JPH0462042B2 - - Google Patents
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- JPH0462042B2 JPH0462042B2 JP2128316A JP12831690A JPH0462042B2 JP H0462042 B2 JPH0462042 B2 JP H0462042B2 JP 2128316 A JP2128316 A JP 2128316A JP 12831690 A JP12831690 A JP 12831690A JP H0462042 B2 JPH0462042 B2 JP H0462042B2
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- trapezoidal prism
- prism
- rotating body
- trapezoidal
- optical fiber
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Links
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 32
- QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N (r)-(6-ethoxyquinolin-4-yl)-[(2s,4s,5r)-5-ethyl-1-azabicyclo[2.2.2]octan-2-yl]methanol;hydrochloride Chemical compound Cl.C([C@H]([C@H](C1)CC)C2)CN1[C@@H]2[C@H](O)C1=CC=NC2=CC=C(OCC)C=C21 QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N 0.000 description 13
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 9
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Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は回転体と固定体とにそれぞれ設置さ
れる複数本の光フアイバ間を台形プリズムを用い
て光学的に接続する多芯光ロータリジヨイントに
関するものである。
れる複数本の光フアイバ間を台形プリズムを用い
て光学的に接続する多芯光ロータリジヨイントに
関するものである。
[従来の技術]
従来、多芯光ロータリジヨイントとして第6図
(実開昭61−6818号公報)に示すものが知られて
いる。図示するように、固定体1内には、回転体
2と台形プリズム3を支持するプリズムホルダ4
とが同軸上に回転自在に設けられている。出射側
光フアイバ5a,5bは固定体1に取り付けられ
たフエルール6a,6bおよびコリメート用のロ
ツド状の集束性レンズ9a,9bにより台形プリ
ズム3の入射面3aに結合され、また入射側光フ
アイバ14a,14bは回転体2に取り付けられ
たフエルール13a,13bおよびコリメート用
の集束性レンズ10a,10bにより台形プリズ
ム3の出射面3cに結合されている。回転体2と
プリズムホルダ4および固定体1との間には、回
転体2の回転を1/2の角速度に減速してプリズム
ホルダ4に伝達するための変速歯車機構としての
変速歯車40,41,42と変速歯車軸43が設
けられている。
(実開昭61−6818号公報)に示すものが知られて
いる。図示するように、固定体1内には、回転体
2と台形プリズム3を支持するプリズムホルダ4
とが同軸上に回転自在に設けられている。出射側
光フアイバ5a,5bは固定体1に取り付けられ
たフエルール6a,6bおよびコリメート用のロ
ツド状の集束性レンズ9a,9bにより台形プリ
ズム3の入射面3aに結合され、また入射側光フ
アイバ14a,14bは回転体2に取り付けられ
たフエルール13a,13bおよびコリメート用
の集束性レンズ10a,10bにより台形プリズ
ム3の出射面3cに結合されている。回転体2と
プリズムホルダ4および固定体1との間には、回
転体2の回転を1/2の角速度に減速してプリズム
ホルダ4に伝達するための変速歯車機構としての
