフィルムのずれや切断が生じ難くなり、もって、カムシャフトのカムロブ部のように断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を好適に施し得るという効果を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係るラッピング加工装置1を示す概略構成図、図2は、ラッピング加工装置1に開閉自在に設けられた一対のアーム21、21の閉状態を示す概略図、図3は、一対のアーム21、21の開状態を示す概略図、図4は、カートリッジ70を取り外した状態を示す概略図、図5(A)は、シュー71をハウジング72に対して固定した本実施形態に係るカートリッジ70を示す概略図、図5(B)は、シュー171を変位自在にハウジング172に保持した対比例に係るカートリッジ170を示す概略図である。また、図6(A)は、ラッピング加工されるワークWとしてのカムシャフト60の一例を示す斜視図、図6(B)は、カムシャフト60のカムロブ部61における各部位の説明に供する図である。なお、説明の便宜上、カムシャフト60の軸線方向(図1において左右方向)をX方向と定義し、X方向に対して直交する水平方向(図1において紙面に直交する方向)をY方向と定義し、X方向に対して直交する鉛直方向(図1において上下方向)をZ方向と定義する。
【0015】
図1〜図4を参照して本実施形態のラッピング加工装置1について概説すれば、非伸縮性でかつ変形可能な薄肉基材の一面に砥粒が設けられたラッピングフィルム73がハウジング72内に収納され、ラッピングフィルム73の背面側に配置されるシュー71がハウジング72に対して固定されてなるカートリッジ70と、カートリッジ70をワークWに対して進退移動自在に保持する保持ユニット20(保持手段に相当する)と、カートリッジ70をワークWに向けて押付けてシュー71によりラッピングフィルム73の砥粒面をワークWに押付けるカートリッジ押付けユニット30(カートリッジ押付け手段に相当する)と、ワークWを回転駆動する回転駆動ユニット40(回転駆動手段に相当する)と、ワークWおよびラッピングフィルム73のうちの少なくとも一方にワークWの軸線方向に沿うオシレーションを付与するオシレーションユニット50と、を有し、回転するワークWにラッピングフィルム73を押圧しラッピング加工を施している。ラッピング加工時には、ワークWの回転に応じてカートリッジ70の全体が変位する。また、カートリッジ押付けユニット30は、シュー押付け力を調整する調整手段31を含んでいる。
【0016】
本実施形態のラッピング加工装置1は、断面非真円の円弧状の加工面を有するワークWに対してラッピング加工を施すために好適に用いられる。この種のワークWとして、図6(A)に示すように、カムシャフト60を挙げることができ、このカムシャフト60におけるカムロブ部61の外周面が、ラッピング加工を施す加工面65となる。カムロブ部61は、図6(B)に示すように、ベースサークルをなすベース部d、カムのリフトを定めるトップ部a、トップ部aの両側に連続し、エンジンのバルブを開き始めたり、閉じ始めたりするイベント部b1、b2、ベース部dからイベント部b1、b2へのアプローチをなすランプ部c1、c2の複数の部位を備えている。カムロブ部61のように加工面65が断面非真円形状の場合には、カムロブ部61の軸心O(回転中心)から加工面65までの半径が部位ごとに変化し、ベース部dの終端からトップ部aに向かうにつれて長くなっている。また、ベース部dは曲率半径が一定であるが、イベント部b1、b2はほぼ直線的であるため曲率半径が非常に大きく、トップ部aは曲率半径が比較的小さくなる。このようなカムロブ部61の位置に対応して、Y方向に沿って対をなすアーム21、21が、X方向に沿って複数対配置されている(図1参照)。
【0017】
なお、本明細書における「断面非真円の円弧状」とは、回転中心から一の部位までの半径を他の部位までの半径と異ならせることを意図した円弧形状をいい、楕円形状や、図示したカムロブ部61のような卵形状が含まれることはもちろんのこと、外形は円形状であるが回転中心が円中心から偏心したものも含まれると理解されなければならない。
【0018】
以下、ラッピング加工装置1について詳述する。
【0019】
