JP3388189B2 - 化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置の
製造に関し、特に化合物半導体装置の製造に関する。化
合物半導体装置は電子の有効質量が小さく、このため超
高速動作が要求される高周波用途において広く使われて
いる。
【0002】一般に電界効果型化合物半導体装置では、
電子走行層上、ゲート電極の両側に直接に、あるいはキ
ャップ層を介してオーミック電極が、それぞれソース電
極およびドレイン電極として形成される。一方、このよ
うな電界効果型化合物半導体装置において動作速度をさ
らに向上させるため、前記電子走行層上にソースおよび
ドレイン領域に対応して化合物半導体よりなる再成長領
域をエピタキシャルに形成し、ソース抵抗を減少させる
構成が提案されている。かかる構成では、ソース電極お
よびドレイン電極はこのようにして形成された再成長領
域上に形成される。
【0003】
【従来の技術】図1は、このようなソース領域およびド
レイン領域の再成長工程を含む化合物半導体装置の製造
工程の一部を示す。図1を参照するに、半絶縁性GaA
s基板11中にはn型領域11Aが活性領域として形成
されており、前記基板11上にはソース領域およびドレ
イン領域を露出する開口部を形成されたマスク12が形
成され、前記開口部においてn型GaAsよりなるソー
ス領域13Aおよびドレイン領域13Bが、基板11上
における再成長によりエピタキシャルに形成される。マ
スク12としては、前記GaAsソース領域13Aある
いはドレイン領域13Bの選択的な成長が生じるよう
に、典型的にはSiONやSiN、あるいはSiO2
使われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、図1のソース
領域13Aおよびドレイン領域13Bの再成長は、Ga
の原料としてTMGaあるいはTEGaを使い、Asの
原料としてアルシン(AsH3 )を使ったMOVPE法
により行われるが、このような方法ではマスク12上へ
の、主としてGaAsの多結晶体よりなる析出物の堆積
が生じ易い問題が発生する。これらの析出物は半導体装
置製造の際の歩留まりを深刻に低下させてしまう。ま
た、これらの析出物の堆積を回避するにはMOVPE法
による堆積を行なう際の圧力や温度、さらにIII族元
素アルキルのモル分率を非常に狭い範囲に制御する必要
があるが、かかる制御は半導体装置製造の際の再現性の
深刻な低下を招く。また、かかる選択成長に最適な条件
とFET製造プロセスに最適な条件とが一致しないこと
もある。
【0005】これに対して従来より、MOVPE法によ
るGaAs領域の再成長をHClの存在下で行なうこと
により、かかるマスク上への析出物の堆積が抑制される
ことが知られている(Nataf, et al., Selective growt
h of GaAs and Al0.35Ga0.65As on GaAs patterned sub
strates by HCl assisted low pressure metalorganic
vapour phase epitaxy, J. Crystal Growth, 165 (196
6), 1-7。この現象の機構としては様々なものが推測さ
れているが、MOVPE法による堆積をHClの存在下
で行なうことにより、SiONマスク12表面のダング
リングボンドがClで終端され、その結果マスク上への
Gaの堆積が抑制されるものである可能性がある。また
仮にGaがマスク表面近傍に到達しても、周囲のClと
結合することにより蒸気圧の高いGaClが直ちに形成
され、形成されたGaClは堆積することなく飛散する
と考えられる。その他、マスク上に付着したGaをHC
lによるエッチングで除去することも考えられる。
【0006】このように、GaAsの再成長時にHCl
を導入することにより、マスク上へのGaAsの堆積が
抑止でき、効果的な選択成長が可能なことが知られてい
る。しかし、HClは腐食性のガスであり、実際のMO
VPE装置中における使用が困難である問題点を有す
る。またHClを使った場合には再成長の活性化エネル
ギが大きくなり、再成長領域13A,13Bを形成する
際の堆積速度の温度依存性が大きくなる。同様な問題
は、AsCl3 を導入した場合にも生じる。
【0007】そこで、本発明は上記の課題を解決した新
規で有用な化合物半導体装置の製造方法を説明すること
を特徴とする。本発明のより具体的な課題は、マスクを
使った化合物半導体層の選択成長を含む半導体装置の製
造方法において、かかる化合物半導体膜の選択成長を簡