変速歯車40,41,42と変速歯車軸43が設
けられている。
出射側光フアイバ5aから出射した光は、集束
性レンズ9aで平行光とされて台形プリズム3の
入射面3aに入射し、そこで屈折し底面3bで全
反射し、更に、出射面3cで屈折して出射し、集
束性レンズ10bにより集束されて入射側光フア
イバ14bに入射する。また出射側光フアイバ5
bと入射側光フアイバ14aとの間も同様に接続
される。この光ロータリジヨイントでは、回転体
2が回転しても、その1/2の角速度で同方向に台
形プリズムが回転して、回転体2の回転を光学的
に打消すように作用するので、出射側光フアイバ
5aと入射側光フアイバ14bとの間、および出
射側光フアイバ5bと入射側光フアイバ14aと
の間の接続関係は保証される。
性レンズ9aで平行光とされて台形プリズム3の
入射面3aに入射し、そこで屈折し底面3bで全
反射し、更に、出射面3cで屈折して出射し、集
束性レンズ10bにより集束されて入射側光フア
イバ14bに入射する。また出射側光フアイバ5
bと入射側光フアイバ14aとの間も同様に接続
される。この光ロータリジヨイントでは、回転体
2が回転しても、その1/2の角速度で同方向に台
形プリズムが回転して、回転体2の回転を光学的
に打消すように作用するので、出射側光フアイバ
5aと入射側光フアイバ14bとの間、および出
射側光フアイバ5bと入射側光フアイバ14aと
の間の接続関係は保証される。
また、第7図(実願昭60−157843号(実開昭62
−68106号))に示す多芯光ロータリジヨイントも
提案されている。第7図の多芯光ロータリジヨイ
ント1は第6図の多芯光ロータリジヨイントを改
良したもので、出射側光フアイバ5と台形プリズ
ム3の間に接続用の中間光フアイバ8と集束性レ
ンズ9を配し、同様に回転体2に入射側光フアイ
バ14と台形プリズム3の間に中間光フアイバ1
1と集束性レンズ10を設置している。回転体2
とプリズムホルダ4および固定体1との間には第
6図と同様に回転体2の回転を1/2の角速度に減
速してプリズムホルダ4に伝達するための変速歯
車機構としての変速歯車23,24,25,26
と変速歯車軸7が設けられている。また出射側の
光フアイバ5と光フアイバ8を嵌合接続するため
のコネクタ機構(レセプタクル18とプラク1
5)および入射側の光フアイバ14と光フアイバ
10を嵌合接続するためのコネクタ機構(レセプ
タクル19とプラグ46)により出射側から入射
側へ光が接続されるようになつている。
−68106号))に示す多芯光ロータリジヨイントも
提案されている。第7図の多芯光ロータリジヨイ
ント1は第6図の多芯光ロータリジヨイントを改
良したもので、出射側光フアイバ5と台形プリズ
ム3の間に接続用の中間光フアイバ8と集束性レ
ンズ9を配し、同様に回転体2に入射側光フアイ
バ14と台形プリズム3の間に中間光フアイバ1
1と集束性レンズ10を設置している。回転体2
とプリズムホルダ4および固定体1との間には第
6図と同様に回転体2の回転を1/2の角速度に減
速してプリズムホルダ4に伝達するための変速歯
車機構としての変速歯車23,24,25,26
と変速歯車軸7が設けられている。また出射側の
光フアイバ5と光フアイバ8を嵌合接続するため
のコネクタ機構(レセプタクル18とプラク1
5)および入射側の光フアイバ14と光フアイバ
10を嵌合接続するためのコネクタ機構(レセプ
タクル19とプラグ46)により出射側から入射
側へ光が接続されるようになつている。
[発明が解決しようとする課題]
台形プリズム3が第6図に示すように、光軸に
対して入射像と出射像との間に倒立鏡像の関係が
生ずるのは台形プリズム3の口径をSとすると、
長さlは(プリズム材質BK−7の場合)l=
4.23×Sである。
対して入射像と出射像との間に倒立鏡像の関係が
生ずるのは台形プリズム3の口径をSとすると、
長さlは(プリズム材質BK−7の場合)l=
4.23×Sである。
また光コネクタ(レセプタクル15,16等)
の外径は通常6〜10mmであり、例えば4芯の光ロ
ータリジヨイントではS1=15〜20mm、l1=63.5〜
84.6mmとなる。
の外径は通常6〜10mmであり、例えば4芯の光ロ
ータリジヨイントではS1=15〜20mm、l1=63.5〜
84.6mmとなる。
しかし、第5図に示すように光フアイバ間の結
合損失は集束性レンズ間隔が50mmを過ぎると急激