図1を参照して、前記回転駆動ユニット40は、主軸41を回転自在に支持するヘッドストック42と、主軸41の先端に連結されカムシャフト60の一端を把持するチャック43と、主軸41にベルト44を介して接続される主軸モータM1と、カムシャフト60の他端を支持するセンタ45を備えるテールストック46と、を有している。カムシャフト60は、主軸モータM1の回転動がベルト44および主軸41を介して伝達されて回転駆動される。主軸モータM1の回転速度を変えることにより、ワーク回転速度Vwが所望の速度に設定される。主軸41には、加工中におけるワークWの回転位置を検出するロータリエンコーダS1(検出手段に相当する)が取り付けられている。ヘッドストック42およびテールストック46のそれぞれはY方向に沿ってスライド移動自在なテーブル47、48上に設けられ、これらテーブル47、48は、X方向に沿ってスライド移動自在なテーブル49上に配置されている。カムシャフト60をヘッドストック42とテールストック46との間にセットしたり、カムシャフト60を加工位置に移動したりするために、各テーブル47、48、49が移動される。
【0020】
前記オシレーションユニット50は、テーブル49の端面に当接する偏心回転体51と、偏心回転体51を回転駆動するオシレーション用モータM2と、を有している。オシレーションユニット50には、テーブル49の端面と偏心回転体51とを常時当接させるためにテーブル49を偏心回転体51に向けて押圧する弾発力を付勢するバネなどの弾性手段52が設けられている。オシレーション用モータM2の回転速度を変えることにより、オシレーション速度Voが所望の速度(例えば、10Hz)に設定される。オシレーションの振幅は、オシレーション用モータM2の軸心に対する偏心回転体51の偏心量に基づいて定まる。偏心量は約1mmであり、オシレーションの振幅は約2mmである。なお、偏心回転体51の偏心量は、例えば調整プレート(図示せず)の挿入枚数を変えるなどの公知の手段により調整自在となっている。偏心回転体51の軸には、偏心回転体51の回転位置を検出するロータリエンコーダS2が取り付けられている。
【0021】
前記カートリッジ70は、図5(A)に示すように、ケース本体をなすハウジング72と、ハウジング72内に収納されるラッピングフィルム73と、ラッピングフィルム73を繰り出し自在に巻回した回転自在な供給リール74と、繰り出されたラッピングフィルム73を巻き取る回転自在な巻取りリール75と、ラッピングフィルム73の背面側に配置されハウジング72に対して固定されたシュー71と、を含んでいる。巻取りリール75の中心には、後述する回転軸83(図2参照)が挿入されるリール穴76が形成されている。さらに、ラッピング加工時におけるフィルム73の繰り出しや逆行を防止するために、供給リール74および巻取りリール75の回転を阻止する図示しないロック機構がハウジング72に設けられている。ロック機構は、各リール74、75の側面に係合する爪部を備える公知のストッパなどを含んでいる。ラッピングフィルム73は、供給リール74から引き出され、シュー71の外面にガイドされながら、巻取りリール75に巻き取られる。
【0022】
前記ラッピングフィルム73は、種々のタイプがあるが、本実施形態では、基材が非伸縮性の高い材料、例えば、板厚が25μm〜130μm程度のポリエステルなどから構成され、この基材の一面には、数μm〜200μm程度の粒径を有する多数の砥粒(具体的には、酸化アルミニウム、シリコンカーバイト、ダイアモンドなどからなる)が接着剤により取り付けられている。砥粒は、基材の一面に全面にわたって接着してもよく、また、所定幅の無砥粒領域を間欠的に形成したものであってもよい。基材の他面には、シュー71に対する滑り止めのため、ゴムあるいは合成樹脂等からなる抵抗材料(図示せず)を取り付けるバックコーティングか、場合によっては滑り止め加工が施されている。
【0023】
図2〜図4を参照して、前記対をなすアーム21、21は、Y方向に沿って相対的に接近離反移動に設けられている。アーム21は、Z方向に伸びるベースプレート22と、カートリッジ70を着脱自在に保持する保持プレート23とを有し、保持プレート23は、Y方向に開閉自在なように、支持ピン24を介してベースプレート22の下端に回動自在に設けられている。ベースプレート22の上端に設けた取付板25には、空気圧あるいは油圧などにより作動する流体圧シリンダ26の一端がピンを介して回動自在に連結され、保持プレート23の上端部にはピストンロッド27の先端がピンを介して回動自在に連結されている。空気あるいは油などの作動流体は、ポンプ32などの供給源から、圧力制御弁などを含む圧力調整機構31(調整手段に相当する)を介して、流体圧シリンダ26に供給される。