単に、しかも安定して行なえる方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、気相成長法による化合
物半導体層の再成長工程を含む化合物半導体装置の製造
方法において、前記再成長工程は、化合物半導体層上に
マスクパターンを形成する工程と、前記マスクパターン
で覆われた化合物半導体層上にIII族有機原料と、V
族原料と、(R2 N)2 AsClまたは(R2 N)2
Clとを供給し(ただしRはアルキル基)、前記マスク
パターンより露出された前記化合物半導体層上に再成長
化合物半導体層を選択成長させる工程とを含むことを特
徴とする化合物半導体装置の製造方法により、または請
求項2に記載したように、前記選択成長工程は、化合物
(R2 N)2 AsClとして、[(CH3 2 N]2
sClを、または化合物(R2 N)2 PClとして、
[(CH3 2 N] 2 PClを供給することを特徴とす
る請求項1記載の化合物半導体装置の製造方法により、
または請求項3に記載したように、前記選択成長工程
は、Asを含むIII−V族化合物半導体層を再成長さ
せることを特徴とする請求項1記載の化合物半導体装置
の製造方法により、または請求項4に記載したように、
前記選択成長工程は、Pを含むIII−V族化合物半導
体層を再成長させることを特徴とする請求項1記載の化
合物半導体装置の製造方法により、または請求項5に記
載したように、前記マスクパターンは、SiON,Si
2 およびSiNx よりなる群から選ばれる絶縁パター
ンであることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれ
か一項記載の化合物半導体装置の製造方法により、また
は請求項6に記載したように、前記マスクパターンは、
W,WSi,WSiNよりなる群から選ばれる高融点金
属パターンであることを特徴とする請求項1〜5のう
ち、いずれか一項記載の化合物半導体装置の製造方法に
より、解決する。[作用]図2は、図1の工程におい
て、ソース領域13Aおよびドレイン領域13Bを選択
成長により形成する際に使われる減圧MOVPE装置2
0の構成を示す。
【0009】図2を参照するに、MOVPE装置20
は、バッチ式の反応室21を備え、反応室21中にはモ
ータにより回転されるホルダ21Aが設けられ、前記ホ
ルダ21A上には、サセプタを介してウェハ21Bが保
持される。さらに、前記反応室21中には、各々のサセ
プタに対応してヒータが設けられる。さらに、前記MO
VPE装置20はキャリアガスライン22を含み、前記
ライン22には、典型的にはH2 等よりなるキャリアガ
スが供給される。さらに、装置20は、アルシンをAs
原料として保持するボンベ23を含み、前記ボンベ23
中のアルシンは、バルブ23a,23bおよび供給ライ
ン24を介して、前記ライン22に供給されたキャリア
ガスと共に、前記反応室21に供給される。
【0010】さらに、前記MOVPE装置20は、TM
GaをGaの原料として保持するバブラ25Aと、前記
バブラ25Aに協働する恒温槽25Bとを含み、さらに
ビスジメチルアミノ砒素クロライド(BDMAAsC
l:[(CH3 2 N]2 AsCl)を保持するバブラ
25Cとこれに協働する恒温槽25Dを備える。前記バ
ブラ25Aおよび25Cには、ライン22からキャリア
ガスが供給され、バブリングが生じる。バブラ25Aで
形成されたGaの気相原料は、キャリアガスと共に、バ
ルブ25a,25bおよびライン24を通って前記反応
室21に供給され、同様にバブラ25Cで形成されたB
DMAAsClも、キャリアガスと共に、バルブ25
c,25dおよびライン24を通って前記反応室21に
供給される。さらに、前記ボンベ23およびバブラ25
Aおよび25Cには、それぞれパージ用のバルブ23
a’,25a’, 25c’が設けられ、これらのバルブ
はドライポンプ26を介して外部のスクラバ27に接続
されたパージライン24’に接続される。また、反応室
21は、排気ライン28を介して、前記スクラバ27に
接続される。
【0011】反応室21は、前記排気ライン27を介し
て減圧され、前記供給ライン24を介して供給された気
相原料の分解により、前記ウェハ21B上において半導
体層の堆積が生じる。図3は図1で説明したソース領域
13Aおよびドレイン領域13Bの再成長を図2の堆積
装置中において実行した場合に得られる構造を示す。た
だし、図3中、先に説明した部分には同一の参照符号を
付し、説明を省略する。
【0012】図3を参照するに、前記ソース領域13A
あるいはドレイン領域13BをGaAs基板11上に再
成長させる際に、V族原料としてアルシンに前記BDM
AAsClを添加した場合を示す。本発明によれば、前
