JP2846153B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2846153B2
JP2846153B2 JP3198623A JP19862391A JP2846153B2 JP 2846153 B2 JP2846153 B2 JP 2846153B2 JP 3198623 A JP3198623 A JP 3198623A JP 19862391 A JP19862391 A JP 19862391A JP 2846153 B2 JP2846153 B2 JP 2846153B2
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勝成 城山
正夫 沢田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置の1例が図5
に示されている。1は自動車の前部に設置された前席側
空調ユニットで、ブロア2、エバポレ−タ3、ヒータ
4、エアミックスダンパ5、吹出口切換ダンパ6等を備
えている。10は自動車の後部に設置された後席側空調ユ
ニットで、空気浄化フイルタ11、ブロア12、排気ダンパ
13、エバポレ−タ14等を備えている。
【0003】エンジン20から電磁クラッチ21を介して駆
動されるコンプレッサ22から吐出された冷媒はコンデン
サ23に入り、ここで外気に放熱することによって凝縮液
化した後、レシーバ24を経て分岐する。分岐した冷媒の
一方は電磁弁25を経て膨張弁26で断熱膨張した後、エバ
ポレ−タ3に入り、ここでブロア2によって送られた車
室27内空気又は及び外気を冷却することによって蒸発気
化してコンプレッサ22に戻る。分岐した冷媒の他方は電
磁弁28を経て膨張弁29で断熱膨張した後、エバポレ−タ
14に入りここでブロア12によって送られた車室27内空気
を冷却することによって蒸発気化してコンプレッサ22に
戻る。
【0004】前席側空調ユニット1のエバポレ−タ3で
冷却された空気はエアミックスダンパ5によって分岐さ
れ、その一部はヒータ4を流過する過程でこのヒータ4
を循環するエンジン冷却水と熱交換することによって昇
温する。そして、ヒータ4をバイパスした残部の空気と
混合して所定温度の調和空気となり、切換ダンパ6によ
って選択された吹出口から車室27内前部に吹き出されて
主として前席30側を空調する。車室27内後席側の空気は
後席側空調ユニット10の空気浄化フイルタ11を流過する
ことによって浄化された後、ブロア12によって付勢さ
れ、エバポレ−タ14を流過することによって冷却され、
しかる後車室27内後部に吹き出されて主として後席31側
を空調する。
【0005】運転席の前方に設置された空調制御パネル
には後席側空調ユニット10の運転スイッチ、吹出モード
切換スイッチ、内外気切換スイッチ、冷房運転を設定す
るA/C 運転スイッチ、ブロア2、12の回転数を切り換え
る風量切換スイッチ、空調制御を自動制御にするAUTOス
イッチ、車室27内の温度を任意に設定する室温設定器等
が設けられ、これらの出力はそれぞれ図示しない制御装
置に入力される。そして、外気温センサ32、室温センサ
33、前席用日射センサ34等の検出値も制御装置に入力さ
れる。そして、この制御装置の出力は図示しないドライ
バーを介して電磁クラッチ21、電磁弁25、28、ダンパ
5、6、13、ブロア2、12等に送られてこれらの作動を
制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用空気
調和装置においては、前席用日射センサ34の検出値の
みにより前席側空調ユニット1及び後席側空調ユニット
10の吹出温度や吹出風速等を制御していたため、後席
31の乗員の空調フィーリングが損なわれるという問題
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、少なくともブロア、エバポレータ、ヒータ、エ
アミックスダンパ、吹出口切換ダンパを具備し車室内前
席側を主として空調する前席側空調ユニットと、少なく
ともブロア、エバポレータを具備し車室内後席側を主と
して空調する後席側空調ユニットと、コンプレッサから
吐出された冷媒をコンデンサ、膨張弁を経て上記前席側
空調ユニットのエバポレータ及び後席側空調ユニットの
エバポレータのいずか一方又は双方に循環させる手段を
備えた車両用空気調和装置において、後席側の日射量を
検知する後席用日射センサを設けるとともに少なくとも
車室内温度センサ、外気温度センサ、室温設定器、前席
用日射センサ及び上記後席用日射センサの出力から空調
負荷を演算する手段と、算出された空調負荷に基づいて
上記前席側空調ユニットの吹出風量を演算する手段と、
上記算出された空調負荷に基づいて上記後席側空調ユニ
ットの吹出風量を演算する手段と、算出された前席側空
調ユニットの吹出風量を上記前席用日射センサの出力に
基づいて補正する手段と、算出された後席側空調ユニッ
トの吹出風量を上記後席用日射センサの出力に基づいて
補正する手段を具備する制御装置を設けたことを特徴と
する車両用空気調和装置にある。
【0008】
【作用】本発明においては、少なくとも車室内温度セン
サ、外気温度センサ、室温設定器、前席用日射センサ及
び後席用日射センサの出力から空調負荷が算出され、こ
の空調負荷に基づいて前席側空調ユニットの吹出風量及
び後席側空調ユニットの吹出風量が算出される。算出さ
れた前席側空調ユニットの吹出風量は前席用日射センサ
の出力に基づいて補正され、算出された後席側空調ユニ
ットの吹出風量は後席用日射センサの出力に基づいて補
正される。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例が図1ないし図4に示され
ている。図4は車両用空気調和装置の系統図で、図4に
示すように、車室内後席側の日射量を検知する後席用日
射センサ38がリヤシェルフ上に設置されている。他の
構成は図5に示す従来のものと同様であり、対応する部
材には同じ符号が付されている。
【0010】後席用日射センサ38で検出された日射量は
図1に示すように制御装置40の空調負荷演算手段41に入
力される。同様に室温センサ33によって検出された室