【0024】
保持プレート23には、カートリッジ70を保持する凹部28が形成されている。この凹部28に、カートリッジ70が着脱自在に収納される。保持プレート23およびカートリッジ70には、カートリッジ70を凹部28内に係止する図示しない係止機構が設けられている。係止機構は、ハウジング72外周面に形成した凹所に係合する移動自在な係合爪や、係合爪を凹所に対して係合したり、係合を解除したりするソレノイドなどの移動手段などを含んでいる。
【0025】
本実施形態では、前記保持ユニット20は、ベースプレート22、保持プレート23および支持ピン24を含むアーム21によって構成されている。保持ユニット20は、保持プレート23が支持ピン24を中心に回動することにより、カートリッジ70をワークWに対して進退移動自在に保持する。
【0026】
前記カートリッジ押付けユニット30は、アーム21、流体圧シリンダ26および圧力調整機構31によって構成されている。流体圧シリンダ26のピストンロッド27を収縮状態から伸張すると、保持プレート23は、支持ピン24を中心として先端部が閉じる方向に回動し、図2に示す閉状態となる。一方、ピストンロッド27を伸張状態から収縮すると、保持プレート23は、先端部が開く方向に回動し、図3および図4に示す開状態となる。閉じ回動によりシュー71がラッピングフィルム73を介してカムロブ部61に当接し、開き回動によりカムロブ部61とシュー71との当接を解除する。ラッピング加工時には、保持プレート23は、流体圧シリンダ26の作動により閉じ回動し、カートリッジ70をワークWに向けて押付ける。これにより、カートリッジ70に固定されたシュー71にシュー押付け力が付与され、ラッピングフィルム73の砥粒面がカムロブ部61に押付けられる。圧力調整機構31は、圧力制御弁などの作動を制御し、流体圧シリンダ26に供給される作動流体の流体圧を調整する。これにより、シュー押付け力が調整される。
【0027】
カムロブ部61は断面非真円形状であるので、カムシャフト60の回転に応じて加工面65の径方向位置は変化する。したがって、ワークWの回転に応じて変化する加工面65の径方向位置の変位に追従して、シュー71を変位させる必要がある。カートリッジ70はシュー71をハウジング72に固定したタイプであるので、シュー71を変位させるためには、カートリッジ70の全体を変位させる必要がある。カートリッジ70は保持プレート23に保持されていることから、保持プレート23は、加工面65の径方向位置の変位に追従して移動しなければならない。そこで、流体圧シリンダ26は、ラッピング加工中においてはダンパとして機能し、シュー71をカムロブ部61に向けて押付けた状態の下でピストンロッド27を伸縮して保持プレート23の回動を許容している。例えば、図2には、軸心Oから加工面65までの半径が最も長いトップ部aに、図中左側のシュー71が押付けられた状態が示されている。この状態では、左側の流体圧シリンダ26は、シュー71をトップ部aに向けて押付けた状態の下でピストンロッド27を若干収縮し、保持プレート23の開方向への回動を許容している。なお、作動流体の流体圧は、シュー71にシュー押付け力を付与し、かつ、カムシャフト60の回転に応じて流体圧シリンダ26をダンパとして機能させる観点から定められる。
【0028】
図5(B)に示すように、バネ173などの変位機構を介してシュー171を変位自在にハウジング172に保持した対比例に係るカートリッジ170では、断面非真円の円弧状の加工面65を有するワークWに対してラッピング加工を施す場合には、シュー171のみを移動させて、ワークWの回転に応じて変化する加工面65の径方向位置の変位に追従している。しかしながら、シュー171のみを移動させた場合には、シュー171が移動するときに、ラッピングフィルム73がワークWの回転方向にずれたり、過剰な負荷が作用して切断したりする事態が生じることがある。
【0029】
これに対して、本実施形態のカートリッジ70にあっては、シュー71をハウジング72に対して固定し、ワークWの回転に応じてカートリッジ70の全体が変位するようにしてある。このため、ラッピングフィルム73は、カートリッジ70内において安定した状態に維持され、シュー171のみを移動させる構成に比較して、ラッピングフィルム73のずれや切断が生じ難くなる。
【0030】
