JP3389626B2 - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP3389626B2 JP04354593A JP4354593A JP3389626B2 JP 3389626 B2 JP3389626 B2 JP 3389626B2 JP 04354593 A JP04354593 A JP 04354593A JP 4354593 A JP4354593 A JP 4354593A JP 3389626 B2 JP3389626 B2 JP 3389626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ー等の回転ヘッド式の記録再生装置に用いられるテープ
ローディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダー(VT
R)は主としてカセットテープが使用されており、使用
時にカセットからテープを引き出して回転ヘッドが搭載
されたドラムに巻き付けるためのテープローディング装
置を有している。
【0003】従来のテープローディング装置の例として
は、例えば特開昭63−224063号公報に記載され
ているものがある。
【0004】図2および図3は上記従来例のテープロー
ディング装置のローディング動作を説明するための図で
あり、図2はローディング開始状態を示し、図3はロー
ディング完了状態を示している。
【0005】図2および図3において、1はカセット、
2はローディングリング、3〜5はポスト、6はローデ
ィングモータ、7はウオームギア、8はテープ、9はド
ラム、10はピンチローラ、11はキャプスタン、12
は供給側リール、13は巻取り側リールである。
【0006】以下に、図2および図3に示す従来のテー
プローディング装置の動作について説明する。
【0007】カセット1が、VTRに装着されると、図
2に示すようにローディングリング2に設けられている
ローディング用のポスト3,4,5が同図に示すテープ
引き出し位置に挿入される。
【0008】そしてローディングモータ6によってウォ
ームギア7が駆動されることにより、ローディングリン
グ2が矢印の方向に回転してテープ8が引き出され、図
3に示すようにドラム9にテープが巻き付いた状態でロ
ーディング動作が完了する。
【0009】このローディング動作時、カセット1の供
給側リール12にはブレーキがかけられ、一方、巻取り
側リール13にはテープ引き出し方向に抗する方向に、
一定のトルクが与えられている。
【0010】そして、従来は図2の状態からローディン
グリング2をほぼ一定の速度で回転することにより、巻
取り側リール13からテープを引き出し、図3の位置ま
でテープを引き出すようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、VTRはますま
す長時間記録となりテープの薄手化,カセットの大型化
に拍車がかかってきている。またカセット挿入からテー
プを走行させるまでの時間の短縮、即ちローディング速
度の高速化が要望されている。
【0012】カセットが大型化すると、リール慣性が増
加し,またローディング速度が高速化すると、テープ引
き出し速度の変化も急激になり、そのため、巻取りリー
ル13に付与するトルクが一定になっていても、テープ
にかかる張力(テンション)の変化が非常に大きくな
り、テープダメージとなったり、テープがローディング
ポストから脱落してテープ切れを発生させたりしてしま
う事がある。
【0013】特にテープが薄手化されるにつれて、ます
ますローディング時のテンション変動によるテープダメ
ージが大きな問題になってきている。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、テープローディングを高速化してもテープテンショ
ンの変動を低減したテープローディング装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のテープローディング装置は、テープの引き出
し速度情報を検出するテープ引き出し速度検出手段と、
テープ引き出し加速度情報を算出する微分手段と、リー
ル巻径情報を検出するリール巻径検出手段と、リール慣
性情報を検出するリール慣性検出手段と、テープの張力
変動を抑制するための補正トルク情報を算出する補正ト
ルク算出手段とを有している。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、テープ引き出し
加速度情報とリール巻径情報とリール慣性情報とから補
正トルク情報を算出し、その値に従ったトルクでリール
を駆動することによって、テープ引き出し時の張力変動
を抑制するようにしたものである。
【0017】
【実施例】まず本発明の実施例を説明する前に、本発明
の原理を説明する。
【0018】テープテンションをT,巻取り側リールの
半径をRt,巻取り側リールの慣性をJt,ローディング
時のテープ引き出し速度の加速度をVacc,巻取り側リ
ールトルクをQtとすると、数式1が成り立つ。
【0019】 Qt = Rt ・T + (Jt /Rt )・Vacc ・・・(数式1) 数式1の右辺第2項は、ローディング時に引き出される
テープの加速度に起因するトルク変動成分であり、巻取
り側リールトルクQt にこの変動成分を打ち消すための
トルク補償を施すことによって、テープテンション変動
の少ない制御系を構成することが可能となる。
【0020】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、1〜13は図2および図3の同
