JP3389460B2 - デジタルデータの処理回路及びデジタルデータの処理方法 - Google Patents

デジタルデータの処理回路及びデジタルデータの処理方法

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JP3389460B2
JP3389460B2 JP19398197A JP19398197A JP3389460B2 JP 3389460 B2 JP3389460 B2 JP 3389460B2 JP 19398197 A JP19398197 A JP 19398197A JP 19398197 A JP19398197 A JP 19398197A JP 3389460 B2 JP3389460 B2 JP 3389460B2
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基弘 山崎
秀一 安藤
明 遠山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明はデジタルデータの処理回路
及びデジタルデータの処理方法、特にADPCM等のエ
ンコード、デコード回路及びエンコード、デコード方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、CDプレーヤー等のデータ読み出
し時のショックプルーフとして、読み出されたデータを
一度フィルタ処理及び圧縮して蓄えた後、伸張するとい
う方法がとられている。このような技術においては、A
DPCM技術を用いてデータ列をデコード、エンコード
しており、例えば、図5に示すようなデジタルデータの
処理回路が用いられる。
【0003】エンコード回路51は、加算器A1、A
2、A3と、レジスタC1、C2と、乗算器M1、M2
および量子化器QNからなり、最新の入力データに乗算
される係数値が1であるフィルタ演算を行った後、量子
化処理を行うものである。入力されたデータXiは量子
化器QNからの量子化雑音Qriを加算器A1により加算
され、レジスタC1により1データサンプルだけ遅延さ
れる。また、レジスタC1により遅延されたデータはレ
ジスタC2によりさらに1データサンプルだけ遅延され
る。レジスタC1、C2の出力データはそれぞれフィル
タ係数f1、f2を乗算器M1、M2により乗算された
後、これらの遅延成分は加算器A2によりデータXi
加算され、FIRフィルタ演算がなされる。すなわち、
最新の入力データに乗算される係数1であるフィルタ演
算とは、最新の入力データを特定の係数を乗ずることな
く直接加算器A2に入力し、それぞれフィルタ係数f
1、f2を乗算された遅延成分と加算することにより実
現されるものである。加算器A2の出力データは量子化
器QNにより量子化される。例えば、適当な数の下位ビ
ットを切り捨てられてエンコードされたデータとして出
力される。また、加算器A3はエンコードされたデータ
から加算器A2の出力データを減算して量子化雑音Qri
を発生する。
【0004】デコード回路52は、加算器A4と、レジ
スタC3、C4と乗算器M3およびM4からなり、エン
コードされたデータに対してIIRフィルタ演算を行う
ことによりデコードされたデータを得る。これは次のよ
うな動作によってなされる。加算器A4の出力データは
レジスタC3により1データサンプルだけ遅延され、さ
らに、レジスタC4により1データサンプルだけ遅延さ
れる。レジスタC3、C4の出力データは乗算器M3、
M4によりそれぞれフィルタ係数f1、f2を負とした
係数−f1、−f2を乗じた後、これらは再帰成分とし
て加算器A4によりエンコードされたデータと加算され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものではエンコード回路51、デコード回路51にはデ
ータに対して係数(f1、f2、または−f1、−f
2)を乗算するための切り捨て雑音が存在する。このフ
ィルタ係数には少数点以下の成分があるため、当然、乗
算結果にもデータバスで表現される最下位ビットより小
さな成分が発生することとなる。そしてこのような成分
が切り捨てられることにより雑音が発生する。例えば、
データXiを1ビットの符号ビットと、15ビットのデ
ータビットとの16ビットからなるものとすると、演算
時には、6ビットの少数ビットと2ビットの符号ビット
とが加えられ24ビットで処理される。また、係数f
1、f2を6ビットの少数ビットで表される値とする
と、これら係数f1、f2を24ビットのデータに乗算
した値を表すには30ビットを要するが、24ビット処
理であるため、少数ビットの下位6ビットは切り捨てら
れる。図5ではエンコード回路、デコード回路での乗算
器での切り捨て雑音をそれぞれQmi、Qdiで表してい
る。
【0006】すなわち、ADPCM等のエンコード、デ
コード装置において、音質劣化の原因となる雑音成分の
