JP3387725B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP3387725B2
JP3387725B2 JP06315096A JP6315096A JP3387725B2 JP 3387725 B2 JP3387725 B2 JP 3387725B2 JP 06315096 A JP06315096 A JP 06315096A JP 6315096 A JP6315096 A JP 6315096A JP 3387725 B2 JP3387725 B2 JP 3387725B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、先端面が斜めにカ
ットされた一対の光ファイバ間を結合する光コネクタに
関する。 【0002】 【従来の技術】図4は従来の光コネクタを示し、一対の
光ファイバ1a,1bの先端面は戻り光を防止するため
に斜めにカットされている。光ファイバ1a,1bはそ
れぞれ円筒形のスリーブ2a,2bに挿入され、両者は
光ファイバ1a,1bの光軸とスリーブ2a,2bの中
心軸とが一致するように溶接6や接着などにより固定さ
れている。また、両スリーブ2a,2bの先端にはそれ
ぞれ、光ファイバ1a,1bと同軸にコリメートレンズ
3a,3bが鏡筒4a,4bを介して溶接6などにより
固定されている。さらに、両スリーブ2a,2bはそれ
ぞれのコリメートレンズ3a,3bが対向するように円
筒形のコネクタ部材5に対して同軸に嵌合され、光ファ
イバ1a,1bの先端面が光学的に結合されるようにな
っている。 【0003】このように構成された光コネクタでは、光
ファイバ1a,1bの先端面が斜めにカットされている
ため、図5に示すように、そのカット角度θとコアの屈
折率nに応じて入射光と出射光が光軸Oに対して角度
θ’で屈折し、コリメートレンズ3a,3b間を進む平
行光が光軸Oから偏心する。したがって、図4に示すよ
うに、両光ファイバ1a,1bの先端面が「ハ」の字状
に対向するようにコネクタ部材5に取り付けられている
場合には、ロスが発生することなく光ファイバ1a,1
b間を正常に結合することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のコネクタでは、光ファイバ1a,1bの一方が
他方に対して軸回り方向にずれている場合、例えば図6
に示すように、光ファイバ1a,1bの先端面が誤って
平行に取り付けられると、図7に示すように、入射光が
光軸Oに沿って進行しないため、ロスが発生して正常に
結合することができないという問題がある。なお、この
ような不具合を解消するために、コネクタ部材5とスリ
ーブ2a,2bとの間に軸回り方向の回転を規制する位
置決め機構を付設することも可能であるが、この場合
は、複雑な位置決め機構を必要とするためコストアップ
になるという別の問題が発生する。 【0005】本発明は、上記した従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、先端面が斜めにカット
された一対の光ファイバ間を、光ファイバの軸回り方向
の取り付け位置にかかわらず正常に結合することができ
る光コネクタを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ及
びコリメータレンズの光軸とこれらを支持するスリーブ
の外径の中心軸とを偏心させると共に、一対のスリーブ
の少なくとも一方をコネクタ部材に対して軸回り方向に
回動可能に支承させることとする。このようにすると、
一対の光ファイバ及びコリメータレンズの光軸が絶対軸
からそれぞれ同量偏心しているので、一対のスリーブが
コネクタ部材に対して軸回り方向のどの位置にあったし
ても、コリメータレンズにより平行化された平行光が常
に絶対軸に一致し、一対の光ファイバ間をロスなく正常
に結合できるロータリタイプの光コネクタが実現され
。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の光コネクタでは、先端面
が斜めにカットされた光ファイバと、この光ファイバか
らの光を平行にするコリメータレンズと、これら光ファ
イバ及びコリメータレンズを同軸上に支持するスリーブ
と、一対の前記スリーブをそれぞれの光ファイバの先端
面が光学的に結合されるように支持するコネクタ部材と
を備え、前記コネクタ部材の内径及び前記スリーブの外
径の中心軸をO1、前記光ファイバ及び前記コリメータ
レンズの光軸をO2としたとき、前記光ファイバの先端
面から出射して前記コリメータレンズにより平行化され
た平行光の光軸がO1に一致するようにO2をO1に対
して偏心させると共に、一対の前記スリーブの少なくと
も一方を前記コネクタ部材に対して軸回り方向に回動可
能に支承させた。 【0008】このように構成された光コネクタでは、出
射側の光ファイバがコネクタ部材の軸O1の回り方向の
どの位置にあっても、出射側のコリメータレンズにより
平行化された平行光の光軸はO1に一致する。その結
果、この軸O1に沿って進む平行光が入射側のコリメー
トレンズにより集光されて入射側の光ファイバの先端面
に入射した場合、入射側の光ファイバがコネクタ部材の
軸O1の回り方向のどの位置にあったとしても、その光
は出射側の光ファイバのコアの方向に沿って、すなわち
軸O2に沿って進むことができる。 【0009】また、一対のスリーブの少なくとも一方
ボールベアリングなどを介してコネクタ部材の軸回り方
向に回動可能に支承させてあるので、一対の光ファイバ
間をロスなく正常に結合できるロータリタイプの光コネ
クタを実現できる。 【0010】 【実施例】図1は本発明の基本構成を説明するための光
コネクタの構成図、図2は該光コネクタに備えられるス
リーブの外径の中心軸とファイバ及びコリメータレンズ
の光軸との関係を示す説明図である。図1において、一
対の光ファイバ1a,1bの先端面は戻り光を防止する