記マスク12表面のダングリングボンドがBDMAAs
Clから放出されるClにより終端され、その結果マス
ク表面へのGa、従って多結晶GaAsの堆積が回避さ
れる。
【0013】図4(A),(B)は、GaAs基板上に
円形領域を露出するマスクをSiONにより形成し、そ
の上にn型GaAs層を再成長させた場合の、前記マス
クおよびGaAs層上への析出物の堆積の様子を示す。
すなわち、円形の領域は再成長したGaAs層を、その
周囲の領域はSiONマスクを示す。図4(A)は前記
再成長を、MOVPE法により、650°Cの温度でT
EGを4.4×10-5mol/minの流量で、またア
ルシンを2.2×10-2mol/minの流量で供給し
た場合の結果を、また図4(B)は前記再成長を、図2
の堆積装置を使ったMOVPE法により、650°Cの
温度においてTEGを4.4×10-5mol/minの
流量で、アルシンを2.2×10-2mol/minの流
量で、またBDMAAsClを流量900sccmのキ
ャリアガスでバブリングした場合の結果を示す。ただ
し、BDMAAsClは図2のバブラ25C中に22°
Cの温度で保持されている。
【0014】図4(A)を参照するに、GaAs再成長
層の形成をTEGとアルシンのみの供給で行なった場合
には、白い斑点で示される析出物が多量にSiONマス
ク上に生じているのがわかる。これに対し、図4(B)
に示すGaAs再成長層をTEGとアルシンの他にBD
MAAsClを供給して形成した場合には、析出物の量
が著しく減少していることがわかる。
【0015】さらに、図4(A),(B)の実験では、
GaAs再成長層のサイズに対する成長速度の依存性
が、GaAs再成長層の形成の際に前記BDMAAsC
lを供給した場合に実質的に小さくなることが見出され
た。一般に、このようなマスクを使った化合物半導体層
の再成長においては、マスク上に堆積したIII族ある
いはV族元素がマスク表面を横方向に輸送され再成長領
域に堆積を生じるため、マスク表面積が大きいほど、換
言すると再成長領域のサイズが小さいほど再成長層の成
長速度が増大する傾向がある。
【0016】図5は再成長領域のサイズと再成長層の成
長速度との関係を、GaAs層の再成長に使われる気相
原料を様々に変化させた場合について示す。図5を参照
するに、□は前記GaAs再成長層の形成をTMGとア
ルシンの供給により行なった、従来の再成長工程に対応
する場合を示す。この場合には、再成長層の成長速度は
パターンサイズが減少するにつれて増大するのがわか
る。
【0017】一方図5中、△はMOVPE工程において
BDMAAsClとアルシンのみを供給した場合を示す
が、この場合には成長速度が負になっており、堆積では
なくエッチングが生じている。また、エッチング速度は
パターンサイズが減少するにつれて増大するのがわか
る。これに対し、●は前記□で示したデータと△で示し
たデータから予測される、前記GaAs層の再成長を行
なった場合の成長速度を、また○は実際に観測された成
長速度を示す。
【0018】図5の結果より、GaAs再成長層を形成
する際に気相原料中にBDMAAsClを添加すること
により、再成長層の成長速度の、パターンサイズ依存性
が実質的に抑制されることがわかる。図6(A),
(B)は、このようにして得られたGaAs再成長層の
断面形状を示す。ただし、図6(A)は前記GaAs再
成長層の形成をTMGaとアルシンの供給により行なっ
た場合を、また図6(B)は前記再成長層の形成をTM
Gaとアルシンに加え、BDMAAsClを供給して行
なった場合を示す。
【0019】図6(A)を参照するに、前記GaAs再
成長層の形成をTMGaとアルシンの供給により行なっ
た場合には、膜厚が径方向に実質的に変動するのに対
し、前記再成長層の形成をTMGaとアルシンに加え、
BDMAAsClを供給して行なった場合には、一様な
膜厚分布が得られることがわかる。本発明によるGaA
s層のBDMAAsClを使った再成長は、SiONマ
スクの他に、SiNあるいはSiO2 等の絶縁マスクを
使った場合にも有効である。さらに、W,WSiあるい
はWSiN等の導体マスクを使った場合に有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図7(A)〜
(C)は本発明の第1実施例によるMESFETの製造
方法を示す。図7(A)を参照するに、半絶縁性GaA
s基板41中にはn型GaAsよりなる活性領域41A
がSiのイオン注入により形成され、さらに前記基板4
1上に前記活性領域41Aに対応してW,WSiあるい
はWSiNよりなるゲート電極42が形成される。さら
に前記基板41上には前記ゲート電極42を覆うように