うち最も主要なものは、図5の量子化器で発生する丸め
雑音(量子化雑音)Qriである。しかしながらこの丸
め雑音以外に上記のフィルタ演算に使用される乗算器で
発生する切り捨て雑音も存在しており、特に入力データ
が小さく、エンコード回路でのフィルタ演算出力が小さ
くなるような場合には、この切り捨て雑音が音質劣化の
主要な原因となる。
【0007】なお、このような切り捨て雑音は演算時の
ビット数を増やすことにより小さくできるが、回路規模
を増大させることとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、エ
ンコードされた出力データの正負の符号を反転する反転
段を設ける(または反転処理を施す)とともに、上記反
転処理により符号を反転されたデータがデコード後には
元の符号のデータにもどるようにする補正手段を設ける
(または補正処理を施す)ことにより、エンコード、デ
コードの各々の処理で発生するフィルタ演算時の切り捨
て雑音を相殺することによって音質劣化を抑え、かつ回
路規模の増大を防ぐ。
【0009】
【発明の実施の形態】入力データ列に対して最新の入力
データに乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行
った後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子
化雑音を上記入力データに加算することにより上記デー
タ列をエンコードして出力するエンコード回路と、上記
エンコード回路の出力データに対してフィルタ演算を行
ってデコードするデコーダ回路とを具備したデジタルデ
ータの処理回路において、上記エンコード回路の出力デ
ータの正負の符号を反転する反転手段と、上記反転処理
により符号を反転されたデータがデコード後には元の符
号のデータにもどるようにする補正手段とを具備し、上
記エンコード回路、デコード回路の各々のフィルタ演算
による切り捨て雑音を相殺する。
【0010】また、入力データ列に対し、最新の入力デ
ータに乗算される係数値が1であるFIRフィルタ演算
を行うものであり、量子化処理による量子化雑音を入力
データに加算するとともに順次遅延し、これら遅延され
たデータと上記最新の入力データとから上記フィルタ演
算を行った後、上記量子化処理を行うことにより、上記
入力データ列をエンコードして出力するエンコード回路
と、上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を行
うものであり、上記エンコードされたデータをデコード
するデコード回路とを具備したデジタルデータの処理回
路において、上記エンコード回路の出力データに−1を
乗ずる乗算回路と、上記デコード回路においてフィルタ
演算処理後の出力データに−1を乗ずる乗算回路とを設
けてあり、上記デコード回路は、上記エンコード回路の
出力データに−1を乗じたものを入力データとし、フィ
ルタ算演算処理後の出力データに−1を乗じたものをデ
コード回路の出力データとし、上記エンコード回路は各
フィルタ係数を正とし、上記デコード回路においては、
入力データに加算される各再帰成分は、負のフィルタ係
数を用いて得られたものと等価であることも好ましい。
【0011】また、入力データ列に対し、最新の入力デ
ータに乗算される係数値が−1であるFIRフィルタ演
算を行うものであり、量子化処理による量子化雑音を入
力データに加算するとともに順次遅延し、これら遅延さ
れたデータと上記最新の入力データとから上記フィルタ
演算を行った後、上記量子化処理を行うことにより、上
記入力データ列をエンコードして出力するエンコード回
路と、上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を
行うものであり、上記エンコードされたデータをデコー
ドするデコード回路とを具備したデジタルデータの処理
回路において、上記エンコード回路の出力データに−1
を乗ずる乗算回路と、上記エンコード回路のフィルタ演
算において用いられる上記最新の入力データに−1を乗
ずる乗算回路とを設けてあり、−1を乗じられた最新の
データと加算される各遅延成分は、負のフィルタ係数を
用いて得られたものと等価であり、上記デコード回路は
上記エンコード回路の出力データに−1を乗じたものを
入力データとし、各フィルタ係数を負とすることも好ま
しい。
【0012】また、入力データ列に対して最新の入力デ
ータに乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行っ
た後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化
雑音を上記入力データに加算することにより上記データ
列をエンコードして出力するエンコード処理と、上記エ
ンコードされた出力データに対してフィルタ演算を行っ
てデコードするデコード処理とを行うデジタルデータの
