JP3388136B2 - 車両用空調制御方法および空調制御装置 - Google Patents
車両用空調制御方法および空調制御装置Info
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- JP3388136B2 JP3388136B2 JP11034397A JP11034397A JP3388136B2 JP 3388136 B2 JP3388136 B2 JP 3388136B2 JP 11034397 A JP11034397 A JP 11034397A JP 11034397 A JP11034397 A JP 11034397A JP 3388136 B2 JP3388136 B2 JP 3388136B2
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00735—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/62—Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/30—Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調制御方
法および空調制御装置に関し、とくに建設機械用オート
エアコンディショナ（以下、建設機械用オートエアコン
と略称する。）として最適な空調制御方法および空調制
御装置に関する。
法および空調制御装置に関し、とくに建設機械用オート
エアコンディショナ（以下、建設機械用オートエアコン
と略称する。）として最適な空調制御方法および空調制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、たとえば建設機械用オートエ
アコンとして、内気センサとともに外気センサを設け、
両センサからの検知信号に用いて車室内を最適な温度に
制御する、つまり空調装置からの吹出温度を目標吹出温
度に制御する方法が知られている。
アコンとして、内気センサとともに外気センサを設け、
両センサからの検知信号に用いて車室内を最適な温度に
制御する、つまり空調装置からの吹出温度を目標吹出温
度に制御する方法が知られている。
【０００３】しかし外気センサは、基本的には外気に対
して露出するように取り付ける必要があり、その信号を
車両内の制御装置へと送る必要があるため、外気センサ
を設けることによる空調装置全体のコスト増大は避け難
い。
して露出するように取り付ける必要があり、その信号を
車両内の制御装置へと送る必要があるため、外気センサ
を設けることによる空調装置全体のコスト増大は避け難
い。
【０００４】このような空調装置に対し、外気センサを
使用しない構成も知られており、外気センサを用いない
場合には、たとえばＰＩ制御（比例積分制御）を行って
いる。
使用しない構成も知られており、外気センサを用いない
場合には、たとえばＰＩ制御（比例積分制御）を行って
いる。
【０００５】しかし、ＰＩ制御では、フィードフォワー
ド制御ができないため、外気による負荷まで考慮した最
適な空調制御を行うことは困難である。
ド制御ができないため、外気による負荷まで考慮した最
適な空調制御を行うことは困難である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、外気センサを設けない場合においても、外気温を適
切に推定し、その推定値を用いることにより、外気によ
る負荷まで考慮した最適な空調制御を行うことができる
ようにすることにある。
は、外気センサを設けない場合においても、外気温を適
切に推定し、その推定値を用いることにより、外気によ
る負荷まで考慮した最適な空調制御を行うことができる
ようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空調制御方法は、内気センサからの
内気温が安定したか否かを判定し、安定したときのみ
に、該内気温に基づいて外気温を推定し、その推定値を
用いて目標吹出温度を演算するとともに、前記外気温の
推定およびその推定値を用いた目標吹出温度の演算をく