SiON,SiNあるいはSiO2 よりなるマスク層が
堆積され、レジストパターンを使ったドライエッチング
により、形成したいMESFETのソース領域およびド
レイン領域にそれぞれ対応して開口部43a,43bが
前記マスク層中に形成される。これに伴い、マスク層は
パターニングされ、マスクパターン43A,43Bが形
成される。また、かかるドライエッチングに伴い、前記
ゲート電極42の側壁には側壁絶縁膜43Cおよび43
Dが自己整合的に形成される。
【0021】次に図7(B)の工程で、前記開口部43
a,43bにより露出された前記GaAs基板41上
に、n型GaAsよりなるソース領域44Aおよびドレ
イン領域44Bが、TMGaとアルシン、さらにBDM
AAsClを気相原料としたMOVPE法により、エピ
タキシャルに形成される。前記ソース領域44Aおよび
ドレイン領域44Bの形成は、先に図2で説明した減圧
MOVPE装置中において、典型的には650°Cの温
度においてTEGを4.4×10-5mol/minの流
量で、アルシンを2.2×10-2mol/minの流量
で、またBDMAAsClを流量900sccmのH2
キャリアガスバブリングしながら実行される。ただし、
BDMAAsClは図2のバブラ25C中に22°Cの
温度で保持されている。
【0022】前記ソース領域44Aおよびドレイン領域
44Bの形成の後、図7(C)の工程においてオーミッ
ク電極45A,45Bがぞれぞれソース領域44Aおよ
び44B上に形成される。本実施例によるMESFET
では、図7(B)のソース領域44A、ドレイン領域4
4Bの再成長工程において析出物がマスクパターン43
A,43B、あるいは側壁絶縁膜43C,43D、ある
いはゲート電極42上に堆積することがなく、MESF
ETを歩留まり良く製造することが可能になる。また、
形成されるソース領域44A,ドレイン領域44Bは一
様な膜厚を有するため上面が平坦で、オーミック電極4
5Aあるいは45Bの形成が容易に行なえる。 [第2実施例]図8(A)〜(C)は本発明の第1実施
例によるHEMTの製造方法を示す。
【0023】図8(A)を参照するに、半絶縁性GaA
s基板51上には非ドープGaAsよりなるバッファ層
52を介して非ドープGaAsよりなる電子走行層53
が形成されており、前記電子走行層53上にはn型Al
GaAsよりなる電子供給層54が形成されている。ま
た、電子走行層53および電子供給層54中には活性領
域51Aが、Fe+ やH+ 等の深い不純物元素のイオン
注入により、形成されている。また、GaAs電子走行
層53中には、AlGaAs電子供給層54との境界の
沿って2次元電子ガス53Aが形成される。
【0024】前記基板51上には前記活性領域51Aに
対応してW,WSiあるいはWSiNよりなるゲート電
極55が形成され、さらに前記基板51上には前記ゲー
ト電極55を覆うようにSiON,SiNあるいはSi
2 よりなるマスク層が堆積される。前記マスク層に
は、レジストパターンを使ったドライエッチングによ
り、形成したいMESFETのソース領域およびドレイ
ン領域にそれぞれ対応して開口部56a,56bが前記
マスク層中に形成される。これに伴い、マスク層はパタ
ーニングされ、マスクパターン56A,56Bが形成さ
れる。また、かかるドライエッチングに伴い、前記ゲー
ト電極55の側壁には側壁絶縁膜56Cおよび56Dが
自己整合的に形成される。
【0025】次に図8(B)の工程で、前記開口部56
a,56bにより露出された前記GaAs基板51上
に、n型GaAsよりなるソース領域57Aおよびドレ
イン領域57Bが、TMGaとアルシン、さらにBDM
AAsClを気相原料としたMOVPE法により、エピ
タキシャルに形成される。前記ソース領域57Aおよび
ドレイン領域57Bの形成は、先に図2で説明した減圧
MOVPE装置中において、典型的には650°Cの温
度においてTEGを4.4×10-5mol/minの流
量で、アルシンを2.2×10-2mol/minの流量
で、またBDMAAsClを流量900sccmのH2
キャリアガスでバブリングしながら実行される。ただ
し、BDMAAsClは図2のバブラ25C中に22°
Cの温度で保持されている。
【0026】前記ソース領域57Aおよびドレイン領域
57Bの形成の後、図8(C)の工程においてオーミッ
ク電極58A,58Bがぞれぞれソース領域57Aおよ
び57B上に形成される。本実施例によるHEMTで
は、図8(B)のソース領域57A、ドレイン領域57
Bの再成長工程において析出物がマスクパターン56
A,56B、あるいは側壁絶縁膜56C,56D、ある