処理方法において、上記エンコードされた出力データの
正負の符号を反転する反転処理と、上記反転処理により
符号を反転されたデータが上記デコード処理後には元の
符号のデータにもどるようにする補正処理とを行い、上
記エンコード処理、デコード処理の各々のフィルタ演算
による切り捨て雑音を相殺することも好ましい。
【0013】また、入力データ列に対して最新の入力デ
ータに乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行っ
た後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化
雑音を上記入力データに加算することにより上記データ
列をエンコードして出力するエンコード回路と、上記エ
ンコード回路の出力データに対してフィルタ演算を行っ
てデコードするデコーダ回路とを具備したデジタルデー
タの処理回路において、上記エンコード回路は、最新の
入力データとともにフィルタ演算に用いられる各遅延成
分を得る際の係数乗算処理時に生ずる切り捨て雑音の正
負を反転したものを含む出力データを発生するものであ
り、上記エンコード回路、デコード回路の各々のフィル
タ演算における切り捨て雑音の符号が互いに反転したも
のとなりデコード後には相殺されることも好ましい。
【0014】また、入力データ列に対し、最新の入力デ
ータに乗算される係数値が1であるFIRフィルタ演算
を行うものであり、量子化処理による量子化雑音を入力
データに加算するとともに順次遅延し、これら遅延され
たデータと上記最新の入力データとから上記フィルタ演
算を行った後、上記量子化処理を行うことにより、上記
入力データ列をエンコードして出力するエンコード回路
と、上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を行
うものであり、上記エンコードされたデータをデコード
するデコード回路とを具備しデジタルデータの処理回路
において、上記エンコード回路においては、負のフィル
タ係数を用いて乗算処理が施され、不要なビットが切り
捨てられて得られた遅延成分を上記最新の入力データか
ら減算するフィルタ演算が行われるものであり、上記デ
コード回路においては、上記エンコード回路の出力デー
タを入力データとし、フィルタ演算処理後の出力データ
をデコード回路の出力データとしてあり、入力データに
加算される各再帰成分は、負のフィルタ係数を用いて得
られたものと等価であることも好ましい。
【0015】また、入力データ列に対して最新の入力デ
ータに乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行っ
た後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化
雑音を上記入力データに加算することにより上記データ
列をエンコードして出力するエンコード処理と、上記エ
ンコード処理させれた出力データに対してフィルタ演算
を行ってデコードするデコーダ処理とを行うデジタルデ
ータの処理方法において、上記エンコード処理は、最新
の入力データとともにフィルタ演算に用いられる各遅延
成分を得る際の係数乗算処理時に生ずる切り捨て雑音の
正負を反転したものを含む出力データを発生するもので
あり、上記エンコード処理、デコード処理の各々のフィ
ルタ演算における切り捨て雑音の符号が互いに反転した
ものとなりデコード後には相殺されることも好ましい。
【0016】
【実施例】次に本発明の第一実施例のデジタルデータの
処理回路について説明する。
【0017】図1は本例の構成を説明するための説明図
であり、同図において図5と同じ符号で示したものは図
5に示したものと同様のものを示すこととする。以下の
図においても同様のものは同様の符号で示す。
【0018】S1は乗算器であり、量子化器QNからの
出力データすなわち、エンコード回路1からの出力デー
タに−1を乗算する。
【0019】S2は乗算器であり、加算器A4からの出
力データに−1を乗算する。また、図5のものでは、レ
ジスタC3は加算器A4からの出力データを受け、乗算
器M3、M4はそれぞれフィルタ係数−f1、−f2を
レジスタC3、C4からの出力データに乗算していた
が、本例ではレジスタC3はこの乗算器S2からの出力
データを受け、乗算器M3、M4はそれぞれフィルタ係
数f1、f2をレジスタC3、C4からの出力データに
乗算している。
【0020】次に本例の動作について説明する。
【0021】エンコード回路1では、加算器A2には、
i番目の入力データXiと、1つ前における入力データ
i-1とそのときの丸め雑音Qri-1との和と係数f1と
の積と、2つ前における入力データXi-2とそのときの
丸め雑音Qri-2との和と係数f2との積とが入力され、
加算された結果として加算出力Viが得られる。この加
算出力Viを量子化器VNに入力して量子化を行いエン
コード回路1からの出力データEoutiが得られる。出