り返し行い続け、外気温の推定値が前回の推定値に比べ
予め設定した一定値以上異なる場合のみ、目標吹出温度
の演算に使用する外気温の推定値を更新することを特徴
とする方法からなる。
に、本発明の車両用空調制御方法は、内気センサからの
内気温が安定したか否かを判定し、安定したときのみ
に、該内気温に基づいて外気温を推定し、その推定値を
用いて目標吹出温度を演算するとともに、前記外気温の
推定およびその推定値を用いた目標吹出温度の演算をく
り返し行い続け、外気温の推定値が前回の推定値に比べ
予め設定した一定値以上異なる場合のみ、目標吹出温度
の演算に使用する外気温の推定値を更新することを特徴
とする方法からなる。
【０００８】この方法においては、上記外気温は、たと
えば、上記内気センサからの内気温と設定温度に基づい
て演算された目標吹出温度と、その設定温度とに基づい
て推定される。推定外気温に対しては、上下限を設定
し、推定値が実用域からはみ出さないようにしておくこ
とが好ましい。
えば、上記内気センサからの内気温と設定温度に基づい
て演算された目標吹出温度と、その設定温度とに基づい
て推定される。推定外気温に対しては、上下限を設定
し、推定値が実用域からはみ出さないようにしておくこ
とが好ましい。
【０００９】また、本発明に係る車両用空調制御装置
は、内気センサと、該内気センサからの内気温が安定し
たか否かを判定し、安定したときのみに、該内気温に基
づいて外気温を推定し、その推定値を用いて目標吹出温
度を演算するとともに、前記外気温の推定およびその推
定値を用いた目標吹出温度の演算をくり返し行い続け、
外気温の推定値が前回の推定値に比べ予め設定した一定
値以上異なる場合のみ、目標吹出温度の演算に使用する
外気温の推定値を更新する制御手段とを有することを特
徴とするものからなる。
は、内気センサと、該内気センサからの内気温が安定し
たか否かを判定し、安定したときのみに、該内気温に基
づいて外気温を推定し、その推定値を用いて目標吹出温
度を演算するとともに、前記外気温の推定およびその推
定値を用いた目標吹出温度の演算をくり返し行い続け、
外気温の推定値が前回の推定値に比べ予め設定した一定
値以上異なる場合のみ、目標吹出温度の演算に使用する
外気温の推定値を更新する制御手段とを有することを特
徴とするものからなる。
【００１０】このような本発明に係る車両用空調制御方
法および空調制御装置においては、制御に用いられる外
気温が推定により算出されるため、外気センサを設ける
必要がなくなり、装置全体の簡略化、コスト低減が可能
となる。そして、その推定外気温を目標吹出温度の演算
に用い続けることができるので、いわゆるフィードフォ
ワード制御が可能となり、外気温まで考慮したより最適
な空調制御が可能となる。
法および空調制御装置においては、制御に用いられる外
気温が推定により算出されるため、外気センサを設ける
必要がなくなり、装置全体の簡略化、コスト低減が可能
となる。そして、その推定外気温を目標吹出温度の演算
に用い続けることができるので、いわゆるフィードフォ
ワード制御が可能となり、外気温まで考慮したより最適
な空調制御が可能となる。
【００１１】また、内気センサからのフィードバック量
（検知内気温）により外気温を推定するため、その推定
値をその時の熱負荷を含めた負荷として算出することが
でき、空調装置からの吹出温度が季節により外気ととも
に変化した場合にも（たとえば、ラジエータの水温が変
化するような場合にも）、実質的に自動的に追従するこ
とになり、季節等に関係なく最適な空調制御を行うこと
が可能になる。
（検知内気温）により外気温を推定するため、その推定
値をその時の熱負荷を含めた負荷として算出することが
でき、空調装置からの吹出温度が季節により外気ととも
に変化した場合にも（たとえば、ラジエータの水温が変
化するような場合にも）、実質的に自動的に追従するこ
とになり、季節等に関係なく最適な空調制御を行うこと
が可能になる。
【００１２】また、上記外気温の推定は、内気センサか
らの内気温が安定したか否かを判定し、安定したと判定
されたときにのみ行われるので、ハンチング等を伴うこ
