JP3386284B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JP3386284B2 JP3386284B2 JP10045195A JP10045195A JP3386284B2 JP 3386284 B2 JP3386284 B2 JP 3386284B2 JP 10045195 A JP10045195 A JP 10045195A JP 10045195 A JP10045195 A JP 10045195A JP 3386284 B2 JP3386284 B2 JP 3386284B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、起泡性に優れかつ角質
層への影響が小さく、経皮吸収性，皮膚刺激性が極めて
少ない洗浄剤組成物に関するものである。
層への影響が小さく、経皮吸収性，皮膚刺激性が極めて
少ない洗浄剤組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より使用されている洗浄用界面活性
剤としては、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、両性界面活性剤等がある。
剤としては、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、両性界面活性剤等がある。
【０００３】アニオン界面活性剤の代表例としては、ア
ルキルサルフェートやアルキルエーテルサルフェート等
があり、これらは洗浄力に優れていることから洗顔料や
シャンプー等の多くの洗浄剤に配合されている。しかし
これらの活性剤は、皮膚刺激性が強いため手荒れ等の皮
膚障害をおこしやすく、毛髪吸着性や洗浄力も高いこと
から毛髪の滑らかさ、櫛通り等を悪化させる等の欠点を
有していた。
ルキルサルフェートやアルキルエーテルサルフェート等
があり、これらは洗浄力に優れていることから洗顔料や
シャンプー等の多くの洗浄剤に配合されている。しかし
これらの活性剤は、皮膚刺激性が強いため手荒れ等の皮
膚障害をおこしやすく、毛髪吸着性や洗浄力も高いこと
から毛髪の滑らかさ、櫛通り等を悪化させる等の欠点を
有していた。
【０００４】非イオン性活性剤は皮膚刺激が少なく、例
えば、グリセリン高級脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ソルビタン高級脂肪酸エステル等があげられ
る。これらの非イオン性界面活性剤はアニオン界面活性
剤に比べて低刺激性であるものの、泡立ちが悪いために
使用性の面では、洗顔料、シャンプー、ボディ洗浄料や
台所洗剤の要求を満足させるものではなかった。また、
脂肪酸とアミンの縮合物であるアマイド類が、アニオン
界面活性剤との併用で利用されることが多いが、増粘性
・洗浄性が向上する反面、皮膚刺激性をさらに高めてい
るのが現状である。
えば、グリセリン高級脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ソルビタン高級脂肪酸エステル等があげられ
る。これらの非イオン性界面活性剤はアニオン界面活性
剤に比べて低刺激性であるものの、泡立ちが悪いために
使用性の面では、洗顔料、シャンプー、ボディ洗浄料や
台所洗剤の要求を満足させるものではなかった。また、
脂肪酸とアミンの縮合物であるアマイド類が、アニオン
界面活性剤との併用で利用されることが多いが、増粘性
・洗浄性が向上する反面、皮膚刺激性をさらに高めてい
るのが現状である。
【０００５】両性活性剤としては、比較的刺激性の少な
いイミダゾリン型ベタイン、アニオン界面活性剤と同程
度の強い刺激性を持つジメチルベタインやアミンオキサ
イドなどが挙げられる。これら両性活性剤は泡質・洗浄
力・使用感等の点で効果が不十分であるため、単独で使
用されることは少なく、アニオン界面活性剤との併用系
として用いられることが多い。また、特定のアニオン界
面活性剤との特定比率の配合によっては、刺激性が改善
されるという特性が見られるが、その刺激低減の程度は
十分なものではなく、大幅な改善が望まれている。
いイミダゾリン型ベタイン、アニオン界面活性剤と同程
度の強い刺激性を持つジメチルベタインやアミンオキサ
イドなどが挙げられる。これら両性活性剤は泡質・洗浄
力・使用感等の点で効果が不十分であるため、単独で使
用されることは少なく、アニオン界面活性剤との併用系
として用いられることが多い。また、特定のアニオン界
面活性剤との特定比率の配合によっては、刺激性が改善
されるという特性が見られるが、その刺激低減の程度は
十分なものではなく、大幅な改善が望まれている。
【０００６】このような背景と生活水準の高度化に伴
い、身体に対して安全な性質を有する低刺激性界面活性
剤の開発や、低刺激性で使用性良好な洗浄剤組成物の開
発が強く望まれていた。特開昭６３−２８０７９８号公
報に見られるようにヒドロキシエーテルカルボン酸塩か