に大きくなる。l1=63.5〜84.6mmの場合、結合損
失は3〜7dBと著しく増大する。またプラグ20
a,20bをレセプタクル15a,15bに装着
した時に微小な角度折れがあると、光束は台形プ
リズム3の入射面3a、底面3b、出射面3cに
より拡大され、多芯光ロータリジヨイントの回転
特性を悪化させる。特に台形プリズム3の長さl
が長くなる程、この角度折れによる光束の拡大が
著しくなり、プリズム長さlは極力短い方が良
い。
合損失は集束性レンズ間隔が50mmを過ぎると急激
に大きくなる。l1=63.5〜84.6mmの場合、結合損
失は3〜7dBと著しく増大する。またプラグ20
a,20bをレセプタクル15a,15bに装着
した時に微小な角度折れがあると、光束は台形プ
リズム3の入射面3a、底面3b、出射面3cに
より拡大され、多芯光ロータリジヨイントの回転
特性を悪化させる。特に台形プリズム3の長さl
が長くなる程、この角度折れによる光束の拡大が
著しくなり、プリズム長さlは極力短い方が良
い。
これらを改善するため、第7図に示すようにレ
セプタクル18,19と台形プリズム3の間に中
間光フアイバ8および11を介在させ、実装密度
の向上を図つたが、中間光フアイバ8,11を極
端に曲げると損失が大きく、しかも折れる恐れが
あるため、ある程度の長さが必要となる。このた
め、台形プリズム3の長さl2短くなつたにもかか
わらず、ロータリジヨイント全体の長さL1は非
常に大きくなり、回転部分への設定が難しくな
る。また中間光フアイバ8,10は端部をコネク
タ用フエルールに成端して研磨する必要があるの
で、製造コストが増大し、かつ接続箇所が2ケ所
増えるので、接続損失も増大する。
セプタクル18,19と台形プリズム3の間に中
間光フアイバ8および11を介在させ、実装密度
の向上を図つたが、中間光フアイバ8,11を極
端に曲げると損失が大きく、しかも折れる恐れが
あるため、ある程度の長さが必要となる。このた
め、台形プリズム3の長さl2短くなつたにもかか
わらず、ロータリジヨイント全体の長さL1は非
常に大きくなり、回転部分への設定が難しくな
る。また中間光フアイバ8,10は端部をコネク
タ用フエルールに成端して研磨する必要があるの
で、製造コストが増大し、かつ接続箇所が2ケ所
増えるので、接続損失も増大する。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、回転体と固定体との間に回転体と同
軸に回転自在に設けられた台形プリズムと、回転
体の回転を台形プリズムに伝達し台形プリズムを
回転体の1/2の角速度で回転駆動させるための変
速歯車機構と、台形プリズムの入・出射面側にそ
れぞれ設けられ台形プリズムの口径外の領域の光
を反射して台形プリズムの軸方向に沿う口径内の
光として台形プリズムに案内する反射体と、反射
体を介して台形プリズムの入・出射面にそれぞれ
光学的に臨ませ且つ互いに光学的に対向させて回
転体と固定体とに設置された複数対の集束性レン
ズと、これら入・出射面側の集束性レンズにそれ
ぞれ結合された入・出射側光フアイバとを備えた
ものである。
軸に回転自在に設けられた台形プリズムと、回転
体の回転を台形プリズムに伝達し台形プリズムを
回転体の1/2の角速度で回転駆動させるための変
速歯車機構と、台形プリズムの入・出射面側にそ
れぞれ設けられ台形プリズムの口径外の領域の光
を反射して台形プリズムの軸方向に沿う口径内の
光として台形プリズムに案内する反射体と、反射
体を介して台形プリズムの入・出射面にそれぞれ
光学的に臨ませ且つ互いに光学的に対向させて回
転体と固定体とに設置された複数対の集束性レン
ズと、これら入・出射面側の集束性レンズにそれ
ぞれ結合された入・出射側光フアイバとを備えた
ものである。
[作用]
出射側光フアイバの出射光は、台形プリズムの
口径外の領域に位置する集束性レンズで平行光と
され、反射体で反射されて台形プリズムの軸方向
に沿う光とされて台形プリズムの入射面に入射す
る。台形プリズムにその入射面より入射した光
は、光軸に対して入射像と出射像との間に倒立鏡
像の関係を生じさせる台形プリズムによりその進
路が変更され、台形プリズムの軸方向に沿う光と
されて出射面より出射する。台形プリズムの出射
面からの出射光は反射体により反射された台形プ
リズムの口径外の領域に位置する集束性レンズへ
