JP3389783B2 - フィールドメモリ制御方式 - Google Patents

フィールドメモリ制御方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィールドメモリ制
御方式に係り、特に標準方式テレビジョン信号をアナロ
グ・ディジタル(A/D)変換したディジタル信号の映
像部を、フィールドメモリに同時に読み出し及び書き込
みするフィールドメモリ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】標準方式テレビジョン信号である、例え
ばNTSC方式テレビジョン信号をアナログ・ディジタ
ル(A/D)変換して、1フィールド遅延のデータを得
る場合、一般には同時に読み出し及び書き込みが可能な
フィールドメモリを用いる(例えば、沖電気株式会社製
のMSM518222等)。
【0003】かかるフィールドメモリのアドレスは、フ
ィールドメモリ内で発生できるものとできないものとが
ある。しかし、どちらの場合でもアドレス発生のリセッ
トとイネーブルで制御できる。メモリ容量に余裕がある
ときは、例えばNTSC方式テレビジョン信号をA/D
変換して得られた、図6(A)に示すディジタル映像信
号データの各フィールドの先頭のタイミングで、同図
(B)に示すようにアドレス発生のリセット信号を出力
して、フィールド遅延データを得る。この場合はディジ
タル映像信号のブランキング部分も書き込み及び読み出
される。なお、リセット信号は、アクティブハイとして
いる。
【0004】一方、メモリ容量に余裕がないときには、
図7(A)に示すディジタル映像信号データの各フィー
ルドの先頭のタイミングで同図(B)に示すようにアド
レス発生のリセット信号を出力し、更に同図(C)に示
すようにイネーブル信号をフィールドメモリに供給し、
ディジタル映像信号のブランキング部分を利用しないよ
うにする。イネーブル信号もアクティブハイとしてい
る。
【0005】なお、図7(A)、(B)及び(C)のデ
ータ、リセット信号及びイネーブル信号の時間軸を拡大
して各ライン期間単位で示したのが図8(A)、(B)
及び(C)に示すデータ、リセット信号及びイネーブル
信号で、また、このときのクロック信号は図8(D)に
示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル映像信号デ
ータを1フィールド遅延する場合は、上記の従来のフィ
ールドメモリにより問題なく1フィールド遅延信号を得
ることができる。しかし、1フィールド遅延にnライン
分の遅延を加えた1フィールド+nラインの遅延を従来
のフィールドメモリでは実現することができない(ただ
し、メモリ容量は1フィールド+nライン分あるとす
る)。
【0007】例えば、図9(A)に示すディジタル映像
信号データの各フィールドの先頭のタイミングで同図
(B)に示すように書き込みアドレス発生のWリセット
信号を出力し、更に同図(D)に示すように、映像期間
にのみ書き込み及び読み出しを可能とするイネーブル信
号をフィールドメモリに供給する点は図7と同様である
が、1フィールド+1ライン(n=1の場合)の遅延を
従来のフィールドメモリで得ようとすると、読み出しア
ドレス発生のRリセット信号をWリセット信号から1フ
ィールド+1ラインの遅延後の同図(C)に示すタイミ
ングで発生することとなるため、Rリセット信号に基づ
いたタイミングでデータを読み出す前に、Rリセット信
号直前のWリセット信号に基づいたタイミングで新たな
データを書き込んでしまう。
【0008】そのため、従来は、通常1フィールド+n
ライン遅延を実現するためには、1フィールド遅延はフ
ィールドメモリにより実現し、nライン遅延はnライン
分のラインメモリ又はn個のラインメモリを使って実現
するようにしているため、構成が複雑で高価となる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
ラインメモリを用いることなくフィールドメモリだけで