らなる洗浄剤組成物は、安全性が高く、使用感触に優
れ、アルカリ性から弱酸性下で優れた起泡性を有すると
いう特徴を示すが、さらに高い安全性とクリーミィな泡
立ちが求められていた。
い、身体に対して安全な性質を有する低刺激性界面活性
剤の開発や、低刺激性で使用性良好な洗浄剤組成物の開
発が強く望まれていた。特開昭６３−２８０７９８号公
報に見られるようにヒドロキシエーテルカルボン酸塩か
らなる洗浄剤組成物は、安全性が高く、使用感触に優
れ、アルカリ性から弱酸性下で優れた起泡性を有すると
いう特徴を示すが、さらに高い安全性とクリーミィな泡
立ちが求められていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、泡立ちに優れ、泡質もクリーミィな感触であ
り、使用後のさっぱり感に優れ、かつ、経皮吸収性、刺
激性の低い洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
解決し、泡立ちに優れ、泡質もクリーミィな感触であ
り、使用後のさっぱり感に優れ、かつ、経皮吸収性、刺
激性の低い洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み、鋭意研究の結果、界面活性剤の皮膚刺激に対す
る主要支配因子が経皮吸収性であることを見出し、幅広
く、シャンプー等に応用されているアルキロイルアルキ
ルタウリン塩の誘導体である一般式（Ａ）で示すＮ−ア
シルタウリン塩が起泡性はやや劣るが、非常に経皮吸収
性が低く皮膚への安全性が高い基剤であることを見出し
た。さらに、この一般式（Ａ）で示すＮ−アシルタウリ
ン塩とヒドロキシエーテルカルボン酸塩を特定比率で配
合することにより相乗的に起泡性が向上し、クリーミィ
な泡質が得られ、かつ皮膚刺激性の低い洗浄剤組成物が
得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
に鑑み、鋭意研究の結果、界面活性剤の皮膚刺激に対す
る主要支配因子が経皮吸収性であることを見出し、幅広
く、シャンプー等に応用されているアルキロイルアルキ
ルタウリン塩の誘導体である一般式（Ａ）で示すＮ−ア
シルタウリン塩が起泡性はやや劣るが、非常に経皮吸収
性が低く皮膚への安全性が高い基剤であることを見出し
た。さらに、この一般式（Ａ）で示すＮ−アシルタウリ
ン塩とヒドロキシエーテルカルボン酸塩を特定比率で配
合することにより相乗的に起泡性が向上し、クリーミィ
な泡質が得られ、かつ皮膚刺激性の低い洗浄剤組成物が
得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【０００９】すなわち本発明は、下記一般式（Ａ）で表
されるアルキルタウリン塩型アニオン界面活性剤のＮ−
アシルタウリン塩（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン
酸塩（Ｂ）１種又は２種以上とを含有し、含有比（Ａ）
／（Ｂ）が重量比で０．１〜１０．０ことを特徴とする
洗浄剤組成物である。一般式（Ａ） Ｒ−ＣＯＮＨＣＨ ２ ＣＨ ２ ＳＯ ３ Ｍ （式中Ｒは、炭素数４〜２５の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基である。Ｍはアルカリ金属，ア
ルカリ土類金属，アンモニウム，低級アルカノールアミ
ンカチオン，低級アルキルアミンカチオンである。）
されるアルキルタウリン塩型アニオン界面活性剤のＮ−
アシルタウリン塩（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン
酸塩（Ｂ）１種又は２種以上とを含有し、含有比（Ａ）
／（Ｂ）が重量比で０．１〜１０．０ことを特徴とする
洗浄剤組成物である。一般式（Ａ） Ｒ−ＣＯＮＨＣＨ ２ ＣＨ ２ ＳＯ ３ Ｍ （式中Ｒは、炭素数４〜２５の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基である。Ｍはアルカリ金属，ア
ルカリ土類金属，アンモニウム，低級アルカノールアミ
ンカチオン，低級アルキルアミンカチオンである。）
【００１０】
【作用】以下、本発明の構成及び作用について詳述す
る。本発明に用いられるＮ−アシルタウリン塩は、 Ｒ−ＣＯＮＨＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （式中Ｒは、炭素数４〜２５の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基である。Ｍはアルカリ金属，ア
ルカリ土類金属，アンモニウム，低級アルカノールアミ
ンカチオン，低級アルキルアミンカチオンである。）で
表される。
る。本発明に用いられるＮ−アシルタウリン塩は、 Ｒ−ＣＯＮＨＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （式中Ｒは、炭素数４〜２５の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基である。Ｍはアルカリ金属，ア