と導かれ、集束性レンズにより入射側光フアイバ
に結合される。
口径外の領域に位置する集束性レンズで平行光と
され、反射体で反射されて台形プリズムの軸方向
に沿う光とされて台形プリズムの入射面に入射す
る。台形プリズムにその入射面より入射した光
は、光軸に対して入射像と出射像との間に倒立鏡
像の関係を生じさせる台形プリズムによりその進
路が変更され、台形プリズムの軸方向に沿う光と
されて出射面より出射する。台形プリズムの出射
面からの出射光は反射体により反射された台形プ
リズムの口径外の領域に位置する集束性レンズへ
と導かれ、集束性レンズにより入射側光フアイバ
に結合される。
台形プリズムは回転体の1/2の角速度で回転さ
れるので、回転体側の回転像は台形プリズムによ
り静止像とされて固定体側に伝送される。あるい
は固定体側の静止像は台形プリズムにより回転体
と同一角速度の回転像とされて回転体側に伝送さ
れる。このため、回転体が回転しても、台形プリ
ズムを介して対向する回転体側と固定体側の対応
する入・出射側光フアイバの接続は維持される。
れるので、回転体側の回転像は台形プリズムによ
り静止像とされて固定体側に伝送される。あるい
は固定体側の静止像は台形プリズムにより回転体
と同一角速度の回転像とされて回転体側に伝送さ
れる。このため、回転体が回転しても、台形プリ
ズムを介して対向する回転体側と固定体側の対応
する入・出射側光フアイバの接続は維持される。
[実施例]
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図において、1は固定体であり、固定体1
には回転体2の一部が挿入され回転自在に支持さ
れている。また、固定体1には台形プリズム3を
支持するプリズムホルダ4が回転体2の回転軸上
に設けられている。プリズムホルダ4の端部は固
定体1と回転体2とにそれぞれ軸受を介して支持
されている。台形プリズム3の入射面3a側には
プリズム光軸と平行軸上にレセプタクル15a,
15b,15c…に収納された集束性レンズ9
a,9b,9c…があり、台形プリズム3と集束
性レンズ9の間には反射体として長斜方形プリズ
ム30a,30b,30c…が固定体1に設置さ
れている。長斜方形プリズム30は両端面がそれ
ぞれ90°の偏角を与える全反射面となるように設
けられている。また同様にして、台形プリズム3
の出射面3側には、プリズム光軸と平行軸上にレ
セプタクル16a,16b,16c…に収納され
た集束性レンズ10a,10b,10c…があ
り、プリズム3と集束性レンズ10の間には長斜
方形プリズム31a,31b,31cが回転体2
に設置されている。レセプタクル15,16に収
納された集束性レンズ9,10と、プラグ20,
21に収納されたフエルール6,13に保持され
た出射側光フアイバ5、入射側光フアイバ14と
はレセプタクル15,16にプラグ20,21を
ネジ締結することにより光学的に結合される。
には回転体2の一部が挿入され回転自在に支持さ
れている。また、固定体1には台形プリズム3を
支持するプリズムホルダ4が回転体2の回転軸上
に設けられている。プリズムホルダ4の端部は固
定体1と回転体2とにそれぞれ軸受を介して支持
されている。台形プリズム3の入射面3a側には
プリズム光軸と平行軸上にレセプタクル15a,
15b,15c…に収納された集束性レンズ9
a,9b,9c…があり、台形プリズム3と集束
性レンズ9の間には反射体として長斜方形プリズ
ム30a,30b,30c…が固定体1に設置さ
れている。長斜方形プリズム30は両端面がそれ
ぞれ90°の偏角を与える全反射面となるように設
けられている。また同様にして、台形プリズム3
の出射面3側には、プリズム光軸と平行軸上にレ
セプタクル16a,16b,16c…に収納され
た集束性レンズ10a,10b,10c…があ
り、プリズム3と集束性レンズ10の間には長斜
方形プリズム31a,31b,31cが回転体2
に設置されている。レセプタクル15,16に収
納された集束性レンズ9,10と、プラグ20,
21に収納されたフエルール6,13に保持され
た出射側光フアイバ5、入射側光フアイバ14と
はレセプタクル15,16にプラグ20,21を
ネジ締結することにより光学的に結合される。
プリズムホルダ4の外側の固定体1内には回転
体2の回転を1/2の角速度(同方向回転)に減速
してプリズムホルダ4に伝達する変速歯車機構2