となく、安定した制御が可能となる。さらに、外気温の
推定値が前回の推定値に比べ予め設定した一定値以上異
なる場合のみ、目標吹出温度の演算に使用する外気温の
推定値を更新するので、実際の空調制御に必要な外気温
の変化のみを推定し、その推定値を効率よく制御に用い
ることができる。したがって、制御が一層安定する。
らの内気温が安定したか否かを判定し、安定したと判定
されたときにのみ行われるので、ハンチング等を伴うこ
となく、安定した制御が可能となる。さらに、外気温の
推定値が前回の推定値に比べ予め設定した一定値以上異
なる場合のみ、目標吹出温度の演算に使用する外気温の
推定値を更新するので、実際の空調制御に必要な外気温
の変化のみを推定し、その推定値を効率よく制御に用い
ることができる。したがって、制御が一層安定する。
【００１３】さらに、上記推定外気温に上下限制限を加
えるようにすれば、推定値が実用域からはみ出ないた
め、制御の暴走等を防止でき、より一層安定した制御が
可能になる。
えるようにすれば、推定値が実用域からはみ出ないた
め、制御の暴走等を防止でき、より一層安定した制御が
可能になる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図１は、本発明の一
実施態様に係る車両用空調制御方法および空調制御装置
を示すブロック図である。車室内に設けられた内気セン
サ１からの内気温信号Ｔinが、外気温の推定および目標
吹出温度ＴＯＣの演算を行う制御手段２に送られる。
形態を、図面を参照して説明する。図１は、本発明の一
実施態様に係る車両用空調制御方法および空調制御装置
を示すブロック図である。車室内に設けられた内気セン
サ１からの内気温信号Ｔinが、外気温の推定および目標
吹出温度ＴＯＣの演算を行う制御手段２に送られる。
【００１５】制御手段２では、目標吹出温度ＴＯＣが演
算されるが、先ず、その演算に用いられるバランス温度
ＴＢＡＬが演算される。バランス温度ＴＢＡＬは、ＴＢ
ＡＬ演算手段３により、次式（１）によって演算され、
目標吹出温度ＴＯＣは、ＴＯＣ演算手段４により、次式
（２）によって演算される。 ＴＢＡＬ＝ｅ×Ｔset −ｆ×Ｔam＋ｇ （１） ＴＯＣ＝ＴＢＡＬ＋ｄ×（Ｔset −Ｔin）−ＴＬＣ （２） ここで、Ｔset は設定温度、Ｔamは後述の如く推定、演
算される推定外気温、ｄ、ｅ、ｆ、ｇは予め設定される
定数である。
算されるが、先ず、その演算に用いられるバランス温度
ＴＢＡＬが演算される。バランス温度ＴＢＡＬは、ＴＢ
ＡＬ演算手段３により、次式（１）によって演算され、
目標吹出温度ＴＯＣは、ＴＯＣ演算手段４により、次式
（２）によって演算される。 ＴＢＡＬ＝ｅ×Ｔset −ｆ×Ｔam＋ｇ （１） ＴＯＣ＝ＴＢＡＬ＋ｄ×（Ｔset −Ｔin）−ＴＬＣ （２） ここで、Ｔset は設定温度、Ｔamは後述の如く推定、演
算される推定外気温、ｄ、ｅ、ｆ、ｇは予め設定される
定数である。
【００１６】次に、上記内気センサ１による検知内気温
Ｔinが安定しているか否かが、内気温Ｔin安定化判定手
段５、６によって判定される。この判定は、たとえば、
現在の内気温Ｔin1 と前回の内気温Ｔin2 との差、ある
いは差の累計をもって判定し、それが予め設定した所定
値ΔＴin以下の場合に安定したと判定する。したがっ
て、たとえば次式によって判定する。 Σ（Ｔin1 −Ｔin2 ）≦ΔＴin 内気センサ１の検出インターバルは、たとえば１秒程度
に設定し、上記差の累計をとる場合には、２分程度の累
計をとれば十分である。
Ｔinが安定しているか否かが、内気温Ｔin安定化判定手
段５、６によって判定される。この判定は、たとえば、
現在の内気温Ｔin1 と前回の内気温Ｔin2 との差、ある
いは差の累計をもって判定し、それが予め設定した所定
値ΔＴin以下の場合に安定したと判定する。したがっ
て、たとえば次式によって判定する。 Σ（Ｔin1 −Ｔin2 ）≦ΔＴin 内気センサ１の検出インターバルは、たとえば１秒程度
に設定し、上記差の累計をとる場合には、２分程度の累
計をとれば十分である。
【００１７】そして、内気温Ｔinが安定したときのみ、