ルカリ土類金属，アンモニウム，低級アルカノールアミ
ンカチオン，低級アルキルアミンカチオンである。）で
表される。
【００１１】アルキル基及びアルケニル基の炭素数は、
８〜２２が望ましく４以下ではほとんど界面活性能を示
さない。また同様に、２５以上では、均一な剤型として
成立しにくい。
８〜２２が望ましく４以下ではほとんど界面活性能を示
さない。また同様に、２５以上では、均一な剤型として
成立しにくい。
【００１２】また、本発明に用いられるヒドロキシエー
テルカルボン酸塩は、 （式中Ｒは炭素数４〜３４の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キルまたはアルケニル基である。Ｘ1 ，Ｘ2 の少なくと
も一方は−ＣＨ2 ＣＯＯＭ、または−ＣＨ2 ＣＨ2 ＣＯ
ＯＭであり、他方は水素原子でもよい。Ｍは水素原子，
アルカリ金属，アルカリ土類金属，アンモニウム，低級
アルカノールアミンカチオン，低級アルキルアミンカチ
オン，または塩基性アミノ酸カチオンである。）で表さ
れるカルボン酸塩から選ばれた一種又は二種以上であ
る。
テルカルボン酸塩は、 （式中Ｒは炭素数４〜３４の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キルまたはアルケニル基である。Ｘ1 ，Ｘ2 の少なくと
も一方は−ＣＨ2 ＣＯＯＭ、または−ＣＨ2 ＣＨ2 ＣＯ
ＯＭであり、他方は水素原子でもよい。Ｍは水素原子，
アルカリ金属，アルカリ土類金属，アンモニウム，低級
アルカノールアミンカチオン，低級アルキルアミンカチ
オン，または塩基性アミノ酸カチオンである。）で表さ
れるカルボン酸塩から選ばれた一種又は二種以上であ
る。
【００１３】ヒドロキシエーテルカルボン酸塩全体とし
ては、アルキル基及びアルケニル基の炭素数の合計が４
未満または３４を超えるものでは、十分な起泡性、使用
感が得られない。特に望ましいのは、炭素数の合計が、
８〜２５である。
ては、アルキル基及びアルケニル基の炭素数の合計が４
未満または３４を超えるものでは、十分な起泡性、使用
感が得られない。特に望ましいのは、炭素数の合計が、
８〜２５である。
【００１４】本発明の洗浄剤組成物においてＮ−アシル
タウリン塩（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン酸塩
（Ｂ）の含有比は、洗浄剤組成物の重量比で、（Ａ）／
（Ｂ）＝０．１〜１０．０であり、特に望ましくは０．
２〜３．０である。含有比（Ａ）／（Ｂ）が０．１未満
もしくは、１０．０を超える場合には本発明の効果を奏
することはできないこともある。本発明の洗浄剤組成物
において、Ｎ−アシルタウリン塩（Ａ）とヒドロキシエ
ーテルカルボン酸塩（Ｂ）との含有量は特に限定される
ものではないが、特に好ましくはＮ−アシルタウリン塩
（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン酸塩（Ｂ）との合
計量で１．０〜７０．０重量％である。
タウリン塩（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン酸塩
（Ｂ）の含有比は、洗浄剤組成物の重量比で、（Ａ）／
（Ｂ）＝０．１〜１０．０であり、特に望ましくは０．
２〜３．０である。含有比（Ａ）／（Ｂ）が０．１未満
もしくは、１０．０を超える場合には本発明の効果を奏
することはできないこともある。本発明の洗浄剤組成物
において、Ｎ−アシルタウリン塩（Ａ）とヒドロキシエ
ーテルカルボン酸塩（Ｂ）との含有量は特に限定される
ものではないが、特に好ましくはＮ−アシルタウリン塩
（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン酸塩（Ｂ）との合
計量で１．０〜７０．０重量％である。
【００１５】本発明の洗浄剤組成物は、透明または不透
明均一系であり、さらにこの組成物に水を添加したもの
も、透明または不透明均一系で有用である。
明均一系であり、さらにこの組成物に水を添加したもの
も、透明または不透明均一系で有用である。
【００１６】本発明の洗浄剤組成物には、さらに必要に
応じて高級アルコール、シリコーン油、流動パラフィ
ン、エステル油等の油分、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール等の
保湿剤成分、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等の水溶性高分子、動植物の天然エキスおよびそ
の誘導体、クエン酸、乳酸等の有機酸、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム等の無機塩、香料、染料等の色剤、防
腐剤、キレート剤、紫外線吸収剤などの一般に洗浄剤組