1フィールド+nラインの遅延を実現し得るフィールド
メモリ制御方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、所望の映像信号データの1フィールド分の
有効走査線数mラインに、少なくとも所望のnライン
(ただし、m>n)を加えたライン数分の容量を有する
と共に、読み出しアドレスからの読み出しと書き込みア
ドレスへの書き込みが同時に可能なフィールドメモリを
用いて、入力映像信号データをm+nライン遅延するフ
ィールドメモリ制御方式であって、入力映像信号データ
のmラインの映像信号期間にそれぞれ対応して書き込み
イネーブル信号を発生してフィールドメモリに供給する
と共に、書き込みイネーブル信号に対してnライン遅延
した読み出しイネーブル信号を発生してフィールドメモ
リに供給するイネーブル信号発生回路と、書き込みイネ
ーブル信号と書き込みリセット信号に基づいてm+nラ
インで巡回する書き込みアドレス信号を発生し、読み出
しイネーブル信号と読み出しリセット信号に基づいてm
+nライン毎に巡回すると共に、その読み出しアドレス
開始時に読み出しイネーブル信号と書き込みイネーブル
信号とが同時に存在するときは書き込みアドレス信号と
同期してアドレス開始し、読み出しイネーブル信号と書
き込みイネーブル信号とが同時に存在しないときは自走
リセットによりアドレス開始する読み出しアドレス信号
を発生するアドレス信号発生回路とを有することを特徴
とする。
【0011】 本発明では、m+nラインで巡回する書
き込みアドレス信号によりフィールドメモリに書き込ま
れたm+nラインの映像信号データを、書き込みイネー
ブル信号に対してnライン遅延した読み出しイネーブル
信号に基づいた読み出しアドレス信号により読み出すに
際して、読み出しアドレス信号は、読み出しイネーブル
信号と書き込みイネーブル信号とが同時に存在するとき
は書き込みアドレス信号と同期してアドレス開始し、読
み出しイネーブル信号と書き込みイネーブル信号とが同
時に存在しないときは自走リセットによりアドレス開始
することでm+nライン毎に巡回するようにしているた
め、データを読み出す前に書き込むことなくm+nライ
ン遅延された映像信号データを得ることができる。
【0012】また、本発明はフィールドメモリに書き込
まれたm+nラインの映像信号データを、書き込み動作
を停止して繰り返し読み出す場合において、イネーブル
信号発生回路は、各1フィールド期間当りnライン分の
ダミーのイネーブル期間を加えた、全部でm+nライン
分のイネーブル期間をフィールドメモリに与える読み出
しイネーブル信号を発生することを特徴とする。これに
より、1フィールド期間毎にm+nラインの映像信号デ
ータを繰り返し得ることができる。このうち、nライン
分の映像信号データは、垂直ブランキング期間に読み出
されるので、表示されることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明方式が適用される
メモリ制御システムのシステム構成図、図2は本発明に
なるフィールドメモリ制御方式の一実施の形態のイネー
ブル信号発生回路の回路系統図、図3は本発明になるフ
ィールドメモリ制御方式の一実施の形態のリセット信号
発生回路の回路系統図を示す。
【0014】図1において、フィールドメモリ1はデー
タの書き込みと読み出しが同時にできる公知のメモリで
あり、遅延しようとする遅延ライン数分の容量を少なく
とも有する。従って、例えば、1フィールドの有効走査
線数がmラインで、遅延ライン数が(m+n)ラインの
ときには、(m+n)ライン分の容量を少なくとも有す
る。
【0015】書き込みイネーブル信号及び書き込みリセ
ット信号は書き込みアドレス発生器3に供給されて書き
込みアドレス信号を発生させる。また、ディジタル映像
信号データ等のデータは、入力バッファ2に供給され
る。入力バッファ2は書き込みイネーブル信号により動
作制御され、イネーブル時には蓄積データをフィールド
メモリ1に供給する。フィールドメモリ1は、Wアドレ
ス発生器3から入力される書き込みアドレス信号により