力データEoutiから加算出力Viを減算して丸め雑音Qr
iが得られる。また、係数f1、f2の乗算時に切り捨
て雑音Qmiが発生する。
【0022】出力データEoutiは−1の乗算器S1に入
力されて極性を反転された後、デコーダ回路2に入力さ
れる。
【0023】デコード回路2においては、極性を反転さ
れた上記出力データ−EoutiがIIRフィルタ演算のた
めの加算器A4に入力される。この加算器A4の出力は
乗算器S2により−1を乗算され、極性を反転された後
デコード回路2の出力データYiとなる。加算器A4に
は−Eoutiと、サンプルデータにして1つ前における出
力データYi-1と係数f1との積と、サンプルデータに
して2つ前における出力データYi-2と係数f2との積
とが入力され、加算される。ここで、係数f1、f2の
乗算時に切り捨て雑音Qdiが発生する。
【0024】なお、エンコード回路1、デコード回路2
のそれぞれにおける係数f1、f2は同じ値である。
【0025】さて、エンコード回路1からの出力データ
Eoutiは次の(1)で表される。
【0026】 Eouti=(Xi+Qri)+f1・(Xi-1+Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2)+Qmi ・・(1) ここで、Qmiは乗算器M1、M2で切り捨てられる雑音
であり、(2)のように表すことができる。
【0027】 Qmi=[f1・(Xi-1+Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2)] -{f1・(Xi-1+Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2)} ・・・(2) 但し、[X]はXを越えない最大の整数を表し、(2)にお
いて[・・]は乗算器M1、M2の「実際の乗算出力」を
意味する。ここで「実際の乗算出力」は、係数の各ビッ
トに対応する部分積の最下位ビット以下を切り捨ててか
ら加算したものとなっている。従って切り捨てられる値
は係数のビット構成に依存している。また、部分積を加
算した後では切り捨てないので、 [f1・X1]+[f2・X2]=[f1・X1+f2・X2] ・・・(3) の関係が成立している。
【0028】次にデコード回路2の出力データYiは次
のように表される。
【0029】 Yi=-(-Eouti+f1・Yi-1+f2・Yi-2+Qdi) =Eouti-(f1・Yi-1+f2・Yi-2+Qdi) ・・・(4) ここで、Qdiは乗算器M3、M4での切り捨て雑音であ
るので、 Qdi=[f1・Yi-1+f2・Yi-2]-(f1・Yi-1+f2・Yi-2) ・・・(5) (1)を(4)に代入して Yi=(Xi+Qri+f1・(Xi-1+Qri-1-Yi-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Yi-2) +Qmi-Qdi ・・・
(6) さらに(2)及び(5)を(6)に代入して Yi=(Xi+Qri)+f1・(Xi-1+Qri-1-Yi-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Yi-2) +[f1・(Xi-1+Qrii-1)+f2・(Xi-2+Qri-2)]-[f1・Yi-1+f2・Yi-2] -{f1・(Xi-1+Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2)} +(f1・Yi-1+f2・Yi-2) ・・・(7) (7)に(3)の関係を適用して次のような関係を得ることが
できる。
【0030】 Yi=(Xi+Qri)+f1・(Xi-1+Qri-1-Yi-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Yi-2) +[f1・(Xi-1+Qri-1-Yi-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Yi-2)] -{f1・(Xi-1+Qri-1-Yi-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Yi-2)} ・・・(8) 次に、実際の演算においてては、開始時点でエンコード
回路1、デコード回路2のイニシャライズが行われる。
これは次のような関係と等価である。
【0031】 Y1=0 Y2=0 X1=0 X2=0 Qr1=0 Qr2=0 ・・・(9) (9)より、 Y1=X1+Qr12=X2+Qr2 ・・・(10) が成立している。