成物に配合される成分を配合することができる。なお、
これらは、本発明の目的を損なわない質的・量的条件下
で使用されなければならない。
応じて高級アルコール、シリコーン油、流動パラフィ
ン、エステル油等の油分、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール等の
保湿剤成分、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等の水溶性高分子、動植物の天然エキスおよびそ
の誘導体、クエン酸、乳酸等の有機酸、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム等の無機塩、香料、染料等の色剤、防
腐剤、キレート剤、紫外線吸収剤などの一般に洗浄剤組
成物に配合される成分を配合することができる。なお、
これらは、本発明の目的を損なわない質的・量的条件下
で使用されなければならない。
【００１７】本発明の洗浄剤組成物は、頭髪用シャンプ
ー、ボディ用洗浄料、洗顔料、乳幼児用シャンプー、乳
幼児用ボディ洗浄料、台所用洗浄剤、医療用洗剤、その
他各種の用途に利用できる。
ー、ボディ用洗浄料、洗顔料、乳幼児用シャンプー、乳
幼児用ボディ洗浄料、台所用洗浄剤、医療用洗剤、その
他各種の用途に利用できる。
【００１８】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。尚、配合量は重量％である。
体的に説明するが、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。尚、配合量は重量％である。
【００１９】実施例に先立ち、評価法を以下に示す。
【００２０】（１）泡立ち試験
CaCO3 ７０ｐｐｍの人工硬水で、試料濃度１％溶液４０
０ｍｌを調整し、撹拌機つきシリンダーを用いて、４０
°Ｃにて起泡量を測定した。
０ｍｌを調整し、撹拌機つきシリンダーを用いて、４０
°Ｃにて起泡量を測定した。
【００２１】
◎・・・・・非常に良好（泡量２２００ｍｌ以上）
○・・・・・良好 （泡量１８００ｍｌ以上２２０
０ｍｌ未満） △・・・・・ふつう （泡量１４００ｍｌ以上１８０
０ｍｌ未満） ×・・・・・不良 （泡量１４００ｍｌ未満） （２）洗浄力試験 CaO/MgO=3/1 ,5°ＤＨ人工硬水で、試料濃度１％溶液を
作製し、ウールサージを用いた人工皮脂汚染布を洗浄し
た。温度４０℃の条件下でターゴトメーター（JIS K-33
71) を用いて洗浄し、洗浄前後の反射率より洗浄効果を
求めた。
０ｍｌ未満） △・・・・・ふつう （泡量１４００ｍｌ以上１８０
０ｍｌ未満） ×・・・・・不良 （泡量１４００ｍｌ未満） （２）洗浄力試験 CaO/MgO=3/1 ,5°ＤＨ人工硬水で、試料濃度１％溶液を
作製し、ウールサージを用いた人工皮脂汚染布を洗浄し
た。温度４０℃の条件下でターゴトメーター（JIS K-33
71) を用いて洗浄し、洗浄前後の反射率より洗浄効果を
求めた。
【００２２】
Ｒo：原布（ウールサージ）の反射率
Ｒs：汚染布の反射率
Ｒw：洗浄後の汚染布の反射率
尚、評価基準は、以下に従った。
【００２３】
○・・・・・良好 （洗浄効率 ８０％以上）
△・・・・・ふつう （洗浄効率 ６０％以上８０
％未満） ×・・・・・不良 （洗浄効率 ６０％未満） （３）使用性試験 各試料につき、男女各５名、計１０名のパネルを用いて
官能で使用性（さっぱり感）を評価した。尚、評価基準
は以下に従った。
％未満） ×・・・・・不良 （洗浄効率 ６０％未満） （３）使用性試験 各試料につき、男女各５名、計１０名のパネルを用いて
官能で使用性（さっぱり感）を評価した。尚、評価基準
は以下に従った。
【００２４】
◎・・・・・非常に良好（１０人中８〜10名が良いと答
えたもの） ○・・・・・良好 （１０人中６〜７名が良いと答
えたもの △・・・・・ふつう （１０人中４〜５名が良いと答
えたもの） ×・・・・・不良 （１０人中０〜３名が良いと答
えたもの） （４）経皮吸収性試験 厚さの均一なコラーゲン膜を用いて試料濃度を１００ｍ
Ｍとし、２−Ｃｈａｍｂｅｒ Ｃｅｌｌにより活性剤透
過量を測定した。ドナー側には、活性剤溶液を注入し、
アクセプター側には、０．９ｗｔ％ＮａＣｌを注入し
た。一定時間毎にサンプリングを行い活性剤透過量を逆
相高速液体クロマトグラフ法により２０５ｎｍの吸収ピ
ークを測定し、Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチルアラニン塩
の透過量と比較（８時間後）することにより評価した。
えたもの） ○・・・・・良好 （１０人中６〜７名が良いと答
えたもの △・・・・・ふつう （１０人中４〜５名が良いと答
えたもの） ×・・・・・不良 （１０人中０〜３名が良いと答
えたもの） （４）経皮吸収性試験 厚さの均一なコラーゲン膜を用いて試料濃度を１００ｍ
Ｍとし、２−Ｃｈａｍｂｅｒ Ｃｅｌｌにより活性剤透
過量を測定した。ドナー側には、活性剤溶液を注入し、