指定されたアドレスに順次に書き込まれる。
【0016】また、読み出しイネーブル信号及び読み出
しリセット信号は読み出しアドレス発生器4に供給され
て読み出しアドレス信号を発生させる。出力バッファ5
はフィールドメモリ1の読み出しアドレス信号により指
定されたアドレスから読み出されたデータを一旦蓄積
し、読み出しイネーブル信号のイネーブル時には蓄積デ
ータを出力する。
【0017】この実施の形態では、上記のWイネーブル
信号、Rイネーブル信号、Wリセット信号及びRリセッ
ト信号を所定のタイミングで発生させることにより、図
1のシステム構成で、ラインメモリを有することなく、
1フィールド+nラインの遅延データを得るものであ
る。
【0018】図2は上記のWイネーブル信号とRイネー
ブル信号を発生する回路で、列アドレスカウンタ7、比
較器8、行アドレスカウンタ9、比較器10、11、2
入力AND回路12及び13から構成されている。列ア
ドレスカウンタ7は1ライン内の有効データ数をLとし
たとき、1ライン期間の総データクロック数(L+α)
で自己リセットして一巡するカウンタ、行アドレスカウ
ンタ9は、1フィールドの総ライン数(m+β)で自己
リセットして一巡するカウンタである。ここで、mは1
フィールドの有効走査線数である。
【0019】次に、この実施の形態の動作について説明
するに、フィールドメモリの入力データのデータ周期に
等しい周期のクロックは、列アドレスカウンタ7に供給
され、ここでカウントされる。比較器8は列アドレスカ
ウンタ7のカウント値と所定のしきい値とを比較し、カ
ウント値が0以上でL−1以下の範囲内の値のときにハ
イレベルの信号を出力する。
【0020】この比較器8の出力信号は行アドレスカウ
ンタ9に供給されてカウントされる。比較器10及び1
1はそれぞれ行アドレスカウンタ9のカウント値と各々
所定のしきい値とを比較し、比較器10はカウント値が
0以上でm−1以下の範囲内のときにハイレベルの信号
を出力し、比較器11はカウント値がn以上でm+n−
1以下の範囲内のときにハイレベルの信号を出力する。
なお、上記の”n”は1フィールド+nライン分の遅延
を得る場合のnである。
【0021】AND回路12は比較器8の出力信号と比
較器10の出力信号とを入力信号として受け、これらを
論理積演算して入力データの映像期間のときにハイレベ
ルで、ブランキング期間及び有効走査線以外の期間では
ローレベルの書き込みイネーブル信号(Wイネーブル信
号)を出力し、これを図1の入力バッファ2とWアドレ
ス発生器3へそれぞれ供給する。
【0022】一方、AND回路13は比較器8の出力信
号と比較器11の出力信号とを入力信号として受け、こ
れらを論理積演算して入力データの映像期間で、かつ、
1フィールドの有効走査期間のうち最初の1ラインを除
く期間のときにハイレベルで、それ以外の期間ではロー
レベルの読み出しイネーブル信号(Rイネーブル信号)
を出力し、これを図1のRアドレス発生器4と出力バッ
ファ5へそれぞれ供給する。
【0023】図3は上記のWイネーブル信号とRイネー
ブル信号を入力信号として受け、Wリセット信号及びR
リセット信号を発生する回路で、W行アドレスカウンタ
15、R行アドレスカウンタ16、一致回路17、1
8、3入力AND回路19、2入力OR回路20、単安
定マルチバイブレータ(MM)21及び22から構成さ
れている。
【0024】W行アドレスカウンタ15及びR行アドレ
スカウンタ16はそれぞれ書き込みイネーブル信号(W
イネーブル信号)、読み出しイネーブル信号(Rイネー
ブル信号)を入力信号として受け、その立ち上がりエッ
ジ入力毎にカウントアップして、遅延しようとするライ
ン数(m+n)ラインに等しい数だけカウントした時点
で自己リセットにより0に戻るようにカウント値が一巡
するカウンタである。
【0025】この実施の形態の動作について説明する
に、W行アドレスカウンタ15によりカウントされたW
イネーブル信号のカウント値は、一致回路17に供給さ
れ、ここで固定値”0”と一致するかどうか比較され、