【0032】また、 Yi-1=Xi-1+Qri-1i-2=Xi-2+Qri-2 ・・・(11) であったと仮定し、これを(8)に代入すると Yi=(Xi+Qri)+f1・(Xi-1+Qri-1-Xi-1-Qri-1) +f2・(Xi-2+Qri-2-Xi-2-Qri-2) +[f1・(Xi-1+Qri-1-Xi-1-Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Xi-2-Qri-2)] -{f1・(Xi-1+Qri-1-Xi-1-Qri-1)+f2・(Xi-2+Qri-2-Xi-2-Qri-2)} =(Xi+Qri) ・・・(12) 以上の結果から、i=1,2,3・・・のすべてのiに
ついて(12)の関係が成り立つことが示された。すなわ
ち、図1のデジタルデータの処理回路では切り捨て雑音
Qmi、Qdiが相殺して除去されたことが示された。
【0033】すなわち、エンコード回路1では乗算器S
1を設けることにより、デコード回路2にはエンコード
回路1の出力データの正負の符号を反転したものが入力
され、これによりエンコード回路1で切り捨てられた
値、切り捨て雑音Qmiが反転してデコード回路2による
切り捨て雑音Qdiを補完することとなり、切り捨て雑音
Qmi、Qdi相殺されるのである。また、デコード回路2
でのフィルタ演算結果は元のデータに対して正負の符号
が反転したものとなるが、乗算器S2により元の符号に
もどされる。以上のように本例のデジタルデータの処理
回路では、切り捨て雑音による質劣化を抑え、かつ回路
規模の増大を防ぐことを可能とする。
【0034】また、本発明は図1に示したデジタルデー
タの処理回路に限るものではない。例えば図2、図3及
び図4に示すようにも構成できる。
【0035】図2に示す第二実施例のものでは図1のデ
コード回路2に変えて、デコード回路3を用いている。
デコーダ回路3では、フィルタ演算処理後のデータの内
出力用のデータには−1を乗ずるが、再帰用のデータ-
i-1、-Yi-2には−1を乗ぜずにフィルタ演算用の係
数を乗じて加算器A5にて加算された後、加算器A6に
より、デコード回路1からの出力データに−1を乗じた
データ-Eoutiから減算される。このような処理におい
ても切り捨て雑音が生じるのは乗算器M3、M4であ
り、係数乗算後に減算処理により正負の符号を反転した
際の切り捨て雑音と乗算前に正負の符号を反転させた際
の切り捨て雑音とは一致するので、図1のものと同様の
作用効果を奏する。
【0036】図3に示す第三実施例のものでは、予めエ
ンコード回路4において入力データXiに−1を乗じ、
遅延成分には負の符号のフィルタ係数を乗じることとし
てエンコード回路4の出力に乗じられる−1によりデー
タの正負が反転することをなくしており、デコード回路
5の構成は従来のデコード回路と同様のものとしてい
る。なお、図示しないが遅延成分についてはフィルタ係
数の符号により正負を反転させず、予め−1の乗算器S
2により反転したデータを用いてもよい。また、本例で
はエンコード回路4で入力データXiの符号が反転され
るため、量子化雑音の符号もこれと整合させてあり、加
算器A7により加算器A2の加算出力V'iから量子化器
QNの出力データEout'iを減算して量子化雑音−Qr'i
を得ている。この例でも、エンコード回路4、デコード
回路5の切り捨て雑音Qm'i、Qd'iは互いに正負の符号
が反転したものとなって相殺される。上記各実施例と同
様の作用効果を奏する。
【0037】図4に示す第四実施例のものでは、エンコ
ード回路6において次のような動作が行われる。1つ前
における入力データと丸め雑音との和Xi-1+Qri-1、2
つ前における入力データと丸め雑音との和Xi-2+Qri-2
にはそれぞれ係数−f1、−f2が乗じられ、これら
は、さらに余分なビットが切り捨てられた後に加算器A
8にて加算される。この加算結果は遅延成分として加算
器A9により、最新の入力データXiから減算される。
すなわち、係数−f1、−f2の乗算処理時に生じた切
り捨て雑音は加算器A9の減算処理により正負が反転さ
れ、反転された切り捨て雑音が出力データに含まれてデ
コーダ回路5に出力されることとなる。また、乗算処理
時に係数−f1、−f2の効果によって負となった有効
ビットのデータは減算処理により正に戻るので、デコー
ド回路5では特に上記各実施例のように−1の乗算器を
設けることなく、従来通りの処理が可能となる。すなわ
ち、本例ではエンコード回路6、デコード回路5におけ
る切り捨て雑音のみを互いに反転させるものである。こ
のようにした場合でも、エンコード回路、デコード回路
における切り捨て雑音が互いに相殺されるという上記各
実施例と同様の作用効果を奏する。
【0038】また、上記各実施例ではフィルタ演算を、
最新の入力データに対する係数を含め3個の係数による
ものとしたが本発明はこれに限るものではなく、エンコ
ード回路、デコード回路それぞれに最新の入力データに
対するフィルタ係数が1(なお、図3の実施例では入力
データに−1を乗じてあり、係数−1のフィルタ演算と
いえるが、エンコード後の出力データは乗算器S1にて
反転されており、係数1のものと等価である。)である
フィルタ演算を用いたデジタルデータの処理装置であれ