2が設けられている。変速歯車機構22は回転体
2の外周に取り付けられた歯車23と、固定体1
内に回転自在に支持された軸27上に取り付けら
れ歯車23と噛合する歯車24と、軸27上に設
けられたプリズムホルダ4の中央外周部の歯車2
6に噛合する歯車25とから主に構成されてい
る。中間歯車の歯車24,25は、その回転方向
に相対的に回転ずれができるように24a,24
bおよび25a,25bに2分割され、両分割歯
車間には、これらに回転ずれを起こさせる方向に
弾発するばね等の弾発部材が設けられている。な
お、28は光伝送すべく回転部の回転を回転体2
に伝達する回転ケレである。
体2の回転を1/2の角速度(同方向回転)に減速
してプリズムホルダ4に伝達する変速歯車機構2
2が設けられている。変速歯車機構22は回転体
2の外周に取り付けられた歯車23と、固定体1
内に回転自在に支持された軸27上に取り付けら
れ歯車23と噛合する歯車24と、軸27上に設
けられたプリズムホルダ4の中央外周部の歯車2
6に噛合する歯車25とから主に構成されてい
る。中間歯車の歯車24,25は、その回転方向
に相対的に回転ずれができるように24a,24
bおよび25a,25bに2分割され、両分割歯
車間には、これらに回転ずれを起こさせる方向に
弾発するばね等の弾発部材が設けられている。な
お、28は光伝送すべく回転部の回転を回転体2
に伝達する回転ケレである。
出射側光フアイバ5aから出た光は集束性レン
ズ9aにより平行ビームとされて、長斜方形プリ
ズム30aにその側面により入射する。長斜方形
プリズム30aに入射した光は、その台形プリズ
ム3の口径外方に位置する端面で全反射されて直
角に進路を変え、長斜方形プリズム30aの軸
(台形プリズム3の径方向)に沿つて進み、更に
台形プリズム3の口径内方に位置する端面で垂直
に全反射されて長斜方形プリズム30aの側面よ
り出射し、台形プリズム3の入射面3aに台形プ
リズム3の軸に平行に入射する。入射面3aから
の光は底面3bに全反射し、出射面3cで屈折
し、光軸に沿う平行光となつて、長斜方形プリズ
ム31bに入射し、前記同様、同プリズム内で2
回全反射し、集束性レンズ10bから入射側光フ
アイバ14bに伝搬される。その他の入・出射側
光フアイバについてもう同様である。回転体2角
速度ωで回転すると、プリズムホルダ4及び台形
プリズム3は変速歯車機構22によつて、1/2ω
の角速度で同方向に回転駆動されるようになつて
おり、実公昭61−24961号公報に詳述されている
ように、回転体2側の像は固定体1側から見ると
静止状態となるので、回転体2の回転に拘わら
ず、複数対の出・入射側光フアイバ5,14間の
接続が可能となる。
ズ9aにより平行ビームとされて、長斜方形プリ
ズム30aにその側面により入射する。長斜方形
プリズム30aに入射した光は、その台形プリズ
ム3の口径外方に位置する端面で全反射されて直
角に進路を変え、長斜方形プリズム30aの軸
(台形プリズム3の径方向)に沿つて進み、更に
台形プリズム3の口径内方に位置する端面で垂直
に全反射されて長斜方形プリズム30aの側面よ
り出射し、台形プリズム3の入射面3aに台形プ
リズム3の軸に平行に入射する。入射面3aから
の光は底面3bに全反射し、出射面3cで屈折
し、光軸に沿う平行光となつて、長斜方形プリズ
ム31bに入射し、前記同様、同プリズム内で2
回全反射し、集束性レンズ10bから入射側光フ
アイバ14bに伝搬される。その他の入・出射側
光フアイバについてもう同様である。回転体2角
速度ωで回転すると、プリズムホルダ4及び台形
プリズム3は変速歯車機構22によつて、1/2ω
の角速度で同方向に回転駆動されるようになつて
おり、実公昭61−24961号公報に詳述されている
ように、回転体2側の像は固定体1側から見ると
静止状態となるので、回転体2の回転に拘わら
ず、複数対の出・入射側光フアイバ5,14間の
接続が可能となる。
第1図において、光フアイバが4芯の場合、プ
ラグ20を挿抜するベース等を考慮するとプラグ
20の取付けピツチは16mmとなり、5mm角の長斜
方形プリズム30を挿入すると台形プリズム3の
口径S3は12mmとなり、長さl3(l=4.23×S)は
50.8mmとなる。これに長斜方形プリズム30,3
1内の光路長を加えると、集束性レンズ9,10
間の間隔は68mmとなる。従つて、結合損失は第5