ために斜めにカットされ、これら光ファイバ1a,1b
はそれぞれスリーブ21,22に対して溶接6などによ
り固定されている。両スリーブ21,22の先端にはそ
れぞれ、光ファイバ1a,1bと同軸にコリメートレン
ズ3a,3bが鏡筒4a,4bを介して溶接6などによ
り固定されている。また、両スリーブ2a,2bはそれ
ぞれのコリメートレンズ3a,3bが対向するように円
筒形のコネクタ部材5に対して同軸に嵌合され、光ファ
イバ1a,1bの先端面が光学的に結合されるようにな
っている。 【0011】図2に示すように、前記コネクタ部材5の
内径とスリーブ21,22の外径の共通軸(中心軸)を
O1、光ファイバ1a,1bとコリメートレンズ3a,
3bの共通軸(光軸)をO2とすると、光ファイバ1
a,1bとコリメートレンズ3a,3bはスリーブ2
1,22に対して、軸O2が軸O1から偏心するように
取り付けられている。これら軸O1と軸O2の位置ずれ
量(偏心量)Δは、光ファイバ1aを出射側、光ファイ
バ1bを入射側とすると、光ファイバ1aの先端面から
出射した光がそのカット角θとコアの屈折率nに応じて
屈折し、次いで出射側のコリメートレンズ3aにより平
行化された場合に、その平行光の光軸が軸O1に一致す
るように設定されている。 【0012】したがって、出射側の光ファイバ1a(及
びスリーブ21)がコネクタ部材5の軸O1の回り方向
のどの位置にあったとしても、コリメートレンズ3aに
より平行化された光の軸は軸O1に一致する。その結
果、この軸O1に沿って進む平行光が入射側のコリメー
トレンズ3bにより集光されて光ファイバ1bの先端面
に入射した場合、光ファイバ1bの軸O2も軸O1から
偏心しているため、光ファイバ1b(及びスリーブ2
2)がコネクタ部材5の軸O1の回り方向のどの位置に
あったとしても、その光は光ファイバ1bの先端面にお
いてカット角θとコアの屈折率nにより屈折した場合
に、光ファイバ1bのコアの方向に沿って、すなわち軸
O2に沿って進む。 【0013】図3は本発明の実施例に係る光コネクタの
構成図であり、図1,2に対応する部分には同一符号を
付してある。図3に示すように、実施例に係る光コネク
では、光ファイバ1b側のスリーブ22はコネクタ部
材5に対して溶接6などにより固定されているが、光フ
ァイバ1a側のスリーブ21はコネクタ部材5に対して
ボールベアリング23などを介して軸回り方向に回動自
在に支承されている。この場合、光ファイバ1a側のス
リーブ21がコネクタ部材5に対して軸回り方向に回動
したとしても、出射側のコリメートレンズ3aにより平
行化された光は常に軸O1に一致し、一対の光ファイバ
1a,1b間をロスなく正常に結合できるロータリタイ
プの光コネクタが実現される。 【0014】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0015】光ファイバ及びコリメータレンズの光軸と
これらを支持するスリーブの外径の中心軸とを偏心させ
と共に、一対のスリーブの少なくとも一方をコネクタ
部材に対して軸回り方向に回動可能に支承させたロータ
リタイプの光コネクタなので、一対のスリーブがコネク
タ部材に対して軸回り方向のどの位置にあったしても、
コリメータレンズにより平行化された平行光が常に絶対
軸に一致し、したがって、少なくとも一方の光ファイバ
側のスリーブがコネクタ部材に対して軸回り方向に回動
したとしても、一対の光ファイバ間をロスなく正常に結
合することができる。 【0016】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の基本構成を説明するための光コネクタ
構成図である。 【図2】図1の光コネクタに備えられるスリーブの外径
の中心軸とファイバ及びコリメータレンズの光軸との関
係を示す説明図である。 【図3】本発明の実施例に係る光コネクタ構成図であ
る。 【図4】従来の光コネクタの正常な結合状態を示す構成
図である。 【図5】図4の光路を示す説明図である。 【図6】図4の光コネクタの正常でない結合状態を示す
構成図である。 【図7】図6の光路を示す説明図である。 【符号の説明】 1a,1b 光ファイバ 3a,3b コリメータレンズ 5 コネクタ部材 21,22 スリーブ 23 ボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−94313(JP,A) 特開 昭62−235909(JP,A) 特開 平4−247411(JP,A) 特開 平1−304404(JP,A) 特開 平4−319906(JP,A) 特開 平9−15447(JP,A) 実開 昭63−68625(JP,U) 特公 昭49−17383(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/26 - 6/43

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端面が斜めにカットされた光ファイバ
    と、この光ファイバからの光を平行にするコリメータレ
    ンズと、これら光ファイバ及びコリメータレンズを同軸
    上に支持するスリーブと、一対の前記スリーブをそれぞ
    れの光ファイバの先端面が光学的に結合されるように
    持するコネクタ部材とを備え、前記コネクタ部材の内径
    及び前記スリーブの外径の中心軸をO1、前記光ファイ
    バ及び前記コリメータレンズの光軸をO2としたとき、
    前記光ファイバの先端面から出射して前記コリメータレ
    ンズにより平行化された平行光の光軸がO1に一致する
    ようにO2をO1に対して偏心させると共に、一対の前
    記スリーブの少なくとも一方を前記コネクタ部材に対し
    て軸回り方向に回動可能に支承させたことを特徴とする
    光コネクタ。
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