図2および図3を参照して、ラッピング加工装置1は、フィルム送り機構80を構成するために、巻取りリール75にベルト86を介して接続されラッピングフィルム73を巻き取る方向に巻取りリール75を回転駆動するとともにカートリッジ70の変位に拘わらず位置が固定された巻取りリール駆動手段81と、カートリッジ70の変位に伴うベルト86の張力変化を吸収する弾発力をベルト86に付与するテンショナー82(弾性手段に相当する)と、をさらに有している。
【0031】
さらに詳しくは、ラッピング加工装置1は、巻取りリール75のリール穴76に挿入自在な回転軸83と、回転軸83が接続されたローラ84と、駆動ローラ85と、駆動ローラ85とローラ84との間に掛け渡されたベルト86と、駆動ローラ85に接続され当該駆動ローラ85を回転するモータM3と、ベルト86をガイドする移動自在なガイドローラ87と、ガイドローラ87を押圧してベルト86にテンションを付与するスプリング88と、を有している。回転軸83は保持プレート23に突出して設けられ、ローラ84は保持プレート23に回転自在に保持されている。カートリッジ70を保持プレート23に保持すると、巻取りリール75は、回転軸83がリール穴76に挿入され、ローラ84およびベルト86を介して駆動ローラ85およびモータM3に接続される。本実施形態では、上述した駆動ローラ85およびモータM3によって巻取りリール駆動手段81が構成され、ガイドローラ87およびスプリング88によって弾性手段としてのテンショナー82が構成されている。
【0032】
モータM3、駆動ローラ85、ガイドローラ87およびスプリング88は、ラッピング加工中には位置が固定される図示しない構造体に取り付けられている。ラッピング加工中においては、保持プレート23の回動に伴ってカートリッジ70は変位するが、比較的重量が重いモータM3や駆動ローラ85は、カートリッジ70の変位に拘わらず位置が固定されたままとなる。これにより、ラッピング加工中に移動する部材、すなわち、カートリッジ70を保持した保持プレート23の重量を軽くでき、これを通して、流体圧シリンダ26の小型化を図ることができる。
【0033】
また、スプリング88によりガイドローラ87を押圧しているため、カートリッジ70の変位に伴ってベルト86の張力が変化しても、この張力変化を吸収する弾発力がベルト86に付与される。これにより、カートリッジ70の変位に拘わらずベルト86全体に所定のテンションが付与され、ラッピングフィルム73を巻き取ることができる。
【0034】
そして、カートリッジ70を保持プレート23に保持してモータM3を作動すると、ラッピングフィルム73を巻き取る方向に巻取りリール75が回転駆動され、供給リール74からラッピングフィルム73が順次繰り出される。ラッピングフィルム73の繰り出し量を検出するために、駆動ローラ85には、回転量を検出するロータリエンコーダS3が取り付けられている。
【0035】
本実施形態のラッピング加工装置1にあっては、ロータリエンコーダS1でカムロブ部61の回転位置を検出し、加工中におけるカムロブ部61の回転位置に応じて、圧力調整機構31の作動を制御してシュー押付け力を可変制御している。
【0036】
上記の制御について、図7および図8を参照しつつ説明する。図7は、本発明に係るラッピング加工装置1の制御系を示す概略ブロック図、図8(A)は、加工中におけるカムロブ部61の回転位置に応じて、シュー押付け力Pを可変制御する一例を示す図、図8(B)は、カムロブ部61の各部位での接触面圧を示す図である。
【0037】
図7を参照して、ロータリエンコーダS1、S2、S3は、CPUやメモリを主体とするコントローラ100(制御手段に相当する)に接続され、加工中におけるカムロブ部61の回転位置に関する検出信号などがコントローラ100に入力される。ワーク回転速度Vwを定める主軸モータM1の回転速度、および、オシレーション速度Voを定めるオシレーション用モータM2の回転速度に関する検出信号のそれぞれもコントローラ100に入力される。コントローラ100は、ロータリエンコーダS1からのカムロブ部61の回転位置に関する信号に基づいて、カムロブ部61のいずれの部位が加工中であるかを判断する。そして、コントローラ100は、加工中の部位に応じて、シュー押付け力Pを可変制御する。
【0038】
シュー押付け力Pを変更する制御は次のとおりである。図8(A)に示すように、コントローラ100は、カムロブ部61のイベント部b1、b2を加工するときのシュー押付け力Pが、他の部位を加工するときのシュー押付け力Pに比べて大きくなるように、圧力調整機構31の作動を制御する。