図より3.3dBとなり、第6図のように入・出射側
光フアイバを光コネクタにより台形プリズムに直
接接続する場合(4芯の場合l=84mmで結合損失
は6〜7dB)に対し、結合損失を約1/2に低減で
きる。
ラグ20を挿抜するベース等を考慮するとプラグ
20の取付けピツチは16mmとなり、5mm角の長斜
方形プリズム30を挿入すると台形プリズム3の
口径S3は12mmとなり、長さl3(l=4.23×S)は
50.8mmとなる。これに長斜方形プリズム30,3
1内の光路長を加えると、集束性レンズ9,10
間の間隔は68mmとなる。従つて、結合損失は第5
図より3.3dBとなり、第6図のように入・出射側
光フアイバを光コネクタにより台形プリズムに直
接接続する場合(4芯の場合l=84mmで結合損失
は6〜7dB)に対し、結合損失を約1/2に低減で
きる。
次に光フアイバが6芯の場合、光コネクタの間
隔は22mmとなり、台形プリズムの口径S3は13mmで
あり、長斜方形プリズムの光路長を加えると、第
5図の集束性レンズ間隔Lは70mmとなり、結合損
失は4.0dBとなる。第7図に中間光フアイバ8,
11で多芯化を図つた場合、フアイバ6芯では同
様にして台形プリズム口径Sは13mmとなり、その
時の結合損失は2.0dBと小さいが、中間光フアイ
バ8,11の入・出射端で光コネクタ接続が2ケ
所で接続損失が2dBあり(通常、光コネクタ接続
は1dB/1ケ所である)、合計すると挿入損失は
4dBとなり、第1図の長斜方形プリズムを用いた
ものと同様であるが、第7図のロータリジヨイン
ト全体の長さL1は、中間光フアイバ長(製作時
の作業性を考慮し最適オフセツトをもたせると)
60〜80mmを加えると、台形プリズム3の長l2の3
倍になり、取扱性、価格共に中間光フアイバ方式
のものは本発明の反射方式に比較して不利であ
る。
隔は22mmとなり、台形プリズムの口径S3は13mmで
あり、長斜方形プリズムの光路長を加えると、第
5図の集束性レンズ間隔Lは70mmとなり、結合損
失は4.0dBとなる。第7図に中間光フアイバ8,
11で多芯化を図つた場合、フアイバ6芯では同
様にして台形プリズム口径Sは13mmとなり、その
時の結合損失は2.0dBと小さいが、中間光フアイ
バ8,11の入・出射端で光コネクタ接続が2ケ
所で接続損失が2dBあり(通常、光コネクタ接続
は1dB/1ケ所である)、合計すると挿入損失は
4dBとなり、第1図の長斜方形プリズムを用いた
ものと同様であるが、第7図のロータリジヨイン
ト全体の長さL1は、中間光フアイバ長(製作時
の作業性を考慮し最適オフセツトをもたせると)
60〜80mmを加えると、台形プリズム3の長l2の3
倍になり、取扱性、価格共に中間光フアイバ方式
のものは本発明の反射方式に比較して不利であ
る。
また、変速歯車機構22の中間歯車24,25
はそれぞれ重ね合わされた状態に2分割されると
共に、ばね等により両分割歯車が相対的に回転ず
れを生ずるようになつているため、歯車23,2
6の歯面に対して歯車24,25のかみ合いが常
に当たり、バツクラツシユが生じない。このた
め、回転体2が正逆回転しても入・出射側光フア
イバ間の光軸ずれは防止され、光伝送性能を向上
できる。なお、上記実施例では、変速歯車機構2
2は平歯車を組合わせたものであるが、第6図の
ような遊星歯車機構を用いて更にコンパクト化を
図るようにしてもよい。
はそれぞれ重ね合わされた状態に2分割されると
共に、ばね等により両分割歯車が相対的に回転ず
れを生ずるようになつているため、歯車23,2
6の歯面に対して歯車24,25のかみ合いが常
に当たり、バツクラツシユが生じない。このた
め、回転体2が正逆回転しても入・出射側光フア
イバ間の光軸ずれは防止され、光伝送性能を向上
できる。なお、上記実施例では、変速歯車機構2
2は平歯車を組合わせたものであるが、第6図の
ような遊星歯車機構を用いて更にコンパクト化を
図るようにしてもよい。
次に本発明の他の実施例を簡単に説明する。
第2図は台形プリズム3と出射側光フアイバ5
の間に反射体としてミラー32を設置したもの
で、台形プリズム3の平行光軸に対し角度θ(0
〜90°の間)で光フアイバ5と集束性レンズ9を
配し、集束性レンズ9からの光束を台形プリズム
3の平行軸上に反射させる。台形プリズム3の出
射面3c側にも同様にしてミラーが設けられる。
ミラー32を設けると、台形プリズム3の口径S