アクセプター側には、０．９ｗｔ％ＮａＣｌを注入し
た。一定時間毎にサンプリングを行い活性剤透過量を逆
相高速液体クロマトグラフ法により２０５ｎｍの吸収ピ
ークを測定し、Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチルアラニン塩
の透過量と比較（８時間後）することにより評価した。
【００２５】尚、評価基準は、以下に従った。
【００２６】
◎・・・・・非常に低い （５０％以下）
○・・・・・低い （８０％以下）
△・・・・・ふつう （８０％〜１２０％）
×・・・・・多い （１２０％以上）
（５）刺激性試験
卵白アルブミンのｐＨ７緩衝液に、試料濃度１％になる
ように試料を添加し、逆相高速クロマトグラフ法により
２２０ｎｍの吸収ピークを測定し、次式によって卵白ア
ルブミンの変性率を算出した。
ように試料を添加し、逆相高速クロマトグラフ法により
２２０ｎｍの吸収ピークを測定し、次式によって卵白ア
ルブミンの変性率を算出した。
【００２７】
変性率（％）＝１００×（Ｈo−Ｈs）／Ｈo
Ｈo：卵白アルブミン緩衝液の吸収ピークの高さ
Ｈs：卵白アルブミン緩衝液に試料を添加した時の吸収
ピークの高さ 尚、評価基準は、以下に従った。
ピークの高さ 尚、評価基準は、以下に従った。
【００２８】
◎・・・・・殆ど刺激性なし （変性率２０％未満）
○・・・・・弱い刺激性 （変性率２０％以上４０
％未満） △・・・・・中程度の刺激性 （変性率４０％以上６０
％未満） ×・・・・・強い刺激性 （変性率６０％以上） （実施例１〜１１、比較例１〜９）下記表１〜４に示す
洗浄剤組成物を常法により調製し、評価を行い結果を示
した。
％未満） △・・・・・中程度の刺激性 （変性率４０％以上６０
％未満） ×・・・・・強い刺激性 （変性率６０％以上） （実施例１〜１１、比較例１〜９）下記表１〜４に示す
洗浄剤組成物を常法により調製し、評価を行い結果を示
した。
【００２９】
【表１】
【００３０】
【表２】
【００３１】
【表３】
【００３２】
【表４】
表１，２に実施例を、表３，４に比較例を示した。表か
ら本発明の効果を奏するためには、重量比（Ａ）／
（Ｂ）が、０．１〜１０．０であることが望ましい。
ら本発明の効果を奏するためには、重量比（Ａ）／
（Ｂ）が、０．１〜１０．０であることが望ましい。
【００３３】
（実施例１２） シャンプー
Ｎ−アシルタウリンナトリウム ４．０
ヒドロキシエーテルカルボン酸ナトリウム ８．０
Ｎ，Ｎ−ジメチル−Ｎ−ラウリル−Ｎ−カルボキシメチルアンモニウムベタ
イン １０．０
エチレングリコールジステアリン酸エステル ２．０
タンパク質誘導体 ０．５
香料 適量
防腐剤 適量
緩衝剤 適量
精製水 残余
上記シャンプーを常法により調製した。上記シャンプー
は、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっぱり感に優
れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであった。
は、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっぱり感に優
れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであった。
【００３４】
（実施例１３） ボディーシャンプー
Ｎ−アシルタウリンナトリウム ２．０
ヒドロキシエーテルカルボン酸ナトリウム ７．０
Ｎ，Ｎ−ジメチル−Ｎ−ラウリル−Ｎ−カルボキシメチルアンモニウムベタ
イン １０．０
ラウリン酸トリエタノールアミン ５．０
香料 適量
防腐剤 適量
緩衝剤 適量
染料 適量
精製水 残余
上記ボディシャンプーを常法により調製した。上記ボデ
ィシャンプーは、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっ
ぱり感に優れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであ
った。
ィシャンプーは、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっ
ぱり感に優れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであ
った。
【００３５】
（実施例１４） シャンプー
Ｎ−アシルタウリンナトリウム ３．０
ヒドロキシエーテルカルボン酸ナトリウム １０．０
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド ５. ０
ジグリセリン １５．０
香料 適量
防腐剤 適量
緩衝剤 適量
精製水 残余
上記シャンプーを常法により調製した。上記シャンプー
は、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっぱり感に優
れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであった。
は、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後のさっぱり感に優
れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いものであった。
【００３６】
（実施例１５） ボディーシャンプー
Ｎ−アシルタウリンナトリウム ５．０
ヒドロキシエーテルカルボン酸ナトリウム １５．０
２−ラウリル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリニ
ウムベタイン １０．０
ソルビトール １５．０
香料 適量
防腐剤 適量
緩衝剤 適量
染料 適量
精製水 残余
上記ボディーシャンプーを常法により調製した。上記ボ
ディーシャンプーは、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後の
さっぱり感に優れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いもの
であった。
ディーシャンプーは、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後の
さっぱり感に優れ、かつ経皮吸収性、刺激性の低いもの
であった。
【００３７】
【発明の効果】本発明は、Ｎ−アシルタウリン塩とヒド
ロキシエーテルカルボン酸塩を特定の比率で配合するこ
とにより泡立ちに優れ、泡質もクリーミィな感触であ
り、使用後のさっぱり感に優れ、かつ、経皮吸収性、刺
激性の低い洗浄剤組成物を提供するものである。
ロキシエーテルカルボン酸塩を特定の比率で配合するこ
とにより泡立ちに優れ、泡質もクリーミィな感触であ
り、使用後のさっぱり感に優れ、かつ、経皮吸収性、刺
激性の低い洗浄剤組成物を提供するものである。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭63−280798（ＪＰ，Ａ)
特開 昭58−101197（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−105894（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−48245（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−256644（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−122799（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−211607（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−175799（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
C11D 1/00 - 3/60
A61K 7/075
A61K 7/50
Claims (2)
- 【請求項１】 下記一般式（Ａ）で表されるアルキルタ
ウリン塩型アニオン界面活性剤のＮ−アシルタウリン塩
（Ａ）とヒドロキシエーテルカルボン酸塩（Ｂ）１種又
は２種以上とを含有し、含有比（Ａ）／（Ｂ）が重量比
で０．１〜１０．０ことを特徴とする洗浄剤組成物。一般式（Ａ） Ｒ−ＣＯＮＨＣＨ ２ ＣＨ ２ ＳＯ ３ Ｍ （式中Ｒは、炭素数４〜２５の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基である。Ｍはアルカリ金属，ア
ルカリ土類金属，アンモニウム，低級アルカノールアミ
ンカチオン，低級アルキルアミンカチオンである。） - 【請求項２】 前記ヒドロキシエーテルカルボン酸塩
は、下記一般式（Ｂ）のカルボン酸類の群から選ばれ
る、一種または二種以上を配合することを特徴とする請
求項１に記載の洗浄剤組成物。 一般式（Ｂ） （式中Ｒは炭素数４〜３４の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キルまたはアルケニル基である。Ｘ１，Ｘ２の少なくと
も一方は−ＣＨ２ＣＯＯＭ、または−ＣＨ２ＣＨ２ＣＯ
ＯＭであり、他方は水素原子でもよい。Ｍは水素原子，
アルカリ金属，アルカリ土類金属，アンモニウム，低級
アルカノールアミンカチオン，低級アルキルアミンカチ
オン，または塩基性アミノ酸カチオンである。）
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| JP10045195A JP3386284B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 洗浄剤組成物 |
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