【0039】
具体的には、コントローラ100は、カムロブ部61が回転してシュー71がイベント部b1、b2に接触するときに流体圧シリンダ26に供給される作動流体の流体圧が大きくなるように、圧力調整機構31の作動を制御する制御信号を当該圧力調整機構31に出力する。作動流体の流体圧が大きくなると、カムロブ部61のイベント部b1、b2を加工するときのシュー押付け力Pが、他の部位を加工するときのシュー押付け力Pに比べて大きくなる。
【0040】
シュー押付け力Pを上記のように制御すると、図8(B)に示すように、イベント部b1、b2での接触面圧が高くなる。接触面圧が高くなると、砥粒による加工面65の単位時間あたりの除去量が増加することから、ラッピング加工が促進され、イベント部b1、b2の面粗度が向上する。
【0041】
なお、トップ部aでの接触面圧はもともと高いことから、本実施形態では、イベント部b1、b2での接触面圧を高めることにより、このイベント部b1、b2における面粗度の向上を図るようにしてある。但し、トップ部aの面粗度をより一層高めるために、イベント部b1、b2からトップ部aにかけての領域において、シュー押付け力Pを高めるように制御してもよい。
【0042】
また、シュー押付け力Pを可変制御する際の変化率は、ワーク形状、ベースとなる加工条件(シュー押付け力のベース値、ワーク回転速度およびオシレーション速度)、要求される面粗度などによって変化するので、一義的に決まるものではなく、トライアンドエラーによって最終的な変化率を決定している。
【0043】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0044】
まず、アーム21の保持プレート23にカートリッジ70を取り付ける。ヘッドストック42とテールストック46との間にカムシャフト60を支持し、カムロブ部61の位置に一対のアーム21、21を移動する。このとき、流体圧シリンダ26は、ピストンロッド27を収縮しており、保持プレート23を開位置に保持している。この後、流体圧シリンダ26を作動させてピストンロッド27を伸張し、保持プレート23を閉じる方向に回動する。この閉回動によりラッピングフィルム73は、カムロブ部61の加工面65上にセットされる。
【0045】
保持プレート23を開回動している間に、モータM3を作動して巻取りリール75を回転する。ラッピングフィルム73は、所定量移動し、新規な砥粒面が加工面65上にセットされるようになる。その後、供給リール74および巻取りリール75の回転を阻止するロック機構をロックすると、テンションが付与され弛みのない状態のラッピングフィルム73となる。
【0046】
カムロブ部61をクランプした状態では、保持プレート23は、流体圧シリンダ26の作動により閉じ回動し、カートリッジ70をワークWに向けて押付けている。これにより、カートリッジ70に固定されたシュー71にシュー押付け力が付与され、ラッピングフィルム73の砥粒面がカムロブ部61に押付けられる。
【0047】
そして、オシレーションユニット50を作動させてカムシャフト60に軸方向に沿うオシレーションを付与しつつ、回転駆動ユニット40を作動させてカムシャフト60を軸中心で回転すると、流体圧シリンダ26がダンパとして機能し、カムロブ部61の回転に倣って保持プレート23が回動しながら、加工面65がラッピング加工される。このとき、シュー71をハウジング72に対して固定してなるカートリッジ70の全体は、カムロブ部61の回転に応じて変化する加工面65の径方向位置の変位に追従して変位する。このため、ラッピングフィルム73はカートリッジ70内において安定した状態に維持され、対比例に係るカートリッジ170(図5(B))のようにシュー171のみを移動させる構成に比較して、ラッピングフィルム73のずれや切断が生じ難く、安定研磨が可能となる。したがって、カムロブ部61のように断面非真円の円弧状の加工面65を有するカムシャフト60に対してラッピング加工を好適に施すことが可能となる。
【0048】
さらに、ラッピング加工中においては、ロータリエンコーダS1は、カムロブ部61の回転位置を検出し、コントローラ100は、加工中におけるカムロブ部61の回転位置に応じて、シュー押付け力Pを可変制御する。すなわち、シュー71がイベント部b1、b2に接触するときに流体圧シリンダ26に供給される作動流体の流体圧が大きくなるように圧力調整機構31の作動を制御し、イベント部b1、b2を加工するときのシュー押付け力Pを、他の部位を加工するときのシュー押付け力Pに比べて大きくしている(図8(A))。
