JP3388183B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関し、とくに車内温度をそのときの状態に応じて最適に
補正可能な車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置においては、とく
に自動車用オートエアコンディショナーにおいては、各
種条件に基づいて車室内への目標吹出温度を演算し、車
内温度センサにより検出される実際の車内温度が目標と
する温度となるように制御されている。この目標車内温
度の補正は行われていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現実の車内
空間においては、送風量、吹き出し温度、吹き出し口の
選択、内外気導入口の選択状態等の各種条件により、車
内の温度分布が変化する。従って、車内空間の中の特定
の位置に設定された車内温度センサの検出値を目標値と
なるように空調装置を制御しても、必ずしも乗員乗車位
置において目標とした温度に制御されないことがある。
【0004】本発明の課題は、このような実情に鑑み、
実際の車内温度が最適な温度に制御されるよう、車内温
度をそのときの状態に応じて適切に補正できるようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空調装置は、車室内に空気を送風す
る送風機の送風量を制御する送風量制御手段と、車内温
度を検出する車内温度センサと、吹き出し温度を制御す
る吹き出し温度制御手段と、内外気導入切り替え手段
と、吹き出し口切り替え手段を有する車両用空調装置に
おいて、車内温度を、送風量(または、それに相当する
送風機用モータの電圧〔ブロワ電圧〕)と、吹き出し温
度または吹き出し温度予想値と、車内温度センサ検出値
に基づいて補正する制御装置を有することを特徴とする
ものからなる。ここで、補正の演算に吹き出し温度を用
いる場合には、センサによる実際の検出値を用いる。
【0006】補正値の演算においては、たとえば、前回
演算した送風量の値と、前回演算した吹き出し温度予想
値が用いられる。
【0007】上記車内温度の補正には、たとえば下記式
による車内温度補正値が用いられる。 Tr=a・BLW・(Trs−Toc)+b・Toc+
c・Trs+d ここで、Tr :車内温度補正値 BLW :送風機風量 Toc :吹き出し温度又は吹き出し温度予想値 Trs :車内温度センサの検出値 a,b,c,d:係数 である。送風機風量BLWとして、それに相当する送風
機用モータの電圧〔ブロワ電圧〕BLVを用いてもよ
い。
【0008】上記補正計算式において、係数a,b,
c,dは、たとえば、吹き出し口の選択状態に応じて変
更することができる。あるいは、それに代えて、または
それとともに、内外気導入口の選択状態に応じて変更す
ることができる。
【0009】上記係数a、b、c、dの具体的な数値
は、各条件時における実測またはシミュレーションによ
り予め決定することができる。
【0010】このような車両用空調装置においては、送
風機による送風量と、吹き出し温度(または吹き出し温
度予想値)と、車内温度センサ検出値にて車内温度補正
値を算出することができ、車内の平均的な温度を予測す
ることができるので、車内温度を、上記検出値に対し
て、さらに現実的な目標値となるよう制御することがで
きる。その結果、乗員乗車位置において、そのときの状
態に応じた最適な空調状態が自動的に得られるようにな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の車両用空調装置
の望ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図
1は、本発明の一実施態様に係る車両用空調装置の機器
系統図を示している。図1において、1は、車両用空調
装置の機械的な構成部分全体を示しており、通風ダクト
2の入口側には、内気導入口3側からの空気吸入量(導
入量)と外気導入口4側からの空気吸入量(導入量)と
の割合を制御する内外気切替ダンパ5が設けられてい
る。吸入された空気は、モータ6により駆動される送風
機7によってダクト2内を吸引、圧送される。モータ6
の制御により、送風機7の送風量が制御される。
【0012】送風機7の下流側には、冷却器としての蒸
発器8が設けられており、その下流側には加熱器として
の温水ヒータ9が設けられている。温水ヒータ9には、
エンジン冷却水10が循環され、加熱されるようになっ
ている。
【0013】蒸発器8には、クーラサイクル11内を循
環される冷媒が供給される。冷媒は、たとえば可変容量
型の圧縮機(コンプレッサ)12で圧縮され、凝縮器1
3で凝縮された後、レシーバタンク14、膨張弁15を
介して蒸発器8に送られ、蒸発器8から圧縮機12に吸
入される。この吸入圧力は、吸入圧力コントローラ16
によって任意に制御できるようになっている。
【0014】温水ヒータ9の直下流側には、エアミック
スダンパ17が設けられており、エアミックスダンパア
クチュエータ18によって作動されるエアミックスダン
パ17の開度調整により、ヒータ9を通過する空気の量
とバイパスする空気の量との割合を制御できるようにな
っている。
【0015】温調された空気は、各吹出口19、20、
21(たとえば、DEF、VENT、FOOT吹出口)
を介して車室内に吹き出される。各吹出口19、20、
21には、それぞれダンパ22、23、24が設けられ
ている。ダンパ22、23、24によって吹出口が選択
される。
【0016】上記送風機7のモータ6の電圧(回転
数)、エアミックスダンパアクチュエータ18、圧縮機
12の吸入圧力コントローラ16は、メインコントロー
ラ(制御装置)25からの信号に基づいて制御されるよ
うになっている。
【0017】メインコントローラ25には、たとえば図
2に示すように、設定器26によって設定された目標車
室内温度Ts、外気温度センサ28によって検知された