が小さくても多数の光フアイバ5を設置でき、か
つ集束性レンズ9,10間の間隔を短縮でき、結
合損失を小さくできる。
の間に反射体としてミラー32を設置したもの
で、台形プリズム3の平行光軸に対し角度θ(0
〜90°の間)で光フアイバ5と集束性レンズ9を
配し、集束性レンズ9からの光束を台形プリズム
3の平行軸上に反射させる。台形プリズム3の出
射面3c側にも同様にしてミラーが設けられる。
ミラー32を設けると、台形プリズム3の口径S
が小さくても多数の光フアイバ5を設置でき、か
つ集束性レンズ9,10間の間隔を短縮でき、結
合損失を小さくできる。
第3図は、第1図で述べた長斜方形プリズムを
円錐状に一体化したプリズム33を台形プリズム
3と入・出射側光フアイバ5,14との間に設置
したもので、第1図の長斜方形プリズム30,3
1では光フアイバ1芯に対し1個設置するが、プ
リズム33を用いれば、光フアイバが幾芯であつ
てもプリズム33を1個設置すればよく、光軸調
整が容易になり、かつ部品点数が減るので、コス
トの低減が可能となる。
円錐状に一体化したプリズム33を台形プリズム
3と入・出射側光フアイバ5,14との間に設置
したもので、第1図の長斜方形プリズム30,3
1では光フアイバ1芯に対し1個設置するが、プ
リズム33を用いれば、光フアイバが幾芯であつ
てもプリズム33を1個設置すればよく、光軸調
整が容易になり、かつ部品点数が減るので、コス
トの低減が可能となる。
第4図は光フアイバ5と台形プリズム3の間に
円錐面状の反射面を有するミラー34,35を段
違い配置したもので、光フアイバ5からの光は集
束性レンズ9で平行光となり、1段目のミラー3
4で内側に光束を反射させ次に2段目のミラー3
4で内側に光束を反射させ次に2段目のミラー3
5で台形プリズム3の平行光軸に対し光束を平行
とする。この場合、集束性レンズ9を台形プリズ
ム側に近づけるのが可能となり、ロータリジヨイ
ント全体の長さL2を短くできる。
円錐面状の反射面を有するミラー34,35を段
違い配置したもので、光フアイバ5からの光は集
束性レンズ9で平行光となり、1段目のミラー3
4で内側に光束を反射させ次に2段目のミラー3
4で内側に光束を反射させ次に2段目のミラー3
5で台形プリズム3の平行光軸に対し光束を平行
とする。この場合、集束性レンズ9を台形プリズ
ム側に近づけるのが可能となり、ロータリジヨイ
ント全体の長さL2を短くできる。
[発明の効果]
本発明によれば、次の効果がある。
(1) 反射体を設けて台形プリズムの入・出射部の
光路を台形プリズムの口径の外側に拡大させて
いるため、小さくかつ短い台形プリズムでも従
来の光コネクタを用いて多芯の光フアイバを接
続できると共に、短尺な台形プリズムにより光
フアイバ間の距離を短縮でき、光の伝送損失を
低減することができる。
光路を台形プリズムの口径の外側に拡大させて
いるため、小さくかつ短い台形プリズムでも従
来の光コネクタを用いて多芯の光フアイバを接
続できると共に、短尺な台形プリズムにより光
フアイバ間の距離を短縮でき、光の伝送損失を
低減することができる。
(2) 台形プリズムが小さく、かつ短いため、光フ
アイバ芯数が増大しても、多芯光ロータリジヨ
イントの外径及び長さが大きくならず、軽量か
つコンパクトなものとすることができ、価格の
低減、取扱性の向上ならびに変速歯車機構の歯
車径の減少による高速化などが可能となる。
アイバ芯数が増大しても、多芯光ロータリジヨ
イントの外径及び長さが大きくならず、軽量か
つコンパクトなものとすることができ、価格の
低減、取扱性の向上ならびに変速歯車機構の歯
車径の減少による高速化などが可能となる。
第1図は本発明に係る多芯光ロータリジヨイン
トの一実施例を示す縦断面図、第2図〜第4図は
本発明の多芯光ロータリジヨイントの反射体の他
の実施例をそれぞれ示す断面図、第5図は集束性
レンズ間の間隔と結合損失との関係を示す図、第
6図、第7図は従来の多芯光ロータリジヨイント
をそれぞれ示す縦断面図である。 図中、1は固定体、2は回転体、3は台形プリ
ズム、14はプリズムホルダ、5は出射側光フア
イバ、6,13はフエルール、9,10は集束性
レンズ、14は入射側光フアイバ、15,16は
レセプタクル、20,21はプラグ、22は変速
歯車機構、28は回転ケレ、30,31は長斜方
形プリズム、32はミラー、33はプリズム、3