ば適用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、エンコード回路、デコ
ード回路の各々で発生するフィルタ演算時の切り捨て雑
音を相殺することができ、このような切り捨て雑音によ
る音質劣化を完全になくすことが可能となる。ひいて
は、このような切り捨て雑音を小さくするために演算時
のビット数を増やす必要がなくなり、回路規模の増大を
防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のデジタルデータの処理回
路の構成を示す説明図。
【図2】本発明の第二実施例のデジタルデータの処理回
路の構成を示す説明図。
【図3】本発明の第三実施例のデジタルデータの処理回
路の構成を示す説明図。
【図4】本発明の第四実施例のデジタルデータの処理回
路の構成を示す説明図。
【図5】従来のデジタルデータの処理装置の構成を示す
説明図。
【符号の説明】
1 エンコード回路 2 デコード回路 S1 乗算器(乗算回路/反転手段) S2 乗算器(乗算回路/補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−299974(JP,A) 特開 昭61−61514(JP,A) 特開 平9−270672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/38 H03H 17/02 615

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データ列に対して最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行った
    後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化雑
    音を上記入力データに加算することにより上記データ列
    をエンコードして出力するエンコード回路と、 上記エンコード回路の出力データに対してフィルタ演算
    を行ってデコードするデコーダ回路とを具備したデジタ
    ルデータの処理回路において、 上記エンコード回路の出力データの正負の符号を反転す
    る反転手段と、上記反転処理により符号を反転されたデ
    ータがデコード後には元の符号のデータにもどるように
    する補正手段とを具備し、上記エンコード回路、デコー
    ド回路の各々のフィルタ演算による切り捨て雑音を相殺
    することを特徴とするデジタルデータの処理回路。
  2. 【請求項2】 入力データ列に対し、最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるFIRフィルタ演算を行
    うものであり、量子化処理による量子化雑音を入力デー
    タに加算するとともに順次遅延し、これら遅延されたデ
    ータと上記最新の入力データとから上記フィルタ演算を
    行った後、上記量子化処理を行うことにより、上記入力
    データ列をエンコードして出力するエンコード回路と、 上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を行うも
    のであり、上記エンコードされたデータをデコードする
    デコード回路とを具備し、 上記エンコード回路の出力データに−1を乗ずる乗算回
    路と、上記デコード回路においてフィルタ演算処理後の
    出力データに−1を乗ずる乗算回路とを設けてあり、上
    記デコード回路は、上記エンコード回路の出力データに
    −1を乗じたものを入力データとし、フィルタ演算処理
    後の出力データに−1を乗じたものをデコード回路の出
    力データとし、上記エンコード回路は各フィルタ係数を
    正とし、上記デコード回路においては、入力データに加
    算される各再帰成分は、負のフィルタ係数を用いて得ら
    れたものと等価であることを特徴とするデジタルデータ
    の処理回路。
  3. 【請求項3】 入力データ列に対し、最新の入力データ
    に乗算される係数値が−1であるFIRフィルタ演算を
    行うものであり、量子化処理による量子化雑音を入力デ
    ータに加算するとともに順次遅延し、これら遅延された
    データと上記最新の入力データとから上記フィルタ演算
    を行った後、上記量子化処理を行うことにより、上記入
    力データ列をエンコードして出力するエンコード回路
    と、 上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を行うも
    のであり、上記エンコードされたデータをデコードする
    デコード回路とを具備し、 上記エンコード回路の出力データに−1を乗ずる乗算回
    路と、上記エンコード回路のフィルタ演算において用い
    られる上記最新の入力データに−1を乗ずる乗算回路と
