JP3386180B2 - 船外機の吸気装置 - Google Patents

船外機の吸気装置

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JP3386180B2 JP12256593A JP12256593A JP3386180B2 JP 3386180 B2 JP3386180 B2 JP 3386180B2 JP 12256593 A JP12256593 A JP 12256593A JP 12256593 A JP12256593 A JP 12256593A JP 3386180 B2 JP3386180 B2 JP 3386180B2
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秀人 新井
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三信工業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、インテークマニホール
ドの吸気通路を介して気化器とクランク室吸気口とを連
通した船外機の吸気装置に関し、詳細にはインテークマ
ニホールドの気化器側上流端開口と吸気口側下流端開口
とが大きく偏位している場合にもダイキャスト鋳造を可
能とする吸気通路構造の改善に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に船外機の吸気装置は、クランク室
に連通する吸気口にリードバルブを設けるとともに、該
吸気口にインテークマニホールドを介して気化器を接続
した構造となっており、この種のインテークマニホール
ドは鋳造製とするのが一般的である。ところで、吸気系
の設計上の都合等から、上記インテークマニホールドの
気化器側上流端開口と吸気口側下流端開口とが、鋳造時
の型抜き方向と直角方向に大きく偏位する場合があり、
そのため鋳造時に型抜きが不可能となるアンダカット部
分が生じる場合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記アンダカット部分
が有るとダイキャスト鋳造は不可能であることから、従
来は、アンダカット部分が生じないように通路形状を設
定するか、あるいはスライド型等を用いた金型鋳造を行
っているのが実情である。しかし前者の場合は、通路形
状上の制約から最適通路形状が得られず、結果的に十分
な性能が得られない場合がある。また後者の場合は、金
型構造が複雑になり、それだけコスト的に不利である。 【0004】本発明は上記従来の実情に鑑みてなされた
もので、通路形状上の制約を回避しながらダイキャスト
鋳造を採用でき、かつ金型構造が複雑になることもない
船外機の吸気装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、左,右気筒に
対応する左,右クランク室の左,右吸気口に左,右気筒
用リードバルブを保持するバルブプレート,鋳造製イン
テークマニホールド及び気化器を順に積層結合し、上記
バルブプレート,インテークマニホールドに形成された
左気筒用吸気通路、右気筒用吸気通路により上記吸気口
と気化器のベンチュリ通路とを連通させた船外機用V型
2サイクルエンジンの吸気装置において、上記左,右気
筒用吸気通路の一方の吸気通路は上記ベンチュリ通路に
接続された上流端開口とバルブプレートの吸気通路に接
続された下流端開口とがクランク軸方向に他方の吸気通
路より大きく偏位しており、該大きく偏位している一方
の吸気通路の、鋳造型抜き時にアンダカットとなる部分
に対応した形状の充填部を上記バルブプレートに一体形
成し、該充填部を上記アンダカット部分に位置させて吸
気通路の一部を構成したことを特徴としている。 【0006】 【0007】 【作用】本発明に係る船外機の吸気装置によれば、吸気
通路のアンダカット部分を充填部により充填するように
したので、結果的に吸気通路形状の如何にかかわらずア
ンダカット部分は生じないということになり、従って吸
気通路形状上の制約を受けることなくダイキャスト鋳造
を採用可能である。またこの場合、スライド型等が必要
となることはないので、金型構造の複雑化を招くことも
ない。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図6は本発明の一実施例による船
外機の吸気装置を説明するための図であり、図1は該実
施例船外機の断面側面図、図2は断面正面図、図3は吸
気通路の断面側面図、図4は図3のIV−IV線断面
図、図5,図6は製造過程を説明するための断面側面図
である。 【0009】これらの図において、1はクランク軸縦置
きV型6気筒船外機であり、これはシリンダブロック2
のVバンクをなすように形成されシリンダボア2a内に
ピストン3を摺動自在に挿入配置し、該ピストン3をコ
ンロッド4でクランク軸5のクランクピン5aに連結し
た構造のものである。また上記シリンダブロック2の合
面に装着されたシリンダヘッド6の内面には上記ピスト
ン3の頭面とで燃焼室を形成する燃焼凹部6aが形成さ
れており、該凹部6aに点火プラグ7が挿入されてい
る。 【0010】上記クランク軸5の各クランクピン5a部
分は各気筒毎に独立して形成された左,右クランク室8
a,8b内に位置しており、該各クランク室8a,8b
はシリンダ壁内に形成された掃気通路9を介して上記各
シリンダボア2aに連通可能となっている。なお、上記
左クランク室8aはVバンク手前側(図2左側)気筒用
クランク室を、右クランク室8bは向こう側(図2右
側)のクランク室を示す。 【0011】そして上記各クランク室8a,8bの吸気
口8cにはリードバルブ10が横置きに配置されてい
る。該各リードバルブ10は、横断面三角形状のバルブ
ボディ10aに通気口を形成し、該通気口を薄鋼板製の
弁板10bで開閉するように構成されている。なお、1
0dは弁板10bの揺動範囲を規制するストッパであ
る。 【0012】上記リードバルブ10のフランジ部10c
はバルブプレート11にボルト締めされており、該バル
ブプレート11はクランク室端面に固定されている。こ
のバルブプレート11は、平板状のもので、左,右気筒
用吸気通路11a,11bを有し、その下流側には上記