4,35はミラーである。
トの一実施例を示す縦断面図、第2図〜第4図は
本発明の多芯光ロータリジヨイントの反射体の他
の実施例をそれぞれ示す断面図、第5図は集束性
レンズ間の間隔と結合損失との関係を示す図、第
6図、第7図は従来の多芯光ロータリジヨイント
をそれぞれ示す縦断面図である。 図中、1は固定体、2は回転体、3は台形プリ
ズム、14はプリズムホルダ、5は出射側光フア
イバ、6,13はフエルール、9,10は集束性
レンズ、14は入射側光フアイバ、15,16は
レセプタクル、20,21はプラグ、22は変速
歯車機構、28は回転ケレ、30,31は長斜方
形プリズム、32はミラー、33はプリズム、3
4,35はミラーである。
Claims (1)
- 1 回転体と固定体との間に回転体と同軸に回転
自在に設けられた台形プリズムと、回転体の回転
を台形プリズムに伝達し台形プリズムを回転体の
1/2の角速度で回転駆動させるための変速歯車機
構と、台形プリズムの入・出射面側にそれぞれ設
けられ台形プリズムの口径外の領域の光を反射し
て台形プリズムの軸方向に沿う口径内の光として
台形プリズムに案内する反射体と、反射体を介し
て台形プリズムの入・出射面にそれぞれ光学的に
臨ませ且つ互いに光学的に対向させて回転体と固
定体とに設置された複数対の集束性レンズと、こ
れら入・出射面側の集束性レンズにそれぞれ結合
された入・出射側光フアイバとを備えた多芯光ロ
ータリジヨイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128316A JPH0328807A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 多芯光ロータリジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128316A JPH0328807A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 多芯光ロータリジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328807A JPH0328807A (ja) | 1991-02-07 |
JPH0462042B2 true JPH0462042B2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=14981760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128316A Granted JPH0328807A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 多芯光ロータリジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0328807A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6301405B1 (en) * | 1999-12-20 | 2001-10-09 | The Board Of Trustees Of Western Michigan University | Multi-channel fiber-optic rotary joint |
JP2009236614A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Fujifilm Corp | 光ロータリアダプタ及びこれを用いる光断層画像化装置 |
CN111474634B (zh) * | 2020-03-25 | 2021-09-14 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种多芯小结构光旋转连接器 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP2128316A patent/JPH0328807A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328807A (ja) | 1991-02-07 |
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