一致するときにのみハイレベルの信号を出力させ、不一
致のときはローレベルの信号を出力させる。同様に、R
行アドレスカウンタ16によりカウントされたRイネー
ブル信号のカウント値は、一致回路18に供給され、こ
こで固定値”0”と一致するかどうか比較され、一致す
るときにのみハイレベルの信号を出力させ、不一致のと
きはローレベルの信号を出力させる。
【0026】一致回路17の出力信号はWイネーブル信
号とRイネーブル信号と共にAND回路19に供給さ
れ、ここで論理積演算されて同期リセット信号を生成さ
せる。同期リセット信号はアクティブハイである。この
同期リセット信号はOR回路20を通してMM22に供
給され、その立ち上がりでこれをトリガする。また、一
致回路18のハイレベルの出力信号(一致信号)は自走
リセット信号として出力され、OR回路20を通してM
M22に供給されて、その立ち上がりでこれをトリガす
る。
【0027】MM22はトリガされると、最初の1クロ
ック分ハイレベルの読み出しリセット信号(Rリセット
信号)を発生してこれを図1のRアドレス発生器4へ供
給する。また、一致回路17のハイレベルの出力信号
(一致信号)はMM21に供給され、その立ち上がりで
これをトリガし、トリガ時点から1クロック分ハイレベ
ルの書き込みリセット信号(Wリセット信号)を発生さ
せる。このWリセット信号は、図1のWアドレス発生器
3へ供給される。
【0028】上記のようにして生成されたWイネーブル
信号、Wリセット信号、Rイネーブル信号及びRリセッ
ト信号は、それぞれn=1の場合、図4(A)、
(D)、(E)及び(H)に示す如くになる。図4
(A)に示すWイネーブル信号とフィールドメモリ1に
入力される映像信号データとの関係は、Wイネーブル信
号が映像信号データと一致するようにしなければデータ
が書き込めないので、Wイネーブル信号のハイレベルの
期間と映像期間とが対応している。
【0029】フィールドメモリ1には1フィールド中の
有効走査線のmラインの各ラインのデータが、図4
(B)に「0」〜「m−1」で模式的に示すように、各
フィールドにおいてWイネーブル信号のハイレベル期間
に対応して書き込まれる。また、この書き込み時の行ア
ドレスは、図4(C)に模式的に示され、同図(D)に
示したWリセット信号により、遅延時間である1フィー
ルド+1ライン(すなわち、m+1ライン)期間毎にリ
セットされる。
【0030】一方、Rイネーブル信号は、図2に示した
回路により、図4(E)に示すように、各フィールド期
間において、Wイネーブル信号に対して1(=n)ライ
ン遅延した信号であり、このハイレベル期間に対応して
フィールドメモリ1から記憶データが、図4(F)に模
式的に示すように、全部でmライン分が読み出される。
また、この読み出し時の行アドレスは、図4(G)に模
式的に示され、同図(H)に示したRリセット信号によ
り、遅延時間である1フィールド+1ライン(すなわ
ち、m+1ライン)毎にリセットされる。
【0031】ここで、上記のRリセット信号は、図3に
示した回路により、図4(H)に示すように、Wイネー
ブル信号とRイネーブル信号とが共に存在するときはW
リセット信号と同期させ、Rイネーブル信号のみが存在
するときはRイネーブル信号の先頭で、かつ、ライン数
が(m+1)になった直後に自走リセットがかかるよう
に発生される。これにより、R行アドレスは、図4
(G)に模式的に示すように変化する。
【0032】図4(C)に示すW行アドレスがで示す
斜線の期間においては、第kフィールド部分の1フィー
ルド(mライン)の各ラインデータが、図4(B)、
(C)に示すように、行アドレス「2」以降に書き込ま
れ、最後のラインのデータは行アドレス「0」に書き込
まれる。この書き込みデータは、図4(G)に示すR行
アドレスがで示す斜線の期間に読み出される。すなわ
ち、行アドレス「2」に書き込まれた第kフィールド部
分の先頭のラインデータは、第k+1フィールド部分の
2ライン目、つまり1フィールド+1ライン後に図4
(G)に示すように、読み出し用の行アドレスが「2」