次のように外気温Ｔamを推定し、内気温Ｔinが安定して
いないときには、上記ＴＢＡＬ演算手段３からの演算フ
ローに戻る。外気温Ｔamは、Ｔam演算・推定手段７によ
り、たとえば次式（３）の演算によって推定する。 Ｔam＝（−ＴＯＣ−ＴＬＣ＋ａ×Ｔset ＋ｂ）／ｃ （３） ここで、Ｔamは推定外気温、ＴＬＣは日射補正量、ａ、
ｂ、ｃは予め設定された定数である。
次のように外気温Ｔamを推定し、内気温Ｔinが安定して
いないときには、上記ＴＢＡＬ演算手段３からの演算フ
ローに戻る。外気温Ｔamは、Ｔam演算・推定手段７によ
り、たとえば次式（３）の演算によって推定する。 Ｔam＝（−ＴＯＣ−ＴＬＣ＋ａ×Ｔset ＋ｂ）／ｃ （３） ここで、Ｔamは推定外気温、ＴＬＣは日射補正量、ａ、
ｂ、ｃは予め設定された定数である。
【００１８】実際の制御においては、最初に外気温Ｔam
の初期値としてＴinが用いられ、図１のＴＢＡＬ演算手
段３により、前述の如く式（１）に基づいてバランス温
度ＴＢＡＬが演算され、そのＴＢＡＬを用いて、ＴＯＣ
演算手段４により、式（２）に基づいて目標吹出温度Ｔ
ＯＣが演算される。この演算された目標吹出温度ＴＯＣ
を用いて、Ｔam演算・推定手段７により、上式（３）に
基づいて外気温Ｔamが演算され、推定される。
の初期値としてＴinが用いられ、図１のＴＢＡＬ演算手
段３により、前述の如く式（１）に基づいてバランス温
度ＴＢＡＬが演算され、そのＴＢＡＬを用いて、ＴＯＣ
演算手段４により、式（２）に基づいて目標吹出温度Ｔ
ＯＣが演算される。この演算された目標吹出温度ＴＯＣ
を用いて、Ｔam演算・推定手段７により、上式（３）に
基づいて外気温Ｔamが演算され、推定される。
【００１９】この推定外気温Ｔamを用いて、再び上式
（１）に基づいてバランス温度ＴＢＡＬが演算され、そ
のＴＢＡＬを用いて上式（２）に基づき目標吹出温度Ｔ
ＯＣが演算される。この一連の演算がくり返されること
により、Ｔinとして入力された初期値以外の演算Ｔ
amは、全て推定値となり、その推定値が基本的に演算毎
に更新されて、目標吹出温度ＴＯＣが内気温Ｔin、推定
外気温Ｔam、設定温度Ｔsetに基づいた最適な制御温度
として演算される。
（１）に基づいてバランス温度ＴＢＡＬが演算され、そ
のＴＢＡＬを用いて上式（２）に基づき目標吹出温度Ｔ
ＯＣが演算される。この一連の演算がくり返されること
により、Ｔinとして入力された初期値以外の演算Ｔ
amは、全て推定値となり、その推定値が基本的に演算毎
に更新されて、目標吹出温度ＴＯＣが内気温Ｔin、推定
外気温Ｔam、設定温度Ｔsetに基づいた最適な制御温度
として演算される。
【００２０】さらに、上記推定外気温Ｔamを更新するに
際し、制御の安定化をはかるため、比較手段８により、
Ｔam演算・推定手段７によって演算されたＴam（つま
り、次の制御に使用しようとする推定外気温）と、ＴＢ
ＡＬの演算に使用されたＴam（つまり、現在の制御に使
用している外気温）とを比較し、それらが予め設定した
一定値（たとえば、３℃相当分）以上異なる場合のみ、
前回のＴamを今回演算されたＴamに更新する。上記一定
値未満の場合には更新は行わない。
際し、制御の安定化をはかるため、比較手段８により、
Ｔam演算・推定手段７によって演算されたＴam（つま
り、次の制御に使用しようとする推定外気温）と、ＴＢ
ＡＬの演算に使用されたＴam（つまり、現在の制御に使
用している外気温）とを比較し、それらが予め設定した
一定値（たとえば、３℃相当分）以上異なる場合のみ、
前回のＴamを今回演算されたＴamに更新する。上記一定
値未満の場合には更新は行わない。
【００２１】また、本実施態様では、更新に際しては、
上下限制限手段９による制限を加えている。つまり、外
気温Ｔam推定において、推定値の上限値および下限値を
実用域の範囲内において予め設定しておき、急激な変化
あるいは異常な推定値が生じるのを防止して、制御が暴
走するのを防止している。たとえば上限値を４０℃程度
に、下限値を−２０℃程度に設定する。これによって、
ドアを開けた場合や、制御や内気温がいつまでも安定し
ないような場合の暴走を防止できる。
上下限制限手段９による制限を加えている。つまり、外