外気温度AMB、日射センサ29によって検知された日
射量RAD、車内温度センサ27によって検知された車
室内温度Trsがそれぞれ入力される。これら入力信号
に基づいて、目標吹出温度Tocが演算されるが、この
演算においては、上記車内温度センサによる検出値Tr
sに対し、各条件を取り込んで次のような補正が行われ
る。ここで、送風機7の送風量BLWは、送風機用モー
タ6の電圧(ブロワ電圧)BLVに置き換えてある。
【0018】すなわち、吹出口の選択状態と内外気導入
の選択状態に応じて、たとえば以下のように車内温度補
正値が演算される。 (1)ベント吹き出し 内気循環の場合: Tr=a1 ・BLV・(Trs−Toc)+b1 ・To
c+c1 ・Trs+d1 外気導入の場合: Tr=a2 ・BLV・(Trs−Toc)+b2 ・To
c+c2 ・Trs+d2 (2)バイレベル吹き出し 内気循環の場合: Tr=a3 ・BLV・(Trs−Toc)+b3 ・To
c+c3 ・Trs+d3 外気導入の場合: Tr=a4 ・BLV・(Trs−Toc)+b4 ・To
c+c4 ・Trs+d4 (3)フット吹き出し 内気循環の場合: Tr=a5 ・BLV・(Trs−Toc)+b5 ・To
c+c5 ・Trs+d5 外気導入の場合: Tr=a6 ・BLV・(Trs−Toc)+b6 ・To
c+c6 ・Trs+d6 ここで、a1 〜a6 、b1 〜b6 、c1 〜c6 、d1
6 は実測またはシミュレーションにより予め把握し設
定する係数である。また、上式における目標吹出温度T
ocの値及び送風機電圧BLVの値は、前回の演算値を
記憶しておき、これを用いる。
【0019】尚、起動時においては、最初の1回目の
み、車内センサ温度を補正しない、つまり、そのままの
車内温を目標吹出温度の演算に使用するか、あるいは、
予め設定しておいた目標吹出温度および送風機電圧値を
使用し、車内温度を補正する。
【0020】このように、実際の状態に応じて演算し算
出した値は、車内温度の補正値Trとして、前記目標車
内温度Ts、日射量RAD、外気センサ温度AMB及び
これらに基づき予め設定した係数Kp1 と共に、目標吹
出温度Tocの演算に用いられる。そして、該目標吹出
温度演算により算出した値Tocは、送風機電圧BLV
の演算、及び加熱器入口温水温度TW、冷却系の信号T
V(たとえば吸入圧力コントローラ16への信号)と共
にエアミックスダンパ開度AMDの演算に用いられ、該
BLV及びAMDは、それぞれ、送風機電圧信号及びエ
アミックスダンパ位置信号として、送風機電圧コントロ
ーラ及びエアミックスアクチュエータの制御に用いられ
る。
【0021】このような制御を行うことにより、たとえ
ば図3(従来例)、図4(本実施態様)に示すように、
従来は車内センサ検出温度は目標車内温度に制御されて
いるものの、車内平均温度がその目標温度からずれるこ
とがあったが(図3の状態)、本発明によれば、車内平
均温度が目標温度となるように制御される(図4の状
態)。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調装置及び方法によれば、車内平均温度を正確に目標と
する温度に補正制御できるようになり、各種選択状態に
応じて、実際の車内温度を最適な温度に制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る車両用空調装置の機
器系統図である。
【図2】図1のメインコントローラにおける制御フロー
図である。
【図3】従来の制御特性図である。
【図4】本発明による制御特性図である。
【符号の説明】
1 空調装置 2 通風ダクト 5 内外気切替ダンパ 6 モータ 7 送風機 8 冷却器としての蒸発器 9 加熱器としての温水ヒータ 11 クーラサイクル 12 可変容量圧縮機 13 凝縮器 16 吸入圧力コントローラ 17 エアミックスダンパ 18 エアミックスダンパアクチュエータ 19、20、21 吹出口 22、23、24 ダンパ 25 メインコントローラ(制御装置) 26 設定器 27 車室内温度センサ 28 外気温度センサ 29 日射センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に空気を送風する送風機の送風量
    を制御する送風量制御手段と、車内温度を検出する車内
    温度センサと、吹き出し温度を制御する吹き出し温度制
    御手段と、内外気導入切り替え手段と、吹き出し口切り
    替え手段を有する車両用空調装置において、車内温度
    を、送風量と、吹き出し温度または吹き出し温度予想値
    と、車内温度センサ検出値に基づいて補正する制御装置
    を有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記送風量の値と、前記吹き出し温度予
    想値には、前回演算値が用いられる、請求項1の車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 前記車内温度の補正に、下記式による車
    内温度補正値が用いられる、請求項1または2の車両用
    空調装置。 Tr=a・BLW・(Trs−Toc)+b・Toc+
    c・Trs+d Tr :車内温度補正値 BLW :送風機風量 Toc :吹き出し温度又は吹き出し温度予想値 Trs :車内温度センサの検出値 a,b,c,d:係数
  4. 【請求項4】 吹き出し口の選択状態に応じて、前記補
    正計算式の係数a,b,c,dが変更される、請求項3
    の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 内外気導入口の選択状態に応じて、前記
    補正計算式の係数a,b,c,dが変更される、請求項
    3または4の車両用空調装置。
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