    を設けてあり、−1を乗じられた最新のデータと加算さ
    れる各遅延成分は、負のフィルタ係数を用いて得られた
    ものと等価であり、上記デコード回路は上記エンコード
    回路の出力データに−1を乗じたものを入力データと
    し、各フィルタ係数を負とすることを特徴とするデジタ
    ルデータの処理回路。
  4. 【請求項4】 入力データ列に対して最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行った
    後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化雑
    音を上記入力データに加算することにより上記データ列
    をエンコードして出力するエンコード処理と、 上記エンコード処理された出力データに対してフィルタ
    演算を行ってデコードするデコード処理とを行うデジタ
    ルデータの処理方法において、 上記エンコードされた出力データの正負の符号を反転す
    る反転処理と、上記反転処理により符号を反転されたデ
    ータが上記デコード処理後には元の符号のデータにもど
    るようにする補正処理とを行い、上記エンコード処理、
    デコード処理の各々のフィルタ演算による切り捨て雑音
    を相殺することを特徴とするデジタルデータの処理方
    法。
  5. 【請求項5】 入力データ列に対して最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行った
    後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化雑
    音を上記入力データに加算することにより上記データ列
    をエンコードして出力するエンコード回路と、 上記エンコード回路の出力データに対してフィルタ演算
    を行ってデコードするデコーダ回路とを具備したデジタ
    ルデータの処理回路において、 上記エンコード回路は、最新の入力データとともにフィ
    ルタ演算に用いられる各遅延成分を得る際の係数乗算処
    理時に生ずる切り捨て雑音の正負を反転したものを含む
    出力データを発生するものであり、上記エンコード回
    路、デコード回路の各々のフィルタ演算における切り捨
    て雑音の符号が互いに反転したものとなりデコード後に
    は相殺されることを特徴とするデジタルデータの処理回
    路。
  6. 【請求項6】 入力データ列に対し、最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるFIRフィルタ演算を行
    うものであり、量子化処理による量子化雑音を入力デー
    タに加算するとともに順次遅延し、これら遅延されたデ
    ータと上記最新の入力データとから上記フィルタ演算を
    行った後、上記量子化処理を行うことにより、上記入力
    データ列をエンコードして出力するエンコード回路と、 上記FIR演算に対応したIIRフィルタ演算を行うも
    のであり、上記エンコードされたデータをデコードする
    デコード回路とを具備し、 上記エンコード回路においては、負のフィルタ係数を用
    いて乗算処理が施され、不要なビットが切り捨てられて
    得られた遅延成分を上記最新の入力データから減算する
    フィルタ演算が行われるものであり、上記デコード回路
    においては、上記エンコード回路の出力データを入力デ
    ータとし、フィルタ演算処理後の出力データをデコード
    回路の出力データとしてあり、入力データに加算される
    各再帰成分は、負のフィルタ係数を用いて得られたもの
    と等価であることを特徴とするデジタルデータの処理回
    路。
  7. 【請求項7】 入力データ列に対して最新の入力データ
    に乗算される係数値が1であるフィルタ演算を行った
    後、量子化処理を行い、この量子化処理に伴う量子化雑
    音を上記入力データに加算することにより上記データ列
    をエンコードして出力するエンコード処理と、 上記エンコード処理された出力データに対してフィルタ
    演算を行ってデコードするデコーダ処理とを行うデジタ
    ルデータの処理方法において、 上記エンコード処理は、最新の入力データとともにフィ
    ルタ演算に用いられる各遅延成分を得る際の係数乗算処
    理時に生ずる切り捨て雑音の正負を反転したものを含む
    出力データを発生するものであり、上記エンコード処
    理、デコード処理の各々のフィルタ演算における切り捨
    て雑音の符号が互いに反転したものとなりデコード後に
    は相殺されることを特徴とするデジタルデータの処理方
    法。
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