いはゲート電極55上に堆積することがなく、HEMT
を歩留まり良く製造することが可能になる。また、形成
されるソース領域57A,ドレイン領域57Bは一様な
膜厚を有するため上面が平坦で、オーミック電極58A
あるいは58Bの形成が容易に行なえる。 [第3実施例]図9(A)〜(D)は本発明の第3実施
例によるHBTの構成およびその製造工程を示す図であ
る。
【0027】図15(A)を参照するに、HBTは半絶
縁性GaAs基板61上に構成され、基板61上に形成
されたn+ 型GaAsコレクタコンタクト層62と、前
記コレクタコンタクト層62上に形成された非ドープG
aAsよりなるコレクタ層63と、前記コレクタ層63
上に形成されたp+ 型真性ベース層64と、前記真性ベ
ース層64上に形成されたn型InGaPよりなるエミ
ッタ層65と、前記エミッタ層65上に形成されたn+
型GaAsよりなるキャップ層66とからなる層状半導
体構造体上に形成される。
【0028】図9(A)の工程では、キャップ層66上
にはWSiよりなるエミッタ電極層67が形成され、さ
らにエミッタ電極層67上にSiO2 層68が形成され
る。さらにSiO2 層68上にはレジスト層が形成さ
れ、レジスト層をフォトリソグラフィによりパターニン
グすることによりレジストパターン69が形成される。
さらにレジストパターン69をマスクに層65〜68を
反応性イオンエッチング(RIE)を行うことにより、
図9(A)に示すメサ構造70が得られる。より具体的
には、レジストパターン69をマスクにWSi層67を
プラズマエッチングし、さらにその下の層65,66
を、層67をマスクに反応性イオンエッチングでパター
ニングする。
【0029】さらに、図9(B)の工程で、エミッタ層
65上のメサ構造70の外側に隣接する領域65a,6
5b上にマスクパターン(図示せず)を形成し、エミッ
タ層65およびその下のベース層64を、領域65a,
65bを除いてエッチングにより除去する。その結果、
図9(B)に示したように、領域65a,65bを除い
てコレクタ層63の表面が露出した構造が得られる。さ
らに、SiNやSiON、あるいはSiO2 等の誘電体
膜を堆積した後、領域65a,65bの周囲の領域をレ
ジストパターンにより保護してドライエッチングを行
い、領域65a,65bの表面において真性ベース層6
4を露出させると同時に、領域65a,65bを除くコ
レクタ層63上に誘電体膜71を残す。また、かかる工
程により、メサ構造70の側壁面上にも誘電体膜71a
が形成される。
【0030】さらに図9(C)の工程において、前記領
域65aおよび65bの周囲から前記マスクパターンを
除去し、さらに層64および65を除去してコレクタ層
63の上主面および真性ベース層64の側壁面を領域6
5aおよび65bにおいて露出させる。さらに、露出さ
れたコレクタ層63の上主面上にp+ 型の外部ベース領
域72a,72bを、前記外部ベース領域72a,72
bがそれぞれの領域65aおよび65bにおいて前記真
性ベース64の側壁面に接するように、TMGaとアル
シン、およびBDMAAsClを使った減圧MOVPE
法により形成する。すなわち、外部ベース領域72a,
72bはメサ構造70と誘電体膜71との間の空間を埋
め、メサ構造71の側壁を覆う誘電体膜71aに沿って
上方に延在する。また、外部ベース領域72a,72b
上には、ベース電極73a,73bがそれぞれ形成され
る。さらに、図9(C)の工程では、HBTの外側を囲
むように、H+ イオンが打ち込まれた不活性領域71
A,71Bが形成される。前記外部ベース領域72a,
72bの形成は、先の実施例と同様に、図2で説明した
減圧MOVPE装置中において、典型的には650°C
の温度においてTEGを4.4×10-5mol/min
の流量で、アルシンを2.2×10-2mol/minの
流量で、またBDMAAsClを900sccmの流量
で供給しながら実行される。ただし、BDMAAsCl
は図2のバブラ25C中に22°Cの温度で保持されて
いる。
【0031】次に、図9(D)の工程で、誘電体膜71
中に、外部ベース領域72a,72bの外側部分に対応
して、コンタクトホール71C,71Dが、コレクタコ
ンタクト層62の上主面を露出するように形成され、露
出された前記上主面上にはコレクタ電極62A,62B
がそれぞれ形成される。また、誘電体膜71上には、別
の誘電体膜72が、前記コンタクトホール71C,71
Dを埋めさらにベース電極73a,73bおよびメサ構
造70をも埋めるように形成され、誘電体膜72には、
メサ構造70に対応して、WSi電極67を露出するよ
うにコンタクトホール72cが形成される。またコンタ
クトホール72cにはエミッタ電極74が、WSi電極