【0049】
したがって、イベント部b1、b2での接触面圧が高められる結果(図8(B))、砥粒による加工面65の単位時間あたりの除去量が増加し、イベント部b1、b2の面粗度が向上する。
【0050】
カムシャフト60は、多数のカムロブ部61を有しているが、ラッピング加工は、これらカムロブ部61に対し一斉に行なわれる。ラッピング加工が完了すると、流体圧シリンダ26を作動させてピストンロッド27を収縮し、保持プレート23を開く方向に回動し、カムシャフト60を取り出し可能な状態とする。カムシャフト60を取り出した後、他のカムシャフト60をセットすれば、同様のラッピング加工を開始することができる。
【0051】
また、ラッピングフィルム73を使い切った場合には、使用済みのカートリッジ70を、新品のカートリッジ70に交換する。
【0052】
以上説明したように、上述した実施形態のラッピング加工装置1によれば、非伸縮性でかつ変形可能な薄肉基材の一面に砥粒が設けられたラッピングフィルム73がハウジング72内に収納され、ラッピングフィルム73の背面側に配置されるシュー71がハウジング72に対して固定されてなるカートリッジ70と、カートリッジ70をワークWに対して進退移動自在に保持する保持ユニット20と、カートリッジ70をワークWに向けて押付けて、シュー71によりラッピングフィルム73の砥粒面をワークWに押付けるカートリッジ押付けユニット30と、ワークWを回転駆動する回転駆動ユニット40と、を有し、ワークWの回転に応じてカートリッジ70の全体が変位するようにしたので、シュー171のみを移動させる構成に比較してラッピングフィルム73のずれや切断が生じ難くなり、もって、カムシャフト60のカムロブ部61のように断面非真円の円弧状の加工面65を有するワークWに対してラッピング加工を好適に施し得るという効果を奏する。
【0053】
さらに、シュー171を変位自在にハウジング172に保持するためのバネ173などの変位機構が不要となり、断面真円の円弧状の加工面65を有するワークWに対してラッピング加工を施す場合に既に用いられているカートリッジを流用できる。したがって、ワークWの加工面65の断面形状に応じて、すなわち、断面真円か断面非真円かに応じて2種類のカートリッジを選択してラッピング加工装置1に装着する必要がなくなり、ラッピングフィルム73の取り扱いがより一層容易になる。
【0054】
また、カートリッジ70は、ラッピングフィルム73を繰り出し自在に巻回した回転自在な供給リール74と、繰り出されたラッピングフィルム73を巻き取る回転自在な巻取りリール75と、を含み、巻取りリール75にベルト86を介して接続されラッピングフィルム73を巻き取る方向に巻取りリール75を回転駆動するとともにカートリッジ70の変位に拘わらず位置が固定された巻取りリール駆動手段81と、カートリッジ70の変位に伴うベルト86の張力変化を吸収する弾発力をベルト86に付与するテンショナー82と、をさらに有しているので、保持ユニット20の重量を軽くでき、これを通して、カートリッジ押付けユニット30の小型化を図ることができる。また、カートリッジ70の変位に伴ってベルト86の張力が変化しても、この張力変化を吸収する弾発力がベルト86に付与されるため、カートリッジ70の変位に拘わらずベルト86全体に所定のテンションを付与して、ラッピングフィルム73を安定して巻き取ることができる。
【0055】
また、カートリッジ押付けユニット30は、シュー押付け力を調整する調整手段31を含み、ワークWの回転位置を検出するロータリエンコーダS1と、加工中におけるワークWの回転位置に応じて、調整手段31の作動を制御してシュー押付け力を可変制御するコントローラ100と、をさらに有しているので、所望の部位における接触面圧を高めて、当該部位の面粗度を向上することができる。
【0056】
また、ワークWの加工面65は、カムシャフト60におけるカムロブ部61の外周面であるので、カムロブ部61の加工面65に対してラッピング加工を好適に施し得るという効果を奏する。
【0057】
(改変例)
ワークWの加工面65はカムシャフト60のカムロブ部61に限定されるものでもなく、断面非真円の円弧状の加工面65を有する限りにおいて、他の種々のワークWに適用できることはいうまでもない。
【0058】