となるために読み出され、以降第kフィールド部分の各
ラインデータは、1フィールド+1ライン後に読み出さ
れる。
【0033】同様に、の期間に続いてW行アドレスが
変化する1フィールド+1ライン分のデータは、の期
間に続いてR行アドレスが変化する1フィールド+1ラ
インの期間に読み出される。図4(C)に示すW行アド
レスがで示す斜線の期間に書き込まれる1フィールド
+1ライン分のデータは、図4(G)に示すR行アドレ
スがで示す斜線の期間に読み出される。以下、同様の
動作が繰り返される。このようにして、1フィールド+
1ライン遅延されたデータが読み出される。
【0034】なお、図4(C)に示したW行アドレスと
同図(G)に示したR行アドレスとが一致している期間
においては、周知のリード・モディファイ・ライトによ
って、そのアドレスからまず記憶データ(R行データ)
が読み出され、その後に続けて入力データ(W行デー
タ)が同じアドレスに書き込まれる。
【0035】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。フィールドメモリを利用する際、書き込み動作
を停止して読み出しのみを行うと、フィールドメモリに
書き込まれた映像信号データが繰り返し読み出されるた
め、図7に示したような従来制御方式では、フィールド
メモリに1フィールド分の映像信号データが書き込まれ
ているために、フィールドスチル画像を得ることができ
る。
【0036】ところが、上記の実施の形態では、フィー
ルドメモリ1には1フィールド(mライン)+nライン
分の映像信号データが書き込まれており、それをmライ
ンの読み出しの行イネーブル期間(Rイネーブル期間)
で繰り返し読み出すこととなるために、読み出しデータ
のラインは各フィールドでずれていってしまう。
【0037】そこで、この実施の形態では、mラインの
読み出しの行イネーブル期間(Rイネーブル期間)の先
頭の垂直ブランキング期間に、ダミーの読み出しの行イ
ネーブル期間をnライン分追加するようにしたものであ
る。自走リセットは何も変えずにm+nラインで行う。
従って、n=1の場合は、図5(A)に示すように、R
イネーブル信号は、各フィールドにおいて先頭の垂直ブ
ランキング期間にダミーの行イネーブル期間DMが1ラ
イン付加される。また、この場合の読み出し用リセット
信号は図5(B)に、行アドレスは同図(C)にそれぞ
れ示す如くになり、各フィールドにおいてm+1ライン
分の記憶データがそれぞれ同じ位置で再生される。
【0038】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば図2及び図3に示した回路の
動作を中央処理装置を用いたソフトウェア動作により実
現することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データを読み出す前に書き込むことなくm+nライン遅
延された映像信号データを得ることができるため、n個
のラインメモリあるいはnライン分のラインメモリを用
いることなく、m+nライン遅延された映像信号データ
を得ることができ、従来に比べて構成を簡略化すること
ができる。
【0040】また、本発明によれば、1フィールド期間
毎にm+nラインの映像信号データを繰り返し得ること
ができ、また、nライン分の映像信号データは、垂直ブ
ランキング期間に読み出され、表示されることはないの
で、上記のm+nライン遅延された映像信号データを得
ることができるフィールドメモリから、フィールドスチ
ル画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるフィールドメモリの制御シ
ステムのシステム構成図である。
【図2】本発明方式の一実施の形態のイネーブル信号発
生回路の回路系統図である。
【図3】本発明方式の一実施の形態のリセット信号発生
回路の回路系統図である。
【図4】本発明方式の一実施の形態の動作説明用タイム
チャートである。
【図5】本発明方式の一実施の形態のスチル動作時の説