67に接触するように形成される。
【0032】本実施例によるHBTでは、図9(C)の
外部ベース領域72a,72bの再成長工程において析
出物が絶縁膜71あるいはエミッタ電極68、あるいは
側壁絶縁膜71a上に堆積することがなく、HBTを歩
留まり良く製造することが可能になる。また、形成され
る外部ベース領域72a,72bは一様な膜厚を有する
ため上面が平坦で、ベース電極73aあるいは73bの
形成が容易に行なえる。
【0033】以上の実施例では、前記BDMAAsCl
を使った化合物半導体層の再成長をMOVPE法を例に
説明したが、本発明はMOVPE法に限定されるもので
はなく、図10に示す堆積装置80を使ったガスソース
MBE法においても適用可能である。図10を参照する
に、ガスソースMBE装置80はイオンポンプ82によ
り高真空に真空引きされる反応容器81を有し、前記反
応容器81中には基板84を保持する基板ホルダ83が
設けられる。基板ホルダ83は図示しないモータにより
回動される。また前記反応容器81にはゲートバルブ8
1を介して窒素トラップ88、油拡散ポンプ87、イオ
ン真空ゲージ89およびロータリーポンプ90を含む排
気装置86が接続される。
【0034】図10のMBE装置では、前記反応容器8
1中にアルシンが配管91Aを介してボンベ91から供
給される。同様に、セル92に保持されたBDMAAs
Clが配管92Aを介して、さらにセル93に保持され
たTEGaが配管93Aを介して供給され、その結果前
記基板84上において先に図3で説明したような化合物
半導体層の再成長が生じる。かかるMBE法を使った再
成長においても、基板上に供給される気相原料にBDM
AAsClを使うことにより、マスク上への析出物の堆
積を効果的に抑止することができる。
【0035】さらに本発明で再成長される化合物半導体
層はGaAsに限定されるものではなく、AlAs,A
lGaAs,InGaAs,InAs,AlGaInA
s,GaInAsP等の再成長に対しても適用可能であ
る。また前記化合物半導体層の再成長の際に、BDMA
AsClは必ずしもアルシンと組み合わせて使う必要は
なく、TBAs(ターシャリーブチルアルシン)あるい
は固体As源と組み合わせて使うことも可能である。ま
た前記化合物半導体層がPをV族元素として含む場合に
はホスフィン(PH3 )、TBP(ターシャリーブチル
ホスフィン)あるいは固体P源と組み合わせて使うこと
も可能である。さらに、前記化合物半導体層の再成長の
際に添加されるClを含むV族原料は前記BDMAAs
Clに限定されるものではなく、Rをアルキル基として
一般に化学式 (R2 N)2 AsCl あるいは (R2 N)2 PCl で表される化合物を使うことが可能である。
【0036】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において
様々な変形・変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜6記載の本発明の特徴によれ
ば、マスクを使った化合物半導体層の再成長の際に、V
族原料にClを含む(R2 N)2 AsClあるいは(R
2 N) 2 PClで表される化学式の化合物を使うことに
より、マスク上への析出物の堆積が抑制され、半導体装
置製造の際の歩留まりが向上する。またかかる方法によ
り、形成される再成長化合物半導体層の膜厚のパターン
サイズ依存性が減少し、安定な半導体装置の製造が可能
になる。特に[(CH3 2 N]2 AsClで表される
BDMAAsClは液体であり、取り扱いがHCl等よ
りも簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の化合物半導体層の再成長工程の問題点を
説明する図である。
【図2】本発明の原理を説明する図(その1)である。
【図3】本発明の原理を説明する図(その2)である。
【図4】(A),(B)は本発明の原理を説明する図
(その3)である。
【図5】本発明の原理を説明する図(その4)である。
【図6】(A),(B)は本発明の原理を説明する図
(その5)である。
【図7】(A)〜(C)は本発明の第1実施例によるM
ESFETの製造方法を説明する図である。
【図8】(A)〜(C)は本発明の第2実施例によるH
EMTの製造方法を説明する図である。
【図9】(A)〜(D)は本発明の第3実施例によるH
BTの製造方法を説明する図である。
【図10】本発明をガスソースMBE法に適用した場合
の堆積装置の図である。
【符号の説明】
11,41,51,61 基板 11A,41A,51A活性領域 12,43A,43B,56A,56B マスク 13A,13B,44A,44B,57A,57B,7