じ符号を付したものと同じ構成部分であり、14はロー
ディングモータ6の回転数を検出する周波数発電機、1
5は周波数発電機の出力信号を波形成形する波形成形
器、16は波形成形器15の出力信号をカウントするカ
ウンタ、17は波形成形器15の出力信号とカウンタ1
6の出力信号とからテープ引き出し速度を検出するロー
ディング速度検出器、18はカウンタ16にリセット信
号を供給するリセット端子、19はローディング速度検
出器17の出力信号を微分する微分演算器、20は巻取
り側リール13の巻径を検出するリール半径検出器、2
1はリール半径検出器20の出力信号とカセット情報と
からリールの慣性を検出するリールイナーシャ検出器、
22はリール半径検出器20の出力信号から数式1の右
辺第1項に相当するトルクを算出するリール半径比例ト
ルク演算器、23は微分演算器19の出力信号とリール
半径検出器20の出力信号とリールイナーシャ検出器2
1の出力信号とから数式1の右辺第2項に相当するトル
クを算出するローディング加速度補償トルク演算器、2
4はリール半径比例トルク演算器22の出力信号とロー
ディング加速度補償トルク演算器23の出力信号とを加
算する加算器、25は加算器24の出力信号にしたがっ
て巻取り側リール13を駆動するリール駆動回路であ
る。
【0021】本実施例におけるテープローディング装置
では、従来例で説明したのと同様に、ローディングの際
に供給側リール12にブレーキがかけられており、テー
プは巻取り側リール13から引き出される。
【0022】この時、ローディングモータ6の回転に応
じて発生する周波数発電機14から、周波数信号FGL
が得られる。これはローディングリング2の回転速度に
応じたものであり、波形整形器15を介し、カウンタ1
6とローディング速度検出器17に供給される。
【0023】カウンタ16にはローディング開始位置
で、リセット端子18からリセット信号が供給されロー
ディング開始からの位置情報LPが検出できるようにな
っている。ローディング開始時点に、リセット端子18
からリセット信号をカウンタ16に供給すると、カウン
タ16のカウント値はクリアされ、その後は波形整形器
15からパルスが供給されるごとにカウント値をカウン
トアップする。このようにカウンタ16を動作させるこ
とで、カウンタ16の出力情報LPはローディング開始
からのローディング位置情報を示していることになる。
【0024】ローディング速度検出器17は、ローディ
ング位置情報LPと周波数信号FGLが供給されてお
り、これらの情報からローディング時のテープ引き出し
速度Vが検出される。テープ引き出し速度Vは、ローデ
ィングリングの回転速度とは異なるが、ローディングリ
ングの位置情報とローディングリングの回転速度情報が
解れば、ローディングパスから予め用意した換算式もし
くは喚算テーブルを用いて、テープ引き出し速度Vを求
めることができる。
【0025】テープ引き出し速度は、巻取りリールの巻
径情報と角速度情報を用いることでも導出は可能であ
る。しかし、ローディング時にテープがローディング用
のポストから脱落したり,テープが切断したりすると、
導出されるテープ引き出し速度は急激に変化し、この誤
った引き出し速度に基づいて巻取りリールトルクを制御
すると、さらにテープをローディング用ポストから脱落
させたり、テープ切断を引き起こしたりする可能性があ
るため、本実施例では、テープ引き出し速度をローディ
ングリングの位置情報とローディングリングの回転速度
情報から導く方法を採用している。
【0026】テープ引き出し速度信号Vから微分演算器
19を介して、ローディング時のテープ加速度Vacc が
得られる。
【0027】リール半径検出器20では、巻取り側リー
ルの回転に応じて発生する周波数信号から、巻取り側リ
ール巻径情報Rt を検出する。(例えば、テープを一定
量引きだした時のリール回転量から検出される方法が多
く用いられている。)リールイナーシャ検出器21で
は、リール巻径情報Rt とカセットのテープ厚,ハブ
径,カセットサイズ等のカセット情報が入力されてお
り、これらの情報からリールイナーシャJt を出力す
る。
【0028】リール半径比例トルク演算器22は、数式
1の右辺第1項を演算するためのもので、ローディング
時の設定テープテンションTとリール半径Rt の積を演
算し、この結果を加算器24に出力する。
【0029】ローディング加速度補償トルク演算器23
には、リール半径情報Rt ,リールイナーシャ情報Jt
,ローディング時のテープ加速度Vacc が入力されて
おり、数式1の右辺第2項を演算する。
【0030】加算器24では、巻取り側リール半径に比
例したトルク情報とローディング加速度補償トルク情報
との和を演算し、この結果をリール駆動回路25へ出力
し、巻取り側リールに数式1で記載したトルクQt が付
与されるようになっている。
【0031】以上のように本実施例では、ローディング
時のテープ加速度,リール半径,リールイナーシャを検
出し、ローディング時のテープ速度が急激に変化して
も、テープテンション変動を低減することが可能となる
ため、テープの切断や脱落等のテープダメージが防止で
きる。そのため、ローディング時間の短縮化が実現で
き、またカセットの大型化やテープの薄手化に対して非
常に効果がある。
【0032】なお、本実施例ではローディング動作時に
巻取り側リールからテープが引き出される様になってい
るが、供給側リールからテープが引き出される構成でも
かまわない。
【0033】さらに、マイクロコンピュータは各種演算