温、外気温センサ32によって検出された外気温、室温設
定器35によって設定された設定温度、前席用日射センサ
34によって検知された日射量が空調負荷演算手段41に入
力され、ここでこれらに基いて空調負荷が演算される。
演算された空調負荷はR/C の吹出風量の演算手段42に入
力され、ここで後席側空調ユニット10の吹出風量が演算
される。また、演算された空調負荷は前席側空調ユニッ
ト1の吹出風量の演算手段43に入力され、ここで前席側
空調ユニット1の吹出風量が演算される。
【0011】一方、後席用日射センサ38の出力は後席日
射補償量の演算手段44に入力され、ここで記憶手段45か
ら入力された制御マップに従って後席日射補償量が演算
される。なお、記憶手段45には図3に示す制御マップが
予め記憶されていて後席側日射量の増加に応じて後席側
空調ユニット10の吹出風量の補償量が直線的に又は段階
的に増加するようになっている。算出された後席日射補
償量はR/C の吹出風量の補正手段46に入力されて、ここ
でR/C の吹出風量の演算手段42から入力された吹出風量
が補正される。補正された吹出風量は出力手段47を経て
ブロア12に出力され、その回転数を増減することによっ
て後席側空調ユニット10からの吹出風量が設定される。
【0012】他方、前席用日射センサ34の出力は前席
日射補償量の演算手段48に入力され、ここで記憶手段
49から入力された制御マップに従って、前席日射補償
量が演算される。なお、記憶手段49には図3に示すと
同様の制御マップが予め記憶されている。算出された前
席日射補償量はF/Cの吹出風量の補正手段50に入力
されて、ここでF/Cの吹出風量の演算手段43から入
力された吹出風量が補正される。補正された吹出風量は
出力手段52を経てブロア2に出力され、その回転数を
増減することによって前席側空調ユニット1からの吹出
風量が設定される。
【0013】制御装置40のフローチャートが図2に示さ
れている。ステップ100 で制御がスタートし、ステップ
101 で後席側日射量、室温、外気温、設定温度、前席側
日射量等がサンプリングされる。次いで、ステップ102
でこれらサンプリングされた値に基いて空調負荷が演算
され、ステップ103 でこの空調負荷に基いて前席側空調
ユニット1の吹出風量が演算され、かつ、ステップ104
で後席側空調ユニット10の吹出風量が演算される。一
方、ステップ105 で前席側日射量に基いて前席日射補償
量が演算され、ステップ106 でステップ105 及び103 の
演算結果に基いて前席側空調ユニット1の吹出風量が補
正される。他方、ステップ108 で後席側日射量に基いて
後席日射補償量が演算され、ステップ109 でステップ10
4 及び108 の演算結果に基いて後席側空調ユニット10の
吹出風量が補正される。ステップ106 及び109 の後ステ
ップ107 に移行してここから他のルーチンに移行する。
【0014】しかして、室温、外気温、設定温度のみな
らず前席側日射量及び後席側日射量によって空調負荷を
演算しているので、空調負荷を精度よく算出できる。し
かも、前席側日射量に基いて前席側空調ユニット1の吹
出風量を補正し、かつ、後席側日射量に基いて後席側空
調ユニット10の吹出風量を補正しているので、前席乗員
及び後席乗員の空調フイーリングを他に悪影響を及ぼす
ことなく最適に維持できる。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、少なくとも車室内温
度センサ、外気温度センサ、室温設定器、前席用日射セ
ンサ及び後席用日射センサの出力から空調負荷を算出
し、この空調負荷に基づいて前席側空調ユニットの吹出
風量及び後席側空調ユニットの吹出風量が算出し、算出
された前席側空調ユニットの吹出風量を前席用日射セン
サの出力に基づいて補正するとともに算出された後席側
空調ユニットの吹出風量を後席用日射センサの出力に基
づいて補正するので、日射の方向、大きさの如何に拘ら
ず前席乗員及び後席乗員の空調フィーリングを他方に悪
影響を及ぼすことなく快適に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す制御ブロック図であ
る。
【図2】上記実施例のフローチャートである。
【図3】上記実施例の制御マップである。
【図4】上記実施例の系統図である。
【図5】従来の車両用空気調和装置の系統図である。
【符号の説明】
38 後席用日射センサ 41 空調負荷の演算手段 42 後席側空調ユニットの吹出風量の演算手段 44 後席側日射補償量の演算手段 45 記憶手段 46 後席側空調ユニットの吹出風量の補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともブロア、エバポレータ、ヒー
    タ、エアミックスダンパ、吹出口切換ダンパを具備し
    室内前席側を主として空調する前席側空調ユニットと、
    少なくともブロア、エバポレータを具備し車室内後席側
    を主として空調する後席側空調ユニットと、コンプレッ
    サから吐出された冷媒をコンデンサ、膨張弁を経て上記
    前席側空調ユニットのエバポレータ及び後席側空調ユニ
    ットのエバポレータのいずか一方又は双方に循環させる
    手段を備えた車両用空気調和装置において、後席側の日
    射量を検知する後席用日射センサを設けるとともに少な
    くとも車室内温度センサ、外気温度センサ、室温設定
    器、前席用日射センサ及び上記後席用日射センサの出力
    から空調負荷を演算する手段と、算出された空調負荷に
    基づいて上記前席側空調ユニットの吹出風量を演算する
    手段と、上記算出された空調負荷に基づいて上記後席側
    空調ユニットの吹出風量を演算する手段と、算出された
    前席側空調ユニットの吹出風量を上記前席用日射センサ
    の出力に基づいて補正する手段と、算出された後席側空
    調ユニットの吹出風量を上記後席用日射センサの出力に
    基づいて補正する手段を具備する制御装置を設けたこと
    を特徴とする車両用空気調和装置。
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