気温Ｔam推定において、推定値の上限値および下限値を
実用域の範囲内において予め設定しておき、急激な変化
あるいは異常な推定値が生じるのを防止して、制御が暴
走するのを防止している。たとえば上限値を４０℃程度
に、下限値を−２０℃程度に設定する。これによって、
ドアを開けた場合や、制御や内気温がいつまでも安定し
ないような場合の暴走を防止できる。
【００２２】なお、図示は省略するが、外気温Ｔamの更
新を行ってから一定時間以内（たとえば、５分以内）は
新たな更新を行わないようにしておくことが好ましい。
これによって、必要なタイミングで推定外気温Ｔamを制
御に使用でき、制御の一層の安定化をはかることができ
る。
新を行ってから一定時間以内（たとえば、５分以内）は
新たな更新を行わないようにしておくことが好ましい。
これによって、必要なタイミングで推定外気温Ｔamを制
御に使用でき、制御の一層の安定化をはかることができ
る。
【００２３】推定外気温Ｔamに基づいて前記ＴＯＣ演算
手段４によって演算された目標吹出温度ＴＯＣの信号
は、たとえば空調装置におけるエアミックスダンパ制御
信号１０等として送り出され、エアミックスダンパを適
切に制御することにより、実際の吹出温度が目標吹出温
度ＴＯＣとなるように制御される。
手段４によって演算された目標吹出温度ＴＯＣの信号
は、たとえば空調装置におけるエアミックスダンパ制御
信号１０等として送り出され、エアミックスダンパを適
切に制御することにより、実際の吹出温度が目標吹出温
度ＴＯＣとなるように制御される。
【００２４】このように、本発明においては、外気セン
サを設けることなく、外気温を考慮したフィードフォワ
ード制御を行うことが可能となり、より最適な吹出温度
制御を行うことができる。この外気温設定を用いた制御
は、建設機械用オートエアコンにおける空調制御方法お
よび空調制御装置としてとくに好適である。外気センサ
を設けないことにより、制御装置全体として簡略化さ
れ、推定外気温を用いたフィードフォワード制御とする
ことにより、現実に則した極めて適切な空調制御が可能
となる。さらに、内気温が安定したときにのみ外気温を
推定するので、極めて現実的な安定した制御を行うこと
ができる。
サを設けることなく、外気温を考慮したフィードフォワ
ード制御を行うことが可能となり、より最適な吹出温度
制御を行うことができる。この外気温設定を用いた制御
は、建設機械用オートエアコンにおける空調制御方法お
よび空調制御装置としてとくに好適である。外気センサ
を設けないことにより、制御装置全体として簡略化さ
れ、推定外気温を用いたフィードフォワード制御とする
ことにより、現実に則した極めて適切な空調制御が可能
となる。さらに、内気温が安定したときにのみ外気温を
推定するので、極めて現実的な安定した制御を行うこと
ができる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調制御方法および空調制御装置によれば、内気センサか
らの内気温が安定したか否かを判定し、安定したときの
みに、該内気温に基づいて外気温を推定し、その推定値
を用いて目標吹出温度を演算するとともに、この外気温
の推定およびその推定値を用いた目標吹出温度の演算を
くり返し行い続け、外気温の推定値が前回の推定値に比
べ予め設定した一定値以上異なる場合のみ、目標吹出温
度の演算に使用する外気温の推定値を更新するようにし
たので、外気センサの削除を可能にしつつ、外気温まで
含めた最適な空調制御を行うことができるとともに、極
めて現実的な安定した制御を行うことができる。
調制御方法および空調制御装置によれば、内気センサか
らの内気温が安定したか否かを判定し、安定したときの
みに、該内気温に基づいて外気温を推定し、その推定値
を用いて目標吹出温度を演算するとともに、この外気温
の推定およびその推定値を用いた目標吹出温度の演算を
くり返し行い続け、外気温の推定値が前回の推定値に比
べ予め設定した一定値以上異なる場合のみ、目標吹出温
度の演算に使用する外気温の推定値を更新するようにし
たので、外気センサの削除を可能にしつつ、外気温まで