明用タイムチャートである。
【図6】従来方式の一例のフィールド遅延データ出力時
のアドレス信号発生のリセット位置説明図である。
【図7】従来方式の他の例のフィールド遅延データ出力
時のアドレス信号発生のリセット位置説明図である。
【図8】従来方式の他の例のフィールド遅延データ出力
時のアドレス信号発生のリセット位置を図7より時間軸
を拡大して示す説明図である。
【図9】従来方式により1フィールド+1ライン遅延デ
ータを得る時の動作説明用タイムチャートである。
【符号の説明】
1 フィールドメモリ 2 入力バッファ 3 Wアドレス発生器(アドレス信号発生回路) 4 Rアドレス発生器(アドレス信号発生回路) 5 出力バッファ 7 列アドレスカウンタ(イネーブル信号発生回路) 8、10、11 比較器(イネーブル信号発生回路) 9 行アドレスカウンタ(イネーブル信号発生回路) 12、13 2入力AND回路(イネーブル信号発生回
路) 15 W行アドレスカウンタ(アドレス信号発生回路) 16 R行アドレスカウンタ(アドレス信号発生回路) 17、18 一致回路(アドレス信号発生回路) 19 3入力AND回路(アドレス信号発生回路) 20 2入力OR回路(アドレス信号発生回路) 21、22 単安定マルチバイブレータ(MM)(アド
レス信号発生回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 550 G11C 7/00 311 G11C 11/407 H04N 5/907

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の映像信号データの1フィールド分
    の有効走査線数mラインに、少なくとも所望のnライン
    (ただし、m>n)を加えたライン数分の容量を有する
    と共に、読み出しアドレスからの読み出しと書き込みア
    ドレスへの書き込みが同時に可能なフィールドメモリを
    用いて、入力映像信号データをm+nライン遅延するフ
    ィールドメモリ制御方式であって、 前記入力映像信号データの前記mラインの映像信号期間
    にそれぞれ対応して書き込みイネーブル信号を発生して
    前記フィールドメモリに供給すると共に、該書き込みイ
    ネーブル信号に対してnライン遅延した読み出しイネー
    ブル信号を発生して前記フィールドメモリに供給するイ
    ネーブル信号発生回路と、 前記書き込みイネーブル信号と書き込みリセット信号
    基づいて前記m+nラインで巡回する書き込みアドレス
    信号を発生し、前記読み出しイネーブル信号と読み出し
    リセット信号に基づいてm+nライン毎に巡回すると共
    に、その読み出しアドレス開始時に前記読み出しイネー
    ブル信号と前記書き込みイネーブル信号とが同時に存在
    するときは該書き込みアドレス信号と同期してアドレス
    開始し、前記読み出しイネーブル信号と前記書き込みイ
    ネーブル信号とが同時に存在しないときは自走リセット
    によりアドレス開始する読み出しアドレス信号を発生す
    るアドレス信号発生回路とを有することを特徴とするフ
    ィールドメモリ制御方式。
  2. 【請求項2】 前記フィールドメモリに書き込まれた前
    記m+nラインの映像信号データを、書き込み動作を停
    止して繰り返し読み出す場合において、前記イネーブル
    信号発生回路は、各1フィールド期間当りnライン分の
    ダミーのイネーブル期間を加えた、全部でm+nライン
    分のイネーブル期間を前記フィールドメモリに与える読
    み出しイネーブル信号を発生することを特徴とする請求
    項1記載のフィールドメモリ制御方式。
  3. 【請求項3】 前記ダミーのイネーブル期間は映像信号
    データの垂直ブランキング期間内に発生することを特徴
    とする請求項2記載のフィールドメモリ制御方式。
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