また、保持ユニット20、カートリッジ押付けユニット30、カートリッジ押付けユニット30に含まれる調整手段31は図示例の構成に限定されない。例えば、進退移動自在に保持されたカートリッジ70をワークWに向けて押圧するバネ、当該バネの圧縮量を変更する偏心回転体、偏心回転体を回転駆動するモータなどから、カートリッジ押付けユニット30やこれに含まれる調整手段31を構成することもできる。
【0059】
また、シュー71として、先端部が凹状円弧となった凹シューを使用する場合にも、本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るラッピング加工装置を示す概略構成図である。
【図2】 ラッピング加工装置に開閉自在に設けられた一対のアームの閉状態を示す概略図である。
【図3】 一対のアームの開状態を示す概略図である。
【図4】 カートリッジを取り外した状態を示す概略図である。
【図5】 図5(A)は、シューをハウジングに対して固定した本実施形態に係るカートリッジを示す概略図、図5(B)は、シューを変位自在にハウジングに保持した対比例に係るカートリッジを示す概略図である。
【図6】 図6(A)は、ラッピング加工されるワークとしてのカムシャフトの一例を示す斜視図、図6(B)は、カムシャフトのカムロブ部における各部位の説明に供する図である。
【図7】 本発明に係るラッピング加工装置の制御系を示す概略ブロック図である。
【図8】 図8(A)は、加工中におけるカムロブ部の回転位置に応じて、シュー押付け力を可変制御する一例を示す図、図8(B)は、カムロブ部の各部位での接触面圧を示す図である。
【符号の説明】
1…ラッピング加工装置
20…保持ユニット(保持手段)
21…アーム
22…ベースプレート
23…保持プレート
24…支持ピン
26…流体圧シリンダ
30…カートリッジ押付けユニット(カートリッジ押付け手段)
31…圧力調整機構(調整手段)
40…回転駆動ユニット(回転駆動手段)
50…オシレーションユニット
60…カムシャフト(ワーク)
61…カムロブ部
65…加工面
70…カートリッジ
71…シュー
72…ハウジング
73…ラッピングフィルム
74…供給リール
75…巻取りリール
81…巻取りリール駆動手段
82…テンショナー(弾性手段)
85…駆動ローラ
86…ベルト
87…ガイドローラ
88…スプリング
100…コントローラ(制御手段)
b1、b2…カムロブ部のイベント部
M3…モータ
S1…ロータリエンコーダ(検出手段)
W…断面非真円の円弧状の加工面を有するワーク
Claims (3)
- 断面非真円の円弧状の加工面を有するワークに対してラッピング加工を施すラッピング加工装置であって、
非伸縮性でかつ変形可能な薄肉基材の一面に砥粒が設けられたラッピングフィルムがハウジング内に収納され、前記ラッピングフィルムの背面側に配置されるシューが前記ハウジングに対して固定されてなるカートリッジと、
前記カートリッジを前記ワークに対して進退移動自在に保持する保持手段と、
前記カートリッジを前記ワークに向けて押付けて、前記シューにより前記ラッピングフィルムの砥粒面を前記ワークに押付けるカートリッジ押付け手段と、
前記ワークを回転駆動する回転駆動手段と、を有し、
前記ワークの回転に応じて前記カートリッジの全体が変位し、
前記カートリッジは、前記ラッピングフィルムを繰り出し自在に巻回した回転自在な供給リールと、繰り出された前記ラッピングフィルムを巻き取る回転自在な巻取りリールと、を含み、
前記巻取りリールにベルトを介して接続され前記ラッピングフィルムを巻き取る方向に前記巻取りリールを回転駆動するとともに前記カートリッジの変位に拘わらず位置が固定された巻取りリール駆動手段と、
前記カートリッジの変位に伴う前記ベルトの張力変化を吸収する弾発力を前記ベルトに付与する弾性手段と、をさらに有していることを特徴とするラッピング加工装置。 - 前記カートリッジ押付け手段は、シュー押付け力を調整する調整手段を含み、
前記ワークの回転位置を検出する検出手段と、
加工中におけるワークの回転位置に応じて、前記調整手段の作動を制御してシュー押付け力を可変制御する制御手段と、をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載のラッピング加工装置。 - 前記ワークの前記加工面は、カムシャフトにおけるカムロブ部の外周面であることを特徴とする請求項1に記載のラッピング加工装置。
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