2a,72b 再成長層 13C 析出物 20 MOVPE装置 21 反応容器 21A 基板ホルダ 21B 基板 22 キャリアガスライン 23 アルシンボンベ 23a,23b,25a,25b,25c,25d 供
給バルブ 23a’,25a’,25c’ パージバルブ 24 供給ライン 24’ パージライン 25A TMGaバブラ 25B,25D 恒温槽 25C BDMAAsClバブラ 26 ドライポンプ 27 スクラバ 42,55 ゲート電極 43a,43b,56C,56D 開口部 43C,43D 側壁絶縁膜 45A,45B,58A,58B オーミック電極 52 バッファ層 53 電子走行層 53A 2次元電子ガス 54 電子供給層 62 コレクタコンタクト層 62A コレクタ電極 63 コレクタ層 64 真性ベース層 65 エミッタ層 66 キャップ層 67 WSi電極 68 SiO2 膜 69 レジストパターン 70 エミッタ構造 71,71a,72 誘電体膜 71A,71B 不活性領域 71C,71D,72c コンタクトホール 73a,73b ベース電極 80 ガスソースMBE装置 81 反応容器 82 イオンポンプ 83 基板ホルダ 84 基板 85 ゲートバルブ 86 真空排気装置 87 油拡散ポンプ 88 液体窒素トラップ 89 イオン真空ゲージ 90 ロータリポンプ 91 アルシンボンベ 92 BDMAAsClセル 93 TMGaセル 91A〜93A 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/778 29/812 (72)発明者 岡本 直哉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−229375(JP,A) 特開 昭61−284913(JP,A) 特開 平8−64530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/331 H01L 21/338 H01L 29/205 H01L 29/73 H01L 29/778 H01L 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相成長法による化合物半導体層の再成
    長工程を含む化合物半導体装置の製造方法において、 前記再成長工程は、 化合物半導体層上にマスクパターンを形成する工程と、 前記マスクパターンで覆われた化合物半導体層上にII
    I族有機原料と、V族原料と、(R2 N)2 AsClま
    たは(R2 N)2 PClとを供給し(ただしRはアルキ
    ル基)、前記マスクパターンより露出された前記化合物
    半導体層上に再成長化合物半導体層を選択成長させる工
    程とを含むことを特徴とする化合物半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記選択成長工程は、化合物(R2 N)
    2 AsClとして、[(CH3 2 N]2 AsClを、
    または化合物(R2 N)2 PClとして、[(CH3
    2 N]2 PClを供給することを特徴とする請求項1記
    載の化合物半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記選択成長工程は、Asを含むIII
    −V族化合物半導体層を再成長させることを特徴とする
    請求項1記載の化合物半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記選択成長工程は、Pを含むIII−
    V族化合物半導体層を再成長させることを特徴とする請
    求項1記載の化合物半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記マスクパターンは、SiON,Si
    2 およびSiNxよりなる群から選ばれる絶縁パター
    ンであることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれ
    か一項記載の化合物半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記マスクパターンは、W,WSi,W
    SiNよりなる群から選ばれる高融点金属パターンであ
    ることを特徴とする請求項1〜5のうち、いずれか一項
    記載の化合物半導体装置の製造方法。
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