が容易に行えることで広く電子機器に応用されている
が、図1の点線で囲んだブロック26をマイクロコンピ
ュータで構成し、上で述べた各演算をソフトウエアで行
ってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープ張力の変
動を抑圧するための補正トルクを演算しそれに基づいて
リールを駆動することにより、ローディングの速度を速
くしてもテープの損傷が少ないテープローディング装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープローディング
装置のブロック図
【図2】従来例のテープローディング装置のローディン
グ動作を説明するための図
【図3】従来例のテープローディング装置のローディン
グ動作を説明するための図
【符号の説明】
1 カセット 2 ローディングリング 3 ポスト 4 ポスト 5 ポスト 6 ローディングモータ 7 ウォームギア 8 テープ 9 ドラム 10 ピンチローラ 11 キャプスタン 12 供給側リール 13 巻取り側リール 14 周波数発電機 15 波形整形器 16 カウンタ 17 ローディング速度検出器 18 リセット端子 19 微分演算器 20 リール半径検出器 21 リールイナーシャ検出器 22 リール半径比例トルク演算器 23 ローディング加速度補償トルク演算器 24 加算器 25 リール駆動回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディングリングの回転に伴い、前記
    ローディングリングに設けられたガイドによりカセット
    の巻取り側のリールもしくは供給側のリールのいずれか
    一方からテープを引出し、テープ案内ドラムに前記テー
    プを巻き付けるテープローディング装置であって、 前記テープの引出し速度に対応したテープ引出し速度情
    報を検出するテープ引出し速度検出手段と、前記テープ
    引出し速度検出手段の出力信号を微分して前記テープの
    引出し加速度に対応したテープ引出し加速度情報を算出
    する微分手段と、前記テープが引出される側のリールの
    回転速度に対応したリール周波数信号を発生するリール
    周波数発生器と、前記リール周波数発生器の出力信号を
    基に前記リールの巻径に対応したリール巻径情報を検出
    するリール巻径検出手段と、前記リール巻径検出手段の
    出力信号から前記リールの慣性に対応したリール慣性情
    報を求めるリール慣性検出手段と、前記微分手段の出力
    信号と前記リール巻径検出手段の出力信号と前記リール
    慣性検出手段の出力信号から前記テープの張力変動を抑
    制するための補正トルク情報を算出する補正トルク算出
    手段と、前記補正トルク算出手段の出力信号が入力され
    前記リールを駆動するリール駆動回路とを備えたテープ
    ローディング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるテープ引出し速度検出
    手段が、ローディングリングの回転速度に対応したロー
    ディングリング周波数信号を発生するローディングリン
    グ周波数発生器と、前記ローディングリング周波数発生
    器の出力信号を積算して前記ローディングリングの回転
    位置に対応したローディングリング位置情報を算出する
    積算手段と、前記ローディングリング周波数発生器の出
    力信号と前記積算手段の出力信号から所定の喚算手段を
    用いてテープ引出し速度情報を算出するテープ引出し速
    度算出手段とを備えたことを特徴とするテープローディ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2における積算手段が、ローディ
    ングリングが所定の位置に来たとき前記積算手段を所定
    の値に設定するリセット手段を有したことを特徴とする
    テープローディング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2ないし請求項3のいずれかにお
    ける所定の喚算手段が、ローディングリング周波数信号
    とローディングリング位置情報とテープ引出し速度情報
    とを関係づける変換式であることを特徴とするテープロ
    ーディング装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項3のいずれかにお
    ける所定の喚算手段が、ローディングリング周波数信号
    とローディングリング位置情報とテープ引出し速度情報
    とを関係づける変換テーブルであることを特徴とするテ
    ープローディング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1におけるテープ引出し速度検出
    手段が、リール周波数発生器の出力信号とリール巻径検
    出手段の出力信号からテープ引出し速度情報を算出する
    ことを特徴とするテープローディング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかにお
    ける補正トルク算出手段が、テープ引出し加速度情報と
    リール慣性情報とに比例し、リール巻径情報に反比例し
    たものを補正トルク情報として出力するようにしたこと
    を特徴とするテープローディング装置。
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