含めた最適な空調制御を行うことができるとともに、極
めて現実的な安定した制御を行うことができる。
【００２６】また、内気センサからの内気温に基づいて
外気温を推定するので、その時の熱負荷を含めた負荷と
なり、空調制御装置のたとえばラジエータ水温等が季節
により外気とともに変化した場合にも、容易に追従する
ことができ、季節に関係なく最適な空調制御を行うこと
ができる。
外気温を推定するので、その時の熱負荷を含めた負荷と
なり、空調制御装置のたとえばラジエータ水温等が季節
により外気とともに変化した場合にも、容易に追従する
ことができ、季節に関係なく最適な空調制御を行うこと
ができる。
【００２７】さらに、上記の如く演算された推定外気温
を制御に用いることで、フィーリング制御、たとえば夏
場は低目に、冬場は高目に温度制御することも容易にで
きるようになる。
を制御に用いることで、フィーリング制御、たとえば夏
場は低目に、冬場は高目に温度制御することも容易にで
きるようになる。
【図１】本発明の一実施態様に係る空調制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
１ 内気センサ
２ 制御手段
３ ＴＢＡＬ（バランス温度）演算手段
４ ＴＯＣ（目標吹出温度）演算手段
５、６ Ｔin（内気温）安定化判断手段
７ Ｔam（外気温）演算・推定手段
８ 比較手段
９ 上下限制限手段
１０ エアミックスダンパ制御信号
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60H 1/00
Claims (4)
- 【請求項１】 内気センサからの内気温が安定したか否
かを判定し、安定したときのみに、該内気温に基づいて
外気温を推定し、その推定値を用いて目標吹出温度を演
算するとともに、前記外気温の推定およびその推定値を
用いた目標吹出温度の演算をくり返し行い続け、外気温
の推定値が前回の推定値に比べ予め設定した一定値以上
異なる場合のみ、目標吹出温度の演算に使用する外気温
の推定値を更新することを特徴とする車両用空調制御方
法。 - 【請求項２】 前記外気温を、前記目標吹出温度と、設
定温度とに基づいて推定する、請求項１の車両用空調制
御方法。 - 【請求項３】 推定外気温に上下限を設定する、請求項
１または２の車両用空調制御方法。 - 【請求項４】 内気センサと、該内気センサからの内気
温が安定したか否かを判定し、安定したときのみに、該
内気温に基づいて外気温を推定し、その推定値を用いて
目標吹出温度を演算するとともに、前記外気温の推定お
よびその推定値を用いた目標吹出温度の演算をくり返し
行い続け、外気温の推定値が前回の推定値に比べ予め設
定した一定値以上異なる場合のみ、目標吹出温度の演算
に使用する外気温の推定値を更新する制御手段とを有す
ることを特徴とする車両用空調制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11034397A JP3388136B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 車両用空調制御方法および空調制御装置 |
| US09/058,862 US5988515A (en) | 1997-04-11 | 1998-04-13 | Air conditioning system and method for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11034397A JP3388136B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 車両用空調制御方法および空調制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10278538A JPH10278538A (ja) | 1998-10-20 |
| JP3388136B2 true JP3388136B2 (ja) | 2003-03-17 |
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