リードバルブ10の取付面11cが凹設されている。ま
た上記バルブプレート11の上流側端面にはインテーク
マニホールド12を介して気化器13が接続されてい
る。この気化器13は、Vバンクの左,右気筒用のベン
チュリ通路,及び該通路を開閉するスロットル弁を有す
る2バレル型のものである。 【0013】上記インテークマニホールド12は、鋳造
製のものであり、上記気化器13の左,右気筒用ベンチ
ュリ通路を上記左,右クランク室8a,8bに連通する
吸気通路12a,12bを備えており、それぞれ気化器
13に連通する上流端開口12cと吸気口8cに連通す
る下流端開口12dとを備えている。上記右気筒用吸気
通路12bの上流端開口12cと下流端開口12dとは
クランク軸方向に大きく偏位しており、そのため鋳造型
抜きを不可能にするアンダカット部分が生じ、後述する
ように、通常の方法ではダイキャスト鋳造により製造す
ることはできない。 【0014】ここで図3,図4に示すように、上記右気
筒用吸気通路12bの一部12b′は上記バルブプレー
ト11に一体形成された充填部11dによって構成され
ている。これは上記インテークマニホールド12を鋳造
する場合に、吸気通路12b部分に型抜き不能のアンダ
カット部が生じるのを回避するためのものであり、この
アンダカット部はこの充填部11dで充填されている。 【0015】図5は上記インテークマニホールド12を
ダイキャスト鋳造するための金型を示す。同図におい
て、21は左型、22は右型であり、両者で形成された
空間(キャビティ)bがインテークマニホールド12と
なる。この場合、左型21には、上記充填部11aに対
応する形状の充填型部21aが形成されている。 【0016】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例のインテークマニホールド12を鋳造する
には、図5に示すように、左,右型21,22を所定位
置にセットし、形成された空間(キャビティ)b内に溶
湯を供給し、該溶湯が冷却凝固した後、上記左,右型2
1,22を同図矢印方向に型抜きする。すると、図6に
示すように、アンダカット相当部分に空間aを有するも
のが得られる。このインテークマニホールド12をバル
ブプレート11の外面に装着すると、該バルブプレート
11の充填部11dが上記空間aを充填し、これにより
図3に示す最適形状の吸気通路12bが得られる。 【0017】このように本実施例では、吸気通路12b
のアンダカット相当部分を空間aにする充填型部21a
を有する金型21を用いてダイキャスト鋳造を行い、上
記空間aをバルブプレート11に一体形成された充填部
11dで充填するようにしたので、実質的にはアンダカ
ット部分が無くなり、従って吸気通路形状を自由に設定
できる。この場合、スライド型等を使用する金型鋳造の
ような金型構造の複雑化の問題が生じることもない。 【0018】なお、上記実施例では、ダイキャスト鋳造
時のアンダカットを回避するための充填部をインテーク
マニホールドが取り付けられるバルブプレートに一体形
成したが、本発明の充填部は別部品とし、これをバルブ
プレート又はインテークマニホールド自体にボルト締め
等によって固定するようにしてもよい。さらにまたイン
テークマニホールドの何れの部分を充填部で構成するか
について制約はなく、要はアンダカットを回避できるよ
うに構成すればよい。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明に係る船外機の吸気
装置によれば、吸気通路のアンダカット相当部分を充填
部により充填するようにしたので、吸気通路形状の如何
にかかわらずアンダカット部分は生じないということに
なり、従って金型の構造を複雑化することなく吸気通路
を最適形状にしながらダイキャスト鋳造を採用できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例による吸気装置を備えた船外
機の一部を示す断面側面図である。 【図2】上記実施例船外機の断面正面図である。 【図3】上記実施例装置の吸気通路部分を示す断面側面
図である。 【図4】図3のIV−IV線断面図である。 【図5】上記実施例の金型を示す断面側面図である。 【図6】上記実施例装置のインテークマニホールド部分
を示す断面側面図である。 【符号の説明】 1 船外機 8a,8b クランク室 8c 吸気口 11d 充填部 12 インテークマニホールド 12a,12b 吸気通路 12c 上流端開口 12d 下流端開口 13 気化器 a アンダカット相当空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02B 67/00 F02M 35/10 102N F02M 35/16 102K B63H 21/26 G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 F02M 35/16 B63H 21/26 F02B 25/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左,右気筒に対応する左,右クランク室
    の左,右吸気口に左,右気筒用リードバルブを保持する
    バルブプレート,鋳造製インテークマニホールド及び気
    化器を順に積層結合し、上記バルブプレート,インテー
    クマニホールドに形成された左気筒用吸気通路、右気筒
    用吸気通路により上記吸気口と気化器のベンチュリ通路
    とを連通させた船外機用V型2サイクルエンジンの吸気
    装置において、上記左,右気筒用吸気通路の一方の吸気
    通路は上記ベンチュリ通路に接続された上流端開口とバ
    ルブプレートの吸気通路に接続された下流端開口とがク
    ランク軸方向に他方の吸気通路より大きく偏位してお
    り、該大きく偏位している一方の吸気通路の、鋳造型抜
    き時にアンダカットとなる部分に対応した形状の充填部
    を上記バルブプレートに一体形成し、該充填部を上記ア
    ンダカット部分に位置させて吸気通路の一部を構成した
    ことを特徴とする水上走行船。
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